JP2019194224A - 毛髪染色方法及びその組成物 - Google Patents

毛髪染色方法及びその組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】根元から先端までの毛髪の全体の長さにおいて同質の最終染色結果を提供する毛髪染色の方法、毛髪染色組成物、及びこれらのキットの提供。【解決手段】i)顕色剤成分を染料成分と混合し、非希釈の毛髪染色組成物を得る工程であって、前記顕色剤成分が酸化剤を含み、前記染料成分が少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカリ化剤を含む、工程と、ii)前記非希釈の毛髪染色組成物の第1の部分を前記毛髪、好ましくは毛根に適用し、かつ前記非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分を保持する工程と、iii)前記第2の部分を、水及び随意的に、少なくとも1つの活性成分を含む希釈剤成分と、4:1〜1:2の混合比で混合し、希釈された毛髪染色組成物を得る工程と、iv)前記希釈された毛髪染色組成物を前記毛髪、好ましくは前記毛髪の長さ部分及び先端に適用する工程と、v)前記毛髪をすすぐ工程と、を含む、方法。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪染色の方法、毛髪染色組成物、及びこれらのキットに関する。
自身の毛髪を染色することを所望する消費者は、典型的に2つの選択が利用可能であって、それぞれ、商業的に利用可能な小売用製品又はキットを使用するか、あるいは専門のサロンのサービスを使用するか、である。後者が、高度に望ましい染色結果を提供する一方で、小売用オプションよりも更により高額であり、よって、特に定期的に染色する、多くの消費者に利用可能でない。
以前に自身の毛髪を染色した消費者にとって、染色及び毛髪のコンディションは、全体の長さにおいて同質ではない。毛髪の束は、根元が新しい毛髪又は以前に染色されていない新生の毛髪と、反対に1回又は複数回の毛髪染色処置を経験した先端の毛髪と、を含む。毛髪の先端は、典型的に、毛髪の中で最も傷んだ部分であり、多くの関連する要因の中でも、洗浄の色あせ具合及び適用された多種の毛髪染色剤によって、色が、経時変化する。中間の毛髪の長さとは、典型的にこれらの2つの極端な条件の中間である。サロンにおける結果として、自身の毛髪を以前に染色した消費者には、サロンのスタイリストは、典型的に、根元が新しい毛髪を特定の組成物で最初に染色し、最も効率的に所望の最終結果へ毛髪を染色する。しかしながら、以前に染色された及び複数回の染色周期を受けた可能性のある、毛髪の残りの長さ部分及び先端は、根元に適用されるものとは別個の及び異なる組成物で染色される。この方式で、サロンのスタイリストは、毛髪の長さにわたって開始時の毛髪の色とコンディションの多様性とは無関係に、根元から先端までの毛髪の全体の長さにおいて同質の最終染色結果を提供することを目指す。
しかしながら、かかる提案は、小売用製品として現在消費者に利用可能ではなく、更に煩雑性及び費用を付加したため、よって消費者にとって望ましくない。それでも、経験のある家庭用染色剤のユーザは、継続的に全体的な染色の結果を改善するように努力し、実際に多くの小売用製品の説明パックに概説されるように、しばしば、製品を、毛髪の全体の長さにわたっての製品の適用に先立って、新しい根元に最初に適用するように消費者に指示する。しかしながら、これらの説明は、不正確であり、しばしば、従われず、及びこの方法を使用して達成された結果は、サロンのスタイリストからの結果と比較できない。全体的な染色の結果が、サロンのスタイリストによって提供されるほど同質でなく、染色の過度な付着、及び過度の漂白又は真鍮性をもたらし得るだけではなく、製品の流性もまた、根元線での特定の適用を必要に応じて容易にせず、根元への適用中したたり落ちることなく、根元への良好な粘着を保証しつつ同様に毛髪の長さの残りに効かせるのは、容易でない。小売市場の代用の製品は、根元の成長を処理するために根元でのみ使用されるように設計されている。しかしながら、これらの製品は、完全に満足のいくものではなく、根元のタッチアップラインが明らかに特定可能であり得る。更に、これらの製品は、残りの毛髪の長さのための別個の染色の工程での必要性を残す。
したがって、2つの別個の組成物を提供及び調製する必要なく専門のサロンのスタイリスト及び改良された結果に対する現在の小売用の履行との結果を、関連付けられる類似の結果として提供するように、根元上及び全体の毛髪の長さでの使用のための小売用の染色システムを提供する必要性がまだ存在する。
本発明は、毛髪を染色するための方法に関し、
i)顕色剤成分を染料成分と混合し、非希釈の毛髪染色組成物を得る工程であって、顕色剤成分が酸化剤を含み、染料成分が少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカ
リ化剤を含む、工程と、
ii)工程i)で得られた非希釈の毛髪染色組成物の第1の部分を毛髪、好ましくは毛根に適用し、かつ工程i)で得られた非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分を保持する工程と、
iii)第2の部分を、水及び随意的に、少なくとも1つの活性成分を含む希釈剤成分と、4:1〜1:2の混合比で混合し、希釈された毛髪染色組成物を得る工程と、
iv)希釈された毛髪染色組成物を毛髪、好ましくは毛髪の長さ部分及び先端に適用する工程と、
v)毛髪をすすぐ工程と、を含む。
本発明はまた、酸化剤を含む顕色剤成分と、少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカリ化剤を含む染料成分と、水及び随意的に少なくとも1つの活性成分を含む希釈剤成分と、を含む、毛髪を染色するためのキットに関する。
更に、本発明はまた、酸化剤を含む顕色剤成分と、少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカリ化剤を含む染料成分と、水及び随意的に少なくとも1つの活性成分を含む希釈剤成分と、を含む、毛髪染色組成物に関し、毛髪染色組成物が、
i)顕色剤成分と染料成分とを混合する工程であって、顕色剤成分と染料成分とを混合した後、組成物の第1の部分が毛髪、好ましくは毛根に適用され、第2の部分が保持される、工程と、
ii)4:1〜1:2の混合比で、組成物の第2の部分を希釈剤成分と混合する工程と、によって得られ得る。
本明細書は、本発明を詳しく指摘し明確に請求する特許請求の範囲にまとめられるが、本発明は、以下の説明からよりよく理解されるものと考えられる。
本明細書で使用するとき、扱われる用語「毛髪」は、「生きている」、すなわち、生体上にあるものであり得、又は、「生きていない」、すなわち、かつら、ヘアピース又は他の非生体ケラチン性繊維の集合体であり得る。哺乳類、好ましくはヒトの毛髪が好ましい。しかしながら、ウール、毛皮及び他のケラチン含有繊維は、本発明による組成物に好適な基材である。用語「根元」、「毛根」、「根元毛髪線」、及び「新しい毛髪」は、全て毛髪染色組成物で以前に処置されたことがない毛髪を指す。
本発明に従う好ましい実施形態において、毛髪染色組成物は、毛髪染色組成物で以前に染色されたことがある毛髪に適用される。かかる場合においては、用語「根元」、「毛根」、「根元毛髪線」、及び「新しい毛髪」は、全て、最近の毛髪彩度以来、成長した毛髪の部分を指し、前記新しい状態の毛髪の部分は、つまり、自然に染色され、用語「毛髪の長さ部分及び先端」は、以前に染色された毛髪の残りの部分を指す。
特に記述されない限り、全ての百分率は、総組成物の重量によるものである。特に記載しない限り、全ての比率は重量比である。
毛髪の染色方法
本明細書に前述のように、本発明は、毛髪を染色するための方法に関する。
非希釈の毛髪染色組成物の第1の部分は、好ましくは、毛根に適用され、希釈された毛髪染色組成物は、好ましくは毛髪の長さ部分及び先端に適用される。
自然な毛髪は、典型的に、根元から先端にかけて移動するとき、濃から淡へとかわる。
本発明者らは、驚くべきことに、本発明に従って毛髪を染色するための方法を実行することによって見出したのだが、根元から先端へのより自然な変移を保つことが可能である。加えて、毛髪は、一律かつ塊(block)の色になっておらず、長さ部分に希釈の染色剤が適用されるにつれて、毛髪における色調のより一層の自然な変化を示す。理論によって拘束されない一方で、顕色剤成分を染料成分と混合して、非希釈の組成物を得、非希釈の組成物の第1の部分を直接根元が新しい毛髪に適用することは、以前に非染色された毛髪を所望の段階まで明るくしかつ染色すること両方へ効果的な組成物送達すると考えられる。しかしながら、この非希釈の組成物の第2の部分を保持し、それを希釈剤成分とそこへ混合することは、非希釈の組成物の明るくする及び染色する全体的な能力を減少する、希釈の組成物を結果的に提供し、非希釈の組成物は、次いで残りの事前に染色された毛髪の長さに適用され、それは、少なめに明るくすること及び少なめの染料付着を必要とし、根元に適用される非希釈の組成物の第1の部分の適用からの結果に類似する染色結果を送達する。理論によって拘束されない一方で、希釈剤成分の非希釈の組成物の第2の部分との使用は、染料形成過程が完全にそれによってまだ染料種の浸透を毛幹内へ可能し、永続的な毛髪染色を提供する前に存在する場合、染料前駆体、過酸化水素及びアルカリ化剤等の酸化剤等活性種の濃縮を減少すると考えられる。
方法の工程i)において、顕色剤成分は、2:1〜1:2の、好ましくは1:1の混合比で染料成分と混合され得る。
方法の工程ii)において、90〜10重量%、好ましくは80〜50重量%、より好ましくは75〜55重量%、更により好ましくは75〜60重量%の非希釈の毛髪染色組成物が、第1の部分として毛根に適用され得る。
本発明に従う方法は、工程ii)とiii)との間で実施される時間T1の間待つ工程、及び/又は工程iv)とv)との間で実施される時間T2の間待つ工程を更に含み、
Figure 2019194224
ブロンド、茶色、又は黒の毛髪の色度等明るくなく強烈でない毛髪の色度で染色される毛髪用か、
Figure 2019194224
赤、紫、銅等、より明るく強烈なより色調のある色度で染色される毛髪用か、a及びbが、それぞれ、工程iii)で一緒に混合される非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分の重量及び希釈剤成分の重量である。
これらの値が合う場合、同質の最終染色結果が、全体の毛髪の長さに沿って根元から先端まで提供され得る。
方法は、工程ii)とiii)との間で実施される、10分〜40分、好ましくは15分〜30分、更により好ましくは20分の時間待つ工程と、工程iv)とv)との間で実施される、5分〜20分、好ましくは10分の時間待つ工程と、を更に含む。かかる実施形態は、ブロンド、茶色、又は黒の毛髪の色度等非色調の毛髪の色度で毛髪を染色するために使用され得る。あるいは、工程iii)は、工程ii)の直後に実施され、該方法が、工程iv)とv)との間で実施される、5分〜40分、好ましくは20分〜40分、より好ましくは30分の時間待つ工程を更に含み得る。かかる実施形態は、赤、紫、銅等、より明るく強烈なより色調のある色度で毛髪を染色するために使用され得る。
非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分は、2:1〜1:2、好ましくは2:1の混合比で希釈剤成分と混合され、希釈された毛髪染色組成物を得る。
方法の工程v)においては、毛髪は、水及び/又はシャンプーですすがれてもよい。すすぎの後、毛髪は、更に乾燥され、通常通りスタイルを整えられ得る。コンディショナー成分が、すすぎの後、好ましくは乾燥及びスタイルを整える前に、毛髪に適用されてもよい。
顕色剤成分は、1〜20重量%の酸化剤を含み得、染料成分は、0.01重量%〜10重量%の酸化染料前駆体及び/又は0.1重量%〜10重量%のアルカリ化剤を含み得、希釈剤成分は、最大99%重量の水及び最大25%重量の界面活性剤、コンディショニング剤、ポリマー、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1つの活性成分を含み得る。
方法の工程i)で使用される顕色剤成分の容量は、10mL〜120mL、好ましくは40mL〜70mL、より好ましくは55mL〜65mL、方法の工程i)で使用される染料成分の容量は、10mL〜120mL、好ましくは40mL〜70mL、より好ましくは55mL〜65mL、及び方法の工程iii)で使用される希釈剤成分は、10mL〜70mL、好ましくは15mL〜30mL、より好ましくは20mL〜25mLであり得る。
毛髪染色組成物
酸化剤
本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、酸化剤を含む顕色剤成分を含む。酸化剤は、十分な量で存在し、毛髪中のメラニン色素を漂白し及び/又は染料前駆体を酸化させる。典型的に、かかる量は、1重量%〜20重量%、又は3重量%〜15重量%、又は6重量%〜12重量%の顕色剤成分の範囲に及ぶ。水性の媒質で過酸化水素を産出することが可能な無機過酸成分は、好適で、これらに限定されないが、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸(例えば、過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム)、有機過酸(例えば、過酸化尿素、過酸化メラミン)、無機加水和物塩漂白化合物(inorganic perhydrate salt bleaching compounds)(例えば、過ホウ酸塩のアルカリ金属塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、及び過リン酸塩、一部の実施形態においては、これらのナトリウム塩)を含み、それらは、一水和物、四水和物等、アルカリ金属臭素酸、酵素、及びこれらの混合物として組み込まれ得る。2つ又はそれ以上の酸化剤の混合物が、使用され得、例えば、過酸化水素及び過硫酸ナトリウムである。酸化剤は、溶液中に、又は使用に先立って溶解される粉末として提供され得る。これは、酸化剤に基づく過硫酸のために好ましい実施形態である。酸化剤は、過酸化水素であり得る。本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、空気酸化又は自動酸化毛髪染毛剤を含み得る。これらの組成物においては、染料は、大気中の酸素によって酸化される。
毛髪染料
本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカリ化剤を含む染料成分を含む。酸化染料前駆体は、通常、一次中間体(顕色剤としても知られる)か、又はカップラー(二次中間体としても知られる)かのいずれかとして分類される。種々のカップラーは、一次中間体と使用され得、異なる色度を得る。酸化染料前駆体は、遊離塩基又は、化粧品的に許容されるこれらの塩であり得る。
典型的に、非希釈の及び/又は希釈の組成物は、総組成物の最大12重量%、あるいは0.1重量%〜10重量%、あるいは0.3重量%〜約8重量%、あるいは0.5重量%〜約6重量%の範囲に及ぶ酸化染料前駆体の総量を含み得る。
好適な一次中間体は、トルエン−2,5−ジアミン、p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、N、N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、ヒドロキシプロピル−ビス−(N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン)、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2,2’−(2−(4−アミノフェニルアミノ)エチラザネジイル(ethylazanediyl))ジエタノール、2−(2,5−ジアミノ−4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオール、2−(7−アミノ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−4(3H)−イル)エタノール、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール、p−(メチルアミノ)フェノール、4−アミノ−m−クレゾール、6−アミノ−m−クレゾール、5−エチル−o−アミノフェノール、2−メトキシ−p−フェニレンジアミン、2,2’−メチレンビス−4−アミノフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−ピリミジノル(pyrimidinol)、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾール硫酸塩、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチルピラゾール(ethylpyrazole)、4,5−ジアミノ−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ブチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ペンチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ベンジルピラゾール、2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1(5H)−1つのジメトスルホン(dimethosulfonate)、4,5−ジアミノ−1−ヘキシルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ヘプチルピラゾール、メトキシメチル−1,4−ジアミノベンゼン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニル)−1,2−ジアミノターネ(diaminothane)、それらの塩及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
好適なカップラーは、レゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール、2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジオール、m−アミノフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロフェノール、5−アミノ−6−クロロ−o−クレゾール、5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾール、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、2−アミノ−5−エチルフェノール、2−アミノ−5−フェニルフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、2−アミノ−5−エトキシフェノール、5−メチル−2−(メチルアミノ)フェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2,2’−(2−メチル−1,3−フェニルレン)ビス(アザネジル(azanediyl))ジエタノール、ベンゼン−1,3−ジアミン、2,2’−(4,6−ジアミノ−1,3−フェニレン)ビス(オキシ)ジエタノール、3−(ピロリジン−1−イル)アニリン、1−(3−(ジメチルアミノ)フェニル)尿素、1−(3−アミノフェニル)尿素、1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、1,5−ナフタレンジオール、2,7−ナフタレンジオール又は1−アセトキシ−2−メチルナフタリン、4−クロロ−2−メチルナフタリン−1−オール、4−メトキシ−2−メチルナフタリン−1−オール、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ピリジンジアミン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、ピリジン−2,6−ジオール、5,6−ジヒドロキシインドール、
6−ヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドリン、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5(4H)−1つ、1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)エタノール(ヒドロキシエチル−3,4−メチレンジオキシアニリン(methylenedioxyaniline)としても知られる)、及びこれらの混合物が挙げられるが、これに限定されない。
一次中間体及びカップラーは、通常、染料成分内に組み込まれる。
アルカリ化剤
非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物の染料成分は、随意的に、アルカリ化剤、好ましくは、アンモニウムイオンの供給源及び/又はアンモニアを含む。アルカリ化剤は、アルカノールアミン、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、及び2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、グアニジウム塩、及び水酸化ナトリウム及び炭酸アンモニウム等のアルカリ金属、及びアンモニウム水酸化物(ammonium hydroxides)、及び炭素塩及びこれらの混合物を含み得る。好ましいアルカリ化剤は、モノエタノールアミンである。特に好ましいアルカリ化剤は、アンモニウムイオンの供給源をもたらすものである。いずれのアンモニウムイオン供給源も本明細書で使用するのに好適である。好ましい供給源としては、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、水酸化アンモニウム、アンモニウム過炭酸塩、アンモニア及びこれらの混合物が挙げられる。特に好ましいものは、炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、アンモニア、水酸化アンモニウム及びこれらの混合物である。本発明の非希釈の及び/又は希釈された毛髪染色組成物は、0.1重量%〜10重量%、又は0.5重量%〜5重量%、又は1重量%〜3重量%のアルカリ化剤、好ましくはアンモニウムイオンを含む。好ましくは、存在する場合、アンモニウムイオン及び炭酸イオンは、3:1〜1:10、好ましくは、2:1〜1:5の重量比で毛髪染色組成物において存在する。
染料成分は、0.1重量%〜5重量%、又は0.2重量%〜3重量%、又は0.5重量%〜2重量%のアルカリ化剤を含み得る。
希釈剤成分
本発明の非希釈の毛髪染色組成物は、希釈剤成分を含む。希釈剤成分は、水及び随意的に少なくとも1つの活性成分を含む。活性成分(複数可)は、本明細書に以後説明されるように、界面活性剤、ポリマー、コンディショニング活性剤、溶媒、C6〜C30の脂肪族アルコール、増粘剤、及びこれらの混合物、好ましくは、界面活性剤、ポリマー、コンディショニング剤、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。好ましくは、希釈剤成分は、最大99重量%、又は最大90重量%、又は最大85重量%の水を含み得る。好ましくは、希釈剤成分は、最大25重量%、又は1重量%〜20重量%、又は5重量%〜20重量%の活性成分(複数可)を含み得る。理論によって拘束されない一方で、希釈剤成分は、非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分の濃縮を希釈するように、酸化剤、及び酸化染料前駆体、及びアルカリ化剤が存在する場合、特にその濃縮を希釈するように作用し、それによって毛髪への明るくすること及び染色の調製の全体的な効果を減少すると考えられる。
組成成分
非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、酸化染料組成物における使用のために有効な、追加の成分を更に含み、それには、溶媒、直接染料、ラジカルスカベンジャー、増粘
剤、及び又はレオロジー調節剤、キレート剤、pH調節剤、及び緩衝剤、炭酸イオン供給源、ペルオキソ一炭酸イオン供給源、界面活性剤、ポリマー、香水、酵素、分散剤、ペルオキシド安定剤、抗酸化剤、例えば、タンパク質、タンパク質誘導体、及び植物抽出物である天然成分、コンディショニング剤、セラミド、保存剤、及び乳白剤及びパール化剤(二酸化チタン及び雲母等)が挙げられるが、これらに限定されない。これらの成分は、顕色剤成分、染料成分、希釈剤成分、又はこれらの任意の組み合わせにおいて含まれ得る。上述で言及した適切ないくつかの補助剤は、特に後述はしないが、International Cosmetics Ingredient Dictionary and Handbook(8th ed.;The Cosmetics,Toiletry,and Fragrance Association)に列記されている。特に、第2巻、第3項(Chemical Classes)及び第4項(Functions)は、特定の目的又は複数の目的を達成するための具体的な補助剤を識別する際に有用である。
直接染料
非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、和合性のある直接染料を十分な量含み得、具体的に強度に関して染色を提供する。典型的に、かかる量は、0.05重量%〜4重量%の非希釈の又は希釈された毛髪染色組成物の範囲に及ぶ。好適な直接染料としては、限定するものではないが次のものが挙げられる:アシッドイエロー1、アシッドオレンジ3、ディスパースレッド17、ベーシックブラウン17、アシッドブラック52、アシッドブラック1、ディスパースバイオレット4、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、ピクラミン酸、HCレッドNo.13、1,4−ビス−(2’−ヒドロキシエチル)−アミノ−2−ニトロベンゼン、HCイエローNo.5、HCレッドNo.7、HCブルーNo.2、HCイエローNo.4、HCイエローNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、2−クロロ−5−ニトロ−N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、HCレッドNo.3、4−アミノ−3−ニトロフェノール、2−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロアニソール、3−ニトロ−p−ヒドロキシエチルアミノフェノール、2−アミノ−3−ニトロフェノール、6−ニトロ−o−トルイジン、3−メチルアミノ−4−ニトロフェノキシエタノール、2−ニトロ−5−グリセリルメチルアニリン、HCイエローNo.11、HCバイオレットNo.1、HCオレンジNo.2、HCオレンジNo.3、HCイエローNo.9、4−ニトロフェニルアミノエチル尿素、HCレッドNo.10、HCレッドNo.11、2−ヒドロキシエチルピクラミン酸、HCブルーNo.12、HCイエローNo.6、ヒドロキシエチル−2−ニトロ−p−トルイジン、HCイエローNo.12、HCブルーNo.10、HCイエローNo.7、HCイエローNo.10、HCブルーNo.9、N−エチル−3−ニトロPABA、4−アミノ−2−ニトロフェニル−アミン−2’−カルボン酸、2−クロロ−6−エチルアミノ−4−ニトロフェノール、6−ニトロ−2,5−ピリジンジアミン、HCバイオレットNo.2、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール、HCイエローNo.13、1,2,3,4−テトラヒドロ−6−ニトロキノキサリン、HCレッドNo.14、HCイエローNo.15、HCイエローNo.14、3−アミノ−6−メチルアミノ−2−ニトロピリジン、2,6−ジアミノ−3−((ピリジン−3−イル)アゾ)ピリジン、ベーシックレッドNo.118、ベーシックオレンジNo.69、N−(2−ニトロ−4−アミノフェニル)−アリルアミン、4−[(4−アミノ−3−メチルフェニル)(4−イミノ−3−メチル−2,5−シクロヘキサジエン−1−イリデン)メチル]−2−メチル−ベンゼンアミン−塩酸塩、2−[[4−(ジメチル−アミノ)フェニル]アゾ]−1,3−ジメチル−1H−イミダゾリウムクロリド、1−メチル−4−[(メチルフェニル−ヒドラゾノ)メチル]−ピリジニウムメチル硫酸塩、2−[(4−アミノフェニル)アゾ]−1,3−ジメチル−1H−イミダゾリウムクロリド、ベーシックレッド22、ベーシックレッド76、ベーシックブラウン16、ベーシックイエロー57、7−(2’,4’−ジメチル−5’−
スルホフェニルアゾ)−5−スルホ−8−ヒドロキシナフタレン、アシッドオレンジ7、アシッドレッド33、1−(3’−ニトロ−5’−スルホ−6’−オキソフェニルアゾ)−オキソ−ナフタレンクロム錯体、アシッドイエロー23、アシッドブルー9、ベーシックバイオレット14、ベーシックブルー7、ベーシックブルー26、モノ−及びジスルホン酸(主にジスルホン酸)とキノフタロン(quinophthlanone)又は2−キノリルインダンジオンとの混合物のナトリウム塩、ベーシックレッド2、ベーシックブルー99、ディスパースレッド15、アシッドバイオレット43、ディスパースバイオレット1、アシッドブルー62、ピグメントブルー15、アシッドブラック132、ベーシックイエロー29、ディスパースブラック9、1−(N−メチルモルホリニウム−プロピルアミノ)−4−ヒドロキシ−アントラキノンメチルサルフェート、HCブルーNo.8、HCレッドNo.8、HCグリーンNo.1、HCレッドNo.9、2−ヒドロキシ−1,4−ナフトキノン、アシッドブルー199、アシッドブルー25、アシッドレッド4、ヘナレッド、インディゴ、コチニール(Cochenille)、HCブルーNo.14、ディスパースブルー23、ディスパースブルー3、ディスパースブルー377、ベーシックレッド51、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー87、及びこれらの混合物。好ましい直接染料としては、ディスパースブラック9、HCイエロー2、HCイエロー4、HCイエロー15、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、HCレッド3、ディスパースバイオレット1、HCブルー2、ディスパースブルー3、ディスパースブルー377、ベーシックレッド51、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー87、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
pH調整剤及び緩衝剤
本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、12〜7.5、又は11〜8.4、又は10〜8.5のpHを有し得る。これらは、pH調節剤及び/又は緩衝剤を、十分に効果的な量において更に含み得、組成物のpHを調整し、3〜13、又は7.5〜12、又は具体的にそれらが炭酸イオンの供給源を含む一部の実施形態では8.5〜9.5の範囲に属する。好ましくは、pH調節剤又は緩衝剤は、染料成分において含まれる。
本明細書で使用するための好適なpH調節剤及び/又は緩衝剤は、アンモニア、アルカノールアミド(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、及び2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、及びグアニジウム塩、アルカリ金属、及びアンモニウム水酸化物、及び炭素塩等)、一部の実施形態においては、水酸化ナトリウム、及び炭酸アンモニウム、及び酸味料(無機の及び無機酸、例えば、リン酸、酢酸、アスコルビン酸、クエン酸、又は酒石酸、塩化水素酸)及びこれらの混合物等が挙げられるが、これらに限定されない。
キレート剤
本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、キレート剤(又は「キレート化剤」若しくは「金属イオン封鎖剤」若しくは「隔離剤」)又はこれらの塩を含み得る。消費者によって使用される水道水における銅、鉄、及びカルシウム等の金属酸化還元の存在は、5〜100ppmの低い濃度においてのみ存在するが、カルシウムにおいては、4000〜10000ppmであり、酸化毛髪染料の色彩化学に影響し得る。キレート剤の存在は、この影響を限定し得る。用語「これらの塩」は、キレート剤としての同様の機能的構造を含む全ての塩を意味し、それらの用語は、アルカリ金属、アルカリ土類、アンモニウム、置換されたアンモニウム塩(例えば、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム)、具体的に全てのナトリウム塩、カリウム塩、又はアンモニウム塩を指し、かつ含む。非希釈の及び/又は希釈された毛髪染色組成物は、0.01重量%〜5重量%、又は0.25重量%〜3重量%、又は0.5重量%〜1
重量%のキレート剤、これらの塩、これらの誘導体、又はこれらの混合物を含み得る。キレート剤は、顕色剤成分、染料成分、希釈剤成分、又はこれらの任意の組み合わせにおいて存在し得る。
キレート剤は、当該分野においては知られており、これらの完全には網羅されていない一覧が、AE Martell & RM Smith,Critical Stability Constants,Vol.1,Plenum Press,New York & London(1974)及びAE Martell & RD Hancock,Metal Complexes in Aqueous Solution,Plenum Press,New York & London(1966)、において見出され、両方が参照により本明細書に組み込まれる。本明細書での使用のための好適なキレート剤は、カルボン酸(具体的にアミノカルボン酸)、ホスホン酸(具体的にアミノホスホン酸)、及びポリリン酸(例えば、直鎖のポリリン酸)、及びこれらの塩である。
本明細書での使用のためのアミノカルボン酸キレート剤は、少なくとも1つのカルボン酸部分(−COOH)及び少なくとも1つの窒素原子を有する。本明細書に用いるのに好適なアミノカルボン酸キレート剤の例として、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、エチレンジアミン二コハク酸(EDDS)、エチレンジアミンジグルタル酸(ethylenediamine diglutaric acid)(EDGA)、2−ヒドロキシプロピレンジアミン二コハク酸(hydroxypropylenediamine disuccinic acid)(HPDS)、グリシンアミド−N,N’−二コハク酸(GADS)、エチレンジアミン−N−N’−ジグルタル酸(EDDG)、2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N−N’−二コハク酸(HPDDS)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、エチレンジシステイン酸(ethylenedicysteic acid)(EDC)、EDDHA(エチレンジアミン−N−N’−ビス(オルト−ヒドロキシフェニル酢酸))、ジアミノアルキルジ(diaminoalkyldi)(スルホコハク酸)(DDS)、N,N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N’−ジ酢酸(diaceticacid)(HBED)、及びこれらの塩、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書での使用のための他の好適なアミノカルボン型のキレート剤は、N−2−ヒドロキシエチルN,Nジ酢酸又はグリセリルイミノジ酢酸(glyceryl imino diacetic acid)、イミノジ酢酸−N−2−ヒドロキシプロピルスルホン酸、及びアスパラギン酸N−カルボキシメチルN−2−ヒドロキシプロピル−3−スルホン酸、β−アラニン−N,N’−ジ酢酸、アスパラギン酸−N,N’−ジ酢酸、アスパラギン酸−N−モノ酢酸(monoacetic)、及びイミノ二コハク酸(iminodisuccinic acid)キレート剤、エタノールジグリシン酸、及びこれらの塩、及びこれらの混合物等のイミノ二酢酸誘導体である。ジピコリン酸及び2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸もまた好適である。本明細書に用いるのに好ましいのは、エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸(EDDS)及びこれらの塩である。
本明細書に用いるのに好適なアミノ−ホスホン酸型キレート剤は、R2が、C1〜C6アルキル又はアリルラジカル及びこれらの塩である、アミノ−ホスホン酸部分(−PO32)又はその誘導体−PO32を含むキレート剤として画定される。
本明細書に用いるのに好適なアミノ−ホスホン酸型キレート剤は、アミノトリ−(1−エチルホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ−(1−エチルホスホン酸)、アミノトリ−(1−プロピルホスホン酸)、及びアミノトリ−(イソプロピルホスホン酸)である。本明細書に用いるのに好ましいキレート物質は、アミノトリ−(メチレンホスホン酸)、エチレン−ジアミン−テトラ−(メチレンホスホン酸)(EDTMP)及びジエチレン−トリアミン−ペンタ−(メチレンホスホン酸)(DTPMP)及びこれらの混合物である。
本明細書に用いるのに好適な他のキレート剤の例は、ポリエチレンイミン、ポリリン酸キレート剤、エチドロン酸、メチルグリシンジ酢酸、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノジ酢酸、イミノ二コハク酸(Iminodisuccinnic acid)、N,N−ジカルボキシメチル(Dicarboxymethyl)−L−グルタミン酸及びN−ラウロイル−N,N’,N”−エチレンジアミンジ酢酸が挙げられるがこれに限定されない。
一部の実施形態においては、本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、カルボン酸キレート剤、ホスホン酸キレート剤、ポリリン酸キレート剤、これらの塩、又は、これらの混合物を含む。ある実施形態において、本発明の組成物は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸(EDDS)、エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸(EDDG)、2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,N’−二コハク酸(HPDDS)、グリシンアミド−N,N’−二コハク酸(GADS)、エチレンジアミン−N−N’−ビス(オルト−ヒドロキシフェニル酢酸)(EDDHA)、ジエチレン−トリアミン−ペンタ−(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、これらの塩、又は、これらの混合物を含む。更なる実施形態においては、本発明の組成物は、ジエチレン−トリアミン−ペンタ−(メチレンホスホン酸)の0.1%〜0.5%及びエチレンジアミン−N,N’−二コハク酸の0.1%〜0.5%を含む。
ラジカルスカベンジャー
本発明に従う非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、ラジカルスカベンジャーを含み得る。本明細書に使用されるように、用語ラジカルスカベンジャーは、ラジカルと、好ましくは、炭酸ラジカルと反応する種を指し、ラジカル種を少ない反応性の種に一連の速い反応によって転化する。ラジカルスカベンジャーはまた好ましくは、アルカリ化剤と同じ種ではないように選択され、染色/漂白プロセスにおける毛髪への損傷を低減するのに十分な量で存在する。本発明の非希釈の及び/又は希釈された毛髪染色組成物は、0.1重量%〜10重量%、好ましくは、1重量%〜7重量%のラジカルスカベンジャーを含み得る。
本明細書に用いるのに好適なラジカルスカベンジャーは、アルカノールアミン、アミノ糖、アミノ酸、アミノ酸のエステル及びこれらの混合物の部類から選択してよい。好適な化合物としては、3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、1−アミノ−2−プロパノール、1−アミノ−2−ブタノール、1−アミノ−2−ペンタノール、1−アミノ−3−ペンタノール、1−アミノ−4−ペンタノール、3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール、3−アミノプロパン−1,2−ジオール、グルサコミン、N−アセチルグルサコミン、グリシン、アルギニン、リシン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、サルコシン、セリン、グルタミン酸、トリプトファン、又はこれらの混合物、又は、カリウム塩、ナトリウム塩、又はこれらのアンモニウム塩、又はこれらの混合物等が挙げられる。組成物は、グリシン、サルコシン、リシン、セリン、2メトキシエチルアミン、グルサコミン、グルタミン酸、モルホリン、ピペルジン(piperdine)、エチルアミン、3アミノ−1−プロパノール、又はこれらの混合物を含み得る。
溶媒
本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、溶媒を含み得る。溶媒は、水又は水の混合物及び少なくとも1つの有機溶媒からなる群から選択され、典型的に水中に十分に可溶性でなかった化合物を溶解する。本明細書に用いるのに好適な有機溶媒は、C1〜C4より低いアルカノール(例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール)、芳香性のアルコール(例えば、ベンジルアルコール及びフェノキシエタノール)、ポリオール及びポリオールエーテル(例えば、カルビトール、2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、モノメチルエーテル、へキシレングリコール、グリセロール、エトキシグリコール、ブトキシジグリコール(butoxydiglycol)、エトキシジグリセロール(ethoxydiglycerol)、ジプロピレングリコール(dipropyleneglycol)、ポリグリセロール(polygylcerol))、及び炭酸プロピレンが挙げられるが、これらに限定されない。存在するとき、有機溶媒は、非希釈の及び/又は希釈された毛髪染色組成物の、典型的に、1重量%〜30重量%の範囲に及ぶ量において存在する。溶媒は、水、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリセロール、1,2−プロピレングリコール、へキシレングリコール、エトキシジグリコール、又はこれらの混合物を含み得る。
増粘剤
非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、毛髪から組成物が過度にしたたり落ちて汚れの原因となることなく、毛髪に容易に適用できるような粘度を組成物に提供するのに十分な量の増粘剤を含んでもよい。典型的に、かかる量は、一部の実施形態においては、少なくとも0.1重量%、他の実施形態においては、少なくとも0.5重量%、少なくとも1重量%の非希釈の又は希釈された毛髪染色組成物である。好ましいポリマーの増粘剤は、会合性ポリマー、多糖類、非会合性ポリカルボン酸ポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つのポリマーを含む、ポリマー増粘剤を含む。
本明細書で使用されるように、「会合性ポリマー」という表現は、親水性ユニット及び疎水性ユニットの両方、例えば、少なくとも1つのC8〜C30脂肪鎖及び少なくとも1つの親水性ユニット、を含む両親媒性ポリマーを意味する。会合性ポリマーは、互いに又は他の分子と可逆的に組み合わせる能力がある。使用され得る代表的な会合性増粘剤は、以下から選択される会合性ポリマーである。
(i)少なくとも1つの親水性ユニット及び少なくとも1つの脂肪鎖ユニットを含む非イオン性両親媒性ポリマー。
(ii)少なくとも1つの親水性ユニット及び少なくとも1つの脂肪鎖ユニットを含むアニオン性両親媒性ポリマー。
(iii)少なくとも1つの親水性ユニット及び少なくとも1つの脂肪鎖ユニットを含むカチオン性両親媒性ポリマー。
(iv)少なくとも1つの親水性ユニット及び少なくとも1つの脂肪鎖ユニットを含む両性両親媒性ポリマー。
少なくとも1つの脂肪鎖及び少なくとも1つの親水性ユニットを含む非イオン性両親媒性ポリマーは、例えば、以下から選択され得る。
(1)少なくとも1つの脂肪鎖を含む基と変性されたセルロース、例えば、アルキル、アルケニル、及びアルキルアリルから選択される少なくとも1つの脂肪鎖を含む基と変性されるヒドロキシエチルセルロース、
(2)少なくとも1つの脂肪鎖を含む基と変性されるヒドロキシプロピルグアー、
(3)C8〜C30アルキル又はアルケニル基等、少なくとも1つの脂肪鎖を含むポリエーテルウレタン、
(4)ビニルピロリドン及び脂肪鎖疎水性モノマーのコポリマー、
(5)少なくとも1つの脂肪鎖を含む、C1〜C6アルキルアクリレート又はメタクリル酸及び両親媒性モノマーのコポリマー、
(6)少なくとも1つの脂肪鎖を含む、親水性アクリレート又はメタクリル酸及び疎水性モノマーのコポリマー。
少なくとも1つの親水性ユニット及び少なくとも1つの脂肪鎖ユニットを含むアニオン性両親媒性ポリマーは、例として、例えばビニルカルボン酸ユニットである、エチレン系不飽和アニオン性モノマーユニットを含む少なくとも1つの脂肪鎖アリルエーテルユニッ
ト及び少なくとも1つの親水性ユニットを含むそれらから選択され得、更に、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、及びこれらの混合物に由来するユニットから選択され得、脂肪鎖アリルエーテルユニットが、以下の式のモノマーに対応し、
CH=C(R1)CH2OBnR (I)
R1は、H及びCH3から選択され、Bはエチレンオキシラジカルであって、nは、1〜100範囲に及ぶゼロ及び整数から選択され、Rは、8〜30の炭素原子、及び、更に、例えば、10〜24の炭素原子、及び、更により、例えば、12〜18の炭素原子を含む、アルキル、アルケニル、アリルアルキル、アリル、アルキルアリル、及びシクロアルキルラジカルから選択される、炭化水素系ラジカルから選択される。
アニオン性両親媒性ポリマーは、例えば、不飽和オレフィン性カルボン酸型の少なくとも1つの親水性ユニット、及び不飽和カルボン酸の(C8〜C30)アルキルエステル又は(C8〜C30)オキシエチレン化されたアルキルエステル等の型の少なくとも1つの疎水性ユニットを含むこれらから、選択され得る。不飽和オレフィン性カルボン酸型の親水性ユニットは、例えば、以下のモノマーの式(II)に対応し、
CH2=C(R1)COOH (II)
式中、R1は、H、CH3、C2H5、及びCH2COOH、つまり、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、及びイタコン酸ユニットから選択される。そして、不飽和カルボン酸の(C8〜C30)アルキルエステル又は(C8〜C30)オキシエチレン化されたアルキルエステル等の型の疎水性ユニットは、例えば、以下のモノマーの式(III)に対応し、
CH2=C(R1)COOBnR2 (III)
式中R1は、H、CH3、C2H5、及びCH2COOH(つまり、アクリレート、メタクリル酸、エタクリレート及びイタコン酸ユニット)から選択され、Bは、エチレンオキシラジカルであり、nは、1〜100範囲に及ぶゼロ及び整数から選択され、R2は、例えば、C12〜C22アルキルラジカルである、C8〜C30アルキルラジカルから選択される。
使用することができる代表的なアニオン性両親媒性ポリマーを更に架橋してもよい。架橋剤は、基(IV)を含むモノマーであってもよく、
CH2=C<(IV)
不飽和結合が相互に対して共役していない少なくとも1つの他の重合性基を有する。例えば、ポリアリルスクロース及びポリアリルペンタエリスリトール等のポリアリルエーテルを盛り込んでもよい。
使用されるカチオン性両親媒性ポリマーは、例えば、アミノ基側を含む、四級化されたセルロース誘導体及びポリアクリレートから選択される。四級化されたセルロース誘導体は、例えば、少なくとも8つの炭素原子を含む、アルキル、アリルアルキル、及びアルキルアリル基等、少なくとも1つの脂肪鎖を含む基と変性される四級化されたセルロース、及びこれらの混合物、少なくとも8つの炭素原子を含む、アルキル、アリルアルキル、及びアルキルアリル基等、少なくとも1つの脂肪鎖を含む基と変性される四級化されたヒドロキシエチルセルロース、及びこれらの混合物から選択される。上の四級化されたセルロース及びヒドロキシエチルセルロースによって生じたアルキルラジカルは、例えば、8〜30の炭素原子を含む。アリルラジカルは、例えば、フェニル、ベンジル、ナフチル、及びアンスリル基から選択される。
少なくとも1つの親水性ユニット及び少なくとも1つの脂肪鎖ユニットを含む両性両親媒性ポリマーの間で、アルキルラジカルが、例えば、ステアリルラジカルである、例えば、メタクリルアミドプロピルトリメチル(methacrylamidopropyltrimethyl)アンモニウム塩化物/アクリル酸/C8〜C30アルキルメタクリル酸コポリマーの言及が成され得
る。
本明細書に用いるのにより好ましい会合性ポリマーの増粘剤は、不飽和カルボン酸又はその誘導体である少なくとも1つの親水性ユニット、及び不飽和カルボン酸のC8〜C30アルキルエステル又はオキシエチレン化されたC8〜C30アルキルエステルである少なくとも1つの疎水性ユニットを含む。不飽和カルボン酸は、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸又はイタコン酸である。例は、Aculyn−22、Permulen TR1、Carbopol 2020、Carbopol Ultrez−21、Structure 2001、Structure 3001の商品名の下で販売される成分で調製され得る。本発明のポリマー増粘化システムにおいての使用のために別のより好ましい会合性ポリマーは、例えばAculyn−44、Aculyn−46物質等、ポリエーテルポリウレタンを含む。本明細書に用いるのにより好ましい別の会合性ポリマーは、Natrosol Plus Grade 330 CS等、少なくとも1つのC8〜C30脂肪鎖を含む基と変性されるセルロースである。
本明細書に用いるための非会合性架橋されたポリカルボンポリマーは、例えば、(i)架橋されたアクリル酸ホモポリマー、(ii)アクリル又は(メタ)アクリル酸及びC1〜C6アルキルアクリレート又は(メタ)アクリレートのコポリマーから選択されることができる。より好ましいポリマーは、Carbopol 980、981、954、2984、5984、Synthalen M/L/K、Aculyn−33である。
本明細書に用いる多糖は、グルカン、改質及び未改質でんぷん(例えば、穀物(例:小麦、とうもろこし又は米)、野菜(例:エンドウマメ(yellowpea)及び塊茎(ジャガイモ又はキャッサバ(cassaya)))に由来するもの、アミロース、アミロペクチン、グリコーゲン、デキストラン、セルロース及びこれらの誘導体(メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、及びカルボキシメチルセルロース)、マンナン、キシラン、リグニン、アラバン、ガラクタン、ガラクツロナン、キチン、キトサン、グルクロノキシラン、アラビノキシラン、キシログルカン、グルコマンナン、ペクチン酸及びペクチン、アルギン酸及びアルギン酸塩、アラビノガラクタン、カラギーナン、寒天、グリコサミノグリカン、アラビアガム、トラガカントガム、ガッチガム、カラヤガム、キャロブガム、ガラクトマンナン、例えば、グアーガム、並びにこれらの非イオン性誘導体(ヒドロキシプロピルグアー)、並びにバイオ多糖、例えば、キサンタンガム、ジェランガム、ウェランガム、スクレログルカン、サクシノグリカン並びにこれらの混合物から選択される。
例えば、好適な多糖類は、「Encyclopedia of Chemical Technology」,Kirk−Othmer,Third Edition,1982,volume 3,pp.896〜900,及びvolume 15,pp.439〜458,John Wiley & Sonsにより出版されたE.A.MacGregor及びC.T.Greenwoodによる「Polymers in Nature」のChapter 6,pp.240〜328,1980,及びRoy L.Whistlerにより編集されAcademic Press Inc.により出版された「Industrial Gums−Polysaccharides and their Derivatives」、Second Editionに記載され、参照によりこれら3つの出版物の内容が全体的に本明細書に組み込まれる。
多糖類は、好ましくは、バイオ−多糖類であって、特に好ましくはバイオ−多糖類は、例えば、Keltrol T,Rheozan等の物質である、キサンタンガム、ジェランガム、ウェランガム、スクログルカン、又はサクシノグリカンから選択される。別のより好ましい多糖類は、例えば、Structure XL(登録商標)等のヒドロキシプ
ロピルでんぷん誘導体、特に好ましくはヒドロキシプロピルデンプンリン酸である。
本明細書に用いるのに好適なものは、耐塩性増粘剤であるが、キサンタン、グアー、ヒドロキシプロピルグアー、スクレログルカン、メチルセルロース、エチルセルロース(AQUACOTEとして)、ヒドロキシエチルセルロース(NATROSOL)、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシブチル(hydroxypropylmethyl)メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(KLUCELとして)、ヒドロキシエチルエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロース(NATROSOL Plus 330)、N−ビニルピロリドン(vinylpyrollidone)(POVIDONEとして)、アクリレート/セテス−20イタコン酸コポリマー(STRUCTURE 3001として)、ヒドロキシプロピルでんぷんリン酸(STRUCTURE ZEAとして)、ポリエトキシレート化されたウレタン、又はポリカルバミルポリグリコールエステル(例えば、PEG−150/デシル/SMDIコポリマー(ACULYN 44として)、PEG−150/ステアリル/SMDIコポリマー(ACULYN 46として)、トリヒドロキシステアリン(THIXCINとして利用可能)、アクリレートコポリマー(例えば、ACULYN 33として)又は疎水変性アクリレートコポリマー(例えば、アクリレート/ステアレス−20メタクリル酸コポリマー(ACULYN 22として)、アクリレート/ステアレス−20メタクリル酸クロスポリマー(ACULYN 88として)、アクリレート/ビニルネオデカン酸クロスポリマー(ACULYN 38として利用可能)、アクリレート/べへネス−25メタクリル酸コポリマー(ACULYN 28として)、アクリレート/C10〜30アルキルアクリレートクロスポリマー(Carbopol(登録商標)ETD 2020)、少なくとも1つの脂肪鎖、及びセテス−10リン酸、ジ−セチルリン酸、及びセテアリルアルコールの混合物(CRODAFOS CESとして)を含むポリエーテルウレタンから選択される少なくとも1つの脂肪鎖及び少なくとも1つの親水性ユニットを含む非イオンの両染性ポリマーが挙げられるが、これらに限定されない。
第1の顕色剤成分においての使用のための好ましい増粘剤は、アクリレートコポリマー、疎水変性アクリレートコポリマー(例えば、アクリレート/ステアレス−20メタクリル酸コポリマー)、及びこれらの混合物を含む。染料成分においての使用のための好ましい増粘剤ポリマーは、セテス−10リン酸、ジ−セチルリン酸、及びセテアリルアルコールの混合物(CRODAFOS CESとして)を含む。
ゲルネットワーク増粘剤系
本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、少なくとも1つのゲルネットワーク増粘剤系を含み得る。前記系は、少なくとも1つの低いHLB界面活性剤及び/又は高い融点を有する両染性、及び本明細書に以後示されるように少なくとも1つの追加の第2の界面活性剤を含み得る。好適なゲルネットワーク増粘剤系は、PCT出願WO2006/060568A1において開示される。
前記低いHLB界面活性剤及び/又は両染性は、好ましくは6又は6未満のHLB及び少なくとも30℃の融点を有してもよい。それは、セチル、ステアリル、セトステアリル、又はベヘニルアルコール、ステアレス−2、グリセロールモノステアレート、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。前記第2の界面活性剤は、アニオン性、非−イオン性、又はカチオン性であり得る。アニオン性界面活性剤は、平均で1〜3エチレンオキシドユニットを有し、8〜30の炭素原子を含むアルキルラジカルを含むアルキルエーテルリン酸からなる群から選択され得る。前記非−イオン性界面活性剤は、100〜200のエチレンオキシドユニット(例えば、ステアレス−100、ステアレス−150)を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルを含む1つ以上のポリエチレンオキシド鎖を含むそれらからなる群から選択され得る。前記カチオン性界面活性剤は、ベヘネトリモニ
ウム(behentrimonium)塩化物、べへナミドプロピルトリモニウム(behenamidopropyltrimonium)メトサルフェート、ステアラミドプロピルトリモニウム(stearamidopropyltrimonium)塩化物、アラキドトリモニウム(arachidtrimonium)塩化物、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。好ましいゲルネットワーク増粘剤系は、14〜30の炭素原子(セチル及び/又はステアリルアルコール)及びアルキルエーテルリン酸(例えば、1〜3のエチレンオキシドユニット)を有する脂肪族アルコールを含む。本発明の非希釈の及び/又は希釈の組成物は、非希釈の又は希釈された毛髪染色組成物の2重量%〜10重量%のゲルネットワーク増粘剤系の総量を含み得る。低いHLB界面活性剤と第2の特定の界面活性剤との重量比は、好ましくは、10:1〜1:1である。
炭酸イオン供給源
本発明の非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、染色処置中に毛髪への損傷を減少するのに十分な量において、炭酸イオン、カルバミン酸イオン、又は炭酸水素イオンの供給源を含み得る。かかる量は、0.1重量%〜15重量%、又は0.1重量%〜10重量%、又は1重量%〜7重量%の非希釈の又は希釈された毛髪染色組成物の範囲に及び得る。イオンの適した供給源としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。一部の実施形態では、炭酸イオン供給源は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、又はこれらの混合物である。炭酸イオンの供給源は、炭酸アンモニウム、アンモニウム炭酸水素、又はこれらの混合物であり得る。
コンディショニング剤
非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、コンディショニング剤を含み得る。コンディショニング剤は、顕色剤成分、染料成分、希釈剤成分、別個のコンディショナー成分、又はこれらの任意の組み合わせにおいて存在し得る。本明細書に用いるのに好適なコンディショニング剤は、シリコーン物質、アミノシリコーン、C6〜C30脂肪族アルコール、ポリマー樹脂、ポリオールカルボン酸エステル、カチオン性ポリマー、カチオン性界面活性剤、不溶性油、及び物質に由来する油、及びこれらの混合物から選択される。追加の物質としては、鉱油及びその他の油、例えばグリセリン及びソルビトールが挙げられる。特に有用なコンディショニング物質は、カチオン性ポリマーである。カチオン性ポリマー型のコンディショナーは、本明細書に以後記載される、主要ポリマー鎖の部分を形成し得るか、又は主要ポリマー鎖に直接付着される側鎖置換基によって生じられ得るかのいずれかの、一級、二級、三級及び四級アミン基から選択される少なくとも1つのアミン基のユニットを含むこれらから選択されることができる。コンディショニング剤は、概して、0.05重量%〜20重量%、好ましくは0.1重量%〜15重量%、より好ましくは0.2重量%〜10重量%、更により好ましくは0.2重量%〜2重量%の非希釈の又は希釈された毛髪染色組成物の濃度で使用される。コンディショニング剤は、別個の前−又は後−処置組成物において含まれ得る。
シリコーンは、ポリアルキルシロキサン油、トリメチルシリル又はヒドロキシジメチルシロキサン末端基を含有する直鎖ポリジメチルシロキサン油、ポリメチルフェニルシロキサン、ポリジメチルフェニルシロキサン又はポリジメチルジフェニルシロキサン油、シリコーン樹脂、その一般的構造中に、1つ又は多数の有機官能基(類)を有する有機官能シロキサン(同一又は異なり、シロキサン鎖に直接結合する)又はこれらの混合物から選択されることができる。有機官能基は、ポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基、(過)フッ素化基、チオール基、置換又は非置換アミノ基、カルボキシレート基、ヒドロキシレート基、アルコキシル化基、クオタニウムアンモニウム基、両性及びベタイン基から選択される。シリコーンは、純流体として、又は事前に形成されたエマルション
の形態で使用され得る。
好適なシリコーンは、カチオン性基内にイオン化され得る基を含有するシリコーンを含み、例えば、アミノシリコーンは、ポリマー鎖内で少なくとも10の循環するシロキサン(Si(CH3)2−O)ユニットを、末端の、グラフト、又は末端及びグラフトアミノ官能性基との混合物のいずれかと、含む。官能基の例は、アミノエチルアミノプロピル、アミノエチルアミノイソブチル(aminoethylaminoisobutly)、アミノプロピルに限定されない。グラフトポリマーの場合、末端のシロキサンユニットは、(CH3)3Si−O,R12(CH3)2Si−Oであり得、R12は、OH又はOR13のいずれかであり得、R13は、
C1〜C8アルキル基、又は末端の基両方の混合物である。これらのシリコーンはまた、予備形成されたエマルションとして入手可能である。商業的に利用可能なアミノシリコーンは、DC−2−8566、DC 7224、DC−2−8220、SF1708、SM2125、Wacker Belsil ADM 653/1100/1600/652/6057E/8020、DC929、DC939、DC949、SM2059が挙げられる。アミノシリコーンはまた、追加の官能基を含み得る。追加の官能基は、ポリオキシアルキレン、アミン及びカルビノールの反応生成物、及びアルキ(alky)鎖を含むことができる。例えば、製品は、Abil Soft AF100等のメトキシPEG/PPG−7/3アミノプロピルジメチコンとして、DC 8500等のビス(C13〜15アルコキシ)PGアモジメチコンとして知られる。
本明細書での使用に好適なカチオン性ポリマーは、ポリマー主鎖の部分を形成するか又はポリマー主鎖に直接結合している側部置換基に含まれるかのいずれかであり得る一級、二級、三級及び四級アミン基から選択される少なくとも1個のアミン基の単位を含むものから選択することができる。かかるカチオン性ポリマーは、概して、500〜約5×106の、又はより好ましくは、1000〜3×106の範囲に及ぶ数平均分子容量を有する。好ましくは、カチオン性ポリマーは、ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ四級アンモニウム型のポリマーから選択される。
用いられてもよいポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ四級アンモニウム型のポリマーには次のものが挙げられるが、これらに限定されない。
1)アクリル酸又はメタクリル酸エステル又はアミドから得られるホモポリマー及びコポリマーである。これらのポリマーのコポリマーはまた、一群のアクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアシルアミド、その窒素原子上で低級(C1〜C4)アルキルから選択される少なくとも1つの基で置換されたアクリルアミド及びメタクリル酸アミド(methacrylicamides)、アクリル酸及びメタクリル酸及びこれらのエステル、ビニルピロリドン及びビニルカプロラクタムのようなビニルラクタム、並びにビニルエステルから選択されてもよいコモノマーから得られる少なくとも1つの単位を含むことができる。
アクリルアミド及びメタクリロイロキシエチルトリメチルアンモニウム(methacryloyloxyethyltrimethylammonium)メトサルフェートのコポリマーは、Reten 210/220/230/240/1104/1105/1006、Merquat 5/5SF等のポリクオタニウム−5(以後「PQ」と称される)として知られるポリマーを含む例である。
ビニルピロリドン及びジメチルアミノプロピルメタクリルアミドのコポリマーは、Gafquat HS−100等のPQ−28として知られるポリマーを含む例である。ビニルピロリドン及びジアルキアミノアルキル(dialkyaminoalkyl)アクリレート、又はメタクチレート(methactylates)のコポリマーは、Gafquat 440/734/755/755N、Luviquat PQ11 PM、Polyquat−11 SL等PQ−11として知られるポリマーを含む例である。コポリマービニルピロリドン、ジメチ
ルアミノプロピルメタクリルアミド、及びメタクリノイルアミノプロピル(methacryloylaminopropyl)ラウリルジモニウム塩化物は、Styleze W−20等のPQ−55として知られるポリマーを含む例である。アクリル酸、アクリルアミド、及びメタクリルアミドプロピルトリモニウム(methacrylamidopropyltrimonium)塩化物のコポリマーは、Merquat 2003等PQ−53として知られるポリマーを含む例である。ジメチアミノプロピルアクリレート(dimethyaminopropylacrylate)(DMAPA)、アクリル酸及び窒素アクリロ(acrylonitrogens)及びジエチル硫酸のコポリマーは、Hypan QT100等のPQ−31として知られるポリマーを含む例である。アクリルアミド、アクリルアミドプロピルトリモニウム(acrylamidopropyltrimonium)塩化物、2−アミノプロピルアクリルアミド(amidopropylacrylamide)スルホン酸、及びジメチルアミノプロピルアクリレート(DMAPA)のコポリマーは、Bozequat 4000等のPQ−43として知られるポリマーを含む例である。アクリル酸、メチルアクリレート、及びメタクリルアミドプロピルトリモニウム(methacrylamidopropyltrimonium)塩化物のコポリマーは、Merquat 2001/2001N等のPQ−47として知られるポリマーを含む例である。メタクリロイルエチルベタイン、2−ヒドロキシエチルメタクリル酸、及びメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム塩化物のコポリマーは、Plascize L−450等のPQ−48として知られるポリマーを含む例である。アクリル酸ジアリルジメチルアンモニウム塩化物及びアクリルアミドのコポリマーは、Merquat 3330/3331等のPQ−39として知られるポリマーを含む例である。更なる例は、メタクリアミド−プロピルトリモニウム及びメタクリロイルエチルトリメチル(methacryloylethyltrimethyl)アンモニウム塩化物及びそれらの誘導体のコポリマーを含み、ホモポリマー化か、又は他のモノマーと共重合されたかのいずれかであって、Rohagit KF720 F等のPQ−8、PQ−9、PQ−12、PQ−13、PQ−14、PQ−15、Mexomere PX等のPQ−30、Plex 3074 L等のPQ−33、PQ−35、PQ−36、Plex 3073L等のPQ−45、Plascize L−440等のPQ−49、Plascize L−441、PQ−52等のPQ50として知られるポリマーを含む例である。
2)カチオン性多糖、例えばカチオン性セルロース及びカチオン性ガラクトマンナンガムである。カチオン性多糖の中で挙げてもよいのは、例えば、四級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、及びカチオン性セルロースコポリマー、又は水溶性四級アンモニウムモノマーでグラフトされたセルロース誘導体、並びにカチオン性ガラクトマンナンガムである。例としては、ヒドロキシエチルセルロース及びジアリルジメチルアンモニウム塩化物のコポリマーが、Celquat L200/H100等のPQ−4として知られ挙げられるが、これに限定されない。ヒドロキシエチルセルロース及びエポキシド置換されたトリメチルアンモニウムのコポリマーは、AECポリクオタニウム−10、Catinal C−100/HC−35/HC−100/HC−200/LC−100/LC−200、Celquat SC−240C/SC−230M、Dekaquat 400/3000、Leogard GP、RITA Polyquta 400/3000、UCAREポリマーJR−125/JR−400/JR−30M/LK/LR400/LR30M等のPQ−10として知られるポリマーを含む例である。ヒドロキシエチルセルロース及びエポキシド置換されたラウリルジメチルアンモニウムのコポリマーは、QuatrisoftポリマーLM−200等のPQ−24として知られるポリマーを含む例である。ヒドロキシプロピルグアーの誘導体は、Catinal CG−100/CG−200、Cosmedia Guar C−261N/C−261N/C−261N、DiaGum P 5070、N−Hanceカチオン性グアー、Hi−Care 1000、Jaguar C−17/C−2000/C−13S/C−14S/Excel、Kiprogum CW、Kiprogum NGK等のグアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウムとして知られるポリマーを含む例である。グアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウムのヒドロキシプロピル誘導体は、Jaguar C−162等のヒドロキシプ
ロピルグアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウムとして知られるポリマーを含む例である。
3)ポリアルキレンポリアミンのポリカルボン酸との縮合に続く二官能性剤でのアルキル化の結果として得られるポリアミノアミド誘導体である。誘導体の中でも、例えば、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピル/ジエチレントリアミンを挙げることができる。
4)2つの一級アミン基及び最後に1つの二級アミン基を含むポリアルキレンポリアミンの、ジグリコール酸及び3〜8個の炭素原子を含む飽和脂肪族ジカルボン酸から選択されるジカルボン酸(decarboxylicacid)との反応により得られるポリマーである。このような誘導体の非限定例としては、アジピン酸/エポキシプロピル(epxoypropyl)/ジエチレントリアミンが挙げられる。
5)ジアルキルジアリルアミン(dialkdiallylamine)又はジアルキルジアリルアンモニウム(dialkyldiallyammonium)のシクロポリマーは、ジメチルジアリアンモニウム(Dimethyldiallyammonium)塩化物ポリマーで作製され得るポリマーを挙げる中でも、Merquat 100、Mirapol 100、Rheocare CC6、AECポリクオタニウム−6、Agequat 400、Conditioner P6、Flocare C106、Genamin PDAC、Mackernium 006等のPQ−6として知られるポリマーを含む例である。アクリルアミド及びジメチルジアリルアンモニウム(dimethyldiallylammonium)塩化物モノマーのコポリマーは、AECポリクオタニウム−7、Agequat−5008/C−505、Conditioner P7、Flocare C107、Mackernium 007/007S、MEポリマー09W、Merquat 550/2200/S、Mirapol 550、Rheocare CC7/CCP7、Salcare HSP−7/SC10/Super 7等のPQ−7として知られるポリマーを含む例である。ジメチルジアリルアンモニウム塩化物及びアクリル酸のコポリマーは、Merquat 280/Merquat 295等のポリ四級(polyquaternary)−22として知られるポリマーを含む例である。
6)[−N+(R1)(R2)−A1−N+(R3)(R4)−B1−][2X−]に対応する繰返し単位を含む四級ジアンモニウムであって、式中、同一であっても又は異なっていてもよいR1、R2、R3及びR4は、1〜20個の炭素原子を含む脂肪族、脂環式及びアリル脂肪族(arylaliphatic)ラジカルから、並びに、低級ヒドロキシアルキル脂肪族(hydroxyalkylaliphatic)ラジカルから選択され、あるいは、R1、R2、R3及びR4は、一緒になって又は別個に、これらが結合している窒素原子と共に、窒素以外の第二ヘテロ原子を場合により含む複素環を構成し、あるいは、R1、R2、R3及びR4は、ニトリル、エステル、アシル及びアミド基並びに−CO−O−R5−D及び−CO−NH−R5−Dの基から選択される少なくとも1個の基で置換された直鎖若しくは分枝鎖C1〜C6アルキルラジカルから選択され、式中、R5はアルキレン基から選択され、Dは四級アンモニウム基から選択される。同一であっても又は異なっていてもよいA1及びB1は、2〜20個の炭素原子を含む直鎖及び分枝鎖の、飽和又は不飽和ポリメチレン基から選択される。主環に結合した又は挿入されたポリメチレン基は、芳香環、酸素及びイオウ原子、並びにスルホキシド、スルホン、ジスルフィド、アミノ、アルキルアミノ、ヒドロキシル、四級アンモニウム、ウレイド、アミド、並びにエステル基から選択される少なくとも1つの実体を含んでもよく、X−は、無機及び有機酸から得られるアニオンである。Dは、グリコール残基、ビス−二級ジアミン残基、ビス−一級ジアミン残基、又はウレイレン基から選択される。ヘキサジメトリン塩化物として知られるポリマーを含む例では、R1、R2、R3、及びR4は、それぞれ、メチルラジカル、A1は(CH2)3、及びB1は(CH2)6、及びX=Clである。Mexomere PAX等のPQ−
34として知られるポリマーを含む更なる例では、R1及びR2は、エチルラジカルであり、R3及びR4はメチルラジカルであり、A1は(CH2)3及びB1は(CH2)3及びX=Brである。
7)式[−N+(R6)(R7)−(CH2)r−NH−CO−(CH2)q−(CO)t−NH−(CH2)s−N+(R8)(R9)−A−][2X−]の繰返し単位を含むポリ四級アンモニウムポリマーであって、式中、同一であっても又は異なっていてもよいR6、R7、R8、及びR9は、水素原子、並びにメチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、及び−CH2CH2(OCH2CH2)pOHラジカル(式中、pは0又は1〜6の範囲の整数である)から選択され、式中、R6、R7、R8、及びR9は全てが同時には水素原子とならない。同一であっても又は異なっていてもよいR及びsは、それぞれ1〜6の範囲の整数であり、qは0又は1〜34の範囲の整数であり、X−はハロゲン化物のようなアニオンである。Tは、0又は1に等しくなるように選択される整数である。Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2−等の二価のラジカルから選択される。Ethpol PQ−2、Mirapol A−15等のPQ−2として知られるポリマーを含む更なる例では、r=s=3、q=0、t=0、R6、R7、R8、及びR9は、メチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2である。PQ−17として知られるポリマーでは、r=s=3、q=4、t=1、R6、R7、R8、及びR9は、メチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2である。PQ−18として知られるポリマーでは、r=s=3、q=7、t=1、R6、R7、R8、及びR9は、メチル基であり、Aは、−CH2−CH2−O−CH2−CH2である。Mirapol 175等のPQ−27として知られる、ポリクオタニウム−2のポリクオタニウム−17との反応によって形成されるブロックコポリマーとして知られるポリマーである。
8)ビニルピロリドン及びビニルイミダゾール、及び随意的にビニルカプロラクタム(vinylcaprolactums)のコポリマーは、Luviquat FC370/FC550/FC905/HM−552等のメチルビニルイミダゾリウム(methylvinylimidazolium)塩化物及びビニルピロリドンから形成されるPQ−16として知られるポリマーを含む例である。若しくは、メチルビニルイミダゾリウムメトサルフェートを伴うビニルカプロラクタム及びビニルピロリドンのコポリマーは、Luviquat Hold等のPQ−46として知られるポリマーを含む例である。若しくは、ビニルピロリドン及び四級化されたイミダゾリンのコポリマーは、Luviquat Care等のPQ−44として知られるポリマーを含む例である。
9)ポリアミン、例えばCTFA事典において、参照名ポリエチレングリコール(15)タローポリアミンとして、Cognisにより販売される製品Polyquart Hである。
10)架橋メタクリロイルオキシ(C1〜C4)アルキルトリ(C1〜C4)アルキルアンモニウム塩ポリマーであって、例えばメチルクロリドで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートのホモポリマー化により、又はアクリルアミドと、メチルクロリドで四級化されたジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合により得られるポリマーであって、ホモポリマー化若しくは共重合は、その後メチレンビスアクリルアミドのようなオレフィンの不飽和を含む化合物で架橋され、Synthalen CN/CR/CU等のPQ−37として、又は、Salcare SC95/SC96、Rheocare CTH(E)等の別の媒体中での分散液として知られるポリマーを含む例である。あるいは、PQ−32として知られるポリマーを含む、又はSalcare SC92等の鉱油中での分散液として販売された別の例である。
11)Lipidure−PMB等のPQ−51として、Qualty−Hy等のPQ−54として、Hairrol UC−4等のPQ−56として、Luviquat知覚等のPQ−87として知られるポリマーを含むカチオン性ポリマーの更なる例である。
12)カチオン基及び/又はカチオン基にイオン化し得る基を含むシリコーンポリマーである。例えば、一般式(R10−N+(CH3)2)−R11−(Si(CH3)2−O)x−R11−(N+(CH3)2)−R10)のカチオン性シリコーンであって、R10は、ココナッツ油に由来するアルキルであり、R11は、(CH2CHOCH2O(CH2)3であり、xは、20〜2000の間の数字であり、Abil Quat 3272/3474等のQuaternium 80として知られるポリマーを含む例である。
カチオン基にイオン化する場合がある基を含有するシリコーンであって、例えば少なくとも10個の繰返しシロキサン−(Si(CH3)2−O)単位をポリマー鎖の中に含有し、末端アミノ官能基、グラフトアミノ官能基、又は末端及びグラフトアミノ官能基の混合物のいずれかを有するアミノシリコーンである。官能基の例は、アミノエチルアミノプロピル、アミノエチルアミノイソブチル(aminoethylaminoisobutly)、アミノプロピルに限定されない。グラフトポリマーの場合は、末端のシロキサン単位は(CH3)3Si−O又はR12(CH3)2Si−Oのいずれかであることができ、その場合、R12はOH又はOR13であることができ、R13は、C1〜C8アルキル基、又は両方の官能末端基の混合物である。これらのシリコーンはまた、予備形成されたエマルションとして入手可能である。(CH3)3Si−Oの末端のシロキサンユニットとのポリマーは、DC−2−8566、DC 7244、DC−2−8220、SF1708、SM 2125、Wacker Belsil ADM 653等のトリメチルシリルアモジメチコンとして知られるポリマーを含む例である。(R120)(CH3)2Si−Oの末端のシロキサンユニットとのポリマーを含む更なる例であって、R12はOH又はOR13であることができ、R13は、C1〜C8アルキル基、又は両方の官能末端基の混合物であり、Wacker Belsil ADM 1100/ADM 1600/ADM 652/ADM 6057E/ADM 8020、DC929、DC939、DC949、SM2059等のアモメジコンとして知られる。
カチオン基にイオン化する場合がある基を含有するシリコーンであって、例えば少なくとも10個の繰返しシロキサン−(Si(CH3)2−O)単位をポリマー鎖の中に含有し、末端アミノ官能基、グラフトアミノ官能基、又は末端及びグラフトアミノ官能基の混合物のいずれかを、追加の官能基と共に有するシリコーンである。追加の官能基には、ポリオキシアルキレン、アミンとカルビノールとの反応生成物、アルキル鎖を挙げることができる。例えば、Abil Soft AF100等のメトキシPEG/PPG−7/3アミノプロピルジメチコンとして知られる製品である。例えば、製品は、DC 8500等のビス(C13〜15アルコキシ)PGアモジメチコンを知っている。
非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物及び/又は本発明の成分は、少なくとも0.2重量%、又は0.5重量%〜2重量%のカチオン性ポリマーの組成物を含み得る。
界面活性剤
本発明に従う非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物は、1つ以上の界面活性剤を含み得る。本明細書に用いるのに好適な界面活性剤は、概して、8〜30の炭素原子の親油性の鎖の長さを有し、アニオン性、非イオン性、両性及びカチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択されることができる。界面活性剤の総濃度は、2重量%〜30重量%、又は8重量%〜25重量%、又は10重量%〜20重量%の非希釈の又は希釈された毛髪染色組成物であり得る。
顕色剤成分は、0〜5重量%の界面活性剤を含み得る。染料成分は、0〜10重量%の界面活性剤を含み得る。
希釈剤成分は、10重量%未満、好ましくは8重量%未満、より好ましくは6重量%未満の界面活性剤を含み、更により好ましくは実質的に界面活性剤を含まない。本発明者らは、驚くべきことに、高すぎる濃度の界面活性剤を含む希釈剤成分が非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分に添加され、希釈された毛髪染色組成物を得る場合、粘度の相当な下降が観察されることがあり、希釈された毛髪染色組成物の粘度が毛髪の長さ部分及び先端に、毛髪から組成物がしたたり落ちることなく適用するには低すぎて適用できないことを見出した。
アニオン性界面活性剤は、0.1重量%〜20重量%、又は0.1重量%〜15重量%、又は5重量%〜15重量%の非希釈の又は希釈された毛髪染色組成物の範囲において存在し得、両性又は非イオン性界面活性剤は、独立して0.1重量%〜15重量%、又は0.5重量%〜10重量%、又は1重量%〜8重量%の非希釈の又は希釈された毛髪染色組成物の範囲において存在し得る。
単独で又は混合物として使用されることができる、好適なアニオン性界面活性剤は、以下の、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミドエーテル硫酸塩、アルキルアリルポリエーテル硫酸塩、モノグリセリド硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルリン酸、アルキルアミデ(alkylamide)スルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、a−オレフィンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩(sulphosuccinates)、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、アルキルアミデスルホコハク酸塩、アルキルスルホサクシメート(sulphosuccinamates)、アルキルスルホアセテート(sulphoacetates)、アルキルエーテルリン酸、アクリルサルコシネート、アシルイセチオネート、及びN−アシルタウレート(acyltaurates)の化合物の塩(例えば、ナトリウム塩、アンモニウム塩、アミン塩、アミノアルコール塩、及びマグネシウム塩のアルカリ性塩等)を含む。全てのこれらの種々の化合物のうちのアルキル又はアシルラジカルは、例えば、8〜24の炭素原子を含み、アリルラジカルは、例えば、フェニル及びベンジル基から選択される。アニオン性界面活性剤の中でも使用され得るのは、オレイン酸、リシノール酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ココナッツ油酸又は水素添加ココナッツ油酸の塩、8〜20の炭素原子を含むアシルラジカルにおけるアシルラクチレート等の脂肪酸塩でまた作製され得る。アルキル−D−ガラクトシドロン(galactosiduronic)酸及びそれらの塩、同様に、ポリオキシアルキレン化(C6〜C24)アルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C6〜C24)アルキルアリルエーテルカルボン酸、ポリオキシアルキレン化(C6〜C24)アルキルアミドエーテルカルボン酸、及びそれらの塩、例えば、2〜50のエチレンオキシド基から含まれるそれら、及びこれらの混合物等の弱アニオン性界面活性剤がまた、使用されることができる。例えば、アルキルポリグルコシド(alkylpolyglucosides)のカルボキシアルキルエーテル等の多糖類のアニオン性誘導体がまた、使用されることができる。
非イオン性界面活性剤は、(例えば、これに関してはM.R.Porterによる「Handbook of Surfactants」,Blackie & Son(Glasgow及びLondon)により出版された,1991,pp.116〜178を参照)よく知られる化合物である。非イオン性界面活性剤は、例えば、8〜18の炭素原子を含む脂肪酸を含む、ポリエトキシレート化されポリプロポキシル化され、及びポリグリセロール化された脂肪酸、アルキルフェノール、α−ジオール、及びアルコールから選択されることができ、数多くのエチレンオキシド又はプロピレンオキシド基にとって、例えば、2〜200の範囲に及ぶこと、数多くのグリセロール基にとって、例えば、2〜30の範囲に及ぶこと、が可能である。挙げられるものはまた、エチレンオキシドのコポリマー及びプロピレンオキシドのコポリマー、エチレンオキシドの凝縮物及び脂肪族アルコールを伴うプロピレンオキシドの凝縮物、2〜30molのエチレンオキシド及びそれらのモモエタノラミン(momoethanolamine)、及びジエタノールアミン誘導体を好ましくは有するポリエトキシレート化された脂肪アミド、例えば、平均1〜5であり、1.5〜4のグリセロール基等を含むポリグリセロール化された脂肪アミド、2〜30molのエチレンオキシドを含むそれらなどのポリエトキシレート化された脂肪アミド、2〜30molのエチレンオキシドを有するソルビタンのオキシエチレン化された脂肪酸エステル、ショ糖の脂肪酸エステル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、アルキルポリグリコサイド(alkylpolyglycosides)、N−アルキルグルカミン(alkylglucamine)誘導体、(C10〜C14)アルキルアミンオキシド又はN−アシルアミノプロピルモルホリンオキシド(acylaminopropylmorpholine oxides)等のアミンオキシドで作製される。
両性界面活性剤は、8〜22の炭素原子及び少なくとも1つの水溶性のアニオン性基(例えば、カルボキシレート、スルホン酸塩、硫酸塩、リン酸、又はホスホネート)を含む直鎖及び分枝鎖から選択される脂肪族ラジカルにおける二級脂肪族及び三級アミン誘導体から、選択されることができ、挙げられるものはまた、(C8〜C20)アルキルベタイン(alkylbetaines)、スルホベタイン(sulphobetaines)、(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルベタイン又は(C8〜C20)アルキルアミド(C1〜C6)アルキルスルホベタイン(alkylsulphobetaines)で作製される。アミン誘導体の中でも、挙げられるものは、例えば、米国特許Nos.2,528,378及び2,781,354に記載されたように、Miranolという名の下に販売される製品で作製され得、R2−CONHCH2CH2−N+(R3)(R4)(CH2COO-)(VI)で、R2は、加水分解されたココナッツ油、及びヘプチル、ノニル、及びウンデシルラジカルにおいて存在するR2−COOH酸に由来するアルキルラジカルから選択され、R3は、β−ヒドロキシエチル基であり、R4は、カルボキシメチル基であり、R5−CONHCH2CH2−N(B)(C)(VII)(式中、Bは、−CH2CH2OX’を表し、Cは、−(CH2)z−Y’を表し、z=1又は2で、X’は、−CH2CH2−COOH基及び水素原子から選択され、Y’は、−COOH及び−CH2−CHOH−SO3Hラジカルから選択され、R5は、ココナッツ油に、又は加水分解された亜麻仁油、C7、C9、C11、及びC13アルキルラジカル、C17アルキルラジカル及びそのイソ形状ラジカル、及び不飽和のC17ラジカル等のアルキルラジカルに存在する、R5−COOH酸のアルキルラジカルから選択される)の構造を有する。これらの化合物は、CTFA事典、第5版、1993において、二ナトリウムココアンホジアセテート、二ナトリウムラウロアンホジアセテート(disodiumlauroamphodiacetate)、二ナトリウムカプリルアンホジアセテート(disodiumcaprylamphodiacetate)、二ナトリウムカプリロアンホジアセテート(disodiumcapryloamphodiacetate)、二ナトリウムココアンポジプロピオネート(disodiumcocoamphodipropionate)、二ナトリウムラウロアンポジプロピオネート(disodiumlauroamphodipropionate)、二ナトリウムカプリルアンポジプロピオネート(disodiumcaprylamphodipropionate)、二ナトリウムカプリロアンポジプロピオネート(disodiumcapryloamphodipropionate)、ラウロアンポジプロピン(lauroamphodipropionic)酸、及びココアンポジプロピン(cocoamphodipropionic)酸の名の下に分類される。ジエチルアミノプロピルココアスパルタミド(diethylaminopropylcocoaspartamid)の塩も、使用されることができる。
カチオン性界面活性剤は、以下のA)四級アンモニウム塩の一般式(VIII)から選択され得る。
Figure 2019194224
式中、X-は、メチル硫酸塩、リン酸、アルキル、及びアルキルアリルスルホン酸塩等のハロゲン化物(塩化物、ブロマイド、及びヨウ化物)、(C2〜C6)アルキル硫酸塩から選択されるアニオンであり、アニオンは、酢酸塩及び乳酸等の有機酸に由来し、
i)ラジカルR1〜R3は、同一であっても又は異なっていてもよく、1〜4の炭素原子、及びアリル及びアルキルアリル等の芳香性ラジカルを含む直鎖及び分枝鎖の脂肪族ラジカルから選択される。脂肪族ラジカルは、酸素、窒素、硫黄、及びハロゲン等の少なくとも1つのヘテロ原子を含む。脂肪族ラジカルは、例えば、アルキル、アルコキシ、及びアルキルアミドラジカルから選択され、R4は、16〜30の炭素原子を含む直鎖及び分枝鎖のアルキルラジカルから選択される。カチオン性界面活性剤は、例えば、ベヘニルトリメチルアンモニウム(behenyltrimethylammonium)塩(例えば塩化物)である。
ii)R1及びR2のラジカルは、同一であっても又は異なっていてもよく、1〜4の炭素原子、及びアリル及びアルキルアリル等の芳香性ラジカルを含む直鎖及び分枝鎖の脂肪族ラジカルから選択される。脂肪族ラジカルは、酸素、窒素、硫黄、及びハロゲン等の少なくとも1つのヘテロ原子を含む。脂肪族ラジカルは、例えば、1〜4の炭素原子を含むアルキル、アルコキシ、アルキルアミド及びヒドロキシアルキルラジカルから選択され、R3及びR4は、同一であっても又は異なっていてもよく、12〜30の炭素原子を含む直鎖及び分枝鎖のアルキルラジカルから選択され、前記アルキルラジカルは、エステル及びアミド官能性から選択される少なくとも1つの官能性を含む。
3及びR4は、例えば、(C12〜C22)アルキルアミド(C2〜C6)アルキル及び(C12〜C22)アルキル酢酸塩ラジカルから選択される。カチオン性界面活性剤は、例えば、ジセチルジメチル(dicetyldimethyl)アンモニウム塩(例えば塩化物)、
B)−以下の式(IX)のイミダゾリニウムの四級アンモニウム塩:
Figure 2019194224
であり、式中、R5は、例えばタローの脂肪酸誘導体等の8〜30の炭素原子を含むアルケニル及びアルキルラジカルから、選択され、
6は、8〜30の炭素原子を含む水素原子、C1〜C4アルキルラジカル、及びアルケニル及びアルキルラジカルから選択され、R7は、C1〜C4アルキルラジカルから選択され、R8は、水素原子及びC1〜C4アルキルラジカルから選択され、X-は、ハロゲン化物、リン酸、酢酸塩、乳酸、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩及びアルキルアリルスルホン酸塩から選択されるアニオンである。
5及びR6は、例えば、タローの脂肪酸誘導体等の12〜21の炭素原子を含むアルケニル及びアルキルラジカルから選択されるラジカルの混合物であり得、R7は、メチルであり、R8は、水素である。例えば、Quaternium−27(CTFA 1997)又はQuaternium−83(CTFA 1997)等の製品は、「Rewoquat(登録商標)」W75、W90、W75PG、及びW75HPGの名の下で会社であるWitcoによって販売される(
C)−式(X)のジ四級アンモニウム塩:
Figure 2019194224
(式中、R9は、16〜30の炭素原子を含む脂肪族ラジカルから選択され、
式中、R10、R11、R12、R13、及びR14は、同一であっても又は異なっていてもよく、1〜4の炭素原子を含む水素及びアルキルラジカルから選択され、
X-は、ハロゲン化物、酢酸塩、リン酸、硝酸塩、及びメチル硫酸塩から選択されるアニオンである)である。かかるジ四級アンモニウム塩は、例えば、プロパンタロージアンモニウム(propanetallowdiammonium)二塩化物を含み、
D)−以下の式(XI)の少なくとも1つの官能性エステルを含む四級アンモニウム塩:
Figure 2019194224
(式中、
R15は、C1〜C6アルキルラジカル及びC1〜C6ヒドロキシアルキル及びジヒドロキシアルキルラジカルから選択され、R16は、R19C(O)−ラジカル、直鎖及び分枝鎖の飽和の及び不飽和のC1〜C22炭化水素系ラジカルであるR20、及び水素原子から選択され、R18は、R21C(O)−ラジカル、直鎖及び分枝鎖の飽和の及び不飽和のC1〜C6炭化水素系ラジカルであるR22、及び水素原子から選択され、R17、R19、及びR21は、同一であっても又は異なっていてもよく、直鎖及び分枝鎖の飽和の及び不飽和のC7〜C21炭化水素系ラジカルから選択され、n、p、及びrは、同一であっても又は異なっていてもよく、2〜6の範囲の整数から選択され、yは、1〜10の範囲の整数から選択され、x及びzは、同一であっても又は異なっていてもよく、0〜10の範囲の整数から選択され、X−は、単体及び複合体、有機及び無機のアニオンから選択されるアニオンであり、x+y+zの合計が1〜15という条件の下で、xが0のとき、次いでR16はR20で、zが0のとき、次いでR18はR22である)。
式(XI)のアンモニウム塩は、使用することができ、式中、R15は、メチル及びエチルラジカルから選択され、x及びyは、1に等しく、zは、0又は1に等しく、n、p、及びrは、2に等しく、R16は、R19C(O)−ラジカル、メチル、エチル、及びC14〜C22炭化水素系ラジカル、及び水素原子から選択され、R17、R19、及びR21は、同一であっても又は異なっていてもよく、直鎖及び分枝鎖の飽和の及び不飽和のC7〜C21、炭化水素系ラジカルから選択され、R18は、R21C(O)−ラジカル及び水素原子から選択される。かかる化合物は、例えば、会社CognisによるDehyquart、会社StepanによるStepanquat、会社CecaによるNoxamium、及び会社Rewo−WitcoによるRewoquat WE 18の名の下で販売される。
粘度
顕色剤成分、及び染料成分は、互いから独立して薄い液体又はクリームと称されるものとして調製され得る。
非希釈の毛髪染色組成物及び希釈された毛髪染色組成物の各々は、粘度試験方法に従って測定される際、10s-1で20〜200Paの剪断応力を誘導する粘度を有し得る。
非希釈の毛髪染色組成物は、粘度試験方法に従って測定される際、10s-1で60〜200Paの剪断応力を誘導する粘度を有し得、希釈された毛髪染色組成物は、粘度試験方法に従って測定される際、10s-1で20〜180Paの剪断応力を誘導する粘度を有し得る。
非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物が、ノズル又は櫛若しくはブラシ等の別個の塗布器デバイスが付属される容器で、毛髪に適用されるとき、非希釈の及び希釈された毛髪染色組成物の各々は、10s-1で20〜60Paの剪断応力を誘導する粘度を有し得る。
非希釈の毛髪染色組成物が、ブラシ及びボウルの塗布器で、毛髪に適用されるとき、非希釈の毛髪染色組成物は、10s-1で30〜200Paの剪断応力を誘導する粘度を、より好ましくは、10s-1で100〜200Paの剪断応力を誘導する粘度を、更により好ましくは、10s-1で130〜180Paの剪断応力を誘導する粘度を、有し得る。非希釈の毛髪染色組成物が、ブラシ及びボウルの塗布器で、あるいはユーザの手で又は指で毛髪に適用されるとき、希釈された毛髪染色組成物は、10s-1で20〜180Paの剪断応力を誘導する粘度を、より好ましくは、10s-1で40〜180Paの剪断応力を誘導する粘度を、更により好ましくは、10s-1で70〜170Paの剪断応力を誘導する粘度を、有し得る。
理論によって拘束されずに、本明細書の上で記載されたように、粘度値を有する非希釈の組成物の調製は、毛髪の長さからいかなる液だれ又はしたたり落ちることをもなく、非希釈の毛髪染色組成物の第1の部分を根元に直接適応することを可能にし、毛髪から最小限の液だれか液だれなしで、希釈された組成物が残りの毛髪の長さ部分全体に沿って容易に適用され分散されることを可能にする、と考えられる。
本発明の別の代わりの実施形態は、毛髪を染色するための代わりの方法に関する。理論によって拘束されずに、根元以下の毛髪の長さ部分及び先端に適用される組成物の全体的な効果的な明るくすること及び染色の能力に対比して、毛根に適用される組成物はまた、非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分を残りの以前染色された毛髪の長さ部分に適用する前に、根元への非希釈の毛髪染色組成物の第1の部分を適用し、次いで所与の時間待つことを、消費者へ説明することによって減少され得ると考えられる。この毛髪は、適用される組成物から明るさを減少すること及び染料の付着の減少を必要とし、根元に適用されるより濃縮された第1の部分の適用からの結果に類似する染色結果をもたらすと考えられる。理論によって拘束されずに、染料前駆体、ペルオキシド、及びアルカリ化剤等の活性種の濃縮における減少において結果を待つように消費者に指示することは、染料形成過程が完全に完了する前に存在する場合、それによって浸透を毛幹内へ可能にし、より少ない毛髪染色であっても永続性を提供すると考えられる。かかる方法は、
i)顕色剤成分と染料成分とを混合し、好ましくは、最大約85%、より好ましくは、80%〜20%、更により好ましくは75%〜55%、及び最も好ましくは75%〜60%で混合された組成物の第1の部分をケラチン性繊維の根元/根元線に適用する工程と、
ii)保持し前記混合された組成物の最大15%を根元に適用しない工程と、
iii)10分〜40分、好ましくは15分〜30分、及びより好ましくは20分の時間待つ工程と、
iv)混合された組成物の保持された第2の部分を、根元線適用のあたりの下の残りの毛髪の長さに適用し、約5分〜20分、好ましくは約10分の時間待つ工程と、
v)毛髪をすすぐ工程と、を含む。
適用手段
非希釈の毛髪染色組成物及び希釈された毛髪染色組成物の両方は、ブラシ及びボウルの塗布器で、毛髪に適用され得る。あるいは、希釈された毛髪染色組成物が、ユーザの手及び指で毛髪に適用され得る一方で、非希釈の毛髪染色組成物は、ブラシ及びボウルの塗布器で、毛髪に適用され得る。
あるいは、非希釈の毛髪染色組成物及び希釈された毛髪染色組成物の両方は、ノズル又は櫛等の別個の塗布器デバイスが付属される容器で、毛髪に適用され得る。
適用手段はまた、特定の効果、例えば、ハイライト化等の特定の効果の実現を補助するためのハイライト化用の櫛、ブラシ及び用具、ホイル並びにハイライト化用キャップ等の手段を含み得る。追加の適用手段技術は、毛髪内への製品の浸透において補助するために使用され得る。このような技術の例としては、加熱器具、紫外線器具及び超音波器具が挙げられる。
毛髪染色キット
本発明はまた、本明細書で先に説明された毛髪を染色するための方法を実施するために使用され得る毛髪染色キットに関する。
キットは、酸化剤を含む顕色剤成分と、少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカリ化剤を含む染料成分と、水及び随意的に少なくとも1つの活性成分を含む希釈剤成分とを含み得る。
顕色剤成分は、1〜20重量%の酸化剤を含み得、染料成分は、0.01重量%〜10重量%の酸化染料前駆体(複数可)及び/又は0.1重量%〜10重量%のアルカリ化剤を含み得、希釈剤成分は、最大99重量%の水と、界面活性剤、コンディショニング剤、ポリマー、及びそれらの混合物から選択される最大25重量%の少なくとも1つの活性成分を含み得る。
キットは、染色後の毛髪のすすぎにおいて使用するためのシャンプー及び/又はコンディショナー成分を更に含み得る。
キットはまた、染色リフレッシャー成分を含み得る。かかる染色リフレッシャー成分は、少なくとも1つの事前に形成された染料を含み得、酸化染色の直後に毛髪に適用され得る。これは、典型的に元の酸化適用の後1日〜60日の次の洗髪サイクル(複数可)中のことである。この染色リフレッシャー成分は、次回の酸化染色又は漂白事象まで、洗髪及びスタイルを整えるサイクル中に、初期に得た色を増加する及び/又は色を高めるために使用され得る。
本発明は、各種のパッケージ用及び小出し用器具にて利用してもよい。これら分配デバイスは、独立して又は互いに組み合わせて使用してもよい別個のデバイスの形態で実現することができる。典型的に、毛髪染色又は漂白の成分は、別個の一回分又は複数回分の隔室容器に含まれ、成分は、使用前に互いから別個に収納され得る。成分は、次いで混合する手段によって一緒に混合され、次いで適用手段によって消費者の毛髪に適用される。
顕色剤成分、染料成分、及び希釈剤成分は、キットにおいて別個の容器として提供され得る。顕色剤成分の容器、染料成分の容器、及び希釈剤成分の容器は、ボトル、チューブ、エアロゾル、又は袋であり得る。
顕色剤成分は、ボトル、チューブ、エアロゾル、又は袋等の容器として提供され得、染料成分は、顕色剤容器内の追加の隔室、又は例えば二重の袋又はエアロゾル等の同一のシステムであり得るか、又はボトル及びチューブ等の異なるシステムかであり得る別個の容器で提供され得る。
消費者は、任意の手段によって顕色剤成分及び染料成分を混合してもよい。これには、単純に混合用ボウルを使用して、その中へ成分を分配し、次いで好ましくは器具などの混合手段を用いて混合することが含まれる。あるいは、他の成分の容器内へ成分のうちの1つを追加して(典型的には、染料成分は顕色剤成分へ追加される)、次に手で振って混ぜるか、又は器具を使って混合してもよい。別のシステムは、単独の容器又は袋内の染料及び顕色剤成分の分離隔室間にあるシールの穿孔又は変位と、続いて容器内又は別個及び/又は追加の容器内にて手動で混合することも含む。
毛髪染色キットは、塗布器を更に含み得る。塗布器は、ブラシ及びボウルの塗布器であり得る。あるいは、塗布器は、キットに含まれる容器のうちの1つに付属され得るノズルであり得、顕色剤成分、染料成分、及び希釈剤成分の場合は、キットに別個の容器として又は櫛若しくはブラシ等の別個の塗布器デバイスとして提供される。このような櫛及びブラシは、素早くむらのない被覆又は根元/ヘアラインのタッチアップか、又はハイライトにするか又はストリークにするかどうかという特定の効果を得るために、用いることができる。
あるいは、容器のうちの1つは、櫛が付属して、又は製品が中空の歯及び櫛の歯に位置する小出し用開口部を通って小出しにされる小出し用ノズルの代わりに、提供され得る。櫛の歯は、製品適用及び特に根元から先端への均一性を向上させるため、櫛の歯に沿った単一又は複数の開口部とともに提供されてもよい。製品の分配は、例えば、ボトルの層状剥離又は上述した任意のメカニズムによって容器に加えられた機械的圧力によって行うことができる。櫛は、例えば、塗布を容易にするために容器上に備えられてもよく、垂直に(いわゆるバーティコーム(verticomb))又は消費者があらゆる領域にもアクセスできるような角度で配置されてもよい。
キットの顕色剤成分の容量は、10mL〜120mL、好ましくは40mL〜70mL、より好ましくは55mL〜65mLであり得る。キットの染料成分の容量は、10mL〜120mL、好ましくは40mL〜70mL、より好ましくは55mL〜65mLであり得る。キットの希釈剤成分の容量は、10mL〜120mL、好ましくは15mL〜30mL、より好ましくは20mL〜25mLであり得る。
キットの成分は、標準的な手法のうちのいずれか1つを使用して製造されることができ、これらは、a)「水中油」プロセス、b)「位相反転」プロセス、及びc)「1つのポット」プロセスである。例えば、「水中油」プロセスを使う場合、本発明の界面活性剤は、約90℃にて組成物の総水量のおよそ50%に添加され、15〜30分にわたってホモジナイズされ、次に室温に冷却され、このプレミックスを次に冷やしながら残量の水、他の追加の成分及び/又は酸化剤と混合し、これにより上記染色キットの顕色剤成分及び染料成分を形成する。
キットは、本明細書で先に定義された方法に従ってユーザにその毛髪を染色することを指示する取扱い説明書の一式を更に含み得る。取扱い説明書の一式は、
i)顕色剤成分を染料成分と混合し、非希釈の毛髪染色組成物を得る工程と、
ii)工程i)で得られた非希釈の毛髪染色組成物の第1の部分を毛髪、好ましくは毛根に適用し、かつ工程i)で得られた非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分を保持する工程と、
iii)第2の部分を、希釈剤成分と、4:1〜1:2の混合比で混合し、希釈された毛髪染色組成物を得る工程と、
iv)希釈された毛髪染色組成物を毛髪、好ましくは毛髪の長さ部分及び先端に適用する工程と、
v)毛髪をすすぐ工程と、を含む。
取扱い説明書の一式は、本出願の毛髪を染色する章のための方法において本明細書に開示される任意の追加の工程を含み得る。
粘度試験方法
組成物の粘度を、TA Instruments AR 2000 Rheometer、又はPeltierプレート及びクロスハッチで6cmの平坦なアクリルのプレートが備えられた同等のデバイスを使用して測定する。器具を、製造者の指示に従って較正し、Peltierプレートを、25.0℃で設定する。プレート上方約4.5cmの位置にコーンを上げる。
混合の直後、混合物の約10gを、へらを使用してPeltierプレートの中央上に徐々に移動する。コーンを下げて、コーンの先端部とPeltierプレートの上面との間に特定の間隙を得る。間隙の設定を、コーンの製造者が特定し、典型的に約1000ミクロンである。レオメーターをプログラムし、4分の時間にわたって、1000往復秒での停止で、傾斜のついた0.1〜600Paの剪断応力を誘導して回転様式で動作する。回転を、特定の間隙を達成した直後に初期化する。測定期間中に収集した粘度のデータは、剪断速度(s-1)の官能性として図化された剪断応力(Pa)である。
実験データ
1)消費者試験データ
標準的な段階3の酸化毛髪染色剤製品の家庭用毛髪染色キットの21のユーザに、本発明の染料、顕色剤、及び希釈剤成分システムを使用するように求めた。消費者には、彼らの所望の色度:2つのブロンド(10/0及び9/0)及び5つの茶(7/0.7/7、6/0、5/0、及び5/43)、及び対応する顕色剤フォーミュラ3又は4及び希釈器フォーミュラ1を提供した。染料及び顕色剤組成物を、ボウルで1:1の割合で混合した。消費者に、ブラシ及びボウルの塗布器を使用して彼らの根元毛髪線へ混合物の75%を適用し、根元上に20分間残すように指示した。消費者に、次いで残りの混合された組成物を希釈剤成分(2:1の割合)と混合し、消費者の手を使用して残りの毛髪の長さ部分及び先端へ、生じた組成物を適用し、毛髪に10分間組成物を残すように指示した。消費者に、次いで彼らの毛髪から製品をすすぎ、後続の染色コンディショナー成分を適用し、通常通り乾燥しスタイルを整えるように指示した。
消費者に、染色経験に関する数多くの質問をし、その結果が以下にまとめられる。
1.試験製品について全てを考慮すると、以下の表現のうちのどれが、あなたの製品に対する評価を最もよく表していますか。(1つ選ぶ)
Figure 2019194224
2.次に、試験製品について考えると、以下の特徴について、現在使用中の毛髪染色製品に対してどう試験製品を評価しますか。
試験中の消費者によって使用される現在の小売用製品は、L’Oreal、Clairol、Revlon、Sally’s、及びWellaで購入した。
Figure 2019194224
Figure 2019194224
2)サロンにおける試験結果
専門のサロンスタイルストが、16名の消費者を以下の半分の頭部試験で処置した。
左側:発明品
・染料成分(染料色度9/0、6/0 & 5/0)と顕色剤成分フォーミュラ3又は4とを1:1の割合で混合し、ブラシ&ボウル塗布で毛根上に30分間適用した。混合物の3分の2を適用した。
・希釈剤成分(フォーミュラ2)を、残りの染料と顕色剤との混合物に添加し(3分の1残っている)、スタイリストによって手で長さ部分及び末端上に10分間適用した。
・毛髪から製品をすすいだ。
・後続の染色コンディショナーを適用した。
・乾燥しスタイルを整えた。
右側:小売用品適用(従来技術)
・染料と顕色剤組成物とを1:1の割合で混合し、(ブラシ及びボウルで)根元から先端へ30分間適用した。
・毛髪から製品をすすいだ。
・後続の染色コンディショナーを適用した。
・乾燥しスタイルを整えた。
得られた染色の結果を、専門家が査定した。スタイリストは、色がより鮮明で輝きがあり、あまり集中的でなく、これが毛髪の長さ部分及び末端においてより軽い染色結果をもたらし、標準的な小売用品の適用で見られる単調な色調の外観を除去すると結論付けた。可視の束から束への多様性もまた、発明の組成物と標準的な小売用品の適用とを対比して観察した。
Figure 2019194224
3)粘度データ
本発明に従う異なる毛髪染色組成物を調製した。
試料調製
・試料A0
缶中、40秒間750rpmで、Speedmixer DAC400FVZデバイスを使用して、15gの染料成分7/0を、15gの顕色剤成分1と混合した。混合物の少量を、次いで缶から除去し、粘度試験方法に従って粘度データを収集した。
・試料A1、B1、及びC1
t=0秒で、缶中、40秒間750rpmで、Speedmixer DAC400FVZデバイスを使用して、15gの染料成分7/0を、15gの顕色剤成分1と混合した。t=20分で、15gの混合物を缶から除去し、新しい缶に入れ、15gの希釈剤成分を、新しい缶の混合物に添加した。これら混合物を、40秒間750rpmで、Speedmixer DAC400FVZデバイスを使用して、混合した。これら混合物の少量を、次いで缶から除去し、粘度試験方法に従って粘度データを収集した。
・試料A2、B2、及びC2
t=0秒で、缶中、40秒間750rpmで、Speedmixer DAC400FVZデバイスを使用して、15gの染料成分7/0を、15gの顕色剤成分1と混合した
。t=20分で、20gの混合物を缶から除去し、新しい缶に入れ、10gの希釈剤成分を、新しい缶の混合物に添加した。これら混合物を、40秒間750rpmで、Speedmixer DAC400FVZデバイスを使用して、混合した。これら混合物の少量を、次いで缶から除去し、粘度試験方法に従って粘度データを収集した。
・試料A3、B3、及びC3
t=0秒で、缶中、40秒間750rpmで、Speedmixer DAC400FVZデバイスを使用して、15gの染料成分7/0を、15gの顕色剤成分1と混合した。t=20分で、10gの混合物を缶から除去し、新しい缶に入れ、20gの希釈剤成分を、新しい缶の混合物に添加した。これら混合物を、40秒間750rpmで、Speedmixer DAC400FVZデバイスを使用して、混合した。これら混合物の少量を、次いで缶から除去し、粘度試験方法に従って粘度データを収集した。
染料成分7/0及び顕色剤成分1を、本出願の試験配合物の章において以後本明細書に開示する。希釈剤成分を使用して異なる試料を調製し、本出願の試験配合物の章において以後本明細書に開示する水、希釈剤成分1、希釈剤成分3から選択し、シャンプーの希釈剤成分は、以下の配合物を有する:
シャンプー希釈剤成分配合物(総組成物の重量百分率で表記される):
シャンプー希釈剤成分は、6.0032%のラウレス硫酸ナトリウム、6.0009%のラウリル硫酸ナトリウム、0.2505%の防腐剤、0.1344%のEDTA四ナトリウム、1.18%のpH調整剤、0.85%のコカミドMEA、1.501%の安定剤、0.250%のグアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウム、0.999%のコカミドプロピルベタイン、0.0300%のパンテノール、0.0300%のパンテニル(Panthenyl)エチルエーテル、0.20%の塩化ナトリウム、0.84%のキシレンスルホン酸(xylenesulfonate)ナトリウム、0.65%の香料、及び最大100%の水を含む。
・試料
Figure 2019194224
1 混合比(染料成分+顕色剤成分):希釈剤成分
2 10s-1での剪断応力
結果:
上の表に見られるように、希釈剤成分がシャンプー希釈剤成分であるとき(それゆえ、
高い濃度の界面活性剤を含む)、実質的な粘度の下降を観察した。例えば、試料D2では、10s−1で14.09Paの剪断応力を観察し、一方で試料A0では、10s−1で167.57Paの剪断応力を観察した。
・消費者試験データ
試料A0、A2、B2、C2及びD2を左から右にランダム化した順序で置かれた13名の消費者のパネルに提示した。消費者に、試料の粘度を、1=薄い及び10=濃い、である、各製品が属する1〜10のスケールに示すことによって査定するように求めた。
結果:
Figure 2019194224
希釈剤成分が、消費者のパネルによって確定されたシャンプー希釈剤成分であるとき、上の粘度データにおいて、粘度の下降を示した。シャンプー希釈剤成分で希釈される粘性毛髪染色組成物は、毛髪から最小限の液だれか液だれなしで毛髪の長さ部分及び先端に適用するには、低すぎ得る。
本発明に従う試験配合物
以下の章において、全ての値が総組成物の重量百分率で表記される。
Figure 2019194224
Figure 2019194224
Figure 2019194224
染料配合物色度5/0、5/43、6/0、7/0、及び7/7を、6%の過酸化水素を含む顕色剤成分と一緒に混合する一方で、染料配合物色度9/0(9/0b)及び10/0を、9%の過酸化水素を含む顕色剤成分と一緒に混合する。
希釈剤成分1配合物(総組成物の重量百分率で表記される):
希釈剤成分1は、1.8%のプロピレングリコール、1.5%のヒドロキシセルロース(Hydroxycellulose)、2.0%のクオタニウム−80(50%のグリコール中)、1.25%のソイトリモニウム(Soytrimmonium)塩化物(60%)、0.5%のPEG−40硬化ヒマシ油、0.4%のフェノキシエタノール、0.7%のココアミドプロピルベタ
イン、0.002%のギ酸、0.2%の香料、0.3%のDMDMヒダントイン、0.1%の加水分解された(Hydrolised)スイートアーモンドタンパク質、0.1%の二ナトリウムEDTA、及び最大100%の水を含む。
希釈剤成分2配合物(総組成物の重量百分率で表記される):
希釈剤成分は、0.1%のグアーヒドロキシプロピルトリモニウム塩化物、4.0%のセトリモニウム塩化物、0.4%のフェノキシエタノール、0.3%のメチルパラベン、0.05%の二酸化チタン、4.0%のセテアリルアルコール、0.5%の香料、0.1%の果物抽出物、及び最大100%の水を含む。
希釈剤成分3配合物(染色後用コンディショナー成分1)(総組成物の重量百分率で表記される):
希釈剤成分3(染色後用コンディショナー成分1)は、2.0%のステアルアミドプロピルジメチルアミン、2.5%のセチルアルコール、4.5%のステアリルアルコール、0.1%のエチレンジアミンテトラ酢酸EDTA、0.4333%の防腐剤、4.995%のアモジメチコン、0.005%のトリメチルシロキシシリケートMQ樹脂、0.64%のL_グルタミン酸、0.2250%のパンテニル(Panthenyl)エチルエーテル、0.045%のパンテノール、0.05%のサフラワー、0.05%のココナッツ油、0.1%の加水分解されたスイートアーモンド、0.005%のアロエゲル、0.4%の香料、及び最大100%の水を含む。
希釈剤成分3はまた、染色後用コンディショナーとして使用され得る。
染色後用コンディショナー成分2配合物(総組成物の重量百分率で表記される):
染色後用コンディショナー成分2は、2.0%のステアルアミドプロピルジメチルアミン(dimethylamine)、2.5%のセチルアルコール、4.5%のステアリルアルコール、0.1%のエチレンジアミンテトラ酢酸EDTA、0.4333%の防腐剤、6.993%のアモジメチコン、0.005%のトリメチルシロキシシリケートMQ樹脂、0.32%のL_グルタミン酸、0.2250%のパンテニル(Panthenyl)エチルエーテル、0.045%のパンテノール、0.05%のサフラワー、0.05%のココナッツ油、0.1%の加水分解されたスイートアーモンド、0.0070%の粘度調整剤、0.4%の香料、及び最大100%の水を含む。
コンディショナー成分2が、典型的に、染料成分9/0及び10/0で毛髪を染色した後に使用される一方、染色後用コンディショナー成分1は、典型的に、染料成分5/0、5/43、6/0、7/0、及び7/7で毛髪を染色した後に使用される。
特定の配合物、及び実験データの生成において使用されない染料成分及び顕色剤成分及び希釈剤成分の特定の配合物及び特定の組み合わせを使用し、本発明を例示する。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。

Claims (17)

  1. 毛髪を染色するための方法であって、
    i)顕色剤成分を染料成分と混合し、非希釈の毛髪染色組成物を得る工程であって、前記顕色剤成分が酸化剤を含み、前記染料成分が少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカリ化剤を含む、工程と、
    ii)工程i)で得られた前記非希釈の毛髪染色組成物の第1の部分を前記毛髪、好ましくは毛根に適用し、かつ工程i)で得られた前記非希釈の毛髪染色組成物の第2の部分を保持する工程と、
    iii)前記第2の部分を、水及び随意的に、少なくとも1つの活性成分を含む希釈剤成分と、4:1〜1:2の混合比で混合し、希釈された毛髪染色組成物を得る工程と、
    iv)前記希釈された毛髪染色組成物を前記毛髪、好ましくは前記毛髪の長さ部分及び先端に適用する工程と、
    v)前記毛髪をすすぐ工程と、
    を含む、方法。
  2. 工程ii)において、工程i)で得られた前記非希釈の毛髪染色組成物の90〜10重量%、好ましくは80〜50重量%、より好ましくは75〜55重量%が、第1の部分として前記毛髪、好ましくは前記毛根に適用される、請求項1に記載の方法。
  3. −前記顕色剤成分が、1〜20重量%の前記酸化剤を含み、
    −前記染料成分が、0.01重量%〜10重量%の前記酸化染料前駆体(複数可)及び/又は0.1重量%〜10重量%の前記アルカリ化剤を含み、
    −前記希釈剤成分が、最大99重量%の水と、界面活性剤、コンディショニング剤、ポリマー、及びそれらの混合物からから選択される最大25重量%の少なくとも1つの活性成分と、を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記希釈剤成分が、10重量%未満、好ましくは8重量%未満、より好ましくは6重量%未満の界面活性剤を含み、更により好ましくは実質的に界面活性剤を含まない、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記非希釈の毛髪染色組成物及び前記希釈された毛髪染色組成物の各々が、粘度試験方法に従って測定される際、10s-1で20〜200Paの剪断応力を誘導する粘度を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記非希釈の毛髪染色組成物が、前記粘度試験方法に従って測定される際、10s-1で60〜200Paの剪断応力を誘導する粘度を有し、前記希釈された毛髪染色組成物が、前記粘度試験方法に従って測定される際、10s-1で20〜180Paの剪断応力を誘導する粘度を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記非希釈の毛髪染色組成物及び前記希釈された毛髪染色組成物が、ブラシ及びボウルの塗布器、あるいはノズル又は櫛若しくはブラシ等の別個の塗布器デバイスが付属される容器で、前記毛髪に適用される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記非希釈の毛髪染色組成物及び/又は前記希釈された毛髪染色組成物が、少なくとも1つのゲルネットワーク増粘剤系を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記顕色剤成分が、アクリレートコポリマー、疎水変性アクリレートコポリマー、及びこれらの混合物から選択される増粘剤を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 工程ii)とiii)との間で実施される時間T1の間待つ工程、及び/又は工程iv)とv)との間で実施される時間T2の間待つ工程を含み、
    Figure 2019194224
    であり、
    式中、a及びbが、それぞれ、工程iii)で一緒に混合される、前記非希釈の毛髪染色組成物の前記第2の部分の重量及び前記希釈剤成分の重量である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 工程ii)とiii)との間で実施される、10分〜40分、好ましくは15分〜30分、より好ましくは20分の時間待つ前記工程と、工程iv)とv)との間で実施される、5分〜20分、好ましくは10分の時間待つ前記工程とを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 工程iii)が、工程ii)の直後に実施され、前記方法が、工程iv)とv)との間で実施される、5〜40分、好ましくは20〜40分、より好ましくは30分の時間待つ前記工程を更に含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 酸化剤を含む顕色剤成分と、少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカリ化剤を含む染料成分と、水及び随意的に請求項1〜12のうちのいずれか一項で画定される少なくとも1つの活性成分を含む希釈剤成分と、を含む、毛髪染色キット。
  14. 前記キットが、ブラシ及びボウルの塗布器を更に含む、請求項13に記載の毛髪染色キット。
  15. 前記キットが、染色後に前記毛髪をすすぐ際に使用するためのシャンプー及び/又はコンディショナー成分を更に含む、請求項13又は14に記載の毛髪染色キット。
  16. 前記キットが、請求項1〜11のいずれか一項で画定される方法に従って、ユーザにその毛髪を染色するように指示することを含む取扱い説明書の一式を、更に含む、請求項13〜15のいずれか一項に記載の毛髪染色キット。
  17. 酸化剤を含む顕色剤成分と、
    少なくとも1つの酸化染料前駆体及び/又はアルカリ化剤を含む染料成分と、
    水及び随意的に少なくとも1つの活性成分を含む希釈剤成分と、を含む、毛髪染色組成物であって、
    i)前記顕色剤成分と前記染料成分とを混合する工程であって、前記顕色剤成分と前記染料成分とを混合した後、前記組成物の第1の部分が前記毛髪、好ましくは毛根に適用され、前記組成物の第2の部分が保持される、工程と、
    ii)4:1〜1:2の混合比で、前記組成物の前記第2の部分を前記希釈剤成分と混合する工程と、によって得られる、毛髪染色組成物。
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