JP2019206144A - 画像形成装置 - Google Patents

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哲生 冨松
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Abstract

【課題】不揮発性の記憶装置に記憶された主要データにエラーが生じた場合に前記主要データを復元できること。【解決手段】第1プロセッサー811と通信可能な第2プロセッサー821は、ジョブが開始される前に、不揮発性の第2記憶装置84の第2識別データ84aを揮発性の第3記憶装置822にコピーするデータコピー処理と、前記第2記憶装置84の管理データ840のエラーが生じていると判定される場合に、第1記憶装置82から前記第1プロセッサー811を通じて第1実績データ82bを取得し、前記第2記憶装置84の前記管理データ840を前記第1実績データ82bおよび前記第3記憶装置822の前記第2識別データ84aに基づいて復元するデータ復元処理と、を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、エラーが生じたデータを復元できる画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置は、プリントエンジンとコントローラーとを備える。前記プリントエンジンは、プリント処理装置を制御するローカルプロセッサーと、前記ローカルプロセッサーがアクセス可能な不揮発性の記憶装置とを備える。前記コントローラーは、前記プリントエンジンの制御およびユーザーインターフェイス関連の処理などを実行するメインプロセッサーと、前記メインプロセッサーがアクセス可能な不揮発性の記憶装置とを備える。
また、フラッシュメモリーカードが、ファームデータを多重化された複数のファームデータ領域に記憶させ、エラー訂正不能のファームデータ領域のデータをその他のファームデータ領域のデータに基づいて復元することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−122640号公報
ところで、前記画像形成装置において、前記メインプロセッサーが、起動処理を実行するときに、前記画像形成装置のシリアル番号などの識別データを参照する場合がある。
具体的には、前記メインプロセッサーは、前記プリントエンジンが保有する前記識別データと前記コントローラーが保有する前記識別データとが整合することを条件に、前記起動処理を正常終了させる。
従って、前記画像形成装置は、前記コントローラーが保有する前記識別データにエラーが生じた状態で停止した後に、正常に起動できない。
また、前記メインプロセッサーは、例えば累積プリント枚数のデータまたはユーザーの操作によって入力されるデータなどの可変データを前記コントローラーの記憶装置に記憶させ、状況に応じて更新する。
前記可変データにエラーが生じると、装置が誤動作する、または前記ユーザーの入力操作が無駄になるなどの不都合が生じる。
本発明の目的は、不揮発性の記憶装置に記憶された主要データにエラーが生じた場合に前記主要データを復元できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、プリント処理装置と、第1記憶装置と、第1プロセッサーと、第2記憶装置と、第3記憶装置と、第2プロセッサーと、を備える。前記プリント処理装置は、シートに画像を形成するプリント処理を実行する。前記第1記憶装置は、前記プリント処理装置に固有の第1識別データおよび前記プリント処理の実績に応じて更新される第1実績データを記憶する不揮発性の記憶装置である。前記第1プロセッサーは、前記プリント処理装置を制御するとともに、前記プリント処理の実績に応じて前記第1記憶装置の前記第1実績データを更新する。前記第2記憶装置は、前記プリント処理装置に固有の第2識別データおよび前記プリント処理の実績に応じて更新される第2実績データを含む管理データを記憶する不揮発性の記憶装置である。前記第3記憶装置は、揮発性の記憶装置である。前記第2プロセッサーは、前記第2記憶装置および前記第3記憶装置にアクセス可能であるとともに前記第1プロセッサーと通信可能であり、予め定められた起動処理を実行し、前記起動処理の正常終了後に前記プリント処理の実績に応じて前記第2記憶装置の前記第2実績データを更新する。前記第2プロセッサーは、識別データ判定処理と、データコピー処理と、エラー判定処理と、データ復元処理とを実行する。前記識別データ判定処理は、前記起動処理において前記第1記憶装置から前記第1プロセッサーを通じて前記第1識別データを取得するとともに前記第2記憶装置から前記第2識別データを取得し、前記第1識別データおよび前記第2識別データが予め定められた整合条件を満たす場合にのみ前記起動処理を正常終了させる処理である。前記データコピー処理は、前記起動処理の正常終了後に前記プリント処理を含むジョブが開始される前に、前記第2記憶装置の前記第2識別データを前記第3記憶装置にコピーする処理である。前記エラー判定処理は、前記ジョブが終了した後に前記第2記憶装置の前記管理データにエラーが生じているか否かを判定する処理である。前記データ復元処理は、前記エラー判定処理により前記管理データのエラーが生じていると判定される場合に、前記第1記憶装置から前記第1プロセッサーを通じて前記第1実績データを取得し、前記第2記憶装置の前記管理データを前記第1実績データおよび前記第3記憶装置の前記第2識別データに基づいて復元する処理である。
本発明によれば、不揮発性の記憶装置に記憶された主要データにエラーが生じた場合に前記主要データを復元できる画像形成装置を提供することが可能になる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 図2は、実施形態に係る画像形成装置における制御装置のブロック図である。 図3は、実施形態に係る画像形成装置におけるジョブ対応処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の構成]
実施形態に係る画像形成装置10は、シートに画像を形成するプリント処理を実行するプリント処理装置2を備える。本実施形態において、プリント処理装置2は、電子写真方式で前記プリント処理を実行する。
図1に示されるように、画像形成装置10は、プリント処理装置2に加え、制御装置8、操作装置8xおよび表示装置8yを備える。さらに、画像形成装置10は、原稿9から画像を読み取る読取処理を実行する画像読取装置1も備える。例えば、画像形成装置10は、複写機、ファクシミリ装置または複合機などである。
前記プリント処理の対象となる画像は、画像読取装置1によって原稿9から読み取られた画像および不図示のホスト装置から受信されるプリントデータが表す画像などである。
制御装置8は、前記プリント処理を含むジョブなどに関する各種のデータ処理を実行し、さらに、各種の電気機器を制御する。図2に示されるように、制御装置8は、プリントエンジン81、第1補助記憶装置82、メインコントローラー83、第2補助記憶装置84および通信装置85などを備える。
また、プリントエンジン81は、エンジンCPU(Central Processing Unit)811および第1RAM(Random Access Memory)812を備える。メインコントローラー83は、メインCPU821および第2RAM822を備える。
例えば、エンジンCPU811、第1RAM812、第1補助記憶装置82、メインCPU821、第2RAM822および第2補助記憶装置84は、1つの電子基板に実装されている。
操作装置8xは、ユーザーの操作を受け付ける装置である。表示装置8yは、情報をグラフィック表示する装置である。
例えば、操作装置8xおよび表示装置8yが、表示パネルおよびタッチセンサーを備えるタッチパネルユニットによって実現されることが考えられる。
図1に示されるように、画像読取装置1は、プラテンガラス13、イメージセンサーユニット110、可動支持装置11およびプラテンカバー12などを備える。画像読取装置1は、プラテンカバー12に組み込まれたADF(Auto Document Feeder)14をさらに備える。
プラテンガラス13は、原稿9が載置される透明な原稿台である。プラテンカバー12は、プラテンガラス13およびプラテンガラス13上の原稿9を覆う。
原稿9は、プラテンガラス13上に載置されるか、或いはADF14によって搬送される。イメージセンサーユニット110は、プラテンガラス13上の原稿9を対象とする前記読取処理およびADF14によって搬送される原稿9を対象とする前記読取処理を実行可能である。以下の説明において、画像読取装置1によって原稿9から読み取られる画像のことを原稿画像と称する。
プリント処理装置2は、前記原稿画像に基づく前記プリント処理、または、他装置から受信されるプリントデータが表す画像に基づく前記プリント処理を実行可能である。
図1に示されるように、プリント処理装置2は、シート搬送装置3および画像形成部4を備える。シート搬送装置3は、前記シートをシート収容部20からシート搬送路30へ送り出し、さらに前記シートをシート搬送路30に沿って搬送する。
画像形成部4は、作像ユニット4x、レーザースキャニングユニット40、転写装置44および定着装置46を備える。
作像ユニット4xにおいて、ドラム状の感光体41が回転し、帯電装置42が感光体41の表面を一様に帯電させる。さらに、レーザースキャニングユニット40が帯電した感光体41の表面に静電潜像を書き込む。
さらに、作像ユニット4xの現像装置43が、前記静電潜像をトナー像へ現像する。転写装置44は、感光体41の表面の前記トナー像を前記シートに転写する。
続いて、定着装置46が、前記トナー像を前記シートに定着させる。定着装置46は、定着ヒーター46aと定着部材46bと加圧ローラー46cと温度センサー46dとを備える。
定着ヒーター46aは、ヒーター電力が供給されることによって発熱し、定着部材46bを加熱する。定着部材46bは、前記シート上の前記トナー像を加熱する。即ち、定着ヒーター46aは、前記ヒーター電力が供給されることにより、定着部材46bを介して前記シート上の前記トナー像を加熱する。
加圧ローラー46cは、前記シート上の前記トナー像に圧力を加える。温度センサー46dは、定着部材46bの温度を検出する。例えば、温度センサー46dはサーミスタである。
定着装置46は、定着ヒーター46aで前記シート上の前記トナー像を加熱し、さらに加圧ローラー46cで前記シート上の前記トナー像を加圧することにより、前記トナー像を前記シート上に定着させる。
図1に示されるプリント処理装置2は、タンデム式の画像形成部4を有するカラープリンターである。そのため、画像形成部4は、それぞれ異なる色のトナーに対応する4つの作像ユニット4xを備る。さらに、転写装置44は、4つの一次転写装置441、中間転写ベルト440、二次転写装置442およびベルトクリーニング装置443を含む。
4つの作像ユニット4xが、それぞれ感光体41、帯電装置42および現像装置43を含む。4つの作像ユニット4xは、それぞれシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの前記トナー像を感光体41の表面に形成する。
作像ユニット4x各々において、一次転写装置441が、前記トナー像を感光体41から中間転写ベルト440へ転写する。これにより、4色の前記トナー像からなるカラー画像が中間転写ベルト440上に形成される。
二次転写装置442は、二次転写電力が供給されることにより、中間転写ベルト440上の4色の前記トナー像を前記シートに転写する。なお、画像形成装置10において、感光体41および転写装置44の中間転写ベルト440は、それぞれ前記トナー像を担持して回転する像担持体の一例である。
ベルトクリーニング装置443は、前記シートに転写されずに中間転写ベルト440上に残ったトナーを、中間転写ベルト440から除去する。
エンジンCPU811は、予め第1補助記憶装置82に記憶されたプログラムを実行することにより、プリント処理装置2を制御するとともに、前記プリント処理に関連するデータ処理を実行する。
メインCPU821は、予め第2補助記憶装置84に記憶されたプログラムを実行することにより、エンジンCPU811、表示装置8yおよびその他の機器を制御するとともに、各種のデータ処理を実行する。
例えば、メインCPU821は、操作装置8xに対する操作に応じた前記ジョブの選択処理および各種データの設定処理などを実行する。さらに、メインCPU821は、温度センサー46dの検出温度が予め設定される目標定着温度に近づくように定着ヒーター46aへの供給電力を制御する。
第1RAM812および第2RAM822は、コンピューター読み取り可能な揮発性の記憶装置である。一方、第1補助記憶装置82および第2補助記憶装置84は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。
エンジンCPU811は、第1RAM812および第1補助記憶装置82にアクセス可能である。メインCPU821は、第2RAM822および第2補助記憶装置84にアクセス可能である。
なお、第1補助記憶装置82は不揮発性の第1記憶装置の一例であり、第2補助記憶装置84は不揮発性の第2記憶装置の一例であり、第2RAM822は、揮発性の第3記憶装置の一例である。
第1RAM812は、エンジンCPU811が実行するプログラムおよびエンジンCPU811がプログラムを実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する。第2RAM822は、メインCPU821が実行するプログラムおよびメインCPU821がプログラムを実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する。
本実施形態において、第1補助記憶装置82はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)であり、第2補助記憶装置84はNAND型フラッシュメモリーである。第2補助記憶装置84のデータ容量は、第1補助記憶装置82のデータ容量よりも大きい。
第1補助記憶装置82は、1バイトを最小単位とするデータ更新が可能な記憶装置である。一方、第2補助記憶装置84は、1バイトよりも大きなサイズの1ブロックを最小単位とするデータの更新が可能な記憶装置である。例えば、1ブロックのサイズは、数十キロバイトから百数十キロバイト程度である。
エンジンCPU811は、例えばI2Cバスなどの第1バス801を通じたシリアル通信によって第1補助記憶装置82にアクセス可能である。エンジンCPU811は、第1RAM812にもアクセス可能である。メインCPU821は、フラッシュメモリーコントローラーを含むメモリーインターフェイス802を通じて第2補助記憶装置84にアクセス可能である。さらに、メインCPU821は、第2RAM822にもアクセス可能である。
また、エンジンCPU811およびメインCPU821は、例えばI2Cバスなどの第2バス803を通じて相互にシリアル通信が可能である。
通信装置85は、不図示のネットワークを通じて不図示のホスト装置またはその他の外部装置との間で通信を行う通信インターフェイスデバイスである。前記ホスト装置は、パーソナルコンピューターまたは携帯情報端末などの情報処理装置である。メインCPU821は、前記外部装置との間のデータの送信および受信の全てを、通信装置85を通じて行う。
第1補助記憶装置82は、プリント処理装置2に固有の第1識別データ82aおよび前記プリント処理の実績に応じて更新される第1実績データ82bを記憶する。第1識別データ82aは、画像形成装置10に固有のデータであるともいえる。
例えば、第1識別データ82aは、プリント処理装置2のシリアル番号を表すデータである。また、本実施形態において、第1実績データ82bは、累積プリント枚数を表すデータである。
エンジンCPU811は、プリント処理装置2を制御するとともに、前記プリント処理の実績に応じて第1補助記憶装置82の第1実績データ82bを更新する。即ち、エンジンCPU811は、1ページ分の前記プリント処理が行われるごとに数値データである第1実績データ82bを1つずつカウントアップする。
第2補助記憶装置84は、第1補助記憶装置82と同様に、プリント処理装置2に固有の第2識別データ84aおよび前記プリント処理の実績に応じて更新される第2実績データ84bを記憶する。第2識別データ84aは、画像形成装置10に固有のデータであるともいえる。
例えば、第2識別データ84aが、第1識別データ82aと同じデータであることが考えられる。また、第2識別データ84aが、第1識別データ82aと同じではなく、第1識別データ82aと予め定められた対応関係を有するデータであることも考えられる。
第2実績データ84bは、第1実績データ82bと同じデータである。メインCPU821は、1ページ分の前記プリント処理が行われるごとに数値データである第2実績データ84bを1つずつカウントアップする。
メインCPU821は、予め定められた起動処理を実行する。さらに、メインCPU821は、前記起動処理の正常終了後に、プリントエンジン81を制御する。その際、メインCPU821は、プリントエンジン81を制御するとともに、前記プリント処理の実績に応じて第2補助記憶装置84の第2実績データ84bを更新する。
エンジンCPU811は、例えばプリントエンジン81の基板が交換されるような場合においてもプリント処理装置2の使用実績を残すために、第1実績データ82bを第1補助記憶装置82に記録する。また、メインCPU821は、画像形成装置10による前記ジョブの実績を残すために、第2実績データ84bを第2補助記憶装置84に記録する。
さらに、第2補助記憶装置84は、操作装置8xに対するユーザーの操作に従って設定される登録データ84cも記憶する。第2識別データ84a、第2実績データ84bおよび登録データ84cは、第2補助記憶装置84の記憶領域における予め定められた特定領域に記憶される。
本実施形態において、前記特定領域は、第2補助記憶装置84の記憶領域における1つの前記ブロックの範囲内の領域である。従って、前記特定領域内の第2識別データ84a、第2実績データ84bおよび登録データ84cのうちの1つ以上が更新される場合、第2識別データ84a、第2実績データ84bおよび登録データ84cの全てが、第2補助記憶装置84の記憶領域において物理的に書き換えられる。
前記特定領域は、メインCPU821によるデータの更新が許容される領域である。前記特定領域のデータは、メインCPU821によってアクセスされるときに、電気的ノイズに起因してエラーが生じる場合がある。
以下の説明において、前記特定領域に記憶されるデータのことを管理データ840と称する。管理データ840は、第2識別データ84a、第2実績データ84bおよび登録データ84cを含む。
メインCPU821は、操作装置8xに対するデータ入力操作に従って登録データ84cを設定し、設定した登録データ84cを第2補助記憶装置84に記憶させる登録処理を実行する。
登録データ84cは、例えば通信装置85を通じたデータの送信の宛先情報を含むアドレス帳データなどを含む。
また、メインCPU821は、前記起動処理において、識別データ判定処理を実行する。前記識別データ判定処理において、メインCPU821は、第1補助記憶装置82からエンジンCPU811を通じて第1識別データ82aを取得するとともに、第2補助記憶装置84から第2識別データ84aを取得する。
さらに、メインCPU821は、前記起動処理において、第1識別データ82aおよび第2識別データ84aが予め定められた整合条件を満たすか否かを判定し、両データが前記整合条件を満たすと判定した場合にのみ前記起動処理を正常終了させる。
例えば、前記整合条件は、第1識別データ82aと第2識別データ84aとが一致するという条件である。また、前記整合条件が、第1識別データ82aを予め定められた式に適用することによって算出される結果が第2識別データ84aと一致するという条件であることも考えられる。
一方、メインCPU821は、第1識別データ82aおよび第2識別データ84aが前記整合条件を満たさないと判定した場合、表示装置8yに予め定められたエラー通知を出力する。前記エラー通知は、メンテナンスの専門家に連絡する必要がある旨の通知である。
なお、エンジンCPU811は、第1プロセッサーの一例であり、メインCPU821は、第2プロセッサーの一例である。
ところで、前述したように、メインCPU821は、前記起動処理を実行するときに、画像形成装置10のシリアル番号などの第1識別データ82aおよび第2識別データ84aを参照する。
具体的には、メインCPU821は、プリントエンジン81が保有する第1識別データ82aとメインコントローラー83が保有する第2識別データ84aとが整合することを条件に、前記起動処理を正常終了させる。
従って、画像形成装置10は、メインコントローラー83が保有する第2識別データ84aにエラーが生じた状態で停止した後に、正常に起動できない。
さらに、前述したように、メインCPU821は、例えば累積プリント枚数などを表す第2実績データ84bおよびユーザーの操作によって入力される登録データ84cなどの可変データを第2補助記憶装置84に記憶させ、状況に応じて更新する。
前記可変データにエラーが生じると、画像形成装置10が誤動作する、または前記ユーザーの入力操作が無駄になるなどの不都合が生じる。
画像形成装置10において、メインCPU821は、後述するジョブ対応処理を実行する。これにより、画像形成装置10は、不揮発性の第2補助記憶装置84に記憶された管理データ840にエラーが生じた場合に管理データ840を復元することができる。
メインCPU821は、前記起動処理が正常終了した後、予め定められたジョブ開始イベントが発生したときに、前記ジョブ対応処理を開始する。
前記ジョブ開始イベントは、例えば、操作装置8xに対してコピージョブの開始操作が行われたこと、または、通信装置85を通じて前記外部装置からプリントジョブの実行要求を受信したこと、などである。
前記コピージョブおよび前記プリントジョブは、前記プリント処理を含むジョブの一例である。前記コピージョブは、前記読取処理および前記原稿画像に基づく前記プリント処理を含む。前記プリントジョブは、前記外部装置から前記プリントデータを受信する処理および前記プリントデータに基づく前記プリント処理を含む。
[ジョブ対応処理]
以下、図3に示されるフローチャートを参照しつつ、前記ジョブ対応処理の手順の一例について説明する。以下の説明において、S1,S2,…は、前記ジョブ対応処理における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S1>
前記ジョブ開始イベントが発生してから前記ジョブ開始イベントに対応する前記ジョブが開始される前に、メインCPU821は、データコピー処理を実行する。前記データコピー処理は、第2補助記憶装置84における前記特定領域の管理データ840を第2RAM822にコピーする処理である。前述したように、管理データ840は、第2識別データ84aおよび登録データ84cを含む。
<工程S2>
さらに、メインCPU821は、前記ジョブ開始イベントに対応するジョブ制御を実行する。
前記ジョブ開始イベントが前記コピージョブの開始イベントである場合、メインCPU821は、画像読取装置1に前記読取処理を実行させ、さらに、前記原稿画像を表すプリント用の画像データをエンジンCPU811に供給する。
前記ジョブ開始イベントが前記プリントジョブの開始イベントである場合、メインCPU821は、通信装置85を通じて前記外部装置から前記プリントデータを受信し、前記プリントデータに対応するプリント用の画像データを出力する。
前記外部装置から画像読取装置1に前記読取処理を実行させ、さらに、前記原稿画像を表すプリント用の画像データをエンジンCPU811に供給する。
エンジンCPU811は、メインCPU821から供給される前記画像データに基づく前記プリント処理をプリント処理装置2に実行させる。
<工程S3>
そして、メインCPU821は、前記ジョブが終了するまで前記プリント処理の状況を監視しつつ、前記プリント処理の実績に応じて第2実績データ84bを更新する。
なお、エンジンCPU811は、メインCPU821による工程S3の処理と並行して、前記プリント処理の実績に応じて第1実績データ82bを更新する。
<工程S4>
そして、前記ジョブが終了すると、メインCPU821は、第2補助記憶装置84における前記特定領域の第2識別データ84aを読み出す処理を実行する。
第2補助記憶装置84に記憶されるデータを読み出す処理が行われる際に、メモリーインターフェイス802は、伝送データにECC(Error Correction Code)を付加する。さらに、メモリーインターフェイス802は、前記ECCがデータエラーを表す場合に、前記ECCに基づいてデータのエラー訂正を試みる。
メモリーインターフェイス802は、前記ECCがデータエラーを表さない場合、読み出しデータをそのままメインCPU821へ伝送する。また、メモリーインターフェイス802は、前記ECCに基づいてデータのエラーを訂正できた場合、訂正後のデータをメインCPU821へ伝送する。
一方、メモリーインターフェイス802は、前記ECCがデータエラーを表し、かつ、前記ECCに基づいてデータのエラーを訂正できない場合、訂正できないデータエラーが発生したことをメインCPU821へ通知する。
<工程S5>
続いて、メインCPU821は、メモリーインターフェイス802からの通知により、第2補助記憶装置84から読み出される第2識別データ84aに訂正できないデータエラーが生じているか否かを判定する。
なお、前記ジョブが終了した後に実行される工程S5の処理はエラー判定処理の一例である。
そして、メインCPU821は、第2識別データ84aに訂正できないデータエラーが生じていると判定する場合、処理を工程S6へ移行させ、そうでない場合、前記ジョブ対応処理を終了させる。
<工程S6>
工程S6において、メインCPU821は、第2RAM822から管理データ840のコピーデータを読み出し、第2補助記憶装置84の前記特定領域における管理データ840を前記コピーデータへ更新する。
即ち、メインCPU821は、第2RAM822の管理データ840に基づいて第2補助記憶装置84の前記特定領域における管理データ840を、前記ジョブが開始される前の状態へ復元する。これにより、前記特定領域の第2識別データ84aおよび登録が復元される。
<工程S7>
さらに、メインCPU821は、第1補助記憶装置82からエンジンCPU811を通じて第1識別データ82aを取得する。
<工程S8>
続いて、メインCPU821は、プリントエンジン81から取得した第1識別データ82aに基づいて、第2補助記憶装置84の前記特定領域における第2実績データ84bを復元する。
即ち、工程S5の前記エラー判定処理により管理データ840のエラーが生じていると判定される場合に、メインCPU821は、工程S6〜S8の処理を実行する。
工程S6〜S8において、メインCPU821は、データ復元処理を実行する。前記データ復元処理は、第1補助記憶装置82からエンジンCPU811を通じて第1実績データ82bを取得し、第2補助記憶装置84の前記特定領域の管理データ840を第1実績データ82bおよび第2RAM822の第2識別データ84aに基づいて復元する処理である。
以上に示されるように、画像形成装置10は、不揮発性の第2補助記憶装置84に記憶された主要データである管理データ840にエラーが生じた場合に管理データ840を復元することができる。
従って、画像形成装置10が、メインコントローラー83が保有する第2識別データ84aにエラーが生じた状態で停止し、その後に正常に起動できない、という事態は生じにくい。
さらに、プリント処理装置2が誤動作する、または前記ユーザーの入力操作が無駄になるなどの不都合も生じにくい。
また、画像形成装置10は、パルス幅変調または交流電力調整が施された電圧を定着ヒーター46aへ伝送する給電線460を備える(図2参照)。本実施形態において、給電線460は、第1補助記憶装置82よりも第2補助記憶装置84に近い位置に配置されている。
従って、第2補助記憶装置84は、第1補助記憶装置82よりもデータエラーが生じやすい。このような場合に、管理データ840を復元可能な前記ジョブ対応処理の効果がより顕著となる。
1 :画像読取装置
2 :プリント処理装置
3 :シート搬送装置
4 :画像形成部
4x :作像ユニット
8 :制御装置
8x :操作装置
8y :表示装置
9 :原稿
10 :画像形成装置
11 :可動支持装置
12 :プラテンカバー
13 :プラテンガラス
20 :シート収容部
30 :シート搬送路
40 :レーザースキャニングユニット
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :転写装置
46 :定着装置
46a :定着ヒーター
46b :定着部材
46c :加圧ローラー
46d :温度センサー
81 :プリントエンジン
82 :第1補助記憶装置
82a :第1識別データ
82b :第1実績データ
83 :メインコントローラー
84 :第2補助記憶装置
84a :第2識別データ
84b :第2実績データ
84c :登録データ
85 :通信装置
110 :イメージセンサーユニット
440 :中間転写ベルト
441 :一次転写装置
442 :二次転写装置
443 :ベルトクリーニング装置
460 :給電線
801 :第1バス
802 :メモリーインターフェイス
803 :第2バス
811 :エンジンCPU
812 :第1RAM
821 :メインCPU
822 :第2RAM
840 :管理データ

Claims (4)

  1. シートに画像を形成するプリント処理を実行するプリント処理装置と、
    前記プリント処理装置に固有の第1識別データおよび前記プリント処理の実績に応じて更新される第1実績データを記憶する不揮発性の第1記憶装置と、
    前記プリント処理装置を制御するとともに、前記プリント処理の実績に応じて前記第1記憶装置の前記第1実績データを更新する第1プロセッサーと、
    前記プリント処理装置に固有の第2識別データおよび前記プリント処理の実績に応じて更新される第2実績データを含む管理データを記憶する不揮発性の第2記憶装置と、
    揮発性の第3記憶装置と、
    前記第2記憶装置および前記第3記憶装置にアクセス可能であるとともに前記第1プロセッサーと通信可能であり、予め定められた起動処理を実行し、前記起動処理の正常終了後に前記プリント処理の実績に応じて前記第2記憶装置の前記第2実績データを更新する第2プロセッサーと、を備え、
    前記第2プロセッサーは、
    前記起動処理において前記第1記憶装置から前記第1プロセッサーを通じて前記第1識別データを取得するとともに前記第2記憶装置から前記第2識別データを取得し、前記第1識別データおよび前記第2識別データが予め定められた整合条件を満たす場合にのみ前記起動処理を正常終了させる識別データ判定処理と、
    前記起動処理の正常終了後に前記プリント処理を含むジョブが開始される前に、前記第2記憶装置の前記第2識別データを前記第3記憶装置にコピーするデータコピー処理と、
    前記ジョブが終了した後に前記第2記憶装置の前記管理データにエラーが生じているか否かを判定するエラー判定処理と、
    前記エラー判定処理により前記管理データのエラーが生じていると判定される場合に、前記第1記憶装置から前記第1プロセッサーを通じて前記第1実績データを取得し、前記第2記憶装置の前記管理データを前記第1実績データおよび前記第3記憶装置の前記第2識別データに基づいて復元するデータ復元処理と、を実行する、画像形成装置。
  2. 前記第1実績データおよび前記第2実績データが、それぞれ累積プリント枚数を表すデータを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ユーザーの操作を受け付ける操作装置をさらに備え、
    前記第2プロセッサーは、前記操作装置に対するデータ入力操作に従って前記第2記憶装置に登録データを記憶させる登録処理を実行し、
    前記管理データは前記登録データを含む、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プリント処理装置は、
    前記シートにトナー像を転写する転写装置と、
    前記シート上の前記トナー像を加熱するヒーターを含む定着装置と、
    パルス幅変調または交流電力調整が施された電圧を前記ヒーターへ伝送する給電線と、を備え、
    前記給電線は、前記第1記憶装置よりも前記第2記憶装置に近い位置に配置されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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