JP2019192957A - 情報処理システム - Google Patents

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平野 貴之
Takayuki Hirano
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Abstract

【課題】第2情報処理装置に異常が発生しているときに、バスの負荷が増加することを抑制する。【解決手段】所定の処理を実行して所定の処理の結果を第1バスへ出力する第1情報処理装置と、所定の処理を実行して所定の処理の結果を第2バスへ出力すると共に、自己に異常が発生しているときにはエラーフレームを第2バスへ出力する第2情報処理装置と、を備える情報処理システムであって、第1情報処理装置と第1バスを介して通信可能であると共に第2情報処理装置と第2バスを介して通信可能であり、第1情報処理装置に異常が生じており、且つ、第2情報処理装置が正常であるときのみに、第2バスへ出力された情報を第1バスへ出力する第3情報処理装置、を備える。これにより、第2情報処理装置に異常が発生しているときに、バスの負荷が増加することを抑制することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理システムに関し、詳しくは、第1情報処理装置と、第2情報処理装置と、を備える情報処理システムに関する。
従来、この種の情報処理システムとしては、第1情報処理装置(第1ECU)と、第2情報処理装置(第2ECU)と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。第1情報処理装置は、所定の処理を実行して、その処理の結果を示す情報をバスへ出力する。第2情報処理装置は、所定の処理を実行することができる。このシステムでは、第2情報処理装置は、第1情報処理装置に異常が発生しているときには、第1情報処理装置に代わって所定の処理を実行して、その処理の結果を示す情報をバスへ出力する。これにより、第1情報処理装置に異常が生じたときでも、所定の処理の結果を示す情報をバスへ出力することができる。
特開2010−285001号公報
上述の情報処理システムでは、第1情報処理装置および第2情報処理装置の双方に異常が生じると、所定の処理の結果を示す情報がバスへ出力されなくなり、この情報を用いた他の処理に支障をきたすことがある。そのため、第2情報処理装置は、自己の異常を判定したときにエラーフレームをバスへ出力することがある。しかしながら、エラーフレームがバスへ出力されると、バスの負荷が増加してしまい、バスを介して通信により情報をやり取りする他の装置における処理が遅延する場合がある。
本発明の情報処理システムは、第2情報処理装置に異常が発生しているときに、バスの負荷が増加することを抑制することを主目的とする。
本発明の情報処理システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の情報処理システムは、
所定の処理を実行して前記所定の処理の結果を第1バスへ出力する第1情報処理装置と、
前記所定の処理を実行して前記所定の処理の結果を第2バスへ出力すると共に、自己に異常が発生しているときにはエラーフレームを前記第2バスへ出力する第2情報処理装置と、
を備える情報処理システムであって、
前記第1情報処理装置と前記第1バスを介して通信可能であると共に前記第2情報処理装置と前記第2バスを介して通信可能であり、前記第1情報処理装置に異常が生じており、且つ、前記第2情報処理装置が正常であるときのみに、前記第2バスへ出力された情報を前記第1バスへ出力する第3情報処理装置、
を備えることを要旨とする。
この本発明の情報処理システムでは、第3情報処理装置は、第1情報処理装置と第1バスを介して通信可能であると共に第2情報処理装置と第2バスを介して通信可能であり記第1情報処理装置に異常が生じており、且つ、第2情報処理装置が正常であるときのみに、第2バスへ出力された情報を第1バスへ出力する。第2情報処理装置に異常が発生しているときには、第2情報処理装置から出力されるエラーフレームを第1バスへ出力しないから、バスの負荷が増加することを抑制することができる。
本発明の一実施例としての情報処理システムを搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 代行用電子制御ユニット(以下、「代行用ECU」という)100および出力切り換えユニット120の構成の概略を示す構成図である。 出力切り換えユニット120の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 ステップS110で実行される状態判定の動作の一例を示すフローチャートである。 モータECU40,代行用ECU100の状態とスイッチSWの状態との関係を説明するための説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての情報処理システムを搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。図2は、代行用電子制御ユニット(以下、「代行用ECU」という)100および出力切り換えユニット120の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40と、代行用電子制御ユニット(以下、「代行用ECU」という)100と、出力切り換えユニット120と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。「情報処理システム」としては、モータECU40と、代行用ECU100と、出力切り換えユニット120とが相当する。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrなどが入力ポートから入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算し、演算結果を通信ポートに接続されたバスB1へCAN(Controller Area Network)通信により送信している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2と接続されると共に電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1,MG2は、モータECU40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、通信ポートに接続されたバスB1を介してHVECU70および出力切り換えユニット120と接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算し、演算結果をバスB1へCAN通信により送信する。モータECU40は、自己に何らかの異常が発生しているか否かを判定する自己診断を実行している。自己診断で判定される異常としては、バスB1を介してHVECU70からのCAN通信が途絶する異常などを挙げることができる。モータECU40は、自己に何らかの異常が発生しているか否かを判定した結果を動作状態情報信号として代行用ECU100,出力切り換えユニット120へ出力している。
代行用ECU100は、図2に示すように、マイクロコントローラ102と、CANトランシーバ106と、周辺IC110と、を備えている。
マイクロコントローラ102は、CPU104を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU104の他に、図示しないが、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。CPU104には、モータECU40に入力される各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2などモータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、CANトランシーバ106から入力ポートを介して入力されている。CPU104からは、モータECU40から出力される信号と同一の信号、例えば、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。CPU104は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算し、演算結果を出力ポートを介して出力切り換えユニット120の演算判定部122へ出力している。CPU104は、CANトランシーバ106を介して出力切り換えユニット120とCAN通信により情報をやり取りする。CPU104は、代行用ECU100全体の状態を監視しており、何らかの異常が発生しているときには、バスB2へエラーフレームを出力する。「異常」としては、マイクロコントローラ102がCANトランシーバ106を介してバスB2上のデータを受信できない異常などを挙げることができる。
CANトランシーバ106は、CPU104からのデータなどをCAN通信によりバスB2へ出力する。CANトランシーバ106は、バスB2を介してHVECU70からのデータを受信したときには、バスB2へACK信号を送信する。
周辺IC110は、機能ブロックとして、異常検出部112と、出力要求部114と、を備えており、これらの機能ブロックの機能を実現するハードウェアまたはソフトウェアとして構成されている。異常検出部112は、モータECU40から入力されるモータECU40の動作状態情報信号に基づいて、モータECU40に異常が発生しているか否かを判定し、判定結果を出力要求部114へ出力する。出力要求部114は、異常検出部112から判定結果としてモータECU40に異常が発生しているとする結果を入力したときには、出力切り換えユニット120へ出力要求信号を出力する。
出力切り換えユニット120は、機能ブロックとして、スイッチSWと、演算判定部122と、ACK検出部124と、異常検出部126と、切り換え部128と、を備えており、これらの機能ブロックの機能を実現するハードウェアまたはソフトウェアとして構成されている。出力切り換えユニット120は、通信ポートを備えており、バスB1,B2に通信ポートを介して接続されている。
スイッチSWは、バスB1からバスB2へのデータの出力については常に許可すると共に、バスB2からバスB1へのデータの出力については、切り換え部128からの信号に基づいて許可と不許可とを切り換えるよう構成されている。
演算判定部122は、CPU104からの演算結果と、バスB2を介してHVECU70から受信した演算結果とを比較する。CPU104からの演算結果とバスB2を介してHVECU70から受信した演算結果とが同一であるときにはCPU104による演算が正常であることを示す演算判定信号を切り換え部128へ出力する。CPU104からの演算結果とバスB2を介してHVECU70から受信した演算結果とが異なるときには、CPU104による演算に異常が発生していることを示す演算判定信号を切り換え部128へ出力する。
ACK検出部124は、HVECU70からバスB1,スイッチSWを介してバスB2へ送信されるデータを受信すると共に、代行用ECU100のCANトランシーバ106がバスB2へ送信するACK信号を受信する。ACK検出部124は、代行用ECU100のCANトランシーバ106からバスB2へ送信されるACK信号を受信しているときには、ACK出力判定信号を切り換え部128へ出力する。
異常検出部126には、モータECU40からの動作状態情報信号と、代行用ECU100(周辺IC110の出力要求部114)からの出力要求信号とが入力されている。異常検出部126は、モータECU40からの動作状態情報信号がモータECU40に異常が発生していることを示しているとき、および、代行用ECU100から出力要求信号が入力されているときには、モータECU40に異常が発生していることを確定して、モータECU40に異常が発生していることを示す異常判定信号を切り換え部128へ出力する。
切り換え部128には、上述したように、演算判定部122からの演算判定信号と、ACK検出部124からのACK出力判定信号と、異常検出部126からの異常判定信号と、が入力されている。切り換え部128は、演算判定信号がCPU104による演算が異常であることを示していたり、ACK出力判定信号が出力されていなかったり、異常検出部126からモータECU40に異常が発生していることを示す異常判定信号が出力されていないときには、スイッチSWへオフの切り換え信号を出力する。切り換え部128は、演算判定信号がCPU104による演算が正常であることを示しており、且つ、ACK出力判定信号が出力されており、異常検出部126からモータECU40に異常が発生していることを示す異常判定信号が出力されているときには、スイッチSWへオンの切り換え信号を出力する。出力切り換えユニット120の動作の詳細については後述する。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52に入力される信号としては、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからのバッテリ50の電圧Vbやバッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ib,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからのバッテリ50の温度Tbを挙げることができる。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートに接続されたバスB1を介して接続されている。バッテリECU52は、電流センサ51bからのバッテリ50の電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPを挙げることができる。また、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vも挙げることができる。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,出力切り換えユニット120,バッテリECU52と通信ポートに接続されたバスB1を介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、エンジン22の運転を伴って走行するハイブリッド走行モード(HV走行モード)や、エンジン22の運転を伴わずに走行する電動走行モード(EV走行モード)で走行する。実施例のハイブリッド自動車20では、基本的には、エンジンECU24とモータECU40とHVECU70との協調制御により、HV走行モードやEV走行モードでの走行制御が行なわれる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、出力切り換えユニット120の動作について説明する。図3は、出力切り換えユニット120の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
異常検出部126は、モータECU40に異常が発生しているか否かを判定する(ステップS100)。異常検出部126は、モータECU40からの動作状態情報信号がモータECU40に異常が発生していることを示しており、且つ、代行用ECU100から出力要求信号が入力されているときには、モータECU40に異常が発生していることを確定して、異常が発生していることを示す異常判定信号を切り換え部128へ出力する。したがって、異常判定信号が出力されていないときにはモータECU40は正常と判定されており、異常判定信号が出力されているときにモータECU40は異常であると判定しているとする。
ステップS100でモータECU40に異常が発生していないと判定されたときには、異常検出部126からモータECU40に異常が発生していることを示す異常判定信号が出力されていないことから、切り換え部128は、代行用ECU100からHVECU70へのデータの出力を不許可とするようにスイッチSWをオフして(ステップS130)、動作を終了する。これにより、代行用ECU100からのデータがHVECU70へ出力されない。この場合、実施例のハイブリッド自動車20では、エンジンECU24とモータECU40とHVECU70との協調制御により、HV走行モードやEV走行モードでの走行制御が行なわれる。
ステップS100でモータECU40に異常が発生していると判定されたときには、続いて、代行用ECU100に異常が発生しているか否かを判定する状態判定処理を実行する(ステップS110)。ここで、図4を用いて、状態判定の動作について説明する。
図4は、ステップS110で実行される状態判定の動作の一例を示すフローチャートである。状態判定ルーチンでは、ACK検出部124は、代行用ECU100のCANトランシーバ106からACK信号が入力されているか否かを判定する(ステップS200)。ACK信号が入力されているときには、CANトランシーバ106が正常であると判断して、ステップS210を実行する。
ステップS200でACK信号が入力されていないときには、ACK検出部124は、CANトランシーバ106に異常が発生している、即ち、代行用ECU100に異常が発生していると判定して(ステップS250)、動作を終了する。
ステップS210では、演算判定部122が、バスB2を介してHVECU70から受信したデータに対して演算を実行する(ステップS210)。ここでの演算は、代行用ECU100のCPU104が行なう演算と同一の方法で行なう。
続いて、演算判定部122が、代行用ECU100のCPU104からの演算結果を受信して(ステップS220)、ステップS210での演算結果とステップS220で受信した演算結果とを比較して、両者が一致しているか否かを判定する(ステップS230)。
演算判定部122は、演算結果が一致しているときには、CPU104による演算が正常であり、代行用ECU100は正常であると判定して(ステップS240)、CPU104による演算が正常であることを示す演算判定信号を切り換え部128へ出力して、動作を終了する。
演算判定部122は演算結果が一致していないときには、CPU104による演算に異常が発生している、即ち、代行用ECU100に異常が生じていると判定して(ステップS250)、CPU104による演算に異常が発生している演算判定信号を切り換え部128へ出力し、動作を終了する。以上、ステップS110で実行される状態判定の動作について説明した。
ステップS110で代行用ECU100に異常が発生しているときには、切り換え部128は、バスB2からバスB1へのデータの出力を不許可とするようにスイッチSWをオフとして(ステップS120,S130)、動作を終了する。代行用ECU100に異常が発生しているときには、代行用ECU100からバスB2へエラーフレームが出力される。このときに、スイッチSWをオンとしてバスB2からバスB1へのデータの出力を許可すると、代行用ECU100からエラーフレームがバスB1へ出力されて、バスB1の負荷が増加して、バスB1を介してHVECU70と通信により情報をやり取りする他の装置(エンジンECU24やバッテリECU52など)における処理が遅延する場合がある。実施例では、代行用ECU100に異常が発生しているときには、切り換え部128は、スイッチSWをオフとしてバスB2からバスB1へのデータの出力を不許可とするから、代行用ECU100からのエラーフレームがバスB1へ出力されることを回避する。これにより、バスB1の負荷が増加することを抑制することができる。
ステップS110で代行用ECU100が正常であるときには、切り換え部128は、バスB2からバスB1へのデータの出力を許可とするようにスイッチSWをオンとして(ステップS120,S140)、動作を終了する。これにより、代行用ECU100からHVECU70へバスB2,B1を介してデータを送信することができる。今、モータECU40に異常が発生しているときを考えている。こうした場合に、スイッチSWをオンとして代行用ECU100からHVECU70へのデータの送信を許可することにより、モータEUC40で実行していた制御を代行用ECU100で代わりに実行させて、その結果をバスB1へ送信することができる。この場合、エンジンECU24と代行用ECU100とHVECU70との協調制御により、HV走行モードやEV走行モードでの走行制御が行なわれる。
図5は、モータECU40,代行用ECU100の状態とスイッチSWの状態との関係を説明するための説明図である。図中、「〇」は正常、「×」は異常が発生していることを示している。
モータECU40が正常である場合には、図示するように、代行用ECU100の状態に拘わらずスイッチSWがオフとされてバスB2からバスB1へのデータが出力が不許可となる。代行用ECU100に異常が発生しているときには、代行用ECU100からバスB2へエラーフレームが出力されるが、スイッチSWがオフとされるから、こうしたエラーフレームがバスB1へ出力されることを回避することができる。これにより、バスB1の負荷が増加することを抑制できる。
モータECU40に異常が発生している場合には、代行用ECU100が正常であるときには、スイッチSWがオンとされてバスB2からバスB1へのデータが出力が許可される。これにより、モータEUC40で実行していた処理を代行用ECU100で実行させて実行結果をバスB1へ送信することができ、モータECU40に異常が発生している場合でも、エンジンECU24と代行用ECU100とHVECU70との協調制御により、HV走行モードやEV走行モードでの走行を継続することができる。
モータECU40に異常が発生している場合において代行用ECU100に異常が発生しているときには、スイッチSWがオフとされてバスB2からバスB1へのデータが出力が不許可となる。スイッチSWがオフとされるから、代行用ECU100からエラーフレームがバスB1へ出力されることを回避することができる。これにより、バスB1の負荷が増加することを抑制できる。なお、モータECU40と代行用ECU100とに共に異常が発生しているときには、モータMG1,MG2の制御を適正に行なうことができないことから、走行を停止するなど所定のフェール時制御が実行される。
以上説明した実施例の情報処理システムを搭載したハイブリッド自動車20によれば、出力切り換えユニット120は、モータECU40に異常が生じており、且つ、代行用ECU100が正常であるときにのみに、バスB2に出力された情報をバスB1へ出力することにより、バスB1の負荷が増加することを抑制できる。
実施例のハイブリッド自動車20では、HVECU70とモータECU40と代行用ECU100とはそれぞれCAN通信で情報をやり取りしている。しかしながら、HVECU70とモータECU40と代行用ECU100とは、自己に異常が発生しているときにはエラーフレームをバスB1へ出力するタイプの通信であれば、CAN通信と異なる通信規格で情報をやり取りしても構わない。
実施例では、本発明をエンジン22とプラネタリギヤ30とモータMG1,MG2とを備えるハイブリッド自動車20に搭載する情報処理システムへ適用する場合について例示している。しかしながら、本発明は、所定の処理を実行して所定の処理の結果を第1バスへ出力する第1情報処理装置と、所定の処理を実行して第2バスに出力すると共に、自己に異常が発生しているときにはエラーフレームを第2バスへ出力する第2情報処理装置と、を備える情報処理システムであれば、如何なるものに適用しても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータECU40が「第1情報処理装置」に相当し、代行用ECU100が「第2情報処理装置」に相当し、出力切り換えユニット120が「第3情報処理装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、情報処理システムの製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、46 コンデンサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、100 代行用電子制御ユニット(代行用ECU)、102 マイクロコントローラ、104 CPU、106 CANトランシーバ、110 周辺IC、112,126 異常検出部、114 出力要求部、120 出力切り換えユニット、122 演算判定部、124 ACK検出部、128 切り換え部、B1,B2 バス、MG1,MG2 モータ、SW スイッチ。

Claims (1)

  1. 所定の処理を実行して前記所定の処理の結果を第1バスへ出力する第1情報処理装置と、
    前記所定の処理を実行して前記所定の処理の結果を第2バスへ出力すると共に、自己に異常が発生しているときにはエラーフレームを前記第2バスへ出力する第2情報処理装置と、
    を備える情報処理システムであって、
    前記第1情報処理装置と前記第1バスを介して通信可能であると共に前記第2情報処理装置と前記第2バスを介して通信可能であり、前記第1情報処理装置に異常が生じており、且つ、前記第2情報処理装置が正常であるときのみに、前記第2バスへ出力された情報を前記第1バスへ出力する第3情報処理装置、
    を備える情報処理システム。
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