JP2014089666A - 計数装置及び計数方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊な構造を有する板体の計数精度を高めることができる計数装置及び計数方法を提供すること。
【解決手段】計数装置100は、光源10と、計数対象物20の画像光を受光するセンサを有するカメラ30と、カメラ30から得られた画像信号に基づき計数処理を行う処理部50とを備える。このセンサ光軸30Aが、板体として光ディスクDの積層体25におけるz方向の中心位置である軸Cからずれた高さ位置に配置されるように、カメラ30の高さ位置が設定されている。これにより、反射層22による反射光の、カメラ30による受光状態のばらつきを抑えることができる。したがって、特殊な構造を有する光ディスクDの計数精度を高めることができる。
【選択図】図2
【解決手段】計数装置100は、光源10と、計数対象物20の画像光を受光するセンサを有するカメラ30と、カメラ30から得られた画像信号に基づき計数処理を行う処理部50とを備える。このセンサ光軸30Aが、板体として光ディスクDの積層体25におけるz方向の中心位置である軸Cからずれた高さ位置に配置されるように、カメラ30の高さ位置が設定されている。これにより、反射層22による反射光の、カメラ30による受光状態のばらつきを抑えることができる。したがって、特殊な構造を有する光ディスクDの計数精度を高めることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、積層された板状の対象物を計数する計数装置及び計数方法に関する。
特許文献1には、積層状態にある透光性シート体(フィルム)を計数する計数装置が開示されている。この計数装置では、フィルムの角を挟むようにして、第1投光器及び受光器が配置されている。受光器としては、例えばエリアセンサ方式が採用される。また、積層されたフィルムの上端部及び下端部の検出精度の向上のため、第2投光器及び第3投光器が、それら積層されたフィルムを挟むようにその積層方向に配置されている。
このような計数装置によれば、第1投光器及び受光器の配置によって、受光器は透過光を検出する。したがって、対象物からの反射光を検出する場合に比べて、透光性シート体の側面の状態の影響を受けにくく、正確に計数することができる(例えば、特許文献1の明細書段落[0024]、[0030]、[0032]、図1及び2参照)。
ところで、特殊な構造を有する板体を計数の対象物とし、それら板体が積層された状態で計数を行うことを要求される場合がある。このような特殊な構造を有する板体を、一般に行われる方法で計数装置により計数すると、誤計数が発生するおそれがある。
本発明の目的は、特殊な構造を有する板体の計数精度を高めることができる計数装置及び計数方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る計数装置は、光源と、センサと、処理手段とを具備する。
前記光源は、透過層及び反射層を有する複数の板体が積層された積層体に光を照射可能である。
前記センサは、前記積層体の積層方向の中心位置からずれた位置にセンサ光軸が配置され、前記積層体を透過した光を受ける。
前記処理手段は、前記センサにより得られた信号に基づき、前記積層体に含まれる板体の計数処理を行う。
前記光源は、透過層及び反射層を有する複数の板体が積層された積層体に光を照射可能である。
前記センサは、前記積層体の積層方向の中心位置からずれた位置にセンサ光軸が配置され、前記積層体を透過した光を受ける。
前記処理手段は、前記センサにより得られた信号に基づき、前記積層体に含まれる板体の計数処理を行う。
本発明に係る計数方法は、透過層及び反射層を有する複数の板体が積層された積層体に光を照射することを含む。
前記積層体の積層方向の中心位置からずれた位置にセンサ光軸が配置されたセンサが、前記積層体を透過した光を受ける。
前記センサにより得られた信号に基づき、前記積層体に含まれる板体の計数処理が行われる。
前記積層体の積層方向の中心位置からずれた位置にセンサ光軸が配置されたセンサが、前記積層体を透過した光を受ける。
前記センサにより得られた信号に基づき、前記積層体に含まれる板体の計数処理が行われる。
上記した計数装置によれば、透過層及び反射層を有する特殊な構造の板体の計数を行う場合であっても、センサのセンサ光軸が、板体の積層方向における前記積層体の中心位置からずれた位置に配置されるので、反射層による反射光の、センサによる受光状態のばらつきを抑えることができる。これにより、当該板体の計数精度を高めることができる。
前記複数の板体のうち、前記積層体の端部領域の板体に対応する位置に、または、前記積層体の端部領域より外側に対応する位置に、前記センサ光軸が位置するように、前記センサが配置されてもよい。これにより、センサによる受光状態のばらつきがさらに抑制されるので、処理手段は正確に板体を計数することができる。
前記センサは、前記センサ光軸が前記積層体の主面に非平行となるように配置されてもよい。これにより、センサによる受光状態のばらつきがさらに抑制されるので、処理手段による計数精度をさらに高めることができる。
前記積層体の端部のうち最端部の板体は、透明のダミー板体であってもよい。これにより、処理手段は、この透明のダミー基板を検出することにより、そのダミー基板の領域を計数処理時の基準の領域として設定することができる。
前記板体は、前記各板体の厚さ方向に垂直な第1の主面と、前記第1の主面の反対側の第2の主面とをそれぞれ有し、前記反射層は、前記第1の主面及び前記第2の主面のち一方の側に偏って配置されていてもよい。あるいは、前記反射層は、前記第1の主面側に設けられ、前記板体は、前記第2の主面側に設けられた、前記透過層の光透過率より低い光透過率を有する低透過率層をさらに有してもよい。これらの板体は、光情報記録媒体であってもよい。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
(計数装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る計数装置を示す斜視図である。図2は、図1に示す計数装置100を示す側面図である。
(計数装置の構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る計数装置を示す斜視図である。図2は、図1に示す計数装置100を示す側面図である。
計数装置100は、光源10と、計数対象物20の画像光を受光するセンサを有するカメラ30と、カメラ30から得られた画像信号に基づき計数処理を行う処理部(処理手段)50(図2参照)とを備える。
計数対象物20は、複数の板体が積層された積層体25である。図3A及びBは、板体の構造を概略的に示す側面図である。板体は、基本的には光の透過層21及び反射層22を有する平板状の物体である。典型的には、板体は光情報記録媒体であり、以下の説明ではこれを「光ディスク」と言う。光ディスクDは、その積層方向、つまり鉛直方向であるz方向に実質的に垂直な面(x−y面)として主面を有する。光ディスクとしては、例えばBD(Blu-ray Disc)、またはCD(Compact Disc)が挙げられる。図3AはBDの構造を示し、図3BはCDの構造を示している。
図3Aに示すように、BDは、透過層21である透明基板と、この透明基板の第1の主面側に設けられた反射層22とを有する。またBDは最終製品としては、第1の主面の、厚さ方向において反対側である第2の主面側に設けられた低透過率層23を有する。低透過率層23は、典型的には、透過層21の光透過率より低い透過率を有するラベル層(印刷層)である。反射層22の表面には記録情報源となるピット22pが形成され、この表面を以降ではピット面22aという。なお、反射層22のピット面22aには、図示しない透明なカバー層が形成される。
一方、図3Bに示すように、CDは、透過層21としての透明基板と、その透明基板のうち同じ一主面側に設けられた反射層22及び低透過率層(ラベル層)23を有する。すなわち透過層21が、反射層22のピット面22aのカバー層として機能し、ピット面22aの反対側の面22bにラベル層が設けられている。
CD及びBDのいずれにおいても、反射層22が、透過層21の両側の主面のうちいずれか一方に偏って設けられている。
図1及び2に示すように、ディスクホルダ8に光ディスクDの積層体25が保持されている。ディスクホルダ8は、支持ベース部材7と、支持ベース部材7に立設されたスタッカピン6とを含む。具体的には、図2に示すように光ディスクDの中央に設けられた穴24に、スタッカピン6が突き通されることにより、光ディスクDが保持される。本実施形態では、光ディスクDの反射層22のピット面22aを下に向けるようにして、ディスクホルダ8に光ディスクDが積層される。
光源10は、z方向に沿ってライン状に設けられたライン光源である。光源10は、例えばハロゲンランプ、蛍光灯、またはLED(Light Emitting Diode)が用いられる。z方向に沿ったライン状の光源10が用いられることにより、積層体25に入射する光量を、積層体25のz方向において均一にすることができる。光源10から出射される光は、中心波長が実質的に設定された単一色の光でもよいし、複数混合色の光でもよい。
図2に示すように、カメラ30は、センサとして例えばCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)素子のエリアセンサ31を有し、またレンズ32を有する。エリアセンサ31は、CCDやCMOSに限られず、2次元アレイの光電変換素子であれば、どのようなものであってもよい。レンズ32は複数設けられる場合もある。
処理部50は、エリアセンサ31により得られた画像信号を取得し、後述するように、画像信号に基づき所定の画像処理を行うことにより、光ディスクの枚数を計数する。
図4は、カメラ30が備えるレンズ32及びエリアセンサ31(ここではCCD)の光学的設定を説明するための図である。レンズは、複数設けられる場合もある。このようなカメラ30の光学系では、一般的に次のような関係が成立する。
レンズ32のWD(ワーキングディスタンス):視野 = レンズ32の焦点距離:CCDサイズ
これらのパラメータの例として、以下のように設定され得る。
CCDサイズ(z方向の一辺の長さ):6.15mm
レンズ32の焦点距離:16mm
視野(ここでは撮影対象である積層体25のz方向の長さに相当)≒120mm
レンズ32のWD:312mm
CCDサイズ(z方向の一辺の長さ):6.15mm
レンズ32の焦点距離:16mm
視野(ここでは撮影対象である積層体25のz方向の長さに相当)≒120mm
レンズ32のWD:312mm
上記の各パラメータは、上記の値にもちろん限定されず、適宜変更可能である。例えばWDを600mm程度確保するような各パラメータの設計も可能である。
処理部50は、例えばPC(Personal Computer)によって実現される。すなわち、処理部50は、CPU(Micro Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のハードウェアを主に備える。また、ROMや他の記憶デバイスには、画像処理を含む計数処理を実行するソフトウェアが記憶されている。CPUに加え、またはCPUに代えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)を備えていてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えていてもよい。あるいは、処理部50はソフトウェアを有することなく、ハードウェアのみで構成されていてもよい。
(カメラの配置)
カメラ30のセンサ光軸30Aは、実質的にはエリアセンサ31(及びレンズ32)の回転対称軸と一致する。このセンサ光軸30Aが、積層体25におけるz方向の中心位置、ここでは軸Cからずれた高さ位置に配置されるように、カメラ30の高さ位置が設定されている。軸Cは、各光ディスクDの主面に平行な軸である。本実施形態では、センサ光軸30Aが、積層体25のうち例えば端部領域の光ディスクDのz方向の位置に対応する高さ位置に配置されている。より具体的には、センサ光軸30Aは、最下端部の光ディスクD(1)(図7A参照)に対応する高さ位置に配置されている。
カメラ30のセンサ光軸30Aは、実質的にはエリアセンサ31(及びレンズ32)の回転対称軸と一致する。このセンサ光軸30Aが、積層体25におけるz方向の中心位置、ここでは軸Cからずれた高さ位置に配置されるように、カメラ30の高さ位置が設定されている。軸Cは、各光ディスクDの主面に平行な軸である。本実施形態では、センサ光軸30Aが、積層体25のうち例えば端部領域の光ディスクDのz方向の位置に対応する高さ位置に配置されている。より具体的には、センサ光軸30Aは、最下端部の光ディスクD(1)(図7A参照)に対応する高さ位置に配置されている。
ここで、積層体25のうち「任意の1つの光ディスクのz方向の位置に対応する高さ位置」とは、つまり、その1つの光ディスクDの画像光が、実質的に歪みなく水平の直線に沿った形状としてエリアセンサ31により検出されるようなセンサ光軸30Aの位置である。
図5は、カメラ30のレンズ32による歪曲収差によって、本来縦横に垂直に交わるグリッド線の像が歪む様子を示す図である。このようなレンズ32による歪曲収差によって、中央部分が膨らむように(樽型に)歪んだ形状の像が、エリアセンサ31により検出される。したがって、図2に示したカメラ30のセンサ光軸30Aが、積層体25の中心位置である軸Cと一致する場合、カメラ30により撮影される積層体25の画像の形状は、図6に示すように、樽型に歪んだ形状となる。このような画像に基づき、光ディスクの計数が行われると、以下に説明するような計数精度の低下の問題が生じる。
図7A及びBは、カメラ30のz方向の位置の違いによって、光ディスクDの積層体25からカメラ30が取得する光が異なることを説明するための図である。ここでは、光ディスクDとしてBDを示している。
本実施形態では、図7A及びBに示すように、光源10からの出射した光が、光ディスクDの透過層21に入射し、各透過層21から出射した光のそれぞれの一部(L(1)、L(2)、・・・L(n))をカメラ30が取得する。例えば、積層された光ディスクD(1)〜D(n)のうち最下端部の光ディスクD(1)に着目すると、光ディスクD(1)の透過層21に入射してこの透過層21を出射する光線は、次の2つの光線に大別される。
1つは、光ディスクD(1)の反射層22と、光ディスクD2の反射層22との間で反射を繰り返しながら、その透過層21を出射する光線(透過層21の媒質内で全反射する光も含む)である。もう1つは、反射層22で反射をしないでそのまま光ディスクD(1)の透過層21を通過して出射する光線である。これらの光線を含む光が各光ディスクD(1)〜D(n)の各透過層21の端面から3次元放射状にそれぞれ出射し、それらの3次元放射状の各光のうち一部ずつをカメラ30が取得する。なお、もちろん、透過層21に入射した光の一部は反射層22や透過層21により吸収される。
図7Aでは、センサ光軸30Aが積層体25の中心位置からずれた位置、例えば上記したように下端部の光ディスクD(1)に対応する高さ位置に配置されるように、カメラ30が配置される。一方、図7Bでは、センサ光軸30Aが積層体25のほぼ中心位置に一致するように、カメラ30が配置される。
ここで、図7Aに示すように、光ディスクDの反射層22の裏面22bから最終的に反射されて透過層21から出射される光線の一部(破線矢印で示す)は、カメラ30へは入射せず、カメラ30の上方へ向かう。ここでは、すべての光ディスクD(1)〜D(n)において、反射層22の裏面22bからの反射光線が一様に、カメラ30の上方へ向かうため、カメラ30に入射する各透過層21からの総合的な光量のばらつきが比較的少ない。
一方、図7Bでは、軸Cを境として下側の光ディスクDの反射層22の裏面22bからの反射光線(太い破線矢印)がカメラ30に入射し、軸Cより上側の光ディスクDの反射層22の裏面22bからの反射光線(細い破線矢印)は、カメラ30の上方へ向かう。すなわち、図7Bに示したカメラ30の配置では、エリアセンサ31に入射する、各透過層21からの総合的な光量のばらつきが、図7Aに示した場合と比べ大きくなる。このように各光ディスクD(1)〜D(n)で光量のばらつきが発生すると、処理部50による光ディスクDの存在の検出精度が低下し、その結果、計数精度が低下するという問題がある。
上記問題を解決するために、カメラ30のレンズ32の歪曲収差を抑制するための専用のレンズ32をカメラ30のハードウェアとして採用したり、あるいは、ソフトウェアによる歪補正アルゴリズムを処理部50に採用することも考えられる。しかしながら、その設計のための労力及びコストが増し、現実的ではない。
そこで、本実施形態に係る計数装置100は、図7Aに示すように、カメラ30のセンサ光軸30Aの高さ配置を、積層体25のz方向の中心位置である軸Cからずらし、カメラ30のエリアセンサ31が受ける各光ディスクDからの光量のばらつきを抑制している。
以上のような趣旨を踏まえれば、カメラ30のセンサ光軸30Aの配置を、必ずしも最下端部の光ディスクD(n)に対応する位置に限られない。例えば図8Aに示すように、例えば光ディスクが20枚以上または30枚以上積層されている場合に、最下端部から、2枚目または3枚目の光ディスクまでの間の領域、すなわち最下端部から積層全体の10%までの間の領域である端部領域25a内に対応する位置に、センサ光軸30Aを配置することも可能である。あるいは、図8Bに示すように、積層体25より最下端部から下部外側の領域に対応する高さ位置に、センサ光軸30Aが配置されてもよい。
カメラのエリアセンサのサイズやレンズの種類及び品質によっては、上述したようにカメラにより取得される画像に樽型の歪が発生する問題が解消されない場合も考えられる。その場合、図8Cに示すように、センサ光軸30Aが積層体25の主面であるx−y平面に非平行に配置されることにより、樽型の歪の問題を解決することができる。このようなカメラ30の姿勢により、下方から見上げるような角度で積層体25を撮影することができるので、最下端部の光ディスクD(1)の画像が水平に直線状になるような、歪が抑制された画像を、確実に取得することができる。この場合、特に積層体25の端部領域25aを通るようにカメラ30が配置されることが望ましい。
(計数装置の動作)
次に、計数装置100の動作、特に処理部50による処理について説明する。図9は、その処理を示すフローチャートである。光源10から光が照射されると、その光が光ディスクDの積層体25に入射し、積層体25を通した光をカメラ30が取得する(ステップ101)。図10は、カメラ30のエリアセンサ31により得られた画像の例を示す。計数装置100が例えば暗室内に配置されることにより、輝度が高い領域と低い領域とを明確に分けた画像光をエリアセンサ31により得ることができる。処理部50は、この画像の輝度について2値化処理を施す(ステップ102)。処理部50は、2値化のための境界の輝度値を閾値として予めメモリに記憶しておけばよい。
次に、計数装置100の動作、特に処理部50による処理について説明する。図9は、その処理を示すフローチャートである。光源10から光が照射されると、その光が光ディスクDの積層体25に入射し、積層体25を通した光をカメラ30が取得する(ステップ101)。図10は、カメラ30のエリアセンサ31により得られた画像の例を示す。計数装置100が例えば暗室内に配置されることにより、輝度が高い領域と低い領域とを明確に分けた画像光をエリアセンサ31により得ることができる。処理部50は、この画像の輝度について2値化処理を施す(ステップ102)。処理部50は、2値化のための境界の輝度値を閾値として予めメモリに記憶しておけばよい。
図11は、ステップ102の2値化処理により得られた画像の例を示す。処理部は、輝度が高い領域を「1」、輝度が低い領域を「0」とする。輝度が高い領域は透過層21から出射された光の、エリアセンサ31の受光領域に対応する。処理部50は、画像内の所定の領域S内において例えば「(0から1)及び(1から0)」の輝度変化を1回として、その変化の回数をカウントする(ステップ103)。そして処理部50は、そのカウント数を光ディスクの枚数として出力する(ステップ104)。出力された枚数情報は、例えば図示しない表示部に表示される。
以上のように、透過層21及び反射層22を有する特殊な構造の板体である光ディスクDの計数を行う場合であっても、カメラ30のセンサ光軸30Aがz方向における中心位置からずれた位置に配置されるので、反射層22による反射光の、エリアセンサ31による受光状態のばらつきを抑えることができる。これにより、図7Bで説明した問題を解決することができ、当該光ディスクDの計数精度を高めることができる。
特に、本実施形態では、センサ光軸30Aが積層体25の最下端部の光ディスク(D1)に対応する位置に配置される。したがって、エリアセンサ31による受光状態のばらつきがさらに抑制されるので、処理部50は正確に光ディスクを計数することができる。
なお、本実施形態に係る計数装置100、特に上記のように視野が120mm程度のカメラ30を用いることにより、0枚から120枚程度までの光ディスクDを計数可能である。
図11に示した値化画像内における検出対象となる領域Sは複数設定されていてもよい。例えば領域Sは、スタッカピン6に対応する領域を中心として両側に1つずつ設定され得る。この場合、処理部50は、両方の領域Sで輝度変化をカウントし、両者が一致しない場合、エラーを示す情報を出力するようにしてもよいし、他の処理を実行してもよい。
[第2の実施形態]
図12は、本発明の第2の実施形態に係る計数装置を示す図である。これ以降の説明では、上記第1の実施形態に係る計数装置100が含む要素や機能等について同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る計数装置を示す図である。これ以降の説明では、上記第1の実施形態に係る計数装置100が含む要素や機能等について同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
本実施形態に係る計数装置200では、光ディスクの積層体25のうち、最下端部にダミー基板D’が配置されている。ダミー基板D’は、光ディスクDと異なる構造を有しており、具体的には反射層22を有しておらず、透明基板でなる。ダミー基板D’の形状及びサイズは、光ディスクDと実質的に同じである。
カメラ30のセンサ光軸30Aは、このダミー基板D’の高さ位置に対応する位置に配置されている。また、カメラ30の姿勢は、図8Cで示す姿勢と同様に、積層体25を見上げるような角度で撮影できるような姿勢に設定されている。
図13Aは、このダミー基板D’を含む積層体25をカメラ30で撮影することにより得られた画像である。ダミー基板D’は上記のように反射層22及びラベル層等を有しておらず、透明基板でなるため、ダミー基板D’の領域では、他の光ディスクの領域に比べ高輝度となる。したがって、処理部55は、このダミー基板D’の領域と、計数対象である光ディスクの領域とを明確に区別して、ダミー基板D’の領域を画像処理における基準となる領域として設定することができる。
画像処理における基準とは、具体的には、計数開始の領域を検出するための基準(そのダミー基板D’より上側の光ディスクの領域から計数が開始される。)、あるいは、積層体25が所定の角度内に収まっているかどうかの基準などである。
積層体25が所定の角度を超えて傾いている場合とは、つまり、光ディスクの主面がx−y水平面に対して所定の角度を超えて傾いている場合である。このような傾きが発生すると、処理部55による計数処理の精度が低下するからである。
本実施形態では、上述のように、カメラ30の姿勢が、積層体25を見上げるような角度で撮影できるような姿勢に設定されている。したがって、カメラ30は、積層体25の下側の端部領域にあるディスクの画像、特にダミー基板D’の歪が抑制された画像を取得することができる。
図14は、このようなダミー基板D’を用いた場合における、主に処理部55による処理の例を示すフローチャートである。図9における処理と異なる点を中心に、この図14に示した処理を説明する。
処理部55は、この透明なダミー基板D’を少なくとも含む積層体25の理想的な画像を、サンプル画像として予めメモリに記憶しておく。処理部は、例えば光ディスクの種類、例えばCDかBDか、あるいは、ラベル層有りか無しかなどに応じて、異なる種類の複数のサンプル画像を記憶しておていもよい。
処理部55は、ステップ201で得られた画像(以下、これを便宜的に取得画像という。)と、メモリに記憶されたサンプル画像とを比較する(ステップ202)。具体的には、処理部55は、その比較処理(特に、その輝度や画像全体内でのダミー基板D’の位置などの比較処理)によって、取得画像内におけるダミー基板D’の領域を検出する。なお、このような比較処理によらなくても、処理部55は、最も高い輝度値を持つ領域をダミー基板D’の領域と決定することもできる。
処理部55は、そのダミー基板D’の傾きや輝度値等の検査項目の値が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップ203)。
所定の条件とは、上記したようにダミー基板D’の傾き、すなわち積層体25の傾きが所定角度より小さいか否か、あるいは、ダミー基板D’の領域の輝度値が所定の輝度範囲内にあるか否かなどである。前者の積層体25の傾きを検査する趣旨については上述した通りである。一方、後者の輝度値については、次のような趣旨により検査される。すなわち、図13Bに示すように、ダミー基板D’の領域の輝度が高すぎてその領域でハレーションを起こす場合、その他の光ディスクからの光の輝度も高くなり、それら各光ディスクのそれぞれの光が重なってしまう場合がある。この場合、誤計数が発生するおそれがある。したがってダミー基板D’の領域の輝度を所定の範囲内に収める必要がある。
検査項目の値が所定の条件を満たす場合(ステップ203のYES)、積層体25は計数可能な状態にあるので、処理部55は取得画像の2値化処理を実行する(ステップ204)。検査項目の値が所定の条件を満たさない場合(ステップ203のNO)、処理部55はエラーを示す情報を出力する(ステップ205)。このエラー出力処理に代えて、処理部55は別の処理を実行してもよい。
そして処理部55は、上記ステップ202における比較処理により、ダミー基板D’の領域を検出しているので、そのダミー基板D’の領域より上側を開始点として、輝度変化の回数をカウントする(ステップ206)。
以上のように、本実施形態では、ダミー基板D’の領域を画像処理における基準となる領域として設定することができる。このように基準となる領域が設定されることにより、画像処理の処理内容のバリエーションを増やすことができる。
また、カメラ30の姿勢が、積層体25を見上げるような角度で撮影できるような姿勢であるので、カメラ30によるダミー基板D’から出射される光の受光量を減らすことができ、上述したハレーションの発生を確実に抑えることができる。
[その他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記実施形態では、ディスクホルダ8に保持される光ディスクDは、反射層22のピット面22aが下向きとなるような向きで積層されたが、反射層22のピット面22aが上向きとなるように積層されてもよい。
上記実施形態では、カメラ30のセンサ光軸30Aが最下端部の光ディスクD(1)に対応する位置に配置された。しかし、ディスクホルダ8に保持される光ディスクDの上下方向の向きが図7Aに示す形態と同じである場合に、当該センサ光軸30Aは積層体25の最上端部の光ディスクに対応する位置、または、積層体25の最上端部より上部外側に対応する位置に配置されてもよい。
上記ダミー基板D’は、例えば積層体25のうち最上端部に配置されてもよい。この場合、このダミー基板D’である最上端部に対応する位置にセンサ光軸が配置されることが望ましい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
D(D(1)〜D(n))…光ディスク
10…光源
20…計数対象物
21…透過層
22…反射層
23…低透過率層
25…積層体
25a…端部領域
30…カメラ
30A…センサ光軸
31…エリアセンサ
32…レンズ
50、55…処理部
100、200…計数装置
10…光源
20…計数対象物
21…透過層
22…反射層
23…低透過率層
25…積層体
25a…端部領域
30…カメラ
30A…センサ光軸
31…エリアセンサ
32…レンズ
50、55…処理部
100、200…計数装置
Claims (8)
- 透過層及び反射層を有する複数の板体が積層された積層体に光を照射可能な光源と、
前記積層体の積層方向の中心位置からずれた位置にセンサ光軸が配置され、前記積層体を透過した光を受けるセンサと、
前記センサにより得られた信号に基づき、前記積層体に含まれる板体の計数処理を行う処理手段と
を具備する計数装置。 - 請求項1に記載の計数装置であって、
前記複数の板体のうち、前記積層体の端部領域の板体に対応する位置に、または、前記積層体の端部領域より外側に対応する位置に、前記センサ光軸が位置するように、前記センサが配置される
計数装置。 - 請求項1または2に記載の計数装置であって、
前記センサは、前記センサ光軸が前記積層体の主面に非平行となるように配置される
計数装置。 - 請求項2または3に記載の計数装置であって、
前記積層体の端部のうち最端部の板体は、透明のダミー板体である
計数装置。 - 請求項1から4のうちいずれか1項に記載の計数装置であって、
前記板体は、前記各板体の厚さ方向に垂直な第1の主面と、前記第1の主面の反対側の第2の主面とをそれぞれ有し、
前記反射層は、前記第1の主面及び前記第2の主面のち一方の側に偏って配置されている
計数装置。 - 請求項5に記載の計数装置であって、
前記反射層は、前記第1の主面側に設けられ、
前記板体は、前記第2の主面側に設けられた、前記透過層の光透過率より低い光透過率を有する低透過率層をさらに有する
計数装置。 - 請求項1から6のうちいずれか1項に記載の計数装置であって、
前記板体は、光情報記録媒体である
計数装置。 - 透過層及び反射層を有する複数の板体が積層された積層体に光を照射し、
前記積層体の積層方向の中心位置からずれた位置にセンサ光軸が配置されたセンサにより、前記積層体を透過した光を受け、
前記センサにより得られた信号に基づき、前記積層体に含まれる板体の計数処理を行う
計数方法。
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