JP2019196426A - 塗料組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
抗菌剤としてジヨードメチルパラトリルスルホン(商品名パシフィックビームモールド オブスティネイト・ジョイント(PBM−OJ)、エム・アイ・シー社製)が0.47質量部、皮膜形成樹脂としてワックス分が0.1質量%以下の乾燥透明セラック(興洋化学社製)1.18質量部と、エチルアルコール95.43質量部と、イソプロピルアルコール2.31質量部と、アセトン0.56質量部と、メチルエチルケトン0.05質量部とを混合し、実施例1の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは6.4であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを0.4質量部混合し、実施例2の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは7.4であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを0.5質量部混合し、実施例3の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは7.8であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを1.0質量部混合し、実施例4の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは8.8であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを2.0質量部混合し、実施例5の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは9.2であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを3.0質量部混合し、実施例6の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは9.4であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを4.0質量部混合し、実施例7の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは9.6であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを5.0質量部混合し、実施例8の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは10であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを10.0質量部混合し、実施例9の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは12であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを20.0質量部混合し、実施例10の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは14であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物100質量部に対して、25%アンモニアを30.0質量部混合し、実施例11の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは14であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
実施例1で得られた塗料組成物50質量部に対して、25%アンモニアを50.0質量部混合し、実施例12の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは14であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
抗菌剤としてジヨードメチルパラトリルスルホン(商品名パシフィックビームモールド オブスティネイト・ジョイント(PBM−OJ)、エム・アイ・シー社製)が0.47質量部、皮膜形成樹脂としてワックス分が0.1質量%以下の乾燥透明セラック(興洋化学社製)1.18質量部と、エチルアルコール94.65質量部と、イソプロピルアルコール2.29質量部と、アセトン1.36質量部と、メチルエチルケトン0.05質量部とを混合し、実施例13の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは6.4であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
抗菌剤としてジヨードメチルパラトリルスルホン(商品名パシフィックビームモールド オブスティネイト・ジョイント(PBM−OJ)、エム・アイ・シー社製)が0.47質量部、皮膜形成樹脂としてワックス分が0.1質量%以下の乾燥透明セラック(興洋化学社製)1.18質量部と、エチルアルコール95.68量部と、イソプロピルアルコール2.32質量部と、アセトン0.30質量部と、メチルエチルケトン0.05質量部とを混合し、実施例14の塗料組成物を得た。塗料組成物のpHは6.4であった。塗料組成物は薄黄色透明であった。
抗菌剤としてジヨードメチルパラトリルスルホン(商品名パシフィックビームモールド オブスティネイト・ジョイント(PBM−OJ)、エム・アイ・シー社製)が0.47質量部、皮膜形成樹脂としてワックス分が0.1質量%以下の乾燥透明セラック(興洋化学社製)1.18質量部と、アセトン98.35質量部とを混合し、比較例1の塗料組成物を作製したが、未溶解物が残存し、霧吹きできなかった。
抗菌剤としてジヨードメチルパラトリルスルホン(商品名パシフィックビームモールド オブスティネイト・ジョイント(PBM−OJ)、エム・アイ・シー社製)が0.47質量部、皮膜形成樹脂としてワックス分が0.1質量%以下の乾燥透明セラック(興洋化学社製)1.18質量部と、イソプロピルアルコール98.35質量部とを混合し、比較例2の塗料組成物を作製したが、未溶解物が残存し、霧吹きできなかった。
抗菌剤としてジヨードメチルパラトリルスルホン(商品名パシフィックビームモールド オブスティネイト・ジョイント(PBM−OJ)、エム・アイ・シー社製)が0.47質量部、皮膜形成樹脂としてワックス分が0.1質量%以下の乾燥透明セラック(興洋化学社製)1.18質量部と、メチルエチルケトン98.35質量部とを混合し、比較例3の塗料組成物を作製したが、未溶解物が残存し、霧吹きできなかった。
抗菌剤としてジヨードメチルパラトリルスルホン(商品名パシフィックビームモールド オブスティネイト・ジョイント(PBM−OJ)、エム・アイ・シー社製)が0.47質量部、皮膜形成樹脂としてワックス分が0.1質量%以下の乾燥透明セラック(興洋化学社製)1.18質量部と、エチルアルコール98.35質量部とを混合し、比較例4の塗料組成物を作製したが、未溶解物が残存し、霧吹きできなかった。
抗菌剤を添加しなかった以外は実施例2と同様にして、比較例5の塗料組成物を作製した。
塗料組成物のpHは、pH試験紙(東洋濾紙株式会社製、ADVANTEC(登録商標))を用いて測定した。実施例11と12は、pH14と測定されたが、実施例10よりは実質的に塩基性が高いと推測される。
実施例1〜実施例14の塗料組成物をスプレー缶にそれぞれ封入し、塗料組成物を基材に吹き付け、塗布膜を作製し、そのまま自然乾燥させて皮膜を得た。皮膜の厚さは200μmとなるように調整した。基材は、アクリル樹脂板(100mm×30mm×厚さ3mm)とした。なお、スプレー缶には、塗料組成物100質量部に対して、スプレーガスとして、ジメチルエーテルを100質量部混合して封入した。
実施例1〜実施例14の塗料組成物をスプレー缶にそれぞれ封入したものであってそのまま1年保管したものを準備した。(皮膜の形成1)の場合と同様に皮膜を得た。
(皮膜の形成1)の場合と同様にして、実施例1〜実施例14の塗料組成物が封入されたスプレー缶をそれぞれ準備した。スプレー缶を用いて、それぞれの塗料組成物を水に濡れた基材に吹き付け、塗布膜を作製し、そのまま自然乾燥させて乾燥皮膜を得た。皮膜の厚さは200μmとなるように調整した。基材は、(皮膜の形成1)で用いた基材と同様とした。実施例2〜12の塗料組成物を吹き付けた場合、基材が水に濡れていたとしても、塗布膜は均一に形成された。一方、実施例1、実施例13及び実施例14の塗料組成物を吹き付けた場合、塗料組成物は水に溶け込まず、分離が観察された。
(皮膜の形成1)の場合と同様にして、実施例1〜実施例14の塗料組成物が封入されたスプレー缶をそれぞれ準備した。スプレー缶を用いて、それぞれの塗料組成物を容器に入れた水に向けて吹き付けた。実施例2〜12の塗料組成物を吹き付けた場合、塗料組成物は水に溶け込んでいった。一方、実施例1、実施例13及び実施例14の塗料組成物を吹き付けた場合、塗料組成物は水に溶け込まず、分離が観察された。
(皮膜の形成1)の場合と同様にして、実施例1〜実施例14の塗料組成物の乾燥皮膜を形成した基板をそれぞれ準備した。また、比較例5の塗料組成物について、スプレー缶を同様にして作製し、塗料組成物の乾燥皮膜を形成した基板を準備した。これらの基板を住宅の浴槽近くの壁面に並べ、6ヶ月間放置し、カビの発生の比較を行った。比較例5の基板の皮膜上には、黒色のカビの発生が観察された。一方、実施例1〜実施例14の基板の皮膜上には、カビの発生は観察されなかった。
Claims (2)
- 抗菌剤としてジヨードメチルパラトリルスルホンと、
皮膜形成樹脂としてワックス分が0.1質量%以下の乾燥透明セラックと、
溶媒と、を含有し、該溶媒の主成分がエチルアルコールであり、該溶媒の副成分がイソプロピルアルコール及びケトンであることを特徴とする塗料組成物。 - 前記塗料組成物が、pH調整剤として、アンモニア水をさらに含有し、かつ、前記塗料組成物のpHが7.4以上であることを特徴とする請求項1に記載の塗料組成物。
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