JP2019199293A - 包装袋 - Google Patents
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Abstract
Description
包装袋を提供することを課題とする。
強塩基性薬剤、または強酸性薬剤を収納可能な包装袋であって、
該包装袋を構成する積層体は、包装袋外側から、ポリアミドフィルムからなる基材層、アルミニウム箔層、およびシーラント層を有しており、
該包装袋の内容物収容空間の全周縁は、シーラント層同士のシールによってなり、
かつ、該包装袋の内容物収容空間の内面すべての部分において、積層体の折り曲げ、もしくは折り返しを設けることなく製袋されており、
該アルミニウム箔層のシーラント層側表面には、表面改質層を有しており、
該表面改質層と該シーラント層との間に、3官能基を有するイソシアネートモノマーの誘導体を成分として含む接着剤、または加熱ロール温度(100℃)より低い融点を有するポリオレフィンを成分として含む組成物と2官能基以上のイソシアネート化合物からなる接着剤、のいずれかからなる接着剤層を有してなることを特徴とする包装袋である。
前記表面改質層は、重金属、または金属、もしくはそれらの塩を含む無機被膜と、該無機被膜を覆う窒素原子を含む有機高分子被膜であることを特徴とする、請求項1に記載の包装袋である。
前記接着剤層の厚さは、2μm〜4μmの範囲であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装袋である。
1枚の矩形の積層体を中折りさせて、折り曲げの辺を除く3辺をシールしてなる3方シール袋の3辺と、折り曲げの辺を加えた、4辺全てをシールして密封されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋である。
2枚の矩形の積層体のシーラント層同士を対向させて重ね合わせ、4辺全てをシールして密封されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋である。
包装袋に、大室と小室に区分されるようにシールした区分シール部が設けられ、該区分シール部は、包装袋から該小室を切り離したとき、該大室の該小室を切り離した部分に内容物の注出筒となる部分が形成されるよう設けてなることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の包装袋である。
前記アルミニウム箔に替えて、表面に無機化合物蒸着層を備えるプラスチックフィルムを用いることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の包装袋である。
からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、要求性能に応じて適宜選択される。
明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。本発明は、請求項によって限定されるものである。
<ピンホールの個数>
製袋前の積層体で評価した。積層体をゲルボフレックステスターを用いて、常温環境で一回ひねった後、光を当てて目視で評価した。
・折り返し構造ありの場合
3方製袋した包装袋に内容物を充填し、50℃の恒温槽で2週間保管した後、目視にて確認した。
・折り返し構造なしの場合
4方製袋した包装袋に内容物を充填し、50℃の恒温槽で2週間保管した後、目視にて確認した。
包装袋の部分的変色確認後、15mm幅にカットして、ラミネート強度を測定した
測定には、株式会社エー・アンド・デイ社製RTF−1250を用いて300mm/分の速度で測定した。
ポリエチレンテレフタレートフィルム(フタムラ化学製 FE2001 厚さ12μm)、または延伸ポリアミドフィルム(ユニチカ株式会社製 ON)を用いた。
エステル主鎖の主剤(三井化学株式会社製 A626)+硬化剤(三井化学株式会社製 A50)を用いた。
アルミニウム箔(東洋アルミ株式会社製 8079材)を用いた。
Zr系コート剤(日本ペイントサーフケミカルズ社製 サーフコートEC1000A/B)で表面処理をした。
オレフィン主鎖の主材と硬化剤(三井化学株式会社製 A3020)を用いた。
直鎖状低密度ポリエチレン(タマポリ株式会社製 UB106T)
を用いた。
・積層体の層構成は包装袋外側から、
延伸ポリアミドフィルム(厚さ15μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/ポリエチレン(厚さ40μm)とした。
・ガスバリア層は、
アルミニウム箔+表面改質層とした。
・接着剤層(4)は
オレフィン系接着剤とした。
・包装袋の折り返し構造は、なしである。
・積層体の層構成は包装袋外側から、
延伸ポリアミドフィルム(厚さ15μm)/アルミニウム箔(厚さ7μm)/ポリエチレン(厚さ60μm)とした。
・ガスバリア層は、
アルミニウム箔+表面改質層とした。
・接着剤層(4)は
イソシアネート系接着剤とした。
・包装袋の折り返し構造は、なしである。
・積層体の層構成は包装袋外側から、
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/ポリエチレン(厚さ40μm)とした。
・ガスバリア層は、
アルミニウム箔+表面改質層とした。
・接着剤層(4)は
オレフィン系接着剤とした。
・包装袋の折り返し構造は、ありである。
・積層体の層構成は包装袋外側から、
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/ポリエチレン(厚さ40μm)とした。
・ガスバリア層は、
アルミニウム箔+表面改質層とした。
・接着剤層(4)は
オレフィン系接着剤とした。
・包装袋の折り返し構造は、なしである。
・積層体の層構成は包装袋外側から、
延伸ポリアミドフィルム(厚さ15μm)/アルミニウム箔(厚さ9μm)/ポリエチレン(厚さ40μm)とした。
・ガスバリア層は、
アルミニウム箔+表面改質層とした。
・接着剤層(4)は
オレフィン系接着剤とした。
・包装袋の折り返し構造は、ありである。
・積層体の層構成は包装袋外側から、
延伸ポリアミドフィルム(厚さ15μm)/アルミニウム箔(厚さ7μm)/ポリエチレン(厚さ60μm)とした。
・ガスバリア層は、
アルミニウム箔のみとした。すなわち表面改質層は設けない。
・接着剤層(4)は
オレフィン系接着剤とした。
・包装袋の折り返し構造は、なしである。
・積層体の層構成は包装袋外側から、
延伸ポリアミドフィルム(厚さ15μm)/アルミニウム箔(厚さ7μm)/ポリエチレン(厚さ40μm)とした。
・ガスバリア層は、
アルミニウム箔+表面改質層とした。
・接着剤層(4)は
エステル系接着剤とした。
・包装袋の折り返し構造は、なしである。
但しここで比較に用いた、評価用サンプルは、実施例1、比較例1、比較例2、比較例3である。
但しここで比較に用いた、評価用サンプルは、実施例1、実施例2、比較例4、比較例5である。
・内容物収納空間の周縁部、および内容物収納空間の前面において、積層体の折り曲げ、折り返し構造を有していないこと。
・アルミニウム箔層の表面には表面改質層を有すること。
・接着剤層(4)は、3官能基を有するイソシアネートモノマーの誘導体を成分として含む接着剤、または加熱ロール温度(100℃)より低い融点を有するポリオレフィンを成分として含む組成物と2官能基以上のイソシアネート化合物からなる接着剤、のいずれかからなる接着剤を用いていること。
・基材層にポリアミドフィルムを用いていること。
2・・・アルミニウム箔層
3・・・表面改質層
4・・・接着剤層
5・・・シーラント層
6・・・接着剤層
7・・・プラスチックフィルム層
8・・・無機化合物層
9・・・ガスバリアフィルム層
20・・・大室
21・・・小室
22・・・区分シール部
23・・・切り離し線
24・・・切込み
25・・・矢印
26・・・注出筒
27・・・開口部
28・・・容器
29・・・開封予定線
30・・・胴部
31・・・内容物
90・・・包装袋
100・・・積層体
Claims (7)
- 強塩基性薬剤、または強酸性薬剤を収納可能な包装袋であって、
該包装袋を構成する積層体は、包装袋外側から、ポリアミドフィルムからなる基材層、アルミニウム箔層、およびシーラント層を有しており、
該包装袋の内容物収容空間の全周縁は、シーラント層同士のシールによってなり、
かつ、該包装袋の内容物収容空間の内面すべての部分において、積層体の折り曲げ、もしくは折り返しを設けることなく製袋されており、
該アルミニウム箔層のシーラント層側表面には、表面改質層を有しており、
該表面改質層と該シーラント層との間に、3官能基を有するイソシアネートモノマーの誘導体を成分として含む接着剤、または加熱ロール温度(100℃)より低い融点を有するポリオレフィンを成分として含む組成物と2官能基以上のイソシアネート化合物からなる接着剤、のいずれかからなる接着剤層を有してなることを特徴とする包装袋。 - 前記表面改質層は、重金属、または金属、もしくはそれらの塩を含む無機被膜と、該無機被膜を覆う窒素原子を含む有機高分子被膜であることを特徴とする、請求1に記載の包装袋。
- 前記接着剤層の厚さは、2μm〜4μmの範囲であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装袋。
- 1枚の矩形の積層体を中折りさせて、折り曲げの辺を除く3辺をシールしてなる3方シール袋の3辺と、折り曲げの辺を加えた、4辺全てをシールして密封されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋。
- 2枚の矩形の積層体のシーラント層同士を対向させて重ね合わせ、4辺全てをシールして密封されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装袋。
- 包装袋に、大室と小室に区分されるようにシールした区分シール部が設けられ、該区分シール部は、包装袋から該小室を切り離したとき、該大室の該小室を切り離した部分に内容物の注出筒となる部分が形成されるよう設けてなることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の包装袋。
- 前記アルミニウム箔に替えて、表面に無機化合物蒸着層を備えるプラスチックフィルムを用いることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の包装袋。
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JP2018076096A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 大日本印刷株式会社 | 包装袋、および包装体の製造方法 |
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2018
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JP2018076096A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 大日本印刷株式会社 | 包装袋、および包装体の製造方法 |
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