JP2019203226A - 顎紐 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘルメットからの取り外し作業及びヘルメットへの取り付け作業を極めて容易に行うことができる顎紐を提供する。【解決手段】着用者の右耳の前方上方から着用者の右耳の下方を通って後方に延びる帯状の右耳下紐部5と、着用者の左耳の前方上方から着用者の左耳の下方を通って後方に延びる帯状の左耳下紐部4とを備える。右耳下紐部5と左耳下紐部4との夫々の前端にヘルメットに取り外し可能に連結する前端連結部12を設ける。右耳下紐部5と左耳下紐部4との後端に互いに一体に接続され且つ折り返された後端折り返し部7を設ける。後端折り返し部7に、ヘルメットに取り外し可能に連結する後端連結部8を設ける。【選択図】図1
Description
本発明は、ヘルメットを着用者の頭部に固定する顎紐に関する。
従来より、ヘルメットを着用者の頭部に固定するための顎紐が知られている。この種の顎紐は、ヘルメットから着用者の左右の両耳下に垂れ下がる一対の耳下紐部と、着用者の顎の下方を通って両耳下紐部を繋ぐ顎下紐部とで構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、顎紐は、着用者に直接接触する部品である。このため、顎紐を常に清潔な状態に維持することが好ましい。そこで、顎紐は、比較的頻繁に交換が行なわれる。
耳下紐部は、前端と後端とが着装体又は帽体に連結されている。耳下紐部は、前端と後端との夫々には掛止孔を有する掛止部材が設けられており、着装体又は帽体には、耳下紐部の掛止部材を掛止する掛止受部が形成されている。
ヘルメットから顎紐を取り外すときには、4つの掛止部材を各掛止受部から取り外す必要があるため、煩わしい作業を強いられ、更に、顎紐の取り外しに先立って着装体を帽体から取り外す作業が必要な場合は、顎紐を取り外すために多くの作業工程が必要となる不都合がある。
上記の点に鑑み、本発明は、ヘルメットからの取り外し作業及びヘルメットへの取り付け作業を極めて容易に行うことができる顎紐を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、着用者の頭部を覆う帽体と、該帽体の内側に設けられて着用者の頭部に接する着装体とからなるヘルメットに設けて該ヘルメットを着用者の頭部に固定する顎紐であって、着用者の右耳の前方上方から着用者の右耳の下方を通って後方に延びる帯状の右耳下紐部と、着用者の左耳の前方上方から着用者の左耳の下方を通って後方に延びる帯状の左耳下紐部と、着用者の顎の下方を通って左右に延びて両端が夫々各耳下紐部に接続された顎下紐部とを備える顎紐において、前記右耳下紐部と前記左耳下紐部との夫々の前端には、前記ヘルメットに取り外し可能に連結する前端連結部が設けられており、前記右耳下紐部と前記左耳下紐部との後端には、両後端同士が互いに一体に接続され且つ折り返された後端折り返し部が形成されており、前記後端折り返し部には、前記ヘルメットに取り外し可能に連結する後端連結部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、右耳下紐部と左耳下紐部とが後端折り返し部で接続されて1本に形成されており、この後端折り返し部に後端連結部が設けられている。これにより、左右の耳下紐部は後端におけるヘルメットからの取り外しやヘルメットへの取り付けが1箇所の作業で行うことができる。これにより、本発明の顎紐は、ヘルメットからの取り外し作業及びヘルメットへの取り付け作業を極めて容易に行うことができる。
本発明の前記後端折り返し部は、前記右耳下紐部の後端部分と前記左耳下紐部の後端部分とが厚み方向に重合する姿勢で折り返されて、前記着装体の後部に設けられた長孔状の後部挿通部に挿通自在とされ、前記後端連結部は、前記後端折り返し部に装着された環状部材であり、前記環状部材は、前記後端折り返し部に重合する横倒姿勢のときに少なくとも一側縁側から前記後部挿通部への挿通が可能となり、前記後端折り返し部の厚み方向に沿った起立姿勢のときに前記後部挿通部への挿通が不能となる形状であることが好ましい。
これによれば、環状部材が後部挿通部に係止されて確実に連結状態を維持することができるだけでなく、環状部材によって連結状態での紐の左右の滑りも防止することができる。そして、環状部材は、取り外す(取り付ける)際には孔を通すだけでよいので、顎紐の取り外し(取り付け)作業の煩わしさも軽減することができる。
また、本発明の前記前端連結部は、前記着装体の側部に設けられた側部挿通部に挿通して前記着装体に連結される環状部と、該環状部の一部を分断可能に接続する接続部材とを備え、前記接続部材は、少なくとも前記環状部の一部の接続を解除した状態で前記側部挿通部に挿通可能な形状に形成されていることが好ましい。
これによれば、前端連結部の接続部材による接続を解除して環状部の一部を分断させることができ、顎紐の取り外し(取り付け)作業を容易とすることができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の顎紐1は、着装体2に連結されている。着装体2は、図1において仮想線で示すヘルメットの帽体3の内側に設けられていて、図示しない着用者の頭部に接するものである。
顎紐1は、図1に示すように、着用者の左側となる位置に設けられた帯状の左耳下紐部4と、着用者の右側となる位置に設けられた帯状の右耳下紐部5と、両耳下紐部4,5を繋ぐ帯状の顎下紐部6とを備えている。
左耳下紐部4は、着用者の左耳の前方上方から着用者の左耳の下方を通って後方に延びる。右耳下紐部5は、着用者の右耳の前方上方から着用者の右耳の下方を通って後方に延びる。左耳下紐部4の後端と右耳下紐部5の後端とは切れ目なく連続しており、互いに重合する方向に折り返された後端折り返し部7が両者の境界となっている。左耳下紐部4と右耳下紐部5とは同一構成であるため、以下、左耳下紐部4を説明することにより右耳下紐部5の説明を省略する。
この後端折り返し部7には環状部材8(後端連結部)が取り付けられている。図2A及び図2Bに示すように、環状部材8は、金属により長方形状に形成されたバックル状の部材であり、互いに隣り合う一対の長孔8a,8bを備えている。環状部材8の長孔8a,8bに後端折り返し部7を通すことにより、後端折り返し部7に環状部材8が取り付けられた状態となる。
着装体2の後部中央には、図2A及び図2Bに示すように、後端折り返し部7を挿通させる後部挿通部9が形成されている。後部挿通部9は、着装体2の下縁に形成された突片部10に形成された長穴であり、その長さ寸法Uは、環状部材8の長辺の長さ寸法Vより短く、環状部材8の短辺の長さ寸法Wより長い。
これにより、図2Cに示すように、環状部材8の短辺側から後部挿通部9を通すことができ、図2Aに示すように、着装体2の外側で後部挿通部9を塞ぐように環状部材8の姿勢を変えるだけで、環状部材8が後部挿通部9に係止されるので、着装体2への後端折り返し部7の連結状態を確実に維持することができる。
更に、図2Aに示すように、環状部材8が後部挿通部9に係止された状態になると、環状部材8の長孔8a,8bに通されている左耳下紐部4と右耳下紐部5との後端折り返し部7が後部挿通部9に絞められた状態となって固定され、着用中に左耳下紐部4と右耳下紐部5との長さ配分が不用意に変わってしまうことがない。
また、後端折り返し部7の着装体2への連結状態を解除する場合には、先ず、着装体2の外側に向かって左耳下紐部4と右耳下紐部5との後端折り返し部7を少しの長さだけ引き出し、次いで、図2Cに示すように、環状部材8の姿勢を変えて環状部材8の短辺側から後部挿通部9を通す。これにより、環状部材8が後部挿通部9から抜け出て、図2Bに示すように、着装体2から後端折り返し部7が外れるので、左耳下紐部4の後端と右耳下紐部5の後端とを同時に着装体2から外すことができる。
一方、図1に示すように、左耳下紐部4の前端部には、着装体2に設けられた側部挿通部11に連結される前端連結部12が設けられている。右耳下紐部5の前端部とそれに対応する位置の着装体2にも同様のものが設けられている。
図3A及び図3Bに示すように、着装体2の側部挿通部11は、着装体2に吊設された金属製の円環により構成されている。前端連結部12は、左耳下紐部4の前端の所定の長さ部分を折り返して環状に形成した環状部12aと、環状部12aの形状を解除自在に維持するためのスナップボタン12b(接続部材)とで構成されている。
図3Aに示すように、環状部12aを側部挿通部11の円環に通してスナップボタン12bを留めることで、前端連結部12が着装体2に連結される。そして、図3Bに示すように、スナップボタン12bを外して前端連結部12の環状部12aの環状形状を解除して帯状とし、側部挿通部11の円環から抜き取ることで、容易に左耳下紐部4の前端を着装体から分離させることができる。右耳下紐部5も同様である。
このように、本実施形態の顎紐1は、その前側については、左右2箇所の各前端連結部12の連結を解除するものの、後側については、後端連結部である環状部材8で1箇所の連結を解除するだけで着装体2から左右共に分離させることができるので、顎紐1の交換作業等を容易に行うことができる。
1…顎紐、2…着装体、3…帽体、4…左耳下紐部、5…右耳下紐部、6…顎下紐部、7…後端折り返し部、8…環状部材(後端連結部)、9…後部挿通部、11…側部挿通部、12…前端連結部、12a…環状部、12b…スナップボタン(接続部材)。
Claims (3)
- 着用者の頭部を覆う帽体と、該帽体の内側に設けられて着用者の頭部に接する着装体とからなるヘルメットに設けて該ヘルメットを着用者の頭部に固定する顎紐であって、
着用者の右耳の前方上方から着用者の右耳の下方を通って後方に延びる帯状の右耳下紐部と、着用者の左耳の前方上方から着用者の左耳の下方を通って後方に延びる帯状の左耳下紐部と、着用者の顎の下方を通って左右に延びて両端が夫々各耳下紐部に接続された顎下紐部とを備える顎紐において、
前記右耳下紐部と前記左耳下紐部との夫々の前端には、前記ヘルメットに取り外し可能に連結する前端連結部が設けられており、
前記右耳下紐部と前記左耳下紐部との後端には、両後端同士が互いに一体に接続され且つ折り返された後端折り返し部が形成されており、
前記後端折り返し部には、前記ヘルメットに取り外し可能に連結する後端連結部が設けられていることを特徴とする顎紐。 - 前記後端折り返し部は、前記右耳下紐部の後端部分と前記左耳下紐部の後端部分とが厚み方向に重合する姿勢で折り返されて、前記着装体の後部に設けられた長孔状の後部挿通部に挿通自在とされ、
前記後端連結部は、前記後端折り返し部に装着された環状部材であり、
前記環状部材は、前記後端折り返し部に重合する横倒姿勢のときに少なくとも一側縁側から前記後部挿通部への挿通が可能となり、前記後端折り返し部の厚み方向に沿った起立姿勢のときに前記後部挿通部への挿通が不能となる形状であることを特徴とする請求項1記載の顎紐。 - 前記前端連結部は、前記着装体の側部に設けられた側部挿通部に挿通して前記着装体に連結される環状部と、該環状部の一部を分断可能に接続する接続部材とを備え、
前記接続部材は、少なくとも前記環状部の一部の接続を解除した状態で前記側部挿通部に挿通可能な形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の顎紐。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018100133A JP2019203226A (ja) | 2018-05-25 | 2018-05-25 | 顎紐 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019203226A true JP2019203226A (ja) | 2019-11-28 |
Family
ID=68726301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018100133A Pending JP2019203226A (ja) | 2018-05-25 | 2018-05-25 | 顎紐 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019203226A (ja) |
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2018
- 2018-05-25 JP JP2018100133A patent/JP2019203226A/ja active Pending
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