JP2019201237A - 信号伝送回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信回路と受信回路との間の距離が長くても、伝送路からの放射ノイズを低減でき、信号のタイミングずれを防止できる信号伝送回路を提供する。【解決手段】信号伝送回路は、差動伝送信号を送信する送信回路1と、送信回路1から送られた信号を受信する受信回路2と、送信回路1と受信回路2との間に設けられた差動ケーブル3と、送信回路1と接続され、かつ差動ケーブル3の内部を通る一対の差動伝送線路4と、一対の差動伝送線路4を構成する第1、第2の信号線路4a、4bとを備える。第1の信号線路4aは受信回路2と接続し、第2の信号線路4bは終端抵抗5と接続している。【選択図】図1
Description
本発明は、電気・電子機器または制御機器の信号伝送に適用される信号伝送回路に関する。
従来のこの種の信号伝送回路は、差動伝送信号を送信する送信回路と、前記差動伝送信号を受信する受信回路と、前記送信回路と受信回路とを接続する一対の差動伝送線路とを有していた。
また、近年、自動車において車載カメラが増加し、その画像データを伝送する高速差動データ信号が使われていたが、そのために差動信号伝送方式、または同軸ケーブルを用いたシングルエンドの伝送方式が使われるようになっている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかし、送信回路(車載カメラ)と受信回路(ECU(エンジンコントロールユニット))との間の距離が10m〜15mと長い場合、同軸ケーブルを用いたシングルエンドの伝送方式では、伝送路からの放射ノイズを低減できない可能性があった。さらに、差動伝送方式を用いると、長いケーブルを通過したあとの差動信号のDp信号とDn信号のタイミングがずれる(スキュー)可能性があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、送信回路と受信回路との間の距離が長くても、ノイズを低減でき、スキューを防止できる信号伝送回路を提供することを目的とするものである。
第1の態様に係る信号伝送回路は、差動伝送信号を送信する送信回路と、前記送信回路から送られた信号を受信する受信回路と、前記送信回路と前記受信回路との間に設けられた差動ケーブルと、前記送信回路と接続され、かつ前記差動ケーブルの内部を通る一対の差動伝送線路と、前記一対の差動伝送線路を構成する第1、第2の信号線路とを備え、前記第1の信号線路は前記受信回路と接続し、前記第2の信号線路は終端抵抗と接続した。
第2の態様に係る信号伝送回路では、第1の態様において、前記送信回路と前記差動ケーブルより前記送信回路側の前記第2の信号線路とは、インダクタを備えた第3の信号線路で接続し、前記差動ケーブルより前記受信回路側の前記第2の信号線路にインダクタを備えた電源用回路を接続した。
第3の態様に係る信号伝送回路では、第1の態様において、前記送信回路と前記差動ケーブルとの間の前記一対の差動伝送線路、前記差動ケーブルと前記受信回路との間の前記一対の差動伝送線路のうち、少なくとも一方にコモンモードノイズフィルタを接続した。
本発明の信号伝送回路は、一対の差動伝送線路を差動ケーブルの受信回路側まで設けているため、伝送路からの放射ノイズを低減でき、また、受信回路には第1の信号線路のみ(シングルエンド)と接続されているため、長いケーブルを用いた場合でも、従来の差動伝送のようにスキューが問題とならず、受信できるという効果が得られる。
図1は本発明の一実施の形態における信号伝送回路を示す概略図である。
本発明の一実施の形態における信号伝送回路は、図1に示すように、差動伝送信号を送信する送信回路1と、送信回路1から送られた信号を受信する受信回路2と、送信回路1と受信回路2との間に設けられた差動ケーブル3と、送信回路1と接続する一対の差動伝送線路4と、一対の差動伝送線路4を構成する第1の信号線路4a、第2の信号線路4bとを備えている。
また、第1の信号線路4aは、差動ケーブル3を介して受信回路2と接続し、第2の信号線路4bは、差動ケーブル3より受信回路2側の終端抵抗5において、グランド6に接続する。
前記送信回路1は、例えば車載カメラに設けられた回路で、差動伝送信号を送信する。
前記受信回路2は、例えばECU(エンジンコントロールユニット)に設けられた回路で、送信回路1から送られた信号を受信する。ECUは、車載カメラ(送信回路1)から送られた信号に基づき、ディスプレイに映像を写したり、運転制御したりする。
前記差動ケーブル3は、送信回路1と受信回路2との間に設けられ、その長さは10m〜15mと長くなっている。
前記一対の差動伝送線路4は、差動伝送信号を伝送し、送信回路1と接続されている。一対の差動伝送線路4は、第1の信号線路4a、第2の信号線路4bとで構成される。一対の差動伝送線路4(第1の信号線路4a、第2の信号線路4b)は、差動ケーブル3の内部を通り、差動伝送信号は差動ケーブル3の中を通る。
第1の信号線路4aは、差動ケーブル3を介して受信回路2と接続するが、第2の信号線路4bは受信回路2とは接続しない。すなわち、送信回路1から送信された差動伝送信号は、シングルエンドで受信回路2に入力する。
第2の信号線路4bは、差動ケーブル3と受信回路2との間において、グランド6に接続する終端抵抗5と接続している。すなわち、差動伝送信号の第2の信号線路4bによって差動ケーブル3を通ってきた信号は、終端抵抗5を介してグランド6に落とされる。
さらに、送信回路1と、第2の信号線路4bの差動ケーブル3より送信回路1側の接続部4cとは、第1のインダクタ7を備えた第1の電源線8で接続している。第1の電源線8は、送信回路1から差動伝送信号が送られる一対の差動伝送線路4とは別ルートとなる。
また、第2の信号線路4bの差動ケーブル3より受信回路2側の接続部4dと電源用回路(以下、図示せず)とが、第2のインダクタ9を備えた第2の電源線10によって接続されている。なお、第1のインダクタ7と第2のインダクタ9のインダクタンス値は略同一となっている。
そして、第1の電源線8、第2の電源線10、および受信回路2に接続されていない第2の信号線路4bを介して、電源用回路から供給された電源電流を送信回路1に供給する。
すなわち、一対の差動伝送線路4のうち受信回路2に接続されていない第2の信号線路4bに電源電流を重畳する。受信回路2側から遠い場所にある送信回路1に電源電流を供給するために、電源線を別途設ける必要はない。また、受信回路2に接続される第1の信号線路4aには、直接電源電流を重畳させないため、電源ノイズを低減できる。
さらにまた、送信回路1と差動ケーブル3との間の一対の差動伝送線路4に、コモンモードノイズフィルタ11を接続する。これにより、コモンモードノイズをさらに低減できる。
また、差動ケーブル3と受信回路2との間(差動ケーブル3と終端抵抗5との間)の一対の差動伝送線路4にもコモンモードノイズフィルタ12を接続する。受信側に入るノイズや、受信側からケーブルに出るコモンモードノイズをさらに低減でき、また、一対の差動伝送線路における長い差動ケーブル3を通った後のコモンモードノイズの低減も可能となる。
さらに、電源電流によってケーブルに発生したコモンモードノイズを低減することができる。
また、第1のインダクタ7と第2のインダクタ9を、コモンモードノイズフィルタ11、12より差動ケーブル3により近い場所に配置する。
そして、電源電流との接続部4c、4dと、コモンモードノイズフィルタ11、12との間に、コンデンサ13を形成する。これにより、許容値を越えるような大きな電源電流がコモンモードノイズフィルタ11、12に流れないようにすることができる。
また、コンデンサ13をコモンモードノイズフィルタ11、12と送信回路1、受信回路2との間に形成してもよい。
本発明の一実施の形態における信号伝送回路においては、送信回路1と受信回路2との間の距離が長くても、一対の差動伝送線路4を差動ケーブル3の受信回路2側まで設けているため、伝送路からの放射ノイズを低減でき、また、受信回路2には第1の信号線路4aのみ(シングルエンド)と接続されているため、長いケーブルを用いた場合でも、スキューが問題とならず、受信できるという効果が得られる。
すなわち、長さが10m〜15mの長い差動ケーブル3を通った後の受信回路2に近い箇所(終端抵抗5)まで、第2の信号線路4bが形成され、一対の差動伝送線路4が形成されているため、差動ケーブル3やその近辺で発生した伝送路からの放射ノイズを低減できる。
また、長い差動ケーブル3を通った後の信号を、受信回路2はシングルエンドで受信するため、従来の差動伝送のようにスキューが問題とならず、受信できる。
本発明に係る信号伝送回路は、送信回路と受信回路との間の距離が長くても、伝送路からの放射ノイズを低減でき、また、スキューが問題とならず、受信できるという効果を有するものであり、特に電気・電子機器または制御機器の伝送方式に適用される信号伝送回路等において有用となるものである。
1 送信回路
2 受信回路
3 差動ケーブル
4 一対の差動伝送線路
4a 第1の信号線路
4b 第2の信号線路
5 終端抵抗
2 受信回路
3 差動ケーブル
4 一対の差動伝送線路
4a 第1の信号線路
4b 第2の信号線路
5 終端抵抗
Claims (3)
- 差動伝送信号を送信する送信回路と、前記送信回路から送られた信号を受信する受信回路と、前記送信回路と前記受信回路との間に設けられた差動ケーブルと、前記送信回路と接続され、かつ前記差動ケーブルの内部を通る一対の差動伝送線路と、前記一対の差動伝送線路を構成する第1、第2の信号線路とを備え、前記第1の信号線路は前記受信回路と接続し、前記第2の信号線路は終端抵抗と接続した信号伝送回路。
- 前記送信回路と前記差動ケーブルより前記送信回路側の前記第2の信号線路とは、インダクタを備えた第3の信号線路で接続し、前記差動ケーブルより前記受信回路側の前記第2の信号線路にインダクタを備えた電源用回路を接続した請求項1に記載の信号伝送回路。
- 前記送信回路と前記差動ケーブルとの間の前記一対の差動伝送線路、前記差動ケーブルと前記受信回路との間の前記一対の差動伝送線路のうち、少なくとも一方にコモンモードノイズフィルタを接続した請求項1に記載の信号伝送回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018092686A JP2019201237A (ja) | 2018-05-14 | 2018-05-14 | 信号伝送回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018092686A Pending JP2019201237A (ja) | 2018-05-14 | 2018-05-14 | 信号伝送回路 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006040869A1 (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | フィルタ回路、及びそれを搭載する差動伝送システムと電源装置 |
JP2007251235A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データ伝送システム |
CN101599927A (zh) * | 2009-07-17 | 2009-12-09 | 威盛电子股份有限公司 | 高速串行链路系统 |
US20170041044A1 (en) * | 2014-05-01 | 2017-02-09 | Microchip Technology Incorporated | Coaxial Data Communication With Reduced EMI |
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2018
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