JP2019200641A - 触感出力装置および触感出力方法 - Google Patents

触感出力装置および触感出力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】触感の出力に際しての異音の発生を抑制すること。【解決手段】実施形態に係る触感出力装置は、圧電素子と、駆動回路と、制御部とを備える。圧電素子は、操作面を振動させる。駆動回路は、圧電素子へ操作面への入力に応じた駆動信号を出力することによって圧電素子を駆動させる。制御部は、圧電素子を駆動させるに際して、圧電素子に発生中の電位および上記駆動信号の電位の間の電位差を減少させる制御を実行する。【選択図】図2

Description

開示の実施形態は、触感出力装置および触感出力方法に関する。
従来、タッチパネル等へ操作部品を表示して、かかる操作部品に対するユーザの、たとえば押し込み操作等を検知した場合に、ピエゾ等の圧電素子を交流電圧で駆動してタッチパネルを振動させ、ユーザの指先へ触感をフィードバックする技術が知られている。また、このような技術において、1つの圧電素子が、ユーザの操作に基づく荷重の検知と、触感の出力とを兼ねる技術も提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2017−102493号公報
しかしながら、上述した従来技術には、触感の出力に際しての異音の発生を抑制するうえで、更なる改善の余地がある。
具体的には、押し込み等のユーザの操作により、タッチパネルが撓むと、その撓みが伝播して、圧電素子には電位が発生する。いわゆる圧電効果であるが、これにより、ユーザの操作を検知することが可能となる。
ところが、検知されたユーザ操作に対しての触感をフィードバックするべく圧電素子を駆動する場合、かかる駆動出力時の電位とユーザ操作により発生している圧電電位との電位差によって、耳障りな異音が発生するという問題があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる触感出力装置および触感出力方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る触感出力装置は、圧電素子と、駆動回路と、制御部とを備える。前記圧電素子は、操作面を振動させる。前記駆動回路は、前記圧電素子へ前記操作面への入力に応じた駆動信号を出力することによって前記圧電素子を駆動させる。前記制御部は、前記圧電素子を駆動させるに際して、前記圧電素子に発生中の電位および前記駆動信号の電位の間の電位差を減少させる制御を実行する。
実施形態の一態様によれば、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる。
図1Aは、実施形態に係る触感出力装置の概要説明図(その1)である。 図1Bは、実施形態に係る触感出力装置の概要説明図(その2)である。 図1Cは、比較例に係る触感出力装置の概要説明図である。 図1Dは、実施形態に係る触感出力装置の概要説明図(その3)である。 図2は、第1の実施形態に係る触感出力装置のブロック図である。 図3Aは、電位差減少制御処理の別の具体例を示す図(その1)である。 図3Bは、電位差減少制御処理の別の具体例を示す図(その2)である。 図4は、第1の実施形態に係る触感出力装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態に係る触感出力装置のブロック図である。 図6は、第2の実施形態に係る電位差減少制御処理の具体例を示す図である。 図7は、第2の実施形態に係る触感出力装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する触感出力装置および触感出力方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、図1A〜図1Dを用いて本実施形態に係る触感出力装置の概要について説明した後に、図2以降を用いて本実施形態に係る触感出力装置の構成例について、具体的に説明する。なお、図2〜図4を用いた説明では、第1の実施形態について説明する。また、図5〜図7を用いた説明では、第2の実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る触感出力装置10の概要について、図1A〜図1Dを用いて説明する。図1A、図1Bおよび図1Dは、本実施形態に係る触感出力装置10の概要説明図(その1)、(その2)および(その3)である。また、図1Cは、比較例に係る触感出力装置10’の概要説明図である。
図1Aに示すように、触感出力装置10は、操作面Pを有する。操作面Pは、たとえば静電容量方式の情報入力機能を有するタッチパッド等を用いて構成され、制御対象となる各種機器を制御するための操作をユーザから受け付ける。
操作面Pには、たとえばボタンB1〜B3のようなGUI(Graphical User Interface)としての操作部品が配置され、ボタンB1〜B3であれば、各ボタンに対する押し込み操作を操作の態様として受け付ける。なお、操作部品にはそれぞれ、たとえば機能の選択やボリュームや明るさの調整といった各種機能が割り当てられる。
触感出力装置10は、車両に搭載される場合であれば、操作面Pが、たとえば運転席のシフトレバー近傍の、運転中のユーザから届く位置に配置されるように設けられる。
より具体的に、図1Aに示すように、触感出力装置10は、圧電素子PZを少なくとも1つ備える。なお、ここでは、圧電素子PZを操作面Pの左右の端部に2つ備えた例を図示しているが、操作面Pの全体を均一に振動させることが可能であれば、個数や配置を限定するものではない。
圧電素子PZは、ピエゾ素子等の圧電アクチュエータであって、図1Bに示すように、たとえばユーザの指U1によりボタンB1が「押し込み操作」されると、かかる操作に応じて撓み、電位が発生する。触感出力装置10は、かかる電位を後述する荷重検知回路121(図2参照)によって検知し、その圧電信号レベルに基づいてボタンB1に対する押し込み操作が行われたか否かを判定する。
また、ボタンB1に対する押し込み操作が行われたと判定されると、圧電素子PZは、後述する駆動回路122(図2参照)によって駆動され、操作面Pを振動させる。このとき、圧電素子PZは、たとえば低周波高電圧で駆動され、それにより、ユーザの指U1へボタンB1をさも押し込んだかのようなクリック感を感じさせる「触感をフィードバック」する。
ただし、このとき、図1Bに示すように、「チッ」といった耳障りな異音が発生することがある。その理由について、図1Cを用いて説明する。図1Cに示すように、圧電素子PZにかかる荷重によりユーザの押し込み操作を検知させる「押し込み検知モード」においては、圧電素子PZに発生する電位が基準電圧VREFよりも低い閾値Th1を下回った場合に、ユーザの押し込み操作が行われたと判定される。
それにより、「押し込み検知モード」から、圧電素子PZを駆動させる「駆動出力モード」へと移行し、駆動出力が行われることとなるが、駆動出力の初期出力レベルがたとえば基準電圧VREFであった場合、圧電素子PZにはユーザ操作によりそれよりも低い電位が発生しているので、「駆動出力モード」への切り替え時においてその電位差により電圧に「急激な変化」が生じてしまう。これにより、前述の異音が発生する。
そこで、本実施形態に係る触感出力方法では、図1Dに示すように、駆動出力に際して、電圧の「急激な変化を抑制するべく電位差を減少させる制御を実行」することとした。その一例として、図1Dに示すように、本実施形態に係る触感出力方法では、たとえば圧電効果による電位分、所定の駆動出力波形を「オフセット」する制御を行う。これにより、前述の電位差が相対的に減少した状態で圧電素子PZの駆動出力が行われることとなるので、異音の発生を抑制することができる。
なお、図1Dに示す例はあくまで一例であって、その他の方法によっても「急激な変化を抑制するべく電位差を減少させる制御を実行」することができる。この点については、図3A、図3Bおよび図6等を用いた説明で後述する。
このように、本実施形態に係る触感出力方法では、圧電効果による圧電素子PZの電位に基づいて、駆動出力に際しての電圧の急激な変化を抑制するべく電圧差を減少させる制御を実行することとした。
したがって、本実施形態に係る触感出力方法によれば、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる。以下、上述した本実施形態に係る触感出力方法を適用した触感出力装置10,10Aについて、さらに具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態に係る触感出力装置10のブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図2に示すように、触感出力装置10は、制御部11と、駆動部12と、操作面Pと、圧電素子PZとを備える。操作面Pと、圧電素子PZについては説明済みのため、ここでの説明は省略する。
制御部11は、たとえばマイクロコントローラであって、押し込み判定部111と、電位差減少制御部112と、駆動回路制御部113とを備える。押し込み判定部111は、荷重検知回路121から入力される圧電素子PZの圧電信号のレベルが前述の閾値Th1を下回る場合に、ユーザの押し込み操作が行われたと判定する。
電位差減少制御部112は、押し込み判定部111によってユーザの押し込み操作が行われたと判定された場合に、前述の電位差を減少させる制御を実行する。ここで、電位差減少制御部112よって実行される、図1Dに示した一例とは別の電位差減少制御処理について、図3Aおよび図3Bを用いて説明しておく。
図3Aおよび図3Bは、電位差減少制御処理の別の具体例を示す図(その1)および(その2)である。図3Aに示すように、電位差減少制御部112は、ユーザの押し込み操作が検知され、「押し込み検知モード」から「駆動出力モード」へモードが切り替えられた場合に、圧電素子PZの電位を「リファレンスレベル(すなわち基準電圧VREF)まで徐々に変化させる制御」を実行したうえで、所定の駆動出力波形で駆動出力を行わせる。
これによっても、前述の電位差を減少させることができるので、異音の発生を抑制することができる。なお、電位差減少制御部112は、図3Aに示す例において、たとえば傾きが一定となるように電位を徐々に変化させる。これにより、異音の発生を確実に防止するのに資することができる。
また、電位差減少制御部112は、同じく図3Aに示す例において、たとえば時間が一定(一例として10ms以下)となるように電位を徐々に変化させる。これにより、レスポンス性を高めるの資することができる。
また、図3Bに示すように、電位差減少制御部112は、たとえば図3Aに示した例をベースとして、より滑らかに電位を変化させる制御を行う(図中の閉曲線に囲まれた部分参照)。たとえば鋭角的な波形をなくすために、位相90°→270°または位相270°→90°とする正弦曲線を用いることによってより滑らかに電位を変化させる。これにより、高周波成分による異音の発生を防止するのに資することができる。
また、電位差減少制御部112は、位相(90−α)°→270°または位相(270−α)°→90°とする正弦曲線を用いることによってより滑らかに電位を変化させる。これにより、電位が上昇途中の接続をより滑らかにすることができる。
なお、図1D、図3Aおよび図3Bに示した例を総じて言えば、電位差減少制御部112は、駆動出力に際しての圧電素子PZの電位に応じて、圧電素子PZを駆動するための出力制御を変更すると言い換えることができる。
図2の説明に戻り、つづいて駆動回路制御部113について説明する。駆動回路制御部113は、電位差減少制御部112の制御結果に基づき、駆動回路122を制御する制御信号を生成して駆動回路122へ出力する。
駆動部12は、荷重検知回路121と、駆動回路122とを備える。荷重検知回路121は、押し込み検知モードにおいて、圧電効果により圧電素子PZに発生する電位を検知し、これに対応する圧電信号を押し込み判定部111へ出力する。
駆動回路122は、駆動回路制御部113の制御信号に基づき、圧電素子PZを駆動する駆動信号を生成し、圧電素子PZに対して駆動出力する。
次に、第1の実施形態に係る触感出力装置10が実行する処理手順について、図4を用いて説明する。図4は、第1の実施形態に係る触感出力装置10が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、押し込み検知モードへ移行したものとする(ステップS101)。かかるモードでは、荷重検知回路121および押し込み判定部111が、押し込み操作をモニタする(ステップS102)。
かかるモニタリングにおいて、圧電信号の変位が所定値以上であるならば(ステップS103,Yes)、触感出力装置10は、駆動出力モードへ移行する(ステップS104)。また、圧電信号の変位が所定値未満であるならば(ステップS103,No)、ステップS102からの処理を繰り返す。
そして、駆動出力モードへ移行したならば、電位差減少制御部112が、電位差を減少させるべく出力制御を変更する(ステップS105)。そのうえで、駆動回路制御部113および駆動回路122による駆動出力が行われ(ステップS106)、ステップS101からの処理が繰り返される。
上述してきたように、第1の実施形態に係る触感出力装置10は、圧電素子PZと、駆動回路122と、電位差減少制御部112(「制御部」の一例に相当)とを備える。圧電素子PZは、操作面Pを振動させる。駆動回路122は、圧電素子PZへ操作面Pへの入力に応じた駆動信号を出力することによって圧電素子PZを駆動させる。電位差減少制御部112は、圧電素子PZを駆動させるに際して、圧電素子PZに発生中の電位および上記駆動信号の電位の間の電位差を減少させる制御を実行する。
したがって、本実施形態に係る触感出力装置10によれば、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる。
また、電位差減少制御部112は、圧電素子PZを駆動させるに際して、圧電素子PZに発生中の電位に応じ、圧電素子PZを駆動するための出力制御の内容を変更する。
したがって、本実施形態に係る触感出力装置10によれば、圧電素子PZに発生中の電位に応じた多様な出力制御を行うことによって、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる。
また、電位差減少制御部112は、上記電位差を減少させるように、上記駆動信号の出力レベルを圧電素子PZに発生中の電位分オフセットさせる。
したがって、本実施形態に係る触感出力装置10によれば、駆動信号の出力レベルをオフセットすることによって上記電位差を減少させることができるので、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる。
また、電位差減少制御部112は、上記電位差を減少させるように、圧電素子PZに発生中の電位を徐々に基準電圧VREFまで変化させる。
したがって、本実施形態に係る触感出力装置10によれば、圧電素子PZに発生中の電位を基準電圧VREFまで変化させることによって上記電位差を減少させることができるので、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る触感出力装置10Aの構成例について説明する。図5は、第2の実施形態に係る触感出力装置10Aのブロック図である。なお、図5は、図2に示した第1の実施形態に係る触感出力装置10のブロック図と対応しているため、ここでは、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
図5に示すように、第2の実施形態に係る触感出力装置10Aは、電位差減少制御部112が、荷重検知回路121の後段および押し込み判定部111の前段に設けられている点が第1の実施形態とは異なる。また、電位差減少制御部112から圧電素子PZへの制御線(図中の実線の矢印参照)が伸びている点が第1の実施形態とは異なる。
第2の実施形態に係る電位差減少制御部112は、押し込み検知モード時において、間欠的にリファレンス出力を行うことによって、圧電効果により発生した圧電素子PZの電位をリセットする。
電位差減少制御部112は、たとえば荷重検知回路121から入力される圧電信号のレベルが所定のレベルに達したならば、かかるリセットを行う。なお、所定のレベルとは、たとえば異音が発生する電位である。
また、電位差減少制御部112は、かかるリセットに際し、リセット前の圧電信号のレベルを押し込み判定部111へ出力して、押し込み判定部111に積算して保持させておく。
押し込み判定部111は、このように積算された信号レベルが所定の閾値に達するならば、ユーザの押し込み操作が行われたと判定し、駆動出力モードへ移行させて、駆動回路制御部113に所定の駆動出力波形で駆動出力を行わせる。
かかる処理の内容を図6に図示しておく。図6は、第2の実施形態に係る電位差減少制御処理の具体例を示す図である。図中の閾値Th1は、これまで同様、押し込み操作を検知するための判定閾値であり、閾値Th2は、リセットのための判定閾値である。
すなわち、図6に示すように、圧電素子PZの電位が閾値Th2に達するたびに「リセット」が行われ、リセット前の信号レベルは積算される。そして、たとえば図中の時間t1において積算で閾値Th1に到達した場合、かかる時間t1において駆動出力モードへと切り替えられ、所定の駆動出力波形で駆動出力が行われることとなる。
なお、電位差減少制御部112は、荷重検知回路121からのサンプリングのたびに「リセット」を行い、各リセット前の圧電信号のレベルを押し込み判定部111へ出力して、押し込み判定部111に積算させてもよい。
すなわち、第2の実施形態に係る電位差減少制御部112は、このような押し込み検知モード中の間欠的なリファレンス出力によって、そのたびに圧電素子PZの電位をリセットさせ、前述の電位差がある状態を極力発生させない。したがって、第2の実施形態に係る触感出力装置10によれば、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる。
次に、第2の実施形態に係る触感出力装置10Aが実行する処理手順について、図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態に係る触感出力装置10Aが実行する処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、押し込み検知モードへ移行したものとする(ステップS201)。そして、荷重検知回路121および押し込み判定部111が、押し込み操作をモニタする(ステップS202)。
また、電位差減少制御部112は、電位差を減少させるべく間欠的にリファレンス出力を行う(ステップS203)。また、押し込み判定部111は、押し込み操作のモニタリングにおいて、圧電信号の変位の積算値が所定値以上であるならば(ステップS204,Yes)、触感出力装置10は、駆動出力モードへ移行する(ステップS205)。また、圧電信号の変位の積算値が所定値未満であるならば(ステップS204,No)、ステップS202からの処理を繰り返す。
そして、駆動出力モードへ移行したならば、駆動回路制御部113および駆動回路122による駆動出力が行われ(ステップS206)、ステップS201からの処理が繰り返される。
上述してきたように、第2の実施形態に係る触感出力装置10Aは、電位差減少制御部112が、圧電素子PZの非駆動時において間欠的にリファレンス出力を行うことによって、圧電素子PZに発生中の電位をリセットさせる。
したがって、本実施形態に係る触感出力装置10Aによれば、触感の出力に際しての異音の発生を抑制することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
10,10A 触感出力装置
111 押し込み判定部
112 電位差減少制御部
113 駆動回路制御部
121 荷重検知回路
122 駆動回路
P 操作面
PZ 圧電素子

Claims (6)

  1. 操作面を振動させる圧電素子と、
    前記圧電素子へ前記操作面への入力に応じた駆動信号を出力することによって前記圧電素子を駆動させる駆動回路と、
    前記圧電素子を駆動させるに際して、前記圧電素子に発生中の電位および前記駆動信号の電位の間の電位差を減少させる制御を実行する制御部と
    を備えることを特徴とする触感出力装置。
  2. 前記制御部は、
    前記圧電素子を駆動させるに際して、前記圧電素子に発生中の電位に応じ、該圧電素子を駆動するための出力制御の内容を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の触感出力装置。
  3. 前記制御部は、
    前記電位差を減少させるように、前記駆動信号の出力レベルを前記圧電素子に発生中の電位分オフセットさせる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の触感出力装置。
  4. 前記制御部は、
    前記電位差を減少させるように、前記圧電素子に発生中の電位を徐々に基準電圧レベルまで変化させる
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の触感出力装置。
  5. 前記制御部は、
    前記圧電素子の非駆動時において間欠的にリファレンス出力を行うことによって、前記圧電素子に発生中の電位をリセットさせる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の触感出力装置。
  6. 操作面を振動させる圧電素子と、前記圧電素子へ前記操作面への入力に応じた駆動信号を出力することによって前記圧電素子を駆動させる駆動回路とを備える触感出力装置を用いた触感出力方法であって、
    前記圧電素子を駆動させるに際して、前記圧電素子に発生中の電位および前記駆動信号の電位の間の電位差を減少させる制御を実行する制御工程
    を含むことを特徴とする触感出力方法。
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