JP2019197193A - サーボモータ駆動装置及びガルバノ駆動装置、並びにレーザ加工装置 - Google Patents

サーボモータ駆動装置及びガルバノ駆動装置、並びにレーザ加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの軸受の摩耗を早期に検出し得るガルバノ駆動装置を提供する。【解決手段】駆動制御手段5は、判定用駆動信号dpcを出力する判定モードを備え、判定用駆動信号に基づくガルバノミラーの回動状態に基づいて、駆動モータ2の出力軸3の軸受の摩耗度合を検出する摩耗検出手段15と、判定モード時にフィードバック制御部7,8の動作を無効化し、回動状態信号rtを摩耗検出手段15のみに供給する切換手段11,14を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、サーボモータ駆動装置及びサーボモータでガルバノスキャナが駆動されるガルバノ駆動装置、並びにガルバノ駆動装置を備えたレーザ加工装置に関するものである。
レーザ加工装置は、レーザ光源から出力されるレーザ光をガルバノスキャナで2次元的にスキャニングすることで、被加工面上に文字、記号、図形等をマーキングし、あるいは穴あけ、切断等を行う。
ガルバノスキャナは、サーボモータの出力軸の回転に基づいてガルバノミラーが回転され、レーザ光がX−Y平面上においてスキャニングされる。サーボモータの出力軸は、サーボモータのケース内に設けられる軸受(ボールベアリング)に支持されている。
軸受の摩耗は、サーボモータの出力軸の円滑な回転を阻害し、ガルバノスキャナではガルバノミラーの円滑な回動が妨げられて、スキャニング精度が低下する。
そこで、ガルバノミラーの目標の回動位置(角度)と、実際の回動位置(角度)との偏差に基づいてフィードバック制御をかけることにより、実際の回動位置を目標の回動位置に一致させるように制御するようにしたサーボモータ駆動装置が提案されている。
このようなサーボモータ駆動装置に関連する先行技術文献として、特許文献1〜6が知られている。
特開2003−23792号公報 特開2007−32712号公報 特開2003−191083号公報 特開2013−167777号公報 特開平04−127980号公報 特開平09−38787号公報
上記のようなフィードバック制御機能を備えたサーボモータ駆動装置では、軸受の摩耗による出力軸の回転位置の偏差を補正するので、軸受の細かな摩耗度合を判別することは困難である。
従って、フィードバック制御を行いながら、出力軸の目標の回転位置と実際の回転位置との偏差が大きくなると、サーボモータの交換が必要となる。その結果、例えばレーザ加工装置でガルバノスキャナが稼働中にサーボモータの交換が必要となると、その修復作業のために作業効率が低下する。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は駆動モータの軸受の摩耗を早期に検出し得るサーボモータ駆動装置及びガルバノ駆動装置、並びにレーザ加工装置を提供することにある。
上記課題を解決するガルバノ駆動装置は、駆動モータの出力軸の回転によりガルバノミラーを回動させるガルバノ駆動手段と、前記ガルバノ駆動手段に、前記ガルバノミラーをあらかじめ設定された回動位置まで回動させる駆動信号を出力する駆動制御手段と、前記駆動信号に基づく前記ガルバノミラーの回動状態を検出した回動状態信号を出力する回動状態検出手段と、前記駆動信号と前記回動状態信号との偏差を補正するように、前記駆動信号を補正して前記駆動モータに供給するフィードバック制御部とを有するガルバノ駆動装置において、前記駆動制御手段は、判定用駆動信号を出力する判定モードを備え、前記判定用駆動信号に基づく前記ガルバノミラーの回動状態に基づいて前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出する摩耗検出手段と、前記判定モード時に前記フィードバック制御部の動作を無効化し、前記回動状態信号を前記摩耗検出手段のみに供給する切換手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、判定モードではフィードバック制御部の動作が無効化されるので、回動状態信号から駆動モータの軸受の細かな摩耗度合が検出可能となる。
また、上記のガルバノ駆動装置では、前記駆動制御手段は、前記判定モード時に、前記ガルバノミラーの有効回動範囲全域を回動させる判定用駆動信号を出力し、前記摩耗検出手段は、前記判定用駆動信号に基づく回動状態信号に基づいて、前記ガルバノミラーの有効回動範囲全域に亘って摩耗度合を検出することが好ましい。
この構成により、判定モード時には、ガルバノミラーの有効回動範囲の全域に亘って摩耗度合が検出可能となる。
また、上記のガルバノ駆動装置では、前記駆動制御手段は、前記判定モード時に、前記ガルバノミラーを繰り返し回動させる判定用駆動信号を出力し、前記摩耗検出手段は、前記判定用駆動信号に基づく回動状態信号に基づいて、前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出することが好ましい。
この構成により、ガルバノミラーを繰り返し回動させて回動状態信号と基準値を比較するので、摩耗度合の検出精度が向上する。
また、上記のガルバノ駆動装置では、前記駆動制御手段は、前記判定モード時に、前記ガルバノミラーを往復方向に繰り返し回動させる判定用駆動信号を出力し、前記摩耗検出手段は、前記判定用駆動信号に基づく回動状態信号に基づいて、前記ガルバノミラーの往復方向に亘って前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出することが好ましい。
この構成により、ガルバノミラーの往動時及び復動時における出力軸の軸受の摩耗度合を検出することができるので、摩耗度合の検出精度が向上する。
また、上記のガルバノ駆動装置では、前記駆動制御手段は、前記判定用駆動信号として台形波を出力することが好ましい。
この構成により、ガルバノミラーを回動させるトルクを時間的に徐々に増大させ、且つ徐々に減少させて回動状態信号を生成することにより、軽微な摩耗の検出精度が向上する。
また、上記のガルバノ駆動装置では、前記駆動制御手段は、前記駆動信号として前記ガルバノミラーをあらかじめ設定された回動位置まで回動させる駆動位置信号を出力するとともに、前記判定用駆動信号として判定用駆動位置モニタ(観察)信号を出力し、前記摩耗検出手段は、前記回動状態信号として前記判定用駆動位置モニタ(観察)信号に基づく前記ガルバノミラーの回動位置を検出した現在位置信号とあらかじめ設定された基準値とを比較することにより、前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出することが好ましい。
この構成により、判定モードではフィードバック制御部の動作が無効化されるので、現在位置信号から駆動モータの軸受の細かな摩耗度合が検出可能となる。
また、上記のガルバノ駆動装置では、前記駆動制御手段は、電源の投入に続いて前記判定モードに移行することが好ましい。
この構成により、ガルバノ駆動装置の立ち上げ時に摩耗度合を検出可能となるので、摩耗が進んでいる状態でのガルバノ駆動装置及びレーザ加工装置の稼働が防止される。
また、上記のガルバノ駆動装置では、前記駆動制御手段は、電源のシャットダウン時に前記判定モードに移行し、前記摩耗検出手段は、前記判定モードにおける検出結果を記憶する記憶手段と、電源の再投入時に、前記記憶手段に記憶された検出結果を出力する出力手段を備えることが好ましい。
この構成により、電源のシャットダウン時に判定モードに移行して、検出結果を記憶手段に記憶し、電源の再投入時にその検出結果を出力手段で出力するので、摩耗が進んだ状態でのガルバノ駆動装置の稼働が防止可能となる。
また、上記のガルバノ駆動装置では、前記駆動モータの温度を検出した現在温度信号を前記摩耗検出手段に出力する温度検出手段を備え、前記摩耗検出手段は、前記現在温度信号に基づいて、前記現在位置信号と前記基準値のいずれかを温度補正することが好ましい。
この構成により、駆動モータの温度の変化により軸受のグリスの粘度が変化しても、軸受の摩耗度合の検出精度が低下することはない。
上記課題を解決するレーザ加工装置は、レーザ光源から出射されるレーザ光を、上記のいずれか1つに記載のガルバノ駆動装置で回動されるガルバノミラーを介して被加工面に照射することを特徴とする。
この構成により、判定モードではフィードバック制御部の動作が無効化されるので、現在位置信号から駆動モータの軸受の細かな摩耗度合が検出可能となる。駆動モータの交換時期の予測が容易となり、駆動モータの交換は、レーザ加工装置の稼働時以外の時間に行うことが可能となる。
上記課題を解決するサーボモータ駆動装置は、サーボモータと、前記サーボモータを駆動するサーボモータ駆動手段と、前記サーボモータ駆動手段に、駆動信号を出力する駆動制御手段と、前記駆動信号に基づく前記サーボモータの出力軸の回動状態を検出した回動状態信号を出力する回動状態検出手段と、前記駆動信号と前記回動状態信号との偏差を補正するように、前記駆動信号を補正して前記サーボモータに供給するフィードバック制御部とを有するサーボモータ駆動装置において、前記駆動制御手段は、判定用駆動信号を出力する判定モードを備え、前記判定用駆動信号に基づく前記サーボモータの回動状態に基づいて前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出する摩耗検出手段と、前記判定モード時に前記フィードバック制御部の動作を無効化し、前記回動状態信号を前記摩耗検出手段のみに供給する切換手段を備えたことを特徴とする。
この構成により、判定モードではフィードバック制御部の動作が無効化されるので、回動状態信号からサーボモータの軸受の細かな摩耗度合が検出可能となる。
本発明のサーボモータ駆動装置及びガルバノ駆動装置、並びにレーザ加工装置によれば、駆動モータの軸受の摩耗を早期に検出することができる。
第一の実施形態のレーザ加工装置を示すブロック図。 第一の実施形態のレーザ加工装置の通常動作時の構成を示すブロック図。 第一の実施形態のレーザ加工装置の摩耗判定時の構成を示すブロック図。 駆動モータの出力軸の回動範囲を示す説明図。 駆動モータの出力軸の判定モード時の回動範囲を示す説明図。 駆動モータの出力軸の判定モード時の回動動作を示す説明図。 判定用駆動位置モニタ(観察)信号を示す説明図。 判定モード時の現在位置信号を示す説明図。 駆動モータの出力軸の判定モード時の回動動作を示す説明図。 判定用駆動位置モニタ(観察)信号を示す説明図。 レーザ加工装置の動作を示すフローチャート。 レーザ加工装置の動作を示すフローチャート。 第二の実施形態のレーザ加工装置を示すブロック図。 第二の実施形態のレーサ加工装置の通常動作時の構成を示すブロック図。 第二の実施形態のレーザ加工装置の摩耗判定時の構成を示すブロック図。
(第一の実施形態)
以下、レーザ加工装置に搭載されるガルバノ駆動装置の動作を制御するサーボモータ駆動装置の第一の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、レーザ加工装置のブロック図の一例を示す。ガルバノミラー1は、駆動モータ2の出力軸3の回転に基づいて回動され、レーザ光源17から供給されるレーザ光Lを被加工物の加工面に向かって照射する。駆動モータ2は、ケース内に設けられるボールベアリング等の軸受に出力軸3が回転可能に支持され、コイル4に供給される電流に基づいて、出力軸3の回転角及び回転速度が制御される。
レーザ加工動作を制御する駆動制御手段5は、ガルバノミラー1の回動位置を制御する駆動位置信号dpを、加算器6を介して増幅器7及び積分器8に出力する。また、駆動位置信号dpは後記切換器11にも出力される。増幅器7は駆動位置信号dpを増幅して加算器9に出力し、積分器8は駆動位置信号dpの電圧値を積分して加算器9に出力する。
加算器9は、増幅器7、積分器8及び後記速度検出手段10から出力される電圧信号を加算して切換器11に出力する。
切換器11は、駆動制御手段5から出力される制御信号cs1に基づいて切替制御され、加算器9の出力信号と駆動位置信号dpのいずれかをV/I変換器(電圧電流変換器)12に出力する。駆動位置信号dp及び加算器9の出力信号は電圧信号であって、V/I変換器12は駆動位置信号dp若しくは加算器9の出力信号を電流信号に変換して駆動モータ2に駆動電流diとして供給する。
駆動モータ2の出力軸3は、駆動電流diに基づく回転速度及び回転角度で回転される。そして、出力軸3の回転に基づいてガルバノミラー1が回動される。
駆動モータ2には、出力軸3の回転位置(回転角)すなわちガルバノミラー1の回動角を検出する位置検出手段13が設けられている。位置検出手段13は、ガルバノミラー1の回動角を検出して電圧信号である現在位置信号rtに変換する。現在位置信号rtは、ガルバノミラー1の実際の回動状態を検出した回動状態信号となる。
位置検出手段13から出力される現在位置信号rtは、速度検出手段10及び切換器14に出力される。速度検出手段10は、現在位置信号rtを微分することによりガルバノミラー1の回転速度を示す電圧信号を生成し、その電圧信号を加算器9に出力する。
切換器14は、駆動制御手段5から出力される制御信号cs2に基づいて切替制御され、位置検出手段13から出力される現在位置信号rtを加算器6と摩耗検出手段15のいずれかに出力する。制御信号cs2は、駆動モータ2の軸受の摩耗を判定するための判定モード時に、駆動制御手段5から出力され、切換器14は制御信号cs2が入力されると、現在位置信号rtを摩耗検出手段15のみに出力する。
摩耗検出手段15は、現在位置信号rtが切換器14を介して入力されるとき、現在位置信号rtとあらかじめ設定されている基準値とを比較し、その比較結果に基づいて駆動モータ2の軸受の摩耗を検出する。
駆動制御手段5では、レーザ加工装置の起動時あるいはシャットダウン時に判定モードとなるように設定され、判定モード時にはあらかじめ設定された判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcを出力する。
摩耗検出手段15に設定されている基準値は、判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcに基づいて駆動モータ2が作動するとき、摩耗がない状態での現在位置信号rtに対応する数値があらかじめ設定されていて、摩耗検出手段15は基準値と現在位置信号rtとの誤差を検出する。
図4は、判定モード時に判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcに基づいて動作する駆動モータ2の出力軸3及びガルバノミラー1の回転動作の一例を示す。通常、ガルバノミラー1は一定の回動限界角度α1で往復回動可能であり、仕様上の駆動モータ2の出力軸3の回動範囲である有効回動範囲α2は、回動限界角度α1より狭い範囲に設定され、ガルバノミラー1は有効回動範囲α2内で往復回動するように制御される。
判定モードでは、判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcにより回動限界角度α1の範囲で出力軸3を往復回動させ、その状態での現在位置信号rtを摩耗検出手段15に入力して、摩耗度合を検出する。また、図5に示すように、回動限界角度α1より狭い任意の判定角度α3の範囲で往復回動させて摩耗度合を検出してもよい。
また、判定モードでは判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcにより出力軸3及びガルバノミラー1を繰り返し回動させ、その場合の現在位置信号rtに基づいて摩耗検出手段15により摩耗度合を検出する。
具体的には、例えば図6に示すように、回動限界角度α1の範囲でガルバノミラー1を往復回動させることにより繰り返しの回動動作を行う。この時、原点位置xから最大回動位置yまで回動させるとき、ガルバノミラー1の現在位置信号rtに基づいて摩耗度合を検出する。
このとき、例えば図7に示すように、原点位置xから最大回動位置yまでの往動時は、ガルバノミラー1の回動速度が放物線状に増大するような判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcが出力され、位置検出手段13から図8に示すような現在位置信号rtが摩耗検出手段15に出力される。
摩耗検出手段15では、ガルバノミラー1の往動時の現在位置信号rt1に基づいて摩耗度合を判定し、復動時の現在位置信号rt2では摩耗度合を判定しない。
図9は、ガルバノミラー1を往復動作させ、往動時及び復動時の現在位置信号rtに基づいて摩耗度合を判定する場合を示す。この場合には、例えば出力軸3の原点位置xから最大回動位置yまでの往動時と、最大回動位置yから原点位置xまでの復動時の現在位置信号rtが摩耗検出手段15に出力されて摩耗度合が判定される。
この時の判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcは、図10に示すように、電圧レベルが台形状に遷移する信号が駆動制御手段5から出力される。
図1に示すように、駆動モータ2には温度検出手段16が設置されている。温度検出手段16は、駆動モータ2の温度を検出した現在温度信号tmを、摩耗検出手段15に出力する。
摩耗検出手段15は、現在温度信号tmに基づいて基準値を温度補正し、補正した基準値と現在位置信号rtを比較することにより、摩耗度合を検出する。
駆動モータ2の出力軸の軸受に充填されているグリスは、温度によって粘度が変化する。このため、レーザ加工装置の電源投入に続く摩耗度合の判定時には、駆動モータ2の温度が低いため、グリスの粘度が高い。また、レーザ加工装置のシャットダウン処理の開始に続いて行われる摩耗度合の判定時には、駆動モータ2の温度が高いため、グリスの粘度が低い。
摩耗検出手段15は、駆動モータ2の温度の変化に基づいて基準値を温度補正することにより、現在位置信号rtと基準値を比較して摩擦度合を検出するとき、グリスの粘度の影響をなくすように動作する。
次に、上記のように構成されたレーザ加工装置及びガルバノ駆動装置の作用を説明する。
駆動モータ2の軸受の摩耗度合を判定する判定モードは、レーザ加工装置の電源投入時あるいはシャットダウン処理の開始に続いて行われる。
図11は、電源投入に続いて判定モードを開始する場合を示す。同図に示すように、レーザ加工装置に電源が投入されると、判定モードが開始されて摩耗検出手段15で摩耗度合の判定動作が行われ(ステップ1)、判定結果が表示装置に表示される。その後、通常動作に移行して、駆動モータ2によりガルバノミラー1の動作が制御される(ステップ2)。
ステップ1の判定動作時には、図3に示すように、切換器11には駆動制御手段5から判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcが直接に入力される。判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcは、図7あるいは図10に示す信号である。そして、判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcがV/I変換器12で駆動電流diに変換されて、駆動モータ2に供給される。
駆動モータ2は、駆動電流diの供給に基づいて出力軸3が回転駆動され、出力軸3の回転に基づいてガルバノミラー1が回動される。この時、判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcによりガルバノミラー1は有効回動範囲α2あるいは有効回動範囲α2より狭い任意の判定角度α3の範囲で往復回動する。
位置検出手段13は、ガルバノミラー1の回動角を検出した現在位置信号rtを切換器14に出力する。判定モードでは、切換器14は摩耗検出手段15側に切り換えられ、現在位置信号rtは摩耗検出手段15に出力される。
摩耗検出手段15は、現在位置信号rtが入力されると、現在位置信号rtとあらかじめ設定されている基準値とを比較し、その比較結果を検出して表示手段等に出力する。作業者は、その比較結果を確認することにより、駆動モータ2の軸受の摩耗度合が確認可能となる。
ステップ2の通常動作では、図2に示すように、切換器11は加算器9側に切り換えられ、切換器14は加算器6側に切り換えられる。この状態で、駆動制御手段5から駆動位置信号dpが加算器6に出力されると、その駆動位置信号dpが増幅器7、積分器8、加算器9及び切換器14を介してV/I変換器12に供給される。
V/I変換器12は、増幅器7及び積分器8の出力信号の加算値に基づいて駆動電流diを生成して駆動モータ2のコイル4に供給する。駆動モータ2は、駆動電流diの供給に基づいて出力軸3が回転され、ガルバノミラー1が回動される。
ガルバノミラー1が回動されると、位置検出手段13によりガルバノミラー1の回動位置(回動角)を電圧に変換した現在位置信号rtが生成され、速度検出手段10及び切換器14に出力される。
速度検出手段10は、現在位置信号rtに基づいて出力軸3の回転速度に相当する電圧信号を生成し、加算器9に出力する。また、現在位置信号rtは切換器14を経て加算器6に出力する。
このような動作により、ガルバノミラー1の回動角及び回動速度が、駆動位置信号dpによる回動角及び回動速度に一致するようにフィードバック制御が行われる。
図12は、レーザ加工装置の電源をシャットダウンするときに、判定モードを開始する場合を示す。レーザ加工装置に電源が投入されると、通常動作に移行して、駆動モータ2によりガルバノミラー1の動作が制御される(ステップ11)。
通常動作が終了して、シャットダウン動作が開始されると(ステップ12)、判定モードが開始されて摩耗検出手段15で摩耗度合の判定動作が行われる(ステップ13)。ステップ13の判定動作は、図11に示すステップ1の動作と同様である。
判定動作が終了すると、例えば判定結果を摩耗検出手段15にあらかじめ設けられている記憶部(記憶手段)に記憶し、電源再投入時に表示部(出力手段)等で確認可能として、電源を遮断する。
上記のようなレーザ加工装置及びガルバノ駆動装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)判定モードでは、切換器11,14が切り換えられて、駆動制御手段5から出力される駆動位置信号dpと、位置検出手段13で検出された現在位置信号rtとの偏差を補正するフィードバック制御が停止される。この状態で、摩耗検出手段15で現在位置信号rtとあらかじめ設定されている基準値との比較に基づいて、駆動モータ2の出力軸3の軸受の摩耗度合が検出される。従って、細かな摩耗度合を確認することが容易となる。
(2)細かな摩耗度合を確認することができるので、駆動モータ2の最適な交換時期を予測することが容易となる。従って、通常動作時にレーザ加工装置の運転を停止して駆動モータ2を交換する必要はなくなるため、作業効率を向上させることができる。
(3)判定モード時に、駆動制御手段5から出力される判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcでガルバノミラー1が有効回動範囲α2の全域に亘って回動される。従って、ガルバノミラー1の有効回動範囲α2の全域に亘って摩耗度合を検出することができる。
(4)駆動制御手段5から出力される判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcにより、ガルバノミラー1を有効回動範囲α2あるいは判定角度α3で繰り返し回動させることにより、摩耗度合の判定精度を向上させることができる。
(5)駆動制御手段5から出力される判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcでガルバノミラー1を有効回動範囲α2あるいは判定角度α3の範囲で繰り返し往復回動させ、往動時及び復動時の現在位置信号rtに基づいて摩耗判定を行うことができる。従って、往動時あるいは復動時の一方でのみの摩耗判定では検出しにくい摩耗をも検出可能となるので、摩耗度合の判定精度を向上させることができる。
(6)ガルバノミラー1を有効回動範囲α2あるいは判定角度α3の範囲で繰り返し往復回動させるとき、判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcを台形波とした。従って、ガルバノミラー1を回動させるためのトルクを小さいトルクから時間的に徐々に増加させ、次いで徐々に減少させ、且つこれを繰り返すことができるので、より軽微な摩耗を精度よく検出することができる。
(7)レーザ加工装置の電源投入に続いて、判定モードに移行して摩耗判定を行うことにより、レーザ加工装置の稼働に先立って摩耗度合を確認することができる。従って、摩耗が進行した状態でのレーザ加工処理を防止して、不良品の生成を未然に防止することができる。
(8)レーザ加工装置のシャットダウンの開始時に、判定モードに移行して摩耗判定を行い、その判定結果を摩耗検出手段15に記憶することができる。そして、レーザ加工装置の次の稼働時に、電源の投入に基づいて判定結果を表示部等に表示することができるので、摩耗が進んだ状態でのレーザ加工装置の稼働を防止することができる。
(9)温度検出手段で検出された駆動モータ2の温度信号を摩耗検出手段15に出力することにより、摩耗検出手段15による摩耗判定に温度補正を加えることができる。すなわち、電源投入に続いて行われる摩耗判定において、駆動モータ2の温度が上昇していないとき、あるいはシャットダウン時の摩耗判定において、駆動モータ2の温度が上昇しているとき、軸受のグリスの粘度が温度によって変化する。摩耗検出手段15は、現在位置信号rtを基準値と比較するとき、グリスの粘性変化に対応するように基準値を補正して、その補正後の基準値と現在位置信号rtを比較して摩耗判定を行うことができる。従って、摩耗判定の精度を向上させることができる。
(第二の実施形態)
図13〜図15は、レーザ加工装置の第二の実施形態を示す。この実施形態では判定モード時にガルバノミラー1の回動状態を検出する回動状態信号を、駆動モータ2のコイル4に流れる電流値に基づいて生成するようにしたものである。第一の実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図13に示すように、切換器11の出力信号は加算器21を介してV/I変換器12に出力される。V/I変換器12から出力される駆動電流diは、コイル4を経てI/V変換器22に供給される。
I/V変換器22は、駆動電流diの電流値を電圧信号に変換した回動状態信号rsを生成し、切換器23に出力する。切換器23は、駆動制御手段5から出力される制御信号cs3に基づいて切り換え制御され、通常動作時には回動状態信号rsを加算器21に出力し、判定モードでは回動状態信号rsを摩耗検出手段15に出力する。
位置検出手段13から出力される現在位置信号rtは、加算器6にのみ出力される。判定モード時には、駆動制御手段5からあらかじめ設定された判定用駆動電流モニタ(観察)信号dpiが切換器11を介して加算器21に出力される。判定用駆動電流モニタ(観察)信号dpiは、例えば駆動モータ2のコイル4に定電流を供給して、出力軸3を一定のトルクで回転させる信号である。その他の構成は、第一の実施形態と同様である。
上記のように構成されたレーザ加工装置では、図14に示すように、通常動作時には駆動制御手段5から駆動位置信号dpが加算器6に出力される。そして、駆動位置信号dpに基づく駆動電流diが駆動モータ2のコイル4に供給され、駆動モータ2の動作によりガルバノミラー1が回動される。
ガルバノミラー1の回動状態は、位置検出手段13で検出されて現在位置信号rtとして出力される。そして、現在位置信号rtが加算器6に供給され、現在位置信号rtに基づいて検出された出力軸3の回転速度に相当する電圧信号が加算器9に出力される。
このような動作により、ガルバノミラー1の回動角及び回動速度が、駆動位置信号dpによる回動角及び回動速度に一致するようにフィードバック制御が行われる。
また、駆動電流diの電流値がI/V変換器22により電圧信号に変換されて加算器21に出力される。このため、駆動電流diの変動を抑制するようにフィードバック制御が行われる。
図15に示すように、判定モード時には、切換器11,23が切り換えられて、判定用駆動電流モニタ(観察)信号dpiが切換器11及び加算器21を介してV/I変換器12に出力される。すると、駆動モータ2のコイル4に判定用駆動電流モニタ(観察)信号dpiに基づく駆動電流diが供給され、駆動モータ2の出力軸3が回転して、ガルバノミラー1が回動される。
ここで、出力軸3の軸受に摩耗が生じていると、出力軸3が円滑に回転されない状態となる。すると、I/V変換器22に入力される駆動電流diが定電流とはならず、リップルが生じる状態となる。
I/V変換器22は、駆動電流diの変動に基づく回動状態信号rsを切換器23を介して摩耗検出手段15に出力する。摩耗検出手段15は、回動状態信号rsに基づいて駆動電流diの変動、すなわち出力軸3の摩耗度合を判定する。
上記のようなレーザ加工装置及びガルバノ駆動装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)判定モードでは、切換器11,23が切り換えられて、駆動制御手段5から出力される駆動位置信号dpと、位置検出手段13で検出された現在位置信号rtとの偏差を補正するフィードバック制御が停止される。そして、駆動制御手段5から出力される判定用駆動電流モニタ(観察)信号dpiに基づく定電流で駆動モータ2が駆動される。この状態で、摩耗検出手段15で駆動電流diの変動を検出した回動状態信号rsに基づいて、駆動モータ2の出力軸3の軸受の摩耗度合が検出される。従って、細かな摩耗度合を確認することが容易となる。
(2)駆動電流diの変動を検出した回動状態信号rsに基づいて、細かな摩耗度合を確認することにより、第一の実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・摩耗検出手段15では、位置検出手段13から出力される現在位置信号rtに温度補正を加え、その補正後の現在位置信号と基準値を比較して摩耗度合を検出するようにしてもよい。
・判定用駆動電流モニタ(観察)信号dpiは、定電流である必要はない。判定用駆動電流モニタ(観察)信号dpiにより駆動モータ2のコイル4に供給する電流と、コイル4に実際に流れる電流との差を摩耗検出手段15で検出するようにしてもよい。
・第一及び第二の実施形態において、切換器11をV/I変換器12の後段に挿入して、判定用駆動位置モニタ(観察)信号dpcあるいは判定用駆動電流モニタ(観察)信号dpiをコイル4に直接に供給する電流信号としてもよい。
・上記実施形態のサーボモータ駆動装置は、FAロボットのアーム制御装置、検査テーブル等の角度制御装置、工作機械等の載置テーブルの移動制御装置、ロボットの関節部制御装置、監視カメラの回転制御装置、プロッタや刻印機をXYZ方向の3軸で制御する制御装置等に使用可能である。
1…ガルバノミラー、2…サーボモータ(駆動モータ)、3…出力軸、5…駆動制御手段(ガルバノ駆動手段)、6,9…フィードバック制御部(加算器)、7…フィードバック制御部(増幅器)、8…フィードバック制御部(積分器)、11,14…切換手段(切換器)、13…回動状態検出手段(位置検出手段)、15…摩耗検出手段、16…温度検出手段、17…レーザ光源、22…回動状態検出手段(I/V変換器)、L…レーザ光、dp…駆動信号(駆動位置信号)、dpc…判定用駆動信号(判定用駆動位置モニタ(観察)信号)、dpi…判定用駆動信号(判定用駆動電流モニタ(観察)信号)、rt…回動状態信号(現在位置信号)、rs…回動状態信号、tm…現在温度信号、α2…有効回動範囲。

Claims (11)

  1. 駆動モータの出力軸の回転によりガルバノミラーを回動させるガルバノ駆動手段と、
    前記ガルバノ駆動手段に、前記ガルバノミラーをあらかじめ設定された回動位置まで回動させる駆動信号を出力する駆動制御手段と、
    前記駆動信号に基づく前記ガルバノミラーの回動状態を検出した回動状態信号を出力する回動状態検出手段と、
    前記駆動信号と前記回動状態信号との偏差を補正するように、前記駆動信号を補正して前記駆動モータに供給するフィードバック制御部と
    を有するガルバノ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、判定用駆動信号を出力する判定モードを備え、
    前記判定用駆動信号に基づく前記ガルバノミラーの回動状態に基づいて前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出する摩耗検出手段と、
    前記判定モード時に前記フィードバック制御部の動作を無効化し、前記回動状態信号を前記摩耗検出手段のみに供給する切換手段と
    を備えたことを特徴とするガルバノ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のガルバノ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、前記判定モード時に、前記ガルバノミラーの有効回動範囲全域を回動させる判定用駆動信号を出力し、
    前記摩耗検出手段は、前記判定用駆動信号に基づく回動状態信号に基づいて、前記ガルバノミラーの有効回動範囲全域に亘って摩耗度合を検出することを特徴とするガルバノ駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載のガルバノ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、前記判定モード時に、前記ガルバノミラーを繰り返し回動させる判定用駆動信号を出力し、
    前記摩耗検出手段は、前記判定用駆動信号に基づく回動状態信号に基づいて、前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出することを特徴とするガルバノ駆動装置。
  4. 請求項3に記載のガルバノ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、前記判定モード時に、前記ガルバノミラーを往復方向に繰り返し回動させる判定用駆動信号を出力し、
    前記摩耗検出手段は、前記判定用駆動信号に基づく回動状態信号に基づいて、前記ガルバノミラーの往復方向に亘って前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出することを特徴とするガルバノ駆動装置。
  5. 請求項4に記載のガルバノ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、前記判定用駆動信号として台形波を出力することを特徴とするガルバノ駆動装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のガルバノ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、前記駆動信号として前記ガルバノミラーをあらかじめ設定された回動位置まで回動させる駆動位置信号を出力するとともに、前記判定用駆動信号として判定用駆動位置モニタ(観察)信号を出力し、
    前記摩耗検出手段は、前記回動状態信号として前記判定用駆動位置モニタ(観察)信号に基づく前記ガルバノミラーの回動位置を検出した現在位置信号とあらかじめ設定された基準値とを比較することにより、前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出することを特徴とするガルバノ駆動装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のガルバノ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、電源の投入に続いて前記判定モードに移行することを特徴とするガルバノ駆動装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のガルバノ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、電源のシャットダウン時に前記判定モードに移行し、
    前記摩耗検出手段は、
    前記判定モードにおける検出結果を記憶する記憶手段と、
    電源の再投入時に、前記記憶手段に記憶された検出結果を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とするガルバノ駆動装置。
  9. 請求項6に記載のガルバノ駆動装置において、
    前記駆動モータの温度を検出した現在温度信号を前記摩耗検出手段に出力する温度検出手段を備え、
    前記摩耗検出手段は、前記現在温度信号に基づいて、前記現在位置信号と前記基準値のいずれかを温度補正することを特徴とするガルバノ駆動装置。
  10. レーザ光源から出射されるレーザ光を、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のガルバノ駆動装置で回動されるガルバノミラーを介して被加工面に照射することを特徴とするレーザ加工装置。
  11. サーボモータと、
    前記サーボモータを駆動するサーボモータ駆動手段と、
    前記サーボモータ駆動手段に、駆動信号を出力する駆動制御手段と、
    前記駆動信号に基づく前記サーボモータの出力軸の回動状態を検出した回動状態信号を出力する回動状態検出手段と、
    前記駆動信号と前記回動状態信号との偏差を補正するように、前記駆動信号を補正して前記サーボモータに供給するフィードバック制御部と
    を有するサーボモータ駆動装置において、
    前記駆動制御手段は、判定用駆動信号を出力する判定モードを備え、
    前記判定用駆動信号に基づく前記サーボモータの回動状態に基づいて前記出力軸の軸受の摩耗度合を検出する摩耗検出手段と、
    前記判定モード時に前記フィードバック制御部の動作を無効化し、前記回動状態信号を前記摩耗検出手段のみに供給する切換手段と
    を備えたことを特徴とするサーボモータ駆動装置。
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