JP2019195438A - 吻合用接合子、接合子挿入補助具、および、吻合用接合子と接合子挿入補助具との組み合わせ - Google Patents

吻合用接合子、接合子挿入補助具、および、吻合用接合子と接合子挿入補助具との組み合わせ Download PDF

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邦博 太田
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【課題】径の小さなリンパ管と他の管状体とを吻合するために使用可能な吻合用接合子、接合子挿入補助具、および、吻合用接合子と接合子挿入補助具との組み合わせを提供する。【解決手段】第1管状体1であるリンパ管と第2管状体とを接合する吻合用接合子5は、リンパ管に挿入される第1端部50と、第2管状体に挿入される第2端部60と、第1端部と第2端部との間の胴体部とを具備する。第1端部は、側面視で、先細り形状を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、吻合用接合子、接合子挿入補助具、および、吻合用接合子と接合子挿入補助具との組み合わせに関する。
第1管状体(生体組織等)と、第2管状体(生体組織等)とを吻合する際に、接合子が用いられる場合がある。
関連する技術として、特許文献1には、接合子を挿入具(insertion tool)、あるいは、カテーテル本体(catheter body)によって保持することにより、吻合を補助することが記載されている(特に、特許文献1の図29A乃至図29F、図36A乃至図36Gを参照。)。
国際公開第2009/126244号
特許文献1に記載の挿入具では、径の小さなリンパ管に接合子を挿入することができない。また、これまでに、径の小さなリンパ管と他の管状体とを吻合する際に好適な吻合用接合子は、開発されていない。
そこで、本発明の目的は、径の小さなリンパ管と他の管状体とを吻合するために使用可能な吻合用接合子、接合子挿入補助具、および、吻合用接合子と接合子挿入補助具との組み合わせを提供することである。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態における吻合用接合子は、第1管状体(1)であるリンパ管(P)と第2管状体(2)とを接合する吻合用接合子(5)である。吻合用接合子(5)は、前記リンパ管(P)に挿入される第1端部(50)と、前記第2管状体に挿入される第2端部(60)と、前記第1端部(50)と前記第2端部(60)との間の胴体部(70)とを具備する。前記第1端部(50)は、側面視で、先細り形状を有する。
上記吻合用接合子(5)において、前記第1端部(50)は、第1環状部(55)を含んでいてもよい。前記第1環状部(55)は、前記吻合用接合子(5)の長手方向(X)に対して傾斜して配置されていてもよい。
上記吻合用接合子(5)において、前記吻合用接合子(5)が平面上に展開されたとき、前記吻合用接合子(5)の前記第1端部(50)側の先端(53)は、平面視で、前記胴体部(70)の外径の1/8以上1/2以下の曲率半径を有する曲線によって形成されていてもよい。
上記吻合用接合子(5)において、前記吻合用接合子(5)の前記第1端部(50)側の先端(53)は、前記吻合用接合子(5)の長手方向(X)に対して垂直な切断面(C1)を有していてもよい。
上記吻合用接合子(5)において、前記第1環状部(55)の表面は、電解研磨面であってもよい。
上記吻合用接合子(5)において、前記第2端部(60)は、第2環状部(65)を含んでいてもよい。また、前記胴体部(70)は、第3環状部(75)を含んでいてもよい。また、前記第3環状部(75)は、前記第1環状部(55)と非平行に配置されていてもよい。
上記吻合用接合子(5)において、前記胴体部(70)の外径(D1)は、0.2mm以上0.8mm以下であってもよい。
上記吻合用接合子(5)は、径内方向に非収縮性であってもよい。
いくつかの実施形態における吻合用接合子(5)と接合子挿入補助具(8)との組み合わせは、上述のいずれかの段落に記載の吻合用接合子(5)と接合子挿入補助具(8)との組み合わせである。前記接合子挿入補助具(8)は、前記吻合用接合子(5)をスライド移動可能に支持する接合子支持部(81;81B)と、術者が把持する被把持部(85)とを具備する。前記接合子支持部(81)の上方が開放されているか、あるいは、前記接合子支持部(81B)の外周面(820)が前記吻合用接合子(5)をガイドするガイド面を構成している。
いくつかの実施形態における接合子挿入補助具(8)は、吻合用接合子(5)を支持する接合子支持部(81;81B)と、術者が把持する被把持部(85)とを具備する。前記接合子支持部(81)の上方が開放されているか、あるいは、前記接合子支持部(81B)の外周面(820)が前記吻合用接合子(5)をガイドするガイド面を構成している。
本発明によれば、径の小さなリンパ管と他の管状体とを吻合するために使用可能な吻合用接合子、接合子挿入補助具、および、吻合用接合子と接合子挿入補助具との組み合わせを提供することができる。
図1は、2つの管状体を互いに接合する前の様子と、2つの管状体を互いに接合した後の様子とを模式的に示す概略断面図である。 図2は、実施形態における吻合用接合子の一例を模式的に示す図である。 図3は、実施形態における吻合用接合子の一例を模式的に示す概略2面図である。 図4は、実施形態における吻合用接合子の一例を模式的に示す概略2面図である。 図5は、実施形態における吻合用接合子の一例を模式的に示す図である。 図6は、実施形態における吻合用接合子の一例を模式的に示す図である。 図7は、実施形態における吻合用接合子をリンパ管に挿入する手順の一例を模式的に示す図である。 図8は、実施形態における吻合用接合子をリンパ管に挿入する方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態における接合子挿入補助具を模式的に示す概略2面図である。 図10は、接合子挿入補助具の接合子支持部を模式的に示す概略2面図である。 図11は、実施形態における接合子挿入補助具が吻合用接合子を支持し、かつ、接合子挿入補助具の一部が第1管状体に挿入された様子を模式的に示す概略斜視図である。 図12は、実施形態における接合子挿入補助具を模式的に示す概略側面図である。 図13は、変形例における接合子挿入補助具を模式的に示す概略側面図である。 図14は、実施形態における接合子挿入補助具の製造手順を模式的に示す図である。 図15は、実施形態における接合子挿入補助具の製造手順を模式的に示す図である。 図16は、実施形態における吻合用接合子をリンパ管に挿入する手順の一例を模式的に示す図である。
以下、吻合用接合子5、接合子挿入補助具8、および、吻合用接合子5と接合子挿入補助具8との組み合わせに関して、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については、同一の符号が付され、同一の符号が付されている部材、部位について、繰り返しとなる説明は省略される。
(方向の定義)
図2に示されるように、本明細書において、吻合用接合子5の長手方向Xに垂直な断面において、吻合用接合子5の第1端部50の先端53から近い側を「下方」、第1端部50の先端53から遠い側を「上方」と呼ぶ。また、本明細書において、吻合用接合子5の胴体部70から第1端部50に向かう方向を「第1方向」と呼び、第1方向とは反対の方向を「第2方向」と呼ぶ。
(第1管状体1および第2管状体2)
まず、図1を参照して、実施形態における吻合用接合子5を用いて接合される2つの管状体(第1管状体1、第2管状体2)について説明する。図1は、2つの管状体(1、2)を互いに接合する前の様子と、2つの管状体(1、2)を互いに接合した後の様子とを模式的に示す概略断面図である。
図1において、第1管状体1はリンパ管Pである。第2管状体2は、例えば、静脈である。図1に記載の例では、吻合用接合子5の第1端部50が、側面視で、先細り形状を有する。このため、第1端部50をリンパ管Pの端部P1に挿入する作業が容易である。図1に示されるように、吻合用接合子5の第2端部60が、側面視で、先細り形状を有していてもよい。この場合、第2端部60を第2管状体2(例えば、静脈)の端部に挿入する作業が容易となる。
なお、吻合用接合子5の第1端部50が第1管状体1(リンパ管P)に挿入され、吻合用接合子5の第2端部60が第2管状体2に挿入された後、第1管状体1と第2管状体2とは、生体接着剤G等により固着されてもよい。図1に記載の例では、第1管状体1の内径が、第2管状体2の内径よりも小さいが、第1管状体1の内径は、第2管状体の内径と等しくてもよい。
(吻合用接合子5)
図2乃至図6を参照して、実施形態における吻合用接合子5について説明する。図2は、実施形態における吻合用接合子5の一例を模式的に示す図である。図2の中央には、吻合用接合子5の概略側面図が記載され、図2の左側には、吻合用接合子5の概略正面図が記載され、図2の右側には、吻合用接合子5の概略背面図が記載され、図2の上側には、吻合用接合子5を平面上に展開した時の展開図が記載されている。図3は、実施形態における吻合用接合子5の一例を模式的に示す概略2面図である。図4は、実施形態における吻合用接合子5の一例を模式的に示す概略2面図である。図3および図4の左側には正面図が記載され、図3および図4の右側には側面図が記載されている。図5は、実施形態における吻合用接合子5の一例を模式的に示す図である。図5の中央には、吻合用接合子5の概略側面図が記載され、図5の左側には、吻合用接合子5の概略正面図が記載され、図5の右側には、吻合用接合子5の概略背面図が記載され、図5の上側には、吻合用接合子5を平面上に展開した時の展開図が記載されている。図6は、実施形態における吻合用接合子5の一例を模式的に示す図である。図6の中央には、吻合用接合子5の概略側面図が記載され、図6の左側には、吻合用接合子5の概略正面図が記載され、図6の右側には、吻合用接合子5の概略背面図が記載され、図6の上側には、吻合用接合子5を平面上に展開した時の展開図が記載されている。
図2において、吻合用接合子5は、第1管状体1であるリンパ管Pと、第2管状体2(例えば、静脈)とを接合する接合子である。吻合用接合子5は、リンパ管Pの端部に挿入される第1端部50と、第2管状体2に挿入される第2端部60と、第1端部50と第2端部60との間の胴体部70とを備える。
実施形態における吻合用接合子5の第1端部50は、側面視で、先細り形状を有する部分である。第1端部50が先細り形状を有するため、第1端部50をリンパ管Pに挿入するのが容易である。
癌等の治療時にリンパ節が切除されると、当該リンパ節に接続されていたリンパ管は、静脈に向けてリンパ液を戻すことができない。この場合、リンパ液が、体内に滞留することとなり、重度なむくみが生じる。リンパ管と静脈とを吻合すれば、当該むくみの問題を解消できるが、リンパ管が極めて細いことが吻合に際しての障害となる。リンパ管の内径は、約0.3mm程度である。このため、従来、リンパ管と静脈とを吻合する場合、熟練度の高い医師が、顕微鏡を使用しつつ、長時間かけてリンパ管と静脈とを縫合する手術を行っていた。
リンパ管は非常に柔らかいため、切断面は扁平となっている。このため、挿入のためにリンパ管の端部を開口させることが困難であり、リンパ管を適正な姿勢に維持することが困難である。また実際の手術では複数個所を吻合すること(換言すれば、複数のリンパ管と、複数の静脈とを、それぞれ吻合すること)が多く、一か所の吻合時間を大幅に短縮させることが望まれている。実施形態における吻合用接合子5を用いると、吻合用接合子5の第1端部50をリンパ管Pに容易に挿入することができる。より具体的には、実施形態における吻合用接合子5の第1端部50は、先細り形状を有するため、リンパ管Pの開口が小さくても、第1端部50の先端53をリンパ管Pに挿入することができる。また、第1端部50の先端53がリンパ管Pにより深く挿入されるにつれて、リンパ管Pの端部の開口面積が徐々に大きくなる。このため、第1端部50の胴体部70(相対的に外径が大きい胴体部70)をリンパ管P内に挿入することも容易に実行できる。その結果、吻合に要する時間が短縮される。よって、実施形態における吻合用接合子5を用いると、医師の負担が軽減されるとともに、より多くの患者が、吻合手術の恩恵を受けられるようになる。また、吻合用接合子5の第1端部50をリンパ管Pに挿入する際に、高い熟練度が要求されない。このため、より多くの医師がリンパ管と静脈との吻合術を実行することが可能となる。実施形態における吻合用接合子5は、癌の治療その他を要因とするリンパ浮腫等の治療において、極めて有用である。
続いて、実施形態における吻合用接合子5において採用可能な構成について、具体的に説明する。
(第1端部50)
図2に記載の例では、第1端部50は、側面視で、胴体部70と等しい外径を有する第1端部基端部52から先端53に向けて滑らかに細くなる形状を有する。よって、第1端部50をリンパ管Pに挿入するときに、第1端部50がリンパ管Pの端に引っ掛かることが抑制される。図2に記載の例では、第1端部50は、側面視で、略直角三角形の外形形状を有する。
図2に記載の例では、第1端部50は、側面視で、第1端部基端部52から先端53に向かうにつれて、高さ方向の位置が低くなる傾斜エッジ54を有する。図2に記載の例では、傾斜エッジ54は、側面視で、直線状の傾斜エッジである。代替的に、図3に示されるように、傾斜エッジ54は、側面視で、下に凸な曲線状の傾斜エッジを含んでいてもよく、あるいは、図4に示されるように、傾斜エッジ54は、側面視で、上に凸な曲線状の傾斜エッジを含んでいてもよい。更に代替的に、傾斜エッジ54は、側面視で、下に凸な曲線状の傾斜エッジおよび上に凸な曲線状の傾斜エッジを含んでいてもよい。
図2の左側に示される正面図から把握されるように、実施形態における吻合用接合子5の第1端部50は、第1環状部55を備えることが好ましい。第1端部50が第1環状部55を備えることにより、第1端部50の剛性が高くなり、第1端部50が潰れにくくなる。第1環状部55は、側面視で、吻合用接合子5の長手方向Xに対して傾斜して配置されていることが好ましい。
図2に記載の例では、第1環状部55は、吻合用接合子5の縁に配置されている。換言すれば、第1環状部55は、吻合用接合子5の第1方向側の縁部を構成している。第1環状部55が、吻合用接合子5の縁に配置されていることにより、吻合用接合子5の縁の剛性が高くなり、吻合用接合子5の縁をリンパ管Pに挿入し易くなる。なお、図2に記載の例では、第1環状部55によって、上述の傾斜エッジ54が形成されている。図2に記載の例では、第1環状部55よりも第1方向側には、吻合用接合子5を構成する部分が何ら存在していない。
第1環状部55は、平面視において、角部を有さないことが好ましい。第1環状部55が、平面視で、角部を有さないことにより、リンパ管Pに第1環状部55を挿入する作業を円滑に行うことができる。図5に記載の例では、吻合用接合子5が、平面視において角部CPを有する。よって、リンパ管Pに第1環状部55を挿入する際に、角部CPが、リンパ管Pに引っ掛かるおそれがある。ただし、実施形態には、吻合用接合子5の第1環状部55が、平面視において、角部を有する態様も包含される。
図2(図2の上側の展開図)に記載の例では、吻合用接合子5が平面上に展開されたとき、先端53(すなわち、第1環状部55のうち胴体部70から最も遠い部分)は、平面視で、胴体部70の外径の1/8以上1/2以下の曲率半径R1(例えば、胴体部70の外径が0.8mmである場合には、0.1mm以上0.4mm以下の曲率半径R1)を有する曲線によって形成されている。このため、第1環状部55をリンパ管Pに挿入する際に、第1環状部55がリンパ管Pに引っ掛かることが抑制される。なお、吻合用接合子5の平面上への展開は、例えば、吻合用接合子5を構成する複数の環状部(55、65、75)を吻合用接合子5の長手方向Xに沿って切断し、切断後の吻合用接合子5を平面上に押し広げることによって行うことができる。
図2(図2の中央の側面図)に記載の例では、先端53(すなわち、第1環状部55のうち胴体部70から最も遠い部分)は、吻合用接合子5の長手方向Xに対して垂直な切断面C1を有する。吻合用接合子5の母材を斜めに切断して第1環状部55を形成する場合、先端53(すなわち、第1環状部55のうち胴体部70から最も遠い部分)における切断面は傾斜面となる。これに対し、図2に記載の例では、先端53における切断面は鉛直面(長手方向Xに対して垂直な切断面C1)である。よって、第1環状部55をリンパ管Pに挿入する際に、先端53がリンパ管Pに引っ掛かることが抑制される。なお、長手方向Xに対して垂直な切断面C1は、例えば、長手方向Xに対して垂直な方向に沿って、第1端部50に切断用レーザービームを照射することによって形成することができる。
第1環状部55の角部を確実に除去する観点から第1環状部55の表面は電解研磨面であることが好ましい。また、第1環状部55がレーザー加工によって形成される場合には、電解研磨処理によって、レーザー加工により生成されたドロスが除去される。第1環状部55の表面を電解研磨面とするためには、例えば、吻合用接合子5の全体を電解液に浸し、吻合用接合子5を陽極に接続した状態で電解研磨処理すればよい。この場合、吻合用接合子5の表面全体が電解研磨面となる。
なお、電解研磨処理による研磨量は、0.005mm以上0.03mm以下であることが好ましい。研磨量が0.005mm未満であると、角部の除去が不十分となる可能性があり、研磨量が0.03mm超であると、吻合用接合子5の厚さが薄くなり、吻合用接合子の剛性が不十分となるおそれがある。
(第2端部60)
吻合用接合子5の第2端部60は、側面視で、先細り形状を有する。このため、第2端部60を第2管状体2に挿入するのが容易である。ただし、実施形態には、第2端部60が、側面視で、先細り形状でない態様も包含される。
図2に記載の例では、第2端部60は、側面視で、胴体部70と等しい外径を有する第2端部基端部62から先端63に向けて滑らかに細くなる形状を有する。図2に記載の例では、第2端部60は、側面視で、略直角三角形の外形形状を有する。
図2に記載の例では、第2端部60は、側面視で、第2端部基端部62から先端63に向かうにつれて、高さ方向の位置が高くなる傾斜エッジ64を有する。代替的に、第2端部60は、側面視で、第2端部基端部62から先端63に向かうにつれて、高さ方向の位置が低くなる傾斜エッジ64を有していてもよい。図2に記載の例では、傾斜エッジ64は、側面視で、直線状の傾斜エッジである。代替的に、傾斜エッジ64は、側面視で、上に凸な曲線状の傾斜エッジ、および/または、下に凸な曲線状の傾斜エッジを含んでいてもよい。
図2の右側に示される背面図から把握されるように、実施形態における吻合用接合子5の第2端部60は、第2環状部65を備えることが好ましい。第2端部60が第2環状部65を備えることにより、第2端部60の剛性が高くなり、第2端部60が潰れにくくなる。第2環状部65は、側面視で、吻合用接合子5の長手方向Xに対して傾斜して配置されていることが好ましい。
図2に記載の例では、第2環状部65は、吻合用接合子5の縁に配置されている。換言すれば、第2環状部65は、吻合用接合子5の第2方向側の縁部を構成している。第2環状部65が、吻合用接合子5の縁に配置されていることにより、吻合用接合子5の縁の剛性が高くなり、吻合用接合子5の縁を第2管状体2に挿入し易くなる。なお、図2に記載の例では、第2環状部65により、上述の傾斜エッジ64が形成されている。図2に記載の例では、第2環状部65よりも第2方向側には、吻合用接合子5を構成する部分が何ら存在していない。
吻合用接合子5が平面上に展開されたとき、第2環状部65は、平面視において、角部を有さないことが好ましい。第2環状部65が、平面視で、角部を有さないことにより、第2管状体2に第2環状部65を挿入する作業を円滑に行うことができる。
図2(図2の上側の展開図)に記載の例では、吻合用接合子5が平面上に展開されたとき、第2環状部65のうち胴体部70から最も遠い部分Eは、平面視で、胴体部70の外径の1/8以上1/2以下の曲率半径R2(例えば、胴体部70の外径が0.8mmである場合には、0.1mm以上0.4mm以下の曲率半径R2)を有する曲線によって形成されている。このため、第2環状部65を第2管状体2に挿入する際に、第2環状部65が第2管状体2に引っ掛かることが抑制される。
図2(図2の中央の側面図)に記載の例では、第2環状部65のうち胴体部70から最も遠い部分Eは、吻合用接合子5の長手方向Xに対して垂直な切断面C2を有する。
(胴体部70)
図2に記載の例では、胴体部70は、複数の線状部材71を含む。図2に記載の例では、第1線状部材71aの第1端部は、第1環状部55に連結され、第1線状部材71aの第2端部は、胴体部70に配置された第3環状部75に連結されている。また、第2線状部材71bの第1端部は、第3環状部75に連結され、第2線状部材71bの第2端部は、第2環状部65に連結されている。図2に記載の例では、第1線状部材71aおよび第2線状部材71bが直線状の部材であることにより、第1線状部材71aおよび第2線状部材71bが曲線状の部材である場合と比較して、吻合用接合子5の剛性を高くすることができる。図2に記載の例では、第1線状部材71aと第2線状部材71bとは、一つの直線上に配置されている。
図2に記載の例では、第3線状部材71cの第1端部は、第1環状部55に連結され、第3線状部材71cの第2端部は、第3環状部75に連結されている。また、第4線状部材71dの第1端部は、第3環状部75に連結され、第4線状部材71dの第2端部は、第2環状部65に連結されている。図2に記載の例では、第3線状部材71cと第4線状部材71dとは、一つの直線上に配置されている。
第5線状部材71e、第7線状部材71gは、第1線状部材71aと同様の部材であり、第6線状部材71f、第8線状部材71hは、第2線状部材71bと同様の部材である。よって、第5線状部材71e乃至第8線状部材71hについての繰り返しとなる説明は省略する。なお、図2に記載の例では、複数の線状部材71の各々は、吻合用接合子5の長手方向Xと平行である。
図2には、吻合用接合子5が、8個の線状部材71(直線上に配置された2個の線状部材を1個の線状部材としてカウントするときには、4個の線状部材)を有する例が記載されているが、実施形態において、吻合用接合子5が有する線状部材71の数は任意である。なお、吻合用接合子5の剛性を確保する観点から、吻合用接合子5は、吻合用接合子5の周方向に沿って、少なくも3個以上の線状部材71を有すること、例えば、吻合用接合子5の周方向に沿って、3個以上8個以下の線状部材71を有することが好ましい。図2に記載の例では、吻合用接合子5は、吻合用接合子5の周方向に沿って、4個の線状部材(71a、71c、71e、71g)を有する。
図2に記載の例では、胴体部70は、第3環状部75を備える。胴体部70が第3環状部75を備える場合、胴体部70の剛性が高くなり、胴体部70が潰れにくくなる。また、第3環状部75を、ピンセット等の把持具で挟持する際の被把持部として利用することができる。
図2に記載の例では、第3環状部75は、第1環状部55と非平行に配置されている。また、第3環状部75は、第2環状部65と非平行に配置されている。図2に記載の例では、第1環状部55および第2環状部65が、側面視で、傾斜配置されているのに対し、第3環状部75は、吻合用接合子5の長手方向Xに垂直な面に沿って配置されている。
図2に記載の例では、第1環状部55、第3環状部75および隣接する2つの線状部材71によって、開口部76が形成されている。当該開口部76が存在することにより、リンパ管(あるいは、静脈)の組織の成長が阻害されない。開口部76を通って成長する組織は、線状部材71を包み込むことが可能である。なお、吻合用接合子5が生体吸収性材料によって構成される場合には、開口部76の存在により、吻合用接合子5が、リンパ管(あるいは、静脈)の組織に吸収されやすくなる。なお、ポリ乳酸(生体吸収性ポリマーの一つ)で吻合用接合子5を形成すると、強度、靭性が不足する可能性があるため、生体吸収性材料の一つであるマグネシウム合金で吻合用接合子5を形成してもよい。もちろん、吻合用接合子5の材質として、生体非吸収性の材料(例えば、生体非吸収性の金属)が使用されても構わない。
図2に記載の例では、第2環状部65、第3環状部75および隣接する2つの線状部材71によっても、開口部76が形成されている。複数の開口部76は、例えば、円筒形状を有する母材を、レーザービームを用いて切り抜くことにより形成される。また、レーザービームを用いて複数の開口部76が形成されることにより、第1環状部55、第2環状部65、第3環状部75、および/または、複数の線状部材71が形成される。
図2に記載の例では、胴体部70が有する開口部76(側面開口部)の数は、8個であるが、胴体部70が有する開口部76の数は、8個以外の数、例えば、4個、5個、6個、7個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、あるいは、17個以上であってもよい。図2に記載の例では、吻合用接合子が平面上に展開されたとき、平面視において、吻合用接合子5全体面積(開口部76、線状部材71、および、環状部(55、65、75)の面積の合計)に占める開口部76の面積の割合は、例えば、50%以上95%以下、60%以上90%以下、あるいは、70%以上90%以下である。吻合用接合子5全体面積に占める開口部76の面積の割合が大きい場合には、リンパ管(あるいは、静脈)の組織の成長が阻害されにくい。
図2に記載の例では、吻合用接合子5が有する複数の環状部(55、65、75)は、波形の環状部でない。このため、吻合用接合子5は、吻合用接合子5の径内方向(吻合用接合子の長手方向中心軸に向かう方向)に収縮しない。より具体的には、吻合用接合子5の外側面に吻合用接合子5の径内方向に向かう荷重が一様に作用する場合(換言すれば、吻合用接合子5がリンパ管Pに挿入された場合)において、吻合用接合子5は、吻合用接合子5の径内方向に収縮しない。
図2に記載の例では、第3環状部75は、例えば、真円形状を有し、径内方向に非収縮性(unshrinkable)である。また、第1環状部55、および、第2環状部65は、楕円形状(「楕円形状」には、略楕円形状も包含される。)を有し、径内方向に非収縮性(unshrinkable)である。
吻合用接合子5が、吻合用接合子5の径内方向に非収縮性(unshrinkable)であることにより、リンパ管Pに挿入後の吻合用接合子5は、リンパ管Pの内壁面によって、強く支持される。また、吻合用接合子5が潰れにくい。
吻合用接合子5が径内方向に非収縮性であることは、吻合用接合子5をリンパ管Pに挿入する際に、リンパ管Pを拡径する必要があることを意味する。通常、生体組織の管状体(例えば、血管)にステント等の挿入物を挿入する場合には、当該挿入物は、収縮された状態で、生体組織の管状体に挿入される。これに対し、図2に記載の例では、吻合用接合子5を収縮させない状態で、吻合用接合子5をリンパ管Pに挿入する点で独創性が高い。ただし、実施形態には、吻合用接合子5が径内方向に収縮性を有する態様も包含される。また、本明細書において、「収縮」とは、径内方向に一様に縮むことを意味する。よって、吻合用接合子が扁平化可能であることは、吻合用接合子が収縮可能であることに包含されない。
(吻合用接合子5のサイズ)
図6を参照して、吻合用接合子5のサイズの一例について説明する。
吻合用接合子5の全長L1は、例えば、2mm以上5mm以下である。吻合用接合子5の第1端部50の長さL2(換言すれば、吻合用接合子5の長手方向Xに沿う方向における傾斜エッジ54の長さ)は、例えば、0.25mm以上1mm以下である。吻合用接合子5の第2端部60の長さL3(換言すれば、吻合用接合子5の長手方向Xに沿う方向における傾斜エッジ64の長さ)は、例えば、0.25mm以上1mm以下である。また、胴体部70の長さL4は、例えば、1.5mm以上4.5mm以下である。
吻合用接合子5の外径D1(換言すれば、胴体部70の外径D1)は、例えば、0.2mm以上0.8mm以下である。胴体部70の外径D1が0.8mm以下、あるいは、0.6mm以下である場合、胴体部70を、極めて細いリンパ管P(例えば、内径0.7mm以下のリンパ管、あるいは、内径0.5mm以下のリンパ管)に挿入することが可能となる。これまで、極めて細いリンパ管Pに吻合用接合子5を挿入することは困難であると考えられていた。これに対し、実施形態では、第1端部50の形状を、側面視で、先細り形状とすることにより、吻合用接合子を極めて細いリンパ管に挿入することを可能にしている。図6に記載の例では、胴体部70の外径D1は、第3環状部75の外径と等しい。また、胴体部70の外径D1は、吻合用接合子5の長手方向Xに沿って変化せず、一定である。なお、本明細書において、胴体部70の外径D1とは、吻合用接合子5の長手方向Xに垂直な断面において、複数の線状部材71の外面を通る仮想的な円の直径を意味する。
吻合用接合子5の長手方向Xに対する吻合用接合子5の第1環状部55の傾斜角度α、換言すれば、側面視で、傾斜エッジ54を構成する直線(または、側面視で、傾斜エッジ54を構成する曲線に対する接線)と、吻合用接合子5の長手方向Xとの間のなす角度αは、例えば、30度以上60度以下である。同様に、吻合用接合子5の長手方向Xに対する吻合用接合子5の第2環状部65の傾斜角度βは、例えば、30度以上60度以下である。
吻合用接合子5の厚さT1(すなわち、吻合用接合子5の長手方向Xに垂直な方向における吻合用接合子5を構成する板材または線材(例えば、線状部材71)の厚さ)は、例えば、0.02mm以上0.09mm以下である。厚さT1が、0.02mm未満であると、吻合用接合子5の剛性が不足するおそれがあり、厚さが、0.09mm超であると、吻合用接合子5の内径を十分に確保できないおそれがある。
第1環状部55を構成する環状線材の幅W1(吻合用接合子5の長手方向Xに沿う方向の幅)は、例えば、0.02mm以上0.09mm以下である。また、第2環状部65を構成する環状線材の幅W2(吻合用接合子5の長手方向Xに沿う方向の幅)は、例えば、0.02mm以上0.09mm以下である。また、第3環状部75を構成する環状線材の幅W3(吻合用接合子5の長手方向Xに沿う方向の幅)は、例えば、0.02mm以上0.09mm以下である。
線状部材71の幅W4(吻合用接合子5の周方向に沿う方向の幅)は、例えば、0.02mm以上0.09mm以下である。
上述の各数値範囲は、いずれも、実施形態における吻合用接合子5において採用可能な数値範囲である。ただし、実施形態における吻合用接合子5は、上述の数値範囲によって限定的に解釈されるものではない。
(吻合用接合子5のリンパ管Pへの挿入方法)
図7および図8を参照して、実施形態における吻合用接合子5をリンパ管Pに挿入する方法の一例について説明する。図7は、実施形態における吻合用接合子5をリンパ管Pに挿入する手順の一例を模式的に示す図である。図8は、実施形態における吻合用接合子5をリンパ管Pに挿入する方法の一例を示すフローチャートである。
図7(a)に示されるように、第1ステップST1において、吻合用接合子5および接合子挿入補助具8が準備される。吻合用接合子5および接合子挿入補助具8は、第1ステップST1の前に、予め滅菌処理されていることが好ましい。
図7(b)に示されるように、第2ステップST2において、接合子挿入補助具8の接合子支持部81が、リンパ管P内に挿入される。接合子支持部81が先細り形状を有する場合には、リンパ管Pに、接合子支持部81の先端部80aを容易に挿入することができる。図7(b)に記載の例では、先端部80aの幅がリンパ管Pの内径より小さく、接合子支持部81の中央部分80bの幅がリンパ管Pの内径よりも大きい。よって、接合子支持部81がリンパ管Pに挿入されるにつれて、リンパ管Pの端部P1が拡径される。接合子支持部81がリンパ管Pを拡径することの反作用として、接合子支持部81(より具体的には、後述の第1部分82)が、リンパ管Pに対して心出しされる。
図7(b)に示されるように、第3ステップST3において、吻合用接合子5が、接合子支持部81上に載置される。第3ステップST3は、ピンセット等の把持具9を用いて実行されてもよい。図7(b)に記載の例では、吻合用接合子5が把持具9によって把持され、把持具9を操作することにより、吻合用接合子5が接合子支持部81上に載置される。図7(b)に記載の例では、吻合用接合子5の第3環状部75が把持具9によって把持されている。
第3ステップST3は、第2ステップST2の前に実行されてもよいし、第2ステップST2の後に実行されてもよい。
第4ステップST4において、吻合用接合子5の第1端部50が、リンパ管P内に挿入される。第4ステップST4は、吻合用接合子5を、接合子支持部81に対してスライド移動させることにより実行される。より具体的には、第4ステップST4は、吻合用接合子5が接合子支持部81に載置された状態で、吻合用接合子5をリンパ管Pに向けて押し込むことにより実行される。吻合用接合子5の押し込み動作は、ピンセット等の把持具9を用いて実行されてもよい。図7(c)に記載の例では、吻合用接合子5が把持具9によって把持され、把持具9を操作することにより、吻合用接合子5がリンパ管P内に押し込まれている。なお、吻合用接合子5の押し込み動作は、把持具9が第3環状部75を押圧することにより実行されてもよいし、把持具9が第2環状部65を押圧することにより実行されてもよい。
図7に記載の例では、吻合用接合子5の第1端部50は、側面視で、先細り形状を有する。このため、吻合用接合子5の第1端部50をリンパ管Pに挿入する作業が容易である。図7(c)に示されるように、第1端部50がリンパ管Pに挿入されるにつれて、リンパ管Pは、傾斜エッジ54によって拡径される。よって、第1端部50をリンパ管Pに挿入する作業が更に容易となる。また、図7に記載の例では、リンパ管Pの端部P1が、接合子支持部81によって拡径されている。このため、吻合用接合子5の第1端部50をリンパ管Pに挿入する作業が容易である。さらに、上述のとおり、接合子支持部81(より具体的には、後述の第1部分82)が、リンパ管Pに対して心出しされているため、接合子挿入補助具8に沿って移動する吻合用接合子5も、リンパ管Pに対して自動的に心出しされる。このため、吻合用接合子5の第1端部50をリンパ管Pに挿入する作業が容易である。
図7に記載の例では、無負荷状態におけるリンパ管Pの内径が、吻合用接合子5の外径よりも小さい。しかし、吻合用接合子5の第1端部50が、側面視で、先細り形状を有することにより、および/または、リンパ管Pの端部P1が、接合子支持部81によって拡径されることにより、吻合用接合子5の第1端部50をリンパ管Pに挿入することが可能である。
(接合子挿入補助具8の第1例)
図9および図10を参照して、実施形態における接合子挿入補助具8の第1例について説明する。図9は、実施形態(第1例)における接合子挿入補助具8を模式的に示す概略2面図である。図9の左側には、接合子挿入補助具8の側面図が記載され、図9の右側には、接合子挿入補助具8の背面図が記載されている。図10は、接合子挿入補助具8の接合子支持部81を模式的に示す概略2面図である。図10の上側には、接合子支持部81の平面図が記載され、図10の下側には、接合子支持部81の側面図が記載されている。
図9に記載の例では、接合子挿入補助具8は、吻合用接合子5をスライド移動可能に支持する接合子支持部81と、被把持部85とを備える。接合子支持部81は、リンパ管Pに挿入される部分であり、接合子支持部81は、例えば、金属製(より具体的には、ステンレス鋼製)である。被把持部85は、術者によって把持される部分であり、被把持部85は、例えば、金属製(より具体的には、ステンレス鋼製)である。図9に記載の例では、接合子支持部81と被把持部85とが任意の接合手段により互いに接合されている。接合子支持部81の長手方向軸AX1と、被把持部85の長手方向軸AX2とのなす角度θは、例えば、90度以上150度以下である。なお、図9に記載の例では、角度θは、90度である。
接合子支持部81は、上方が開放されている第1部分82(すなわち、開放部)を有することが好ましい。図10に記載の例では、第1部分82は、断面(接合子支持部81の長手方向軸AX1に垂直な断面)において、凹形状を有し、凹形状の上方が開放されている。接合子支持部81の上方が開放されている場合には、吻合用接合子5を接合子支持部81上に載置するのが容易である。図10に記載の例では、第1部分82の基端側に、上方が開放されていない第2部分83が設けられている。接合子支持部81の長手方向軸AX1に垂直な断面における第2部分83の形状は、例えば、円形状である。なお、第2部分83は、省略されてもよい。
図10に記載の例では、第1部分82は、断面(接合子支持部81の長手方向軸AX1に垂直な断面)において、円弧形状を有する。当該円弧の弧の長さは、接合子支持部81の先端E2に向かうにつれて短くなる。なお、当該円弧の曲率半径R3は、接合子支持部81の長手方向軸AX1に沿って、一定であってもよく、一定でなくてもよい。当該円弧の曲率半径R3が、接合子支持部81の長手方向軸AX1に沿って一定である場合には、円筒体を加工することにより接合子支持部81を製造することが可能である。よって、接合子支持部81の製造コストが低減される。
図10に記載の例では、平面視において、第1部分82の幅(特に、第1部分82のうち先端E2に近い部分の幅)は、吻合用接合子5の幅よりも小さい。よって、吻合用接合子5は、第1部分82の両側の縁部82a、82b(より具体的には、円弧の両側の縁部)において接触支持される。換言すれば、第1部分82の縁部82a、82bが、吻合用接合子5を摺動自在に案内するガイド部として機能する。
第1部分82の長さL5は、吻合用接合子5の全長より長く、長さL5は、例えば、3mm以上15mm以下である。
図10に記載の例では、接合子支持部81は、側面視で、先細り形状を有する。接合子支持部81の先端部80aの厚さH1は、例えば、0.03mm以上0.15mm以下である。
図10に記載の例では、接合子支持部81は、平面視で、先細り形状を有する。また、接合子支持部81の先端部80aは、平面視で、半径0.02mm以上0.15mm以下の丸め加工が施されている。よって、接合子支持部81の先端部80aを、極めて細いリンパ管Pに、円滑に挿入することができる。
図10に記載の例では、接合子支持部81の先端E2からの距離が0.20mmにおける断面(接合子支持部81の長手方向軸AX1に垂直な断面)において、接合子支持部81の幅W5は、0.3mm程度である。
実施形態における接合子挿入補助具8の接合子支持部81は、先端に向かって細くなる先細り形状を有する。このため、接合子支持部81の先端部80aを、極めて細いリンパ管Pに、円滑に挿入することができる。また、吻合用接合子5の第1端部50をリンパ管Pに挿入するに際しては、吻合用接合子5を接合子支持部81に対してスライド移動させればよい。このため、吻合用接合子5を容易にリンパ管Pに挿入することができる。
(接合子挿入補助具8の第2例)
図11乃至図15を参照して、実施形態における接合子挿入補助具8の第2例について説明する。図11は、実施形態(第2例)における接合子挿入補助具8が吻合用接合子5を支持し、かつ、接合子挿入補助具8の一部が第1管状体1(より具体的には、リンパ管P)に挿入された様子を模式的に示す概略斜視図である。なお、図11において、第1管状体1の内部の様子を把握し易くする目的で、第1管状体1が破線によって表示され、第1管状体1に挿入された接合子支持部81Bおよび吻合用接合子5が実線によって表示されている。図12は、実施形態(第2例)における接合子挿入補助具8を模式的に示す概略側面図である。図13は、変形例における接合子挿入補助具8を模式的に示す概略側面図である。図14および図15は、実施形態(第2例)における接合子挿入補助具8の製造手順を模式的に示す図である。
図11に記載の例では、接合子挿入補助具8は、吻合用接合子5をスライド移動可能に支持する接合子支持部81Bと、被把持部85とを備える。接合子支持部81Bは、リンパ管Pに挿入される部分であり、接合子支持部81Bは、例えば、金属製(より具体的には、ステンレス鋼製)である。被把持部85は、術者によって把持される部分であり、被把持部85は、例えば、金属製(より具体的には、ステンレス鋼製)である。図11に記載の例では、接合子支持部81Bと被把持部85とが任意の接合手段により互いに接合されている。接合子支持部81Bの長手方向軸AX1と、被把持部85の長手方向軸AX2とのなす角度θは、例えば、90度以上150度以下である。なお、図11に記載の例では、角度θは、90度である。
接合子支持部81Bは、吻合用接合子5をガイドする外周面820を備える。換言すれば、接合子支持部81Bの外周面820が吻合用接合子5をガイドするガイド面を構成している。図11に記載の例では、接合子支持部81Bは、円柱形状部82Bを有し、当該円柱形状部82Bの側面が、吻合用接合子5をガイドする外周面820である。
図11に記載の例において、円柱形状部82Bの外径は、吻合用接合子5の内径よりも小さい。このため、円柱形状部82Bを、吻合用接合子5の内側に挿入することが可能である。また、接合子挿入補助具8は、吻合用接合子5の内側に円柱形状部82Bが配置された状態で、吻合用接合子5を支持することが可能である。なお、円柱形状部82Bの外径は、例えば、0.1mm以上0.8mm以下である。また、円柱形状部82Bの長さは、吻合用接合子5の全長より長く、円柱形状部82Bの長さは、例えば、3mm以上15mm以下である。
図12に記載の例では、被把持部85は、被把持部第1部分85aと、被把持部第2部分85bとを備える。被把持部第1部分85aは、手術時に術者が実際に把持する部分であり、被把持部第2部分85bは、被把持部第1部分85aと接合子支持部81Bとの間に配置される部分である。図12に記載の例では、被把持部第1部分85aは、円筒形状または円柱形状を有する。他方、被把持部第2部分85bは、扁平形状(より具体的には、板形状)を有する。また、被把持部第2部分85bには、孔部851が設けられ、当該孔部851に、接合子支持部81Bの基端部が挿入されている。なお、被把持部第2部分85b(より具体的には、孔部851)と、接合子支持部81Bの基端部とは、任意の接合手段により互いに接合されている。
図13に記載の接合子挿入補助具8は、図12に記載の接合子挿入補助具8の変形例である。図12に記載の接合子挿入補助具8では、接合子支持部81Bの長手方向軸AX1と被把持部第1部分85aの長手方向軸AX3との間のなす角度εが90度であるのに対し、図13に記載の接合子挿入補助具8では、接合子支持部81Bの長手方向軸AX1と被把持部第1部分85aの長手方向軸AX3との間のなす角度εが、90度より大きく180度より小さい。長手方向軸AX1と長手方向軸AX3との間のなす角度εは、例えば、90度以上150度以下、あるいは、90度以上120度以下である。
(接合子挿入補助具8の製造手順)
図14および図15を参照して、実施形態(第2例)における接合子挿入補助具8の製造手順の一例について説明する。
図14(a)に示されるように、第1ステップST101において、被把持部85を形成するための第1棒状材B1が準備される。第1棒状材B1は、例えば、円筒状部材または円柱状部材である。
図14(b)に示されるように、第2ステップST102において、第1棒状材B1の一部が扁平化される。扁平化された部分は、被把持部第2部分85bを構成する。第1棒状材B1の一部を扁平化する工程は、例えば、第1棒状材B1の一部をプレス加工することにより実行される。なお、第1棒状材B1のうち、扁平化されていない部分は、被把持部第1部分85a(手術時に術者が実際に把持する部分)を構成する。
図14(c)に示されるように、第3ステップST103において、扁平化された部分の一部が除去される。被把持部第2部分85bの先端部は、手術時に、患者の手術部位に近い位置に配置される。このため、被把持部第2部分85bの先端部と、手術部位または他の手術具との間の干渉を避けるために、被把持部第2部分85bの先端部の一部(換言すれば、扁平化された部分の一部)が除去されることが好ましい。また、被把持部第2部分85bの先端部の一部(換言すれば、扁平化された部分の一部)が除去されることにより、術者にとって、手術部位の視認性が向上する。図14(c)に記載の例では、被把持部第2部分85bの先端部の一部が除去されることにより、被把持部85(より具体的には、被把持部第2部分85b)は、先端に向かうにつれて幅が狭くなる先細り形状を有することとなる。
なお、第3ステップST103は、必須の工程ではない。換言すれば、第3ステップST103は省略されても構わない。
図14(d)に示されるように、第4ステップST104において、被把持部第2部分85bに孔部851が形成される。孔部851は、例えば、貫通孔部である。被把持部第2部分85bに孔部851を形成する工程は、例えば、任意の穿孔機を用いて実行される。第4ステップST104は、第3ステップST103の前に実行されてもよいし、第3ステップST103の後に実行されてもよい。
図15(a)に示されるように、第5ステップST105において、被把持部第2部分85b(より具体的には、扁平化された部分)に、接合子支持部81Bが接合される。接合子支持部81Bは、棒状材(より具体的には、円柱状部材)である。第5ステップST105は、例えば、接合子支持部81B(棒状材)を孔部851に挿入する工程と、孔部851に挿入された接合子支持部81Bを、被把持部85(より具体的には、被把持部第2部分85b)に接合する工程とを含む。接合子支持部81Bと被把持部85との間の接合は、圧入、および/または、溶接(例えば、レーザー溶接)等の任意の接合手段により実行される。
図15(b)に示されるように、第6ステップST106において、被把持部85(より具体的には、被把持部第2部分85b)に、屈曲部853が形成されてもよい。屈曲部853の形成は、例えば、被把持部85(より具体的には、被把持部第2部分85b)に、折り曲げ加工を施すことにより実行される。第6ステップST106は、第3ステップST103を実行後、任意の時点で実行される。なお、第6ステップST106は、必須の工程ではない。換言すれば、第6ステップST106は省略されても構わない。
(吻合用接合子5のリンパ管Pへの挿入方法)
図16を参照して、実施形態における吻合用接合子5をリンパ管Pに挿入する方法の一例について説明する。図16は、実施形態における吻合用接合子5をリンパ管Pに挿入する手順の一例を模式的に示す図である。
図16(a)に示されるように、第1ステップST201において、吻合用接合子5および接合子挿入補助具8が準備される。吻合用接合子5および接合子挿入補助具8は、第1ステップST201の前に、予め滅菌処理されていることが好ましい。接合子挿入補助具8は、例えば、上述の接合子挿入補助具8の第2例において説明された接合子挿入補助具である。
図16(b)に示されるように、第2ステップST202において、吻合用接合子5が接合子挿入補助具8によって支持される。第2ステップST202は、例えば、接合子挿入補助具8の接合子支持部81Bを、吻合用接合子5に挿入することにより実行される。第2ステップST202の実行後、接合子支持部81Bの先端部80aは、吻合用接合子5の第1端部50よりも先端側に突出している。
図16(c)に示されるように、第3ステップST203において、接合子挿入補助具8の接合子支持部81Bが、リンパ管P内に挿入される。接合子支持部81の先端部80aは、先細り形状を有していてもよいし、先端部80aには丸み加工が施されていてもよい。先端部80aが先細り形状を有する場合、および/または、先端部80aが丸み形状を有する場合には、リンパ管Pに、接合子支持部81の先端部80aを容易に挿入することができる。図16(c)に記載の例では、接合子支持部81B(先端部80a)の直径がリンパ管Pの内径より小さい。
第4ステップST204において、吻合用接合子5の第1端部50が、リンパ管P内に挿入される。第4ステップST204は、吻合用接合子5を、接合子支持部81Bに対してスライド移動させることにより実行される。より具体的には、第4ステップST204は、吻合用接合子5が接合子支持部81Bに支持された状態で、吻合用接合子5をリンパ管Pに向けて押し込むことにより実行される。吻合用接合子5の押し込み動作は、ピンセット等の把持具9を用いて実行されてもよい。図16(c)に記載の例では、吻合用接合子5が把持具9によって把持され、把持具9を操作することにより、吻合用接合子5がリンパ管P内に押し込まれている。なお、吻合用接合子5の押し込み動作は、把持具9が第3環状部75を押圧することにより実行されてもよいし、把持具9が第2環状部65を押圧することにより実行されてもよい。
代替的に、あるいは、付加的に、図16(c)に記載の例において、吻合用接合子5は、被把持部85(より具体的には、被把持部第2部分85b)によって、リンパ管P内に押し込まれてもよい。より具体的には、被把持部85を、接合子支持部81Bの突出方向に沿って移動させると、被把持部85(より具体的には、被把持部第2部分85b)は、吻合用接合子5の第2端部60に接触して、吻合用接合子5の第2端部60を押圧する。当該押圧により、吻合用接合子5の第1端部50は、リンパ管P内に押し込まれる。よって、図16(c)に記載の例では、被把持部85(より具体的には、被把持部第2部分85b)は、吻合用接合子5をリンパ管Pに向けて押圧する押圧部854を有していると言うことができる。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態又は変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態又は変形例にも適用可能である。
1 :第1管状体
2 :第2管状体
5 :吻合用接合子
8 :接合子挿入補助具
9 :把持具
50 :第1端部
52 :第1端部基端部
53 :先端
54 :傾斜エッジ
55 :第1環状部
60 :第2端部
62 :第2端部基端部
63 :先端
64 :傾斜エッジ
65 :第2環状部
70 :胴体部
71 :線状部材
71a :第1線状部材
71b :第2線状部材
71c :第3線状部材
71d :第4線状部材
71e :第5線状部材
71f :第6線状部材
71g :第7線状部材
71h :第8線状部材
75 :第3環状部
76 :開口部
80a :先端部
80b :中央部分
81、81B:接合子支持部
82 :第1部分
82B :円柱形状部
82a :縁部
82b :縁部
83 :第2部分
85 :被把持部
85a :被把持部第1部分
85b :被把持部第2部分
820 :外周面
851 :孔部
853 :屈曲部
854 :押圧部
C1 :切断面
C2 :切断面
CP :角部
G :生体接着剤
P :リンパ管
P1 :端部



Claims (10)

  1. 第1管状体であるリンパ管と第2管状体とを接合する吻合用接合子であって、
    前記リンパ管に挿入される第1端部と、
    前記第2管状体に挿入される第2端部と、
    前記第1端部と前記第2端部との間の胴体部と
    を具備し、
    前記第1端部は、側面視で、先細り形状を有する
    吻合用接合子。
  2. 前記第1端部は、第1環状部を含み、
    前記第1環状部は、前記吻合用接合子の長手方向に対して傾斜して配置されている
    請求項1に記載の吻合用接合子。
  3. 前記吻合用接合子が平面上に展開されたとき、前記吻合用接合子の前記第1端部側の先端は、平面視で、前記胴体部の外径の1/8以上1/2以下の曲率半径を有する曲線によって形成されている
    請求項2に記載の吻合用接合子。
  4. 前記吻合用接合子の前記第1端部側の先端は、前記吻合用接合子の長手方向に対して垂直な切断面を有する
    請求項2または3に記載の吻合用接合子。
  5. 前記第1環状部の表面は、電解研磨面である
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載の吻合用接合子。
  6. 前記第2端部は、第2環状部を含み、
    前記胴体部は、第3環状部を含み、
    前記第3環状部は、前記第1環状部と非平行に配置されている
    請求項2乃至5のいずれか一項に記載の吻合用接合子。
  7. 前記胴体部の外径は、0.2mm以上0.8mm以下である
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の吻合用接合子。
  8. 径内方向に非収縮性である
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の吻合用接合子。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の吻合用接合子と接合子挿入補助具との組み合わせであって、
    前記接合子挿入補助具は、
    前記吻合用接合子をスライド移動可能に支持する接合子支持部と、
    術者が把持する被把持部と
    を具備し、
    前記接合子支持部の上方が開放されているか、あるいは、前記接合子支持部の外周面が前記吻合用接合子をガイドするガイド面を構成している
    吻合用接合子と接合子挿入器具との組み合わせ。
  10. 吻合用接合子をスライド移動可能に支持する接合子支持部と、
    術者が把持する被把持部と
    を具備し、
    前記接合子支持部の上方が開放されているか、あるいは、前記接合子支持部の外周面が前記吻合用接合子をガイドするガイド面を構成している
    接合子挿入補助具。



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