JP2019193462A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】周方向に分割されたステータコアが精度良くフレームに沿っていない場合でも、樹脂により隙間を充填することで振動と騒音を低減する。【解決手段】周方向に分割された複数のステータコア3と、前記ステータコア3を内周面で保持するフレーム5とを備え、前記フレーム5と前記ステータコア3との間に樹脂RSを充填する隙間8を設けたものであって、前記隙間8は前記フレーム5と前記ステータコア3との間の一部または全部に設けられる。【選択図】図2

Description

この出願は、回転電機の振動抑制に関するものである。
地球温暖化を背景として、車のCO 排出量削減と燃費向上を目的に、車にモータが搭載され電動化が進んでいる。ますますの燃費改善のためモータの軽量化が求められるとともに、静粛性の確保のため振動騒音低減が必要とされている。
永久磁石が組み込まれたロータと、複数のティースを有するステータで構成されるモータでは、ロータの回転に伴う電磁加振力をステータが受け、振動する。この振動は騒音の原因となる場合があり、車室内の騒音問題に繋がる。車内の騒音を抑えるために、ステータの振動を抑制する必要がある。
特開2009−124851号公報
コアとフレームを厚くして剛性を高めると振動と騒音を抑えることができる。しかし、モータは重くなるため、要求に一致しない。先行技術では振動を抑えるためにティースの隙間に樹脂を注入している(特許文献1参照)。
しかし、ティースの間に樹脂を充填する場合、ティース間をコイルが占める割合(コイルの占積率)が低下しモータの効率が低下するという課題がある。また、複数のコアを円環状に整列させフレームと嵌合させる場合、コア1つ1つの公差が積み重なり、コアが精度良くフレームと沿わないといった課題があった。そのため、コアとフレームの間に隙間が出来てしまい固定力が低下し、振動と騒音が発生しやすくなるといった問題がある。
この出願に開示される回転電機は、周方向に分割された複数のステータコアと、前記ステータコアを内周面で保持するフレームとを備え、前記フレームと前記ステータコアとの間に樹脂を充填するための隙間を設けたものであって、前記隙間は前記フレームと前記ステータコアとの間の一部または全部に設けられ、前記隙間に樹脂が充填されてていることを特徴とするものである。
この出願に開示される回転電機によれば、周方向に分割されたステータコアが精度良くフレームに沿っていない場合でも、樹脂により隙間を充填することで振動と騒音を確実に低減できる。
実施の形態1における回転電機の全体構成を示す斜視図および縦断面図。 実施の形態1における回転電機の部分断面図。 実施の形態2における回転電機の部分断面図および一部平面図。 実施の形態3における回転電機の部分断面図。 実施の形態3における回転電機の部分断面図。 実施の形態4における回転電機の部分断面図。 実施の形態5における回転電機の部分断面図および斜視図。 実施の形態6における回転電機の斜視図。 実施の形態7における回転電機の部分断面図。 従来の回転電機とこの出願における回転電機の振動応答特性を比較したグラフを示す曲線図。
実施の形態1.
実施の形態1におけるモータからなる回転電機を図1および図2に基づいて説明する。図1は実施の形態1におけるモータの全体構成を示すものであり、図1(a)は斜視図を示し、図1(b)は縦断面図を示す。図2は実施の形態1におけるモータの部分断面図である。
回転電機としてのモータ1は、ステータ2と、ステータ2の内周面に外周面を対向して配置されるロータ(図示せず)を備える。ステータ2の内周はロータの外周面と所定の隙間を介して対向している。ステータ2は複数の板材を積層して一体とした複数のステータコア3を周方向に円環状に整列させ、ステータコア3の内周側に突出したティース3aに巻線されたコイル4と、ステータコア3を保持する中空円筒状の金属製フレーム5と、コイル4における複数のコイル端末を接続するための複数のバスバー6と、バスバー6を一体に収容するホルダ7とで構成される。ステータコア3はフレーム5に嵌合することで固定され、ステータコア3はフレーム5の内周面で保持される。ステータコア3の外周面とフレーム5の内周面との間には隙間8が設けられ、樹脂RSが充填される。
隙間8はフレーム5の内周面に設けられた凹部5aによって形成されて樹脂充填溝部RCを構成するものであり、ステータコア3の外周面の軸方向全体にわたって設定されるとともに、ステータコア3の外周面の周方向の全部または一部に設定されるものである。このように設定される隙間8からなる樹脂充填溝部RCの全てに樹脂RSが空隙を生じることなく充填される。
樹脂RSを充填することでロータ2が回転する際の電磁加振力により発生するステータコア3の振動を抑制できる。特にステータコア3の固定部(嵌合部)であるステータコアとフレームとの間に樹脂を充填することで、有効的に振動を抑制できる。
また、複数のコア3を円環状に整列させフレーム5と嵌合させる場合、コア一つ一つの公差が積み重なり、コア3が精度良くフレーム5に沿わないといけない。そのため、コア3とフレーム5の間に隙間が出来てしまい固定力が低下し振動と騒音が発生しやすくなるといった問題があった。しかし、分割コアが精度良く真円またはフレームに沿っていない場合でも、樹脂により隙間を充填することで振動・騒音を低減できる。一般的に分割コアは一体コアに比べて剛性が低いという課題があるが、剛性が低いコアでも振動・騒音低減が可能となる。
さらに、ステータコアとフレームとの空気層が無くなることで熱伝導が良くなり、モータ冷却性が向上し、モータの性能を高めることができる。
実施の形態1における回転電機は、図1および図2に示す通り、次の構成が適用されている。
周方向に分割された複数のステータコア3と、ステータコア3を内周面で保持する筒状のフレーム5とを備え、フレーム5ステータコア3との間に樹脂RSを充填する樹脂充填溝部RCとしての隙間8を設けたものであって、隙間8はフレーム5とステータコア3との間の周方向および軸方向における一部または全部に設けられていることを特徴とする。
すなわち、周方向に分割された複数のステータコア3と、ステータコア3を固定し保持するフレーム5とで構成され、フレーム5とステータコア3との間に隙間8を設け、隙間8の一部または全部に樹脂RSを充填したことを特徴とする。
そして、前記隙間8は前記フレーム5と前記ステータコア3との間の周方向の全部と軸方向の一部に設けられるか、または、前記フレーム5と前記ステータコア3との間の軸方向の全部と周方向の一部に設けられているものである。
この構成により、分割コアとしてのステータコア3が精度良くフレーム5に沿っていない場合でも、樹脂により隙間を充填することで振動・騒音を低減できる。分割コアは一体コアに比べて剛性が低いという課題があるが、剛性が低いステータコア3でも振動・騒音低減が可能である。ステータコア3とフレーム5を密着でき、熱伝導がよくなり冷却性が向上し。モータ性能が向上する。
そして、実施の形態1における回転電機は、図2に示す通り、次の構成が適用されている。
樹脂充填溝部RCとしての隙間8は、前記フレーム5に設けられた凹部5aにより形成されることを特徴とする。
この構成により、フレーム5に設けられた凹部5aにより形成される樹脂充填溝部RCとしての隙間8に充填される樹脂RSによって、振動および騒音を確実に低減できるものである。
実施の形態2.
実施の形態2におけるモータからなる回転電機を図3に基づいて説明する。図3(a)は実施の形態2におけるモータの部分断面図、図3(b)は一部平面図である。
フレーム5とステータコア3との間に隙間8からなる樹脂充填溝部RCが構成され、樹脂充填溝部RCをステータコア3の軸方向に貫通している。樹脂充填溝部RCはフレーム5またはステータコア3のどちらに設けても良い。
ステータコア3の軸方向に貫通する樹脂充填溝部RCを設けることで樹脂RSの充填が容易になりステータコア3の軸方向全体にわたり、振動を抑制できる。また、モータからなる回転電機の製造工程において、モータの軸方向どちらからでも注型ができ、生産性が良い。
実施の形態2における回転電機は、図3に示す通り、実施の形態1における構成において、次の構成が適用されている。
周方向に分割された複数のステータコア3と、ステータコア3を内周面で保持する筒状のフレーム5とを備え、フレーム5とステータコア3との間に樹脂RSを充填する樹脂充填溝部RCとしての隙間8を設けたものであって、隙間8はフレーム5とステータコア3との間の周方向および軸方向における一部または全部に設けられているものであり、フレーム5とステータコア3との間に設けられた樹脂RSを充填する隙間8からなる樹脂充填溝部RCは軸方向に貫通しており、フレーム5とステータコア3との間における周方向の一部または全部に設けられていることを特徴とする。
この構成により、モータからなる回転電機の軸方向全体にわたりステータコア3の振動を抑制できる。また、モータからなる回転電機の製造工程において、樹脂RSをモータ軸方向のどちらからでも注型でき、製造工程を効率化できる。
そして、実施の形態2における回転電機は、図3に示す通り、次の構成が適用されている。
樹脂充填溝部RCとしての隙間8は、前記ステータコア3に設けられた凹部3bにより形成されることを特徴とする。
この構成により、ステータコア3に設けられた凹部3bにより形成される樹脂充填溝部RCとしての隙間8に充填される樹脂RSによって、振動および騒音を確実に低減できるものである。
実施の形態3.
実施の形態3におけるモータからなる回転電機を図4および図5に基づいて説明する。図4および図5は実施の形態3におけるモータの部分断面図である。
この実施の形態3では、間隙8からなる樹脂充填溝部RCがステータコア3の上部からステータコア3の軸方向途中まで形成されるように構成されている。そうすることで、モータからなる回転電機の製造工程において、充填した樹脂RSの漏れを防ぐことができ、生産が容易になる。
さらに、図5ではステータコア3側ではなくフレーム5の固定側に樹脂充填溝RSを構成している。そうすることでステータコア3の振動が別部品に伝わることを抑制できる。
フレーム5は軸方向端部を絞り加工などの金属プレス加工により形成され取付用孔部5cが設けられた取付用フランジ5bを有するものであり、樹脂充填溝RSは取付用フランジ5bに対応して設けられる。取付用フランジ5bはフレーム5を固定部位に取付けて固定するために用いられるものである。
実施の形態3における回転電機は、図4および図5に示す通り、実施の形態1における構成において、次の構成が適用されている。
周方向に分割された複数のステータコア3と、ステータコア3を内周面で保持する筒状のフレーム5とを備え、フレーム5とステータコア3との間に樹脂RSを充填する樹脂充填溝部RCとしての隙間8を設けたものであって、隙間8はフレーム5とステータコア3との間の周方向および軸方向における一部または全部に設けられているものであり、前記フレーム5と前記ステータコア3との間に設けられた樹脂を充填する前記隙間8は前記ステータコアにおける軸方向の一端から軸方向途中までの一部に設けられており、前記フレーム5と前記ステータコア3との間における周方向の一部または全部に設けられていることを特徴とする。
この構成により、モータからなる回転電機の製造工程において、樹脂RSをステータコア3の一端から隙間8に注入すれば充填した樹脂RSが垂れず、生産性を向上できる。
また、前項の構成において、フレーム5とステータコア3との間に設けられる樹脂充填溝部RCとしての隙間8が、フレーム5を固定部位に固定するための取付用孔部5cを有しステータコア3の一端に対応する個所で固定されるフレーム5に設けられた凹部5aにより形成され、樹脂充填溝部RCとしての隙間8に樹脂RSが充填されていることを特徴とする。
すなわち、フレーム5とステータコア3との隙間8が、ステータコア3側ではなく、フレーム5の固定側に設けられていることを特徴とする。
この構成により、モータからなる回転電機のステータで発生した振動がモータ固定部から別部品へ伝播することを抑制できる。
実施の形態4.
実施の形態4におけるモータからなる回転電機を図6に基づいて説明する。図6は実施の形態4におけるモータの部分断面図である。
この実施の形態4では、間隙8からなる樹脂充填溝部RCはステータコア3の軸方向途中まで設けられており、フレーム5は軸方向において隙間8と対応する位置に肉厚部5dを有する。
そうすることで、隙間8を設けることによるフレーム5の薄肉化を回避しステータ2全体の剛性低下を防ぎ、ステータ2における振動を抑えることができる
実施の形態4における回転電機は、図6に示す通り、実施の形態3における構成において、次の構成が適用されている。
フレーム5は軸方向において隙間8と対応する位置に肉厚部5dを有することを特徴とする。
この構成により、隙間8を設けることによるフレーム5の薄肉化を回避し、モータからなる回転電機におけるステータ2全体の剛性低下を防ぎ、振動と騒音を抑えることができる。
実施の形態5.
実施の形態5におけるモータからなる回転電機を図7および図10に基づいて説明する。図7は実施の形態5におけるモータの全体構成を示すものであり、図7(a)は部分断面図を示し、図7(b)は斜視図を示す。図10は従来モータと実施の形態5におけるモータの振動応答特性を比較したグラフである。
樹脂RSをフレーム5とステータコア3の間に周方向に連続的に充填し、ホルダ7とフレーム5はある所定の間隔を持って対向しており、ホルダ7とフレーム5との間にも隙間8aがあり、この隙間8aにも樹脂が充填されている。
フレーム5の軸方向端部には取付用フランジ5bが一体に折り曲げ形成され、取付用フランジ5bとホルダ7との間に、隙間8と連通する隙間8aが形成されて樹脂充填溝部RCを構成し、隙間8と隙間8aとに樹脂RSが連続して充填されるものである。
同時にホルダ7との間にも充填することで、ホルダ7およびバスバー6の耐振性を向上することができる。樹脂RSを円環状に連続して充填することで、ホルダ7全体の耐振性を向上できる。
樹脂RSは例えばシリコーン系成分が含まれるシリコーン樹脂を用いれば材料が比較的柔軟であるため、熱変形による応力を受けにくい。そのため、熱応力の影響を受けやすい隙間が大きい場合に有効である。
また、樹脂RSはエポキシ系成分を有するエポキシ樹脂でも良い。エポキシ樹脂からなるエポキシ材は比較的材料硬度が高いため、高周波の振動を抑制することに有効である。例えばワニスなど、コイルを固定するために塗布する樹脂をフレームとステータコアとの間に充填しても良い。
実施の形態5における回転電機は、図7に示す通り、前述した実施の形態1から実施の形態4における何れかの構成において、次の構成が適用されている。
前記ステータコア3に巻回されるコイル4に給電するためのバスバー6と、前記フレーム5に固定され前記バスバー6を保持するホルダ7とを備え、前記フレーム5と前記ホルダ7との間に隙間8aが設けられているものであって、前記フレーム5と前記ステータコア3との間の樹脂充填溝部RCを構成する隙間8および前記フレーム5と前記ホルダ7との間の隙間8aに樹脂RSが充填され、隙間8aは隙間8が構成する樹脂充填溝部RCと連通し、隙間8aは隙間8と一体として樹脂充填溝部RCを構成するものであることを特徴とする。
すなわち、周方向に分割された複数のステータコア3と、前記ステータコア3を内周面で保持するフレーム5と、前記ステータコア3の内周側で突出したティース3aと、前記ステータコア3の端面に設けられた絶縁性部材からなるインシュレータを介して前記ティースの周りに巻線されたコイル4と、前記コイル4の端末と給電部とを接続する導電性材料からなる複数のバスバ−6と、前記複数のバスバ−6を一体に固定または収容する絶縁性材料からなるホルダ7とで構成され、樹脂RSはステータ周方向に連続して充填されており、ホルダ7とフレーム5はある所定の間隔を持って対向しており、ホルダ7とフレーム7との隙間8aにも樹脂RSが充填されていることを特徴とする。
この構成により、騒音を抑えつつ、ホルダ7とバスバ−6も防振でき防振性が向上する。
また、前述した実施の形態1から実施の形態4までの何れか構成または前項の構成において、前記隙間8,8に充填される樹脂はシリコーン樹脂であることを特徴とする。
この構成により、材料が比較的柔軟であるため、熱変形に依る影響を受けにくい。特に、熱変形の影響を受けやすい、隙間が大きい場合に有効である。
そして、前述した実施の形態1から実施の形態4までの何れか構成または前々項の構成において、前記隙間8に充填される樹脂はエポキシ樹脂であることを特徴とする。
この構成により、シリコーン系よりも材料硬度が高くより高周波の振動を抑制することができる(図10参照)。
実施の形態6.
実施の形態6におけるモータからなる回転電機を図8に基づいて説明する。図8は実施の形態6におけるモータの斜視図である。
隙間8としての樹脂充填溝部RCがステータコア3に設けられ、樹脂RSが周方向に等間隔に充填されている。
隙間8としての樹脂充填溝部RCをステータコア3側に設ければ樹脂充填溝部RCを等間隔に配置することができ、樹脂RSを塗布する際の生産性が向上する。また、フレーム5の形状を簡易化でき加工が容易になる。
実施の形態6における回転電機は、図8に示す通り、前述した実施の形態1から実施の形態5における何れかの構成において、次の構成が適用されている。
樹脂RSを充填する樹脂充填溝部RCを形成する隙間8がステータ2の周方向に互いに同一間隔を置いて等間隔に設けられ、樹脂充填溝部RCを形成する隙間8に樹脂RSが充填されていることを特徴とする
この構成により、分割コア3側に窪みを設けることができ、フレーム5の加工が容易になる。また、樹脂充填溝部RCを等間隔に配置でき、樹脂塗布工程の生産性が向上する。
実施の形態7.
実施の形態7におけるモータからなる回転電機を図9に基づいて説明する。図9は実施の形態7におけるモータの部分断面図である。
フレーム5とステータコア3との隙間8からなる樹脂充填溝部RCはフレーム5の取付用フランジ5bとステータ嵌合部の間に構成されたR部9からなる湾曲面部分ASで構成されている。取付用フランジ5bは円筒状のフレーム5の軸方向の一端部分が絞り加工などの金属プレス加工により形成されるものであって、フレーム5の内周面端縁にはR部9からなる湾曲面部分ASが形成されているものであり、R部9からなる湾曲面部分ASとステータコア3の側面とホルダ7の下面とに囲まれた領域が樹脂充填溝部RCを構成し、この領域に樹脂RSが充填されるものである。
湾曲面部分ASとしてのR部9はステータコア3と嵌合できないためステータコア3を保持できないが、樹脂RSを充填することでステータコア3を保持でき、ステータ2の剛性を向上させ振動を抑制できる。
実施の形態7における回転電機は、図9に示す通り、前述した実施の形態1における構成において、次の構成が適用されている。
前記フレーム5の一端には前記フレーム5と一体に取付用フランジ5bが形成されるとともに、樹脂RSを充填する前記隙間8は、前記フレーム5の一端における内周面の端縁に形成される湾曲面部分ASと前記ステータコア3との間で構成されることを特徴とする。
すなわち、周方向に分割された複数のステータコア3と、ステータコア3を内周面で保持する筒状のフレーム5とを備え、フレーム5とステータコア3との間に樹脂RSを充填する樹脂充填溝部RCとしての隙間8を設けたものであって、隙間8はフレーム7とステータコア3との間の周方向および軸方向における一部または全部に設けられているものであり、円筒状のフレーム5における軸方向の一端には絞り加工などの金属プレス加工により前記フレーム5と一体に取付用フランジ5bが形成されるとともに、樹脂を充填する隙間8は、フレーム5の一端における内周面に形成される湾曲面部分ASとしてのR部9と前記ステータコア3との間で構成されることを特徴とする。
すなわち、フレーム5とステータコア3との隙間8はフレーム取付フランジ5bとステータコア3との嵌合部の間に構成されたR部9からなる湾曲面部分ASで構成されたことを特徴とする。
この構成により、R部9からなる湾曲面部分ASはステータコア3と嵌合できないためステータコア3を保持できないが、樹脂RSを充填することで、ステータコア3の保持範囲が大きくなり振動を抑制できる。
なお、この出願における技術思想としての開示事項は、その技術範囲内において、実施の形態を自由に組合せたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 モータ、2 ステータ、3 ステータコア、3a ティース、3b 凹部、4 コイル、5 フレーム、5a 凹部、5b 取付用フランジ、5c 取付用孔部、5d 肉厚部、6 バスバー、7 ホルダ、8 隙間、9 R部、RS 樹脂、RC 樹脂充填溝部、AS 湾曲面部分。
この出願に開示される回転電機は、周方向に分割された複数のステータコアと、前記ステータコアを内周面で保持するフレームと、前記ステータコアに巻回されるコイルに給電するためのバスバーと、前記フレームに固定され前記バスバーを保持するホルダと、前記フレームと前記ステータコアとの間に樹脂充填溝部とを備えたものであって、前記バスバーと前記ホルダは前記フレームの一端に形成された取付用フランジに取り付けられ、前記樹脂充填溝部は前記フレームの内周面と前記ステータコアの外周面との間の一部または全部に設けられ、前記樹脂充填溝部に樹脂が充填されたものである。
この出願に開示される回転電機は、周方向に分割された複数のステータコアと、前記ステータコアを内周面で保持するフレームと、前記ステータコアに巻回されるコイルに給電するためのバスバーと、前記フレームに固定され前記バスバーを保持するホルダと、前記フレームと前記ステータコアとの間に設けられた樹脂充填溝部とを備えたものであって、前記バスバーと前記ホルダは前記フレームの一端に形成された取付用フランジに取り付けられ、前記樹脂充填溝部は前記フレームの内周面と前記ステータコアの外周面との間の一部または全部に設けられ、前記樹脂充填溝部に樹脂が充填されたものである。

Claims (12)

  1. 周方向に分割された複数のステータコアと、前記ステータコアを内周面で保持するフレームとを備え、前記フレームと前記ステータコアとの間に樹脂を充填するための隙間を設けたものであって、前記隙間は前記フレームと前記ステータコアとの間の一部または全部に設けられ、前記隙間に樹脂が充填されていることを特徴とする回転電機。
  2. 前記隙間は、前記フレームと前記ステータコアとの間の軸方向の全部と周方向の一部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記隙間は、前記フレームに設けられた凹部により形成されることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記隙間は、前記ステータコアに設けられた凹部により形成されることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  5. 前記フレームと前記ステータコアとの間に設けられ樹脂を充填する前記隙間は前記ステータコアの一端から軸方向の一部に設けられており、前記フレームと前記ステータコアとの間における周方向の一部または全部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  6. 前記フレームと前記ステータコアとの間に設けられる隙間が前記フレームに設けられた凹部により形成されていることを特徴とする請求項5に記載の回転電機。
  7. 前記フレームは軸方向において前記隙間と対応する位置に肉厚部を有することを特徴とする請求項6に記載の回転電機。
  8. 前記ステータコアに巻回されるコイルに給電するためのバスバーと、前記フレームに固定され前記バスバーを保持するホルダとを備え、前記フレームと前記ホルダとの間に隙間が設けられているものであって、前記フレームと前記ステータコアとの間の隙間および前記フレームと前記ホルダとの間の隙間に樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  9. 前記隙間に充填される樹脂はシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の回転電機。
  10. 前記隙間に充填される樹脂はエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項8までの何れか1項に記載の回転電機。
  11. 前記隙間は前記ステータコアの周方向に等間隔に設けられ、樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  12. 前記フレームの一端には前記フレームと一体に取付用フランジが形成されるとともに、樹脂を充填する前記隙間は、前記フレームの一端における内周面に形成される湾曲面部分と前記ステータコアとの間で構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
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