JP2019194571A - 曲面形状検査装置 - Google Patents

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聡 梅村
啓司 野津
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啓司 野津
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Abstract

【課題】ガラス板の曲面形状を測定する技術であって、ガラス板の曲面の測定点に対し光を厳密に垂直に照射しなくても、測定点までの距離を測定できる技術を提供する。【解決手段】ガラス板の曲面における測定点に対し複数の波長成分を有する光を照射すると共に、前記光の前記測定点で反射された反射光を受光することより、前記測定点までの距離を測定する共焦点光学式センサーと、前記ガラス板の前記曲面における前記測定点の位置を移動させる測定点移動機構とを備える、曲面形状検査装置。【選択図】図1

Description

本開示は、曲面形状検査装置に関する。
特許文献1の曲面形状測定装置は、自動車用窓ガラスなどの被検査物の曲面の周縁部を測定する装置である。この装置は、5以上の自由度を有するロボットと、ロボットの先端に設けられた光学式距離センサーと、該センサーの位置を検出する位置検出器とを有する。非接触タイプの光学式距離センサーを用いるため、被検査物を傷付けることなく、被検査物の曲面形状を測定できる。
特開平1−174907号公報
ガラス板の曲面形状を測定する光学式距離センサーとしては、一般的に、三角測距方式のレーザー変位計が用いられる。三角測距方式のレーザー変位計は、ガラス板の曲面の測定点に垂直に光を照射する投光レンズと、測定点において反射された反射光を受光する受光レンズと、受光レンズを通過した反射光を受光する受光素子とを有する。受光レンズの光軸は、投光レンズの光軸に対し斜めに配置される。
投光レンズから測定点までの距離が変わると、測定点から受光レンズに入射する反射光の反射角度が変わり、反射光の受光素子に結像する位置が変わる。反射光の受光素子に結像する位置に基づき、投光レンズから測定点までの距離が測定される。測定点までの距離を測定することと、測定点の位置を変えることとを繰り返すことで、ガラス板の曲面形状が測定される。
ところで、三角測距方式では、投光レンズの光軸がガラス板の曲面の測定点での法線に対し例えば1°〜2°傾くだけで、反射光が受光素子に結像されなくなり、距離の測定が不可能になる。距離の測定を可能にするためには、投光レンズの光軸と、ガラス板の曲面の測定点での法線とを正確に一致させる必要がある。
投光レンズの光軸の角度を決定する時点では、ガラス板の実際の曲面形状は不明である。そのため、ガラス板の理想的な曲面形状に基づき、投光レンズの光軸の角度が決定される。しかし、理想的な曲面形状と実際の曲面形状とのずれが大きいと、距離の測定が不可能になる。
本開示の一態様は、ガラス板の曲面形状を測定する技術であって、ガラス板の曲面の測定点に対し光を厳密に垂直に照射しなくても、測定点までの距離を測定できる技術を提供する。
本開示の一態様に係る曲面形状検査装置は、
ガラス板の曲面における測定点に対し複数の波長成分を有する光を照射すると共に、前記光の前記測定点で反射された反射光を受光することより、前記測定点までの距離を測定する共焦点光学式センサーと、
前記ガラス板の前記曲面における前記測定点の位置を移動させる測定点移動機構とを備える。
本開示の一態様によれば、ガラス板の曲面形状を測定する技術であって、ガラス板の曲面の測定点に対し光を厳密に垂直に照射しなくても、測定点までの距離を測定できる技術が提供される。
図1は、一実施形態に係る曲面形状検査装置を示す正面図である。 図2は、一実施形態に係る曲面形状検査装置を示す平面図である。 図3は、一実施形態に係る共焦点光学式センサーを示す図である。 図4は、一実施形態に係る受光部を示す図である。 図5は、一実施形態に係る受光部で受光される受光量と波長との関係を示す図である。 図6は、一実施形態に係る第1曲面の外縁全体に沿って第1測定点を移動させる経路を示す図である。 図7は、一実施形態に係る第1曲面の全体に横縞を描くように第1測定点を移動させる経路を示す図である。 図8は、一実施形態に係る第1曲面の全体に縦縞を描くように第1測定点を移動させる経路を示す図である。 図9は、一実施形態に係る第1曲面の撮像領域の外縁に沿って第1測定点を移動させる経路を示す図である。 図10は、一実施形態に係るヘッド部と測定点との位置関係を示す図である。 図11は、変形例に係るヘッド部と測定点との位置関係を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。尚、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、説明を省略することがある。
図1は、一実施形態に係る曲面形状検査装置を示す正面図である。図2は、一実施形態に係る曲面形状検査装置を示す平面図である。各図面において、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向は互いに直交する方向である。X軸方向およびY軸方向は水平方向であり、Z軸方向は鉛直方向である。
曲面形状検査装置10は、載置台11に載置された測定対象物20の曲面形状を測定する。測定対象物20は、載置台11の予め定められた位置に載置される。その位置合わせは、手動で行われてもよいし、自動で行われてもよい。
載置台11は、平板状の基台12と、基台12に立設される複数本の支持柱13とを有する。複数本の支持柱13のそれぞれの上端面は、測定対象物20の外縁部に接するため、測定対象物20に沿った曲面形状を有する。
測定対象物20は、例えば、第1ガラス板31と第2ガラス板32とを重ねたものである。第1ガラス板31と第2ガラス板32とは、曲面形状検査装置10による検査後に、中間膜を介して貼合される。これにより、合わせガラスが製造される。
第1ガラス板31および第2ガラス板32は、それぞれ、無機ガラスにより形成される。無機ガラスとしては、例えばソーダライムガラス、アルミナシリケートガラスが挙げられる。無機ガラスは、強化ガラス、未強化ガラスのいずれでもよい。未強化ガラスは、溶融ガラスを板状に成形し、徐冷したものである。強化ガラスは、未強化ガラスの表面に圧縮応力層を形成したものである。強化ガラスは、物理強化ガラス(例えば風冷強化ガラス)、化学強化ガラスのいずれでもよい。
尚、第1ガラス板および第2ガラス板32は、それぞれ、有機ガラスにより形成されてもよい。有機ガラスとしては、ポリカーボネートなどの透明樹脂が挙げられる。
第1ガラス板31および/または第2ガラス板32の厚みは、0.3mm〜5.0mmであることが好ましい。より好ましくは、0.5mm〜2.3mmである。第1ガラス板31および/または第2ガラス板32の厚みが0.2mm以上であれば、第1ガラス板31と第2ガラス板32とを、中間膜を介して貼合した合わせガラスの必要な曲げ剛性が確保される。第1ガラス板31および/または第2ガラス板32の厚みが5.0mm以下であれば、例えばバスやトラックなどの大型の自動車に取り付ける窓ガラスとして用いることができる。第1ガラス板31の厚みと第2ガラス板32の厚みとは同じでもよいし、異なっていてもよい。第1ガラス板31の厚みと第2ガラス板32の厚みとが異なる場合、合わせガラスが自動車の車体に取り付けられたとき、厚みが厚い方を車外側に配置することが好ましい。
第1ガラス板31および/または第2ガラス板32は、例えば自動車の車体に取り付けられたとき、断面視上下方向において一端から他端に向けて板厚が変化するテーバー形状を有していてもよい。
中間膜は、例えばポリビニルブチラール樹脂(PVB)、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)などにより形成される。中間膜の厚さは、一定でもよいし、予め定めた方向に連続的に大きくなってもよい。後者の場合、断面くさび状の合わせガラスが製造される。
合わせガラスは、例えば自動車の窓ガラスとして用いられる。合わせガラスが自動車の車体に取り付けられたとき、第1ガラス板31が車外側に配置され、第2ガラス板32が車内側に配置される。
第1ガラス板31と第2ガラス板32とは、本実施形態では貼合前のものあるが、貼合後のもの(合わせガラス)であってもよい。つまり、曲面形状検査装置10は貼合前の検査に用いられるが、貼合後の検査に用いられてもよい。
第1ガラス板31は、第2ガラス板32の上に載せられる。測定対象物20は、屈折率が不連続に変化する面(以下、「屈折率不連続面」とも呼ぶ。)として、第1曲面21、第2曲面22、第3曲面23および第4曲面24を、上側から下方側に向けてこの順で有する。
第1曲面21は、第1ガラス板31の2つの主表面のうち、第2ガラス板32とは反対側の主表面である。つまり、第1曲面21は、第1ガラス板31の上面である。第1曲面21は、屈折率の異なる空気とガラスとの境界面である。
第2曲面22は、第1ガラス板31の2つの主表面のうち、第2ガラス板32に対向する主表面である。つまり、第2曲面22は、第1ガラス板31の下面である。第2曲面22は、屈折率の異なる空気とガラスとの境界面である。
第3曲面23は、第2ガラス板32の2つの主表面のうち、第1ガラス板31に対向する主表面である。つまり、第3曲面23は、第2ガラス板32の上面である。第3曲面23は、屈折率の異なる空気とガラスとの境界面である。
第4曲面24は、第2ガラス板32の2つの主表面のうち、第1ガラス板31とは反対側の主表面である。つまり、第4曲面24は、第2ガラス板32の下面である。第4曲面24は、屈折率の異なる空気とガラスとの境界面である。
尚、第1ガラス板31と第2ガラス板32との配置は逆でもよく、第1ガラス板31の上に第2ガラス板32が載置されてもよい。第1ガラス板31の上に第2ガラス板32が載置される場合としては、載置台11が重力曲げ成形炉を通過しさらに曲面形状検査装置10まで移動する場合が挙げられる。
第1ガラス板31および第2ガラス板32は、重力曲げ成形炉の内部において加熱され、自重によって曲げ成形されてもよい。重力曲げ成形炉において第1ガラス板31および第2ガラス板32はそれぞれ下に凸に曲げ成形されるため、第1ガラス板31の上に第2ガラス板32が載置される。なお、第1ガラス板31および第2ガラス板32は、プレス法、ローラー法によって曲げ成形されてもよい。第1ガラス板31および第2ガラス板32のそれぞれの曲率半径の最小値は、好ましくは10×10mm以下であり、より好ましくは5×10mm以下である。
貼合前の第1ガラス板31と第2ガラス板32との少なくとも一方には、配線を隠すための遮光層(不図示)が形成されてよい。遮光層は、例えば黒色セラミック粉末を焼成して形成される。この焼成は、重力曲げと同時に行われてよい。遮光層は、第2曲面22の外周部と、第4曲面24の外周部との少なくとも一方に形成される。
測定対象物20は、貼合前の第1ガラス板31と第2ガラス板32とを重ねたものには限定されない。例えば、曲面形状検査装置10は、第1ガラス板31と第2ガラス板32とを別々に検査してもよい。
測定対象物20の用途は、自動車の窓ガラスには限定されず、例えば自動車の車内に設けられるパネル、建物の窓ガラスなどでもよい。測定対象物20は、1枚以上のガラス板を有していればよい。
曲面形状検査装置10は、測定対象物20の第1曲面21における第1測定点P1(図3参照)に対し複数の波長成分を有する光を照射すると共に、光の第1測定点P1で反射された反射光を受光することより、第1測定点P1までの距離L1を測定する共焦点光学式センサー50を備える。
共焦点光学式センサー50は、本実施形態では第1測定点P1までの距離L1を測定するが、第1測定点P1までの距離L1、第2測定点P2(図3参照)までの距離L2、第3測定点P3(図3参照)までの距離L3、および第4測定点P4(図3参照)までの距離L4のうち少なくとも1つを測定すればよい。
図3は、一実施形態に係る共焦点光学式センサーを示す図である。図4は、一実施形態に係る受光部を示す図である。図5は、一実施形態に係る受光部で受光される受光量と波長との関係を示す図である。
共焦点光学式センサー50は、複数の波長成分を有する光を発生する光源51と、光源51から導光される光に軸上色収差を生じさせると共に、光を第1測定点P1に向けて集光照射するヘッド部53とを有する。光源51で発生する光は、例えば白色光である。光源51としては、典型的には、LED(Light Emitting Diode)が用いられる。光源51で発生した光は、導光部52を伝搬してヘッド部53に到達する。なお、光源51としては、キセノン光源など、複数の波長成分を有する光を発生する光源であれば特に限定されない。
LEDを含む光源51の発光方式は、シングルチップ式、およびマルチチップ式のいずれでもよい。発光方式がシングルチップ式である場合、光源51は青色LEDと黄色蛍光体とを含む。黄色蛍光体は、青色LEDからの青色の光の一部を吸収し、黄色に発光する。一方、発光方式がマルチチップ式である場合、光源51は赤色LEDと緑色LEDと青色LEDとを含む。シングルチップ式は、マルチチップ式に比べて、光源51のコストを低減できる。一方、マルチチップ式は、シングルチップ式に比べて、波長による強度のばらつきを低減できる。
なお、発光方式がシングルチップ式である場合、光源51は紫外線LEDと赤色蛍光体と緑色蛍光体と青色蛍光体とを有してもよい。赤色蛍光体は、紫外線LEDからの紫外線の一部を吸収し、赤色に蛍光する。緑色蛍光体は、紫外線LEDからの紫外線の一部を吸収し、緑色に発光する。青色蛍光体は、紫外線LEDからの紫外線の一部を吸収し、青色に発光する。
ヘッド部53は、通過する光に軸上色収差を生じさせる色収差ユニット54と、光を第1測定点P1に向けて集光照射する対物レンズ55を含む。対物レンズ55を通過した光は、ヘッド部53の光軸53A上に焦点を結ぶ。その焦点位置は、波長ごとに異なる。対物レンズ55に最も近い焦点位置から対物レンズ55から最も遠い焦点位置までの範囲が、共焦点光学式センサー50の測定範囲Rである。波長と焦点位置との関係は、予め処理部68に記憶される。光のうち、焦点位置が測定対象物20の屈折率の不連続面に合致する波長成分が、測定対象物20で反射され、ヘッド部53に入射する。
例えば、波長λ1の光の焦点は、測定対象物20の第1曲面21に合致する。ヘッド部53の光軸53Aと第1曲面21との交点を、第1測定点P1とも呼ぶ。第1曲面21は屈折率の不連続面であるため、第1曲面21の第1測定点P1において波長λ1の光が反射され、波長λ1の光がヘッド部53に入射する。
また、波長λ2の光の焦点は、測定対象物20の第2曲面22に合致する。ヘッド部53の光軸53Aと第2曲面22との交点を、第2測定点P2とも呼ぶ。第2曲面22は屈折率の不連続面であるため、第2曲面22の第2測定点P2において波長λ2の光が反射され、波長λ2の光がヘッド部53に入射する。
さらに、波長λ3の光の焦点は、測定対象物20の第3曲面23に合致する。ヘッド部53の光軸53Aと第3曲面23との交点を、第3測定点P3とも呼ぶ。第3曲面23は屈折率の不連続面であるため、第3曲面23の第3測定点P3において波長λ3の光が反射され、波長λ3の光がヘッド部53に入射する。
さらにまた、波長λ4の光の焦点は、測定対象物20の第4曲面24に合致する。ヘッド部53の光軸53Aと第4曲面24との交点を、第4測定点P4とも呼ぶ。第4曲面24は屈折率の不連続面であるため、第4曲面24の第4測定点P4において波長λ4の光が反射され、波長λ4の光がヘッド部53に入射する。
共焦点光学式センサー50は、ヘッド部53に入射した反射光を各波長成分に分離して、各波長成分の光を受光する受光部61と、受光部61における各波長成分の受光量に基づいて、ヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を算出する処理部68とを有する。受光部61は波長λ1〜λ4の光を受光し、処理部68は波長λ1〜λ4の焦点位置に相当する距離L1〜L4を算出する。
受光部61は、ヘッド部53に入射した反射光を各波長成分に分離する分光器62と、分光器62で分離された各波長成分を受光する検出器63とを含む。分光器62としては、例えば、回折格子が用いられる。検出器63としては、例えば異なる波長成分を受光する複数の受光素子が一次元配置されたラインセンサー(一次元センサー)が用いられる。受光素子の位置と受光素子で受光される光の波長との関係は、予め設定され、処理部68に記憶される。尚、検出器63としては、二次元センサーが用いられてもよい。
受光部61は、分光器62に加えて、分光器62に向けて伝搬する反射光を平行化するコリメートレンズ64をさらに含んでよい。また、受光部61は、検出器63に加えて、検出器63での検出結果を処理部68へ出力するための読出回路65をさらに含んでよい。また、受光部61は、分光器62および検出器63に加えて、分光器62で分離された各波長成分の検出器63におけるスポット径を調整する縮小光学系66をさらに有してよい。
処理部68は、例えばコンピュータで構成され、CPU(Central Processing Unit)や記憶媒体などを有する。処理部68は、記憶媒体に記憶された各種のプログラムをCPUで実行することにより、各種の処理を行う。処理部68は、検出器63で検出される各波長成分の受光量に基づいて、ヘッド部53から測定対象物20の第1測定点P1までの距離L1を算出する。
処理部68は、本実施形態では第1測定点P1までの距離L1を測定するが、第1測定点P1までの距離L1、第2測定点P2までの距離L2、第3測定点P3までの距離L3、および第4測定点P4までの距離L4のうち少なくとも1つを測定すればよい。
処理部68は、第2測定点P2までの距離L2と第3測定点P3までの距離L3とを測定し、これらの距離L2、L3の差(L3−L2)を算出してもよい。この差(L3−L2)は、第1ガラス板31と第2ガラス板32との隙間の大きさである。隙間の大きさは、ゼロでもよいし、ゼロではなくてもよい。いずれにしろ、隙間の大きさが均一であると、第1ガラス板31と第2ガラス板32との貼合時に生じる応力が小さく、破損が防止できる。
以上説明したように、本実施形態の曲面形状検査装置10は、共焦点光学式センサー50を用いて曲面形状を検査する。共焦点方式の場合、光源51において発生した光は、ヘッド部53の対物レンズ55を通過し、測定対象物20において反射された後、三角測距方式の場合とは異なり、対物レンズ55を再び通過する。第1曲面21の第1測定点P1での法線n(不図示)に対しヘッド部53の光軸53Aが数十度傾いても、第1測定点P1において散乱反射された光が対物レンズ55を通過する。従って、第1曲面21の第1測定点P1に対し光を厳密に垂直に照射しなくても、第1測定点P1において反射された光が対物レンズ55を通過するため、第1測定点P1までの距離L1を測定できる。
同様に、第2曲面22の第2測定点P2に対し光を厳密に垂直に照射しなくても、第2測定点P2において反射された光が対物レンズ55を通過するため、第2測定点P2までの距離L2を測定できる。また、第3曲面23の第3測定点P3に対し光を厳密に垂直に照射しなくても、第3測定点P3において反射された光が対物レンズ55を通過するため、第3測定点P3までの距離L3を測定できる。さらに、第4曲面24の第4測定点P4に対し光を厳密に垂直に照射しなくても、第4測定点P4において反射された光が対物レンズ55を通過するため、第4測定点P4までの距離L4を測定できる。
曲面形状検査装置10は、図1および図2に示すように、測定対象物20の第1曲面21における第1測定点P1の位置を移動させる測定点移動機構70を備える。測定点移動機構70は、第1曲面21における第1測定点P1の位置だけではなく、第2曲面22における第2測定点P2の位置、第3曲面23における第3測定点P3の位置、および第4曲面24における第4測定点P4の位置をも移動させる。
測定点移動機構70は、測定対象物20の第1曲面21における第1測定点P1の位置を移動させるため、測定対象物20と、共焦点光学式センサー50のヘッド部53のいずれを移動させてもよいし、両方を移動させてもよい。共焦点光学式センサー50によって第1測定点P1までの距離L1を測定することと、測定点移動機構70によって第1測定点P1の位置を変えることとを繰り返すことで、第1曲面21の曲面形状を測定できる。
第1曲面21の曲面形状のみならず、第2曲面22の曲面形状、第3曲面23の曲面形状、および第4曲面24の曲面形状をも測定できる。また、第2曲面22の曲面形状と第3曲面23の曲面形状とから、第1ガラス板31と第2ガラス板32との隙間の均一性をも評価できる。
測定点移動機構70は、例えば、互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に、ヘッド部53を移動させるヘッド部移動機構71を有する。ヘッド部53の位置は、第1測定点P1が共焦点光学式センサー50の測定範囲R(図3参照)に収まるように設定される。ヘッド部の位置は、好ましくは、第1測定点P1のみならず第2測定点P2、第3測定点P3および第4測定点P4が共焦点光学式センサー50の測定範囲Rに収まるように設定される。
ヘッド部移動機構71は、ヘッド部53を移動させることにより、第1曲面21における第1測定点P1の位置をX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動する。ヘッド部移動機構71は、第1曲面21における第1測定点P1の位置だけではなく、第2曲面22における第2測定点P2の位置、第3曲面23における第3測定点P3の位置、および第4曲面24における第4測定点P4の位置をも移動させる。
ヘッド部移動機構71は、図1〜図2に示すように、Y軸方向に延びるY軸ガイド72と、Y軸ガイド72に沿って移動されるY軸スライダ73と、Y軸スライダ73をY軸方向に移動させるY軸モータ74とを有する。Y軸モータ74の回転運動は、ボールねじ等の運動変換機構によってY軸スライダ73の直線運動に変換される。Y軸スライダ73と共にヘッド部53がY軸方向に移動する。ヘッド部53のY軸方向における位置は、Y軸モータエンコーダ75を用いて検出する。Y軸モータエンコーダ75は、Y軸モータ74の回転量および回転方向を検出し、その検出結果の信号を制御装置90に送信する。
ヘッド部移動機構71は、X軸方向に延びるX軸ガイド76と、X軸ガイド76に沿って移動されるX軸スライダ77と、X軸スライダ77をX軸方向に移動させるX軸モータ78とを有する。X軸モータ78の回転運動は、ボールねじ等の運動変換機構によってX軸スライダ77の直線運動に変換される。X軸スライダ77と共にヘッド部53がX軸方向に移動する。ヘッド部53のX軸方向における位置は、X軸モータエンコーダ79を用いて検出する。X軸モータエンコーダ79は、X軸モータ78の回転量および回転方向を検出し、その検出結果の信号を制御装置90に送信する。
ヘッド部移動機構71は、Z軸方向に延びるZ軸ガイド80と、Z軸ガイド80に沿って移動されるZ軸スライダ81と、Z軸スライダ81をZ軸方向に移動させるZ軸モータ82とを有する。Z軸モータ82の回転運動は、ボールねじ等の運動変換機構によってZ軸スライダ81の直線運動に変換される。Z軸スライダ81と共にヘッド部53がZ軸方向に移動する。ヘッド部53のZ軸方向における位置は、Z軸モータエンコーダ83を用いて検出する。Z軸モータエンコーダ83は、Z軸モータ82の回転量および回転方向を検出し、その検出結果の信号を制御装置90に送信する。
測定点移動機構70は、Y軸に平行な回転軸86を中心にヘッド部53を回転させるヘッド部回転機構85をさらに有する。ヘッド部回転機構85は、ヘッド部53を回転させることにより、第1曲面21の第1測定点P1における法線nの、X軸成分nとZ軸成分nとの合成成分nXZに、ヘッド部53の光軸53Aを合致させる(図10参照)。Y軸方向に垂直な断面において第1曲面21の曲率が大きい場合に、第1曲面21に対し略垂直に光を照射できるため、ヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を精度良く測定できる。
ヘッド部回転機構85は、ヘッド部53の光軸53Aを、本実施形態では第1曲面21の第1測定点P1での合成成分nXZに合致させるが、第1曲面21の第1測定点P1での合成成分nXZ、第2曲面22の第2測定点P2での合成成分nXZ、第3曲面23の第3測定点P3での合成成分nXZ、および第4曲面24の第4測定点P4での合成成分nXZのうち少なくとも1つに合致させればよい。
ヘッド部回転機構85は、Y軸に平行な回転軸86と、回転軸86を中心に回転する回転盤87と、回転盤87を回転させる回転モータ88とを有する。回転モータ88は、例えばZ軸スライダ81に固定され、Z軸スライダ81と共に昇降する。回転モータ88が回転盤87を回転させると、回転盤87と共にヘッド部53が回転軸86を中心に回転する。ヘッド部53の回転軸86周りの回転角は、不図示の回転モータエンコーダを用いて検出する。回転モータエンコーダは、回転モータ88の回転量および回転方向を検出し、その検出結果の信号を制御装置90に送信する。
載置台11が固定される固定台15に対し、一対のY軸ガイド72がX軸方向に間隔をおいて固定される。Y軸スライダおよびY軸モータ74は、それぞれ、一対設けられる。一対のY軸モータ74は、一対のY軸スライダ73を同期して移動させる。一対のY軸スライダ73の間に、一対のX軸ガイド76が架け渡される。一対のX軸ガイド76に沿って移動されるX軸スライダ77には、一対のZ軸ガイド80が固定される。Z軸ガイド80に沿って移動するZ軸スライダ81には、回転盤87が回転自在に取り付けられる。回転盤87には、ヘッド部53が固定される。
尚、測定点移動機構70は、上記の構成には限定されない。例えばY軸方向に垂直な断面において測定対象物20の曲面の曲率が小さい場合、測定点移動機構70はヘッド部回転機構85を有しなくてもよい。またX軸方向に垂直な断面において測定対象物20の曲面の曲率が大きい場合、測定点移動機構70はX軸に平行な回転軸を中心にヘッド部53を回転させるヘッド部回転機構をさらに有してもよい。
曲面形状検査装置10は、測定点移動機構70を制御する制御装置90を備える。制御装置90は、例えばコンピュータで構成され、CPU(Central Processing Unit)や記憶媒体などを有する。制御装置90は、記憶媒体に記憶された各種のプログラムをCPUで実行することにより、各種の処理を行う。尚、制御装置90は、共焦点光学式センサー50の処理部68を兼ねてもよい。
制御装置90は、測定点移動機構70を制御することにより、測定対象物20の第1曲面21における第1測定点P1の位置を制御する。第1測定点P1の移動経路データは制御装置90の記憶媒体に予め記憶されており、記憶された移動経路データに従って第1測定点P1が移動される。
制御装置90による制御下で測定点移動機構70が第1曲面21における第1測定点P1の位置を移動させる間、共焦点光学式センサー50はヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を繰り返し測定する。これにより、第1曲面21の曲面形状を測定できる。
制御装置90は、測定した曲面形状と理想の曲面形状とを比較し、その比較結果に基づいて測定対象物20の品質を評価してよい。理想の曲面形状は、例えばCAD(Computer Aided Design)データの形式で制御装置90の記憶媒体に予め記憶されたものを読み出して用いる。
制御装置90は、第1ガラス板31と第2ガラス板32との隙間の大きさ(L3−L2)のばらつき(例えば最大値と最小値との差、標準偏差など)が閾値以下であるか否かを判定してもよい。閾値は、第1ガラス板31と第2ガラス板32との貼合時に第1ガラス板31または第2ガラス板32が破損しないように、予め実験等で定められ、制御装置90の記憶媒体に予め記憶されたものを読み出して用いる。
次に、図6〜図9を参照して、第1曲面21における第1測定点P1の移動経路MPについて説明する。尚、第2曲面22における第2測定点P2の移動経路、第3曲面23における第3測定点P3の移動経路、および第4曲面24における第4測定点P4の移動経路は、それぞれ、第1曲面21における第1測定点P1の移動経路と同様であるため、説明を省略する。
図6は、一実施形態に係る第1曲面の外縁全体に沿って第1測定点を移動させる経路を示す図である。制御装置90による制御下で測定点移動機構70が第1曲面21の外縁全体に沿って第1測定点P1を移動させる間、共焦点光学式センサー50はヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を繰り返し測定する。これにより、第1曲面21の外縁部に歪みが無いか検査できる。
図7は、一実施形態に係る第1曲面の全体に横縞を描くように第1測定点を移動させる経路を示す図である。制御装置90による制御下で測定点移動機構70が第1曲面21の全体に横縞を描くように第1測定点P1を移動させる間、共焦点光学式センサー50はヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を繰り返し測定する。これにより、第1曲面21の全体において歪みが無いか検査できる。
図8は、一実施形態に係る第1曲面の全体に縦縞を描くように第1測定点を移動させる経路を示す図である。制御装置90による制御下で測定点移動機構70が第1曲面21の全体に縦縞を描くように第1測定点P1を移動させる間、共焦点光学式センサー50はヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を繰り返し測定する。これにより、第1曲面21の全体において歪みが無いか検査できる。
図9は、一実施形態に係る第1曲面の撮像領域の外縁に沿って第1測定点を移動させる経路を示す図である。自動車の車内に設置されるカメラは、第1曲面21の撮像領域21Aを介して、自動車の車外を撮像する。制御装置90による制御下で測定点移動機構70が撮像領域21Aの外縁全体に沿って第1測定点P1を移動させる間、共焦点光学式センサー50はヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を繰り返し測定する。これにより、撮像領域21Aに歪みが無いか検査できる。
尚、図6〜図9に示すように、Z方向視で、第1曲面21における第1測定点P1の位置は、2次元で移動されるが、1次元で移動されてもよい。例えば、第1曲面21における第1測定点P1の位置は、第1曲面21をX軸方向に均等に二分割する中心線上で移動されてもよい。また、第1曲面21における第1測定点P1の位置は、第1曲面21をY軸方向に均等に二分割する中心線上で移動されてもよい。
図10は、一実施形態に係るヘッド部と測定点との位置関係を示す図である。制御装置90は、測定点移動機構70を制御することにより、第1曲面21の第1測定点P1での法線nの、X軸成分nとZ軸成分nとの合成成分nXZに、ヘッド部53の光軸53Aを合致させる。ヘッド部53の光軸53Aは、X軸成分nとZ軸成分nとの合成成分nXZに合致すればよく、法線nに合致しなくてもよい。Y軸方向に垂直な断面において第1曲面21の曲率が大きい場合に、第1曲面21に対し略垂直に光を照射できるため、ヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を精度良く測定できる。
第1曲面21の第1測定点P1での法線nは、制御装置90の記憶媒体に予め記憶された第1曲面21のCADデータから求める。合成成分nXZに、ヘッド部53の光軸53Aを合致させる場合、載置台11に固定されるXYZ座標系での、第1測定点P1の座標を(X´,Y´,Z´)とし、ヘッド部53の回転中心P0の座標を(X,Y,Z)とすると、下記式(1)が成立する。
Figure 2019194571
上記式(1)において、θはY軸方向視での法線nの傾斜角度であり、L0はヘッド部53の回転中心P0から第1測定点P1までの距離であり、L1はヘッド部53から第1測定点P1までの距離である。
L0はL1よりも当然に大きく、L0とL1との差は一定である。L1が共焦点光学式センサー50の測定範囲R(図3参照)に収まるように、L0が決定される。好ましくは、L1〜L4の全てが共焦点光学式センサー50の測定範囲Rに収まるように、L0が決定される。L2はヘッド部53から第2測定点P2までの距離であり、L3はヘッド部53から第3測定点P3までの距離であり、L4はヘッド部53から第4測定点P4までの距離である。
制御装置90は、第1曲面21における第1測定点P1の移動経路MP(図6〜図9参照)と、第1曲面21の第1測定点P1での法線nとに基づき、(X,Y,Z,θ)の経時変化データを作成する。制御装置90は、(X,Y,Z,θ)の経時変化データに従って、測定点移動機構70を制御する。
図11は、変形例に係るヘッド部と測定点との位置関係を示す図である。制御装置90は、測定点移動機構70を制御することにより、第1曲面21の第1測定点P1での法線nの、Y軸成分nとZ軸成分nとの合成成分nYZに、ヘッド部53の光軸53Aを合致させてもよい。ヘッド部53の光軸53Aは、Y軸成分nとZ軸成分nとの合成成分nYZに合致すればよく、法線nに合致しなくてもよい。X軸方向に垂直な断面において第1曲面21の曲率が大きい場合に、第1曲面21に対し略垂直に光を照射できるため、ヘッド部53から第1測定点P1までの距離L1を精度良く測定できる。
第1曲面21の第1測定点P1での法線nは、制御装置90の記憶媒体に予め記憶された第1曲面21のCADデータから求める。合成成分nYZに、ヘッド部53の光軸53Aを合致させる場合、載置台11に固定されるXYZ座標系での、第1測定点P1の座標を(X´,Y´,Z´)とし、ヘッド部53の回転中心P0の座標を(X,Y,Z)とすると、下記式(2)が成立する。
Figure 2019194571
上記式(2)において、θはX軸方向視での法線nの傾斜角度であり、L0はヘッド部53の回転中心P0から第1測定点P1までの距離であり、L1はヘッド部53から第1測定点P1までの距離である。
L0はL1よりも当然に大きく、L0とL1との差は一定である。L1が共焦点光学式センサー50の測定範囲R(図3参照)に収まるように、L0が決定される。好ましくは、L1〜L4の全てが共焦点光学式センサー50の測定範囲Rに収まるように、L0が決定される。L2はヘッド部53から第2測定点P2までの距離であり、L3はヘッド部53から第3測定点P3までの距離であり、L4はヘッド部53から第4測定点P4までの距離である。
制御装置90は、第1曲面21における第1測定点P1の移動経路MP(図6〜図9参照)と、第1曲面21の第1測定点P1での法線nとに基づき、(X,Y,Z,θ)の経時変化データを作成する。制御装置90は、(X,Y,Z,θ)の経時変化データに従って、測定点移動機構70を制御する。
尚、Y軸方向に垂直な断面と、Z軸方向に垂直な断面との両方において、第1曲面21の曲率が大きい場合、制御装置90は、測定点移動機構70を制御することにより、第1曲面21の第1測定点P1での法線nに、ヘッド部53の光軸53Aを合致させてよい。
この場合、載置台11に固定されるXYZ座標系での、第1測定点P1の座標を(X´,Y´,Z´)とし、ヘッド部53の回転中心P0の座標を(X,Y,Z)とすると、下記式(3)が成立する。
Figure 2019194571
上記式(3)において、θはX軸方向視での法線nの傾斜角度であり、θはY軸方向視での法線nの傾斜角度であり、L0はヘッド部53の回転中心P0から第1測定点P1までの距離であり、L1はヘッド部53から第1測定点P1までの距離である。
L0はL1よりも当然に大きく、L0とL1との差は一定である。L1が共焦点光学式センサー50の測定範囲R(図3参照)に収まるように、L0が決定される。好ましくは、L1〜L4の全てが共焦点光学式センサー50の測定範囲Rに収まるように、L0が決定される。L2はヘッド部53から第2測定点P2までの距離であり、L3はヘッド部53から第3測定点P3までの距離であり、L4はヘッド部53から第4測定点P4までの距離である。
制御装置90は、第1曲面21における第1測定点P1の移動経路MP(図6〜図9参照)と、第1曲面21の第1測定点P1での法線nとに基づき、(X,Y,Z,θ,θ)の経時変化データを作成する。制御装置90は、(X,Y,Z,θ,θ)の経時変化データに従って、測定点移動機構70を制御する。
以上、本開示に係る曲面形状検査装置の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態などに限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、および組合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
10 曲面形状検査装置
20 測定対象物
21 第1曲面
P1 第1測定点
22 第2曲面
P2 第2測定点
23 第3曲面
P3 第3測定点
24 第4曲面
P4 第4測定点
31 第1ガラス板
32 第2ガラス板
50 共焦点光学式センサー
51 光源
53 ヘッド部
61 受光部
68 処理部
70 測定点移動機構
71 ヘッド部移動機構
85 ヘッド部回転機構

Claims (5)

  1. ガラス板の曲面における測定点に対し複数の波長成分を有する光を照射すると共に、前記光の前記測定点で反射された反射光を受光することより、前記測定点までの距離を測定する共焦点光学式センサーと、
    前記ガラス板の前記曲面における前記測定点の位置を移動させる測定点移動機構とを備える、曲面形状検査装置。
  2. 前記共焦点光学式センサーは、
    前記光を発生する光源と、
    前記光源から導光される前記光に軸上色収差を生じさせると共に前記光を前記測定点に向けて集光照射し、前記光の前記測定点で反射された前記反射光を入射させるヘッド部と、
    前記ヘッド部に入射された前記反射光を各波長成分に分離して、各波長成分の光を受光する受光部と、
    前記受光部における各波長成分の受光量に基づいて、前記ヘッド部から前記測定点までの距離を算出する処理部とを有する、請求項1に記載の曲面形状検査装置。
  3. 前記測定点移動機構は、
    互いに直交するX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に、前記ヘッド部を移動させるヘッド部移動機構と、
    Y軸に平行な回転軸を中心に前記ヘッド部を回転させるヘッド部回転機構とを有する、請求項2に記載の曲面形状検査装置。
  4. 前記測定点移動機構を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記曲面の前記測定点での法線の、X軸成分とZ軸成分との合成成分に、前記ヘッド部の光軸を合致させる、請求項3に記載の曲面形状検査装置。
  5. 前記曲面形状検査装置は、互いに重ねられた第1ガラス板と第2ガラス板との隙間の大きさを検査するものであって、
    前記処理部は、前記ヘッド部から、前記ヘッド部の光軸と前記第1ガラス板の前記第2ガラス板に対向する主表面との交点までの距離を算出すると共に、前記ヘッド部から、前記ヘッド部の光軸と前記第2ガラス板の前記第1ガラス板に対向する主表面との交点までの距離を算出する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の曲面形状検査装置。
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