JP2019196452A - 改質炉およびそれを用いたガス化システム - Google Patents
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Abstract
Description
≪第1実施形態≫
本実施形態の改質炉は、高温負圧下で炭化物と過熱蒸気とを反応させていわゆる水蒸気改質を行い、水性ガスおよび活性炭を得る装置である。水性ガスとは、炭化物を水蒸気改質することによって生成された主に水素および一酸化炭素で構成される混合ガスをいう。水性ガスは、水素および一酸化炭素以外にも二酸化炭素やメタンを含む。なお、「過熱蒸気」とは、「高温(例えば、約650℃)の水蒸気」を意味する。
内筒体101は長尺の筒状部材である。内筒体101の中心軸の軸方向は、上下方向である。
外筒体102は、内部空間146を有する。外筒体102は、内部空間146に内筒体101の一部を収容している。なお、本発明の効果を奏する範囲において、外筒体102は、内部空間146に内筒体101の全部を収容していてもよい。外筒体102は、導入部144と、排出部145と、を有する。
回転体103は、内部空間125に収容されている。回転体103は、長尺の筒状部材である。回転体103は、回転軸104を中心として回転可能に設けられている。回転軸104は、回転体103の下部から回転体103の長尺方向に延在している。回転軸104の内側は流路121が形成されている。この流路121は、回転体103の内部空間125と連通している。
以上、説明した本実施形態の改質炉100の動作について説明する。導入部144は、外筒体102の内部空間146に後述する炭化炉の排ガスを導入する。これにより、外筒体102は、導入部144から導入された排ガスによって、内部空間146に収容された内筒体101を加熱し、内筒体101の内部空間125を加熱する。
≪第2実施形態≫
図2は、第2実施形態の改質炉の構成を示す模式図である。図2に示すように、本実施形態の改質炉105は、内筒体101と、外筒体102と、回転体103と、供給部20と、を備える。以下、本実施形態において第2実施形態と共通する構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
供給部20は、内筒体101の内部空間125に炭化物を供給する。供給部20は、供給路21と、接触部22と、を有する。
以上、説明した本実施形態の改質炉105の動作について説明する。接触部22は、スプレーノズル24を用いて、貯蔵部23から供給路21に運搬された炭化物に水を接触させる。
図3は、ガス化システムを示すブロック図である。図3に示す矢印は、各工程での物質の流れを表している。図3に示すように、本実施形態のガス化システム300は、第1実施形態の改質炉100と、乾燥機301と、炭化炉302と、第一サイクロン303と、第二サイクロン304と、過熱器305と、第一熱交換器306と、第二熱交換器307と、第三熱交換器308と、ガスタンク309と、第四熱交換器310と、を備える。
図4は、第一熱交換器の構成を示す模式図である。図4に示すように、第一熱交換器306は、予冷部31と、分離部32と、充填部33と、第一流路34と、第二流路35と、遠心分離部36と、第三流路39と、を有する。
予冷部31は、長尺の筒状部材313と、スプレーノズル312と、を有する。筒状部材313の長尺方向は、上下方向である。筒状部材313は、ガス導入口311を有する。
分離部32は、長尺の筒状部材である。筒状部材の長尺方向は、水平方向である。分離部32の下部には、水W1を含む液体Lを貯留可能に構成された貯留部41が設けられている。
充填部33は、長尺の筒状部材330と、デミスター332と、デミスター333と、デミスター334と、スプレーノズル335と、スプレーノズル336と、スプレーノズル337と、エリミネーター338と、エリミネーター339と、を有する。筒状部材330の長尺方向は、上下方向である。筒状部材330は、開口部327aおよびガス排出口331を有する。筒状部材330の下部には、水W1を含む液体Lを貯留可能に構成された貯留部42が設けられている。
第一流路34の一端は、貯留部41に接続されている。第一流路34の他端は、予冷部31のスプレーノズル312に接続されている。第一流路34は、貯留部41から予冷部31に液体Lを輸送(送液)するポンプ341を有する。これにより、貯留部41に微粉炭が堆積するのを抑制しつつ、水W1の使用量を少なくすることができる。
第二流路35の一端は、貯留部42の液面より下方に接続されている。第二流路35の他端は、スプレーノズル336およびスプレーノズル337に接続されている。第二流路35は、貯留部42からスプレーノズル336およびスプレーノズル337に液体Lを輸送(送液)するポンプ351を有する。
第一熱交換器306を連続運転する際、液体Lにおける微粉炭濃度が次第に上昇する。微粉炭濃度の上昇に伴い、第一流路34および第二流路35、スプレーノズル312、スプレーノズル336およびスプレーノズル337が閉塞されるおそれがある。
第三流路39の一端は、遠心分離部36の液体排出口362に接続されている。第三流路39の他端は、貯留部41に接続されている。
以上、説明した本実施形態の第一熱交換器306の動作について説明する。まず、貯留部41の液面が垂直板323の先端部323aよりも高くなるように、水W1を導入し、貯留部41および貯留部42に貯留する。水W1は、熱交換に伴い気化するため、第一熱交換器306の運転中は、水W1を常に導入する。
Claims (6)
- 高温負圧下で炭化物と過熱蒸気とを反応させて水性ガスおよび活性炭を得る改質炉であって、
内部空間を有する本体部と、
前記内部空間に収容され、前記本体部の長尺方向に延在して配置された筒状の回転体と、
前記内部空間を加熱する加熱部と、を備え、
前記本体部は、前記内部空間に前記炭化物を投入可能に設けられた投入部と、
前記改質炉の外部に少なくとも前記水性ガスを排出可能に設けられた排出部と、
前記内部空間に前記過熱蒸気を導入可能に設けられた蒸気導入部と、
前記内部空間に酸素成分を導入可能に設けられた酸素導入部と、有する改質炉。 - 前記酸素導入部は、前記投入部の下方に設けられている請求項1に記載の改質炉。
- 前記酸素導入部は、空気を導入可能に設けられている請求項1または2に記載の改質炉。
- 前記内部空間に前記炭化物を供給する供給部を備え、
前記供給部は、前記投入部に接続された供給路と、前記供給路の一部に設けられ、前記炭化物と水とを接触させる接触部と、を有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の改質炉。 - 高温負圧下で炭化物と過熱蒸気とを反応させて、水性ガスおよび活性炭を得る改質炉であって、
内部空間を有する本体部と、
前記内部空間に収容され、前記本体部の長尺方向に延在して配置された筒状の回転体と、
前記内部空間に前記炭化物を供給する供給部と、
前記内部空間を加熱する加熱部と、を備え、
前記本体部は、前記内部空間に前記炭化物を投入可能に設けられた投入部と、
前記改質炉の外部に少なくとも前記水性ガスを排出可能に設けられた排出部と、
前記改質炉の外部に少なくとも前記活性炭を排出可能に設けられた活性炭排出部と、
前記内部空間に前記過熱蒸気を導入可能に設けられた蒸気導入部と、を有し、
前記供給部は、前記投入部に接続された供給路と、前記供給路の一部に設けられ、前記炭化物と水とを接触させる接触部と、を有する改質炉。 - バイオマスを炭化させ、前記炭化物を得る炭化炉と、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の改質炉と、
前記水性ガスと水とを接触させて前記水性ガスを冷却する熱交換部と、を備え、
前記熱交換部は、筒状の部材であり、
前記熱交換部の内部に前記水性ガスを導入可能に設けられたガス導入部と、
前記熱交換部の内部に前記水を散布する水散布部と、
前記熱交換部の外部に前記水性ガスを排出可能に設けられたガス排出部と、
前記水を貯留可能に設けられた貯留部と、
前記貯留部から前記水散布部に前記水を送液可能に設けられた流路と、を有し、
前記水散布部の少なくとも一部は、前記ガス排出部の上流側に設けられているガス化システム。
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