JP2003044824A - シート計数装置及び方法 - Google Patents

シート計数装置及び方法

Info

Publication number
JP2003044824A
JP2003044824A JP2001227051A JP2001227051A JP2003044824A JP 2003044824 A JP2003044824 A JP 2003044824A JP 2001227051 A JP2001227051 A JP 2001227051A JP 2001227051 A JP2001227051 A JP 2001227051A JP 2003044824 A JP2003044824 A JP 2003044824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
sheet
objective lens
light receiving
sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001227051A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ishii
義行 石井
Kazuo Onishi
一夫 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001227051A priority Critical patent/JP2003044824A/ja
Publication of JP2003044824A publication Critical patent/JP2003044824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06MCOUNTING MECHANISMS; COUNTING OF OBJECTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06M9/00Counting of objects in a stack thereof
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06MCOUNTING MECHANISMS; COUNTING OF OBJECTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06M1/00Design features of general application
    • G06M1/08Design features of general application for actuating the drive
    • G06M1/10Design features of general application for actuating the drive by electric or magnetic means
    • G06M1/101Design features of general application for actuating the drive by electric or magnetic means by electro-optical means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート集積体内のシート枚数を正確に計数す
る。 【解決手段】 シート集積体11は、光透過性を備えた
シート12を複数枚積層したものである。シート12の
厚み方向中央部と、各シート12の境界付近とでは透過
率が異なるので、シート集積体11は、シート積層方向
に沿って周期的に変化する透過率を持つ。シート集積体
11の側面に向けて、シート12面と平行に光源44か
ら光を照射する。シート集積体11を透過した光を受光
部46で受光する。シート集積体11をシート積層方向
に移動させていくと、受光部46が受光する受光量が変
化する。この変化に基づいて、シート枚数を計数する。
受光部46とシート集積体11との間には、対物レンズ
33及びスリット34aが配置される。これにより、有
害な拡散光57が遮られ、光軸51付近の光だけが受光
部46に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを複数枚集
積したシート集積体内のシート枚数を計数するシート計
数装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平8ー315102号公報
に記載されているように、光透過性を有するシートが複
数枚集積されたシート集積体内のシート枚数を光学的に
カウントするシート計数装置が知られている。
【0003】このシート計数装置は、シート集積体の側
面に光を照射する投光器と、側面で反射した光を受光す
る受光器とからなる。シート集積体は、シートと各シー
トの境界付近との間に透過率の差があるので、シート積
層方向に沿って透過率が周期的に変化する。したがっ
て、側面の反射率もシート積層方向に沿って周期的に変
化する。受光器は、この反射率の変化に基づいてシート
枚数をカウントする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
は長尺でかつ幅広のウエブを裁断して製造されるので、
各シートの裁断面の形状が均一でなかったり、裁断面に
キズが生じる場合がある。この裁断面の形状やキズによ
って、シート集積体の側面に照射された光は乱反射を引
き起こす。このため、従来の反射光に基づく計数方法で
は、乱反射によりシートと境界付近との識別が難しく正
確な計数ができないという問題があった。
【0005】前述した課題を解決するために、本発明
は、シート集積体内のシート枚数を正確に計数するシー
ト計数装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のシート計数装置は、光透過性を有するシー
トが複数枚積層されたシート集積体の側面に向けてシー
ト面と平行に光を照射する光源と、前記シート集積体を
透過した透過光を受光して、受光量に応じたレベルの光
電信号を出力する受光部と、これら光源及び受光部を、
シート積層方向に相対的に移動させるための移動機構と
を有し、この移動機構によって前記光源及び受光部を移
動させたときの前記光電信号の周期的な変化に基づい
て、前記シート集積体内のシートの枚数を計数するシー
ト計数装置において、前記シート集積体と受光部との間
に配置され、前記透過光を結像させる対物レンズと、こ
の対物レンズの結像面近傍の光軸上に配置され、シート
の幅方向に長手方向を一致させたスリットが形成された
遮光板とを設けたことを特徴とする。
【0007】前記対物レンズとしては、拡大レンズを使
用することが好ましい。また、前記スリットの長手方向
と直交する幅を、前記対物レンズによって結像する1枚
のシート像の厚み以下とすることが好ましい。さらに、
前記受光部を、複数の受光素子が前記スリットの長手方
向に配列された受光素子アレイとすることが好ましい。
【0008】また、本発明の別のシート計数装置は、光
透過性を有するシートが複数枚積層されたシート集積体
の側面に向けてシート面と平行に光を照射する光源と、
前記シート集積体を透過した透過光を受光し、受光量に
応じたレベルの光電信号を出力する受光部と、これら光
源及び受光部を、シート積層方向に相対移動させるため
の移動機構とを有し、この移動機構によって前記光源及
び受光部を移動させたときの前記光電信号の周期的な変
化に基づいて、前記シート集積体内のシートの枚数を計
数するシート計数装置において、前記シート集積体と受
光部との間に配置され、前記透過光を結像させる対物レ
ンズと、この対物レンズの結像面近傍に光入射面が配置
され、前記透過光を前記受光部に導く導光部材とを設
け、前記光入射面の径を、前記対物レンズによって結像
する1枚のシート像の厚み以下としたことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明のシート計数方法は、光透過
性を有するシートが複数枚積層されシート積層方向に沿
って透過率が周期的に変化するシート集積体内のシート
枚数を光学的に計数するシート計数方法において、前記
シート集積体の側面に向けて光源からシート面と平行に
光を照射し、シート集積体を透過した透過光を対物レン
ズで結像させ、この対物レンズの結像位置に配置された
スリットにより、前記対物レンズから射出した光のうち
光軸付近の光だけを通過させ、受光量に応じたレベルの
光電信号を出力する受光部で前記光軸付近の光を受光
し、前記光源及び対物レンズから受光部までの測定光学
系をシート積層方向に相対移動させたときの受光量の周
期的な変化に基づいて、シート枚数を計数することを特
徴とする。
【0010】また、本発明の別のシート計数方法は、光
透過性を有するシートが複数枚積層されシート積層方向
に沿って透過率が周期的に変化するシート集積体内のシ
ート枚数を光学的に計数するシート計数方法において、
前記シート集積体の側面に向けて光源からシート面と平
行に光を照射し、シート集積体を透過した透過光を対物
レンズで結像させ、この対物レンズから射出した光のう
ち光軸付近の光を、前記対物レンズによって結像された
1枚のシート像の厚みと同径の光入射面を有しこの光入
射面が前記対物レンズの結像位置に配置された導光部材
によって、受光量に応じたレベルの光電信号を出力する
受光部に導光し、前記光源及び対物レンズから受光部ま
での測定光学系をシート積層方向に相対移動させたとき
の受光量の周期的な変化に基づいて、シート枚数を計数
することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、シート集積体
11は、光透過性を有するシート12を複数枚積層した
ものである。シート12は、長尺で、かつ、幅広のウエ
ブを所定サイズに裁断して製造される。シート12とし
ては、例えば、厚みT0が約0.2mmのX線フイルム
が挙げられる。X線フィルムは、図1(C)に示すよう
に、例えば、透明なフイルムベース14と、この両面に
写真乳剤を塗布することにより形成された乳剤層16と
からなる。
【0012】この乳剤層16は、フイルムベース14よ
りも光透過率が低い。また、各シート12の境界には、
わずかな隙間が生じるものの、各シート12が接触して
いる部分が多いので、この部分の透過率もフイルムベー
ス14の光透過率より低い。したがって、乳剤層16も
含めた各シート12の境界付近の透過率は、フイルムベ
ース14が位置する各シート12の厚み方向の中央部の
透過率と比較して低くなる。シート集積体11は複数枚
のシート12で構成されるから、シート集積体11のシ
ート積層方向の透過率は周期的に変化する。この透過率
の変化は、ほぼ一定の周期をもち、その周期はシート1
2の厚みT0に対応する。
【0013】したがって、このシート集積体11の側面
11aに向けて、シート12面と平行に光を照射する
と、前記側面11aとは別の側面11aには、前記透過
率の周期的変化に従って、濃淡パターンが生じる。図2
のグラフに示すように、シート集積体11を透過した透
過光を受光する場合、受光部をシート積層方向に移動さ
せてくと、前記濃淡パターンに従って、その受光量も周
期的に変化する。この周期も、シート12の厚みT0に
対応するから、受光量の周期的な変化に基づいて、シー
ト集積体11内のシート枚数を計数することができる。
【0014】図3に示すシート計数装置30は、この透
過光量の周期的な変化を利用して、シート集積体11内
のシート12の枚数を計数する装置である。シート計数
装置30は、投光器31,昇降装置32,対物レンズ3
3,スリット34aが形成された遮光板34,集光レン
ズ36,受光器37及び制御部38からなる。
【0015】投光器31には、光源44が設けられてお
り、この光源44から、シート集積体11の側面11a
に向けて、シート12面と平行に所定量の光が照射され
る。側面11aから入射しシート集積体11内を透過し
た透過光を、受光器37内の受光部46が受光する。光
源44としては、LEDやハロゲンランプが使用され
る。本例では、シート12としてX線フイルムを使用し
ているので、X線フイルムが感光しないように、例え
ば、1.3μmの波長にピークを持つ光を発する光源4
4が使用される。
【0016】昇降装置32は、シート集積体11を載せ
るテーブル47と、このテーブル上に載置されたシート
集積体11を、その上面から押さえる押さえ板48とを
有している。昇降装置32は、シート集積体11と、光
源44と受光部46とを結ぶ光軸51とをシート積層方
向に相対移動させるための移動機構である。テーブル4
7及び押さえ板48は昇降自在に設けられており、駆動
モータによって駆動される。制御部38は、昇降装置3
2に制御信号を送り、駆動モータを介して、テーブル4
7の昇降量を制御する。
【0017】計数する際には、制御部38は、シート集
積体11が載置されたテーブル47を、いったん初期位
置である最上位置まで上昇させた後、テーブル47を下
降させる。そして、シート集積体11の最下層のシート
12が光軸51位置に来たときに、光源44の発光を開
始する。そして、制御部38は、テーブル47を下降さ
せながら、受光量の周期的な変化に基づいて、シート枚
数をカウントする。もちろん、テーブル47を上昇させ
ながらカウントを行ってもよい。
【0018】受光器37は、受光部46と、その前方に
配置されたフード50とを備えている。受光部46は、
受光した光量に応じた光電信号を制御部38に送る。制
御部38には、光量判定部53とカウンタ54とからな
る計数部55が設けられている。光量判定部53は、受
光部46から送られた光電信号を基に、受光量を判定す
る。
【0019】光電信号のレベルは、受光量の周期的な変
化に応じて変化する。制御部38は、受光量が予め設定
されたレベルL1に達し、その後、レベルL1以下に減
少したときに、カウンタ52に「1」を加算していく。
最上層のシート12が光軸51位置を通過するまで、こ
れを繰り返すことで、シート枚数が計数される。
【0020】対物レンズ33,遮光板34,集光レンズ
36は、昇降装置32と受光器37との間に配置されて
いる。対物レンズ33は、シート集積体11を透過した
透過光を結像させるためのレンズである。遮光板34に
は、スリット34aが形成されており、遮光板34は、
このスリット34aが結像位置にくるように配置され
る。集光レンズ36は、このスリット34aを通過した
光を集光し、受光器37のフード50内に入射させ、受
光部46に導く。
【0021】対物レンズ33の結像位置には、シート集
積体の側面11aに生じる濃淡パターンが結像する。図
4(A)に示すように、光軸51がシート12の厚み方
向の中央に位置するときに、受光部46の受光量は最大
となり、他方、図4(B)に示すように、光軸51が2
枚のシート12の境界付近に位置するときに、最小とな
る。この最大値と最小値との差が、受光部46が受光す
る光の明暗に正確に反映されれば、シート12の計数を
正確に行うことができる。
【0022】シート12はウエブを裁断して製造される
ので、そのエッジ面の状態は、裁断形状やキズの有無な
どにより、シート毎に微妙に異なる。これは、従来技術
の問題点として示したように、シート集積体11の側面
の乱反射を引き起こすばかりでなく、透過光の散乱をも
引き起こす。このため、受光部46が受光する光のコン
トラストがあいまいになり、計数の正確性に影響する場
合がある。しかし、実験により、透過光の散乱の程度
と、従来の反射光の乱反射の程度とを比較すると、透過
光の散乱の程度の方が小さいことが検証されている。し
たがって、透過光を利用して計数を行う方が従来の方法
に比べて計数の正確性が高い。
【0023】また、対物レンズ33から射出される光に
は、前記濃淡パターンのコントラストを弱める有害な拡
散光57が含まれる。例えば、図4(B)のように、光
軸51が各シート12の境界付近に位置しているとき
に、受光部46が拡散光57を受光してしまうと、光軸
51付近の透過光量が少ないにも関わらず、受光部46
の受光量が増加する。こうなると、受光部46が受光す
る光のコントラストがはっきりとせず、計数の正確性が
損なわれてしまう。
【0024】そこで、遮光板34を設けることで、結像
面の近傍で光軸51付近の透過光だけをスリット34a
から通過させるとともに、残りの拡散光57を遮って、
受光部46に光軸51付近の光だけを入射させるように
している。これにより、受光部46が受光する光のコン
トラストがはっきりするので、シート枚数の計数の正確
性が向上する。
【0025】このスリット34aの幅Wは、対物レンズ
33によって結像された1枚のシート像の厚み以下に形
成される。すなわち、幅W≦nT0となる。ここで、n
は、対物レンズ33の倍率を示す。対物レンズ33の倍
率nが等倍であれば、幅Wは、厚みT0以下となる。し
かし、厚みT0が薄いと、幅Wも薄くしなければならな
い。受光部46の受光面積を一定とすると、幅Wが薄く
なるほど、受光部46の分解能が低下してしまう。
【0026】このため、本例では、対物レンズ33とし
て、例えば、倍率が2倍の拡大レンズを使用している。
この場合には、対物レンズ33によって結像された1枚
のシート像の厚みは、実際の厚みT0の2倍となるの
で、その分、スリット34aの幅Wを大きくすることが
できる。本例では、厚みT0が0.2mmであるから、
幅Wを0.4mm以下の大きさに形成すればよい。これ
により、受光部46の分解能を向上させることができ
る。また、幅Wを大きくすることができるので、スリッ
ト34aの成形が容易になる。本例は、倍率を2倍とし
ているが、もちろん、2倍に限らず、これ以外でもよ
い。
【0027】また、図5に示すように、スリット34a
は、シート12の幅方向に細長い略矩形状をしている。
こうすることで、受光量を多くしている。また、スリッ
ト34aは、その長手方向とシート12の幅方向とを一
致させて配置されているので、受光部46に有害な拡散
光が入射することはなく、受光部46の分解能が低下し
てしまうこともない。
【0028】受光部46は、複数の受光素子46aをス
リット34aの長手方向に配列した受光素子アレイであ
る。この受光素子46aとしては、例えば、フォトダイ
オードが使用される。また、受光素子46aの代わり
に、フォトマルチプライヤーなどを使用してもよい。
【0029】また、このようにシート12の幅方向に細
長いスリット34aと受光部46とを設けることによ
り、前記透過光の散乱による計数の正確性の低下を回避
することができる。すなわち、ある程度の幅に渡って光
を受光することで、一部で散乱が生じても、その影響は
平均化される。このため、受光部46が受光する受光量
の合計値には、前記最大値と最小値との差が正確に反映
される。
【0030】以下、上記構成による作用について説明す
る。シート集積体11をシート計数装置30にセットし
て、計数指示をすると、計数が開始される。テーブル4
7は、最上位置から下降を開始し、シート集積体11の
最下層のシート12が光軸51位置に達すると、光源4
4が発光を開始する。
【0031】シート集積体11を透過した透過光は、対
物レンズ33,スリット34a,集光レンズ36を順次
通過して、受光部46に入射する。受光部46は、受光
量に応じた光電信号を制御部38に送る。制御部38
は、光量判定部53で受光量を判定し、それがレベルL
1を越えた後、再びレベルL1を下回ったときに、カウ
ンタ52に「1」を加算する。これが繰り返されて、シ
ート集積体11内のシート12の計数がなされる。
【0032】スリット34aが形成された遮光板34の
作用により、シート集積体11を透過した透過光のう
ち、有害な拡散光57が遮られ、受光部46には、光軸
51付近の光だけが入射する。このため、シート集積体
11のシート積層方向に沿った透過率の周期的な変化
が、受光量の変化に正確に反映されるので、正確な計数
が行われる。
【0033】また、スリット34a及び受光部46は、
シート12の幅方向に細長く形成されているので、シー
ト12のエッジ面の一部に生じたキズ等に起因して透過
光の散乱が生じた場合でも、その影響が平均化されるか
ら、シート12の中央部と境界付近との識別が困難にな
ることはない。
【0034】シート集積体11の最上層のシート12が
光軸51を通過すると、テーブル47の下降が停止し、
計数が終了する。
【0035】上記例では、シート集積体の各側面のうち
対向する2つの側面の一方から他方へ光が透過するよう
に、投光器及び受光器を配置した例で説明したが、シー
トの透過率が低い場合には、図6に示すように、前記各
側面21aのうち隣り合う2つの側面21aの一方から
他方へ光が透過するように投光器31及び受光器37を
配置して、シート集積体11を通過する光軸距離Aを短
くしてもよい。
【0036】図7に示すシート集積装置71は、対物レ
ンズとして、倍率が5倍の顕微鏡用レンズ72を使用し
た例である。顕微鏡用レンズ72と、スリット73aが
形成された遮光板73は、鏡筒74内に組み込まれてお
り、この鏡筒74の後端部に受光器76が取り付けられ
ている。
【0037】顕微鏡用レンズ72は集光能力が高いた
め、集光レンズを設けなくても、計数に必要な受光量が
得られる。また、倍率が5倍なので、厚みT0が0.2
mmのシートを計数する場合には、スリット34aの幅
Wを1mm程度まで大きくすることができる。これによ
り、受光部46の分解能を上げることができる。また、
スリット34aの成形も容易になる。
【0038】もちろん、スリット34aの幅Wは、顕微
鏡用レンズ72によって結像した1枚のシート像の厚み
以下であればよく、実験では、この顕微鏡用レンズ72
と、幅Wが0.5mmのスリット34aとを用いて、厚
みT0が0.2mmのシートの計数が可能なことを確認
している。
【0039】図8のシート計数装置81に示すように、
スリットの代わりに、光ファイバー82を用いて、受光
部46に有害な拡散光が入射することを防止してもよ
い。光ファイバー82は、シート集積体11と受光部8
7との間に配置され、シート集積体11を透過した透過
光のうち、光軸51付近の光だけを受光部46に導くた
めの導光部材である。この光ファイバー82の径dは、
シート12の厚みT0以下としている。この光ファイバ
ー82の光入射面は、対物レンズ34の結像位置に配置
される。
【0040】また、上記例では、光軸とシート集積体と
を相対移動させるために、光軸を固定して、シート集積
体を移動させた例で説明したが、この反対に、シート集
積体を固定し、光源や受光部を移動させてもよい。
【0041】また、上記例では、シートとして、X線フ
イルムを例に説明したが、X線フイルムに限らず、これ
以外の光透過性を有するシートに適用することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
光透過性を有するシートが複数枚積層されシート積層方
向に沿って透過率が周期的に変化するシート集積体の側
面に向けて、シート面と平行に光を照射し、このシート
集積体を透過した透過光を、対物レンズによって結像さ
せ、スリットや導光部材を用いて、この対物レンズから
射出した光のうち光軸付近の光だけを受光部で受光し、
この受光量の変化に基づいて、シート枚数を計数するよ
うにしたから、シート集積体内のシート枚数を正確に計
数することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート集積体の説明図である。
【図2】シート集積体と光軸とをシート積層方向に移動
させたときの受光量の変化を示すグラフである。
【図3】シート計数装置の構成を示す説明図である。
【図4】スリットの幅と、シートの厚みとの関係を示す
説明図である。
【図5】スリットと受光部の説明図である。
【図6】シート集積体の各側面のうち、隣り合った2つ
の側面の一方から他方に光が通過するように、投光器と
受光器を配置した例を示す図である。
【図7】対物レンズとして顕微鏡用レンズを用いた例を
示す図である。
【図8】スリットの代わりに光ファイバーを用いた例を
示す図である。
【符号の説明】
11 シート集積体 12 シート 30,71,81 シート計数装置 33 対物レンズ 34 遮光板 34a スリット 44 光源 46 受光部 51 光軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性を有するシートが複数枚積層さ
    れたシート集積体の側面に向けてシート面と平行に光を
    照射する光源と、前記シート集積体を透過した透過光を
    受光して、受光量に応じたレベルの光電信号を出力する
    受光部と、これら光源及び受光部を、シート積層方向に
    相対的に移動させるための移動機構とを有し、この移動
    機構によって前記光源及び受光部を移動させたときの前
    記光電信号の周期的な変化に基づいて、前記シート集積
    体内のシートの枚数を計数するシート計数装置におい
    て、 前記シート集積体と受光部との間に配置され、前記透過
    光を結像させる対物レンズと、この対物レンズの結像面
    近傍の光軸上に配置され、シートの幅方向に長手方向を
    一致させたスリットが形成された遮光板とを設けたこと
    を特徴とするシート計数装置。
  2. 【請求項2】 対物レンズは、拡大レンズであることを
    特徴とする請求項1記載のシート計数装置。
  3. 【請求項3】 前記スリットの長手方向と直交する幅
    は、前記対物レンズによって結像する1枚のシート像の
    厚み以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の
    シート計数装置。
  4. 【請求項4】 前記受光部は、複数の受光素子が前記ス
    リットの長手方向に配列された受光素子アレイであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のシート計数
    装置。
  5. 【請求項5】 光透過性を有するシートが複数枚積層さ
    れたシート集積体の側面に向けてシート面と平行に光を
    照射する光源と、前記シート集積体を透過した透過光を
    受光し、受光量に応じたレベルの光電信号を出力する受
    光部と、これら光源及び受光部を、シート積層方向に相
    対移動させるための移動機構とを有し、この移動機構に
    よって前記光源及び受光部を移動させたときの前記光電
    信号の周期的な変化に基づいて、前記シート集積体内の
    シートの枚数を計数するシート計数装置において、 前記シート集積体と受光部との間に配置され、前記透過
    光を結像させる対物レンズと、この対物レンズの結像面
    近傍に光入射面が配置され、前記透過光を前記受光部に
    導く導光部材とを設け、前記光入射面の径を、前記対物
    レンズによって結像する1枚のシート像の厚み以下とし
    たことを特徴とするシート計数装置。
  6. 【請求項6】 光透過性を有するシートが複数枚積層さ
    れシート積層方向に沿って透過率が周期的に変化するシ
    ート集積体内のシート枚数を光学的に計数するシート計
    数方法において、 前記シート集積体の側面に向けて光源からシート面と平
    行に光を照射し、シート集積体を透過した透過光を対物
    レンズで結像させ、この対物レンズの結像位置に配置さ
    れたスリットにより、前記対物レンズから射出した光の
    うち光軸付近の光だけを通過させ、受光量に応じたレベ
    ルの光電信号を出力する受光部で前記光軸付近の光を受
    光し、前記光源及び対物レンズから受光部までの測定光
    学系をシート積層方向に相対移動させたときの受光量の
    周期的な変化に基づいて、シート枚数を計数することを
    特徴とするシート計数方法。
  7. 【請求項7】 光透過性を有するシートが複数枚積層さ
    れシート積層方向に沿って透過率が周期的に変化するシ
    ート集積体内のシート枚数を光学的に計数するシート計
    数方法において、 前記シート集積体の側面に向けて光源からシート面と平
    行に光を照射し、シート集積体を透過した透過光を対物
    レンズで結像させ、この対物レンズから射出した光のう
    ち光軸付近の光を、前記対物レンズによって結像された
    1枚のシート像の厚みと同径の光入射面を有しこの光入
    射面が前記対物レンズの結像位置に配置された導光部材
    によって、受光量に応じたレベルの光電信号を出力する
    受光部に導光し、前記光源及び対物レンズから受光部ま
    での測定光学系をシート積層方向に相対移動させたとき
    の受光量の周期的な変化に基づいて、シート枚数を計数
    することを特徴とするシート計数方法。
JP2001227051A 2001-07-27 2001-07-27 シート計数装置及び方法 Pending JP2003044824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001227051A JP2003044824A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 シート計数装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001227051A JP2003044824A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 シート計数装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003044824A true JP2003044824A (ja) 2003-02-14

Family

ID=19059772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001227051A Pending JP2003044824A (ja) 2001-07-27 2001-07-27 シート計数装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003044824A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101205854B1 (ko) * 2011-04-20 2012-11-28 (주)다솔이엔지 비전모듈을 이용한 시트카운팅 장치 및 방법
JP5193389B1 (ja) * 2012-10-31 2013-05-08 太陽誘電株式会社 計数装置及び計数方法
WO2016022085A3 (en) * 2014-08-06 2016-04-07 Bss Yazilim Muhendislik Ve Danismanlik Hizmetleri San. Ve Tic. Ltd. Şti. An efficient method and system for rapidly and correctly counting thin stacked objects

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101205854B1 (ko) * 2011-04-20 2012-11-28 (주)다솔이엔지 비전모듈을 이용한 시트카운팅 장치 및 방법
JP5193389B1 (ja) * 2012-10-31 2013-05-08 太陽誘電株式会社 計数装置及び計数方法
WO2016022085A3 (en) * 2014-08-06 2016-04-07 Bss Yazilim Muhendislik Ve Danismanlik Hizmetleri San. Ve Tic. Ltd. Şti. An efficient method and system for rapidly and correctly counting thin stacked objects

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100631904B1 (ko) 도광 기능을 갖는 직하형 백라이트 장치
KR20120019463A (ko) 클래드를 구비하는 광학장치 제조방법
KR20130018618A (ko) 이미지 센서 유닛 및 화상 판독 장치
JP4575202B2 (ja) 透明板状体の欠点検査方法及び欠点検査装置
KR20180016374A (ko) 유리판 및 유리판의 제조 방법
KR102433329B1 (ko) 유리 제품의 두께를 측정하는 방법 및 시스템
JP2012520546A (ja) 光ガイド装置
EP3039473B1 (en) Optical device for light collection
JP6235765B1 (ja) 紫外線蛍光色検出装置及び紫外線蛍光色検出方法
TW202131104A (zh) 非遠心式導光元件
JP6207359B2 (ja) 照明装置、イメージセンサユニットおよび紙葉類識別装置
KR20220004709A (ko) 스크린 지문인식 어셈블리 및 단말 장비
JP6246351B2 (ja) ライン光源及び光ラインセンサユニット
JP2003044824A (ja) シート計数装置及び方法
TW201203051A (en) Optical touch structure
JP6867270B2 (ja) 光ラインセンサユニット
JP2007225400A (ja) 光学検出装置
US20060152777A1 (en) Image processing method and apparatus capable of effectively reading an image using a light diffuser
US8749792B2 (en) Device for optical measurement of materials, using multiplexing of light
TWI724673B (zh) 光電元件特性測量裝置
JP7076309B2 (ja) 光ラインセンサユニット
US20190204496A1 (en) Backlight unit and display device including the same
JP2006132972A (ja) 光学部品の欠陥検出方法および欠陥検出装置
JPH06309546A (ja) 蛍光検出装置
JP7265370B2 (ja) ライン照明光源