JP2019197940A - 固体撮像装置およびad変換器 - Google Patents

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文秀 村尾
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文秀 村尾
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Abstract

【課題】ランプ信号源から基準電源にランプ電流が流れることによって、撮像エリアの一部に高照度部分がある場合に、生成されるデジタル画像にスミアが発生することがある。【解決手段】容量DA変換器606−jは、ランプ信号源605および基準電源604に接続され、比較信号を生成する。比較器605−jは、比較信号に基づいて、画素が受光した光の光量に応じたレベルの画素信号である撮像信号のレベルを判定する。補正電流生成回路603は、ランプ信号源605のランプ信号の出力によって容量DA変換器606−1〜606−mに流れる電流が、基準電源604に流れないように、補正電流が流れる経路を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置およびAD変換器に関し、たとえば、ランプ信号源から出力されるランプ電流による比較器の入力電圧の変動を抑制する技術に関する。
従来から、ランプ信号を出力するランプ信号源と、基準電圧を出力する基準電源とを用いて、画素からのアナログ信号をデジタル値に変換するAD変換器が知られている。
このAD変換器は、基準電源とランプ信号源とが接続された容量DA変換器を備え、容量DA変換器の出力と、画素からの信号の大きさとを比較することによって、画素が受光した光の光量に応じたレベルの撮像信号をデジタル値に変換する(たとえば、特許文献1を参照)。
特許第5332041号公報
しかしながら、特許文献1に記載のAD変換器は、ランプ信号源から基準電源にランプ電流が流れることがある。これによって、撮像エリアの一部に高照度部分がある場合に、生成されるデジタル画像にスミアが発生することがある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施形態によれば、補正電流回路は、ランプ信号源のランプ信号の出力によって容量DA変換器に流れる電流が、基準電源に流れないように、補正電流が流れる経路を形成する。
一実施形態によれば、ランプ信号源から基準電源にランプ電流が流れないようにすることができる。
第1の実施形態の固体撮像装置600を表わす図である。 第2の実施形態のADC604を表わす図である。 デジタルカメラのカメラシステム500例を表わす図である。 固体撮像装置220例を表わす図である。 画素の例を表わす図である。 参考例1のADC81を示す回路図である。 参考例1のADC81の動作を表わすタイミングチャートである。 参考例2のADC98を表わす図である。 参考例2のADC98の動作を表わすタイミングチャートである。 画素アレイ8およびカラムADC回路181を表わす図である。 画素アレイ8およびカラムADC回路181を表わす図である。 撮影画面の例を表わす図である。 参考例1のランプ信号線および基準電圧線のランプ電流の流れを表わす図である。 参考例1のADC81におけるランプ信号線および基準電圧線にランプ電流が流れる場合のタイミングチャートである。 参考例1のADC81におけるランプ信号線および基準電圧線にランプ電流が流れない場合のタイミングチャートである。 第3の実施形態のADC81および補正電流回路SBを表わす図である。 第3の実施形態のADC81の動作を表わすタイミングチャートである。 第3の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SBを表わす図である。 第3の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SBを表わす図である。 第3の実施形態のランプ信号線および基準電圧線のランプ電流の流れを表わす図である。 第4の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB2を表わす図である。 第4の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB2を表わす図である。 第5の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB3を表わす図である。 第5の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB3を表わす図である。 第6の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB4を表わす図である。 第6の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB4を表わす図である。 第6の実施形態のランプ信号線および基準電圧線のランプ電流の流れを表わす図である。 第7の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路185および補正電流回路SB5を表わす図である。 第7の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路185および補正電流回路SB5を表わす図である。 第7の実施形態のADC85の動作を表わすタイミング図である。 第8の実施形態のADC86および補正電流回路SB7を表わす図である。 第9の実施形態のADC87および補正電流回路SB9を表わす図である。 第9の実施形態のADC87の動作を表わすタイミングチャートである。 第10の実施形態のADC88および補正電流回路SBを表わす図である。 第10の実施形態のADC88の動作を表わすタイミングチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の固体撮像装置600を表わす図である。
固体撮像装置600は、ランプ信号源607と、基準電源604と、画素アレイ601と、複数の垂直信号線609−1〜609−mと、カラムADC回路602とを備える。
ランプ信号源607は、時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を出力する。
基準電源604は、基準電圧を出力する。
画素アレイ601は、ロウ方向(1〜n)およびカラム方向(1−m)に配置された光電変換した電荷を蓄積する複数の画素Pを備える。
複数の垂直信号線609−1〜609−mの各々が、対応するカラムに対応して設けられ、対応するカラムの画素Pから出力された信号を伝送する。
カラムADC回路602は、複数の垂直信号線609−1〜609−mを介して伝送された信号を並列にAD変換する。
カラムADC回路602は、各々が対応するカラムに対応して設けられた複数のADC604−1〜602−mを備える。
ADC604−jは、容量DA変換器606−jと比較器605−jとを含む。
容量DA変換器606−jは、ランプ信号源607および基準電源604に接続され、比較信号を生成する。
比較器605−jは、比較信号に基づいて、画素が受光した光の光量を表わす撮像信号のレベルを判定する。
補正電流回路603は、ランプ信号源607のランプ信号の出力によって容量DA変換器606−1〜606−mに流れる電流が、基準電源604に流れないように、補正電流が流れる経路を形成する。
以上のように、本実施の形態によれば、補正電流回路が補正電流が流れる経路を形成することによって、ランプ信号源から基準電源にランプ電流が流れないようにすることができる。
[第2の実施形態]
図2は、第2の実施形態のADC604を表わす図である。
ADC604は、ランプ信号源607と、基準電源604と、容量DA変換器606と、比較器605と、補正電流回路603とを備える。
ランプ信号源607は、時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を出力する。
基準電源604は、基準電圧を出力する。
容量DA変換器606は、ランプ信号源607および基準電源604に接続され、比較信号を生成する。
比較器605は、比較信号に基づいて、画素アレイ601内の画素Pが受光した光の光量を表わす撮像信号のレベルを判定する。
補正電流回路603は、ランプ信号源607のランプ信号の出力によって容量DA変換器606に流れる電流が、基準電源604に流れないように、補正電流が流れる経路を形成する。
以上のように、本実施の形態によれば、補正電流回路が補正電流が流れる経路を形成することによって、ランプ信号源から基準電源にランプ電流が流れないようにすることができる。
[第3の実施形態]
図3は、デジタルカメラのカメラシステム500の例を表わす図である。
カメラシステム500は、レンズモジュール59と、固体撮像装置220と、信号処理LSI(Large-Scale Integrated circuit〕)221と、制御マイコン224と、モニタ222と、記憶装置223とを備える。
レンズモジュール59は、ズームレンズ51と、固定レンズ52と、フォーカスレンズ53と、アクチュエータ54と、アクチュエータ55とを備える。
固体撮像装置220は、レンズモジュール59から出射される光からデジタル画像を生成する。
信号処理LSI221は、固体撮像装置200で生成されたデジタル画像に対して、画像処理を実行する。
制御マイコン224は、信号処理LSI221、固体撮像装置220、およびアクチュエータ54,55を制御する。
モニタ222は、信号処理LSI221から出力される画像を表示する。
記憶装置223は、信号処理LSI221から出力される画像を記憶する。
入射光は、ズームレンズ51、固定レンズ52、およびフォーカスレンズ53を通って、固体撮像装置220に入力される。
ズームレンズ51は、その位置が変更されることによって、固体撮像装置220で生成されるデジタル画像のズーム倍率が変更される。
フォーカスレンズ53は、その位置が変更されることによって、固体撮像装置220で生成されるデジタル画像のフォーカスが変更させる。
アクチュエータ54は、制御マイコン224からの制御指示を受けて、ズームレンズ51を駆動する。
アクチュエータ55は、制御マイコン224からの制御指示を受けて、フォーカスレンズ53を駆動する。
図4は、固体撮像装置220の例を表わす図である。
この固体撮像装置220は、画素アレイ8、垂直制御部7、垂直信号線VEL(1)〜VEL(m)、画素電流源1、カラムADC回路3、水平転送回路5、デジタル信号処理器9、およびタイミング生成回路6を含む。
画素アレイ8は、行列状に配置された(n×m)個の画素P(i,j)を備える。i=1〜n、j=1〜mである。画素P(i,j)は、受光量に応じた量の電荷を蓄積する。垂直信号線VEL(j)は、垂直方向に配線され、画素P(i,j)(i=1〜m)と接続される。
画素電流源1は、カラムごとに、画素P(i,j)と接続される電流源回路を含む。
タイミング生成回路6は、固体撮像装置220の全体のタイミングを制御する。
垂直制御部7によって画素アレイ8内の選択された行の画素から読み出された電圧信号は、カラムADC回路3のADCによってデジタル変換される。
水平転送回路5がカラム毎に配置されたADCを順次選択することで、デジタル変換された画素信号はデジタル信号処理器9に読み出され、その後、固体撮像装置220から出力される。
図5は、画素の例を表わす図である。
画素P(i,j)は、フォトダイオードPD、転送トランジスタMT、リセットトランジスタMR、増幅トランジスタMD、および選択トランジスタMSを含む。
フォトダイオードPDは、入射光の光量に応じた量の電荷に光電変換して記憶する光電変換素子である。フローティングディフュージョンFDは、フォトダイオードPDに蓄積された電荷に対応する電圧を生成する。
転送トランジスタMTは、フォトダイオードPDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続される。転送トランジスタMTは、NチャネルMOSトランジスタで構成される。転送トランジスタMTのゲートは、転送トランジスタ制御用の画素制御線Tiと接続される。転送トランジスタMTが画素制御線Tiを通じて転送されるTXパルスによってオンとなると、フォトダイオードPDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDに転送される。
リセットトランジスタMRは、NチャネルMOSトランジスタで構成される。リセットトランジスタMRは、電圧VDDと電源とフローティングディフュージョンFDとの間に接続される。リセットトランジスタMRのゲートは、リセットトランジスタ制御用の画素制御線Riと接続される。リセットトランジスタMRが画素制御線Riを通じて転送されるRSパルスによってオンとなると、フローティングディフュージョンFDの電圧が電源の電圧VDDにリセットされる。
増幅トランジスタMDは、NチャネルMOSトランジスタで構成される。増幅トランジスタMDは、フローティングディフュージョンFDに接続されるゲートと、電圧VDDの電源に接続されるドレインと、ソースとを有する。
選択トランジスタMSは、NチャネルMOSトランジスタで構成される。選択トランジスタMSは、増幅トランジスタMDのソースと、垂直信号線VEL(j)との間に接続される。選択トランジスタMSのゲートは、選択トランジスタ制御用の画素制御線Siと接続される。選択トランジスタMSが画素制御線Siを通じて転送されるSLパルスによってオンとなると、増幅トランジスタMDで増幅された電圧が、垂直信号線VEL(j)に出力される。
(参考例1)
図6は、参考例1のADC81を示す回路図である。
このADC81は、サブレンジ積分型のADCである。
ADC81は、基準電源20,21,22と、ランプ信号源23と、クロック源24と、入力端子25と、比較器CMと、容量DA変換器DA1と、スイッチSwS/Hと、スイッチSwfとを備える。ADC81は、さらに、制御論理部CLと、上位ビットラッチ回路RAと、下位ビットカウンタCTと、合成論理部SLとを備える。
基準電源20は、基準電圧VREFを出力する。
基準電源21は、基準電圧VRTを出力する。基準電源21は、基準電圧線TLと接続される。
基準電源22は、基準電圧VRB(<VRT)を出力する。基準電源22は、基準電圧線BLと接続される。
ランプ信号源23は、時間の経過に伴って電位が一定の傾きで増加するランプ信号RAMPを出力する。ランプ信号RAMPの開始電圧がVRBであり、ランプ信号RAMPの終了電圧がVRTである。ランプ信号源23は、ランプ信号線RLと接続される。
クロック源24は、クロックCLKを出力する。
入力端子25は、画素アレイから画素信号ADCINを受ける。
基準電源20と比較器CMの入力端子(−)との間に容量素子C3が配置される。
比較器CMの入力端子(−)と、比較器CMの出力端子との間にスイッチSwfが配置される。
容量DA変換器DA1は、容量素子C1,C2と、第1系統のスイッチSw2,Sw4と、第2系統のスイッチSw1,Sw3と、ランプ信号源用のスイッチSw5とを備える。
容量DA変換器DA1は、画素が受光した光の光量に応じたレベルの画素信号である撮像信号の上位ビット判定時に容量素子C1およびC2と基準電源21,22との接続を切り換えることによって、比較信号を変化させる。
容量DA変換器DA1は、撮像信号の下位ビット判定時に、容量素子C1とランプ信号源23とを接続することにより比較信号を生成する。
入力端子25と比較器CMの入力端子(+)との間に、入力端子(+)に近い方からノードNX2と、ノードNX1とが設けられる。ノードNX1とノードNX3との間に容量素子C2が配置される。ノードNX2と、ノードNX4との間に容量素子C1が配置される。
容量素子C1およびC2には、比較器CMによる比較動作の前に撮像信号に応じた電荷が転送される。容量素子C3には、比較器CMによる比較動作の前に画素のリセットレベルに応じた電荷が転送される。
容量素子C2が接続されるノードNX3は、スイッチSw5、Sw4、Sw3の一方の端子に接続される。
スイッチSw5の他方の端子は、ランプ信号線RLを通じて、ランプ信号源23と接続される。スイッチSw4の他方の端子は、基準電圧線TLを通じて、基準電源21と接続される。スイッチSw3の他方の端子は、基準電圧線BLを通じて、基準電源22と接続される。
容量素子C1が接続されるノードNX4は、スイッチSw1、Sw2の一方の端子に接続される。
スイッチSw2の他方の端子は、基準電圧線TLを通じて、基準電源21と接続される。スイッチSw1の他方の端子は、基準電圧線BLを通じて、基準電源22と接続される。
スイッチSwS/Hは、入力端子25とノードNX1との間に配置される。
比較器CMの比較動作時において、比較器CMの入力端子(+)には、容量DA変換器DA1からの比較信号が入力され、入力端子(−)には、容量素子C3に保持されている画素のリセットレベルの画素信号が入力される。比較器CMは、入力端子(+)の電圧の大きさが、入力端子(−)の電圧の大きさ以上のときに、「1」(ハイレベル)を出力し、入力端子(+)の電圧の大きさが入力端子(−)の電圧の大きさ未満のときに、「0」(ロウレベル)を出力する。
上位ビットラッチ回路RAは、撮像信号の上位ビットをラッチする。
下位ビットカウンタCTは、クロックCLKに従って、撮像信号の下位ビットを表わすカウンタ値をインクリメントする。
制御論理部CLは、比較器CMの出力Vcoutが「0」から「1」かに応じて、上位ビットラッチ回路RAおよび下位ビットカウンタCTを制御する。制御論理部CLは、上位ビット判定時に、Sw1〜Sw4の状態と、比較器CMの出力とに基づいて、上位ビットラッチ回路に上位ビットをラッチさせる。制御論理部CLは、下位ビット判定時に、比較器CMの出力に基づいて、下位ビットカウンタCTに下位ビットをカウントさせる。
合成論理部SLは、上位ビットラッチ回路RAでラッチされる撮像信号の上位ビットと、下位ビットカウンタCTのカウント値である撮像信号の下位ビットとを合成して、撮像信号のデジタル値を出力する。
図7は、参考例1のADC81の動作を表わすタイミングチャートである。
RSパルスによって、画素Pがリセットされる。
制御論理部CLは、スイッチSwS/Hを一定時間オンにして、容量素子C1と容量素子C2に画素のリセットレベルをサンプルホールドさせる。また、制御論理部CLは、スイッチSwfを一定間オンにして、容量素子C3に画素のリセットレベルをサンプルホールドする。
次に、Txパルスによって、フォトダイオードPDの露光電荷がFD容量に転送され、画素から撮像信号Sigが出力される。
制御論理部CLは、スイッチを一定時間オンにして、容量素子C1と容量素子C2に画素の撮像信号レベルをサンプルホールドさせる。
次に、制御論理部CLは、スイッチSw5をオフに維持し、スイッチSw1とスイッチSw2のいずれかをオンにし、スイッチSw3とスイッチSw4のいずれかをオンにするように切替制御する。制御論理部CLは、比較器CMの出力に従って、撮像信号がADCの入力範囲(VRB〜VRT)の下半分にあるか、あるいは上半分にあるかを探索する。
比較器CMの入力端子(+)には、容量DA変換器DA1が生成する比較信号が入力され、入力端子(−)には、容量C3に保持されている画素のリセットレベルが入力される。
比較器CMは、入力端子(+)の電圧Vin+が、入力端子(−)の電圧Vin(−)以上となったときに、「1」を出力する。制御論理部CLは、比較器CMの出力が「1」となったときに、上位ビットラッチ回路RAにスイッチSw1〜Sw4の状態を表わす値をラッチさせる。
制御論理部CLは、Sw5をオンに切り替える。これによって、ランプ信号源23から出力されるランプ信号RAMPが、ランプ信号線RLを通じて、容量DA変換器DA1の容量素子C1に送られる。
制御論理部CLは、クロック源24から出力されるクロックCLKを下位ビットカウンタCTに供給させる。
比較器CMは、ランプ信号RAMPの変化に応じて変化する比較信号が入力される入力端子(+)の電圧Vin+が、容量C3に保持されている画素のリセットレベルが入力端子(−)の電圧Vin−以上となったときに、「1」を出力する。制御論理部CLは、比較器CMの出力が「1」となったときに、下位ビットカウンタCTにカウントを停止させる。
図7のタイミングチャートは、撮像信号を3ビットのデジタル値に変化した例が示されている。AD変換した結果、上位1ビットが「1」bで、下位2ビットが「01」bの「101」bがデジタル値として生成される。ここで、「XX」bは、2進数表示である。
(参考例2)
図8は、参考例2のADC98を表わす図である。
このADC98は、3ビットの積分型ADCの回路図である。
ADC90は、基準電源20と、ランプ信号源23と、クロック源24と、入力端子25と、比較器CM2と、容量素子C1,C3と、スイッチSwS/Hと、Swfとを備える。ADC98は、さらに、制御論理部CL2と、カウンタCT2とを備える。
基準電源20、ランプ信号源23、クロック源24、入力端子25、容量素子C3、スイッチSwS/HおよびスイッチSwfは、図6の参考例1のADC81に含まれるものと同じである。
参考例2では、ランプ信号源23から出力されるランプ信号RAMPを用いて、撮像信号の全ビットが判定される。
入力端子25と比較器CM2の入力端子(+)との間のノードNX1が配置される。ランプ信号源23は、容量素子C1を介して、ノードNX1と接続される。容量素子C1には、比較器CM2による比較動作の前に撮像信号に応じた電荷が転送される。
比較器CM2の入力端子(+)は、容量素子C1と接続され、入力端子(−)は、画素のリセットレベルの画素信号が入力される。比較器CM2は、入力端子(+)の電圧の大きさが、入力端子(−)の電圧の大きさ以上のときに、「1」(ハイレベル)を出力し、入力端子(+)の電圧の大きさが入力端子(−)の電圧の大きさ未満のときに、「0」(ロウレベル)を出力する。
カウンタCT2は、クロックCLKに従って、撮像信号の全ビットを表わすカウンタ値をインクリメントする。
制御論理部CL2は、比較器CM2の出力Vcoutが「0」から「1」かに応じて、カウンタCT2にカウントさせる。
図9は、参考例2のADC98の動作を表わすタイミングチャートである。
RSパルスによって、画素がリセットされる。
制御論理部CL2は、スイッチSwS/Hを一定時間オンにして、容量素子C1に画素のリセットレベルをサンプルホールドさせる。また、制御論理部CL2は、スイッチSwfを一定間オンにして、容量素子C3にリセットレベルをサンプルホールドする。
次に、Txパルスによって、フォトダイオードPDの露光電荷がFD容量に転送され、画素から撮像信号Sigが出力される。
制御論理部CLは、スイッチSwS/Hを一定時間オンにして、容量素子C1に画素の撮像信号Sigのレベルをサンプルホールドさせる。
ランプ信号源23から出力されるランプ信号RAMPが、容量素子C1に送られる。
制御論理部CLは、クロック源24から出力されるクロックCLKをカウンタCT2に供給させる。
比較器CM2の入力端子(+)には、容量C1の一端の電圧が入力され、入力端子(−)には、容量C3に保持されている画素のリセットレベルが入力される。
比較器CM2は、入力端子(+)の電圧Vin+が、入力端子(−)の電圧Vin(−)以上となったときに、「1」を出力する。制御論理部CL2は、比較器CM2の出力が「1」となったときに、カウンタCT2にカウントを停止させる。
図8の参考例2のADC98は、AD変換に8クロックを要する。これに対して、図6の参考例1のADC81は、上位ビットの探索と4クロックでの下位ビット判定によって、AD変換することができるので、高速なAD変換が可能である。
上述の例では、3ビットのデジタル値に変換する例を説明したが、12ビットのデジタル値に変換する場合にあれば、参考例2ではAD変換に4096クロックに要するのに対して、参考例1ではAD変換に2048クロックを要するだけである。
しかしながら、参考例1のADC81では、上位ビットの判定時には、基準電源21および基準電源22にランプ電流は流れないが、下位ビット判定時には、ランプ信号源23から、基準電源21または基準電源22にランプ信号線RL、基準電圧線TL、基準電圧線BLを通じてランプ電流が流れる。その結果、ランプ信号源23の出力抵抗、基準電源21の出力抵抗、基準電源22の出力抵抗、ランプ信号線RLの配線抵抗、基準電圧線TLの配線抵抗、基準電圧線BLによる配線抵抗よって、比較器CMの入力端子(+)の電圧(Vin+)が変動する。
図6の参考例1のADCにおいて、下位ビットの判定時にランプ信号の大きさをVRBからVRTにT[sec]の時間で変化させた場合は、以下の量のランプ電流Rが、ランプ信号源23から基準電源21または基準電源22に流れる。
R=C1×C2×(VRT−VRB)/(C1+C2)/T…(1)
仮に、C1=C2=2pF、(VRT−VRB)=1V、T=100μsecとした場合は、1個のADC当たり100nAの電流が流れる。カラムADC回路が、5000個のADCを含む場合、全体で0.5mAの電流が流れる。
図10および図11は、画素アレイ8およびカラムADC回路181を表わす図である。
カラムADC回路181は、各々が対応するカラムに対して設けられた参考例1のADC81(1)〜ADC81(m)を備える。
ランプ信号源23から出力されるランプ電流が、ランプ信号線RLを通じて、ADC81(1)〜ADC81(m)に供給される。ランプ電流は、ADC81(j)の容量素子C2jおよび容量素子C1jを通って、ADC(j)から出力される。ADC(j)から出力されたランプ電流は、基準電圧線TL,BLを通じて、基準電源21,22へ送られる。
ランプ信号線RLの第jカラムへの経路の配線抵抗をRrjとする。
基準電圧線TLの第jカラムの経路の配線抵抗をRtjとする。
基準電圧線BLの第jカラムの経路の配線抵抗をRbjとする。
RrjとRtjの和、またはRrjとRbjの和を10Ωとすると、1個のADCについて、入力端子(+)の電圧Vin+が5mV変動する。
基準電圧VRBと基準電圧VRTの電圧差1Vを12ビットの解像度で変換する場合には、1LSBは、244μV(=1V/4096LSB)に相当する。入力端子(+)の5mVの電圧変動は、20LSBに相当することになる。
図12は、撮影画面の例を表わす図である。
領域Aの照度が最も低く、領域Bの照度が中間で、領域Cの照度が最も高いとする。
行Aは、全カラムが暗い照度である。
行Aの撮像信号の下位ビットの判定時には、全てのADCのスイッチSw1がオン、Sw2がオフなり、ランプ電流は、全て基準電源22に流れる。
行Bは、中央のカラムが左右のカラムに比べて高照度である。
行Bの撮像信号の下位ビット判定時には、中央のカラムのADCのスイッチSw1がオフ、スイッチSw2がオンとなり、ランプ電流は、基準電源21に流れるが、左右のカラムのADCのスイッチSw1がオン、スイッチSw2がオフとなる。これによって、ランプ電流の一部は、基準電源22に流れ、残りが基準電源21に流れる。その結果、基準電圧線BLの電圧変動量が、行Aと行Bで異なる。
スイッチSw1とスイッチSw2のオン/オフの数量差によって、画面の一部に高照度の被写体があるときにその左右にスミアが発生する。
また、右側のカラムほど、ランプ信号源23からの配線距離が長くなる。その結果、右側のカラムのランプ信号の振幅が左側のカラムのランプ信号の振幅よりも小さくなるため、AD変換のゲインが、画面の左右で異なり、シェーディングが発生する。
図13は、参考例1のランプ信号線および基準電圧線のランプ電流の流れを表わす図である。
ランプ信号源23から出力されたランプ電流Iが、ランプ信号線RL、第jカラムの容量素子CCjを通じて、基準電圧線BLへ流れる。ここで、CCjは、容量素子C1jと容量素子C2jの合成容量である。
たとえば、第6カラムにおけるランプ信号線RLの電圧は、Vramp―ΔVRR(6)×Iとなる。第6カラムにおける基準電圧線BLの電圧は、Vrb+ΔVRB×Iとなる。Vrampは、ランプ信号RAMPの電圧である。
ΔVRR(6)=Rr1+Rr2+Rr3+Rr4+Rr5+Rr6…(2)
ΔVRB(6)=Rb1+Rb2+Rb3+Rb4+Rb5+Rb6…(3)
このように、ランプ電流Iが流れることによって、基準電圧線BLの電圧が増加する。電圧の増加量は、カラムによって、相違する。その結果、比較器CMの入力端子(+)の電圧Vin+が増加し、その増加量は、カラムによって相違する。
図14は、参考例1のADC81におけるランプ信号線および基準電圧線にランプ電流が流れる場合のタイミングチャートである。
ランプ信号源23からのランプ信号の出力する、ランプ信号源23から基準電源21または基準電源22にランプ電流が流れる。その結果、比較器CMの入力端子(+)の入力電圧Vcin+が増加する。これによって、下位ビットカウンタCTのカウント値が「1」のときに、比較器CMの出力が「1」となる。
図15は、参考例1のADC81におけるランプ信号線および基準電圧線にランプ電流が流れない場合のタイミングチャートである。
ランプ信号源23から基準電源21または基準電源22にランプ電流が流れないとする。その結果、比較器CMの入力端子(+)の入力電圧Vcin+が増加しない。これによって、下位ビットカウンタCTのカウント値が「2」のときに、比較器CMの出力が「1」となる。
つまり、ランプ信号源23から基準電源21または基準電源22にランプ電流が流れるか否かによって、比較器CMの入力端子(+)の電圧が異なり、AD変換結果が、1LSB分異なる。
図16は、第3の実施形態のADC81および補正電流回路SBを表わす図である。
第3の実施形態の固体撮像装置は、補正電流回路SBを備える。
補正電流回路SBは、撮像信号の下位ビット判定時に、ランプ信号源23のランプ信号の出力によって容量DA変換器DA1に流れる電流が、基準電源21,22に流れないように、補正電流が流れる経路を形成する。
より具体的には、補正電流回路SBは、第1系統のスイッチSw2,Sw4または第2系統のスイッチSw1,Sw3に流れた電流が補正電流として補正電流回路SBに入力されるように構成される。
補正電流回路SBは、逆ランプ信号源35と、スイッチ回路SWCと、補正電流用容量素子Ccalとを備える。スイッチ回路SWCは、第2系統の補正電流用スイッチSw1calと、第1系統の補正電流用スイッチSw2calとを備える。
スイッチSw1calの一端は、スイッチSw1と接続される。スイッチSw2calの一端は、スイッチSw2と接続される。スイッチSw1calと、スイッチSw1calに対応するスイッチSw1とは、下位ビット判定時には、同期してオン/オフする。スイッチSw2calと、スイッチSw2calに対応するスイッチSw2とは、下位ビット判定時には、同期してオン/オフする。
スイッチSw1calの他端およびスイッチSw2calの他端は、補正電流用容量素子Ccalの一端と接続され、補正電流用容量素子Ccalの他端は、逆ランプ信号源35と接続される。
ランプ信号源23は、VRBからVRTまで、傾きKで増加するランプ信号RAMPを出力する。逆ランプ信号源35は、VRTからVRBまで、傾きKで減少する逆ランプ信号R−RAMPを出力する。
図16において、ハッチングの矢印は、電流が流れることを示し、白抜きの矢印は、電流が流れないことを示す。他の図面でも同様である。スイッチSw1にランプ電流が流れる場合には、スイッチSw1から出力されたランプ電流が補正電流としてスイッチSw1calに流れる。スイッチSw2にランプ電流が流れる場合には、スイッチSw2から出力されたランプ電流が補正電流としてスイッチSw2calに流れる。
図17は、第3の実施形態のADC81の動作を表わすタイミングチャートである。
図17のタイミングチャートが、図7のタイミングチャートと相違する点について説明する。
下位ビット判定時に、ランプ信号源23からランプ信号RAMPが出力されると同時に、逆ランプ信号源35から逆ランプ信号R−RAMPが出力される。
ランプ信号源23からランプ信号線RLを通じてADC81に供給されるランプ電流が、基準電圧線BL、基準電圧線TLに流れ込まずに、スイッチ回路SWCを通って、逆ランプ信号源35に補正電流として流れる。これによって、基準電圧線TL,BLに電流が流れないようにすることができる。その結果、比較器CMの入力端子(+)の電圧Vin+が変動しないようにすることができる。
図18および図19は、第3の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SBを表わす図である。
カラムADC回路181は、対応するカラムに対応して設けられた複数のADC81(1)〜ADC81(m)を備える。
ADC81(1)〜ADC81(m)は、図16に示すADC81と同様の構成を備える。
補正電流回路SBは、第1系統の補正電流用スイッチSw21cal〜Sw2mcal,Sw41cal〜Sw4mcalと、第2系統の補正電流用スイッチSw11cal〜Sw1mcal,Sw31cal〜Sw3mcalと、補正電流用容量素子C1cal〜Cmcalとを備える。
複数の第1系統の補正電流用スイッチSw2jcal,Sw4jcal(j=1〜m)の各々が、対応する第jカラムに対して設けられる。
複数の第2系統の補正電流用スイッチSw1jcal,Sw3jcal(j=1〜m)の各々が、対応する第jカラムに対して設けられる。
複数の補正電流用容量素子Cjcal(j=1〜m)は、対応する第jカラムに対して設けられる。
第1系統の補正電流用スイッチSw2jcalは、対応する第jカラムの容量DA変換器DA1(j)の第1系統のスイッチSw2j,Sw4jおよび補正電流用容量素子Cjcalと接続される。
第2系統の補正電流用スイッチSw1jcalは、対応する第jカラムの容量DA変換器DA1(j)の第2系統のスイッチSw1j,Sw3jおよび補正電流用容量素子Cjcalと接続される。
同一の第jカラムのスイッチSw1jcalと、スイッチSw1jcalに対応するスイッチSw1jとは、下位ビット判定時には、同期してオン/オフする。同一の第jカラムのスイッチSw2jcalと、スイッチSw2jcalに対応するスイッチSw2jとは、下位ビット判定時には、同期してオン/オフする。
ランプ信号源23から出力されるランプ電流が、ランプ信号線RLを通じて、ADC81(1)〜ADC81(m)に供給される。ランプ電流は、ADC81(j)の容量素子C2jおよび容量素子C1jを通って、ADC81(j)から出力される。ADC(j)から出力されたランプ電流は、基準電圧線TL,BLを流れずに、補正電流回路SBを通って、補正電流として逆ランプ信号源35へ流れる。
図20は、第3の実施形態のランプ信号線および基準電圧線のランプ電流の流れを表わす図である。
ランプ信号源23から出力されたランプ電流Iが、ランプ信号線RL、第jカラムの容量素子CCjを通って、基準電圧線BLまたは基準電圧線TLへ流れずに、補正電流回路SBへ補正電流として流れる。これによって、基準電圧線BLおよび基準電圧線TLの電位がカラムごとに相違しないようにすることができる。
本実施の形態によれば、補正電流回路によって、基準電圧線にランプ電流が流れないようにすることができる。これによって、スミアが発生しないようにすることができる。
[第4の実施形態]
図21および図22は、第4の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB2を表わす図である。
カラムADC回路181は、第3の実施形態と同様に、対応するカラムに対応して設けられた複数のADC81(1)〜ADC81(m)を備える。
補正電流回路SB2は、演算増幅器ODと、NMOSトランジスタNA,NBと、PMOSトランジスタPA,PBとを備える。
補正電流回路SB2は、第jカラムに対して、NMOSトランジスタN1(j)と、スイッチ回路SWC(j)とを備える。スイッチ回路SWC(j)は、第2系統の補正電流用スイッチSw1jcalと、第1系統の補正電流用スイッチSw2jcalとを備える。スイッチ回路SWC(j)は、第3の実施形態と同様である。
PMOSトランジスタPAとPMOSトランジスタPBは、カレントミラー回路CR1を構成する。NMOSトランジスタNBとNMOSトランジスタN1(j)(j=1〜m)は、カレントミラー回路CR2(j)を構成する。
演算増幅器ODの非反転入力端子は、ランプ信号源23と接続される。演算増幅器ODの反転入力端子は、ノードNDXと接続される。演算増幅器ODの出力端子は、NMOSトランジスタNAのゲートと接続される。
PMOSトランジスタPAのドレインおよびゲートは、ノードNDAに接続される。PMOSトランジスタPBのゲートは、ノードNDAと接続される。NMOSトランジスタNAのドレインは、ノードNDAと接続される。PMOSトランジスタPAのソースおよびPMOSトランジスタPAのソースは、電圧VDDの電源と接続される。
容量素子C4は、ノードNDXと接地電源と接続される。
NMOSトランジスタNAのソースは、ノードNDXと接続される。
PMOSトランジスタPBのドレインは、ノードNDYと接続される。
NMOSトランジスタNBのドレインおよびゲートは、ノードNDYに接続される。NMOSトランジスタNBのソースは接地電源に接続される。
NMOSトランジスタN1(j)のゲートは、ノードNDYに接続される。
NMOSトランジスタN1(j)のドレインは、第jカラムのスイッチSw1jcalおよびスイッチSw2jcalと接続される。NMOSトランジスタN1(j)のソースは接地電源に接続される。
次に、ランプ電流の流れを説明する。
ランプ信号源23から演算増幅器ODの非反転入力端子にランプ信号RAMPが送られると、NMOSトランジスタNAのドレインに容量素子C1とC2に流れる電流と同じ大きさの補正電流I1が流れる。NMOSトランジスタNAのドレインに流れる補正電流I1がカレントミラー回路CR1で複製されて、カレントミラー回路CR2(j)に供給される。カレントミラー回路CR2(j)は、供給される補正電流I1を複製する。その結果、第jカラムのスイッチ回路SWC(j)からNMOSトランジスタN1(j)に補正電流I1が流れる。これによって、ランプ信号源23から基準電圧線に電流が流れないようにすることができる。
第4の実施形態でも、第3の実施形態と同様に、基準電圧線にランプ電流が流れないので、スミアの発生を回避することができる。
[第5の実施形態]
図23および図24は、第5の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB3を表わす図である。
カラムADC回路181は、第3および第4の実施形態と同様に、対応するカラムに対応して設けられた複数のADC81(1)〜ADC81(m)を備える。
補正電流回路SB3は、逆ランプ信号源35と、演算増幅器ODと、NMOSトランジスタNA,NBと、容量素子C4とを備える。
補正電流回路SB3は、第jカラムに対応して、スイッチ回路SWC(j)と、NMOSトランジスタN1(j)とを備える。スイッチ回路SWC(j)は、スイッチSw1jcalと、スイッチSw2jclとを備える。スイッチ回路SWC(j)は、第3および第4の実施形態と同様である。
NMOSトランジスタNBとNMOSトランジスタN1(j)は、カレントミラー回路CR(j)を構成する。
容量素子C4は、電圧VDDの電源と、ノードNDZとの間に配置される。
演算増幅器ODの非反転入力端子は、逆ランプ信号源35と接続される。演算増幅器ODの反転入力端子は、ノードNDZと接続される。演算増幅器ODの出力端子は、NMOSトランジスタNAのゲートと接続される。
NMOSトランジスタNBのドレインおよびゲートは、ノードNDWに接続される。NMOSトランジスタN1(j)のゲートは、ノードNDWに接続される。NMOSトランジスタNBのソースは、接地電源に接続される。
NMOSトランジスタN1(j)のドレインは、第jカラムのスイッチ回路SWC(j)と接続される。NMOSトランジスタN1(j)のソースは、接地電源に接続される。
次に、ランプ電流の流れを説明する。
逆ランプ信号源35から演算増幅器ODの非反転入力端子に逆ランプ信号R−RAMPが送られると、NMOSトランジスタNAのドレインに容量素子C1と容量素子C2に流れる電流と同じ大きさの補正電流I1が流れる。NMOSトランジスタNAのドレインに流れる補正電流I1がカレントミラー回路CR(1)で複製されて、NMOSトランジスタN1(j)に補正電流I1が流れる。これによって、基準電圧線BL、TLにランプ電流が流れないようにすることができる。
第5の実施形態でも、第3および第4の実施形態と同様に、基準電圧線にランプ電流が流れないので、画面の一部に高照度部分があつた場合のスミアを抑制することができる。
[第6の実施形態]
図25および図26は、第6の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路181および補正電流回路SB4を表わす図である。
カラムADC回路181は、第3の実施形態と同様に、対応するカラムに対応して設けられた複数のADC81(1)〜ADC81(m)を備える。
補正電流回路SB4が、第4の実施形態の補正電流回路SB2と相違する点は、第jカラムに対応してPMOSトランジスタP1(j)を備える点である。
補正電流回路SB4は、下位ビット判定時にランプ信号源23のランプ信号の出力によって、容量DA変換器DA1を流れる電流が、基準電源21,22およびランプ信号源23に流れないように、補正電流が流れる経路を形成する。
PMOSトランジスタP1(j)のソースは、電圧VDDの電源と接続される。PMOSトランジスタP1(j)のゲートは、ノードNDAと接続される、PMOSトランジスタP1(j)のドレインは、ランプ信号線RLのノードNDB(j)と接続される。
PMOSトランジスタPAと、PMOSトランジスタP1(j)とは、カレントミラー回路CR3(j)を構成する。
よって、PMOSトランジスタPAに補正電流が流れると、PMOSトランジスタP1(j)に同じ大きさの補正電流が流れ、この補正電流がランプ信号線RLのノードNDB(j)を通って、比較器CMの入力端子(+)の方向へ流れる。その結果、ランプ信号源23からランプ信号線RLに電流が流れないようにすることができる。
図27は、第6の実施形態のランプ信号線および基準電圧線のランプ電流の流れを表わす図である。
補正電流回路SB4が出力された補正電流が、第jカラムの容量素子CCjを通じて、ランプ信号線RL、基準電圧線BLまたは基準電圧線TLへ流れずに、補正電流回路SB4へ入力される。これによって、ランプ信号線RL,基準電圧線BLおよび基準電圧線TLの電位がカラムごとに相違しないようにすることができる。
第6の実施形態でも、第3〜第5の実施形態と同様に、基準電圧線BL,TLにランプ電流が流れないので、画面の一部に高照度部分があつた場合のスミアを抑制することができる。
ランプ信号線RLに電流が流れると、ランプ信号線RLの抵抗によってランプ信号の振幅が、ランプ信号源23からから遠ざかる程小さくなる。その結果、ランプ信号源23から遠いほど右側のカラムほどAD変換のゲインが高くなり、画像の左右方向にシェーディングが発生する。これに対して、第6の実施形態では、ランプ信号線RLにランプ電流が流れないので、AD変換のゲインの位置依存性をなくして、画像のシェーディングを抑制することができる。
[第7の実施形態]
図28および図29は、第7の実施形態における画素アレイ8、カラムADC回路185および補正電流回路SB5を表わす図である。
カラムADC回路185は、対応するカラムに対応して設けられた複数のADC85(1)〜ADC85(m)を備える。
ADC85(j)は、シングルスコープ型のADCである。
ADC85(j)は、比較器CMと、容量DA変換器DA6(j)と、SwS/Hjと、Swfjとを備える。ADC85(i)は、さらに、制御論理部CL2と、カウンタCT2とを備える。
ランプ信号源23、クロック源24は、第3の実施形態と同様である。
基準電源20は、基準電圧VREF1を出力する。
基準電源29は、基準電圧VREF2を出力する。
基準電源20と比較器CMの入力端子(−)との間に容量素子C4jが配置される。
比較器CMの入力端子(−)と、比較器CMの出力端子との間にスイッチSwfjが配置される。
容量DA変換器DA6(j)は、基準電圧用容量素子C1j,C2jと、ランプ信号用容量素子C3jと、スイッチSw1j,Sw2jとを備える。
容量DA変換器DA6(j)は、画素が受光した光の光量に応じたレベルの画素信号である撮像信号の全ビット判定時に、容量素子C3jとランプ信号源23とを接続し、容量DA変換器DA6(j)は、容量素子C1j,C2jと基準電源29との接続を調整するとによって、比較信号を生成する。容量素子C1j,C2jと基準電源29との接続を調整することによって、比較信号の振幅が調整できる。
入力端子25と比較器CMの入力端子(+)との間に、入力端子(+)に近い方からノードNX1と、ノードNX2と、ノードNX3とが設けられる。
ノードNX1とノードNX4との間に容量素子C1jとスイッチSw1jとが直列に接続される。ノードNX2とノードNX5との間に容量素子C2jとスイッチSw2jとが直列に接続される。ノードNX3とノードNDB(j)との間に容量素子C3jが配置される。ノードNDB(j)は、ランプ信号線RLを通じてランプ信号源23と接続される。ノードNX3と入力端子25との間にスイッチSwS/Hjが配置される。
容量素子C1j、C2j,C3jには、比較器CMによる比較動作の前に撮像信号に応じた電荷が転送される。容量素子C4jには、比較器CMによる比較動作の前に画素のリセットレベルに応じた電荷が転送される。
スイッチSw1j,Sw2jは、基準電圧線VRLを通じて、基準電源29と接続される。
比較器CMの入力端子(+)には、容量DA変換器DA6(j)からの比較信号が入力され、入力端子(−)には、画素のリセットレベルの画素信号が入力される。比較器CMは、入力端子(+)の電圧の大きさが、入力端子(−)の電圧の大きさ以上のときに、「1」(ハイレベル)を出力し、入力端子(+)の電圧の大きさが入力端子(−)の電圧の大きさ未満のときに、「0」(ロウレベル)を出力する。
カウンタCT2は、クロックCLKに従って、撮像信号の全ビットを表わすカウンタ値をインクリメントする。
制御論理部CL2は、比較器CMの出力Vcoutが「0」から「1」かに応じて、カウンタCT2を制御する。制御論理部CL2は、比較器CM2の出力に基づいて、カウンタCT2にカウントさせる。
補正電流回路SB5が、第6の実施形態の補正電流回路SB4と相違する点は、以下である。
補正電流回路SB5は、スイッチ回路SWC(j)の代わりに、スイッチSw(j)を備える。補正電流回路SB5は、容量素子C1cal,C2calと、スイッチSw1cal,Sw2calとを備える。
容量素子C3calは、接地電源ではなく、ノードNYと接続される。
ノードNYと接地電源との間には、容量素子C2calとスイッチSw2calとが直列に接続される。ノードNYと接地電源との間には、容量素子C1calとスイッチSw1calとが直列に接続される。
スイッチSw11〜Sw1m、Sw1calは、同期してオン/オフする。スイッチSw21〜Sw2m、Sw2calは、同期してオン/オフする。
補正電流回路SB5は、撮像信号の全ビット判定時に、ノードNDB(j)に補正電流を出力するとともに、スイッチSw1jとスイッチSw2jのいずれかに流れた電流が補正電流として入力されるように構成される。
図30は、第7の実施形態のADC85の動作を表わすタイミング図である。
RSパルスによって、画素がリセットされる。
制御論理部CL2は、スイッチSw1j、Sw1calをオンに、スイッチSw(j)をオンにする。制御論理部CL2は、スイッチSw2j、Sw2calをオフにする。
制御論理部CL2は、スイッチSwS/Hjを一定時間オンにして、容量素子C1j,C2j,C3jに画素のリセットレベルをサンプルホールドさせる。また、制御論理部CL2は、スイッチSwfjを一定間オンにして、容量素子C4jにリセットレベルをサンプルホールドする。
次に、Txパルスによって、フォトダイオードPDの露光電荷がFD容量に転送され、画素から撮像信号Sigが出力される。制御論理部CL2は、スイッチSwS/Hjを一定時間オンにして、容量素子C1j,C2j,C3jに画素の撮像信号Sigのレベルをサンプルホールドさせる。
ランプ信号源23は、ランプ信号RAMPを出力するが、ランプ信号線RLにランプ電流は、流れない。
補正電流回路SB5から出力された補正電流が、ノードNDB(j)、容量素子C3jを通じて、比較器CMの入力端子(+)の方向へ流れる。スイッチSw1jを流れた補正電流が、補正電流回路SB5に入力される。
制御論理部CL2は、クロック源24から出力されるクロックCLKをカウンタCT2に供給させる。
比較器CMは、ランプ信号RAMPの変化に応じて変化する入力端子(+)の入力電圧Vin+が入力端子(−)の電圧Vin−よりも大きくなったときに、「1」を出力する。制御論理部CL2は、比較器CMの出力が「1」となったときに、カウンタCT2にカウントを停止させる。
第7の実施形態では、第6の実施形態と同様に、基準電圧線およびランプ信号線にランプ電流が流れないので、スミアおよびシェーディングの発生を抑制することができる。
[第8の実施形態]
第3の実施形態では、容量DA変換器の容量を切り替えることによって撮像信号の上位1ビットを判定したが、容量DA変換器の容量を切り替えることによって判定される上位ビット数は1に限定されない。本実施の形態は、容量DA変換器の容量の切替えによって、撮像信号の上位2ビットを判定する構成に関する。
図31は、第8の実施形態のADC86および補正電流回路SB7を表わす図である。
第8の実施形態のADC86が、第3の実施形態のADC81と相違する点は、容量DA変換器DA1の代わりに、容量DA変換器DA7を備える点である。
容量DA変換器DA7は、第1系統のスイッチSw2,Sw4,Sw6,Sw8と、第2系統のスイッチSw1,Sw3,Sw5,Sw7と、ランプ信号源用のスイッチSw9と、容量素子C1〜C4とを備える。
入力端子25と比較器CMの入力端子(+)との間に、入力端子(+)に近い方から順番にノードNX1、NX2、NX3、NX4が設けられる。
ノードNX1とノードNX5との間に容量素子C1が配置される。ノードNX2とノードNX6との間に容量素子C2が配置される。ノードNX3とノードNX7との間に容量素子C3が配置される。ノードNX4とノードNX8との間に容量素子C4が配置される。ノードNX5は、スイッチSw1、Sw2の一方の端子に接続される。ノードNX6は、スイッチSw3、Sw4の一方の端子に接続される。ノードNX7は、スイッチSw5、Sw6の一方の端子に接続される。ノードNX8は、スイッチSw7、Sw8、Sw9の一方の端子に接続される。スイッチSw1の他方の端子は、基準電圧線BLを通じて、基準電源22と接続される。スイッチSw2の他方の端子は、基準電圧線TLを通じて、基準電源21と接続される。スイッチSw3の他方の端子は、基準電圧線BLを通じて、基準電源22と接続される。スイッチSw4の他方の端子は、基準電圧線TLを通じて、基準電源21と接続される。スイッチSw5の他方の端子は、基準電圧線BLを通じて、基準電源22と接続される。スイッチSw6の他方の端子は、基準電圧線TLを通じて、基準電源21と接続される。スイッチSw9の他方の端子は、ランプ信号線RLを通じて、ランプ信号源23と接続される。
補正電流回路SB7は、逆ランプ信号源35と、スイッチ回路SWC1、SWC2、SWC3と、容量素子C1cal、C2cal、C3calとを備える。
スイッチ回路SWC1は、第2系統の補正電流用スイッチSw1calと、第1系統の補正電流用スイッチSw2calとを備える。
スイッチ回路SWC2は、第2系統の補正電流用スイッチSw3calと、第1系統の補正電流用スイッチSw4calとを備える。
スイッチ回路SWC3は、第2系統の補正電流用スイッチSw5calと、第1系統の補正電流用スイッチSw6calとを備える。
スイッチSw1calの一端は、スイッチSw1と接続される。スイッチSw2calの一端は、スイッチSw2と接続される。スイッチSw3calの一端は、スイッチSw3と接続される。スイッチSw4calの一端は、スイッチSw4と接続される。スイッチSw5calの一端は、スイッチSw5と接続される。スイッチSw6calの一端は、スイッチSw6と接続される。
スイッチSwjcalと、スイッチSwjとは、下位ビットの判定時には、同期してオン/オフする。j=1〜6である。
スイッチSw1calの他端およびスイッチSw2calの他端は、容量素子C1calの一端と接続され、容量素子C1calの他端は、逆ランプ信号源35と接続される。
スイッチSw3calの他端およびスイッチSw4calの他端は、容量素子C2calの一端と接続され、容量素子C2calの他端は、逆ランプ信号源35と接続される。
スイッチSw5calの他端およびスイッチSw6calの他端は、容量素子C3calの一端と接続され、容量素子C3calの他端は、逆ランプ信号源35と接続される。
ランプ信号源23は、VRBからVRTまで、傾きKで増加するランプ信号RAMPを出力する。逆ランプ信号源35は、CRTからVRBまで、傾きKで減少する逆ランプ信号R−RAMPを出力する。これによって、下位ビット判定時に、スイッチSwjにランプ電流が流れる場合には、スイッチSwjから出力されたランプ電流がスイッチSwjcalに流れる。
容量DA変換器の容量を切り替えることによって、撮像信号の上位2ビットが判定される。ランプ信号源23から出力されるランプ信号RAMPを用いて、撮像信号の下位ビットが判定される。
下位ビット判定時に、ランプ信号源23からランプ信号RAMPが出力されると同時に、逆ランプ信号源35から逆ランプ信号R−RAMPが出力される。ランプ信号源23からランプ信号線RLを通じてADC86に供給されるランプ電流が、基準電圧線BL、TLに流れ込まずに、補正電流回路SB7を通って、逆ランプ信号源35に流れる。
本実施の形態では、第3の実施形態と同様に。基準電圧線にランプ電流が流れないようにすることができるので、スミアの発生を抑制することができる。
[第9の実施形態]
ADCは、画像信号が比較器の入力端子(−)に入力されずに、比較器の入力端子(+)に入力されるものであってもよい。本実施の形態では、画像信号が比較器の入力端子(+)に入力されるADCに関する。
図32は、第9の実施形態のADC87および補正電流回路SB9を表わす図である。
第9の実施形態のADC89が、第3の実施形態のADC81と相違する点について説明する。
ランプ信号源123は、時間の経過に伴って電位が一定の傾きKで減少するランプ信号RAMPを出力する。
入力端子25は、比較器CMの入力端子(+)に直接接続される。
比較器CMの入力端子(−)と、比較器CMの出力端子との間にスイッチSwfが配置される。比較器CMの入力端子(−)に近い方からノードNX2と、ノードNX1とが設けられる。
容量DA変換器DA1は、容量素子C1,C2と、第1系統のスイッチSw2,Sw4と、第2系統のスイッチSw1,Sw3と、ランプ信号源用のスイッチSw5とを備える。
ノードNX2とノードNX4との間に容量素子C1が配置される。ノードNX1と、ノードNX3との間に容量素子C2が配置される。
ノードNX3は、スイッチSw5、Sw4、Sw3の一方の端子に接続される。スイッチSw5の他方の端子は、ランプ信号線RLを通じて、ランプ信号源23と接続される。スイッチSw4の他方の端子は、基準電圧線TLを通じて、基準電源21と接続される。スイッチSw3の他方の端子は、基準電圧線BLを通じて、基準電源22と接続される。
ノードNX4は、スイッチSw1、Sw2の一方の端子に接続される。スイッチSw2の他方の端子は、基準電圧線TLを通じて、基準電源21と接続される。スイッチSw1の他方の端子は、基準電圧線BLを通じて、基準電源22と接続される。
容量素子C1およびC2には、比較器CMによる比較動作の前にサンプルホールドされたリセットレベルに応じた電荷が転送される。
比較器CMの比較動作時において、比較器CMの入力端子(+)には、撮像信号が入力され、容量DA変換器DA1からの比較信号が入力される。
比較器CMは、入力端子(+)の電圧の大きさが、入力端子(−)の電圧の大きさ以上のときに、「1」(ハイレベル)を出力し、入力端子(+)の電圧の大きさが入力端子(−)の電圧の大きさ未満のときに、「0」(ロウレベル)を出力する。
補正電流回路SB9が、第3の実施形態の補正電流回路SBと相違する点は、以下である。
逆ランプ信号源125は、時間の経過に伴って電位が一定の傾きKで増加する逆ランプ信号R−RAMPを出力する。
スイッチSw1とスイッチSw1calとがオンのときには、補正電流回路SB9から出力された補正電流が、スイッチSw1calおよびスイッチSw1を介して、比較器CMの入力端子(−)の方向に流れる。スイッチSw2とスイッチSw2calとがオンのときには、補正電流回路SB9から出力された補正電流が、スイッチSw2calおよびスイッチSw12介して、比較器CMの入力端子(−)の方向に流れる。
図33は、第9の実施形態のADC87の動作を表わすタイミングチャートである。
図33のタイミングチャートが、図17のタイミングチャートと相違する点について説明する。
下位ビット判定時に、ランプ信号源123から一定の傾きKで減少するランプ信号RAMPが出力されると同時に、逆ランプ信号源125から一定の傾きKで増加する逆ランプ信号R−RAMPが出力される。
本実施の形態でも、逆ランプ信号源125から出力される補正電流が、基準電圧線に流れずに、ADC87に流れる。ADC87から出力された電流がランプ信号源23に流れる。これによって、基準電圧線にランプ電流が流れないようにすることができる。
本実施の形態でも、第3の実施形態と同様に、基準電圧線にランプ電流が流れないようにすることができるので、スミアの発生を抑制することができる。
[第10の実施形態]
図34は、第10の実施形態のADC88および補正電流回路SBを表わす図である。
ADC88が、第9の実施形態のADC87と相違する点は、以下である。
ADC87は、基準電源21と、演算増幅器OPと、容量素子CA、CBを備える。
入力端子25と、演算増幅器OPの反転入力端子との間に、容量素子CAが配置される。演算増幅器OPの非反転入力端子には、基準電源20が接続される。演算増幅器OPの出力端子は、比較器CMの入力端子(+)と接続される。演算増幅器OPの反転入力端子と演算増幅器OPの出力端子との間に、容量素子CBが配置される。
ランプ信号源23は、時間の経過に伴って電位が一定の傾きKで増加するランプ信号RAMPを出力する。
補正電流回路SBは、第3の実施形態の補正電流回路SBと同様である。
逆ランプ信号源35は、時間の経過に伴って電位が一定の傾きKで減少する逆ランプ信号R−RAMPを出力する。
本実施の形態のランプ電流および補正電流の流れは、第3の実施形態と同様である。
図35は、第10の実施形態のADC88の動作を表わすタイミングチャートである。
図35のタイミングチャートが、図33のタイミングチャートと相違する点について説明する。
下位ビット判定時に、ランプ信号源23から一定の傾きKで増加するランプ信号RAMPが出力されると同時に、逆ランプ信号源35から一定の傾きKで減少する逆ランプ信号R−RAMPが出力される。
本実施の形態では、第3の実施形態と同様にランプ信号源23から出力されるランプ電流がADCへ流れ、ADCから出力されるランプ電流が基準電圧線に流れずに、補正電流回路を通って逆ランプ信号源に流れる。本実施の形態でも、第3の実施形態と同様に、基準電圧線にランプ電流が流れないようにすることができるので、スミアの発生を抑制することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 画素電流源、3,181,185,602 カラムADC回路、5 水平転送回路、6 タイミング生成回路、7 垂直制御部、8,601 画素アレイ、9 デジタル信号処理器、20,21,22,29,604 基準電源、23,123,607 ランプ信号源、24 クロック源、25 入力端子、35,125 逆ランプ信号源、51 ズームレンズ、52 固定レンズ、53 フォーカスレンズ、54,55 アクチュエータ、59 レンズモジュール、200,220,600 固体撮像装置、222 モニタ、223 記憶装置、224 制御マイコン、500 カメラシステム、603,SB,SB2,SB3,SB4,SB5,SB7,SB9 補正電流回路、605,CM,CM2 比較器、606,DA,DA1,DA6,DA7 容量DA変換器、609,VEL 垂直信号線、BL,TL,VRL 基準電圧線、CL,CL2 制御論理部、CR,CR1,CR2,CR3 カレントミラー回路、CT,CT2 カウンタ、FD フローティングディフュージョン、221 信号処理LSI、MD,MR,MS,MT,N1,NA,NB,P1,PA,PB トランジスタ、OD,OP 演算増幅器、P 画素、PD フォトダイオード、RA 上位ビットラッチ回路、RL ランプ信号線、Ri,Si,Ti 画素制御線、SL 合成論理部、C1,C1j,C1,C1cal,C2j,C2,C2cal,C3j,C3cal,C3,C4,C4j,CA,CB,CCj,C1cal,C1cal,Ccal,Cjcal,Cmcal 容量素子、SwS/H,SwS/H1〜SwS/Hm,Sw,Sw1,Sw11〜Sw1m,Sw2,Sw21〜Sw2m,Sw3,Sw4,Sw5,Sw6,Sw7,Sw8,Sw9,Sw11,Swf,Swf1〜Swfm,Sw1cal,Sw11cal〜Sw1mcal,Sw2cal,Sw21cal〜Sw2mcal,Sw3cal,Sw31cal〜Sw3mcal,Sw4cal,Sw41cal〜Sw4mcal,Sw5cal,Sw6cal,スイッチ。

Claims (14)

  1. 固体撮像装置であって、
    時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を出力するランプ信号源と、
    基準電圧を出力する基準電源と、
    ロウ方向およびカラム方向に配置された複数の画素を含む画素アレイと、
    各々が、対応するカラムに対応して設けられ、対応するカラムの画素から出力された信号を伝送する複数の垂直信号線と、
    前記複数の垂直信号線を介して伝送された信号を並列にAD変換するカラムADC回路とを備え、
    前記カラムADC回路は、各々が、対応するカラムに対して設けられた複数のAD変換器を備え、
    前記AD変換器は、
    前記ランプ信号源および前記基準電源に接続され、比較信号を生成する容量DA変換器と、
    前記比較信号に基づいて、前記画素が受光した光の光量を表わす撮像信号のレベルを判定するための比較器とを含み、
    前記固体撮像装置は、
    前記ランプ信号源の前記ランプ信号の出力によって前記容量DA変換器に流れる電流が前記基準電源に流れないように、補正電流が流れる経路を形成する補正電流回路とを備えた、固体撮像装置。
  2. 前記ランプ信号源は、前記撮像信号の下位ビット判定時に、前記ランプ信号を出力し、
    前記容量DA変換器は、複数の容量素子を含み、前記撮像信号の上位ビット判定時に前記複数の容量素子と前記基準電源との接続を切り換えることにより前記比較信号を変化させ、前記撮像信号の下位ビット判定時に、前記複数の容量素子の1つと前記ランプ信号源とを接続することにより前記比較信号を生成し、
    前記補正電流回路は、前記下位ビット判定時に、前記補正電流が流れる経路を形成する、請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記基準電源として、第1の基準電源と第2の基準電源とを備え、
    前記複数の容量素子の各々は、前記比較器の第1の入力端子に接続される配線に設けられた複数のノードのうちの対応するノードと接続され、
    前記容量DA変換器は、
    各々が、前記複数の容量素子のうちの1つと、前記第1の基準電源との間に接続された複数の第1系統のスイッチと、
    各々が、前記複数の容量素子のうちの1つと、前記第2の基準電源との間に接続された複数の第2系統のスイッチと、
    前記複数の容量素子のうち1つの容量素子と、前記ランプ信号源との間に配置されたランプ信号源用のスイッチとを含み、
    前記補正電流回路は、前記下位ビット判定時に、前記第1系統のスイッチまたは前記第2系統のスイッチに流れた電流が前記補正電流として入力されるように構成される、請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 前記補正電流回路は、
    前記下位ビット判定時に、前記ランプ信号と逆の傾きの逆ランプ信号を出力する逆ランプ信号源と、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、前記逆ランプ信号源と接続される複数の補正電流用容量素子と、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、対応するカラムの前記容量DA変換器の対応する前記第1系統のスイッチおよび対応する前記補正電流用容量素子と接続される複数の第1系統の補正電流用スイッチと、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、対応するカラムの前記容量DA変換器の対応する前記第2系統のスイッチおよび対応する前記補正電流用容量素子と接続される複数の第2系統の補正電流用スイッチと、
    同一のカラムの前記第1系統の補正電流用スイッチと、前記第1系統の補正電流用スイッチと対応する前記第1系統のスイッチとは、前記下位ビット判定時に同期して開閉し、同一のカラムの前記第2系統の補正電流用スイッチと、前記第2系統の補正電流用スイッチと対応する前記第2系統のスイッチとは、前記下位ビット判定時に同期して開閉する、請求項3記載の固体撮像装置。
  5. 前記補正電流回路は、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、対応するカラムの前記容量DA変換器の前記第1系統のスイッチと接続される複数の第1系統の補正電流用スイッチと、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、対応するカラムも前記容量DA変換器の前記第2系統のスイッチと接続される複数の第2系統の補正電流用スイッチと、
    一端が接地電源と接続される容量素子と、
    前記ランプ信号源と接続される非反転入力端子と、前記容量素子の他端と接続される反転入力端子とを有する演算増幅器と、
    前記容量素子の他端と接続され、前記演算増幅器の出力を受ける第1のNMOSトランジスタと、
    前記第1のNMOSトランジスタと接続され、第1および第2のPMOSトランジスタで構成される第1のカレントミラー回路と、
    前記第1のカレントミラー回路および前記接地電源と接続される第2のNMOSトランジスタと、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、前記第2のNMOSトランジスタと第2のカレントミラー回路を構成し、前記接地電源、対応するカラムの前記第1系統の補正電流用スイッチおよび前記第2系統の補正電流用スイッチと接続される複数の第3のNMOSトランジスタとを備え、
    同一のカラムの前記第1系統の補正電流用スイッチと、前記第1系統の補正電流用スイッチと対応する前記第1系統のスイッチとは、前記下位ビット判定時に同期して開閉し、同一のカラムの前記第2系統の補正電流用スイッチと、前記第2系統の補正電流用スイッチと対応する前記第2系統のスイッチとは、前記下位ビット判定時に同期して開閉する、請求項3記載の固体撮像装置。
  6. 前記補正電流回路は、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、対応するカラムの前記容量DA変換器の前記第1系統のスイッチと接続される複数の第1系統の補正電流用スイッチと、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、対応するカラムの前記容量DA変換器の前記第2系統のスイッチと接続される第2系統の補正電流用スイッチと、
    前記撮像信号の下位ビット判定時に、前記ランプ信号と逆の傾きの逆ランプ信号を出力する逆ランプ信号源と、
    一端が所定の電圧の電源と接続された容量素子と、
    前記逆ランプ信号源と接続される非反転入力端子と、前記容量素子の他端と接続される反転入力端子とを有する演算増幅器と、
    前記容量素子の他端と接続され、前記演算増幅器の出力を受ける第1のNMOSトランジスタと、
    前記第1のNMOSトランジスタおよび接地電源と接続される第2のNMOSトランジスタと、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、前記第2のNMOSトランジスタとカレントミラー回路を構成し、前記接地電源、対応するカラムの前記第1系統の補正電流用スイッチおよび前記第2系統の補正電流用スイッチと接続される複数の第3のNMOSトランジスタとを備え、
    同一のカラムの前記第1系統の補正電流用スイッチと、前記第1系統の補正電流用スイッチと対応する前記第1系統のスイッチとは、前記下位ビット判定時に同期して開閉し、同一のカラムの前記第2系統の補正電流用スイッチと、前記第2系統の補正電流用スイッチと対応する前記第2系統のスイッチとは、前記下位ビット判定時に同期して開閉する、請求項3記載の固体撮像装置。
  7. 前記補正電流回路は、前記下位ビット判定時に前記ランプ信号源の前記ランプ信号の出力によって、前記容量DA変換器を流れる電流が、前記基準電源および前記ランプ信号源に流れないように、前記補正電流が流れる経路を形成する、請求項2記載の固体撮像装置。
  8. 前記基準電源として、第1の基準電源と第2の基準電源とを備え、
    前記複数の容量素子の各々は、前記比較器の第1の入力端子が接続される配線に設けられた複数のノードのうちの対応するノードと接続され、
    前記容量DA変換器は、
    各々が、前記複数の容量素子のうちの1つと、前記第1の基準電源との間に接続された複数の第1系統のスイッチと、
    各々が、前記複数の容量素子のうちの1つと、前記第2の基準電源との間に接続された複数の第2系統のスイッチと、
    前記複数の容量素子のうち1つの容量素子と、前記ランプ信号源との間に配置されたランプ信号源用のスイッチとを含み、
    前記補正電流回路は、前記下位ビット判定時に、前記第1系統のスイッチまたは前記第2系統のスイッチに流れた電流が前記補正電流として入力され、かつ前記ランプ信号源と前記ランプ信号源用のスイッチとの間のノードに前記補正電流を出力するように構成される、請求項7記載の固体撮像装置。
  9. 前記補正電流回路は、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、対応するカラムの前記容量DA変換器の前記第1系統のスイッチと接続される複数の第1系統の補正電流用スイッチと、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、対応するカラムの前記容量DA変換器の前記第2系統のスイッチと接続される複数の第2系統の補正電流用スイッチと、
    一端が接地電源と接続される容量素子と、
    前記ランプ信号源と接続される非反転入力端子と、前記容量素子の他端と接続される反転入力端子とを有する演算増幅器と、
    前記容量素子の他端と接続され、前記演算増幅器の出力を受ける第1のNMOSトランジスタと、
    前記第1のNMOSトランジスタと接続され、第1および第2のPMOSトランジスタで構成される第1のカレントミラー回路と、
    前記第1のカレントミラー回路および前記接地電源と接続される第2のNMOSトランジスタと、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、前記第2のNMOSトランジスタと第2のカレントミラー回路を構成し、前記接地電源、対応するカラムの前記第1系統の補正電流用スイッチおよび前記第2系統の補正電流用スイッチと接続される複数の第3のNMOSトランジスタと、
    各々が、対応するカラムに対して設けられ、前記第1のPMOSトランジスタと第3のカレントミラー回路を構成し、前記ランプ信号源と対応するカラムの前記ランプ信号源用のスイッチとの間のノードに接続される複数の第3のPMOSトランジスタとを備え、
    同一のカラムの前記第1系統の補正電流用スイッチと、前記第1系統の補正電流用スイッチと対応する前記第1系統のスイッチとは、前記下位ビット判定時に同期して開閉し、同一のカラムの前記第2系統の補正電流用スイッチと、前記第2系統の補正電流用スイッチと対応する前記第2系統のスイッチとは、前記下位ビット判定時に同期して開閉する、請求項8記載の固体撮像装置。
  10. 前記容量DA変換器は、ランプ信号用容量素子および複数の基準電圧用容量素子を含み、前記撮像信号の全ビット判定時に、前記複数の基準電圧用容量素子と前記基準電源との接続を調整し、前記ランプ信号用容量素子と前記ランプ信号源とを接続することによって、前記比較信号を生成し、
    前記補正電流回路は、前記全ビット判定時に、前記補正電流が流れる経路を形成する、請求項1記載の固体撮像装置。
  11. 前記ランプ信号用容量素子および前記複数の基準電圧用容量素子は、前記比較器の第1の入力端子と接続される配線に設けられた複数のノードのうちの対応するノードと接続され、
    前記容量DA変換器は、
    各々が、前記複数の基準電圧用容量素子のうちの1つと、前記基準電源との間に接続された複数のスイッチを含み、
    前記補正電流回路は、前記複数のスイッチのいずれかに流れた電流が前記補正電流として入力されるように構成される、請求項10記載の固体撮像装置。
  12. 固体撮像装置であって、
    時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を出力するランプ信号源と、
    第1の基準電圧を出力する第1の基準電源と、
    第2の基準電圧を出力する第2の基準電源と、
    光電変換した電荷を蓄積する画素がロウ方向およびカラム方向に配置された画素アレイと、
    前記画素から出力された信号をカラムごとに伝送する垂直信号線と、
    前記垂直信号線を介して伝送された信号を並列にAD変換するカラムADC回路とを備え、
    前記カラムADC回路は、
    カラムごとに設けられ、比較信号を生成する容量DA変換器と、
    カラムごとに設けられ、前記比較信号に基づいて、前記画素が受光した光の光量を表わす撮像信号のレベルを判定するための比較器とを含み、
    前記容量DA変換器は、
    各々が、前記比較器の第1の入力端子に接続された配線に設けられた複数のノードのうちの対応するノードと接続される複数の容量素子と、
    各々が、前記複数の容量素子のうちの1つと、前記第1の基準電源との間に接続された複数の第1系統のスイッチと、
    各々が、前記複数の容量素子のうちの1つと、前記第2の基準電源との間に接続された複数の第2系統のスイッチと、
    前記複数の容量素子のうち1つと、前記ランプ信号源との間に配置されたランプ信号源用のスイッチとを含み、
    前記固体撮像装置は、
    前記第1系統のスイッチまたは前記第2系統のスイッチに流れた電流が補正電流として入力されるように構成される補正電流回路を備える、固体撮像装置。
  13. 前記複数の第1系統のスイッチおよび前記複数の第2系統のスイッチは、前記撮像信号の上位ビット判定時に、オンとオフとが切り替えられ、前記撮像信号の下位ビット判定時にオンまたはオフに固定され、
    前記ランプ信号源用のスイッチは、前記上位ビット判定時にオフに設定され、前記下位ビット判定時にオンに設定され、
    上位ビットラッチ回路と、
    下位ビットカウンタと、
    前記上位ビット判定時に、前記複数の第1系統のスイッチおよび前記複数の第2系統のスイッチの状態と、前記比較器の出力とに基づいて、前記上位ビットラッチ回路に上位ビットをラッチさせ、前記下位ビット判定時に、前記比較器の出力に基づいて、前記下位ビットカウンタに下位ビットをカウントさせる制御論理部とを備え、
    前記補正電流回路は、前記下位ビット判定時に、前記補正電流が流れる経路を形成する、請求項12記載の固体撮像装置。
  14. 時間の経過に伴って電位が変化するランプ信号を出力するランプ信号源と、
    基準電圧を出力する基準電源と、
    前記ランプ信号源および前記基準電源に接続され、比較信号を生成する容量DA変換器と、
    前記比較信号に基づいて、画素アレイ内の画素が受光した光の光量に応じたレベルを表わす撮像信号のレベルを判定するための比較器と、
    前記ランプ信号源の前記ランプ信号の出力によって前記容量DA変換器に流れる電流が、前記基準電源に流れないように、補正電流が流れる経路を形成する補正電流回路とを備えた、AD変換器。
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