JP2019205474A - 異なる検出温度及び基準値を使用したターゲット核酸配列の検出 - Google Patents
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Abstract
Description
(a)異なる検出温度及び基準値を使用したサンプル内の2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列の検出;及び
(b)異なる検出温度及び基準値を使用したサンプル内の核酸配列のSNP遺伝子型分析。
(a)異なる検出温度を用いる本発明は、1つの反応容器で単一類型の標識のみでも従来のリアルタイム方式で複数のターゲット核酸配列を検出することができる。従来の技術は、ターゲット増幅後、メルティング分析によって複数のターゲット核酸配列を検出する。これとは異なって、本発明は、ターゲット増幅後、メルティング分析が不要であるので、分析時間が画期的に短縮される。
(b)2つのターゲット核酸配列に対するシグナルが2つの検出温度で発生する場合にも、本発明は、それぞれのターゲット核酸配列を検出することができる。このような利点は、それぞれのターゲット核酸配列に対して切断によってシグナルを発生させるシグナル−発生手段を使用可能にする。
(c)異なる検出温度を使用する本発明で、それぞれのターゲット核酸配列に対して、ターゲット核酸配列と特異的にハイブリダイズされる媒介オリゴヌクレオチドの切断に依存的な方式で形成される二量体によってシグナルを提供するシグナル−発生手段の使用(例えば、PTOCE−基盤の方法)は、予期せぬ結果を誘導することができる。第一に、PTOCE−基盤の方法のように媒介オリゴヌクレオチドを使用する方法は、形成された二量体のTm値を容易に調節して検出温度を簡便に選択可能にする。前記特徴によって、所望の基準値(または、基準値の差)を有するようにさらに簡便に調節可能になる。さらに、PTOCE−基盤の方法のように媒介オリゴヌクレオチドを使用する方法で、特定Tm値を有する二量体が形成されうるが、前記二量体が、ターゲット核酸配列と関係のない配列を有するためである。これとは異なって、ターゲット核酸配列と直接ハイブリダイズされるプローブを使用する方法で、形成された二量体のうち少なくとも1本の鎖がターゲット核酸配列に相補的な配列を含むために、ターゲット核酸配列上に変異が存在する場合に、意図していないTm値を有する二量体が形成されうる。
本発明の一態様において、下記を含む、異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の第1ターゲット核酸配列及び第2ターゲット核酸配列を含む2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列を検出する方法が提供される:
(a)(i)第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナルの変化の関係を示す第1ターゲット核酸配列に対する第1基準値、及び/または(ii)第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されるシグナルの変化の関係を示す第2ターゲット核酸配列に対する第2基準値を提供する段階であって;前記第1基準値は、前記第2基準値とは異なり;
(b)2つのターゲット核酸配列の検出のための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段と共にサンプルをインキュベーションし、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で前記2つのシグナル−発生手段からのシグナルを検出する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;
(c)前記基準値のうち少なくとも1つ及び前記段階(b)から検出されたシグナルによって2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列の存在を決定する段階。
第1ターゲット核酸配列に対する第1基準値及び第2ターゲット核酸配列に対する第2基準値を提供する。
(a)ターゲット核酸配列をアップストリームオリゴヌクレオチド及びPTOとハイブリダイズさせる段階;(b)前記PTOの切断のための条件下で5’−ヌクレアーゼ活性を有する酵素に段階(a)の結果物を接触させる段階であって;前記アップストリームオリゴヌクレオチドまたはその延長鎖は、前記5’−ヌクレアーゼ活性を有する酵素によるPTOの切断を誘導し、前記切断は、前記PTOの5’−タギング部位または5’−タギング部位の一部を含む断片を放出し;(c)前記PTOから放出された断片とCTOとをハイブリダイズさせる段階であって;前記PTOから放出された断片は、前記CTOのキャプチャリング部位にハイブリダイズされ;(d)前記段階(c)の結果物及び鋳型−依存的核酸重合酵素を使用して延長反応を実施する段階であって;前記CTOのキャプチャリング部位にハイブリダイズされた断片は、延びて延長二量体が形成され;前記延長二量体は、(i)前記断片の配列及び/または長さ、(ii)前記CTOの配列及び/または長さ、または(iii)前記断片の配列及び/または長さ、及び前記CTOの配列及び/または長さによって調節可能なTm値を有し;前記延長二量体は、(i)前記断片及び/または前記CTOに連結された少なくとも1つの標識、(ii)延長反応の間に延長二量体内に挿入された標識、(iii)延長反応の間に延長二量体内に挿入された標識及び断片及び/またはCTOに連結された標識、または(iv)インターカレーティング標識によってターゲットシグナルを提供し;及び(e)前記延長二量体が、その二本鎖の形態を保持する既定の温度でターゲットシグナルを測定することによって、前記延長二量体を検出する段階であって、前記延長二量体の存在は、ターゲット核酸配列の存在を示す。このような場合、前記方法は、反復サイクルの間に変性を含み、前記段階(a)〜(e)の全部または一部を繰り返すことをさらに含む。
分析するサンプルを2つのターゲット核酸配列を検出するための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段と共にインキュベーションし、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で、前記2つのシグナル−発生手段からのシグナルを検出する。
最後に、2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列の存在を基準値のうち少なくとも1つ、及び段階(b)から検出されたシグナルによって決定する。
実施例1で、第1ターゲット核酸配列(NG)及び第1シグナル−発生手段をインキュベーションした後、相対的低温検出温度(L)及び相対的高温検出温度(H)でシグナルを測定する。第1シグナル−発生手段によって提供された相対的低温検出温度での検出されたシグナル(FTL)対第1シグナル−発生手段によって提供された相対的高温検出温度での検出されたシグナル(FTH)の比率を計算し、それを、結局第1ターゲット核酸配列に対する第1基準値(NGのRV=RVF=(FTL)÷(FTH)=1.8)として使用する。
FL−[FHxRVS]は、下記のように表現される:
FL−[FHxRVS]=(FTL+STL)−[(FTH+STH)xRVS]
=FTL−RVSxFTH+STL−RVSxSTH
=FTL−5.8xFTH+STL−5.8xSTH。
FL−[FHxRVF]は、下記のように表現される:
FL−[FHxRVF]=(FTL+STL)−[(FTH+STH)xRVF]
=FTL−RVFxFTH+STL−RVFxSTH
=FTL−1.8xFTH+STL−1.8xSTH。
本発明のさらに他の態様において、下記の段階を含む、異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の核酸配列のSNP(単一ヌクレオチド多型)遺伝子型を分析する方法が提供される:
(a)(i)第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示す第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第1基準値;(ii)第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示す第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第2基準値;及び(iii)第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示す第1SNP対立遺伝子及び第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体に対する第3基準値を提供する段階であって;前記3つの基準値は、互いに異なり;
(b)前記SNP対立遺伝子のための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段と共にサンプルをインキュベーションし、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で2つのシグナル−発生手段からのシグナルを検出する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;及び
(c)前記基準値及び前記段階(b)で相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差によってSNP遺伝子型を決定する段階。
第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第1基準値、第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第2基準値、及び第1SNP対立遺伝子及び第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体に対する第3基準値を提供する。
SNP(単一ヌクレオチド多型)サイトを含有する核酸配列を含むサンプルを核酸配列のSNP遺伝子型を分析するための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段と共にインキュベーションし、前記2つのシグナル−発生手段からのシグナルを相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で検出する。前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ、前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されない。
最後に、基準値及び段階(b)で相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差によってSNP遺伝子型を決定する。
本発明のさらなる態様において、下記を含む、異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列を検出するためのキットが提供される:
(a)2つのターゲット核酸配列の検出のための2つのシグナル−発生手段;及び
(b)異なる検出温度及び基準値を使用したサンプル内の2つのターゲット核酸配列の検出という題目の態様Iの本発明の方法を記載する説明書。
(a)2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つの検出のための2つのシグナル−発生手段;及び
(b)異なる検出温度及び基準値を使用したサンプル内の少なくとも1つのターゲット核酸配列の検出という題目の態様IIの本発明の方法を記載する説明書。
(a)第1SNP対立遺伝子のためのシグナル−発生手段;
(b)第2SNP対立遺伝子のためのシグナル−発生手段;及び
(c)異なる検出温度及び基準値を使用したサンプル内の核酸配列のSNP遺伝子型分析という題目の態様IIIの本発明の方法を記載する説明書。
下記の記載の本発明の記録媒体、装置及びコンピュータプログラムは、コンピュータで本発明の方法を実施するためのものなので、両者間の共通説明は、本明細書の複雑性をもたらす過度な重複を避けるために省略する。
(a)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で第1ターゲット核酸配列のための第1シグナル−発生手段及び第2ターゲット核酸配列のための第2シグナル−発生手段から発生したサンプル内のシグナルを受信する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;及び
(b)段階(a)から受信されたシグナル、及び第1ターゲット核酸配列に対する第1基準値及び/または第2ターゲット核酸配列に対する第2基準値によって少なくとも1つのターゲット核酸配列の存在を決定する段階であって;前記第1基準値は、第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、前記第2基準値は、第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し;前記第1基準値は、前記第2基準値と異なる。
(a)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で第1ターゲット核酸配列のための第1シグナル−発生手段及び第2ターゲット核酸配列のための第2シグナル−発生手段から発生したサンプル内のシグナルを受信する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;及び
(b)段階(a)から受信されたシグナル、及び第1ターゲット核酸配列に対する第1基準値及び/または第2ターゲット核酸配列に対する第2基準値によって少なくとも1つのターゲット核酸配列の存在を決定する段階であって;前記第1基準値は、第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、前記第2基準値は、第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し;前記第1基準値は、前記第2基準値と異なる。
(a)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でSNP対立遺伝子のための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段から発生したサンプル内のシグナルを受信する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;及び
(b)段階(a)から受信されたシグナル間の差、及び第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第1基準値、第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第2基準値、及び第1SNP対立遺伝子及び第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体に対する第3基準値によってSNP遺伝子型を決定する段階であって;前記第1基準値は、第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、第2基準値は、第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、第3基準値は、第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し;前記3つの基準値は、互いに異なる。
(a)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でSNP対立遺伝子のための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段から発生したサンプル内のシグナルを受信する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;及び
(b)段階(a)から受信されたシグナル間の差、及び第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第1基準値、第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第2基準値、及び第1SNP対立遺伝子及び第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体に対する第3基準値によってSNP遺伝子型を決定する段階であって;前記第1基準値は、第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、第2基準値は、第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、第3基準値は、第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し;前記3つの基準値は、互いに異なる。
本発明者らは、単一検出チャネルを使用して、1つの反応容器でサンプル内の2つのターゲット核酸を検出できるか否かを調査した。異なる検出温度及び基準値を使用して、下記の検出過程を行い、TaqManリアルタイムPCRをシグナル発生手段として適用した。
(1)NGまたはCTの基準値(RV)
エンドポイントで60℃でのRFU÷72℃でのRFU
(2)NGターゲットに対するプロッティング式:
(i)72℃でのRFU−(60℃でのRFU÷CTターゲットのRV)
または(ii)60℃でのRFU−(72℃でのRFUxCTターゲットのRV)
(3)CTターゲットに対するプロッティング式:
(i)72℃でのRFU−(60℃でのRFU÷NGターゲットのRV)
または(ii)60℃でのRFU−(72℃でのRFUxNGターゲットのRV)
前記式において、RFU(相対的な蛍光単位)値は、リアルタイムPCRの各サイクルから測定された値であり、RVは、基準値を示す。
NG−F 5’−TACGCCTGCTACTTTCACGCTIIIIIGTAATCAGATG−3’(配列番号:1)
NG−R 5’−CAATGGATCGGTATCACTCGCIIIIICGAGCAAGAAC−3’(配列番号:2)
NG−P 5’−[Quasar 670]TGCCCCTCATTGGCGTGTTTCG[BHQ−2]−3’(配列番号:3)
CT−F1 5’−TCCGAATGGATAAAGCGTGACIIIIIATGAACTCAC−3’(配列番号:4)
CT−R1 5’−AACAATGAATCCTGAGCAAAGGIIIIICGTTAGAGTC−3’(配列番号:5)
CT−P 5’−[Quasar 670]CATTGTAAAGA[T(BHQ−2)]ATGGTCTGCTTCGACCG[C3 spacer]−3’(配列番号:6)
(I:デオキシイノシン)
本発明者らは、単一検出チャネルを使用して、1つの反応容器でサンプル内の2つのターゲット核酸を検出できるか否かを調査した。下記の検出過程は、異なる検出温度及び基準値を使用して行い、PTOCEリアルタイムPCRをシグナル発生手段として適用した。
(1)NGまたはCTの基準値(RV)
エンドポイントで60℃でのRFU÷67.8℃でのRFU
(2)NGターゲットに対するプロッティング式:
(i)67.8℃でのRFU−(60℃でのRFU÷CTターゲットのRV)
または(ii)60℃でのRFU−(67.8℃でのRFUxCTターゲットのRV)
(3)CTターゲットに対するプロッティング式:
(i)67.8℃でのRFU−(60℃でのRFU÷NGターゲットのRV)
または(ii)60℃でのRFU−(67.8℃でのRFUxNGターゲットのRV)
前記式において、RFU(相対的な蛍光単位)値は、リアルタイムPCRの各サイクルから測定された値であり、RVは、基準値を示す。
NG−F 5’−TACGCCTGCTACTTTCACGCTIIIIIGTAATCAGATG−3’(配列番号:1)
NG−R 5’−CAATGGATCGGTATCACTCGCIIIIICGAGCAAGAAC−3’(配列番号:2)
NG−PTO 5’−GTACGCGATACGGGCCCCTCATTGGCGTGTTTCG[C3 spacer]−3’(配列番号:7)
NG−CTO 5’−[BHQ−2]TTTTTTTTTTTTTTTTTTTG[T(Cal Fluor Red 610)]ACTGCCCGTATCGCGTAC[C3 spacer]−3’(配列番号:8)
CT−F2 5’−GAGTTTTAAAATGGGAAATTCTGGTIIIIITTTGTATAAC−3’(配列番号:9)
CT−R2 5’−CCAATTGTAATAGAAGCATTGGTTGIIIIITTATTGGAGA−3’(配列番号:10)
CT−PTO 5’−GATTACGCGACCGCATCAGAAGCTGTCATTTTGGCTGCG[C3 spacer]−3’(配列番号:11)
CT−CTO 5’−[BHQ−2]GCGCTGGATACCCTGGACGA[T(Cal Fluor Red 610)]ATGTGCGGTCGCGTAATC[C3 spacer]−3’(配列番号:12)
(I:デオキシイノシン)
(下線を引いた文字は、PTOの5’−タギング部位を示す)
本発明者らは、本発明の方法が単一検出チャネルを使用して、1つの反応容器でSNP遺伝子型の分析に適用可能であるか否かを調査した。PTOCEリアルタイムPCRをシグナル発生手段として適用した。
野生型同型接合体、突然変異同型接合体及び異型接合体に係わる基準値
エンドポイントで60℃でのRFU÷64℃でのRFU
前記式において、RFU(相対的な蛍光単位)値は、リアルタイムPCRのエンドポイントから測定された値である。
M677−F 5’−CCACCCCGAAGCAGGGAIIIIIGAGGCTGACC−3’(配列番号:13)
M677−R 5’−CAAGTGATGCCCATGTCGGIIIIIGCCTTCACAA−3’(配列番号:14)
M677−W−PTO 5’−GGTCCCGACGTTAGCTCCCGCAGACACCTTCTCCTTC[C3 spacer]−3’(配列番号:15)
M677−W−CTO 5’−[BHQ−2]CCTCGGTGCCACGCCATCGG[T(CAL Fluor Red 610)]TCTTCTAACGTCGGGACC[C3 spacer]−3’(配列番号:16)
M677−M−PTO 5’−ACGTCGATTCGCACTCCCGCAGACACCTTCTCCTTCAA[C3 spacer]−3’(配列番号:17)
M677−M−CTO 5’−[BHQ−2]TTTTTTTTTTTTTTTTTTTT[T(CAL Fluor Red 610)]ATTCTGCGAATCGACGT[C3 spacer]−3’(配列番号:18)
(I:デオキシイノシン)
(下線を引いた文字は、PTOの5’−タギング部位を示す)
Claims (21)
- 下記を含む、異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の第1ターゲット核酸配列及び第2ターゲット核酸配列を含む2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列を検出する方法:
(a)(i)第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナルの変化の関係を示す第1ターゲット核酸配列に対する第1基準値、及び/または(ii)第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されるシグナルの変化の関係を示す第2ターゲット核酸配列に対する第2基準値を提供する段階であって;前記第1基準値は、前記第2基準値とは異なり;前記第1シグナル−発生手段及び前記第2シグナル−発生手段は、それぞれ異なる配列のオリゴヌクレオチドを含み;前記第1基準値は、(i)前記第1ターゲット核酸配列を、前記第1ターゲット核酸配列を検出するための前記第1シグナル−発生手段とインキュベーションし、(ii)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でのシグナルを検出し、及び(iii)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を得ることで収得され;前記第2基準値は、(i)前記第2ターゲット核酸配列を、前記第2ターゲット核酸配列を検出するための前記第2シグナル−発生手段とインキュベーションし、(ii)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でのシグナルを検出し、及び(iii)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を得ることで収得され;
(b)2つのターゲット核酸配列の検出のための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段と共にサンプルをインキュベーションし、1つの反応容器で相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で前記2つのシグナル−発生手段からのシグナルを検出する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;
(c)前記基準値のうち少なくとも1つ及び前記段階(b)から検出されたシグナルによって2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列の存在を決定する段階。 - サンプル内の第1ターゲット核酸配列の存在は、第2基準値及び相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で段階(b)から検出されたシグナルによって決定され、サンプル内の第2ターゲット核酸配列の存在は、第1基準値及び相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で段階(b)から検出されたシグナルによって決定される請求項1に記載の方法。
- 第1ターゲット核酸配列の存在の決定は、第2基準値及び段階(b)から検出されたシグナルを処理して、第2シグナル発生手段によって発生したシグナルを除去し、第1シグナル発生手段によるシグナルの発生を決定することを含み;第2ターゲット核酸配列の存在の決定は、第1基準値及び段階(b)から検出されたシグナルを処理して、第1シグナル発生手段によって発生したシグナルを除去し、第2シグナル発生手段によるシグナルの発生を決定することを含む請求項2に記載の方法。
- 段階(b)は、核酸増幅が伴われる、又は核酸増幅が伴われないシグナル増幅過程で行われる請求項1に記載の方法。
- 前記2つのシグナル−発生手段のうち少なくとも1つは、二量体の形成に依存的な方式でシグナルを発生させるシグナル−発生手段である請求項1に記載の方法。
- 前記2つのシグナル−発生手段のうち少なくとも1つは、検出オリゴヌクレオチドの切断に依存的な方式でシグナルを発生させるシグナル−発生手段である請求項1に記載の方法。
- 前記シグナル変化の関係は、段階(a)で相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナルを数学的に処理することで収得される請求項1に記載の方法。
- 前記第2シグナル−発生手段によって発生したシグナルの除去は、段階(b)から検出されたシグナルから第2シグナル−発生手段によって発生したシグナルを数学的に除去することであり、第1シグナル−発生手段によって発生したシグナルの除去は、段階(b)から検出されたシグナルから第1シグナル−発生手段によって発生したシグナルを数学的に除去することである請求項3に記載の方法。
- 第2シグナル−発生手段によって相対的低温検出温度から発生したシグナルは、第2基準値及び相対的高温検出温度から検出されたシグナルによって相対的低温検出温度から検出されたシグナルから除去され;第1シグナル−発生手段が相対的低温検出温度でシグナルを発生させるか否かが決定される請求項3に記載の方法。
- 第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度から発生したシグナルは、第2基準値及び相対的低温検出温度から検出されたシグナルによって相対的高温検出温度から検出されたシグナルから除去され;第1シグナル−発生手段が相対的高温検出温度でシグナルを発生させるか否かが決定される請求項3に記載の方法。
- 第1シグナル−発生手段によって相対的低温検出温度から発生したシグナルは、第1基準値及び相対的高温検出温度から検出されたシグナルによって相対的低温検出温度から検出されたシグナルから除去され;第2シグナル−発生手段が相対的低温検出温度でシグナルを発生させるか否かが決定される請求項3に記載の方法。
- 第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度から発生したシグナルは、第1基準値及び相対的低温検出温度から検出されたシグナルによって相対的高温検出温度から検出されたシグナルから除去され;第2シグナル−発生手段が相対的高温検出温度でシグナルを発生させるか否かが決定される請求項3に記載の方法。
- 前記1つの反応容器が2つのターゲット核酸配列以外のターゲット核酸配列の検出のための追加的な2つのシグナル−発生手段をそれぞれ含有する少なくとも1つの追加的なセットをさらに含み;容器内の2つのシグナル−発生手段のうち、各セットによって発生したシグナルは、互いに区別され、前記シグナルは、それぞれ異なる類型の検出器によって検出される請求項1に記載の方法。
- 前記2つのターゲット核酸配列は、ヌクレオチド変異を含み、前記2つのターゲット核酸配列のうち1つは、一種の類型のヌクレオチド変異を含み、他の1つは、他の類型のヌクレオチド変異を含む請求項1に記載の方法。
- 下記の段階を含む、異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の核酸配列のSNP(単一ヌクレオチド多型)遺伝子型を分析する方法:
(a)(i)第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示す第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第1基準値;(ii)第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示す第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第2基準値;及び(iii)第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示す第1SNP対立遺伝子及び第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体に対する第3基準値を提供する段階であって;前記3つの基準値は、互いに異なり;前記第1シグナル−発生手段及び前記第2シグナル−発生手段は、それぞれ異なる配列のオリゴヌクレオチドを含み;(i)前記第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第1基準値は、(i−1)前記第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体を、前記第1SNP対立遺伝子の検出のための第1シグナル−発生手段と共にインキュベーションする段階、(i−2)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを検出する段階、及び(i−3)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を収得する段階によって収得され、(ii)前記第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第2基準値は、(ii−1)前記第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体を、前記第2SNP対立遺伝子の検出のための第2シグナル−発生手段と共にインキュベーションする段階、(ii−2)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを検出する段階、及び(ii−3)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を収得する段階によって収得され;及び(iii)前記第1SNP対立遺伝子及び前記第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体に対する第3基準値は、(iii−1)前記第1SNP対立遺伝子及び前記第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体を、前記第1SNP対立遺伝子の検出のための第1シグナル−発生手段及び前記第2SNP対立遺伝子の検出のための第2シグナル−発生手段と共にインキュベーションする段階、(iii−2)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを検出する段階、及び(iii−3)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を収得する段階によって収得され;
(b)前記SNP対立遺伝子のための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段と共にサンプルをインキュベーションし、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で2つのシグナル−発生手段からのシグナルを検出する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;及び
(c)前記基準値及び前記段階(b)で相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差によってSNP遺伝子型を決定する段階。 - 前記SNP遺伝子型は、段階(c)での差を基準値と比較することで決定される請求項15に記載の方法。
- 前記段階(c)での差が相対的高温検出温度から検出されたシグナル及び相対的低温検出温度から検出されたシグナルを数学的に処理することで収得される差を含む請求項15に記載の方法。
- 異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の第1ターゲット核酸配列及び第2ターゲット核酸配列を含む2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列の存在を決定する方法を実行するためのプロセッサを具現する指示を含むコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、前記方法は、下記の段階を含む:
(a)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度で第1ターゲット核酸配列のための第1シグナル−発生手段及び第2ターゲット核酸配列のための第2シグナル−発生手段から発生したサンプル内のシグナルを受信する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;前記第1シグナル−発生手段及び前記第2ターゲット核酸配列は、それぞれ異なる配列のオリゴヌクレオチドを含み:及び
(b)段階(a)から受信されたシグナル、及び第1ターゲット核酸配列に対する第1基準値及び/または第2ターゲット核酸配列に対する第2基準値によって少なくとも1つのターゲット核酸配列の存在を決定する段階であって;前記第1基準値は、第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、前記第2基準値は、第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し;前記第1基準値は、前記第2基準値と異なり;前記第1基準値は、(i)前記第1ターゲット核酸配列を、前記第1ターゲット核酸配列を検出するための前記第1シグナル−発生手段とインキュベーションし、(ii)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でのシグナルを検出し、及び(iii)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を得ることで収得され;前記第2基準値は、(i)前記第2ターゲット核酸配列を、前記第2ターゲット核酸配列を検出するための前記第2シグナル−発生手段とインキュベーションし、(ii)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でのシグナルを検出し、及び(iii)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を得ることで収得される。 - 異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の核酸配列のSNP(単一ヌクレオチド多型)遺伝子型を分析する方法を実行するためのプロセッサを具現する指示を含むコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、前記方法は、下記の段階を含む:
(a)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でSNP対立遺伝子のための第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段から発生したサンプル内のシグナルを受信する段階であって;前記2つのシグナル−発生手段は、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを発生させ;前記2つのシグナル−発生手段によって発生するシグナルは、単一類型の検出器によって区別されず;前記第1シグナル−発生手段及び前記第2シグナル−発生手段は、それぞれ異なる配列のオリゴヌクレオチドを含み;及び
(b)段階(a)から受信されたシグナル間の差、及び第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第1基準値、第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第2基準値、及び第1SNP対立遺伝子及び第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体に対する第3基準値によってSNP遺伝子型を決定する段階であって;前記第1基準値は、第1シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、第2基準値は、第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し、第3基準値は、第1シグナル−発生手段及び第2シグナル−発生手段によって相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から提供されたシグナル変化の関係を示し;前記3つの基準値は、互いに異なり;(i)前記第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第1基準値は、(i−1)前記第1SNP対立遺伝子で構成された同型接合体を、前記第1SNP対立遺伝子の検出のための第1シグナル−発生手段と共にインキュベーションする段階、(i−2)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを検出する段階、及び(i−3)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を収得する段階によって収得され、(ii)前記第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体に対する第2基準値は、(ii−1)前記第2SNP対立遺伝子で構成された同型接合体を、前記第2SNP対立遺伝子の検出のための第2シグナル−発生手段と共にインキュベーションする段階、(ii−2)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを検出する段階、及び(ii−3)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を収得する段階によって収得され;及び(iii)前記第1SNP対立遺伝子及び前記第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体に対する第3基準値は、(iii−1)前記第1SNP対立遺伝子及び前記第2SNP対立遺伝子で構成された異型接合体を、前記第1SNP対立遺伝子の検出のための第1シグナル−発生手段及び前記第2SNP対立遺伝子の検出のための第2シグナル−発生手段と共にインキュベーションする段階、(iii−2)相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度でシグナルを検出する段階、及び(iii−3)以後、相対的高温検出温度及び相対的低温検出温度から検出されたシグナル間の差を収得する段階によって収得される。 - (a)コンピュータプロセッサ、及び(b)前記コンピュータプロセッサにカップリングされた請求項18のコンピュータ読取り可能な記録媒体を含む、異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の第1ターゲット核酸配列及び第2ターゲット核酸配列を含む2つのターゲット核酸配列のうち少なくとも1つのターゲット核酸配列の存在を検出するための装置。
- (a)コンピュータプロセッサ、及び(b)前記コンピュータプロセッサにカップリングされた請求項19のコンピュータ読取り可能な記録媒体を含む、異なる検出温度及び基準値を使用してサンプル内の核酸配列のSNP(単一ヌクレオチド多型)遺伝子型を分析するための装置。
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