JP3080660U - ジャケット用グローブホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両手の手袋を同時に脱いだときにも、それぞ
れ手袋を片方づつ保持することができるようにするジャ
ケット用グローブホルダーを提供する。 【構成】 ジャケット１の袖口２に手袋４の一端に設け
た一対の手袋を連結するための連結手段３として、円環
６とフック７、またはフック９を取り付け、袖口２に対
して手袋４を着脱自在にしたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は特にスキーウエアー等、スキー用手袋を使用する際のジャケットと手 袋に係り、落下防止構造としたジャケット用グローブホルダーに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来よりスキー用手袋では、手袋の紛失や小用中等に於ける脱落を防止する手 段として、一束の手袋を連結手段により着脱自在にする構造が設けられているも のがあった。そして、この種の手袋では、どちらか一方の手袋を装着していると きに使用する場合には、他方の手袋を保持するのに好都合であった。

【０００３】 しかし乍ら、この種の連結手段をもったスキー用手袋では、両手の手袋を同時 に脱いだ場合には、紛失や脱落防止等の期待はできず、また脱いだ手袋の置き場 所に困るなどの問題を有していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、両手の手袋を同時に脱いだときに も、それぞれ手袋を片方づつ保持することができるようにするもので、ジャケッ トの袖口に対して着脱自在にし手袋を保持する新規構造のジャケット用グローブ ホルダーを提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るジャケット用グローブホルダーは、ジャケットの袖口に、手袋の 一端に設けた一対の手袋を連結するための連結部材、と、嵌合または結合可能な 連結部材を取り付け、着脱自在にした、ことを要旨とするものである。

【０００６】 上記ジャケットの袖口に取り付けた連結部材は、ジャケットの袖口の外側にで も、又、内側にでも、どちら側に設けてもよい。

【０００７】 上記連結部材は、円環とフックの組み合わせからなる構造とすることができる し、あるいは、連結フック相互の組み合わせからなる構造とすることによってで も、何れでも実施することが可能である。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案に係るジャケット用グローブホルダーの実施例を図面に従って説 明する。図１及び図２は第一の実施例を示すものである。 ジャケット１の袖口２には、余り邪魔にならない向こう付けの位置（手の裏側 にあたる位置）に連結手段３の一方を取り付ける。 勿論この取り付け位置は袖口の内側であってもよい。

【０００９】 またスキーの手袋４には、例えば筒口５の一端に、連結手段３の他方を取り付 けるのであるが、この実施例の場合には、該連結手段３を円環６とフック７の任 意の組み合わせにしてあるから、例えば右袖口２に円環６と左袖口２にフック７ を取り付けた場合には、手袋４の右側にはフック７、左側には円環６が取り付け られていることになる。

【００１０】 円環６とフック７は、それぞれ袖口２または手袋４の筒口５に縫着したループリ ング８，８…によってできるだけタイトに取り付けられている。

【００１１】 上記構成になる連結手段３は、円環６とフック７の任意の組み合わせで着脱す ることができるので、右手袋４を右の袖口２に、また左手袋４を左の袖口２に該 連結手段３を介して着脱することができるだけでなく、右手袋４と左手袋４には 連結手段３の組み合わせである円環６とフック７が設けられているため、従来の スキー用手袋４と同様に左右の手袋４相互を着脱することもできる。

【００１２】 そして、手袋４を脱いだ場合には、袖口２に該手袋４を取り付けておくことが できるため、手袋４を紛失したり脱落することはない。また小用中など邪魔なと き等に袖口２に取り付けておくことによって、うっかり置き忘れることも防止す ることができる。

【００１３】 次に第３図は連結手段３の他の実施例を示すものである。連結手段３は、雌雄 の別のあるものだけでなく本実施例のように取付側と被取付側が同一構造のもの であってもよい。即ち図３に示す連結手段３の構造は両者ともフック９，９の構 造をもっている。該フック９，９をそれぞれジャケット１の両袖口２，２と手袋 ４の左右一方ずつに設けることによって実施することができる。

【００１４】 この場合は連結手段３の雌雄がないため、手袋４相互、または手袋４と袖口２ を、自由に連結または釈放することができる。 尚、上記連結手段３の構造は、種々に設計変更することができることはいうま でもなく、実施例で示したように雌雄がある場合、またはない場合でも、その変 様は多様にある。

【００１５】

【考案の効果】

以上述べたように本考案に係るジャケット用グローブホルダーは、ジャケット の袖口に、手袋の一端に設けた一対の手袋を連結するための連結部材、と、嵌合 または結合可能な連結部材を取り付け、手袋を袖口と着脱自在にしたことによっ て手袋の置き忘れ、紛失を解消することができると共に、小用等で邪魔な場合に も袖口に留め置くことができるし、又、手袋相互を着脱することもできる、等の 特徴を有するものであり、本考案の実施によって得られる効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るジャケット用グローブホルダーの
第一の実施例を示すジャケットの要部とスキー用手袋を
示す斜視図である。

【図２】同連結手段を示す斜視図である。

【図３】他の連結手段を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ ジャケット ２ 袖口 ３ 連結手段 ４ 手袋 ５ 筒口 ６ 円環 ７ フック ８ ループリング ９ フック

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ジャケットの袖口に、手袋の一端に設け
   た一対の手袋を連結するための連結部材と嵌合または結
   合可能な連結部材を取り付け、着脱自在にした構成を有
   する連結手段を設けたことを特徴とするジャケット用グ
   ローブホルダー。
2. 【請求項２】 前記ジャケット袖口の連結部材が該ジャ
   ケットの袖口の内側に構成されたことを特徴とする請求
   項１記載のジャケット用グローブホルダー。
3. 【請求項３】 前記一対の手袋を連結するための連結
   部材が円環とフックの組み合わせからなることを特徴と
   する請求項１記載のジャケット用グローブホルダー。
4. 【請求項４】 前記一対の手袋を連結するための連結
   部材が連結フック相互の組み合わせからなることを特徴
   とする請求項１記載のジャケット用グローブホルダー。