JP2019197022A - 粒子検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の粒子検出装置は、ファンモータなどの流体を吸引して排出する吸引手段を用いる必要があり、構成部品が多くなるという課題があった。【解決手段】 粒子検出装置は、粒子を検出する検出領域に照射される光を出射する光源と、前記検出領域内の前記粒子に前記光を照射することで発生する散乱光を受光する受光部とを備え、暖められた空気が上昇する方向と反対の方向を下側とすると、前記光源は前記検出領域より下側に配置され、前記光源の熱による上昇気流によって、前記粒子を含む空気を上昇させて前記粒子を前記検出領域へ導くことができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、大気中に浮遊する粒子を検出する粒子検出装置に関する。
従来の微粒子測定装置は、気体等の流体を微粒子測定装置の内部に吸引して外部に排気し、この際、内部に流れる流体に光源からのレーザー光を照射し、この照射時に流体中に含まれる微粒子での散乱光を受光素子で受光するように構成されている。そして、その受光に応じて受光素子から出力される電気信号から微粒子の数及び大きさ(粒径)を演算して求めるようになっている。微粒子測定装置は、ノズルと、吸引ノズルと、チャンバーと、光源と、真空ポンプなどを備えて構成されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載の微粒子測定装置は、流体を吸引して排出する吸引手段によって流体を流路に流し、この流れる流体に光源からの出射光を照射し、この照射時に流体中に含まれる微粒子での散乱光を受光素子で受光し、この受光に応じて受光素子から出力される電気信号から微粒子の数及び大きさを演算して求めている。その際、吸引手段としてファンモータを用いている。
特開2006−138833号公報(第3頁0002、図8)
このように、従来の粒子検出装置は、ファンモータなどの流体を吸引して排出する吸引手段を用いる必要があり、構成部品が多くなるという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、構成部品を減らすことを目的とする。
本発明に係る粒子検出装置は、粒子を検出する検出領域に照射される光を出射する光源と、前記検出領域内の前記粒子に前記光を照射することで発生する散乱光を受光する受光部とを備え、暖められた空気が上昇する方向と反対の方向を下側とすると、前記光源は前記検出領域より下側に配置され、前記光源の熱による上昇気流によって、前記粒子を含む空気を上昇させて前記粒子を前記検出領域へ導くことを特徴とする。
本発明は、構成部品を低減した粒子検出装置を提供することができる。
実施の形態1に係る粒子検出装置1の構成図である。 実施の形態1の変形例1に係る粒子検出装置2の構成図である。 実施の形態1の変形例2に係る粒子検出装置3の構成図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1に係る粒子検出装置1について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態1は、本発明の一具体例を示すものである。したがって、各構成要素の形状、配置および材料などは一例であり、本発明を限定する趣旨はない。また、各図は模式図であり、厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成要素については同じ符号を付している。
実施の形態1に係る粒子検出装置1は、粒子40を含む空気を粒子検出装置1内に取り込む。粒子検出装置1は、取り込まれた粒子40に光を照射する。粒子40に照射された光は散乱して散乱光となる。そして、粒子検出装置1は、散乱光に基づいて粒子40を検出する。粒子検出装置1は、例えば、粒子40の個数、粒子40の大きさ又は粒子40の種類などを判別する。以下において、粒子40を含む空気を「試料空気」とも呼ぶ。
<粒子検出装置1の構成>
図1は、実施の形態1に係る粒子検出装置1の構成図である。粒子検出装置1は、光源21および受光部30を備える。粒子検出装置1は、筐体10、レンズ22または保持部材23,24を備えることができる。
≪筐体10≫
筐体10は、例えば、粒子検出装置1の本体部の外装の箱である。筐体10の内部には、光源21および受光部30が備えられている。筐体10には、吸気口11および排気口12が形成されている。筐体10は、例えば、遮光性を有する。筐体10は、迷光を吸収するために黒色であることが望ましい。
粒子検出装置1は、例えば、筐体10の下部に吸気口11を備える。粒子検出装置1は、例えば、筐体10の上部に排気口12を備える。ここで、暖められた空気が上昇する方向を上側とし、反対の方向を下側とする。筐体10の上側の部分は上部である。筐体10の下側の部分は下部である。
≪吸気口11≫
吸気口11は、例えば、開口である。吸気口11は、粒子40を含む空気を筐体10の内部に吸い込む。吸気口11は、粒子40を含む空気を粒子検出装置1の内部に吸い込む。粒子40を含む空気は、吸気口11から筐体10の内部に吸い込まれる。粒子40を含む空気は、吸気口11から粒子検出装置1の内部に吸い込まれる。
なお、図1では、吸気口11を筐体10の右側面の下部に設けた例を示している。しかし、粒子検出装置1はこの構成に限らない。吸気口11は、例えば、筐体10下部であれば、前面、背面、下面および左側面のいずれに設けてもよい。
≪排気口12≫
排気口12は、例えば、開口である。排気口12は、粒子40を含む空気を筐体10の外部に排出する。排気口12は、粒子40を含む空気を粒子検出装置1の外部に排出する。粒子40を含む空気は、排気口12から筐体10の外部に排出される。粒子40を含む空気は、排気口12から粒子検出装置1の外部に排出される。
なお、図1では、排気口12を筐体10の上面に設けた例を示している。しかし、粒子検出装置1はこの構成に限らない。排気口12は、例えば、筐体10上部であれば、前面、背面、右側面および左側面のいずれに設けてもよい。
≪光源21≫
光源21は、光を出射する。光源21は、例えば、レーザー光源またはLEDなどである。光源21は、熱を発する。
≪レンズ22≫
レンズ22は、光を集光する。レンズ22は、例えば、集光機能を備えている。レンズ22は、光源21から出射された光を集光する。レンズ22は、光源21から出射された光を検出領域50に集光する。レンズ22は、光源21から出射された光を検出領域50内に集光する。レンズ22は、光源21から出射された光を照射光25として集光する。または、レンズ22は、例えば、光源21から出射された光を照射光25としての平行光に変換する。レンズ22は、光源21から出射された光の発散角を変更する。レンズ22は、光源21から出射された光を照射光25に変換する。光源21から出射された光の発散角は、照射光25の発散角よりも小さい。
レンズ22は、例えば、シリンドリカルレンズまたはトロイダルレンズである。なお、トロイダルレンズは、シリンドリカルレンズを含む。照射光25の強度が粒子40の検出にとって十分に大きく設定できる場合などでは、レンズ22を省略することが可能である。
≪保持部材23,24≫
保持部材23は、例えば、光源21を保持している。保持部材24は、例えば、レンズ22を保持している。保持部材23,24は、光源21およびレンズ22を設計位置に保持するための部材である。照射光25が検出領域50に導かれるように、保持部材23,24は光源21およびレンズ22を保持する。保持部材23と保持部材24とは、一体で形成されてもよい。
保持部材23は、例えば、放熱部材を含んでいる。保持部材23には、例えば、熱伝導率の高い材料が用いられる。保持部材23は、光源21から発せられる熱を放熱する機能を備えている。放熱部材には、例えば、アルミニウム、鉄または銅等の金属が用いられる。または、放熱部材には、熱伝導率の高い樹脂等が用いられる。保持部材23に用いる材料はコスト、加工精度または部材重量などから選定されるものであり、前述した材料以外のものでもよい。
保持部材23,24には、それぞれ熱伝導率の異なる部材が選択されてもよい。保持部材23の放熱効果を高めるために、保持部材23には熱伝導率の高い材料が用いられてもよい。レンズ22の熱による変形などを避けるために、保持部材24には熱伝導率の低い材料が用いられてもよい。例えば、保持部材24の熱伝導率は、保持部材23の熱伝導率よりも低い。
保持部材23,24は、ヒートシンクの機能を備えてもよい。ヒートシンクは、放熱または吸熱を目的として機械の構造の一部をなす部品である。ヒートシンクには、主に、伝熱特性の良い金属材料が用いられる。ヒートシンクは、放熱の性能または吸熱の性能を上げるために表面積の広い形状をしている。一般的には、ヒートシンクはフィンを備えている。フィンは表面積を広くするための板または棒である。
≪照射光25≫
照射光25は、粒子40に照射される。照射光25は、検出領域50に照射される。検出領域50内には、粒子40が存在する。照射光25は、例えば、レンズ22から出射される。照射光25は、レンズ22によって集光される。照射光25は、例えば、集光された光である。または、照射光25は、例えば、平行化された光である。検出領域50に照射される照射光25は、例えば、レーザー光またはLED光などである。また、照射光25は、単色光であっても良く、または白色光であっても良い。
≪受光部30≫
受光部30は、光を検知する。受光部30は、光検知器である。受光部30は、散乱光の強度を検知する。受光部30は、受光素子31を備える。受光部30は、レンズ32または遮光部材33を備えることができる。
≪受光素子31≫
受光素子31は、光を検出する素子である。受光素子31は、光検出素子である。受光素子31は、例えば、フォトダイオード、焦電素子またはフォトンカウンターである。フォトンカウンターは、光電子増倍管などを含む。
≪レンズ32≫
レンズ32は、光を集光する。レンズ32は、散乱光を集光する。レンズ32は、粒子40からの散乱光を受光素子31の受光面31a上に集光する。レンズ32は、粒子40からの散乱光を受光素子31の受光面31a上に導く。レンズ32は、検出領域50内からの散乱光を受光素子31へ集光する。レンズ32は、検出領域50内からの散乱光を受光素子31に導く。
≪遮光部材33≫
遮光部材33は、光を遮光する。遮光部材33は、粒子40からの散乱光以外の光を遮光する。遮光部材33は、レンズ32によって集光された光以外の光を遮光する。粒子40からの散乱光以外の光は、例えば、迷光である。遮光部材33は、例えば、迷光を遮る。遮光部材33は、例えば、遮光板である。遮光部材33によって、散乱光の検知能力を向上することができる。
≪粒子40≫
粒子40は、粒子検出装置1の検出対象である。粒子40は、例えば、大気中に浮遊する微小な粒子状の物質である。粒子40は、花粉、埃またはタバコの煙などを含む。埃は、ハウスダストとも呼ばれる。また、粒子40は、ダニなどの微小生物の死骸、その破片又は糞などを含む。また、粒子40は、いわゆるPM2.5またはPM10などを含む。粒子40は、照射光25が照射されたときに散乱光を発生させる微小物質であれば、特に限定されない。
PM2.5は、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが2.5μm以下の小さな粒子のことである。PM2.5の成分は、炭素、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩、ケイ素、ナトリウム又はアルミニウム等の無機元素などが含まれている。PM10は、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが10μm以下の小さな粒子のことである。PM2.5およびPM10は、微小粒子状物質ともよばれる。「粒子状物質」とは、マイクロメートルの大きさの固体または液体の微粒子のことをいう。
≪検出領域50≫
検出領域50は、粒子40を検出する領域である。検出領域50は、粒子検出装置1の外部から取り込まれた空気の通過領域に含まれている。検出領域50は、照射光25が照射される領域に含まれている。図1における検出領域50は一例を示したものであり、検出領域50の大きさおよび形状はこの例に制限されない。
<粒子検出装置1の動作>
次に、粒子検出装置1の動作について説明する。
粒子検出装置1は、例えば、吸気口11が下側になるように配置される。粒子検出装置1は、例えば、排気口12が上側になるように配置される。大気中の粒子40を含む空気が吸気口11から粒子検出装置1内に流入する。粒子検出装置1内の粒子40を含む空気が排気口12から粒子検出装置1外に流出する。上側は、暖められた空気が上昇する方向側である。下側は、暖められた空気が上昇する方向と反対の方向側である。
光源21の熱が保持部材23に伝わる。保持部材23から光源21の熱が放熱される。この放熱の際に、上昇気流が発生する。ここで上昇気流とは、一部の空気が熱せられ膨張することで、比重がまわりの空気より小さくなり、一部の空気が上昇することを示す。つまり、保持部材23付近の空気は熱せされて上昇する。
上昇気流が発生することで、粒子検出装置1内で試料空気の流れが生まれる。これによって、新たな試料空気が吸気口11から粒子検出装置1内に取り込まれる。そして、粒子検出装置1内の試料空気は、排気口12より排気される。試料空気は、吸気口11から粒子検出装置1内に流入した大気中の空気である。試料空気は、粒子40を含む空気である。
試料空気は、粒子検出装置1内の検出領域50を通過する。試料空気は、ある速度で検出領域50を通過する。光源21は、検出領域50に照射光25を照射する。照射光25は、検出領域50内の粒子40に照射される。
このとき、粒子40から散乱光が生じる。「散乱光」とは、粒子40に当たった照射光25が、その伝播状態を変化させて発生する光である。「伝播」とは、波動が媒質の中を広がっていくことである。ここでは、「伝播」とは、光が空間の中を進行していくことである。空間は、上述のように、空気中または液体中などである。ただし、「散乱光」は、照射光25の波長によって発生する粒子40の蛍光やラマン散乱光等の種々の散乱光も含む。
受光部30は、散乱光の強度を検知する。受光部30が散乱光を検知することで、検出領域50内に粒子40が存在することを認識できる。レンズ32および遮光部材33によって、受光素子31に到達する散乱光以外の光の量は低減される。検出領域50を通過した試料空気の体積と散乱光の検出回数とから、粒子濃度を算出することができる。また、検出領域50を通過した試料空気の体積と散乱光強度とから、粒子の重量濃度を算出することができる。試料空気が流れることで、粒子検出装置1外の大気と粒子検出装置1内の空気とを入れ替えることができる。そして、周囲の大気中の粒子40の数または重量濃度の変化を検知することができる。
以上のように、検出領域50の下側に光源21を配置する。そして、光源21の熱によって上昇気流が発生する。つまり、光源21および保持部材23の付近の空気が上昇する。光源21および保持部材23の付近の空気は、例えば、試料空気である。
試料空気は粒子検出装置1内を上昇する。そして、試料空気は検出領域50を通過する。そのため検出領域50には常に新しい試料空気が流入する。粒子検出装置1は、周囲の大気に含まれる粒子40を検出できる。
粒子検出装置1は、光源21の熱を用いて試料空気を循環させる。このため、粒子検出装置1は、従来の粒子検出装置よりも構成部品を少なくすることができる。つまり、粒子検出装置1は、吸引手段を省くことができる。
例えば、吸気口11側に放熱効果のある保持部材23を配置する。これによって、上昇気流を吸気口11の近くで生じさせることができる。また、検出領域50の下側に放熱部材を配置する。これによって、試料空気を効率よく検出領域50に導くことができる。そして、粒子検出装置1外の大気を粒子検出装置1内に効率良く取り込むことが可能になる。
さらに、保持部材23は、保持部材24よりも熱伝導率の高い部材を採用する方が良い。保持部材23は、粒子検出装置1の下側に配置されている。保持部材23は、吸気口11の近くに配置される。保持部材23に伝達される熱量の割合が高いほど、保持部材23は、光源21の熱を効率よく吸気口11へ伝達することができる。そして、上昇気流を効率よく生じさせることができる。
また、保持部材24の熱伝導率は、保持部材23の熱伝導率よりも低い方が良い。保持部材24の熱伝導率が低いと、光源21の熱は保持部材24に伝わりにくくなる。そのため、光源21の熱が保持部材24で放熱されずに、保持部材23で放熱されやすくなる。
吸気口11付近での放熱効果を高めるために、保持部材23の吸気口11から離れている部分を断熱材で覆ってもよい。保持部材23を放熱部材として用いる例を示したが、別途放熱部材を備えてもよい。保持機能のない放熱部材と放熱機能のない保持部材23との組合せでもよい。放熱部材を吸気口11付近に備えることで、試料空気を効率よく粒子検出装置1内に取り込むことができる。
以上のように、光源21に放熱効果のある部材を装着することで、上昇気流を効率よく発生させることができる。そして、粒子検出装置1は周囲の空気を効率よく粒子検出装置1内に取り込むことができる。
<変形例1>
次に、実施の形態1の変形例1について説明する。粒子検出装置1は、検出領域50の真下に光源21を配置している。また、粒子検出装置1の吸気口11は、筐体10の側面に形成されている。変形例1に係る粒子検出装置2は、吸気口11を排気口12の真下に配置している。また、粒子検出装置2の21は、吸気口11から排気口12への試料空気の流路を外れた位置に配置されている。
図2は、実施の形態1の変形例1に係る粒子検出装置2の構成図である。粒子検出装置2において、粒子検出装置1と共通する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図2は、光源21を検出領域50の右下側に配置した例を示している。光源21の配置位置は、検出領域50の真下以外の下側であれば、どの位置でもよい。保持部材23は、検出領域50の下側に設置されている。保持部材23は、例えば、検出領域50の真下に設置されている。
図2において、保持部材23は、吸気口11の上側に設置されている。しかし、保持部材23は吸気口11を塞いでいない。保持部材23には、例えば、図の上下方向に穴またはスリットなどが設けられている。これによって、吸気口11から流入した試料空気は、保持部材23を通過して検出領域50へ導かれる。
また、吸気口11を検出領域50の真下に設ける。これによって、試料空気は吸気口11から垂直に上昇して検出領域50に到達する。試料空気の上昇気流は垂直に上昇する。このため、試料空気を効率的に検出領域50へ運ぶことができる。
さらに、放熱効果のある保持部材23を検出領域50の真下に設ける。これによって、上昇気流を検出領域50の真下から効率よく発生させることができる。光源21の周辺の保持部材23の部分を断熱材で覆うことで、吸気口11付近の保持部材23の放熱量を上げることができる。
試料空気の流路を吸気口11から排気口12に向かって垂直に設定できる。そして、試料空気の流路は直線的である。そのため、試料空気の循環が良くなる。
また、光源21およびレンズ22は、試料空気の流路から外れた位置に配置されている。そのため、試料空気による光源21の汚れおよびレンズ22の汚れを低減することができる。また光源21の出射面およびレンズ22面が重力方向に対して傾いているため、粒子40の堆積を抑えることができる。
照射光25は、暖められた空気が上昇する方向に対して傾斜して検出領域50に入射する。照射光25の光軸は、粒子検出装置2内の試料空気の流れに対して斜めになる。照射光25の光束と試料空気の流れが交差する範囲が検出領域50となる。照射光25は、例えば、試料空気の流れに対して、検出領域50にのみ照射される。このため、検出領域50以外で散乱光の発生を防ぐことができる。
また照射光25の光軸を垂直方向に対して大きく傾斜させることで、検出領域50を吸気口11に近づけることができる。そして、試料空気の流路を短くすることができる。こうすることで、粒子検出装置2の高さを抑えることができる。
以上のように、変形例1に係る粒子検出装置2は、光源21の熱を用いて試料空気を循環させる。このため、粒子検出装置2は、従来の粒子検出装置よりも構成部品を少なくすることができる。また、照射光25は試料空気の流路に対して傾斜した方向から検出領域50に入射する。そのため、光源21およびレンズ22面の汚れを抑えることができる。
<変形例2>
次に、実施の形態1の変形例2について説明する。変形例2に係る粒子検出装置3は、試料空気を検出領域50に導くための誘導壁13を備えている。
図3は、実施の形態1の変形例2に係る粒子検出装置3の構成図である。粒子検出装置3において、粒子検出装置1,2と共通する構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
≪誘導壁13≫
誘導壁13は、誘導路を形成する仕切りである。誘導壁13は、粒子検出装置3内の試料空気の流れを制限する。誘導壁13は、試料空気を吸気口11から検出領域50まで導く。
図3に示すように、誘導壁13は、例えば、筒形状である。また、誘導壁13の筒形状の直径は、検出領域50に向けて小さくなっている。こうすることで、検出領域50以外へ向かう試料空気の量を低減することができる。そして、検出領域50へ向かう試料空気の量を増やすことができる。
また、検出領域50側の誘導壁13の開口を小さくすることで、光源21からもれた光が誘導壁13の内壁面で反射し、検出領域50以外に向かうのを防ぐことができる。同時に、誘導壁13は、粒子検出装置3の外部から粒子検出装置3内部に入射する外光を低減させることができる。
排気口12から排出されなかった粒子40は、例えば、空気の対流および重力によって、粒子検出装置3の下部に落ちてくる。誘導壁13は、排気口12から排気されなかった粒子40がレンズ20または光源21上に堆積することを低減することができる。粒子検出装置3の下部に落ちてきた粒子40は、誘導壁13によって、誘導壁13の外側に落下する。つまり、レンズ20の汚れまたは光源21の汚れを低減することができる。そして、粒子検出装置3の信頼性を向上することができる。
また、光源21は、誘導壁13の内部に配置されている。そして、照射光25は誘導壁13の排気口13aを通して検出領域50に照射される。
これによって、光源21から発せられる熱を誘導壁13内に留めることができる。そして、光源21の熱によって発生する上昇気流に伴う空気(試料空気)の上昇の力を大きくすることができる。
また、筐体10内から光源21に向けて進行する光を遮ることができる。これによって、光源21の内部に入射する光を低減できる。そして、光源21の信頼性を向上できる。
以上のように、変形例2に係る粒子検出装置3は、光源21の熱を用いて試料空気を循環させる。そのため、従来の粒子検出装置よりも構成部品を少なくすることができる。粒子検出装置3は、誘導壁13を備える。これによって、試料空気を効率的に検出領域50へ導くことができる。
なお、上述の各実施の形態においては、「平行」または「垂直」などの部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す用語を用いている場合がある。これらは、製造上の公差や組立て上のばらつきなどを考慮した範囲を含むことを表している。このため、請求の範囲に部品間の位置関係もしくは部品の形状を示す記載をした場合には、製造上の公差又は組立て上のばらつき等を考慮した範囲を含むことを示している。
また、以上のように本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限るものではない。
1,2,3 粒子検出装置、11 吸気口、12 排気口、13 誘導壁、13a 排気口、21 光源、22,32 レンズ、23,24 保持部材、25 照射光、30 受光部、31 受光素子、31a 受光面、33 遮光部材、40 粒子、50 検出領域。

Claims (4)

  1. 粒子を検出する検出領域に照射される光を出射する光源と、
    前記検出領域内の前記粒子に前記光を照射することで発生する散乱光を受光する受光部と
    を備え、
    暖められた空気が上昇する方向と反対の方向を下側とすると、
    前記光源は前記検出領域より下側に配置され、
    前記光源の熱による上昇気流によって、前記粒子を含む空気を上昇させて前記粒子を前記検出領域へ導くことを特徴とする粒子検出装置。
  2. 前記光源が発する熱を放熱する放熱部材を前記検出領域よりも下側に備えることを特徴とする請求項1記載の粒子検出装置。
  3. 前記光は前記上昇する方向に対して傾斜して前記検出領域に入射することを特徴とする請求項2記載の粒子検出装置。
  4. 前記空気を前記検出領域へ導く誘導壁をさらに備え、
    前記光源は前記誘導壁の内部に配置されることを特徴とする請求項1記載の粒子検出装置。
JP2018092223A 2018-05-11 2018-05-11 粒子検出装置 Active JP7003835B2 (ja)

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