JP2019198181A - 回転テーブル式製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】動力線の断線やそれに伴うごみの発生を抑えて、メンテナンスフリーを実現する。【解決手段】回転テーブル式製造装置1は、回転駆動されるインデックステーブル55と、インデックステーブル55上にインデックステーブル55の回転中心から偏倚して設けられた電動駆動式のデバイスと、デバイスに電力を供給する給電手段80とを備える。給電手段80が、インデックステーブル55に設けられた受電側コイル82と、少なくともインデックステーブル55の停止位置において受電側コイル82に対向するように設けられた給電側コイル81a,81bとを備え、給電側コイルから受電側コイル82に非接触で電力を供給する非接触給電手段である。受電側コイル82とインデックステーブル55の間に軟磁性材料から成る遮蔽板86が介装され、受電側コイル82が渦巻き状に形成されてデバイスが設けられたインデックステーブル55の下面に設けられる。【選択図】 図1
Description
本発明は、製造に使用する電動駆動式のデバイスを搭載して回転可能なインデックステーブルを有する回転テーブル式製造装置に関するものである。
従来、インデックステーブル上にてワークを保持する複数の治具を備え、インデックステーブルを所定の位置に回転させてワークの割出を行い、所定の作業位置にてワークを治具に対して搬入出する動作と、ワークに線材を巻回する動作とがそれぞれ行われるようにした製造装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、インデックステーブル上に流体圧アクチュエータや電磁アクチュエータが設けられ、これらに流体圧を導くホースまたは電力を供給するケーブルが設けられる場合、このホースまたはケーブルの途中に回転しながら流体圧または電力を導くスリップリング(回転継ぎ手)を介装して、インデックステーブルの回転に伴ってホースまたはケーブルが捩れないようにする必要がある。
けれども、スリップリングは、その回転摺動部から流体圧の洩れや漏電等を起こす心配があり、メンテナンスの手間やコストがかかるという問題点があった。
この点を解消するために、本出願人は、製造途中においてインデックステーブルの回転方向を切り換えてホースまたはケーブルの捩れをとることを提案した(例えば、特許文献2参照。)。
これによると、インデックステーブルの回転方向を切り換えてホースまたはケーブルの捩れがとられるため、ホースまたはケーブルの途中に回転しながら流体圧または電力を導くスリップリング等の回転継手を設ける必要がなく、ホースまたはケーブルの捩れがとられ、構造の簡素化がはかられ、スリップリングを廃止することにより、流体圧の洩れや漏電等を起こす心配がなく、メンテナンスが容易になることが期待される。
このように、インデックステーブルに設けられたデバイスが電動駆動式である場合、電源からケーブルがデバイスに配索されるけれども、ケーブルの捩れを取り除くために、インデックステーブルの回転方向を頻繁に切り換えると、電源からデバイスに延びるケーブルがインデックステーブルの上において引きずられる場合が生じる。このように、インデックステーブルがケーブルを引きずって往復運動をすると、ケーブルの断線や、ごみの発生といった不具合が生じる。
また、ケーブルを配策する為の空間も必要となり、そのケーブルの可動範囲に他の部材を配置することができず、配線やデバイスの動きを熟知している作業者が、その配線作業を行う必要が生じ、作業者が限定されるような不具合も生じさせる。
更に、配索されるケーブルとして耐屈曲性のあるものを使用したとしても、耐屈曲回数は有限であるために、定期的にケーブルを点検し必要に応じて交換をする必要が生じ、そのメンテナンスをなくすことはできなかった。
本発明の目的は、ケーブルの断線やそれに伴うごみの発生を抑えて、メンテナンスフリーを実現し得る回転テーブル式製造装置を提供することにある。
本発明は、回転駆動されるインデックステーブルと、インデックステーブル上にインデックステーブルの回転中心から偏倚して設けられた電動駆動式のデバイスと、デバイスに電力を供給する給電手段とを備え、インデックステーブルの停止位置が回転方向について順に変わる回転テーブル式製造装置とを備えた回転テーブル式製造装置の改良である。
その特徴ある構成は、給電手段が、インデックステーブルに設けられた受電側コイルと、少なくともインデックステーブルの停止位置において受電側コイルに対向するように設けられた給電側コイルとを備え、給電側コイルから受電側コイルに非接触で電力を供給する非接触給電手段であるところにある。
この回転テーブル式製造装置では、受電側コイルとインデックステーブルの間に軟磁性材料から成る遮蔽板が介装されることが好ましい。また、受電側コイルが渦巻き状に形成されてデバイスが設けられたインデックステーブルの下面に設けられることが好ましく、給電手段が、インデックステーブルに受電側コイルと同軸に設けられ給電側コイルで発生した磁束を受電側コイルに伝達するための負荷整合を行う渦巻き状に形成された整合コイルを更に備えることが好ましい。
給電側コイルが受電側コイルと同形同大の渦巻き状に形成された場合、インデックステーブルの停止位置において受電側コイルに給電側コイルが対向するように設けることが好ましい。
一方、給電側コイルが平行部を有する長円状コイルである場合、平行部がインデックステーブルの回転中心を包囲してインデックステーブルと共に回転する受電側コイルが平行部に沿って移動する様に給電側コイルを配索することができる。
更に、給電側コイルが平行部を有する長円状コイルである場合、平行部がインデックステーブルの回転中心を包囲する様に給電側コイルが配索され、受電側コイルが受電平行部を有する長円状コイルであって、受電平行部がインデックステーブルの回転中心を包囲して給電側コイルの平行部に対向するように受電側コイルをインデックステーブルに配索することもできる。
本発明の回転テーブル式製造装置では、デバイスに電力を供給する給電手段が、給電側コイルと受電側コイルとを備えるいわゆる非接触給電手段であるので、従来から用いられている動力線を不要にすることができる。このため、動力線が劣化して断線するような事態を想定する必要は無く、それに起因するごみの発生も無いので、デバイスへの給電に関する限り、その点検及び修理が不要ないわゆるメンテナンスフリーとなる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図4及び図5に、本発明の回転テーブル式製造装置1を示す。この実施の形態では、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が水平横方向、Y軸が水平前後方向、Z軸が垂直方向に延びるものとして説明する。
この実施の形態における回転テーブル式製造装置1は、ワーク(巻芯)2にコイル用線材3(図5)を自動的に巻回するものとし、図1及び図6に詳しく示すように、そのワーク(巻芯)2は、第1及び第2巻部2a,2bを有し、その第1及び第2巻部2a,2bにコイル用線材3を別々に巻回するものとする。ここで、図面中の符号2cは第1及び第2巻部2a,2bに巻回された線材3の端部を絡げる絡げピン2cを示す。
図4に示す様に、この回転テーブル式製造装置1の周囲における4つの作業位置には、搬入装置10、第一巻線装置20、第二巻線装置30、搬出装置40がそれぞれ設けられ、回転テーブル式製造装置1には、これらの各作業位置にワーク2を移動させるインデックス装置50が備えられる。
図5に示すように、インデックス装置50は、円盤状のインデックステーブル55と、このインデックステーブル55をダイレクトドライブ機構によってZ軸まわりに回転駆動するモータ60とを備える。
モータ60は、架台5に固定されて設けられるモータ支持軸61と、このモータ支持軸61に軸受62を介して回転可能に支持されて永久磁石を有するロータ63と、このロータ63を電磁力によって回転駆動するステータ64とを備え、ロータ63の上端にインデックステーブル55が連結される。インデックステーブル55は、ロータ63と共に回転するダイレクトドライブ機構によって駆動され、その回転位置が制御される。
図4及び図5に示すように、インデックステーブル55上に設けられる電動駆動式のデバイスとして、回転中心から偏倚して4個の治具51〜54が設けられ、各治具51〜54にワーク2が着脱可能に保持されるものとする。
なお、デバイスとしての治具51〜54の個数は、4個に限らず、各装置10、20、30、40の設置数に応じて増減されるものとする。
また、インデックステーブル55上に設けられるデバイスは、電動駆動式であれば、ワーク2を保持する治具51〜54に限らず、本発明の回転テーブル式製造装置1が製造しようとするものにより適宜変更使用されるものとする。例えば、ワーク2を加工する加工機や他の装置を設けてもよい。
この実施の形態では、インデックステーブル55の周囲に、搬入装置10、第一巻線装置20、第二巻線装置30、搬出装置40が90°の等間隔を持って配置されるものとし、インデックステーブル55が90°毎に回転して停止することにより、各治具51〜54に保持されたワーク2が搬入装置10、第一巻線装置20、第二巻線装置30、搬出装置40にそれぞれ対峙する作業位置に移動するように構成される。即ち、インデックス装置50は、インデックステーブル55の停止位置が同一回転方向について順に変わる構成とする。
各治具51〜54は同一構造であるので、その内の1つの治具51を代表して説明すると、図6に示すように、治具51は、ワーク2を把持するチャック56と、チャック56を開き方向に付勢するスプリング57と、このチャック56を包囲するスリーブ58と、このスリーブ58を付勢するスプリング59と、を備える。
また、治具51には、チャック56をワーク2の中心軸の回りに回転可能に支持するシャフト71と、このシャフト71を回転駆動するスピンドルモータ(電磁アクチュエータ)72が備えられる。スピンドルモータ72は電力により回転作動するものであるので、このようなスピンドルモータ72を備える治具51は、電動駆動式のデバイスとなる。
なお、他の治具52〜54も、この治具51と同様の構造を持つので、この実施の形態におけるインデックステーブル55には、4つの電動駆動式のデバイス(治具)51〜54がインデックステーブル55の回転中心から外周方向に偏倚して設けられるものとする。
ワーク2をチャック56に把持させる搬入装置10(図4)、及びワーク2をチャック56から離脱させる搬出装置40(図4)には、これらにチャック56が対向した状態で、スプリング59に抗してスリーブ58をチャック56の軸方向に駆動するエアシリンダ67(図6)がそれぞれ設けられる。
搬入装置10(図4)に設けられたエアシリンダ(流体圧アクチュエータ)67を代表して説明すると、図6に示すように、このエアシリンダ67はホース70を通して供給される空気圧によって本体部67aからロッド67bを出没させるように構成され、各ホース70は図示しない空気圧供給装置に接続されて、エアシリンダ67に空気圧を導くように構成される。
図6では、本体部67aからロッド67bを実線矢印で示す様に突出させて、そのロッド67bを介してスリーブ58を図6において右方向に移動することにより、スプリング57の付勢力によりチャック56が開き、チャック56からワーク2を装着又は離脱させるように構成された場合を示す。
一方、図6では、エアシリンダ67が本体部67aにロッド67bを破線矢印で示す様に没入させると、そのロッド67bがスリーブ58から離れ、スプリング59の付勢力によりスリーブ58を図6において左方向に移動させることにより、チャック56が閉まり、チャック56にワーク2が挿入されている場合には、そのワーク2をチャック56が把持するように構成された場合を示す。
図4に示す様に、インデックステーブル55が停止して、その内の1つの治具51に対向する搬入装置10は、ワーク2を整列させて供給するパーツフィーダ11と、このパーツフィーダ11から供給されるワーク2を導く直進フィーダ12と、ワーク2を治具51〜54に受け渡すクランプハンド13とを備える。
この搬入装置10には、チャック56を開閉させる前述したエアシリンダ67(図6)が備えられ、クランプハンド13は、ワーク2を吸引して保持する吸引パッド14と、この吸引パッド14をX、Y、Zの3軸方向に移動する移動機15とを備える。そして、クランプハンド13は、吸引パッド14を介して直進フィーダ12からワーク2を受け取り、治具51のチャック56(図6)に受け渡すようになっている。
図5に示すように、第一巻線装置20は、線材3の張力を略一定に調節するテンショナ8と、このテンショナ8を介して供給される線材3を繰り出すノズル21と、このノズル21を三次元方向に動かすノズル移動機22と、線材3を把持するチャック(図示せず)と備え、治具52のスピンドルモータ72によって回転駆動されるワーク2の第一巻部2aに対して、ノズル21から繰り出される線材3を整列させて巻回するように構成される。
図4に示すように、第二巻線装置30は第一巻線装置20と同一構造であって、線材3の張力を略一定に調節するテンショナ(図示せず)と、このテンショナを介して供給される線材3を繰り出すノズル31と、このノズル31を三次元方向に動かすノズル移動機32と、線材3を把持するチャック(図示せず)と備え、治具53のスピンドルモータ72によって回転駆動されるワーク2の第二巻部2bに対して、ノズル31から繰り出される線材3を整列させて巻回するように構成される。
また、第二巻線装置30と搬出装置40との間には2台のカッタ35が設けられ、各カッタ35によりワーク2に順次巻回されて、各ワーク2間に延びる渡り線3aを切断するように構成される。
図4及び図5に示すように、搬出装置40には、チャック56を開閉させる前述したエアシリンダ67(図6)が設けられ、ワーク2を搬送するクランプハンド43と、ワーク2が入れられる排出箱42とが更に備えられる。また、このクランプハンド43は、ワーク2を吸引して保持する吸引パッド44と、この吸引パッド44をX、Y、Zの3軸方向に移動する移動機45とを備える。
そして、クランプハンド43は、吸引パッド44を介してチャック56に把持されたワーク2を吸引して保持し、続いてエアシリンダ67(図6)により開放作動するチャック56からワーク2を受け取り、排出箱42にワーク2を搬送するようになっている。
また、本発明の回転テーブル式製造装置1は、回転駆動するインデックステーブル55に設けられた4つの電動駆動式のデバイス(治具)51〜54に電力を供給する給電手段80を備える。
図1及び図2に示す様に、この給電手段80は、インデックステーブル55に設けられた受電側コイル82と、少なくともインデックステーブル55の停止位置において受電側コイル82に対向するように設けられた給電側コイル81a,81bとを備え、高周波電源装置84a,84bから給電側コイル81a,81bに電流を流して発生した磁束B(図2)を媒介として受電側コイル82に電力を伝送する、いわゆる非接触給電手段80である。
ここで、給電側コイル81a,81bや受電側コイル82は、それぞれ単線やリッツ線などによる巻き線により作成されていてもよいし、フレキシブル基板(FPC)やプリント基板(FR−4基板)等の平面基板上に作製することとしてもよい。
この実施の形態における受電側コイル82は、単線やリッツ線を渦巻き状に巻回することにより形成され、デバイスである各治具51〜54が上面に設けられたインデックステーブル55の下面に、各治具51〜54に対応してそれぞれ設けられるものとする。
具体的に、図1に示す様に、インデックステーブル55の下面には治具52に対応して軟磁性材料から成る遮蔽板86が設けられる。軟磁性材料としては、例えば、アモルファス合金、パーマロイ、珪素鋼、センダスト合金及び軟磁性フェライト等の軟磁性体であって、一種類もしくは、複数の異なる透磁率を持った磁性材料を組み合わせた複合材を使用することもできる。
図4に示すように、遮蔽板86(図1)及び受電側コイル82はそれぞれ治具51〜54の数と同数準備され、各治具51〜54に対応してインデックステーブル55の下面に遮蔽板86及び受電側コイル82がそれぞれ添着され、これにより受電側コイル82とインデックステーブル55の間に軟磁性材料から成る遮蔽板86が介装される。そして、各受電側コイル82は、その受電側コイル82に対応する治具51〜54の電力を必要とするスピンドルモータ72に連結される(図2)。
図1に示す様に、受電側コイル82とインデックステーブル55との間に遮蔽板86を介装させることにより、その遮蔽板86は、受電側コイル82に対向することになる給電側コイル81a,81bで生じる磁束B(図2)がインデックステーブル55を挟んで設けられたデバイスである各治具51〜54に影響を与えることを回避するものである。
一方、給電側コイル81a,81bも単線やリッツ線を平面内で巻回することにより、受電側コイル82と同形同大の渦巻き状に形成され、図1に示すように、インデックステーブル55の停止位置において、動作する必要のある治具52に連結された受電側コイル82に対向するように設けられる。
この実施の形態において動作する必要のある治具52とは、インデックステーブル55の停止位置において、図4に示す第一及び第二巻線装置20,30に対向する治具52,53である。この第一及び第二巻線装置20,30に対向する治具52,53にあっては、ワーク2に線材3を巻回させるために、スピンドルモータ72を駆動させてワーク2を回転させる必要があるからである。
このため、第一及び第二巻線装置20,30に対向する治具52,53にあっては、それらのスピンドルモータ72を駆動させる必要から、それらの治具52,53に連結された受電側コイル82に対向するように給電側コイル81a,81b(図2及び図3)がそれぞれ設けられる。
具体的に、図3に示すように、第一及び第二巻線装置20,30に対応して架台5には支持台85がそれぞれ立設され、その支持台85の上端にはインデックステーブル55の下面に設けられた受電側コイル82に対向する対向部85aが形成される。そして、この対向部85aに、受電側コイル82に対向するように給電側コイル81a,81bがそれぞれ設けられる。そして、これらの給電側コイル81a,81bは、高周波電源装置84a,84bにそれぞれ連結される。
ここで、対向部85aは、そこに設けられる給電側コイル81a,81bにおいて所望の磁束Bを発生し得る限りどのようなものであっても良いけれども、非磁性体であることが好ましい。
これにより、インデックステーブル55が停止した状態において、図1及び図2に示すように、給電側コイル81a,81bと受電側コイル82が対向し、かつ給電側コイル81a,81bと受電側コイル82との間の隙間が、給電側コイル81a,81bにおいて発生した磁束Bを媒介として受電側コイル82に電力を伝送可能となるように調整される。
具体的に、給電側コイル81a,81bが受電側コイル82と同径に形成された場合、それらの外径をDとし、給電側コイル81a,81bと受電側コイル82との間の隙間をLとするとき、そのLとDの関係が、0<L≦(D/5)、好ましくは0<L≦(D/50)となるように、給電側コイル81a,81bの取付位置が調整されるものとする。
次に、このような回転テーブル式製造装置の動作を説明する。
この回転テーブル式製造装置1におけるインデックス装置50は、図示しないコントローラによって、各治具51に保持されたワーク2を搬入装置10、第一巻線装置20、第二巻線装置30、搬出装置40に対峙する所定の作業位置に順次移動するように制御される。即ち、図示しないコントローラは、インデックステーブル55の停止位置が同一回転方向について順に変わるように回転させて、各ワーク2の割出を行う。
そして、治具51が搬入装置10に対峙した位置にてインデックステーブル55を停止し、搬入装置10からワーク2が治具51に受け渡される。
続いて、インデックステーブル55を右回り方向に90°回転させて治具52が第一巻線装置20に対峙した初期位置に停止し、第一巻線装置20によってワーク2における第一巻部2aに線材3が巻回される。
この第一巻部2aへの線材3の巻回のために、治具52におけるスピンドルモータ72はワーク2を回転させるけれども、このスピンドルモータ72を駆動させるために、第一巻線装置20に対応して設けられた高周波電源装置84aにより、第一巻線装置20に対応して設けられた給電側コイル81aに所定周波数の電流を流し、図2に示すように、その給電側コイル81aに磁束Bを発生させる。すると、インデックステーブル55に設けられてその給電側コイル81aに対向する受電側コイル82では、その磁束Bの電磁誘導により電力が生じ、その電力により第一巻線装置20に対峙した治具におけるスピンドルモータ72が稼動されることになる。
続いて、インデックステーブル55を右回り方向に90°回転させて治具53が第二巻線装置30に対峙した位置に停止し、第二巻線装置30によってワーク2における第二巻部2bに線材3が巻回される。
この第二巻部2bへの線材3の巻回のために、治具53におけるスピンドルモータ72はワーク2を回転させるけれども、このスピンドルモータ72を駆動させるために、その第二巻線装置30に対応して設けられた高周波電源装置84bにより、その第二巻線装置30に対応して設けられた給電側コイル81bに所定周波数の電流を流し、その給電側コイル81bに磁束を発生させる。すると、インデックステーブル55に設けられてその給電側コイル81bに対峙する受電側コイル82では、その磁束の電磁誘導により電力が生じ、第二巻線装置30に対応する治具のスピンドルモータ72がその電力により稼動されることになる。
続いて、インデックステーブル55を右回り方向に90°回転させて治具41が搬出装置40に対峙した位置に停止し、搬出装置40によって治具54からワーク2が搬出される。
以上、回転テーブル式製造装置1において、治具に保持されたワーク2に対して行われる動作について説明したが、他の治具に保持されたワーク2に対しても、同様に、搬入装置10、第一巻線装置20、第二巻線装置30、搬出装置40の各作業が並行して繰り返し行われる。
このように、本発明の回転テーブル式製造装置1では、給電手段80が、動作時に電力を必要とする治具に対応して設けられた給電側コイル81a,81bと、インデックステーブル55に設けられた治具にそれぞれ連結された受電側コイル82とを備えるいわゆる非接触給電手段80であるので、従来から治具に電力を供給するために用いられている動力線を不要にすることができる。このため、動力線が劣化して断線するような事態を想定する必要は無く、それに起因するごみの発生も無いので、デバイスへの給電に関する限り、その点検及び修理が不要ないわゆるメンテナンスフリーとなる。
図7〜図10に本発明の別の実施の形態を示す。この図7〜図10において、上述したものと同一部品は同一符号を示し、繰り返しての説明を省略する。
この別の実施の形態における回転テーブル式製造装置89では、その給電手段90における給電側コイル91が平行部91b,91cを有する長円状コイルであることを特徴とする。一方、受電側コイル82は、上述した実施の形態と同様に、単線やリッツ線を渦巻き状に巻回することにより形成され、デバイスである治具51〜54が設けられたインデックステーブル55の下面に遮蔽板86(図7)を介して取付けられるものとする。
具体的に、図8及び図9に示す様に、この実施の形態における給電側コイル91は、単線やリッツ線などによる巻き線により、平行部91b,91cと、その平行部91b,91cの両側を円弧状に連結する連結部91d,91eとを有する長円状に作成される。そして、この平行部91b,91cの長さは、インデックステーブル55が回転した場合に、動作する必要のある治具に連結された受電側コイル82が移動する長さ、この実施の形態では、少なくとも、第一巻線装置20に対向するデバイスに連結された受電側コイル82が、第二巻線装置30に対向する位置まで移動する長さに略等しくなるように形成される。
一方、インデックステーブル55の下方には、所定の間隔を開けてインデックステーブル55に対向する補助テーブル93が設けられる、そして、この給電側コイル91は、その平行部91b,91cが所定の幅寸法Lを保った状態でインデックステーブル55の回転中心を中心とする扇状に湾曲して、インデックステーブル55と共に回転する受電側コイル82がその平行部91b,91cに沿って移動する様に、補助テーブル93に配索される。
一方、図7及び図8に示すように、この別の実施の形態における給電手段90は、インデックステーブル55に受電側コイル82と同軸に設けられて、給電側コイル91で発生した磁束Bを受電側コイル82に伝達するための負荷整合を行う渦巻き状に形成された整合コイル83を更に備える。
この整合コイル83は、単線やリッツ線を渦巻き状に巻回することにより、その外径が受電側コイル82の内径よりも小さくなるように形成され、デバイスである各治具51〜54が上面に設けられたインデックステーブル55の下面に設けられた遮蔽板86に、受電側コイル82に包囲されるようなかたちで、受電側コイル82と同軸に取付けられる。
この整合コイル83は、所定周波数で共振することにより負荷整合を行い、給電側コイル91で発生した磁束Bを集めて受電側コイル82に効率よく受け渡すためのものである。このため、この整合コイル83は、所定周波数を共振周波数とするように、コンデンサ88(図8)が直列的に又は並列的に付加されて調整される。
この所定周波数とは、高周波電源装置84から磁束Bを発生させるために給電側コイル91に流す電流の周波数である。そして、整合コイル83の共振周波数は、付加されたコンデンサ88の容量や、整合コイル83自体の自己共振やこの整合コイル83が設けられる遮蔽板86(図7)との重なりによって生じた容量成分を利用することによって調整される。
例えば、図8に示すように、整合コイル83がコンデンサ88と直列共振回路を構成した場合は低負荷で高効率となり、図示しないが、整合コイル83がコンデンサ88と並列共振回路を構成した場合は高負荷で高効率となる。従って、整合コイル83を配置した構成では、広い負荷範囲で高効率を得ることが可能となるのである。
そして、インデックステーブル55が回転した場合に、そのインデックステーブル55とともに回転移動する受電側コイル82及び整合コイル83と、長円状に形成された給電側コイル91との間の隙間は、給電側コイル91において発生した磁束Bを媒介として受電側コイル82に電力を伝送可能とする範囲となるように、給電側コイル91の取付位置が調節されるものとする。
一方、図10に示す様に、インデックステーブル55には、各治具51〜54に設けられたスピンドルモータ72を制御するためのデバイスコントローラ98が治具51〜54毎に設けられ、このデバイスコントローラ98を駆動させるために、各治具51〜54に対応して設けられた各受電側コイル82には整流回路97がそれぞれ接続される。
デバイスである治具51〜54を制御するデバイスコントローラ98は同一構造で有り、その内の1つを代表して説明すると、このデバイスコントローラ98は、整流回路97により変換されたDC電力により駆動して、各治具51〜54に設けられたスピンドルモータ72を実際に駆動させるデバイス制御回路98aと、そのデバイス制御回路98aに連結された無線通信ユニット98bとを備える。
一方、インデックステーブル55の外部には、デバイスである治具51〜54を操作する操作装置99が設けられ、この操作装置99には、インデックステーブル55に設けられたデバイスコントローラ98の無線通信ユニット98bに制御信号を無線にて発する無線発信手段99aが設けられる。そして、デバイスコントローラ98は、この操作装置99が発して無線通信ユニット98bが受信した制御信号により、その制御信号に基づいて各治具51〜54に設けられたスピンドルモータ72を動作させるように構成される。
次に、このような回転テーブル式製造装置の動作を説明する。
この回転テーブル式製造装置89にあっても、そのインデックス装置50は、インデックステーブル55の停止位置が同一回転方向について順に変わるように回転させて、各治具51〜54に保持されたワーク2を搬入装置10、第一巻線装置20、第二巻線装置30、搬出装置40に対峙する所定の作業位置に順次移動するように制御される。そして、搬入装置10、第一巻線装置20、第二巻線装置30、搬出装置40の各作業が並行して繰り返し行われる。
ここで、第一及び第二巻線装置20,30にあっては、ワーク2における第一及び二巻部2a,2bに線材3が巻回される。この第一及び第二巻部2a,2bへの線材3の巻回のために、第一及び第二巻線装置20,30に対向する治具のスピンドルモータ72はワーク2を回転させることになる。
スピンドルモータ72を駆動させるため、この回転テーブル式製造装置89では、先ず、給電手段90を稼動させて、インデックステーブル55に設けられた第一及び第二巻線装置20,30に対峙する治具のデバイスコントローラ98を稼動させる。そのために、図8に示す高周波電源装置84により、給電側コイル91に所定周波数の電流を流し、その給電側コイル91に磁束Bを発生させる。
すると、インデックステーブル55に設けられて、第一及び第二巻線装置20,30(図9)に対峙する受電側コイル82では、その磁束Bの電磁誘導により電力が生じ、受電側コイル82に接続された整流回路97により整流された電力が供給されてデバイスコントローラ98(図10)が始動することになる。
ここで、給電側コイル91と受電側コイル82のみから成るような非接触給電手段にあっては、給電側コイル91と受電側コイル82との間の距離(Gap)が離れた場合や、それらの位置がずれた場合など、十分な給電が困難となる。けれども、この別の実施の形態における給電手段90は、受電側コイル82のみならず、給電側コイル91で発生した磁束Bを受電側コイル82に伝達するための負荷整合を行う整合コイル83を備える。
この整合コイル83は、給電側コイル91に流れる電流の駆動周波数に同調するように共振コンデンサ88が付加されて、LCブースト回路を構成するものであって、給電側コイル91に磁束Bが発生すると、受電側コイル82と同軸に設けられた整合コイル83は、所定周波数で共振することになる。
そして、その共振により整合コイル83は、給電側コイル91で発生した磁束Bを集めて受電側コイル82に効率よく受け渡すので、給電側コイル91と受電側コイル82の距離及び位置ずれによって発生する結合係数の低下と負荷整合のずれにより伝送効率が悪化することは防止され、伝達効率は最大化することになる。
このように、給電側コイル91で発生した磁束Bを整合コイル83にて集めて効率よく受電側コイル82に受け渡すこととしたため、給電側コイル91が受電側コイル82に比べて大きい場合でも適切な電力伝送を行うことができる。よって、給電側コイル91を長円状コイルとし、その平行部91b,91cがインデックステーブル55の回転中心を包囲して、インデックステーブル55と共に回転する受電側コイル82がその平行部91b,91cに沿って移動する様にしても、給電側コイル91に整合コイル83とともに受電側コイル82が常に対向するので、インデックステーブル55の停止又は回転に関係なく常に第一及び第二巻線装置20,30に対峙するデバイスである治具51〜54への給電が可能になる。
そして、図10に示す操作装置99が発して無線通信ユニット98bが受信した制御信号により、デバイスコントローラ98は、各治具51〜54に設けられたスピンドルモータ72を動作させることになる。
よって、このような構成の回転テーブル式製造装置89にあっても、給電手段90が、給電側コイル91と、インデックステーブル55に設けられた受電側コイル82とを備えるいわゆる非接触給電手段90であるので、従来からインデックステーブルに引きずられるように用いられていた動力線を不要にすることができ、その断線を防止して、その点検及び修理が不要ないわゆるメンテナンスフリーとなる。
そして、操作装置99が発して無線通信ユニット98bが受信した制御信号により、デバイスコントローラ98がスピンドルモータ72を動作させるので、各治具51〜54のスピンドルモータ72に異なる動きをさせることが可能になる。
なお、上述した別の実施の形態では、長円状の給電側コイル91で発生した磁束Bを受電側コイル82に伝達するための負荷整合を行う整合コイル83が、受電側コイル82と同軸に設けられる場合を説明した。けれども、その前の実施の形態のように、渦巻き状の給電側コイル81a,81bに、その給電側コイル81a,81bと同径の渦巻き状の受電側コイル82を備える場合においても、図示しないが、その受電側コイル82と同軸に整合コイル83を設けるようにしても良い。
渦巻き状の給電側コイル81a,81bに、それと同径の渦巻き状の受電側コイル82を対向させる非接触給電装置では、給電側コイル81a,81bと受電側コイル82との間の距離(Gap)を所定の値に未満にする必要がある。けれども、整合コイル83を設けることにより、その距離を拡大させ、かつ、それらのある程度の位置ずれを許容することが可能となる。
また、上述した別の実施の形態では、給電側コイル91が平行部91b,91cを有する長円状コイルであって、その平行部91b,91cを扇状に湾曲させて、受電側コイル82がその平行部91b,91cに沿って第一巻線装置20から第二巻線装置30にまで移動する様に配索された場合を説明した。けれども、インデックステーブル55の周囲の全てにおいて、デバイスである各治具51〜54に給電する必要がある場合には、図11に示す様に、その平行部91b,91cがインデックステーブル55の回転中心を包囲する様に給電側コイル91を回転中心の周囲の全周に配策して、インデックステーブル55が一周した場合に、そのインデックステーブル55の回転中心を中心として回転移動する受電側コイル82の移動経路の全長に略等しくなるように形成しても良い。
また、図11に示すように、平行部91b,91cがインデックステーブル55の回転中心を包囲する様に給電側コイル91を回転中心の周囲の全周に配策する場合には、図12に示す様に、受電側コイル101にあっても受電平行部101a,101bを有する長円状コイルであって、その受電平行部101a,101bがインデックステーブル55の回転中心を包囲して給電側コイル91の平行部91b,91cに対向するように受電側コイル101をインデックステーブル55に配索するようにしても良い。
このような回転テーブル式製造装置100であっても、図11に示す高周波電源装置84により、給電側コイル91に所定周波数の電流を流して、その給電側コイル91に磁束を発生させると、図12に示す受電側コイル101では、その磁束の電磁誘導により電力が生じ、その受電側コイル101に接続された単一の整流回路97により整流された電力を全てのデバイスコントローラ98及びデバイスである治具51〜54に供給することが可能となる。
そして、操作装置99が発してデバイスコントローラ98が受信した制御信号により、デバイスコントローラ98は、各治具51〜54に設けられたスピンドルモータ72を動作させることが可能となる。
よって、図11及び図12に示すような構成の回転テーブル式製造装置100にあっても、給電手段が、給電側コイル91と、インデックステーブル55に設けられた受電側コイル101とを備えるいわゆる非接触給電手段であるので、従来から用いられていた動力線を不要にすることができ、その断線を防止して、その点検及び修理が不要ないわゆるメンテナンスフリーとなる。
そして、操作装置99が発して各治具51〜54に別々に設けられたデバイスコントローラ98が受信した制御信号により、デバイスコントローラ98がスピンドルモータ72を動作させるので、各治具51〜54のスピンドルモータ72に異なる動きをさせることが可能になる。
また、上述した実施の形態では、受電側コイル82がインデックステーブル55の下面に水平になるように設けられる場合を説明し、給電側コイル81a,81b,91にあっても、その受電側コイル82に対峙するように水平面に設けられる場合を説明した。けれども、図13に示す様に、受電側コイル82にあっては、インデックステーブル55の下面に取付けられた補助板110の周方向に延びる鉛直面に取付けても良く、その場合の給電側コイル81a,81bにあっては、その受電側コイル82に対峙する支持台85の鉛直面に取付け、長円状の給電側コイル91にあっては、インデックステーブル55の回転に伴って移動する受電側コイル82の軌跡を包囲する円管状に取付けるようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、単線やリッツ線などを渦巻き状に巻回した給電側コイル81a,81b,91や受電側コイル82及び整合コイル83を説明したが、給電可能である限り、渦巻き状に限らず、給電側コイル81a,81b,91や受電側コイル82及び整合コイル83は螺旋状に巻回されたものであっても良く、渦巻きと螺旋が組み合わされたもの、例えば、α巻き等から成るものであっても良い。
更に、上述した実施の形態では、デバイスがスピンドルモータ72を含む治具51〜54である場合を説明した。けれども、このデバイスは、電動駆動式であって、給電手段80,90により給電可能なものである限り、治具51〜54に限られない。例えば、電動駆動式のデバイスとして、多関節型ロボットを用いても良く、関節を有しない電動駆動式のロボットを用いても良い。
1,89,100 回転テーブル式製造装置
55 インデックステーブル
51〜54 デバイス
80,90 給電手段
81a,81b,91 給電側コイル
82,101 受電側コイル
83 整合コイル
86 遮蔽板
91b,91c 平行部
98 デバイスコントローラ
99 操作装置
101b,101c 受電平行部
B 磁束
55 インデックステーブル
51〜54 デバイス
80,90 給電手段
81a,81b,91 給電側コイル
82,101 受電側コイル
83 整合コイル
86 遮蔽板
91b,91c 平行部
98 デバイスコントローラ
99 操作装置
101b,101c 受電平行部
B 磁束
Claims (8)
- 回転駆動されるインデックステーブル(55)と、前記インデックステーブル(55)上に前記インデックステーブル(55)の回転中心から偏倚して設けられた電動駆動式のデバイス(51〜54)と、前記デバイス(51〜54)に電力を供給する給電手段(80,90)とを備え、前記インデックステーブル(55)の停止位置が回転方向について順に変わる回転テーブル式製造装置であって、
給電手段(80,90)が、前記インデックステーブル(55)に設けられた受電側コイル(82,101)と、少なくとも前記インデックステーブル(55)の停止位置において前記受電側コイル(82,101)に対向するように設けられた給電側コイル(81a,81b,91)とを備え、前記給電側コイル(81a,81b,91)から前記受電側コイル(82,101)に非接触で電力を供給する非接触給電手段である
ことを特徴とする回転テーブル式製造装置。 - 受電側コイル(82)とインデックステーブル(55)の間に軟磁性材料から成る遮蔽板(86)が介装された請求項1記載の回転テーブル式製造装置。
- 受電側コイル(82)が渦巻き状に形成されてデバイス(51〜54)が設けられたインデックステーブル(55)の下面に設けられた請求項1又は2記載の回転テーブル式製造装置。
- 給電手段(80,90)が、インデックステーブル(55)に受電側コイル(82)と同軸に設けられ給電側コイル(81a,81b,91)で発生した磁束(B)を前記受電側コイル(82)に伝達するための負荷整合を行う渦巻き状に形成された整合コイル(83)を更に備えた請求項3記載の回転テーブル式製造装置。
- 給電側コイル(81a,81b)が受電側コイル(82)と同形同大の渦巻き状に形成され、
インデックステーブル(55)の停止位置において受電側コイル(82)に前記給電側コイル(81a,81b)が対向するように設けられた請求項3又は4記載の回転テーブル式製造装置。 - 給電側コイル(91)が平行部(91b,91c)を有する長円状コイルであって、
前記平行部(91b,91c)がインデックステーブル(55)の回転中心を包囲して前記インデックステーブル(55)と共に回転する受電側コイル(82)が前記平行部(91b,91c)に沿って移動する様に前記給電側コイル(91)が配索された請求項4記載の回転テーブル式製造装置。 - 給電側コイル(91)が平行部(91b,91c)を有する長円状コイルであって、
前記平行部(91b,91c)がインデックステーブル(55)の回転中心を包囲する様に前記給電側コイル(91)が配索され、
受電側コイル(101)が受電平行部(101b,101c)を有する長円状コイルであって、
前記受電平行部(101b,101c)が前記インデックステーブル(55)の回転中心を包囲して前記給電側コイル(91)の平行部(91b,91c)に対向するように前記受電側コイル(101)が前記インデックステーブル(55)に配索された
請求項1又は2記載の回転テーブル式製造装置。 - インデックステーブル(55)に設けられ給電手段(80,90)により供給される電力により駆動してデバイス(51〜54)を制御するデバイスコントローラ(98)と、前記デバイスコントローラ(98)に制御信号を無線にて発する操作装置(99)とを更に備えた請求項6又は7記載の回転テーブル式製造装置。
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