JP2019198280A - 体脂肪低減用飲食品 - Google Patents

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菜未 山中
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Abstract

【課題】少量の小麦ふすまを含有する飲食品であって、さらに特定量の蛋白質を含有することにより、体脂肪低減効果を示す飲食品を提供する。【解決手段】下記(A)〜(C)を満たす体脂肪低減用飲食品:(A)小麦ふすまの含有量が6〜15g、(B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g、(C)総カロリーが200〜500kcal。【選択図】なし

Description

本発明は、体脂肪低減用飲食品に関する。
ふすまは主に粉砕された麦類の外皮からなり、不溶性食物繊維、ビタミン、ミネラル等を豊富に含むことから、近年、健康食品素材として注目されている。また、例えば、大麦ふすまの摂取により、マウスの体脂肪が低減することが報告されている(特許文献1)。この特許文献1は、大麦ふすま又は小麦ふすまを特定量配合した飼料を雄のKKマウス(日本クレア株式会社)に多量に継続摂取させ、この摂取により後腹壁脂肪重量、腸間膜脂肪重量、及び副睾丸周辺脂肪重量が低下する傾向が、大麦ふすまにおいてより高かったことを示すものである。なお、特許文献1では小麦ふすまの摂取によっても体脂肪がやや低減したことが記載されているが、1日当たり、KKマウスの体重1kg当たりの小麦ふすま処理物の摂取量はかなり多量である。具体的には、飼料中に含まれる小麦ふすまの含有量が106g/1000g飼料(表6)、1日の飼料摂取量が約4.0g(表7)、終体重が約40g(表7)であることから、KKマウスの体重1kg当たりの小麦ふすま処理物の摂取量は、
106g/1000g×4.0g/0.04kg=10.6g/kg−マウス
と算出される。
国際公開第2008−111651号
上記特許文献1では上述した通り、わずかな体脂肪低減効果を得るのにマウスに多量の小麦ふすまを摂取させている。これは、仮に体重が60kgであるヒトに換算すると、1日あたり約600gの小麦ふすまを毎日摂取させる計算になる。ふすま特有の臭気や硬く食しにくい食感を考慮すればなおさら、この摂取量をヒトに適用して所望の効果を得ることは現実的ではない。あまり負荷をかけずに(我慢をせずに)、食事を少しアレンジするだけの、気軽に実行できる、ヒトの体脂肪低減方法が望まれている。
本発明者らは、上記に鑑み鋭意検討を重ねた。その結果、ヒトにおいて、1日の食事のうち少なくとも1食を、特定の少量の小麦ふすまと特定量のタンパク質とを組み合わせた、特定の栄養バランス食に置き換えることで、体脂肪を効果的に低減できることを見出した。本発明はこれらの知見に基づきさらに検討を重ね、完成されるに至ったものである。
本発明は、下記(A)〜(C)を満たす、体脂肪低減効果を示す飲食品を提供するものである。
(A)小麦ふすまの含有量が6〜15g
(B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g
(C)総カロリーが200〜500kcal
また本発明は、下記(A)〜(C)を満たす飲食品を、1日の食事のうち少なくとも1食分として摂取させることを含む、体脂肪低減方法を提供するものである。
(A)小麦ふすまの含有量が6〜15g
(B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g
(C)総カロリーが200〜500kcal
また本発明は、小麦ふすまを含有する体脂肪低減効果を示す飲食品組成物であって、該飲食品組成物が、該飲食品組成物以外の飲食品と組み合わされて、下記(A)〜(C)を満たす食事1食分の一部として摂取されるように用いられる、飲食品組成物を提供するものである。
(A)小麦ふすまの含有量が6〜15g
(B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g
(C)総カロリーが200〜500kcal
本発明の飲食品は、1日の食事のうち少なくとも1食を、通常の食事に置き換えてヒトに摂取させることにより、ヒトの体脂肪を効果的に低減させることができる。また、本発明の体脂肪低減方法によれば、1日の食事のうち少なくとも1食を本発明の飲食品に置き換えるだけで、ヒトの体脂肪を効果的に低減することができる。また、本発明の飲食品組成物は、該飲食品組成物以外の飲食品と組み合わせることにより本発明の飲食品とすることができ、この組み合わせからなる本発明の飲食品を、1日の食事のうち少なくとも1食、通常の食事に置き換えてヒトに摂取させることにより、ヒトの体脂肪を効果的に低減させることができる。
本明細書において「飲食品」とは、食品及び飲料から選ばれる1種又は2種以上からなり、1回の食事として摂取されるものである。「飲食品」は、(i)各種食材そのもの又は当該食材を調理した、単品又は複数の品からなる食事でも良く、また、(ii)焼き菓子、パン、シリアル食品、栄養ドリンク等の、一体型の飲食品組成物の形態でもよく、さらに、(i)と(ii)を組み合わせた形態であってもよい。また、飲食品の実施形態としては特に制限がなく、通常の飲食品の形態の他、該飲食品が栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品等であってもよく、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等の保健機能食品であってもよく、これらを組み合わせてなるものであってもよい。
本発明の飲食品は、上記(A)〜(C)を満たす。本発明に用いる小麦ふすまは、小麦の外皮を主成分とする製剤であれば特に制限はなく、小麦の外皮を粉砕したものを用いることが好ましい。小麦ふすまは、例えば、通常の方法により、小麦の外皮を焙煎し、粉砕することで得ることができる。また、小麦ふすまは商業的に入手可能であり、例えば、ウィートブランDF(商品名、日清ファルマ社製)、小麦ふすま(商品名、日本製粉社製)を用いることができる。さらに、これらの小麦ふすまを脱脂処理したものを用いてもよく、これらの小麦ふすまを蒸煮処理したものを用いてもよい。このように脱脂処理や蒸煮処理に付された小麦ふすまも、本発明で規定する小麦ふすまとして好適である。
蒸煮処理をした小麦ふすま(以下、蒸煮処理小麦ふすま)は、小麦ふすまと水とを共存させた状態で熱処理に付したものを意味する。例えば、小麦ふすまをオートクレーブにより処理したり、小麦ふすまと水とを混合してエクストルーダーにより混練処理したり、小麦ふすまと水とを混合してニーダーを用いて混練処理したりして、その後、乾燥し、蒸煮処理小麦ふすまを得ることができる。蒸煮処理により、小麦ふすま特有の臭気、舌上に感じるざらつき感、唾液の吸収感等を改善し、小麦ふすまを食べやすい性状に改質することができる。
本発明で用いる小麦ふすまの含水率は、13質量%以下であることが好ましく、8質量%以下であることがより好ましく、6質量%以下であることがさらに好ましい。
本発明の飲食品に含まれる小麦ふすまの含有量は、6g以上である。体脂肪低減効果をより効果的に発揮させる観点から、小麦ふすまの含有量は、8g以上であることが好ましく、10g以上であることがより好ましい。また、本発明の飲食品に含まれる小麦ふすまの含有量は、20g以下とすることができ、18g以下であってもよく、また、通常は15g以下であり、13g以下であることも好ましく、11g以下であることがより好ましい。
本発明の飲食品は、小麦ふすま由来の蛋白質と、小麦ふすま以外に由来する蛋白質とを特定量含有する。すなわち、特定量の小麦ふすまに加え、特定量の蛋白質を併用して摂取する構成の飲食品である。
本発明の飲食品に含まれる、小麦ふすま以外に由来する蛋白質の種類に特に制限はなく、動物性蛋白質、植物性蛋白質、又はこれらの組み合わせを含有させることができる。
上記動物性タンパク質に特に制限はなく、例えば、乳由来タンパク質、ホエイタンパク質(乳清)、ホエイプロテインコンセントレート、ホエイプロテインアイソレート、加水分解ホエイペプチド、カゼインタンパク質、卵タンパク質、鶏卵由来タンパク質、卵白由来タンパク質、魚由来タンパク質、貝由来タンパク質、鶏由来タンパク質、豚由来タンパク質及び牛由来タンパク質から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
上記植物性タンパク質に特に制限はなく、例えば、穀類由来タンパク質、芋類由来タンパク質、及び藻類由来タンパク質から選ばれる1種又は2種以上が挙げられ、穀類由来タンパク質が好ましい。穀類由来タンパク質としては、例えば、小麦タンパク質、大豆タンパク質、米由来タンパク質、はと麦由来タンパク質、カラス麦由来タンパク質、及びとうもろこし由来タンパク質から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
本発明の飲食品は、小麦ふすま由来の蛋白質の他に、小麦ふすま以外に由来する蛋白質を9g以上含有する。体脂肪低減効果をより高める観点から、小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量は11g以上が好ましく、12g以上がより好ましく、14g以上がさらに好ましく、15g以上がさらに好ましく、16g以上がさらに好ましく、18g以上がさらに好ましく、20g以上がさらに好ましい。また、本発明の飲食品に含まれる、小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量は40g以下である。通常は、小麦ふすま由来以外の蛋白質の含有量は35g以下であり、30g以下としてもよく、28g以下でもよく、26g以下とすることもでき、25g以下とすることも好ましい。
本発明の飲食品は、1種又は2種以上の脂質を含有する。本発明において脂質とは、後述する実施例に記載の方法により測定されるものである。脂質は、タンパク質、糖質(炭水化物)と並んで生物体を構成する主な有機成分であり、水に不溶性で有機溶媒に易溶性の有機化合物を意味する。本発明に含有する脂質には特に制限がなく、常温で液体のものでも、固体のものであってもよい。また、飽和脂肪酸であっても不飽和脂肪酸であってもよく、栄養学的に重要な脂質としては、脂肪酸、中性脂肪、リン脂質、糖脂質、及びステロール類等が挙げられる。
本発明の飲食品に含まれる脂質の含有量は、通常は2g以上であり、2.5g以上であってもよく、3g以上であることも好ましい。また、本発明の飲食品に含まれる脂質の含有量は、体脂肪低減効果をより高める観点から、30g以下であることが好ましく、25g以下であることがより好ましく、20g以下であることがさらに好ましく、17g以下であることがさらに好ましい。
本発明の飲食品は、1種又は2種以上の炭水化物を含有する。本発明において炭水化物とは、後述する実施例に記載の方法により測定されるものである。炭水化物は糖質(糖類や糖アルコールを含む)と食物繊維で構成される。例えば、単糖もしくはそれを最小構成単位とする重合体、又はこれらの誘導体を含む。また、炭水化物はアルコールを含む。本発明の飲食品に含有される炭水化物には特に制限がない。例えば、糖類としてはぶどう糖、果糖、ガラクトース等の単糖類、若しくはショ糖、乳糖、麦芽糖等の二糖類からなる糖類やマルトオリゴ糖等の少糖類、又はでんぷん若しくは非でんぷん性多糖類等を挙げることができる。
本発明の飲食品に含まれる炭水化物の含有量は、通常は、20g以上であり、25g以上であってもよく、30g以上であることも好ましい。また、本発明の飲食品に含まれる炭水化物の含有量は、体脂肪低減効果をより高める観点から、90g以下であることが好ましく、80g以下であることがより好ましく、75g以下であることがさらに好ましい。
本発明の飲食品は総カロリーが特定範囲になるように調製される。本発明の飲食品の総カロリーは、飲食品が含有する蛋白質、脂質、及び炭水化物の含有量を基に、下記計算式により算出される値の総和により決定することができる。また、本明細書において、難消化性炭水化物である食物繊維のエネルギーは、炭水化物の中に含めて計算される。

<計算方法>
蛋白質(kcal)=蛋白質(g)×4(kcal/g)
脂質(kcal)=脂質(g)×9(kcal/g)
炭水化物(kcal)=糖質(g)×4(kcal/g)+食物繊維(g)×2(kcal/g)+アルコール(g)×7(kcal/g)
本発明の飲食品の総カロリーは200kcal以上であり、エネルギー補給の観点から、上記総カロリーは210kcal以上であることが好ましく、220kcal以上であることがより好ましく、240kcal以上であることがさらに好ましい。また、本発明の飲食品の総カロリーは500kcal以下であり、体脂肪低減効果をより高める観点から、上記総カロリーは470kcal以下であることが好ましく、430kcal以下であることがより好ましく、400kcal以下であることがさらに好ましい。
本発明の飲食品は、蛋白質、脂質、炭水化物の他に、さらに、飲食品に通常添加されるような任意の成分を含んでもよい。
本発明の飲食品は、1日の食事のうちの少なくとも1食分として摂取されることが好ましい。本発明の飲食品の摂取対象は、通常はヒトである。このような摂取形態とするだけで、摂取対象者の体脂肪を効果的に低減することができる。すなわち、本発明の飲食品は、体脂肪を低減する目的で用いる飲食品(体脂肪低減用飲食品)であることが好ましい。
本発明において体脂肪とは、体内に蓄えられた脂肪を意味する。本発明の飲食品により低減される体脂肪は、好ましくは内臓脂肪、皮下脂肪、又は、内臓脂肪及び皮下脂肪である。なかでも本発明の飲食品は、少なくとも内臓脂肪低減の目的に用いることが好ましい。
本発明の飲食品を摂取する期間に特に制限はないが、体脂肪低減効果をより効果的に発揮させる観点から、1日の食事のうち少なくとも1食分として2週間以上継続(連続)して摂取することが好ましく、4週間以上継続して摂取することがより好ましく、8週間以上継続して摂取することが好ましく、さらに12週間以上継続して摂取することがより好ましい。
また、継続的に摂取しない場合であっても、1日の食事のうち少なくとも1食分として1週間のうち少なくとも3日以上摂取することが好ましく、少なくとも5日以上摂取することがより好ましく、少なくとも6日以上摂取することがさらに好ましい。また、これらの条件で2週間以上摂取することが好ましく、4週間以上摂取することがより好ましく、8週間以上摂取することが好ましく、さらに12週間以上継続して摂取することがより好ましい。
続いて本発明の飲食品組成物について説明する。
本発明の飲食品組成物は、該飲食品組成物以外の飲食品と組み合わされて、下記(A)〜(C)を満たす食事1食分の一部として摂取されるように用いられる。
(A)小麦ふすまの含有量が6〜15g
(B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g
(C)総カロリーが200〜500kcal
すなわち、本発明の飲食品組成物は、上述した本発明の飲食品の形態のうち、
(i)各種食材そのもの又は当該食材を調理した、単品又は複数の品からなる食事と、
(ii)焼き菓子、パン、シリアル食品、栄養ドリンク等の、一体型の飲食品組成物と
を組み合わせた形態における、(ii)の飲食品組成物に相当する発明である。
本発明の飲食品組成物は、(A)の小麦ふすまの一部又は全部を含有することが好ましく、(A)の小麦ふすまのすべてが本発明の飲食品組成物に含まれることがより好ましい。すなわち本発明の飲食品組成物は、小麦ふすまを1〜15g含有することが好ましく、2〜15g含有することがより好ましく、4〜15g含有することがさらに好ましく、小麦ふすまを6〜15g含有することも好ましい。
本発明の飲食品組成物は、(B)の小麦ふすま以外の蛋白質の一部又は全部を含有してもよい。但し、本発明の飲食品組成物と組み合わされる上記(i)の食事は、通常は蛋白質を含むため、本発明の飲食品組成物が含み得る蛋白質は、通常は(B)の小麦ふすま以外の蛋白質の一部となる。
本発明の飲食品組成物中、小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量は3〜30g程度とすることができ、5〜20gが好ましく、7〜16gがより好ましい。また、脂質の含有量は1〜20g程度とすることができ、2〜15gがより好ましい。また、炭水化物の含有量は10〜80g程度とすることができ、15〜60gがより好ましく、20〜50gがさらに好ましい。
本発明の飲食品組成物と、該飲食品組成物以外の飲食品とが組み合わされてなる上記(A)〜(C)を満たす食事1食分の成分含有量、総カロリー等の好ましい形態は、上述した本発明の飲食品における好ましい形態と同義である。
本発明の飲食品組成物は、体脂肪低減効果をより効果的に発揮させる観点から、該飲食品組成物以外の飲食品と組み合わせて上記(A)〜(C)を満たす食事を1食分とし、これを1日の食事のうちの少なくとも1食分として摂取されることが好ましい。本発明の飲食品組成物の摂取対象は、通常はヒトである。このような摂取形態とするだけで、摂取対象者の体脂肪を効果的に低減することができる。すなわち、本発明の飲食品組成物は、体脂肪低減用飲食品組成物であることが好ましい。
本発明の飲食品組成物の好ましい摂取期間は、本発明の飲食品の好ましい摂取期間と同じである。
本発明の飲食品組成物の好ましい形態として、焼き菓子の形態が挙げられる。この焼き菓子は、好ましくは、「製菓辞典」、初版、1981年10月30日、第204頁に記載のビスケット、クッキー、クラッカー、乾パン、プレッツェル、パイ、カットパン又はショートブレッドにおいて、特定量の小麦ふすまを含有させた形態が好ましい。また、いわゆるカロリーバーの形態であってもよい。焼き菓子は、常法により製造することができる。
また、本発明の飲食品組成物はシリアル食品形態であることも好ましい。シリアル食品は、一般的に朝食シリアル(Ready to eat,Breakfast cereal)とも称される。通常は、穀類原料を蒸煮し、冷却後に圧扁し、成形した後に膨張させ、次いで乾燥後に焙焼することで得られるフレーク状の食品である。牛乳等の液状食品を加えて食されることが多い。なお、本発明においてシリアル食品とは、牛乳等を加える前の状態、すなわち、シリアル食品として販売される形態を意味する。
続いて本発明の体脂肪低減方法について説明する。
本発明の体脂肪低減方法は、下記(A)〜(C)を満たす飲食品を、1日の食事のうち少なくとも1食分として摂取させることを含む。
(A)小麦ふすまの含有量が6〜15g
(B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g
(C)総カロリーが200〜500kcal
すなわち、本発明の体脂肪低減方法は、本発明の飲食品を、1日の食事のうち少なくとも1食分として摂取させることを含み、これにより体脂肪を低減する方法である。本発明の体脂肪低減方法において、上記(A)〜(C)を満たす飲食品の摂取対象は、通常はヒトである。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[測定・算出方法]
(飲食品中の栄養価算出方法)
本実施例で用いた飲食品の栄養価は、消費者庁「栄養表示基準における栄養成分等の分析方法等について」に準拠して決定した。すなわち、「別添 栄養成分等の分析方法」(http://www.caa.go.jp/foods/pdf/150914_tuchi4-betu2.pdf)を参照し、以下のように算出した。
蛋白質(g)は、ケルダール法を用いて算出した(消費者庁「別添 栄養成分等の分析方法等」”1たんぱく質 1)ケルダール法”に準拠)。
また、脂質(g)は、酸分解法を用いて算出した(消費者庁「別添 栄養成分等の分析方法等」”2脂質 (4)酸分解法”に準拠)。
また、灰分(g)は、直接灰化法を用いて算出した(消費者庁「別添 栄養成分等の分析方法等」”5炭水化物 ア灰分(2)直接灰化法”に準拠)。
また、水分(g)は、減圧加熱乾燥法を用いて算出した(消費者庁「別添 栄養成分等の分析方法等」”5炭水化物 イ水分(2)減圧加熱乾燥法”に準拠)。
また、食物繊維(g)は、酵素-重量法を用いて算出した(消費者庁「別添 栄養成分等の分析方法等」”8食物繊維(1)プロスキー法(酵素-重量法)”に準拠)。
また、糖質(炭水化物のうち食物繊維を除いたもの)(g)は、該飲食品の質量(g)−(蛋白質+脂質+灰分+食物繊維+水分量)で算出した(消費者庁「別添 栄養成分等の分析方法等」”6糖質”に準拠)。
なお、本実施例における飲食品には、アルコール(糖アルコールを除く)は含まれない。
(総カロリーの測定)
本実施例で用いた飲食品の総カロリーは、上記で算出した栄養価に基づき、上述した計算式を用いて蛋白質、脂質、糖質及び食物繊維の各カロリーを算出し、それらの総和として算出した。
[参考例1] 小麦ふすまの蒸煮処理
小麦ふすま(ウィートブランDF、日清ファルマ社製)100質量部に対し、水を25質量部混合して、エクストルーダーにより120℃、5.0MPaの条件で混練し、次いで乾燥して水分を除去し、蒸煮処理小麦ふすま(含水率5%以下)を得た。
[調製例1] 試験食品の調製
表1に記載の配合で、上記調製例1で調製した蒸煮処理小麦ふすま、薄力粉、全卵、上白糖、大豆たんぱく、乳化剤、甘味料、膨張剤、でんぷん等を常法により混合し、混練して生地を調製した。次いで、この生地を150℃で12.5分間焼成し、表2に示す栄養価の焼き菓子を製造した(試験食品、小麦ふすま食)。また、蒸煮処理小麦ふすまに代えて同量の薄力粉を用いて焼き菓子を製造した(比較食品、プラセボ食)。表2中の栄養価は1食分:58gあたりとして算出した。
Figure 2019198280
Figure 2019198280
[試験例] 内臓脂肪低減効果の測定
上記調製例1で調製した試験食品又は比較食品を、健常な被験者が、朝食、昼食、夕食の3食のうちいずれか1食として、12週間継続摂取することとした。この際、当該1食を試験食品(58g)又は比較食品(58g)のみを摂取する形態としてもよく、当該1食を、試験食品(58g)又は比較食品(58g)と、他の飲食品とを組み合わせて摂取する形態としても良いこととした。但し、組み合わせる他の飲食品のカロリーは160kcal以下となるようにした。
なお、試験食品(58g)を摂取する被験者の上記1食は、他の飲食品を併用摂取したか否かにかかわらず、本発明の飲食品の構成を満たし、比較食品(58g)を摂取する被験者の上記1食は、他の飲食品を併用摂取した場合でも、小麦ふすまを摂取せず、本発明の飲食品の構成を満たさない。
被験者71名を無作為に割り付けて、試験食品又は比較食品を摂取させた。比較食品摂取群を比較例群とし、試験食品摂取群の各人において、下記(a)により算出される上記1食分の蛋白質量の平均値が13g未満の人を実施例群1、当該1食中の蛋白質量の平均値が13g以上の人を実施例群2として群分けした。
各群における1人当たり、上記1食あたりの栄養価(成分含有量)、総カロリーを表3に示す。
表3に示す栄養価は、各群における1人当たりの上記1食分の栄養価であり、次のように算出した値である。各人につき、体脂肪測定日の連続する前3日間(測定日の前日、前々日、及び前々々日)に、朝食、昼食、夕食の3食のうちいずれか1食として試験食品又は比較食品を摂取した時の飲食品の1食当たりの平均栄養価を求め、この平均栄養価を各人の1食分の栄養価とし(a)、得られた各人の1食分の栄養価に基づき、各群ごとに、総人数当たりの1食分の栄養価を求め(各群に属する各人の1食分の栄養価の総和を求め)、この総和を各群の人数で除して、各群における1人当たりの上記1食分の栄養価とした。また、各群における1人当たりの上記1食分の栄養価に基づき、総カロリーを算出した。
なお、下記表3中の括弧内には、上記(a)で求められた栄養価の最小値と最大値を各群ごとに示した。また、上記の、体脂肪測定日の連続する前3日間の飲食品から算出される試験食品又は比較食品を摂取した際の1食当たりの平均栄養価は、摂取期間12週間全体における、1食当たりの平均栄養価をほぼ反映している。
Figure 2019198280
比較例群、実施例群1又は実施例群2の食事を12週間継続摂取した際の内臓脂肪面積を、内臓脂肪計(Panasonic株式会社製、内臓脂肪計EW-FA90)を用いて計測した。
表4に各群における内臓脂肪面積の変化量(Δ内臓脂肪面積)の結果を示す。表4においてΔ内臓脂肪面積(cm)とは、各群における試験開始前の内臓脂肪面積と、試験開始から12週間継続摂取後の内臓脂肪面積の差を示している。
Figure 2019198280
表4に示される通り、実施例群1では、比較例群と比較して内臓脂肪面積が減少する傾向が見られた(p=0.051)。また、実施例群2では、実施例群1を摂取した被験者と比較して、有意に内臓脂肪面積が減少した(p<0.001)。
さらに内臓脂肪面積の減少効果に関して、比較食品と試験食品の各摂取群ごとに、1食の食事あたりの蛋白質含有量の影響を、相関係数を用いて評価した。得られた結果を表5に示す。
Figure 2019198280
比較食品の摂取群では内臓脂肪面積の変化量と蛋白質摂取量で相関関係を示さなかった(相関係数:0.055、有意差なし)。一方、試験食品の摂取群では、蛋白質摂取量と内臓脂肪面積の変化量の間に負の相関関係が認められた(相関係数:-0.369、p<0.05)。すなわち、小麦ふすまと併用して摂取する蛋白質の摂取量が多いほど、内臓脂肪低減効果が高まることを示している。

Claims (18)

  1. 下記(A)〜(C)を満たす体脂肪低減用飲食品:
    (A)小麦ふすまの含有量が6〜15g、
    (B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g、
    (C)総カロリーが200〜500kcal。
  2. 前記体脂肪低減用飲食品中の脂質含有量が2〜30gである、請求項1記載の体脂肪低減用飲食品。
  3. 前記体脂肪低減用飲食品中の炭水化物含有量が20〜90gである、請求項1又は2記載の体脂肪低減用飲食品。
  4. 前記体脂肪低減用飲食品中の小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が11〜40gである、請求項1〜3のいずれか1項記載の体脂肪低減用飲食品。
  5. 前記小麦ふすまの少なくとも一部が蒸煮処理されている、請求項1〜4のいずれか1項記載の体脂肪低減用飲食品。
  6. 1日の食事のうち少なくとも1食分として摂取するように用いられる、請求項1〜5のいずれか1項記載の体脂肪低減用飲食品。
  7. 下記(A)〜(C)を満たす飲食品を、1日の食事のうち少なくとも1食分として摂取させることを含む、体脂肪低減方法:
    (A)小麦ふすまの含有量が6〜15g、
    (B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g、
    (C)総カロリーが200〜500kcal。
  8. 前記飲食品中の脂質含有量が2〜30gである、請求項7記載の体脂肪低減方法。
  9. 前記飲食品中の炭水化物含有量が20〜90gである、請求項7又は8記載の体脂肪低減方法。
  10. 前記体脂肪低減用飲食品中の小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が11〜40gである、請求項7〜9のいずれか1項記載の体脂肪低減方法。
  11. 前記小麦ふすまの少なくとも一部が蒸煮処理されている、請求項7〜10のいずれか1項記載の体脂肪低減方法。
  12. 小麦ふすまを含有する体脂肪低減用飲食品組成物であって、該体脂肪低減用飲食品組成物が、該体脂肪低減用飲食品組成物以外の飲食品と組み合わされて、下記(A)〜(C)を満たす食事1食分の一部として摂取されるように用いられる、体脂肪低減用飲食品組成物:
    (A)小麦ふすまの含有量が6〜15g、
    (B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g、
    (C)総カロリーが200〜500kcal。
  13. 前記体脂肪低減用飲食品組成物中の小麦ふすまの含有量が6〜15gである、請求項12記載の体脂肪低減用飲食品組成物。
  14. 前記の(A)〜(C)を満たす食事中の脂質含有量が2〜30gである、請求項12又は13記載の体脂肪低減用飲食品組成物。
  15. 前記の(A)〜(C)を満たす食事中の炭水化物含有量が20〜90gである、請求項12〜14のいずれか1項記載の体脂肪低減用飲食品組成物。
  16. 前記小麦ふすまの少なくとも一部が蒸煮処理されている、請求項12〜15のいずれか1項記載の体脂肪低減用飲食品組成物。
  17. 下記(A)〜(C)を満たす飲食品:
    (A)小麦ふすまの含有量が6〜15g、
    (B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g、
    (C)総カロリーが200〜500kcal。
  18. 小麦ふすまを含有する飲食品組成物であって、該飲食品組成物が、該飲食品組成物以外の飲食品と組み合わされて、下記(A)〜(C)を満たす食事1食分の一部として摂取されるように用いられる、飲食品組成物:
    (A)小麦ふすまの含有量が6〜15g、
    (B)小麦ふすま以外に由来する蛋白質の含有量が9〜40g、
    (C)総カロリーが200〜500kcal。
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