JP2019207659A - 入金機 - Google Patents

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寛久 山根
Hirohisa Yamane
寛久 山根
重之 村井
Shigeyuki Murai
重之 村井
史夫 湯澤
Fumio Yuzawa
史夫 湯澤
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Abstract

【課題】シンプルに操作でき、高いセキュリティを確保できる入金機を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の入金機1は、貨幣を収納して着脱自在な収納ケース11と、被制御装置Pと、被制御装置Pを制御する制御装置10と、を有する入金機1であって、コード情報CIDを読み取り可能な読取装置15と、ユーザ情報UIDを登録可能な記憶装置16と、を備え、被制御装置Pは、収納ケース11に貨幣を搬送可能な入金機能を有する入金装置12と、収納ケース11を解錠状態と施錠状態とで切換可能なロック機能を有するロック装置13と、を備え、制御装置10は、コード情報CIDとユーザ情報UIDとの相互認証がなされた場合、ユーザ情報UIDに応じて、複数の被制御装置Pのうちのいずれか又は組み合わせを制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、入金機に関するものである。
従来、本体に対して着脱可能な貨幣カセットと、貨幣カセットの取り出しを禁止又は許容する施錠部と、施錠部の動作を制御する制御部と、を備えた入金機がある(特許文献1参照)。
特開平6−266963号公報
しかしながら、従来の入金機から貨幣カセットを取り出すには、警備員等が、物理キーである警備員用キーによって、操作表示部の金庫取出キースイッチをONし、入金機の通信部に接続された電子手帳用コネクタに電子手帳を装填して、入金機の制御部のメモリに格納されているデータを回収して、制御部に施錠部を解錠させる必要があり、入金機の操作性及びセキュリティに改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、シンプルに操作でき、高いセキュリティを確保できる入金機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の入金機は、貨幣を収納して着脱自在な収納ケースと、被制御装置と、前記被制御装置を制御する制御装置と、を有する入金機であって、前記入金機は、コード情報を読み取り可能な読取装置と、ユーザ情報を登録可能な記憶装置と、を備え、前記被制御装置は、前記収納ケースに貨幣を搬送可能な入金機能を有する入金装置と、前記収納ケースを解錠状態と施錠状態とで切換可能なロック機能を有するロック装置と、を備え、前記制御装置は、前記コード情報と前記ユーザ情報との相互認証がなされた場合、前記ユーザ情報に応じて、複数の前記被制御装置のうちのいずれか又は組み合わせを制御する。
(2)上記(1)の構成において、前記制御装置は、前記コード情報と前記ユーザ情報との相互認証がなされた場合、前記ユーザ情報に応じて、前記入金装置及び前記ロック装置のいずれかを制御する。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記制御装置は、前記ユーザ情報が前記入金装置への入金権限者に関する情報である場合、前記入金装置を制御し、前記ユーザ情報が前記収納ケースの回収権限者に関する情報である場合、前記ロック装置を制御する。
(4)上記(1)から(3)のいずれかの構成において、前記被制御装置は、ログ情報を出力可能な出力装置を備え、前記制御装置は、前記相互認証がなされた場合、前記ユーザ情報に応じて、前記入金装置、前記ロック装置及び出力装置のいずれかを制御する。
(5)上記(4)の構成において、前記制御装置は、前記ユーザ情報が前記ログ情報の参照権限者に関する情報である場合、前記出力装置を制御する。
(6)上記(5)の構成において、前記制御装置は、前記ユーザ情報が前記ログ情報の参照権限者に関する情報である場合、前記入金装置を制御する。
本発明によれば、シンプルに操作でき、高いセキュリティを確保できる入金機を提供できる。
本実施形態に係る入金機を備えた貨幣管理システムの構成図である。 本実施形態に係る入金機を備えた貨幣管理システムのブロック図である。 本実施形態に係る入金機における制御装置による制御処理手順を示すフローチャートである。 ユーザ情報のリストの具体例を示す説明図である。 ログ情報のリストの具体例を示す説明図である。
(実施形態)
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。なお、以下、特に説明のない限り、貨幣は、紙幣及び硬貨の両方を含む概念を意味する。
図1は、本実施形態に係る入金機1を備えた貨幣管理システムSの構成図である。図2は、本実施形態に係る入金機1を備えた貨幣管理システムSのブロック図である。
図1に示すように、貨幣管理システムSは、入金機1と、管理サーバ2と、携帯端末3と、を備えている。入金機1と、管理サーバ2と、携帯端末3とは、互いに、インターネット等のネットワークNETを介して通信可能に接続されている。
管理サーバ2は、通常、入金機1が設置されている場所を基準とする遠隔地(例えば、銀行)に設置されている。管理サーバ2は、ネットワークNETに接続可能な管理サーバ通信装置21を有している。管理サーバ2は、CPU及びメモリ等を含む制御装置20を有している。
携帯端末3は、例えば、いわゆるスマートフォンであり、少なくとも、QRコード(登録商標)等の二次元コードを表示可能なモニタ32を有している。なお、QRコードは、ユーザが入金機1の機能を利用する度に、管理サーバ2から時限的に発行(送信)される、いわゆるワンタイムQRコードであってもよい。また、携帯端末3は、ネットワークNETに接続可能な携帯端末通信装置31を有している。なお、携帯端末3の携帯端末通信装置31は、入金機1に対してブルートゥース(登録商標)等の無線通信可能な無線通信装置(不図示)を有していてもよい。携帯端末3は、CPU及びメモリ等を含む制御装置30を有している。
入金機1は、通常、管理サーバ2が設置されている場所を基準とする遠隔地(例えば、小売店の店舗)に設置されている。
入金機1は、貨幣を収納する収納ケース11と、被制御装置P(入金装置12及びロック装置13等)と、被制御装置Pを制御する制御装置10と、を有している。収納ケース11が収められる入金機1の内部空間は、その開口部が、施錠扉17によって開閉できるようになっている。
入金機1は、コード情報CIDを読み取り可能な読取装置15と、ユーザ情報UIDを登録可能な記憶装置16と、を有している。
入金機1は、読取装置15を起動するトリガボタン19を有している。
収納ケース11は、貨幣を収納するものであり、内部に貨幣の収納空間を有する箱状のものである。収納ケース11は、入金機1に設けられた施錠扉17を開けることにより、入金機1の内部から取り出したり、装着したりできるように、入金機1の内部に収められている。すなわち、収納ケース11は、入金機1に対して着脱自在になっている。なお、収納ケース11は、それ自体が物理キー等によって施錠及び解錠できるようになっていてもよい。
被制御装置Pは、制御装置10による制御対象となる装置であり、収納ケース11に貨幣を搬送可能な入金機能を有する入金装置12と、収納ケース11を解錠状態と施錠状態とで切換可能なロック機能を有するロック装置13と、を有している。
また、被制御装置Pは、ネットワークNETに対して通信可能に接続された通信装置18を有している。
さらに、被制御装置Pは、ログ情報LOGを出力可能な出力装置14を有していてもよい。ログ情報LOGは、入金機1が、経時的にどのように動作したかに関する情報、言い換えると、誰が、どの被制御装置Pを、いつ、どのように動作させたかに関する情報である。
ログ情報LOGは、例えば、入金額、入金時刻及び入金者のコード情報CID等の入金履歴、ロック解錠・施錠時刻及びロック解錠・施錠者のコード情報CID等の回収履歴、並びに、ログ情報参照時刻、ログ情報参照者のコード情報CID等の参照履歴等である。
図5は、ログ情報LOGのリストの具体例を示しており、左列から順に、時刻ymdhms、コード情報CID、被制御装置P、回収額OUT、入金額IN、収納ケース11内の総額Tである。例えば、最も直近に行われたログ情報LOGは、2018年5月28日16時30分00秒に、第1コード情報CID1により、入金装置12が制御されて、3万円の入金が行われ、収納ケース11に収納されている総額Tは9万円となっており、最も上の行に示されている。
入金装置12は、入金機1の前面に設けられた貨幣挿入口から挿入された貨幣を収納ケース11まで搬送するものである。入金装置12は、貨幣挿入口から収納ケース11までの搬送経路上に、適宜、貨幣の種類(金額)を識別する貨幣識別装置(不図示)を有している。
ロック装置13は、収納ケース11を入金機1の内部空間に収めた状態で施錠扉17を解錠する解錠状態と施錠扉17を施錠する施錠状態とで切換可能なロック機能を有している。
出力装置14は、記憶装置16に記憶されたログ情報LOG又はログ情報LOGに基づく演算結果を出力するものである。出力装置14は、例えば、入金機1の前面に設けられたディスプレイであってよい。なお、出力装置14は、ログ情報LOGを印字可能なプリンタ、ログ情報LOGを音声出力するスピーカ等であってもよい。
読取装置15は、携帯端末3のモニタ32等に表示された、例えば、QRコード等の二次元コード又はバーコード等を読み取り可能な装置である。
記憶装置16は、コード情報CID、ユーザ情報UID、被制御装置P、ログ情報LOG等を記憶するものである。また、記憶装置16は、制御装置10を駆動する制御プログラムを記憶している。
施錠扉17は、収納ケース11が収容される入金機1の内部空間の開口部に対して開閉自在に揺動する扉である。施錠扉17は、ロック装置13によって、施錠状態又は解錠状態にできるようになっている。
通信装置18は、有線又は無線の各種通信規格により、入金機1からのログ情報LOG等の情報をネットワークNETを介して管理サーバ2又は携帯端末3に送信し、それらからの情報の受信を可能にするものである。
トリガボタン19は、接触型又は非接触型の適宜のスイッチであり、主に、読取装置15を起動するものである。
(管理サーバ2の制御装置20)
管理サーバ2の制御装置20は、管理サーバ通信装置21を制御する管理サーバ通信制御部221を備えている。なお、制御装置20は、適宜、CPU及びメモリ等(不図示)を有している。
(携帯端末3の制御装置30)
携帯端末3の制御装置30は、携帯端末通信装置31を制御する携帯端末通信制御部331を備えている。また、制御装置30は、モニタ32を制御するモニタ制御部332を備えている。なお、制御装置20は、適宜、CPU及びメモリ等(不図示)を有している。
(入金機1の制御装置10)
以下、入金機1の制御装置10について詳細に説明する。
制御装置10は、読取装置15により読み取ったコード情報CIDに応じて、あらかじめ記憶部116に記憶されたプログラムにより、被制御装置Pを制御する。
具体的には、制御装置10は、読取装置15により読み取ったコード情報CIDと記憶装置16に登録されたユーザ情報UIDとの相互認証がなされた場合、ユーザ情報UIDに応じて、入金装置12及びロック装置13のいずれかを制御する。
また、被制御装置Pが出力装置14を備えている場合は、ユーザ情報UIDに応じて、入金装置12、ロック装置13及び出力装置14のいずれかを制御するようになっている。
したがって、ユーザは、入金機1の読取装置15によってコード情報CIDを読み取らせるというシンプルな操作で、機能の異なる複数の被制御装置Pの内から、そのユーザが権限を有する特定の被制御装置Pを動作させることができる。また、物理キーの管理が不要となり、高いセキュリティを確保できる。
また、制御装置10は、ユーザ情報UIDが入金機1への入金権限者(例えば、入金機1を設置している店舗の店員)に関する情報である場合、入金装置12を制御する。
同様に、制御装置10は、ユーザ情報UIDが収納ケース11の回収権限者(例えば、警送会社から派遣された回収員)に関する情報である場合、ロック装置13を制御する。
同様に、制御装置10は、ユーザ情報UIDがログ情報LOGの参照権限者(例えば、入金機1を設置している店舗の店長)に関する情報である場合、入金装置12及び出力装置14を制御する。
このように、例えば、参照権限者に、ログ情報LOGの参照権限のみならず、入金権限をも付与する等、特定の一の権限者に、二以上の権限を付与しても良い。すなわち、ユーザ情報UIDと被制御装置Pとの関係は一対一である場合に限らず、特定の一のユーザ情報UIDに対して、二以上の被制御装置Pとを関係付けてもよい。
このように、ユーザは、入金機1の読取装置15によってコード情報CIDを読み取らせるというシンプルな操作で、権限者の属性(入金権限者、回収権限者、参照権限者等)に応じて、その属性に関係する被制御装置P(入金装置12、ロック装置13、出力装置14等)のいずれか又は組み合わせを制御できる。
詳細には、図2に示すように、入金機1の制御装置10は、入金装置12を制御する入金制御部112と、ロック装置13を制御するロック制御部113と、出力装置14を制御する出力制御部114と、読取装置15を制御する読取制御部115と、記憶装置16を制御する記憶部116と、通信装置18を制御する通信部118と、を有している。
なお、制御装置10は、適宜、CPU及びメモリ等(不図示)を有している。
記憶部116は、登録可能なユーザ情報UID及びコード情報CID、被制御装置P、ログ情報LOG等を記憶するものである。また、記憶部116は、制御装置10を駆動する制御プログラムを記憶している。
(制御装置10による処理)
次に、図3から図5を用いて、制御装置10による制御処理の流れを説明する。
図3は、本実施形態に係る入金機1における制御装置10による制御処理手順を示すフローチャートである。図4は、ユーザ情報UIDのリストの具体例を示す説明図である。図5は、ログ情報LOGのリストの具体例を示す説明図である。
はじめに、入金機1の記憶装置16に、コード情報CIDと、入金機1の機能を利用できる権限者に対して発行されるユーザ情報UIDと、そのユーザ情報UIDの属性に関係する被制御装置Pとを紐づけて、あらかじめ登録しておく。例えば、図4に示すように、第1コード情報CID1と入金権限者情報UID1と入金装置12とを関係付けておき、第2コード情報CID2と回収権限者情報UID2とロック装置13とを関係付けておき、第3コード情報CID3と参照権限者情報UID3と出力装置14とを関係付けておく。また、参照権限を付与した店長には、参照権限に加えて、入金権限も付与されることを想定し、第3コード情報CID3と参照権限者情報UID3に対して、入金装置12も関連付けておく。
また、入金装置12は入金を受け付けない停止状態になっており、ロック装置13は施錠状態になっており、出力装置14は出力を行わない停止状態になっている。
図3に示すように、まず、制御装置10は、入金機1に電源(不図示)からの電力が投入されることに伴い、起動する(START)。
次に、制御装置10は、入金機1に設けられたトリガボタン19が押されるまで待機する(ステップS1において、NO)。
そして、制御装置10は、トリガボタン19が押されると(ステップS1において、YES)、読取装置15を起動する(ステップS2)。なお、適宜、トリガボタン19が押されてから所定の時間が経過した場合に読取装置15による読み取り動作を中止するタイマを作動する。
制御装置10は、読取装置15を起動すると(ステップS2)、コード情報CIDを読み取るまで待機する(ステップS3においてNO)。なお、待機時間が所定時間を超える場合は、ステップ1に戻るようにしてもよい。
制御装置10は、読取装置15が読み取ったコード情報CIDを読み取ると(ステップS3でYES)、その読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第1コード情報CID1であるかどうかを照合する(ステップS4)。
読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第1コード情報CID1と一致した場合(ステップS4でYES)、制御装置10は、入金装置12を制御して、入金を受け付けるようにする(ステップS5)。
読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第1コード情報CID1と一致しない場合(ステップS4でNO)、読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第2コード情報CID2であるかどうかを照合する(ステップS6)。
読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第2コード情報CID2と一致した場合(ステップS6でYES)、制御装置10は、ロック装置13を制御して、施錠扉17を解錠状態にさせる(ステップS7)。
読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第2コード情報CID2と一致しない場合(ステップS6でNO)、読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第3コード情報CID3であるかどうかを照合する(ステップS8)。
読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第3コード情報CID3と一致した場合(ステップS8でYES)、制御装置10は、出力装置14を制御して、ログ情報LOG(例えば、図5参照)を出力させる(ステップS9)。また、制御装置10は、入金装置12を制御して、入金を受け付けるようにする。
読み取ったコード情報CIDが、あらかじめ記憶装置16に記憶された第3コード情報CID3と一致しない場合(ステップS8でNO)、又は、ステップ1においてトリガボタン19が押されてから所定の時間が経過した場合、制御装置10は制御処理を終了する(END)。又は、適宜、制御装置10は、ステップS1の状態に戻り、制御処理を継続する。
(使用方法)
次に、ユーザが入金機1を利用する際の入金機1の使用方法について説明する。
入金機1の記憶装置16には、コード情報CID、ユーザ情報UID及び被制御装置Pを関係付けて、あらかじめ記憶しておく。
ユーザは、入金機1の使用権限(例えば、入金機1への入金権限、収納ケース11の回収権限、ログ情報LOGの参照権限)に対応するコード情報CID(例えば、第1コード情報CID1、第2コード情報CID2、第3コード情報CID3)を携帯端末3に保存しておく。なお、コード情報CIDは、期限付きで発行されるもの(例えば、いわゆるワンタイムQRコード)であってもよい。
第1に、ユーザが、入金機1への入金権限者である、例えば、入金機1を設置している店舗の店員であり、その店員が入金機1に入金しようとする場合を想定する。
(A1)店員は、まず、トリガボタン19を押下する。すると、読取装置15がコード情報CIDの読み取りを開始する。
(A2)次に、店員は、店員が所有しているIDカードに表示されている、第1コード情報CID1(QRコード又はバーコード)を、読取装置15に向けて、第1コード情報CID1を読取装置15に読み取らせる。なお、店員の携帯端末3に、保存された第1コード情報CID1(例えば、QRコード)を表示させた状態で、モニタ32を読取装置15に向けて、第1コード情報CID1を読取装置15に読み取らせるようにしてもよい。
(A3)すると、第1コード情報CID1の属性に対応する入金装置12が起動し、入金(貨幣の挿入)を受け付け始めるので、店員は、例えば、店舗の売上金に相当する貨幣を入金装置12に挿入する。入金装置12は、挿入された貨幣を搬送し、収納ケース11に収納する。この際、入金機1は、適宜、入金したユーザのコード情報CID、入金された額及び入金時刻等のログ情報LOGを記憶する。入金機1は、適宜、ログ情報LOGを管理サーバ2又は携帯端末3に送信する。
トリガボタン19が押下されてから所定時間が経過すると、入金装置12は入金の受付を停止するので、店員は、入金する度に、トリガボタン19を押下し、コード情報CIDを読取装置15に読み取らせる。
このようにして、入金権限のある店員は、入金機1に貨幣を入金できる。
第2に、ユーザが、収納ケース11の回収権限者である、例えば、警送会社から派遣された回収員であり、その回収員が入金機1から収納ケース11を回収しようとする場合を想定する。
(B1)回収員は、まず、トリガボタン19を押下する。すると、読取装置15がコード情報CIDの読み取りを開始する。
(B2)次に、回収員は、携帯端末3のモニタ32に、保存された第2コード情報CID2(例えば、QRコード)を表示させた状態で、モニタ32を読取装置15に向けて、第2コード情報CID2を読取装置15に読み取らせる。
(B3)すると、第2コード情報CID2の属性に対応するロック装置13が起動し、施錠扉17が解錠されるので、回収員は、例えば、施錠扉17を開けて、入金機1の内部空間から収納ケース11を取り出す。この際、入金機1は、適宜、収納ケース11を取り出したユーザのコード情報CID、収納ケース11が取り出される直前に収納ケース11に収納された貨幣の金額及び施錠扉17が解錠された時刻等のログ情報LOGを記憶する。入金機1は、適宜、ログ情報LOGを管理サーバ2又は携帯端末3に送信する。
(B4)一方、回収員は、取り出した収納ケース11の代わりに、代替の収納ケース11を入金機1の内部にセットする。そして、施錠扉17を閉めた状態にする。そして、回収員は、トリガボタン19を押下する。すると、読取装置15がコード情報CIDの読み取りを開始する。
(B5)続いて、回収員は、携帯端末3のモニタ32に、保存された第2コード情報CID2(例えば、QRコード)を表示させた状態で、モニタ32を読取装置15に向けて、第2コード情報CID2を読取装置15に読み取らせる。
(B6)すると、第2コード情報CID2の属性に対応するロック装置13が起動し、施錠扉17が施錠される。この際、入金機1は、適宜、施錠扉17を施錠したユーザのコード情報CID、新たにセットされた収納ケース11に収納された貨幣の金額及び施錠扉17が施錠された時刻等のログ情報LOGを記憶する。入金機1は、適宜、ログ情報LOGを管理サーバ2又は携帯端末3に送信する。
このようにして、回収権限のある回収員は、入金機1の収納ケース11を回収できる。
第3に、ユーザが、参照権限者である、例えば、入金機1を設置している店舗の店長であり、その店長が入金機1に入金した金額の総計(売上金額)を確認しようとする場合を想定する。
(C1)店長は、まず、トリガボタン19を押下する。すると、読取装置15がコード情報CIDの読み取りを開始する。
(C2)次に、店長は、携帯端末3のモニタ32に、保存された第3コード情報CID3(例えば、QRコード)を表示させた状態で、モニタ32を読取装置15に向けて、第3コード情報CID3を読取装置15に読み取らせる。
(C3)すると、第3コード情報CID3の属性に対応する出力装置14が起動し、出力装置14に、記憶されたログ情報LOGに基づいて演算された売上金額が出力される。例えば、出力装置14がディスプレイである場合、そのディスプレイに売上金額が表示される。また、同時に、第3コード情報CID3の属性に対応する入金装置12も起動し、入金装置12は入金を受け付けるようになる。
このようにして、参照権限のある店長は、入金機1の収納ケース11に入金された金額、すなわち、売上金額を確認できる。また、参照権限のある店長は、入金機1に貨幣を入金できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る入金機1は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変化が可能である。
例えば、以上説明した実施形態においては、読取装置15で読み取ったコード情報CIDに応じて、そのコード情報CIDに対応する関係となる被制御装置Pを制御するものとしたが、これに限らず、例えば、第1コード情報CID1が読み取られた場合に入金装置12、出力装置14及び通信装置18を制御したり、第1コード情報CID1が読み取られた場合に入金装置12及び出力装置14を制御したりする等、読取装置15で読み取ったコード情報CIDに応じて、そのコード情報CIDに対応して被制御装置Pのいずれかを適宜の組み合わせで制御してもよい。
本発明の入金機1によれば、貨幣を収納して着脱自在な収納ケース11と、被制御装置Pと、被制御装置Pを制御する制御装置10と、を有する入金機1であって、コード情報CIDを読み取り可能な読取装置15と、ユーザ情報UIDを登録可能な記憶装置16と、を備え、被制御装置Pは、収納ケース11に貨幣を搬送可能な入金機能を有する入金装置12と、収納ケース11を解錠状態と施錠状態とで切換可能なロック機能を有するロック装置13と、を備え、制御装置10は、コード情報CIDとユーザ情報UIDとの相互認証がなされた場合、ユーザ情報UIDに応じて、複数の被制御装置Pのうちのいずれか又は組み合わせ(特に、入金装置12及びロック装置13のいずれか)を制御するので、ユーザは、入金機1の読取装置15によってコード情報CIDを読み取らせるというシンプルな操作で、機能の異なる複数の被制御装置Pの内から、そのユーザが権限を有する特定の一又は組み合わせとなる被制御装置Pを動作させることができる。また、物理キーの管理が不要となり、高いセキュリティを確保できる。よって、シンプルに操作でき、高いセキュリティを確保できる入金機1を提供できる。
1 入金機
2 管理サーバ
3 携帯端末
10 (入金機の)制御装置
11 収納ケース
12 入金装置
13 ロック装置
14 出力装置
15 読取装置
16 記憶装置
17 施錠扉
18 通信装置
19 トリガボタン
20 (管理サーバの)制御装置
21 管理サーバ通信装置
30 (携帯端末の)制御装置
31 携帯端末通信装置
32 モニタ
112 入金制御部
113 ロック制御部
114 出力制御部
115 読取制御部
116 記憶部
118 通信部
221 管理サーバ通信制御部
331 携帯端末通信制御部
332 モニタ制御部
CID コード情報
CID1 第1コード情報
CID2 第2コード情報
CID3 第3コード情報
IN 入金額
OUT 回収額
LOG ログ情報
T 総額
NET ネットワーク
P 被制御装置
S 貨幣管理システム
UID ユーザ情報
UID1 入金権限者情報
UID2 回収権限者情報
UID3 参照権限者情報

Claims (6)

  1. 貨幣を収納して着脱自在な収納ケースと、被制御装置と、前記被制御装置を制御する制御装置と、を有する入金機であって、
    前記入金機は、コード情報を読み取り可能な読取装置と、ユーザ情報を登録可能な記憶装置と、を備え、
    前記被制御装置は、前記収納ケースに貨幣を搬送可能な入金機能を有する入金装置と、前記収納ケースを解錠状態と施錠状態とで切換可能なロック機能を有するロック装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記コード情報と前記ユーザ情報との相互認証がなされた場合、
    前記ユーザ情報に応じて、複数の前記被制御装置のうちのいずれか又は組み合わせを制御する
    ことを特徴とする入金機。
  2. 前記制御装置は、前記コード情報と前記ユーザ情報との相互認証がなされた場合、
    前記ユーザ情報に応じて、前記入金装置及び前記ロック装置のいずれかを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の入金機。
  3. 前記制御装置は、
    前記ユーザ情報が前記入金装置への入金権限者に関する情報である場合、前記入金装置を制御し、
    前記ユーザ情報が前記収納ケースの回収権限者に関する情報である場合、前記ロック装置を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の入金機。
  4. 前記被制御装置は、ログ情報を出力可能な出力装置を備え、
    前記制御装置は、前記相互認証がなされた場合、
    前記ユーザ情報に応じて、前記入金装置、前記ロック装置及び出力装置のいずれかを制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の入金機。
  5. 前記制御装置は、
    前記ユーザ情報が前記ログ情報の参照権限者に関する情報である場合、前記出力装置を制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の入金機。
  6. 前記制御装置は、
    前記ユーザ情報が前記ログ情報の参照権限者に関する情報である場合、前記入金装置を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の入金機。
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