JP2013162182A - 光信号品質測定方法、光信号品質測定回路、光受信装置及び光伝送システム - Google Patents

光信号品質測定方法、光信号品質測定回路、光受信装置及び光伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を測定する光信号品質測定方法、光信号品質測定回路、光受信装置及び光伝送システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる光信号品質測定方法、光信号品質測定回路、光受信装置及び光伝送システムは、上記目的を達成するために、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を、受信偏波成分から送信偏波成分を推定する際に用いる逆行列の成分の強度を用いて演算することとした。
【選択図】図5

Description

本発明は、多値(直交振幅変調)コヒーレント光伝送における光信号の品質を測定する光信号品質測定方法及び光信号品質測定回路、前記光信号品質測定回路を備える光受信装置及び、前記光受信装置を備える光伝送システムに関する。
基幹光ネットワークにおける通信トラフィックの増大に伴い、光通信システムの伝送容量のさらなる大容量化が進んでいる。この大容量化に向けた基幹技術として、波長多重方式における多重数を増加させることによる多チャンネル化、チャネル間周波数間隔の低減化、および1チャネルあたりのビットレートの高速化が求められている。
近年では、受信部でコヒーレント検波およびデジタルサンプリングした信号を超高速電子回路によるデジタル信号処理を用いて復調する、いわゆるデジタルコヒーレント伝送技術が大容量光通信の有力な手段となりつつある。本技術を用いることにより、伝送中の種々の信号劣化要因、すなわち、波長分散・偏波モード分散・偏波依存損失・光非線形効果を数値的に求め、さらに補償することが可能である。
ここで、このデジタルコヒーレント伝送技術の概要を説明する。
図1は、従来のデジタルコヒーレント光受信装置を用いたデジタルコヒーレント光伝送システムの構成を示す図である(例えば、非特許文献1を参照)。図1のデジタルコヒーレント光伝送システムは、全体としては、デジタルコヒーレント光送信装置とデジタルコヒーレント光受信装置とから構成されている。デジタルコヒーレント光送信装置は、チャネル1、2・・、NのNチャネル分の光送信部から構成されている。チャネル1に注目すると、デジタルコヒーレント光送信装置の光送信部において、送信する情報にしたがって光周波数νのキャリア光の振幅および/または位相が変調される。さらに同一波長の信号光を偏波多重することによって当該チャネル光周波数の信号光が得られる。光送信部からの信号光は、光合波器によって他のチャネルからの信号光と波長多重され、波長多重信号光として光伝送路上で受信側へ伝送される。他のチャネル2・・・Nの光周波数(ν、..、ν)についても、チャネル1と同様に動作する。
デジタルコヒーレント光受信装置においては、受信された波長多重信号光は光分波器によって分波される。分波された各信号光は、コヒーレント検波手段において局部発振光とミキシングされて電気信号に変換される。各チャネルの動作は同じなので、以下、チャネル1の動作に注目する。信号光は、局部発振光源(以下、局発光源と記載することがある。)からの局部発振光(以下、局発光と記載することがある。)とのビート信号を検出することによって、電気信号に変換される。コヒーレント検波手段は、通常、偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティのための光フロントエンド部ならびに光検出器から構成される。従って、コヒーレント検波手段からの電気信号出力数は、各偏波成分(X、Y)に対するI成分、Q成分の各々に対応し、合計で4出力(2×2)となる。コヒーレント検波手段からの4つの電気信号出力は、さらに信号処理部に入力される。信号処理部からは、復調された信号光が得られる。
図2は、従来のデジタルコヒーレント光受信装置における信号処理部の構成を示した図である。図2には、コヒーレント検波手段も含まれている。コヒーレント検波手段では、フロントエンド部および4つの光検波器(PD)によって、4つの電気信号が得られ、信号処理部へ渡される。コヒーレント検波手段からの4つの入力信号は、信号処理部において、それぞれAD変換器(ADC)でデジタル信号に変換され、X偏波成分のI成分およびQ成分と、Y偏波成分のI成分およびQ成分とが得られる。これらの各偏波のI成分およびQ成分は結合されて、以降複素デジタル時系列として処理される。
AD変換器に後続する波長分散補償部において、伝送路の波長分散が、偏波成分毎に粗く補償される。2つの波長分散補償部からの各複素時系列信号(A、A)は、偏波多重分離部に入力される。なお、ここでのX偏波成分及びY偏波成分とは、コヒーレント検波手段の主軸を意味する。このため、各複素時系列信号(A、A)は、送信側で偏波多重されたそれぞれの偏波成分が混合された状態である。偏波多重分離部は、複素時系列出力(A、A)を送信側で偏波多重された偏波成分である複素時系列信号(B、B)に分離する。
例えば、偏波多重分離部は、入出力関係が数1によって表される適応型FIRフィルタである。
Figure 2013162182
フィルタ係数pXX、pXY、pYX、pYYは、偏波多重分離部への複素時系列信号(A、A)の値に従って逐次推定される。推定アルゴリズムとしては、CMA(Constant Modulus Algorithm)法、またはその変形版が用いられる。例えば、CMA法の場合は、フィルタ係数pXX、pXY、pYX、pYYが、偏波多重分離部の複素時系列信号(B、B)の制御目標からの誤差ε(B)、ε(B)を0に近づけるように、次の漸化式を繰り返すことによって与えられる。
Figure 2013162182
数2において、μは漸化式のステップサイズを表す。
偏波多重分離部では、偏波多重分離だけではなく偏波分散補償および微調整レベルの波長分散補償も行われる。偏波多重分離部で分離された各偏波成分出力は、さらにクロック抽出部において、信号光−局部発振光間の光周波数ずれが補正される。さらに、続くキャリア位相推定部において、I成分およびQ成分それぞれの位相補正を施され、周波数および位相の同期が行われる。最後に、シンボル識別部において、シンボルの識別が行われ、復調された信号光であるX偏波出力およびY偏波出力(入力側で多重された各偏波成分の信号)が得られる。
デジタルコヒーレント受信系よりも前のコヒーレント受信技術では、局部発振光を信号光に対して光位相同期させることが不可欠であった。上述のデジタルコヒーレント技術の登場によって、信号光の光位相に対して同期していないフリーラン状態の局部発振光を用いても、信号光を受信することが可能となった。
Jens C. Rasmussen他2名「100 Gbps光伝送システムのためのデジタルコヒーレント受信技術」2009年9月、FUJITSU、60、5、p.476−483、インターネットURL:http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol60−5/paper18.pdf Seb J. Savory,"Digital filters for coherent optical receivers",Optics Express, vol.16,no.2,pp.804−817 (2008)
既に述べたとおり、デジタルコヒーレント光受信装置を用いることにより、伝送中の種々の信号劣化要因、すなわち、波長分散・偏波モード分散・偏波依存損失・光非線形効果を数値的に求め、さらに補償することができる。ここで、偏波依存損失を有する伝送路あるいは素子を通過する偏波多重信号は偏波成分のレベルバランスの劣化、または偏波成分の直交性の劣化を被る。これを図3にて説明する。偏波依存損失(Polarization−Depend Loss)を有する素子(以下、PDL素子)の主軸に沿って偏波多重信号の各偏波成分が入射されている場合、PDL素子の損失が大きい主軸に対応する偏波多重信号の偏波成分が他方の偏波成分に対して大きな損失を被る。この場合、偏波多重信号の偏波成分の直交性は保たれる。一方、PDL素子の主軸に対し偏波多重信号の各偏波成分が45度の角度で入射される場合、偏波多重信号の各偏波成分が被る損失は等しいが、直交性は90度から劣化する。
偏波多重信号の品質劣化は、偏波依存損失を有する伝送路あるいは素子への入射偏波に依存する。このため、偏波多重信号光が図4のようなPDL素子を含む光中継網を伝送される場合、送信端で等しいレベルで、かつ直交した信号光は、受信端ではレベルバランスおよび直交性が劣化する。
しかし、偏波依存損失に関わる光信号の品質劣化、すなわち上記偏波成分のレベルバランスの劣化、および偏波成分の直交性の劣化を測定する方法は開示されておらず、偏波依存損失の測定を以って偏波多重信号の品質劣化を見積もることは難しい。
上述の問題点に鑑み、本発明は、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を測定する光信号品質測定方法、光信号品質測定回路、光受信装置及び光伝送システムを提供することを目的とする。
上記目標を達成するために、本発明は、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を、受信偏波成分から送信偏波成分を推定する際に用いる逆行列の成分の強度を用いて演算することとした。
具体的には、本発明に係る光信号品質測定方法は、偏波多重光信号が偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波され、前記偏波多重光信号を受光する素子の主軸成分に分離された主軸信号を、前記偏波多重光信号の各偏波成分に分離された偏波分離信号へ偏波多重分離する際に、
前記主軸信号の複素時系列(A、A)と前記偏波分離信号の複素時系列(B、B)との関係が、数C1で与えられるとき、
Figure 2013162182
数C1に関するパラメータqXX、qXY、qYX、qYYを取得して、前記偏波多重信号の偏波成分のレベルバランスの劣化度を数C2又は数C3で演算し、前記偏波多重信号の偏波成分の直交性の劣化度を数C4又は数C5で演算する光信号品質測定方法。
ただし、*は畳み込み演算子である。
Figure 2013162182
Figure 2013162182
Figure 2013162182
Figure 2013162182
数C2および数C3は偏波多重信号光の各偏波成分の強度比であり、0の場合、レベルバランスが最適化されていることを表す。数C4および数C5は偏波多重信号光の各偏波成分の直交からのずれを表し、0の場合、直交していることを表す。従って、本発明は、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を測定する光信号品質測定方法を提供することができる。
本発明に係る光信号品質測定方法は、入出力関係式が数C6で表される適応型FIRフィルタで前記主軸信号を前記偏波分離信号へ偏波分離する場合、前記パラメータがフィルタ係数であり、数C7でk番目の前記タップ係数を前記フィルタ係数から算出することを特徴とする。
Figure 2013162182
Figure 2013162182
本光信号品質測定方法は、適応型FIRフィルタのフィルタ係数で偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を演算することができる。
本発明に係る光信号品質測定方法は、レベルバランスの劣化度及び直交性の劣化度が既知である試験偏波多重信号を用いて、前記試験偏波多重信号の偏波成分のレベルバランスの劣化度及び直交性の劣化度の補正量を予め取得しておき、測定時にはそれぞれの前記劣化度を補正した演算結果を出力することを特徴とする。
本光信号品質測定方法は、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化の演算結果と真値とのずれを収束させることができる。
本発明に係る光信号品質測定回路は、局発光源からの局発光と偏波多重光信号とをミキシングし、前記偏波多重光信号を偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波するコヒーレント検波手段と、前記コヒーレント検波手段の主軸成分に分離された主軸信号を、前記偏波多重光信号の各偏波成分である偏波分離信号へ分離する偏波多重分離部と、前記偏波多重分離部から前記情報を取得し、前記光信号品質測定方法を実行する演算処理部と、を備える。
本光信号品質測定回路は、前記光信号品質測定方法を実行するため、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を演算できる。従って、本発明は、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を測定する光信号品質測定回路を提供することができる。
本発明に係る光信号品質測定回路は、前記局発光源が波長可変レーザであることを特徴とする。本光信号品質測定回路は、波長多重された偏波多重光信号の品質の監視が可能である。
本発明に係る光信号品質測定回路は、通過帯域を前記局発光源からの局発光の波長を含むように可変し、前記偏波多重光信号のうち前記通過帯域の光信号のみ通過させる波長可変光フィルタをさらに備える。本光信号品質測定回路は、波長多重された偏波多重光信号の品質の監視が可能である。
本発明に係る光受信装置は、局発光源からの局発光と偏波多重光信号とをミキシングし、前記偏波多重光信号を偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波するコヒーレント検波手段と、
前記コヒーレント検波手段の主軸成分に分離された主軸信号を、前記偏波多重光信号の各偏波成分である偏波分離信号へ分離する偏波多重分離部と、
前記偏波多重分離部が分離した前記偏波分離信号のシンボルを識別して前記偏波多重光信号の各偏波成分を復調する信号復調部と、
を備える光受信装置であって、
前記偏波多重分離部から前記情報を取得し、前記光信号品質測定方法を実行する演算処理部をさらに備えることを特徴とする。
従来の光受信装置に前記演算処理部を追加するだけで、受信する光信号の偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を測定できるようになる。
本発明に係る光伝送システムは、前記光受信装置と、
前記光受信装置へ前記偏波多重光信号を送信する光送信装置と、
前記光受信装置の前記演算処理部が演算した偏波成分のレベルバランスの劣化度及び偏波成分の直交性の劣化度が最小となるようなレベル偏差を前記偏波多重光信号に予め付与するように前記光送信装置を制御するフィードバック経路と、
を備える。
本光伝送システムは、前記光受信装置が測定した光信号の偏波成分のレベルバランスや偏波成分の直交性を送信側にフィードバックすることができ、理想に近い偏波成分のレベルバランスや偏波成分の直交性を持つ光信号を伝送させることができ、光信号品質を向上させることができる。
本発明は、偏波成分のレベルバランスの劣化や偏波成分の直交性の劣化を測定する光信号品質測定方法、光信号品質測定回路、光受信装置及び光伝送システムを提供することができる。
従来のデジタルコヒーレント光受信装置を用いたデジタルコヒーレント光伝送システムの構成を示す図である。 従来のデジタルコヒーレント光受信装置における信号処理部の構成を示した図である。 PDL素子による偏波多重信号光の品質劣化を説明する図である。 偏波依存損失を含む光中継網における偏波多重信号光の品質劣化を説明する図である。 本発明に係る光信号品質測定回路を説明する図である。 本発明に係る光信号品質測定方法における演算値(レベルバランス)の校正を説明する図である。 本発明に係る光信号品質測定方法における演算値(直交性)の校正を説明する図である。 本発明に係る光信号品質測定回路を用いた実施例を説明する図である。 本発明に係る光信号品質測定回路を用いた実施例を説明する図である。 本発明に係る光受信装置を説明する図である。 本発明に係る光信号品質測定回路を採用する光中継装置又は光ノード装置を説明する図である。 本発明に係る光伝送システムを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムを説明する図である。 本発明に係る光伝送システムを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(光信号品質測定回路)
第1の実施形態は本発明の光信号品質測定方法を実行する光信号品質測定回路である。
本実施形態は、偏波多重信号の偏波成分のレベルバランスの劣化度、または偏波成分の直交性の劣化度に関するパラメータを算出する光信号品質測定方法を開示する。
本光信号品質測定方法は、偏波多重光信号が偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波され、前記偏波多重光信号を受光する素子の主軸成分に分離された主軸信号を、前記偏波多重光信号の各偏波成分に分離された偏波分離信号へ偏波多重分離する際に、
前記主軸信号の複素時系列(A、A)と前記偏波分離信号の複素時系列(B、B)との関係が、数C1で与えられるとき、
数C1に関する情報を取得して、前記偏波多重信号の偏波成分のレベルバランスの劣化度を数C2又は数C3で演算し、前記偏波多重信号の偏波成分の直交性の劣化度を数C4又は数C5で演算する方法である。
また、本光信号品質測定方法は、入出力関係式が数C6で表される適応型FIRフィルタで前記主軸信号を前記偏波分離信号へ偏波分離する場合、前記情報がフィルタ係数であり、数C7でk番目の前記タップ係数を前記フィルタ係数から算出する。
(光信号品質測定回路の実施例)
図5は、本実施例の光信号品質測定回路55を説明する図である。光信号品質測定回路55は、コヒーレント検波手段30、AD変換器13、波長分散補償器14、偏波多重分離部15、及び演算処理部50を有する。コヒーレント検波手段30は、偏波多重光信号を偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波する。偏波多重分離部15は、コヒーレント検波手段30の主軸成分に分離された主軸信号を、前記偏波多重光信号の各偏波成分である偏波分離信号へ分離する。演算処理部50は、偏波多重分離部15に付加される。そして、演算処理部50は、前記主軸信号の複素時系列(A、A)と前記偏波分離信号の複素時系列(B、B)との関係が、数C1で与えられるとき、前記偏波多重信号の偏波成分のレベルバランスの劣化度を数C2又は数C3で演算し、前記偏波多重信号の偏波成分の直交性の劣化度を数C4又は数C5で演算する。
偏波多重分離部15が、入出力関係式が数C6で表される適応型FIRフィルタ(バタフライフィルタ)である場合、演算処理部50は、数C7でk番目の前記タップ係数を前記フィルタ係数から算出する。
光信号品質測定回路55はデジタルコヒーレント受信器の偏波多重分離部15までを利用して、光信号品質とくに偏波依存損失に関わるパラメータを測定する。本実施例では、コヒーレント検波手段30で混合された偏波多重信号光と局発光はAD変換された後、複素データ系列として波長分散補償器14で波長分散を粗く補償し、偏波多重分離部15に入力される。波長分散補償器14での補償は、偏波多重分離部15であるバタフライフィルタで残留する波長分散が補償可能な程度にまで補償する。
偏波多重分離部15は4つのタップ係数を有するバタフライフィルタとして構成され、数1の計算を行う。タップ係数は数2に従って更新され続ける。偏波多重分離部15では波長分散補償器14での残留波長分散および偏波モード分散も補償される。ここでバタフライフィルタとは、内部で行列演算を行う2入力2出力のデジタルフィルタであり、偏波分離だけでなく、偏波モード分散および波長分散の補償も行うものである。また、バタフライフィルタには演算処理部50からの入力を省略しているが、数2に示す演算を行う。
偏波多重分離部15は、バタフライフィルタの4つのタップ係数pXX、pXY、pYX、pYYを出力する。演算処理部50は、4つのタップ係数から数C6の関係を用いて数C1の係数qXX、qXY、qYX、qYYを計算し、数C2〜数C5で表される「偏波成分のレベルバランス」および「偏波成分の直交性」パラメータを演算する。従って、光信号品質測定回路55は、入力される信号光の「偏波成分のレベルバランス」および「偏波成分の直交性」を測定することができる。
演算処理部50は、レベルバランスの劣化度及び直交性の劣化度が既知である試験偏波多重信号を用いて、前記試験偏波多重信号の偏波成分のレベルバランスの劣化度及び直交性の劣化度の補正量を予め取得しておき、測定時にはそれぞれの前記劣化度を補正した演算結果を出力する。
図6及び図7に示されるように、数C2〜数C5で表される偏波成分のレベルバランスの劣化度および偏波成分の直交性の劣化度が真の値からずれることがある。このため、定期的又は不定期に偏波成分のレベルバランス及び偏波成分の直交性が既知であるテスト光(真値)を信号光として入力し、演算処理部50の演算するレベルバランスの劣化度及び直交性の劣化度の値がテスト光のレベルバランス及び直交性となるように演算結果を補正する校正を行う。テスト光を出力できるテスト光源を光信号品質測定回路に接続することでテスト光を入力してもよいし、光信号品質測定回路自身が当該テスト光源を備えており、ここからテスト光をコヒーレント検波手段に入力してもよい。
テスト光を入力した結果、例えば、図6、図7のように真値と測定値が一次関数で表される場合は、傾きと切片を補正することで演算処理部50の演算結果を補正することができる。具体的には、測定値と真値との関係を信号対雑音比等の信号条件、温度等の環境条件に対して算出した校正関数あるいは校正表を演算処理部50に設け、通常動作時にはこの校正表を用いて補正した演算結果を出力させる。
なお、定期的とは、例えば1ヶ月又は1年等の所定の間隔で校正を行うことである。また、不定期とは、環境温度や湿度等をモニタしておき、これらが閾値を超えた等の変化をトリガーで校正を行うことである。出荷時に校正を行ってもよい。
(光信号品質測定回路を用いた実施例1)
図8は、光信号品質測定回路55を用いた実施例を説明する図である。本実施例では、局発光源が波長可変レーザ光源10’である。入力される偏波多重信号光が波長多重されている場合、波長可変レーザ光源10’の出力光の光周波数を、所望のチャネルの偏波多重光信号のキャリア光周波数に同調することによって、所望のチャネルを復調することが可能となる。波長可変レーザ光源10’の出力光の光周波数を定期または不定期に各チャネルのキャリア光周波数に同調することによって、波長多重された偏波多重光信号の品質の監視が可能となる。上記キャリア光周波数と局発光周波数の同調精度、および同調のタイミングはシステムの仕様に依存する設計事項である。
(光信号品質測定回路を用いた実施例2)
図9は、光信号品質測定回路55を用いた実施例を説明する図である。本実施例では、通過帯域を波長可変レーザ光源10’からの局発光の波長を含むように可変し、偏波多重光信号のうち通過帯域の光信号のみ通過させる波長可変光フィルタ20をさらに備える。波長多重信号光は波長可変光フィルタ20を通過することになる。波長可変レーザ光源10’の出力光の光周波数と波長可変光フィルタ20の通過光周波数を、所望のチャネルの偏波多重光信号のキャリア光周波数に同調することによって、図8の実施例より高い信号対雑音比で所望のチャネルを復調することが可能となる。波長可変光フィルタ20と波長可変レーザ光源10’の出力光の光周波数を同期させて所望のチャネルのキャリア光周波数に定期または不定期に同調することによって、波長多重された偏波多重光信号の品質の監視が可能となる。
(光受信装置)
第2の実施形態は本発明の光信号品質測定回路を備えた光受信装置である。
(光受信装置の実施例)
図10は、本実施例の光受信装置100を説明する図である。光受信装置100は、局発光源10からの局発光と偏波多重光信号とをミキシングし、偏波多重光信号を偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波するコヒーレント検波手段30と、
コヒーレント検波手段30の主軸成分に分離された主軸信号を、偏波多重光信号の各偏波成分である偏波分離信号へ分離する偏波多重分離部15と、
偏波多重分離部15が分離した偏波分離信号のシンボルを識別して偏波多重光信号の各偏波成分を復調する信号復調部19と、
を備え、
偏波多重分離部15から情報を取得し、前述の光信号品質測定方法を実行する演算処理部50をさらに備えることを特徴とする。
光受信装置100は、デジタルコヒーレント受信器であり、信号処理部60の偏波多重分離部15を利用して、光信号品質とくに偏波依存損失に関わるパラメータを測定する機能を備える。光信号品質に関わるデータは、信号処理部60の偏波多重分離部15から4つのタップ係数(pxx、pxy、pyx、pyy)を抽出し、演算処理部50が演算することで得られる。従って、図2の従来の光受信装置に最小限の機能ブロックの追加、すなわち演算処理部50の追加で光信号品質測定方法を実行できる光受信装置100を実現できる。演算処理部50が出力する演算結果は光信号品質のモニタや光信号品質の回復のためのフィードバックに用いられる。
(光中継装置、光ノード装置の実施例)
光中継網の光受信装置100のみならず、光中継装置または光ノード装置においても光信号の品質監視が必要な場合がある。図11は、光信号の品質監視が可能な光中継装置または光ノード装置101を説明する図である。光中継装置または光ノード装置101は、スプリッタ71、光増幅器72、局発光源10、光信号品質測定回路55、及び光信号品質測定関連以外のブロック73を備える。ブロック73は、光中継の機能又は光ノードの機能を有しており、光中継装置または光ノード装置101は、入力される光信号ブロック73で処理して出力する。そして、光信号の一部はスプリッタ71で分岐され、光増幅器72で所望の強度へ増幅されて、局発光とともに光信号品質測定回路55に入力される。このように、光中継装置または光ノード装置101は、光信号品質測定回路55で光信号の品質を測定することができる。光信号品質測定回路55が測定した結果は光信号品質のモニタや光信号品質の回復のためのフィードバックに用いられる。
(光伝送システム)
第3の実施形態はデジタルコヒーレント伝送を用いた光中継網において、本発明の光信号品質測定方法を用いて受信端で測定した受信光の品質情報を送信端に帰還して、毀損した信号品質を反映させた光信号を送信端から送出する光伝送システムである。
図12〜図15は、光伝送システム(301〜304)を説明する図である。光伝送システム(301〜304)は、光受信装置100と、
光受信装置100へ偏波多重光信号を送信する光送信装置201と、
光受信装置100の演算処理部50が演算した偏波成分のレベルバランスの劣化度及び偏波成分の直交性の劣化度が最小となるようなレベル偏差を偏波多重光信号に予め付与するように光送信装置201を制御するフィードバック経路250と、
を備える。
(光伝送システム301)
図12は、本実施例の光伝送システム301を説明する図である。光送信装置201の光送信部211から送出される偏波多重信号光は、光中継網における偏波依存損失を被り、偏波成分のレベルバランスの劣化が生じている。光受信装置100は、演算処理部50で偏波成分のレベルバランスの劣化度を演算して出力する。演算処理部50が演算した偏波成分のレベルバランスの劣化度は、フィードバック経路250を経由して偏波レベル偏差情報として光送信装置201に帰還される。光送信装置201では帰還された偏波レベル偏差情報に基づいて、偏波レベル調整手段212が光送信部211が出力する偏波多重信号光にあらかじめレベル偏差を付与する。光伝送システム301は、このようにフィードバック制御することで、偏波多重信号光のX偏波成分とY偏波成分が光受信装置100の受信時に等しいレベルになるように制御する。なお、光伝送システム301では偏波レベル偏差情報の帰還方法については、電話回線等の有線でも無線でもよく、特に限定はない。
(光伝送システム302)
図13は、本実施例の光伝送システム302を説明する図である。光伝送システム302の図12の光伝送システム301との違いは、フィードバック経路250が光経路である点である。光伝送システム302は、光信号で偏波レベル偏差情報を帰還する。例えば、光送信装置201及び光受信装置100を備える複数の光送受信装置を光中継網に接続することができる。第1の光送受信装置が送信した送信信号(偏波多重信号光)を第2の光送受信装置が受信した後、第2の光送受信装置はその応答信号(偏波多重信号光)とともに偏波レベル偏差情報を第1の光送受信装置に送信する。第1の光送受信装置は応答信号とともに偏波レベル偏差情報を受信し、次から第2の光送受信装置へ送信する送信信号のX偏波成分とY偏波成分が第2の光送受信装置の受信時に等しいレベルになるように制御することができる。さらに、第1の光送受信装置はこのときに第2の光送受信装置からの応答信号の偏波レベル偏差情報も第2の光送受信装置へ送信することもできる。このように、双方の光送受信装置で偏波レベルの偏差を補正することができる。
(光伝送システム303)
図14は、本実施例の光伝送システム303を説明する図である。光伝送システム303の図12の光伝送システム301との違いは、フィードバック対象が偏波成分の直交性の劣化度(偏波直交性情報)である点である。光伝送システム303は、光伝送システム301の偏波成分のレベルバランスの劣化度のフィードバックと同様に偏波成分の直交性の劣化度をフィードバックする。光伝送システム303は、このようにフィードバック制御することで、偏波多重信号光のX偏波成分とY偏波成分との角度が光信号受信装置100の受信時に直交性を保つように制御する。なお、光伝送システム303では偏波レベル偏差情報の帰還方法については、電話回線等の有線でも無線でもよく、光伝送システム302のように光信号での帰還でもよい。
(光伝送システム304)
図15は、本実施例の光伝送システム304を説明する図である。光伝送システム304の図12の光伝送システム301との違いは、フィードバック対象が偏波成分のレベルバランスの劣化度だけでなく偏波成分の直交性の劣化度も含む点である。光伝送システム304は、このようにフィードバック制御することで、偏波多重信号光のX偏波成分とY偏波成分が光受信装置100の受信時に等しいレベルになるように、且つ偏波多重信号光のX偏波成分とY偏波成分との角度が光受信装置100の受信時に直交性を保つように、制御する。なお、光伝送システム304では偏波レベル偏差情報の帰還方法については、電話回線等の有線でも無線でもよく、光伝送システム302のように光信号での帰還でもよい。
本発明は、一般的に偏波多重された光信号を伝送する光通信システムに利用可能である。
10:局部発振光源(局発光源)
10’:波長可変レーザ光源
11:光フロントエンド部
12:受光素子(フォトダイオード:PD)
13:アナログデジタル(AD)変換器
14:波長分散補償器
15:偏波多重分離部
16:クロック抽出部
17:キャリア位相推定部
18:シンボル識別部
19:信号復調部
20:波長可変光フィルタ
30:コヒーレント検波手段
50:演算処理部
55:光信号品質測定回路
60:信号処理部
100:光受信装置
101:光中継装置又は光ノード装置
201、201’201”:光送信装置
211:光送信部
212:偏波レベル調整手段
213:偏波直交性調整手段
214:偏波レベル及び偏波直交性調整手段
250:フィードバック経路
301〜304:光伝送システム

Claims (8)

  1. 偏波多重光信号が偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波され、前記偏波多重光信号を受光する素子の主軸成分に分離された主軸信号を、前記偏波多重光信号の各偏波成分に分離された偏波分離信号へ偏波多重分離する際に、
    前記主軸信号の複素時系列(A、A)と前記偏波分離信号の複素時系列(B、B)との関係が、数C1で与えられるとき、
    Figure 2013162182
    数C1に関するパラメータqXX、qXY、qYX、qYYを取得して、前記偏波多重信号の偏波成分のレベルバランスの劣化度を数C2又は数C3で演算し、前記偏波多重信号の偏波成分の直交性の劣化度を数C4又は数C5で演算する光信号品質測定方法。
    ただし、*は畳み込み演算子である。
    Figure 2013162182
    Figure 2013162182
    Figure 2013162182
    Figure 2013162182
  2. 入出力関係式が数C6で表される適応型FIRフィルタで前記主軸信号を前記偏波分離信号へ偏波分離する場合、前記パラメータがフィルタ係数であり、数C7でk番目の前記タップ係数を前記フィルタ係数から算出することを特徴とする請求項1に記載の光信号品質測定方法。
    Figure 2013162182
    Figure 2013162182
  3. レベルバランスの劣化度及び直交性の劣化度が既知である試験偏波多重信号を用いて、前記試験偏波多重信号の偏波成分のレベルバランスの劣化度及び直交性の劣化度の補正量を予め取得しておき、測定時にはそれぞれの前記劣化度を補正した演算結果を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の光信号品質測定方法。
  4. 局発光源からの局発光と偏波多重光信号とをミキシングし、前記偏波多重光信号を偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波するコヒーレント検波手段と、
    前記コヒーレント検波手段の主軸成分に分離された主軸信号を、前記偏波多重光信号の各偏波成分である偏波分離信号へ分離する偏波多重分離部と、
    前記偏波多重分離部から前記情報を取得し、請求項1から3のいずれかに記載の光信号品質測定方法を実行する演算処理部と、
    を備える光信号品質測定回路。
  5. 前記局発光源が波長可変レーザであることを特徴とする請求項4に記載の光信号品質測定回路。
  6. 通過帯域を前記局発光源からの局発光の波長を含むように可変し、前記偏波多重光信号のうち前記通過帯域の光信号のみ通過させる波長可変光フィルタをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の光信号品質測定回路。
  7. 局発光源からの局発光と偏波多重光信号とをミキシングし、前記偏波多重光信号を偏波ダイバーシティおよび位相ダイバーシティでコヒーレント検波するコヒーレント検波手段と、
    前記コヒーレント検波手段の主軸成分に分離された主軸信号を、前記偏波多重光信号の各偏波成分である偏波分離信号へ分離する偏波多重分離部と、
    前記偏波多重分離部が分離した前記偏波分離信号のシンボルを識別して前記偏波多重光信号の各偏波成分を復調する信号復調部と、
    を備える光受信装置であって、
    前記偏波多重分離部から前記情報を取得し、請求項1から3のいずれかに記載の光信号品質測定方法を実行する演算処理部をさらに備えることを特徴とする光受信装置。
  8. 請求項7に記載の光受信装置と、
    前記光受信装置へ前記偏波多重光信号を送信する光送信装置と、
    前記光受信装置の前記演算処理部が演算した偏波成分のレベルバランスの劣化度及び偏波成分の直交性の劣化度が最小となるようなレベル偏差を前記偏波多重光信号に予め付与するように前記光送信装置を制御するフィードバック経路と、
    を備える光伝送システム。
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