JP2019200537A - 伝送装置 - Google Patents
伝送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019200537A JP2019200537A JP2018093956A JP2018093956A JP2019200537A JP 2019200537 A JP2019200537 A JP 2019200537A JP 2018093956 A JP2018093956 A JP 2018093956A JP 2018093956 A JP2018093956 A JP 2018093956A JP 2019200537 A JP2019200537 A JP 2019200537A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- space
- cooling air
- generating component
- heat sink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/20—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
- H05K7/20709—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for server racks or cabinets; for data centers, e.g. 19-inch computer racks
- H05K7/20718—Forced ventilation of a gaseous coolant
- H05K7/20727—Forced ventilation of a gaseous coolant within server blades for removing heat from heat source
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/20—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
- H05K7/20009—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a gaseous coolant in electronic enclosures
- H05K7/20136—Forced ventilation, e.g. by fans
- H05K7/20145—Means for directing air flow, e.g. ducts, deflectors, plenum or guides
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/20—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
- H05K7/20009—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a gaseous coolant in electronic enclosures
- H05K7/20136—Forced ventilation, e.g. by fans
- H05K7/20154—Heat dissipaters coupled to components
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/20—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
- H05K7/20009—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a gaseous coolant in electronic enclosures
- H05K7/20136—Forced ventilation, e.g. by fans
- H05K7/20172—Fan mounting or fan specifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/20—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
- H05K7/2029—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a liquid coolant with phase change in electronic enclosures
- H05K7/20309—Evaporators
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K7/00—Constructional details common to different types of electric apparatus
- H05K7/20—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
- H05K7/20709—Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for server racks or cabinets; for data centers, e.g. 19-inch computer racks
- H05K7/208—Liquid cooling with phase change
- H05K7/20809—Liquid cooling with phase change within server blades for removing heat from heat source
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
【課題】冷却風による冷却効率を向上する。【解決手段】伝送装置は、筐体内の空間を上下に区画して、第1の発熱部品が配置される空間と第1の発熱部品よりも発熱量が大きい第2の発熱部品が配置される空間とを形成する仕切部材と、第1の発熱部品に設けられた第1のヒートシンクと、第2の発熱部品に設けられ、筐体内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向の幅が第1のヒートシンクの幅よりも大きい第2のヒートシンクと、筐体内の空間に流入する冷却風を分岐させて、第1の流量の冷却風を第1の発熱部品が配置される空間へ案内し、且つ第1の流量よりも大きい第2の流量の冷却風を第2の発熱部品が配置される空間へ案内する分岐部材と、を有する。【選択図】図3
Description
本発明は、伝送装置に関する。
従来、ブレード型のサーバ装置等の伝送装置では、筐体内の空間に動作時に発熱する複数の電子部品が配置されている。各電子部品から発せられる熱は、各電子部品の動作異常を引き起こす要因となる。このため、伝送装置では、筐体内の空間に冷却風を流入させることによって、発熱体である複数の電子部品を冷却することが行われている。また、伝送装置では、冷却風による放熱を促進するためのヒートシンクを各電子部品に設けることが行われている。
ところで、伝送装置では、各電子部品の大容量化に伴って、各電子部品の発熱量が増加する傾向にある。各電子部品の発熱量が増加するほど、各電子部品に設けられるヒートシンクが大型化する。特に、相対的に発熱量が大きい電子部品(以下、「高発熱部品」と呼ぶ)に設けられるヒートシンクが大型化すると、ヒートシンクが高発熱部品の周辺に位置する他の電子部品に干渉してしまう虞がある。このため、高発熱部品に設けられるヒートシンクの大型化には限界がある。そこで、発熱体である複数の電子部品を冷却風により効率的に冷却することが期待されている。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、冷却風による冷却効率を向上することができる伝送装置を提供することを目的とする。
本願の開示する伝送装置は、一つの態様において、筐体と、前記筐体内の空間を上下に区画して、第1の発熱部品が配置される空間と前記第1の発熱部品よりも発熱量が大きい第2の発熱部品が配置される空間とを形成する仕切部材と、前記第1の発熱部品に設けられた第1のヒートシンクと、前記第2の発熱部品に設けられ、前記筐体内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向の幅が前記第1のヒートシンクの幅よりも大きい第2のヒートシンクと、前記筐体内の空間に流入する冷却風を分岐させて、第1の流量の冷却風を前記第1の発熱部品が配置される空間へ案内し、且つ前記第1の流量よりも大きい第2の流量の冷却風を前記第2の発熱部品が配置される空間へ案内する分岐部材と、を有する。
本願の開示する伝送装置の一つの態様によれば、冷却風による冷却効率を向上することができるという効果を奏する。
以下に、本願の開示する伝送装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。
[伝送装置の構成]
図1は、実施例1に係る伝送装置1の外観を示す斜視図である。図1に示す伝送装置1は、例えば、図示しないラックに着脱自在に取り付けられるブレード型のサーバ装置等である。伝送装置1は、筐体10を有する。筐体10は、底板、底板に対向する天板、互いに対向する一対の側壁、前面及び背面を有する箱体である。以下では、筐体10の底板及び天板は、xy平面に平行であり、筐体10の一対の側壁は、yz平面に平行であり、筐体10の前面及び背面は、xz平面に平行であるものとする。また、x方向を筐体10の幅方向と呼び、y方向を筐体10の奥行方向と呼び、z方向を筐体10の高さ方向と呼ぶ。また、z軸の矢印が指す方向を上方向と呼び、z軸の矢印が指す方向とは反対の方向を下方向と呼ぶ。また、y軸の矢印が指す方向を後側と呼び、y軸の矢印が指す方向とは反対の方向を前側と呼ぶ。また、筐体10の前側の面を筐体10の前面とし、筐体10の後側の面を筐体10の背面とする。
図1は、実施例1に係る伝送装置1の外観を示す斜視図である。図1に示す伝送装置1は、例えば、図示しないラックに着脱自在に取り付けられるブレード型のサーバ装置等である。伝送装置1は、筐体10を有する。筐体10は、底板、底板に対向する天板、互いに対向する一対の側壁、前面及び背面を有する箱体である。以下では、筐体10の底板及び天板は、xy平面に平行であり、筐体10の一対の側壁は、yz平面に平行であり、筐体10の前面及び背面は、xz平面に平行であるものとする。また、x方向を筐体10の幅方向と呼び、y方向を筐体10の奥行方向と呼び、z方向を筐体10の高さ方向と呼ぶ。また、z軸の矢印が指す方向を上方向と呼び、z軸の矢印が指す方向とは反対の方向を下方向と呼ぶ。また、y軸の矢印が指す方向を後側と呼び、y軸の矢印が指す方向とは反対の方向を前側と呼ぶ。また、筐体10の前側の面を筐体10の前面とし、筐体10の後側の面を筐体10の背面とする。
図1に示すように、筐体10の前面には、後述するプラグインユニット(PIU:Plug-In Unit)20を差し込むための複数のスロット10aが形成されている。図1に示す例では、4つのスロット10aが形成されている。また、筐体10の前面には、伝送装置1を図示しないラックに固定するための固定部材11が設けられている。
図2は、実施例1に係る伝送装置1の内部構成を示す斜視図である。図3は、実施例1に係る伝送装置1の内部構成を示す側断面図である。なお、図2では、筐体10の天板が省略されている。また、図2では、PIU20等の幾つかの部品が省略されている。
図2及び図3に示すように、筐体10の前面側(つまり、スロット10a)には、PIU20が差し込まれ、筐体10の背面側には、ファンユニット30が設けられている。PIU20は、基板21と、基板21上に設けられ光信号を送受信する光モジュール22と、基板21上に設けられPIU20と伝送装置1とを電気的に接続するためのコネクタ23とをPIU20の筐体内に有する。また、PIU20の筐体の前面及び後面には、複数の通気孔24が形成されている。
ファンユニット30は、1つ又は複数のファン30aを有する。図2の例では、3つのファン30aが示されている。ファンユニット30は、筐体10の前面から筐体10の背面へ向かう方向に、PIU20の通気孔24を通過する冷却風を発生させる。
PIU20とファンユニット30との間には、空間が形成されている。以下では、PIU20とファンユニット30との間に形成される空間を「筐体10内の空間」と適宜呼ぶものとする。PIU20の通気孔24を通過した冷却風は、筐体10内の空間に流入する。筐体10内の空間の少なくとも一部は、仕切部材40により下部空間51と上部空間52とに区画されている。仕切部材40は、筐体10の底板の上方に支柱41aで支持された基板41と、基板41の上方に支柱42aで支持された基板42とを有する。基板41と基板42とは、例えばコネクタにより電気的に接続されている。
下部空間51には、電子部品61が配置され、上部空間52には、電子部品62が配置されている。下部空間51には、複数の電子部品61が配置されてもよく、上部空間52には、複数の電子部品62が配置されてもよい。電子部品61は、仕切部材40の基板41の下面にハンダにより固定され、電子部品62は、仕切部材40の基板42の上面にハンダにより固定されている。電子部品61及び電子部品62は、動作時に発熱する。電子部品62は、電子部品61よりも発熱量が大きい。電子部品61は、「第1の発熱部品」の一例に相当し、電子部品62は、「第2の発熱部品」の一例に相当する。
電子部品61及び電子部品62は、筐体10の高さ方向から見た場合に、筐体10の中央領域に配置されている。筐体10の中央領域とは、筐体10の前面に沿う線分とファンユニット30の前面に沿う線分を上底及び下底とする台形が占有する領域である。
電子部品61には、電子部品61の放熱を促進するための第1のヒートシンク71が設けられ、電子部品62には、電子部品62の放熱を促進するための第2のヒートシンク72が設けられている。第2のヒートシンク72は、電子部品62に固定されるベース板721と、ベース板721の電子部品62とは反対側の面から立ち上がるフィン722とを有する。ベース板721及びフィン722は、同一の材料、例えば、アルミニウム等により形成されている。ベース板721は、フィン722の材料よりも熱伝導率が高い材料、例えば、銅等により形成されてもよい。また、ベース板721は、チャンバ内の液体の蒸発を利用して熱伝達を行うベーパチャンバ(Vapor Chamber)であってもよい。
また、第2のヒートシンク72の、筐体10内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向(つまり、筐体10の幅方向)の幅は、第1のヒートシンク71の幅よりも大きい。ここで、電子部品62は、電子部品61よりも発熱量が大きいため、電子部品62に設けられた第2のヒートシンク72は大型化する傾向にある。例えば、第2のヒートシンク72の幅は大型化する傾向にある。電子部品62の周辺に電子部品61等の他の電子部品が位置する場合、第2のヒートシンク72が大型化すると、第2のヒートシンク72が他の電子部品に干渉してしまう虞がある。この点、本実施例では、電子部品61が下部空間51に配置され、電子部品62が上部空間52に配置されているため、電子部品62の周辺に電子部品61等の他の電子部品が位置していない。したがって、第2のヒートシンク72の、筐体10内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向(つまり、筐体10の幅方向)の幅が第1のヒートシンク71の幅よりも大きい場合であっても、第2のヒートシンク72の他の電子部品への干渉が回避される。
PIU20と仕切部材40との間には、分岐部材80が設けられている。分岐部材80は、PIU20の通気孔24を通過して筐体10内の空間に流入する冷却風を分岐させる。すなわち、分岐部材80は、筐体10内の空間に流入する冷却風を分岐させて、流量Q1の冷却風を電子部品61が配置される下部空間51へ案内し、且つ流量Q1よりも大きい流量Q2の冷却風を電子部品62が配置される上部空間52へ案内する。これにより、分岐部材80は、相対的に発熱量が大きい電子部品62に設けられた第2のヒートシンク72に対して冷却風を集約することができるので、第2のヒートシンク72に電子部品62からの放熱を効率的に行わせることができる。その結果として、伝送装置1において、冷却風による冷却効率を向上させることができる。
図4は、分岐部材80の斜視図である。図3及び図4に示すように、分岐部材80は、本体部81と、延伸部82とを有する。
本体部81は、筐体10の底板から筐体10の天板に到達しない長さで立ち上がるように設けられている。本体部81は、略U字形状を有している。すなわち、本体部81は、筐体10の底板に固定される2つの脚部を有し、2つの脚部の間には切欠き811が形成されている。切欠き811は、筐体10内の空間に流入する冷却風が分岐されて得られる流量Q1の冷却風を電子部品61が配置される下部空間51へ通過させる。また、本体部81の中央部には、PIU20と伝送装置1とを電気的に接続するためのコネクタ83が固定される固定孔812が形成されている。コネクタ83は、図示しないケーブルを介して仕切部材40の基板42に接続されている。そして、コネクタ83とPIU20のコネクタ23とが接続されることにより、PIU20が、基板42にプリントされた回路と電気的に接続される。
延伸部82は、本体部81から第2のヒートシンク72のフィン722へ向けて延伸するように設けられている。例えば、延伸部82は、本体部81から第2のヒートシンク72のフィン722へ向けて延伸し、第2のヒートシンク72のベース板721に接している。そして、延伸部82は、筐体10内の空間に流入する冷却風が分岐されて得られる流量Q2(>Q1)の冷却風をフィン722へ案内する。これにより、分岐部材80は、第2のヒートシンク72の伝熱面積を拡張させるフィン722に対して冷却風を集約することができるので、第2のヒートシンク72に電子部品62からの放熱を効率的に行わせることができる。その結果として、伝送装置1において、冷却風による冷却効率をより向上させることができる。
[第2のヒートシンク72の幅と、電子部品62の温度との関係]
ところで、伝送装置1では、第2のヒートシンク72の、筐体10内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向(つまり、筐体10の幅方向)の幅は、第2のヒートシンク72の伝熱面積を拡張する観点から、できるだけ大きいことが好ましい。そのため、第2のヒートシンク72の幅は、ファンユニット30の幅よりも大きいことが好ましい。また、第2のヒートシンク72の幅は、筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅と一致することがより好ましい。また、上部空間52に複数の電子部品62が配置される場合、各電子部品62に設けられた第2のヒートシンク72の幅の合計が筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅と一致することが好ましい。
ところで、伝送装置1では、第2のヒートシンク72の、筐体10内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向(つまり、筐体10の幅方向)の幅は、第2のヒートシンク72の伝熱面積を拡張する観点から、できるだけ大きいことが好ましい。そのため、第2のヒートシンク72の幅は、ファンユニット30の幅よりも大きいことが好ましい。また、第2のヒートシンク72の幅は、筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅と一致することがより好ましい。また、上部空間52に複数の電子部品62が配置される場合、各電子部品62に設けられた第2のヒートシンク72の幅の合計が筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅と一致することが好ましい。
図5は、第2のヒートシンク72の幅と、電子部品62の温度との関係の一例を示すシミュレーション結果である。図5において、横軸は、第2のヒートシンク72の、筐体10内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向(つまり、筐体10の幅方向)の幅[%]を示し、縦軸は、電子部品62の温度[℃]を示している。図5には、第2のヒートシンク72のベース板721の種別ごとに、第2のヒートシンク72の幅に対する電子部品62の温度の変化が示されている。第2のヒートシンク72の幅は、ファンユニット30の幅に対する比率により示されている。図6及び図7は、第2のヒートシンク72の幅の一例を示す図である。第2のヒートシンク72の幅が100%である場合、図6に示すように、第2のヒートシンク72の幅とファンユニット30の幅とが一致するものとする。また、第2のヒートシンク72の幅が175%である場合、図7に示すように、第2のヒートシンク72の幅と、筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅とが一致するものとする。
図5に示すように、第2のヒートシンク72のベース板721の種別に関わらず、第2のヒートシンク72の幅が大きくなるほど、電子部品62の温度が低くなる。特に、第2のヒートシンク72の幅が100%よりも大きい場合、すなわち、第2のヒートシンク72の幅がファンユニット30の幅よりも大きい場合、電子部品62の温度が予め定められた許容温度(例えば、125℃)よりも低くなる。また、第2のヒートシンク72の幅が175%である場合、すなわち、第2のヒートシンク72の幅が筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅と一致する場合、電子部品62の温度が最小となる。
[評価シミュレーション]
次に、冷却風による冷却効率を評価するために行った評価シミュレーションについて説明する。評価例では、本実施例の伝送装置1に冷却風を適用した場合の電子部品62の温度をシミュレーションした。伝送装置1では、上述した通り、筐体10内の空間が仕切部材40により下部空間51と上部空間52に区画され、冷却風が分岐部材80により分岐されて流量Q1の冷却風が下部空間51に流量Q2(>Q1)の冷却風が上部空間52に案内される。また、伝送装置1では、上部空間52に2つの電子部品62が配置され、各電子部品62に設けられた第2のヒートシンク72の幅の合計は、筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅と一致している。
次に、冷却風による冷却効率を評価するために行った評価シミュレーションについて説明する。評価例では、本実施例の伝送装置1に冷却風を適用した場合の電子部品62の温度をシミュレーションした。伝送装置1では、上述した通り、筐体10内の空間が仕切部材40により下部空間51と上部空間52に区画され、冷却風が分岐部材80により分岐されて流量Q1の冷却風が下部空間51に流量Q2(>Q1)の冷却風が上部空間52に案内される。また、伝送装置1では、上部空間52に2つの電子部品62が配置され、各電子部品62に設けられた第2のヒートシンク72の幅の合計は、筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅と一致している。
これに対して、比較例では、他の伝送装置に冷却風を適用した場合の電子部品62の温度をシミュレーションした。他の伝送装置では、筐体10内の空間が1つの空間であり、冷却風が分岐されない。また、他の伝送装置では、筐体10内の空間に2つの電子部品62が配置され、各電子部品62に設けられたヒートシンクの幅の合計が筐体10内の空間を挟んで対向する筐体10の一対の側壁間の幅よりも十分に小さい。
図8は、評価例において測定された電子部品62の温度分布の一例を示すシミュレーション結果である。図9は、比較例において測定された電子部品62の温度分布の一例を示すシミュレーション結果である。図8及び図9に示すように、筐体10内の空間が1つの空間である他の伝送装置と比較して、筐体10内の空間が下部空間51と上部空間52とに区画された伝送装置1では、電子部品62の温度が約30度低くなった。すなわち、筐体10内の空間を上下に区画し、冷却風を分岐して、相対的に流量が大きい冷却風を相対的に発熱量が大きい電子部品62が配置された上部空間52へ案内することにより、冷却風の冷却効率を向上させることができることが確認された。
以上のように、本実施例に係る伝送装置1は、筐体10と、仕切部材40と、第1のヒートシンク71と、第2のヒートシンク72と、分岐部材80とを有する。仕切部材40は、筐体10内の空間を上下に区画して、電子部品61が配置される下部空間51と電子部品61よりも発熱量が大きい電子部品62が配置される上部空間52とを形成する。第1のヒートシンク71は、電子部品61に設けられる。第2のヒートシンク72は、電子部品62に設けられ、筐体10内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向の幅が第1のヒートシンク71の幅よりも大きい。分岐部材80は、筐体10内の空間に流入する冷却風を分岐させて、流量Q1の冷却風を電子部品61が配置される下部空間51へ案内し、且つ流量Q1よりも大きい流量Q2の冷却風を電子部品62が配置される空間へ案内する。
この伝送装置1の構成により、相対的に発熱量が大きい電子部品62に設けられた第2のヒートシンク72に対して分岐部材80により冷却風を集約することができるので、第2のヒートシンク72に電子部品62からの放熱を効率的に行わせることができる。その結果として、冷却風による冷却効率を向上させることができる。また、電子部品62の周辺に他の電子部品を位置させることなく第2のヒートシンク72の幅を拡張して第2のヒートシンク72の伝熱面積を拡張することができるので、冷却風による冷却効率をより向上させることができる。
実施例2の伝送装置1は、PIU20の通気孔24を通過して筐体10内の空間に流入する冷却風を整流する整流部材を有する点が実施例1の伝送装置1とは異なる。
図10は、実施例2に係る伝送装置1の内部構成を示す側断面図である。
図10に示すように、PIU20には、整流部材90が着脱自在に設けられている。整流部材90は、PIU20の通気孔24を通過して筐体10内の空間に流入する冷却風を整流する。
図11は、整流部材90の斜視図である。整流部材90は、ベース部91と、本体部92と、第1の延伸部93と、第2の延伸部94とを有する。ベース部91は、筐体10の底板に接している。本体部92は、ベース部91から筐体10の高さ方向に立ち上がるように設けられている。本体部92の中央部には、PIU20のコネクタ23が嵌合される嵌合孔921が形成されている。また、本体部92において嵌合孔921を囲む領域には、PIU20の通気孔24を通過した冷却風を筐体10内の空間へ通過させる開口922が形成されている。
第1の延伸部93は、本体部92から分岐部材80の切欠き811へ向けて延伸するように設けられている。第1の延伸部93は、PIU20の通気孔24を通過し開口922を通過し筐体10内の空間へ流入し且つ分岐部材80の切欠き811へ向かう冷却風を整流する。
第2の延伸部94は、本体部92から分岐部材80の延伸部82へ向けて延伸するように設けられている。第2の延伸部94は、PIU20の通気孔24を通過し筐体10内の空間へ流入し且つ分岐部材80の延伸部82へ向かう冷却風を整流する。
以上のように、本実施例に係る伝送装置1は、整流部材90を有する。整流部材90は、PIU20に着脱自在に設けられ、PIU20の通気孔24を通過して筐体10内の空間に流入する冷却風を整流する。
この伝送装置1の構成により、整流された冷却風が筐体10内の空間に流入するので、冷却風による冷却効率をより向上させることができる。
なお、第1の延伸部93は、本体部92に対して可動自在に設けられても良い。第1の延伸部93が本体部92に対して可動することにより、分岐部材80の切欠き811へ向かう冷却風の流量と、分岐部材80の延伸部82へ向かう冷却風の流量とが適宜調整されることとなる。これにより、分岐部材80は、相対的に発熱量が大きい電子部品62に設けられた第2のヒートシンク72に対して冷却風を効率的に集約することができる。
1 伝送装置
10 筐体
20 PIU
24 通気孔
30 ファンユニット
40 仕切部材
51 下部空間
52 上部空間
61、62 電子部品
71 第1のヒートシンク
72 第2のヒートシンク
80 分岐部材
81 本体部
82 延伸部
90 整流部材
721 ベース板
722 フィン
811 切欠き
10 筐体
20 PIU
24 通気孔
30 ファンユニット
40 仕切部材
51 下部空間
52 上部空間
61、62 電子部品
71 第1のヒートシンク
72 第2のヒートシンク
80 分岐部材
81 本体部
82 延伸部
90 整流部材
721 ベース板
722 フィン
811 切欠き
Claims (8)
- 筐体と、
前記筐体内の空間を上下に区画して、第1の発熱部品が配置される空間と前記第1の発熱部品よりも発熱量が大きい第2の発熱部品が配置される空間とを形成する仕切部材と、
前記第1の発熱部品に設けられた第1のヒートシンクと、
前記第2の発熱部品に設けられ、前記筐体内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向の幅が前記第1のヒートシンクの幅よりも大きい第2のヒートシンクと、
前記筐体内の空間に流入する冷却風を分岐させて、第1の流量の冷却風を前記第1の発熱部品が配置される空間へ案内し、且つ前記第1の流量よりも大きい第2の流量の冷却風を前記第2の発熱部品が配置される空間へ案内する分岐部材と、
を有することを特徴とする伝送装置。 - 前記筐体の前面側に差し込まれ、通気孔が形成されたプラグインユニットと、
前記筐体の背面側に設けられ、前記プラグインユニットの通気孔を通過する冷却風を発生させるファンユニットと、
をさらに有し、
前記筐体内の空間は、前記プラグインユニットと前記ファンユニットとの間に形成され、
前記分岐部材は、前記プラグインユニットの通気孔を通過して前記筐体内の空間に流入する冷却風を分岐させることを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。 - 前記第2のヒートシンクの、前記筐体内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向の幅は、前記ファンユニットの幅よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の伝送装置。
- 前記第2のヒートシンクの、前記筐体内の空間に流入する冷却風の流れ方向に直交する方向の幅は、前記筐体内の空間を挟んで対向する前記筐体の一対の側壁間の幅と一致することを特徴とする請求項2又は3に記載の伝送装置。
- 前記第2のヒートシンクは、
前記第2の発熱部品に固定されるベース板と、
前記ベース板の前記第2の発熱部品とは反対側の面から立ち上がるフィンと、
を有し、
前記分岐部材は、
前記筐体の底板から前記筐体の天板に到達しない長さで立ち上がり、前記第1の流量の冷却風を前記第1の発熱部品が配置される空間へ通過させる切欠きを有する本体部と、
前記本体部から前記フィンへ向けて延伸し、前記第2の流量の冷却風を前記フィンへ案内する延伸部と、
を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の伝送装置。 - 前記ベース板は、前記フィンの材料よりも熱伝導率が高い材料により形成されることを特徴とする請求項5に記載の伝送装置。
- 前記ベース板は、チャンバ内の液体の蒸発を利用して熱伝達を行うベーパチャンバであることを特徴とする請求項5に記載の伝送装置。
- 前記プラグインユニットに着脱自在に設けられ、前記プラグインユニットの通気孔を通過して前記筐体内の空間に流入する冷却風を整流する整流部材をさらに有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の伝送装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018093956A JP2019200537A (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 伝送装置 |
US16/404,919 US20190357389A1 (en) | 2018-05-15 | 2019-05-07 | Transmission device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018093956A JP2019200537A (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019200537A true JP2019200537A (ja) | 2019-11-21 |
Family
ID=68533351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018093956A Pending JP2019200537A (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 伝送装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20190357389A1 (ja) |
JP (1) | JP2019200537A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021096654A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | 富士通クライアントコンピューティング株式会社 | 電子機器 |
WO2022162939A1 (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-04 | 本田技研工業株式会社 | 電子ユニットの冷却構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114449741A (zh) * | 2022-02-08 | 2022-05-06 | 易事特储能科技有限公司 | 具有良好散热特性的电路结构 |
-
2018
- 2018-05-15 JP JP2018093956A patent/JP2019200537A/ja active Pending
-
2019
- 2019-05-07 US US16/404,919 patent/US20190357389A1/en not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021096654A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | 富士通クライアントコンピューティング株式会社 | 電子機器 |
WO2022162939A1 (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-04 | 本田技研工業株式会社 | 電子ユニットの冷却構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20190357389A1 (en) | 2019-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6070569B2 (ja) | 電子基板収容機器および電子装置 | |
US4485429A (en) | Apparatus for cooling integrated circuit chips | |
US7870893B2 (en) | Multichannel cooling system with magnetohydrodynamic pump | |
US7408776B2 (en) | Conductive heat transport cooling system and method for a multi-component electronics system | |
US8422224B2 (en) | Display device and electronic apparatus | |
US20080084667A1 (en) | Hybrid cooling system and method for a multi-component electronics system | |
JP2019200537A (ja) | 伝送装置 | |
US4450505A (en) | Apparatus for cooling integrated circuit chips | |
JP5447433B2 (ja) | 電子機器および電子機器が設けられた電力変換装置 | |
US20130206367A1 (en) | Heat dissipating module | |
US9775265B2 (en) | Heatsink and circuit board with heatsink | |
TW201314425A (zh) | 散熱裝置及使用該散熱裝置的電子裝置 | |
JP2017005010A (ja) | 電子機器 | |
US10856444B2 (en) | Cooling device and electronic apparatus | |
TW201218931A (en) | Mainboard and electronic device employ the sam | |
US6510053B1 (en) | Circuit board cooling system | |
US20150173249A1 (en) | Data storage device enclosure and cooling system | |
US20190035709A1 (en) | Electronic modules | |
JP2020174116A (ja) | ヒートシンク固定部材及び電子装置 | |
JP2024512861A (ja) | 基板を越えるフィンを有するヒート・シンク | |
JP6271265B2 (ja) | モータ駆動装置 | |
JP2015011045A (ja) | ディスプレイ装置の冷却構造 | |
JP4670828B2 (ja) | 電子機器 | |
JPH11238986A (ja) | 発熱部品の冷却装置 | |
JPH06260784A (ja) | 冷却装置 |