JP2019198589A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

パンツ型吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2019198589A
JP2019198589A JP2018096646A JP2018096646A JP2019198589A JP 2019198589 A JP2019198589 A JP 2019198589A JP 2018096646 A JP2018096646 A JP 2018096646A JP 2018096646 A JP2018096646 A JP 2018096646A JP 2019198589 A JP2019198589 A JP 2019198589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leak
sheet
right direction
absorbent article
proof wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018096646A
Other languages
English (en)
Inventor
俊光 馬場
Toshimitsu Baba
俊光 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2018096646A priority Critical patent/JP2019198589A/ja
Priority to PCT/JP2019/017957 priority patent/WO2019220934A1/ja
Publication of JP2019198589A publication Critical patent/JP2019198589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • A61F13/494Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers characterised by edge leakage prevention means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • A61F13/496Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers in the form of pants or briefs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/51Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the outer layers
    • A61F13/514Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】良好な防漏性と肌触りとを両立することが可能なパンツ型吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収体(11)とバックシート(13)とを備える吸収性本体(10)と、肌側に起立可能な一対の防漏壁部(50)と、を有するパンツ型吸収性物品(1)であって、バックシート(13)は、防漏シート(13a)を非肌側から覆う非肌側シート(13b)を有し、非肌側シート(13b)は、左右方向の両端部において内側に折り返され、折り返された両端部の少なくとも一部が防漏シート(13a)よりも肌側に積層されており、防漏壁部(50)は、上下方向に沿った一端部(50u)と他端部(50d)とを有し、一端部(50u)は、吸収体(11)の上端部において左右方向の内側を向くように接合された接合部と、起立可能な起立部とを有し、他端部(50d)は、吸収体(11)とバックシート(13)との間に挟まれた状態で接合されている。【選択図】図4

Description

本発明は、パンツ型吸収性物品に関する。
吸収性物品の一例として、パンツ型使い捨ておむつが知られている。特許文献1には、前身頃外装体(前側ベルト部)と後身頃外装体(後側ベルト部)の間に吸収性本体が架橋され、前身頃外装体と後身頃外装体の幅方向両側縁が互いに接合され、腰周り開口部及び脚回り開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつが開示されている。そして、吸収性本体には、幅方向両側端部に沿って着用者の肌側に起立する一対の立体ギャザー(防漏壁部)が設けられており、該立体ギャザーによって脚回り開口から尿が漏出することを防止することができる。
特開2013−138795号
従来の使い捨ておむつでは、防漏壁部の起立起点付近において、防漏壁部を構成するシート部材や、脚回りのレッグギャザーを構成するシート部材等が厚さ方向に多数積層された状態で互いに接合されていたため、当該領域における肌触りが硬くなり、着用者に不快感を与える場合があった。これに対して、防漏壁部とバックシートとの接合位置を左右方向の外側にずらしたり、バックシートにおいて防漏シート(防漏フィルム)の配置を変更したりすることで、防漏壁部の起立起点付近におけるシート部材の積層枚数を少なくして肌触りを向上させたおむつも考案されている。しかしながら、このようなおむつでは、構造上尿等の排泄物の染み出しや外部への漏出を十分に抑制することは困難であった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、良好な防漏性と肌触りとを両立することが可能なパンツ型吸収性物品を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、吸収体と、前記吸収体よりも非肌側に設けられたバックシートと、を備える吸収性本体と、前記吸収体の前記左右方向の両側に設けられ、肌側に起立可能な一対の防漏壁部と、有するパンツ型吸収性物品であって、前記バックシートは、液不透過性の防漏シートと、前記防漏シートを非肌側から覆う非肌側シートとを有し、前記非肌側シートは、前記左右方向の両端部において内側に折り返され、折り返された前記両端部の少なくとも一部が前記防漏シートよりも肌側に積層されており、前記防漏壁部は、上下方向に沿った一端部と他端部とを有し、前記一端部は、前記吸収体の上端部において前記左右方向の内側を向くように前記吸収体よりも肌側に接合された接合部と、肌側に起立可能な起立部とを有し、前記他端部は、前記吸収体と前記バックシートとの間に挟まれた状態で前記吸収体よりも非肌側に接合されている、ことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、良好な防漏性と肌触りとを両立することが可能なパンツ型吸収性物品を提供することができる。
おむつ1の概略斜視図である。 展開かつ伸長状態のおむつ1の平面図である。 吸収性本体10及び防漏壁部50構成について説明する平面図及び断面図である。 吸収性本体10及び防漏壁部50の構造について説明する部分断面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、吸収体と、前記吸収体よりも非肌側に設けられたバックシートと、を備える吸収性本体と、前記吸収体の前記左右方向の両側に設けられ、肌側に起立可能な一対の防漏壁部と、有するパンツ型吸収性物品であって、前記バックシートは、液不透過性の防漏シートと、前記防漏シートを非肌側から覆う非肌側シートとを有し、前記非肌側シートは、前記左右方向の両端部において内側に折り返され、折り返された前記両端部の少なくとも一部が前記防漏シートよりも肌側に積層されており、前記防漏壁部は、上下方向に沿った一端部と他端部とを有し、前記一端部は、前記吸収体の上端部において前記左右方向の内側を向くように前記吸収体よりも肌側に接合された接合部と、肌側に起立可能な起立部とを有し、前記他端部は、前記吸収体と前記バックシートとの間に挟まれた状態で前記吸収体よりも非肌側に接合されている、ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、防漏壁部の一端部が内倒しになっているため、当該一端部のうち起立部が肌側に起立する際に、吸収体の左右方向の両側から内側に傾くように起立する。これにより、排泄物が防漏壁部を超えて吸収体の外側に漏出することを抑制しやすい。また、防漏壁部の他端部が吸収体の非肌側に巻き込まれるようにして接合されているため、排泄物が吸収体よりも左右方向の外側に漏出することを抑制できる。また、1枚の防漏シートと非肌側シートとによって、資材の積層枚数が少なく、継ぎ目の少ない平面状のサイドフラップが脚繰りに沿って形成される。これらの構成により、良好な防漏性と肌触りとを両立した吸収性物品を実現することができる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記左右方向において、前記防漏壁部の前記他端部側の内側端は、前記防漏壁部の前記一端部側の内側端よりも内側に位置している、ことが望ましい。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、防漏壁部の他端部側における左右方向の幅が、一端部側における左右方向の幅よりも長くなる。これにより、一端部側では、左右一対の防漏壁部同士の間隔が狭くなりすぎないため、排泄物が防漏壁部の外側に漏れてしまうことを抑制しやすい。また、多端部側では、吸収体とバックシートとの間に防漏壁部が配置されやすくなり、排泄物がバックシート側に染み出してしまうことを抑制しやすい。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記左右方向において、前記防漏壁部の前記一端部側の内側端は、前記両端部において内側に折り返された前記非肌側シートの内側端よりも内側に位置している、ことが望ましい。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、厚さ方向に積層されるシート部材の枚数が最も多くなる領域の面積を小さくすることができる。これにより、剛性の高い部分が小さくなり、着用者等に肌触りの悪化を感じさせ難くすることができる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記吸収体は、吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、前記左右方向の幅が、上端における前記左右方向の幅よりも狭くなったくびれ部を有しており、前記左右方向において、前記防漏壁部の前記一端部側の内側端は、前記くびれ部のうち、前記吸収性コアの幅が最も狭くなっている部分における前記吸収性コアの外側端よりも内側に位置している、ことが望ましい。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、防漏壁部が起立する側の端と吸収性コアの外側端との間に左右方向の隙間が形成されないため、尿等の排泄物が吸収性コアによって吸収されることなく非肌側に染み出してしまうことを抑制しやすくなる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記吸収体は、吸収性コアを有し、前記吸収性コアは、前記左右方向の幅が、上端における前記左右方向の幅よりも狭くなったくびれ部を有しており、前記左右方向において、前記防漏壁部の前記他端部側の内側端は、前記くびれ部のうち、前記吸収性コアの幅が最も狭くなっている部分における前記吸収性コアの外側端よりも内側に位置している、ことが望ましい。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、吸収性コアの左右方向の外側端よりも非肌側に、防漏壁部の他端部が配置される構成となる。したがって、吸収性コアに吸収されて左右方向の外側端側に拡散した尿等の排泄物が、吸収性コアからの外側端からさらにバックシート側に移動することが抑制される。すなわち、吸収性コアからバックシートに尿等が染み出すことを抑制しやすくなる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記左右方向において、前記吸収体の外側端と前記防漏シートの外側端との間の距離は、前記吸収体の外側端と前記防漏壁部の前記一端部側の内側端との間の距離よりも長い、ことが望ましい。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、防漏シートの幅が、少なくとも防漏壁部が起立する高さよりも大きくなり、バックシート(サイドフラップ)の防漏性をより高くすることができる。これにより、尿等の排泄物がサイドフラップの肌側から非肌側へ移動することが抑制され、非肌側において衣服等が汚れてしまうことを抑制できる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記左右方向において、前記吸収体の外側端と前記バックシートの外側端との間の距離は、前記吸収体の外側端と前記防漏壁部の前記一端部側の内側端との間の距離よりも長い、ことが望ましい。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、バックシート(サイドフラップ)の幅が、少なくとも防漏壁部が起立する高さよりも大きくなり、サイドフラップが左右方向の外側に大きく張り出しやすくなる。したがって、型吸収性物品の着用時に脚回り開口部においてサイドフラップが着用者の脚に面でフィットしやすくなり、フィット性が向上するとともに、脚回り開口部から排泄物が漏出することを抑制しやすくなる。
===実施形態===
本実施形態に係る吸収性物品として、パンツ型使い捨ておむつ1(以下、単に「おむつ1」とも呼ぶ)を例に挙げて説明する。但し、吸収性物品は、パンツ型使い捨ておむつに限らず、生理用ショーツやパンティライナー等であっても良い。
<パンツ型使い捨ておむつ1の構成>
図1は、パンツ型使い捨ておむつ1の概略斜視図である。図2は、展開かつ伸長状態のおむつ1の平面図である。図3は、吸収性本体10及び防漏壁部50構成について説明する平面図及び断面図である。
おむつ1は、図1に示すパンツ型状態において、互いに交差する上下方向、左右方向、及び前後方向を有し、胴回り開口部BH、及び、一対の脚回り開口部LHが形成されている。上下方向において、胴回り開口部BH側を上側とし、股下側を下側とする。また、図3の断面図に示すように、おむつ1を構成する資材が積層された方向を厚さ方向と言い、厚さ方向において着用者の身体(肌)と接触する側を肌側と言い、着用者の身体(肌)と接触しない側を非肌側と言う。
また、おむつ1の「伸長状態」とは、おむつ1が備える各弾性部材(例えば、後述する脚回り弾性部材17や糸状弾性部材23,33等)を伸長させることにより、おむつ1全体(製品全体)を皺なく伸長させた状態、具体的には、おむつ1を構成する各部材(例えば、後述する吸収性本体10や,ベルト部30,40等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い寸法になるまで伸長させた状態のことを言う。
おむつ1は、平面視長方形状の3部材である、吸収性本体10、前側ベルト部20、及び、後側ベルト部30を有する。前側ベルト部20(腹側胴回り部)は着用者の腹側部に当てられ、後側ベルト部30(背側胴回り部)は着用者の背側部に当てられる。
図2に示す展開状態のおむつ1において、前側ベルト部20及び後側ベルト部30は、それらの長手方向がおむつ1の左右方向に沿うように配置されている。そして、左右方向における前側ベルト部20の中央部に、吸収性本体10の長手方向の前側端部が配置され、左右方向における後側ベルト部30の中央部に、吸収性本体10の長手方向の後側端部が配置されている。
図2に示す展開状態のおむつ1において、吸収性本体10の長手方向がおむつ1の上下方向に沿うように、吸収性本体10が長手方向の所定位置FLにて二つ折りされ、前側ベルト部20と後側ベルト部30とが左右方向の両端部にて、熱溶着や超音波溶着等の接合手段を用いて接合され、一対の側部接合領域2が形成される。これにより、おむつ1は、胴回り開口部BH及び一対の脚回り開口部LHを有するパンツ型状態(図1参照)となる。なお、所定位置FLは、パンツ型状態のおむつ1においては、上下方向の下端であって、前後方向の中央となる位置である。
吸収性本体10は、図3に示すように、吸収体11と、吸収体11よりも肌側に配置された液透過性のトップシート12と、吸収体11よりも非肌側に配置され、吸収性本体10の外装をなすバックシート13と、を備えている。また、吸収体11の左右方向の両側には、一対の防漏壁部50が設けられている。
吸収体11は、尿等の排泄液を吸収して保持する吸収性コア11Aと、吸収性コア11Aを覆う液透過性のコアラップシート11Bとを有する。吸収性コア11Aとしては、高吸収性ポリマー(SAP)を含むパルプ等の液体吸収性繊維が所定の形状に成形されたものを例示できる。一方、コアラップシート11Bとしては、例えばティッシュペーパーを例示できる。
本実施形態の吸収性コア11Aは、長手方向の前側端部と後側端部との間に、該前側端部及び後側端部と比較して左右方向における長さが短くなった(幅が狭くなった)くびれ部11ACを有しており、図3に示されるように平面視略砂時計型の形状となっている。このくびれ部11ACは、おむつ1の着用時において着用者の両脚に挟まれる部分であり、当該部分の左右方向における長さが短く(幅が狭く)なっていることにより、吸収性コア11Aが着用者の股間にフィットしやすくなる。
トップシート12は、吸収体11を肌側から覆うシート状の部材であり、例えば吸収体11よりも大きい平面サイズの液透過性の不織布により形成される。また、図3では示されていないが、トップシート12の左右方向両端部が吸収体11の非肌側に折り込まれるように配置され、トップシート12が吸収体11を肌側から包み込むような構成であっても良い。
バックシート13は、吸収体11を非肌側から覆うシート状の部材であり、吸収体11より大きい平面サイズのシート部材である。バックシート13は、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン等の液不透過性フィルムである防漏シート13aと、防漏シート13aを非肌側から覆う不織布等の非肌側シート13bとからなる二層構造のシート部材である。
非肌側シート13bの左右方向の両端部13bfは、左右方向において吸収体11の両側の端11es,11esから外側に大きく延出している。そして、延出した両端部13bfは、吸収性本体10(バックシート13)の左右方向外側の端10es,10esを折り返し位置として左右方向の内側かつ厚さ方向の肌側に折り返され、折り返された両端部13bfの少なくとも一部は、防漏シート13aよりも肌側に積層されている。このように、おむつ1では、非肌側シート13bによって防漏シート13aが非肌側から包み込まれるようにしてバックシート13が形成されている。そして、バックシート13の左右方向両端部では、防漏シート13aが非肌側シート13bの左右方向端部13bf,13bfによって挟み込まれることでサイドフラップSFが形成されている。
サイドフラップSFは、図1に示されるように脚回り開口部LHに沿って、左右方向の外側に張り出すように形成されている。本実施形態のサイドフラップSFでは、厚さ方向に折り重ねられた非肌側シート13bf,13bfの間に、糸ゴム等の複数の脚回り弾性部材17,17…が、各々上下方向(長手方向)に伸長された状態で左右方向に所定の間隔を空けて固定されている(図3参照)。これにより、サイドフラップSFに対して、上下方向(吸収性本体10の長手方向)に沿った伸縮性が付与される。すなわち、脚回り開口部LHに沿って伸縮性が付与される。そして、複数の脚回り弾性部材17,17が横方向に並んで配置されていることにより、サイドフラップSFは、図1のように吸収性本体10の左右方向の両側から平面を維持しつつ左右方向の外側に張り出した形状となる。したがって、おむつ1の着用時において、サイドフラップSFが着用者の脚繰りに沿って面でフィットしやすくなり、脚回り開口部LHから排泄物等が漏出することを抑制しやすくなる。
防漏壁部50は、吸収体11の左右方向の両側に設けられている。おむつ1の着用時には、該防漏壁部50が、吸収体11の左右方向の両側から着用者の肌側に起立することにより、排泄物が吸収性本体10の外側に漏出することを抑制する。
本実施形態の防漏壁部50は、防漏壁シート51及び、複数の防漏壁弾性部材52を有している。防漏壁シート51は、柔軟性を有する矩形状のシート部材であり、例えば不織布等によって構成されている。そして防漏壁シート51は、左右方向において吸収体11の外側端11esよりも外側にて、上下方向(吸収体11の長手方向)に沿って左右方向の内側に向けて折り曲げられ、折り曲げられた一方側の端が吸収体11よりも肌側に、折り曲げられた他方側の端が吸収体11よりも非肌側に配置される。すなわち、防漏壁部50は、図3の平面図及び断面図に示されるように、吸収体11よりも肌側において上下方向(長手方向)に沿った一端部50uと、吸収体11よりも非肌側において上下方向(長手方向)に沿った他端部50dとを有している。
防漏壁部50の他端部50dは、吸収体11よりも非肌側において、上下方向(長手方向)に沿って設けられた第1接合領域55によってバックシート13の肌側に接合されている。なお、第1接合領域55は、ホットメルト接着剤等の接合材を用いて形成される。また、防漏壁部50の他端部50dは、吸収体11の非肌側にも接合されている。すなわち、防漏壁部50の他端部50dは、厚さ方向において、吸収体11とバックシート13との間に挟まれた状態で固定されている。
一方、防漏壁部50の一端部50uは、上下方向の上端部(長手方向の前側端部及び後側端部)において、ホットメルト接着剤等の接合材によって形成された第2接合領域56,56によって、左右方向の内側を向くように吸収体11(トップシート12)の肌側に接合されている。以下の説明では、前側上端部に設けられた第2接合領域56を前側第2接合領域56f、後側上端部に設けられた第2接合領域56を後側第2接合領域56bとも呼ぶ。なお、一端部50uのうち、上下方向(長手方向)において前側第2接合領域56f及び後側第2接合領域56bによって接合されていない部分は自由端となっている。
また、防漏壁部50の一端部50uには、複数の防漏壁弾性部材52,52…が上下方向に伸長した状態で設けられている。各々の防漏壁弾性部材52は、長手方向の両端部を前側第2接合領域56f及び後側第2接合領域56bによって固定されることにより、防漏壁部50の一端部50uにおいて上下方向(長手方向)に沿った伸縮性を発現する。おむつ1の着用時には、防漏壁弾性部材52が発現する伸縮性に基づいて、防漏壁部50の一端部50uが上下方向(長手方向)に沿って収縮することにより、一端部50uの自由端部分が着用者の肌側に起立する。すなわち、防漏壁部50の一端部50uでは、長手方向において前側第2接合領域56f及び後側第2接合領域56bとの間の領域が肌側に起立可能となる。本明細書中では、この起立可能な部分を「起立部」とも呼ぶ。また、防漏壁部50の一端部50uのうち、起立部の長手方向の外側において第2接合領域56f、56bによって起立不能に固定されている部分を「固定部」とも呼ぶ。
前側ベルト部20及び後側ベルト部30は、それぞれ、内層シート21,31と、内層シート21,31に積層された外層シート22,32と、複数の糸状弾性部材23,33とを有する。
外層シート22,32は内層シート21,31よりも非肌側に配置されている。内層シート21,31及び外層シート22,32は吸収性本体10よりも非肌側に配置されている。内層シート21,31及び外層シート22,32単体は、おむつ1の左右方向の伸縮性を実質的に有さない非伸縮性シートである。内層シート21,31及び外層シート22,32としては、SMS不織布(スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド不織布)、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、プラスチックシート、開孔プラスチックシート及びそれらのラミネートシートなどを用いることができる。
複数の糸状弾性部材23,33は、内層シート21,31と外層シート22,32の間において、上下方向に並んで配置されるとともに、左右方向に伸長した状態で固定されている。よって、前側ベルト部20及び後側ベルト部30は左右方向に伸縮し、着用者の胴回りにフィットする。糸状弾性部材23,33としては、ゴムやスパンデックス等の糸状弾性部材を例示できる。
本実施形態の後側ベルト部30では、上端部から下端部に亘って糸状弾性部材33が配置されている。一方、前側ベルト部20の上端部には、糸状弾性部材23が配置されておらず、代わりに、左右方向に伸縮する伸縮性シート24が配置されている。このように、前側ベルト部20の上端部に糸状弾性部材23を配置せずに伸縮性シート24を配置することで、前側ベルト部20の上端部が着用者の身体(肌)に面で密着しやすくなる。これにより、局所的な締め付けが抑えられ、着用者の肌に伸縮部材の跡を残り難くすることができる。特に、おむつ1の着用対象者として想定される乳幼児は、一般に、腹部がぽっこりと出た体型をしているため、本実施形態のように、前側ベルト部20による腹部の局所的な締め付けを抑えることにより、着用時の不快感を生じ難くすることができる。
<吸収性本体10及び防漏壁部50の構造の詳細>
図4は、吸収性本体10及び防漏壁部50の構造について説明する概略部分断面図である。同図4では、所定位置FLにおける吸収性本体10及び防漏壁部50の断面を表したものであり、図3の断面図に対応する図である。
上述したように、おむつ1では防漏壁部50の他端部50dが吸収体11よりも非肌側において、第1接合領域55によって接合・固定されている。一方、防漏壁部50の一端部50uのうち第2接合領域56によって接合されていない部分である起立部は、吸収体11の左右方向の外側端11esの位置にて肌側に起立可能となる。すなわち、防漏壁部50は、外側端11esの位置を起立起点として肌側に起立する。なお、実際には、防漏壁部50の起立起点と吸収体11の外側端11esとが多少の位置ずれを生じる場合もあるが、本明細書では、説明の便宜上、外側端11esの位置が起立起点となるものとする。
防漏壁部50の一端部50uは第2接合領域56によって左右方向の内側に向かって倒れるように接合されているため、一端部50uのうち起立部が肌側に起立する際には、左右方向内側かつ厚さ方向の肌側に向かって斜めに傾くように起立する。このような構造により、おむつ1の着用時において吸収体11に排泄された排泄物が、起立した防漏壁部50を超えて外側へ移動することが抑制されやすくなる。すなわち、排泄物が漏出することを抑制しやすくなる。
また、防漏壁部50の一端部50uが内倒し構造であることにより、着用者がおむつ1を着用する(着用させる)際に、脚回り開口部LHに脚を通す際に、一端部50u(起立部)に脚が引っかかり難く、良好な着用性を実現することができる。
また、防漏壁部50の他端部50dが吸収体11の非肌側に巻き込まれるようにして接合されているため、おむつ1の着用時において吸収体11に排泄された排泄物が、吸収体11よりも左右方向の外側や厚さ方向の非肌側に移動することが抑制される。特に、吸収体11とサイドフラップSF(バックシート13)との間に防漏壁部50が設けられている構造であるため、該防漏壁部50にせき止められることによって排泄物が吸収体11からサイドフラップSF側に移動し難くなる。すなわち、サイドフラップSFに尿等の排泄物が染み出してしまうことが抑制され、着用者に不快感を生じさせ難くすることができる。
また、防漏壁部50の他端部50dをバックシート13に接合する第1接合領域55が、吸収体11とバックシート13との間に挟まれた位置に設けられている。すなわち、該第1接合領域55は外側に露出しておらず、おむつ1着用時に着用者の肌と接触することは無い。したがって、おむつ1の着用時において着用者が身体を動かしたりしても、該第1接合領域55は剥がれ難く、防漏壁部50が強固に接合される。また、第1接合領域55と着用者の肌とが接触しないため、肌触りの悪化を抑制することができる。
また、おむつ1ではサイドフラップSFが左右方向の外側に突出した平面状に形成されており、着用者の脚繰りに沿って面でフィットすることが可能なため、脚回り部の良好なフィット性を実現できる。さらに、サイドフラップSFは、同一の部材によって形成されている。すなわち、1枚の防漏シート13aと非肌側シート13bとによって、一対のサイドフラップSFが形成されている。仮に、複数の資材を接合してサイドフラップSFが形成される場合、資材同士を接合した継ぎ目において、排泄物の漏れが生じるおそれがある。しかし、本実施形態のサイドフラップSFでは不要な継ぎ目が形成されていないため、良好な防漏性を実現することができる。そして、サイドフラップSFを構成する資材の数を少なくすることにより、該サイドフラップSFにおける資材の積層枚数を少なくすることが可能となり、肌触りを柔らかく保つことができる。
そして、おむつ1では、防漏壁部50の他端部50dが吸収体11の非肌側に巻き込まれていることにより、サイドフラップSFにおける肌触りを柔らかくし、良好な防漏性を保ちやすくなっている。仮に、防漏壁部50の他端部50dが吸収体11よりも左右方向の外側においてサイドフラップSF(バックシート13)の肌側面に接合されるような構成である場合、サイドフラップSFにおいて資材の積層枚数が増加したり、サイドフラップSF上に接合領域が形成されたりすることによって肌触りが悪化してしまうおそれがある。また、吸収体11とサイドフラップSFの非肌側シート13b(13bf)とが直接接触する部分が生じ、尿等の排泄物がサイドフラップSF(非肌側シート13b)に染み出しやすくなるおそれがある。本実施形態では、上述した防漏壁部50及びサイドフラップSF(バックシート13)の構成により、良好な肌触りと防漏性とを実現することができる。
また、図4に示されるように、左右方向において、防漏壁部50の他端部50d側の内側端50de(以下、固定端50deとも呼ぶ)は、防漏壁部50の一端部50u側の内側端50ue(以下、起立端50ueとも呼ぶ)よりも内側に位置している。すなわち、左右方向において、防漏壁部50の起立起点である吸収体11の外側端11esと、防漏壁部50の固定端50deとの間の距離(左右方向の幅)L2は、吸収体11の外側端11esと防漏壁部50の起立端50ueとの間の距離(左右方向の幅)L1よりも長くなっている(L2>L1)。
仮に、左右方向において、起立端50ueの位置が内側に寄りすぎていた場合、左右一対の起立端50ue,50ueの間隔が狭くなり、おむつ1の着用時に、防漏壁部50の外側に排泄が行われやすくなるおそれがある。つまり、吸収性本体10の非肌側に設けられた排泄物の入り口に相当する部分の幅が狭くなるため、排泄物が防漏壁部50の外側に漏れてしまうおそれがある。特に、股下部においては着用者の両脚に挟まれることによって吸収体11の左右方向の間隔が狭くなりやすいため、左右一対の防漏壁部50,50の起立端50ue,50ueの間隔がより狭くなり、排泄物が漏出する可能性が高くなる。また、左右方向において、固定端50deの位置が外側に寄りすぎていた場合、吸収体11とサイドフラップSFの非肌側シート13bfとが直接接触する可能性が高くなり、尿等の染み出しが生じやすくなるおそれがある。
これに対して、おむつ1では、防漏壁部50の他端部50d側(固定端側)における幅L2が、一端部50u側(起立端側)における幅L1よりも長いことにより、排泄物の漏出や染み出しを効率的に抑制することができる。
また、左右方向において、防漏壁部50の一端部50u側の内側端50ue(起立端50ue)は、吸収性本体10の外側の端10esにて内側に折り返された非肌側シート13bf(13b)の内側端13bfeよりも内側に位置している。すなわち、吸収体11の外側端11esと非肌側シート13bfの内側端13bfeとの間の左右方向における距離(左右方向の幅)L3は、上述のL1よりも短い(L1>L3)。
このL3の領域は、おむつ1において、厚さ方向に積層されるシート部材の枚数が最も多い領域である。具体的には、厚さ方向の肌側から非肌側に向かって、防漏壁部50の一端部50u、防漏壁部50の他端部50d、非肌側シート13bf(折り返された部分)、防漏シート13a、及び、非肌側シート13b(折り返されていない部分)の少なくとも5枚のシート部材が積層されている。したがって、当該領域では剛性が高くなり、肌触りが悪化しやすい。そこで、非肌側シート13bfの左右方向における幅L3をなるべく短くすることで、シート部材の積層枚数が多くなる部分の面積をなるべく小さくすることが好ましい。このようにすれば、着用者等に肌触りの悪化を感じさせ難くすることができる。
また、左右方向において、防漏壁部50の一端部50u側の内側端50ue(起立端50ue)は、吸収性コア11Aのくびれ部11ACのうち左右方向の幅が最も狭くなっている部分の外側端11ACesよりも内側に位置している。すなわち、防漏壁部50の起立端50ueは、必ず吸収性コア11Aの肌側に重なるように配置されている。仮に、防漏壁部50の起立端50ueが吸収性コア11Aの外側端11ACesよりも左右方向の外側に位置し、起立端50ueと外側端11ACesとの間に左右方向における隙間が形成されていた場合、当該隙間が形成された部分に尿等が排泄される場合がある。この場合、尿等は吸収性コア11Aによって吸収されることなく、厚さ方向の非肌側に染み出してしまうおそれがある。これに対して、本実施形態では、防漏壁部50の起立端50ueと吸収性コア11Aの外側端11ACesとの間に隙間が生じないため、尿等の排泄物が吸収性コア11Aによって吸収されずに非肌側に染み出してしまうことを抑制できる。
また、左右方向において、防漏壁部50の他端部50d側の内側端50de(固定端50de)は、吸収性コア11Aのくびれ部11ACのうち左右方向の幅が最も狭くなっている部分の外側端11ACesよりも内側に位置している。すなわち、吸収性コア11Aの左右方向における外側端(つまり、吸収性コア11Aの外縁)の非肌側には、必ず防漏壁部50の他端部50dが配置されている。そのため、吸収性コア11Aによって吸収された尿等が左右方向に拡散して外側端11ACesまで到達し、さらにバックシート13側に移動しようとする場合であっても、防漏壁部50の他端部50dによって移動が妨げられる。したがって、吸収性コア11Aからバックシート13に尿等が染み出すことを抑制しやすくなる。
また、左右方向において、吸収体11の外側端11es(防漏壁部50の起立起点)と吸収性本体10の外側端10es(バックシート13の外側端)との間の距離(左右方向の幅)L4は、上述のL1よりも長い(L4>L1)。このような構成により、サイドフラップSFの幅が、少なくとも防漏壁部50が起立する高さよりも大きく(長く)なり、サイドフラップSFが左右方向の外側に大きく張り出しやすくなる。したがって、おむつ1着用時に脚回り開口部LHにおいてサイドフラップSFが着用者の脚繰りに沿って面でフィットしやすくなり、フィット性が向上するとともに、脚回り開口部LHから排泄物が漏出することを抑制しやすくなる。
また、左右方向において、吸収体11の外側端11es(防漏壁部50の起立起点)とバックシート13を構成する防漏シート13aの外側端13аeとの間の距離(左右方向の幅)L5は、上述のL1よりも長い(L5>L1)。このような構成により、サイドフラップSFに設けられる防漏シート13aの幅が、少なくとも防漏壁部50が起立する高さよりも大きく(長く)なり、サイドフラップSFの防漏性をより高くすることができる。例えば、吸収体11からサイドフラップSFの肌側(13bf)に尿等の排泄物が漏れ出したとしても、防漏シート13aが広く設けられていることにより、排泄物が肌側から非肌側へ移動することが抑制され、非肌側において衣服等が汚れてしまうことが抑制される。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。
上述の実施形態では、前側ベルト部20の上端部に伸縮性シート24が配置されていたが、このような構成に限られない。例えば、上下方向における前側ベルト部20の何れの位置に伸縮性シート24を配置しても良い。また、後側ベルト部30が伸縮性シートを有し、前側ベルト部20が伸縮性シートを有していなくても良いし、前側ベルト部20と後側ベルト部30が共に伸縮性シート24を有していても良い。また、前側ベルト部20及び後側ベルト部30のいずれにも伸縮性シート24が設けられていなくても良いし、伸縮性シート24の代わりに糸状弾性部材23,24に相当する糸ゴム等の弾性部材が設けられていても良い。
また、上記の実施形態では、前側ベルト部20と後側ベルト部30が分離されて別部材であるおむつを例示したが、前側ベルト部20と後側ベルト部30の間に股下部が設けられ、前側ベルト部20と後側ベルト部30が連続した一部材であっても良い。
1 おむつ(パンツ型吸収性物品)、
2 側部接合領域、
10 吸収性本体、10es 端(外側端)、
11 吸収体、11es 端(外側端)、
11A 吸収性コア、11AC くびれ部、11ACes 端(外側端)、
11B コアラップシート、
12 トップシート、
13 バックシート、
13a 防漏シート、
13b 非肌側シート、13bf 端部、13bfe 端(内側端)、
17 脚回り弾性部材、
20 前側ベルト部(腹側胴回り部)、30ed 下端、
21 内層シート、22 外層シート、23 糸状弾性部材、24 伸縮性シート、
30 後側ベルト部(背側胴回り部)、30ed 下端、
31 内層シート、32 外層シート、33 糸状弾性部材、
50 防漏壁部、50u 一端部、50ue 内側端(起立端)、
50d 他端部、50de 内側端(固定端)、
51 防漏壁シート、52 防漏壁弾性部材、
55 第1接合領域、55is 内側端、
56 第2接合領域、56f 前側第2接合領域、56b 後側第2接合領域、
BH 胴回り開口部、
LH 脚回り開口部、
FL 所定位置、
SF サイドフラップ、
L1〜L5 距離(左右方向の幅)

Claims (7)

  1. 互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
    吸収体と、前記吸収体よりも非肌側に設けられたバックシートと、を備える吸収性本体と、
    前記吸収体の前記左右方向の両側に設けられ、肌側に起立可能な一対の防漏壁部と、
    を有するパンツ型吸収性物品であって、
    前記バックシートは、液不透過性の防漏シートと、前記防漏シートを非肌側から覆う非肌側シートとを有し、
    前記非肌側シートは、前記左右方向の両端部において内側に折り返され、折り返された前記両端部の少なくとも一部が前記防漏シートよりも肌側に積層されており、
    前記防漏壁部は、上下方向に沿った一端部と他端部とを有し、
    前記一端部は、前記吸収体の上端部において前記左右方向の内側を向くように前記吸収体よりも肌側に接合された接合部と、肌側に起立可能な起立部とを有し、
    前記他端部は、前記吸収体と前記バックシートとの間に挟まれた状態で前記吸収体よりも非肌側に接合されている、ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  2. 請求項1に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記左右方向において、前記防漏壁部の前記他端部側の内側端は、前記防漏壁部の前記一端部側の内側端よりも内側に位置している、ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  3. 請求項1または2に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記左右方向において、前記防漏壁部の前記一端部側の内側端は、前記両端部において内側に折り返された前記非肌側シートの内側端よりも内側に位置している、ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記吸収体は、吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、前記左右方向の幅が、上端における前記左右方向の幅よりも狭くなったくびれ部を有しており、
    前記左右方向において、前記防漏壁部の前記一端部側の内側端は、前記くびれ部のうち、前記吸収性コアの幅が最も狭くなっている部分における前記吸収性コアの外側端よりも内側に位置している、ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記吸収体は、吸収性コアを有し、
    前記吸収性コアは、前記左右方向の幅が、上端における前記左右方向の幅よりも狭くなったくびれ部を有しており、
    前記左右方向において、前記防漏壁部の前記他端部側の内側端は、前記くびれ部のうち、前記吸収性コアの幅が最も狭くなっている部分における前記吸収性コアの外側端よりも内側に位置している、ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記左右方向において、
    前記吸収体の外側端と前記防漏シートの外側端との間の距離は、
    前記吸収体の外側端と前記防漏壁部の前記一端部側の内側端との間の距離よりも長い、
    ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記左右方向において、
    前記吸収体の外側端と前記バックシートの外側端との間の距離は、
    前記吸収体の外側端と前記防漏壁部の前記一端部側の内側端との間の距離よりも長い、
    ことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
JP2018096646A 2018-05-18 2018-05-18 パンツ型吸収性物品 Pending JP2019198589A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018096646A JP2019198589A (ja) 2018-05-18 2018-05-18 パンツ型吸収性物品
PCT/JP2019/017957 WO2019220934A1 (ja) 2018-05-18 2019-04-26 パンツ型吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018096646A JP2019198589A (ja) 2018-05-18 2018-05-18 パンツ型吸収性物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019198589A true JP2019198589A (ja) 2019-11-21

Family

ID=68539771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018096646A Pending JP2019198589A (ja) 2018-05-18 2018-05-18 パンツ型吸収性物品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019198589A (ja)
WO (1) WO2019220934A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016112234A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 花王株式会社 吸収性物品
JP2017164034A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 大王製紙株式会社 吸収性物品の伸縮構造、及びパンツタイプ使い捨ておむつ
JP2018007954A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 大王製紙株式会社 使い捨ておむつ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4249850B2 (ja) * 1999-06-29 2009-04-08 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨ておむつ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016112234A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 花王株式会社 吸収性物品
JP2017164034A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 大王製紙株式会社 吸収性物品の伸縮構造、及びパンツタイプ使い捨ておむつ
JP2018007954A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 大王製紙株式会社 使い捨ておむつ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019220934A1 (ja) 2019-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011072679A (ja) 着用物品
JP6118703B2 (ja) 吸収性物品
JP2011136032A (ja) 着用物品
CN111031984B (zh) 吸收性物品
JP2018033529A (ja) 吸収性物品
JP2007167166A (ja) 使い捨て吸収性パンツ
US20190015266A1 (en) Pull-on diaper
CN210330913U (zh) 短裤型吸收性物品
WO2020162015A1 (ja) 吸収性物品
JP6255203B2 (ja) 吸収性物品
JP2019037814A (ja) 吸収性物品
JP7125858B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP7171236B2 (ja) パンツ型吸収性物品
WO2019220934A1 (ja) パンツ型吸収性物品
JP2019198592A (ja) パンツ型吸収性物品
JP6236420B2 (ja) 吸収性物品
WO2019221305A1 (ja) パンツ型吸収性物品
JP7271732B2 (ja) 吸収性物品
JP7297426B2 (ja) 吸収性物品
JP6584490B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP7179458B2 (ja) 吸収性物品
WO2020138058A1 (ja) パンツ型吸収性物品、及び、吸収パッド取り付け方法
JP2017006576A (ja) 吸収性物品
JP2022056237A (ja) パンツ型吸収性物品
JP2021000151A (ja) 吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220719