JP2019192878A - センサー - Google Patents

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Abstract

【課題】精度のよい検出や、様々な検出範囲の設定が可能で、低価格で提供することができるセンサーを提供する。【解決手段】発光素子1と受光素子3とを備えて構成されるセンサーであって、発光素子1がVertical Cavity Surface Emitting LASER(VCSEL)からなり、受光素子3がリモコン受光素子からなるセンサー。【選択図】図1

Description

本発明はセンサーに関する。発光素子と受光素子とを備えて構成されるセンサーであって、その使い方、使用場面に応じて、人感センサー、測距センサー、近接センサー、等々と呼ばれ得るセンサーである。
検出素子・検出装置としてのセンサーには従来から種々のものが知られている。例えば、物の存在を感じて反応するセンサーがあり、この中で、人体の存在を感じて反応するセンサーは人感センサーと呼ばれる。近くにある物を検出する場合によく用いられるセンサーとしては近接センサーがある。近接センサーは、例えば、ファクシミリ装置で紙の存在の有無を検出したり、携帯端末で人の顔の有り無しを検出することなどに用いられる。また、測距センサーはある程度の距離を検出するのに使われる。
これらの種々のセンサーに明確な定義は無く、実際は重複して同じような呼び方がされている。
本出願におけるセンサーは、その使い方、使用場面に応じて、人感センサー、測距センサー、近接センサー、等々と呼ばれ得るものであり、これら種々の名称、用途の検出素子・検出装置を包含するものである。
センサーでの検出方法として、磁気や電波を使うものもあるが、本出願においては、発光素子と受光素子を使用したセンサーとしている。
上述したファクシミリ装置で紙の存在の有無を検出する場合、センサーと紙との間の距離が機械的に決まっており、また光の反射率も決まった状態で使われているので、発光素子と受光素子の比較的簡単な組み合わせでセンサーを構成することができる。すなわち、単純な透過型あるいは反射型フォトインタラプタで対処できる。
一方、便器のように座って使用する場合や、男性が立って使用する場合があって、使用する人間の位置に個人差があり、また、使用する人の服装が種々様々で反射率が異なるという場合には、センサーの構成は簡単ではなくなる。
PSD(Position Sensitive Photodetector=半導体位置検出素子)と呼ばれる、光スポット位置によって抵抗値が変化する検出用センサーが従来からこの用途に主に使用されている。
これは、発光素子である赤外発光ダイオード(IR・LED)と、受光素子であるPSDとを備えて構成される。LED駆動回路により駆動される赤外発光ダイオード(IR・LED)から光が発光され、これが反射物(例えば、人体)で反射し、反射光がPSDに入射する。反射光がPSDに入射する位置(光のスポツト位置)は、人体とセンサーとの間の距離に応じて変化する。PSDに入射する光のスポット位置が変化することに応じてPSDから取出される信号電流のバランスが変化する。この信号電流のバランスをPSDが接続されている信号処理回路で検出し、人体とセンサーとの間の距離を検出している(特許文献1、2)。
このように、三角測量の原理を応用して、対象物(例えば、人体)との間の距離を測定するものである。光学系にかなりのコストを要するという課題が存在している。
特開平5−172565号公報 特開平6−18258号公報
トランジスタ技術2007年6月号244〜249頁
従来の三角測量の原理を応用したPSDでは光学系にかなりのコストを要し、製品コストが高くなるだけでなく、ある限られた範囲しか測定できないという課題が存在している。例えば、センサーと対象物との間の距離が4〜30cmや、20〜150cmなどという範囲である。これはPSDの長さによるものである。PSDでは光の当たる位置で距離を測定しており、その位置がPSDから外れると測定できなくなる。PSDで測定できる距離を長くすれば価格が上がる。また、測定範囲によりレンズ系を換える必要がある。更に、反射光の集光する位置で距離を測定するので、レンズ系の精度が要求される。また、光沢のある反射物や鏡やガラス等は虚像の影響でうまく測定できない欠点がある。
そこで、この発明は、精度のよい検出や、様々な検出範囲の設定が可能で、低価格で提供することができるセンサーを提案することを目的にしている。
[1]
発光素子と受光素子とを備えて構成されるセンサーであって、前記発光素子がVertical Cavity Surface Emitting LASER(VCSEL)からなり、前記受光素子がリモコン受光素子からなるセンサー。
[2]
前記発光素子の検知対象物に対向する側に凹レンズが配備され、前記VCSELからの発光の指向角が広げられている[1]のセンサー。
[3]
前記発光素子を構成するVCSELが複数個配備されている[1]のセンサー。
[4]
検出範囲を論理演算により設定する[3]のセンサー。
[5]
前記センサーの検知対象物側に遮光物を介してフィルターが配備されており、前記遮光物は弾性素材製で前記フィルターと前記遮光物との間及び、前記遮光物と前記センサーの検知対象物側面との間で密着を図り、前記VCSELからの発光が前記フィルターに反射して前記リモコン受光素子に入ることを防止する位置に配備されている[1]のセンサー。
[6]
前記センサーの検知対象物側面に前記遮光物が挿脱されるはめ込み部が形成されている[5]のセンサー。
[7]
前記VCSELから発光させる回路をマイクロコンピュータで制御し、前記回路にオート・ゲイン・コントロール回路(AGC回路)を用いることで前記VCSELからの発光出力を制御する[1]のセンサー。
この発明によれば、精度のよい検出や、様々な検出範囲の設定が可能で、低価格で提供することができるセンサーを提供することができる。
本発明のセンサーの検出範囲の原理を示す概略図。 発光素子(VCSEL)の指向角40度を遮光ケースで30度に絞る実施形態の概略説明図。 一体型センサーにおけるフィルターと遮光物と検出範囲を表す概略図。 ガラスエポキシ基板にチップLED型VCSEL及びリモコン受光素子を面実装した概略図。 図4の基板を遮光ケースに挿入した概略図。 ガラスエポキシ基板にチップをボンディングし、透明樹脂と遮光樹脂の2回のモールドで樹脂封止して作ったセンサーの略式断面図。 センサーと遮光物のはめ込み部を示す概略図。 VCSELを2個使用した場合の論理演算による検出範囲を説明するための概略図。 VCSELとリモコン受光素子を離した場合の検出範囲を説明する概略図。
以下、添付図面を参照して、この発明の実施形態、実施例を説明するが、本発明はこれらの実施形態、実施例に限定されることなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
この実施形態のセンサーは、発光素子と受光素子とを備えて構成されるセンサーにおいて、前記発光素子がVertical Cavity Surface Emitting LASER(VCSEL)からなり、前記受光素子がリモコン受光素子からなるものである。
従来から使用されているPSDにおいて、赤外発光素子(IR・LED)が使用されていたところをVertical Cavity Surface Emitting LASERと呼ばれる面発光のレーザーのチップ(本明細書、特許請求の範囲において「VCSEL」と表すことがある)に置き換えている。
また、従来から使用されているPSDにおいて、PSDチップが使用されていたところを、リモコン装置におけるリモコン送信機からの信号を受信して動作するリモコン受光素子に置き換えたものである。
そこで、この実施形態のセンサーの組み立ては、従来のPSDセンサーと同様にして行うことができる。また、従来の反射型フォトインタラプタと基本的に同じ組み立てにすることができる。
VCSELの発光はレーザー光であるため、光の直進性が強い。このレーザー光を一定範囲で照射し、検出物に当たった反射光をリモコン受光素子で受光することにより、対象物があるか否かを精度よく検出するものである。
従来のPSDに発光素子として使用されていたIR・LEDでは、光が発散するため、これが検出精度に影響を与えていた。また、IR・LEDは距離に対する光の減衰が大きいため、レーザーに比べて大電流を流す必要がある。
この実施形態のセンサーの基本的な原理を図1を用いて説明する。なお、以降、本発明の実施形態、実施例の説明における発光素子はVCSELのことを指し、受光素子はリモコン受光素子のことを指す。
図1に示す如く発光素子1の発光範囲はA線とB線に囲まれた範囲である。受光素子3の受光範囲はC線とD線に囲まれた範囲である。この4本の線が交差した点EFGHで囲まれた範囲が対象物(検出物)を検出できる範囲となる。すなわち、VCSELから発光されたレーザー光が対象物に当たり、その反射光が受光素子3に入る範囲である。
発光素子1は、リモコンの送信機と同じように、不図示の光変調回路を用いて送信する構成にすることができる。受光素子3は従来のリモコン装置におけるリモコン受光素子と同じように不図示のマイクロコンピュータに接続してその信号を受け取る構成にすることができる。
リモコン装置における送受信は、周知のごとく、多くのチャネルを割り当てることができる。これを利用して、受光素子としてリモコン受光素子を用いるこの実施形態では発光素子としてのVCSELを複数個使用することができる。
例えば、図8のように、発光素子1、2が採用されているセンサーの場合、発光素子1の送信にチャンネル1を割り当て、発光素子2の送信にチャンネル2を割り当てることができる。こうして、数十個の発光素子を採用し、各発光素子にそれぞれのチャンネルを割り当てることで、数十のチャンネルが割り当てられている数十個の発光素子を備えたセンサーにすることができる。
なお、図8のように複数個のVCSELを使用するセンサーの場合、例えば、発光素子1と発光素子2を同時に送信すると受光素子3で混信するおそれがあるが、その場合は送信が重ならぬよう交互に送信すればよい。すなわち、発光素子1がオンの時は、発光素子2をオフにする。発光素子2がオンの時は、発光素子1をオフにすればよい。
発光素子が3個以上の場合も、同様に、発光素子を選択し、デューティ駆動にすることにより、混信を避けることができる。
この実施形態で上述したように、複数個の発光素子を用いる場合、それぞれの検出範囲のAND、NAND、OR、NOR、等を含めた、それぞれの論理演算による論理範囲を設定できる。こうして、この実施形態によるセンサーの検出範囲を論理演算により設定することができる。
上述したこの実施形態のセンサーの場合、発光素子の数は特に限定はする必要はない。そこで、必要に応じてチャンネルを増やせばよい。上記の論理範囲と多チャンネルを利用すれば、様々な検出範囲の設定ができ、様々な応用が可能となる。
この実施形態のセンサーによれば、VCSELもリモコン受光素子も汎用性が高く、安価な部品であり、複雑なレンズも必要がなく、発光・受光の範囲で検出エリアを限定できるので、開発費も製品単価もPSDによる従来品に比べ1/2以下に抑えることが可能である。
また、発光素子を2個以上用いれば、検出範囲の論理演算により、複雑な検出範囲を構築できる。
特に、リモコン受光素子は、TVや、エアコン、ビデオやオーディオや照明器具等、家電製品の多くで使用され、マイクロコンピュータと組み合わせて、多くの信号を識別できるようになっている。リモコン受光素子のメーカとしては、シャープ(株)、ローム(株)、EVERLIGHT ELECTRONICS CO., LTD.、Vishay社、等がある。VCSELもそのメーカは多々あり、iphone(登録商標)X(商品名)に搭載されたことで有名である。発光素子、受光素子ともに現状では20円以下で入手可能であり、これらを組み合わせたセンサーで、従来品に比べ半額以下を実現できる。
<発光素子としてのVCSEL>
この実施形態のセンサーでは発光素子にVCSELが使用されている。VCSELは面発光レーザーであり、様々な波長のものがある。
この実施形態のセンサーで受光素子に使用するリモコン受光素子は、一般的にSi系の受光素子であり、そのピーク波長感度は900nm付近である。
そこで、この実施形態のセンサーで発光素子に使用するVCSELは780nmから980nmの波長のものが相性がよい。
現在、安くて生産量が多いのが850nmなので、この実施形態では850nmのVCSELを用いる。
VCSELにはシングルモードとマルチモードのものがあるが、センサー用なので、安い方で十分である。現状では、マルチモードが安いのでマルチモードのものをこの実施形態では使用する。
この実施形態で重要なのはVCSELの指向角である。レーザーは一般的に指向角を狭めてスポットにしようと考えるが、本発明の実施形態では逆に広げて一定範囲を照射するようにしている。
例えば、Optowell社製のVCSELマルチモードチップは指向角が14〜30度ある。
指向角を広げる必要がある場合は、一例として、発光素子の検知対象物に対向する側に凹レンズを配備し、発光素子からの発光の指向角を広げることができる。
図2図示の実施形態では、VCSELチップ4の発光を凹レンズ状の樹脂モールド5で指向角が広がるようにしている。
例えば、図2に図示した凹レンズ状の樹脂モールド5で指向角を40度に広げ、外部ケース6で30℃に絞って使用することができる。このように指向角は目的に合わせて設計すればよい。
VCSELはレーザー発光なので光の直進性が良く、30℃に絞れば、その範囲で直進する。しかし、従来のPSDセンサーで一般的に使用されているIR・LEDでは光が発散してしまう。そこで、上述したようにして指向角を調整しようとしても、検出精度は悪くなる。
<受光素子としてのリモコン受光素子>
この実施形態では、受光素子としてリモコン装置におけるリモコン送信機からの信号を受信して動作するリモコン受光素子を使用している。これは、一般的なリモコン受光素子でよく、シャープ(株)、ローム(株)、光電子(株)、EVERLIGHT ELECTRONICS CO., LTD.、Vishay社、等、等のほとんどのメーカのリモコン受光素子を使用できる。
リモコン受光素子は、基本的に光変調方式であり、36KHzや38KHz、40KHz等のキャリア周波数に信号を乗せたものを検出する。現状で、最も販売量が多くて安いのが38KHz品である。38KHzに限定することなく、キャリア周波数は必要に応じて選べばよい。
<センサーとしての組み立>
この実施形態のセンサーは、発光と受光を切り離して個々の部品として使う方法とケース等に入れて一体のものとして使う方法がある。ここでは一体型のセンサーの組み立て方法について述べる。
一体型にも
1)図3や図5に示すように、VCSELとリモコン受光素子の個別の完成品を用いて、赤外光を遮光するケースに入れて使う方法と、
2)図6に示すように、VCSELチップ15とリモコン受光素子チップ16をプリント基板(遮光性黒基板)17に直接組み立て、赤外透光樹脂18でトランスファーモールドして素子部を成形し、トランスファーモールドまた射出成型で遮光樹脂ケース19をその外側に作る方法
とがある。
この実施形態のセンサーは、基本的には、従来のPSDセンサーにおけるIR・LEDチップの代わりにVCSELチップを使用し、従来のPSDチップの代わりにリモコン受光素子チップを使用しているものなので、組み立て方法は従来のものと同じ方法で実現できる。
すなわち、従来の反射型フォトインタラプタも基本的に組み立て方法は同じなので、この実施形態のセンサーも同様な組み立てが可能である。例えば、シャープ製フォトインタラプタ、GPシリーズを参照すればよい。
ただし、リモコン受光素子は非常に感度が高いという点に配慮する必要がある。
リモコン受光素子に光変調回路を接続するようにすることで、一般の外乱光を拾わないようにすることができる。
しかし、センサー自身の発光がセンサー自身の内部を通してリモコン受光素子からなる受光側に漏れるとS/Nを悪化させる。
そこで、この実施形態においては、発光と受光間の遮光が非常に重要になる。この点が従来のフォトインタラプタの組み立てとの違いになる。
フォトインタラプタでは素子挿入時の挿入口が未封止のケースが多々ある。しかし、本実施形態の場合には、発光素子、受光素子を遮光ケースに差し込んだ後、発光と受光の開口部以外のところは全て光漏れがないよう、遮光樹脂で封止することが望ましい。
図4はチップLED型パッケージのVCSEL9とリモコン受光素子10を用いて、ガラスエポキシの基板11に面実装した例である。一般のガラスエポキシ基板は赤外光を透すので、基板11に遮光性のあるガラスエポキシの黒基板を用いている。
図4図示の実施形態では、基板11に切り欠き部12がある。これを遮光ケース13に入れた例が図5である。
発光素子が配備される基板の発光側9と、受光素子が配備される基板の受光側10とに切り欠き部12があり、この切り欠き部12にケースの樹脂の一部が入ることにより遮光している。
ケース13に挿入後は、挿入口からの光漏れを防ぐため、発光・受光側ともにチクソ性の高い遮光樹脂で封止する。
遮光性のあるガラスエポキシの黒基板からなる基板11の配線14が外部に出ており、ここにコネクター等をつないで電気的接続を行う。
図6は受光素子および発光素子を構成するチップを、ガラスエポキシ回路基板17へ直接組み立てたものを示す。
ここでもガラスエポキシ基板17は遮光性の高い黒基板を用いる。VCSELチップ15およびリモコン受光チップ16を基板17にダイボンドし、ワイヤボンド後、樹脂18を、赤外を透過するエポキシ樹脂またはシリコーン樹脂を用いて一次トランスファーモールドで形成する。
その後、樹脂19を、赤外を遮光する遮光樹脂を用いて、2次のトランスファーモールドを行う。
遮光樹脂とはカーボンブラック等を樹脂中に含有することにより赤外線を遮蔽する効果を持つ樹脂のことである。
樹脂19はエポキシ系が一般的に使われる。しかし、樹脂19は2次のトランスファーモールドの代わりに遮光性のある熱可塑性の樹脂を用いて、インジェクションモールドで形成してもよい。
前述のごとく、センサー内部での光漏れは、センサーとしての性能の悪化を招く。少しの光漏れでもS/Nが低下し、受光回路のノイズ成分となり、検出精度が悪化する。このため発光側と受光側の遮光は可能な限り完璧にすることが望ましい。
センサーとしての組み立においては、この実施形態のセンサーが実際に使用される場合、通常、防塵や外観上の問題で、センサーの前面(すなわち、センサーの検知対象物側)に、フィルターが配備されることが多いので、この点を考慮することが望ましい。
この場合、例えば、図3に示すように、センサーの前面(すなわち、センサーの検知対象物側)に、合成樹脂製のフィルター7が配備される。
発光素子1からのレーザー光がフィルター7に当たり、反射して受光素子3に入るようになると、これもノイズ成分となり、S/Nを下げる。
前述した反射はフィルター7の外面と内面で起こる。この影響を減らすため、遮光物8をセンサーとフィルター7の間に設ける構造にすることができる。
遮光物8はセンサーとフィルター7との双方に密着しているのが望ましい。そこで、伸縮性のある赤外線を通さない、例えば、黒のゴム状のものを使うことができる。
センサーとフィルター7間の距離の違いは、例えば、図7に示すような、はめ込み構造にすれば対処できる。ようするに、遮光物8を挿脱可能な、はめ込み部をセンサーの前面(すなわち、センサーの検知対象物側)に設けた構造である。
センサーとフィルター7の距離に対応した、弾性材からなる遮光物8を何種類か準備し、はめ込み部20に合わせて付け替えることで、対処できる。
なお、センサーを構成するケース6の前面(すなわち、センサーの検知対象物側面)に両面テープで、ゴム部材などの弾性材からなる遮光物8を取り付けてもよい。
このようにすればフィルター7の外面の反射はカットでき、内面反射も大幅に減らすことができる。
<センサーの駆動方法>
本実施形態のセンサーの駆動方法の一例を説明する。
一般的に家電用マイクロンピュータンには、リモコン駆動回路とリモコン受光回路を備えたものが多い。本実施形態のセンサーの発光素子を構成するVCSELをリモコン駆動回路に接続する。また、本実施形態のセンサーの受光素子を構成するリモコン受光素子をリモコン受光回路に接続する。
このようにすることで、本実施形態のセンサーの駆動を実現することができる。
リモコン駆動回路の送信信号には、メーカ、機種、チャンネル等の様々な信号コードが割り当てられて、混信を防止している。
本実施形態のセンサーにおいて発光素子を構成するVCSELを2個使用するときは、例えば、チャンネル1とチャンネル2の異なるコードをそれぞれのVCSELに割り当て、信号が重ならないように交互に送信するようにすればよい。
本実施形態のセンサーにおいて発光素子を構成するVCSELからのレーザー光が検出物に当たり、反射した光がリモコン受光素子を経て、リモコン受光回路に入り、チャンネル1の信号とチャンネル2の信号が受信される。これを論理演算でANDやOR等で処理し、検出範囲を設定することができる。
<AGC回路の利用>
本実施形態のセンサーにおいて、発光素子としてのVCSELから発光させる回路をマイクロコンピュータで制御し、当該回路にAGC回路を用いることでVCSELからの発光出力を制御するようにできる。
AGC回路とは、オート・ゲイン・コントロール回路のことである。
本実施形態のセンサーを、例えば、洋式トイレに使用する場合、周りが白い反射率のよい壁に囲まれていると、思わぬ反射光で誤動作するときがある。
このような場合に備え、検出物がない状態で、検出物があると判断した場合は、検出物がないと判断するまで、発光側の出力を下げるように発光素子を構成するVCSELに接続されているマイクロコンピュータ側でコントロールする。
例えば、VCSELに流す電流を減らすように指示すればよい。
AGC回路があれば、この逆の対応も可能である。
すなわち、検出物があるのにないと判断した場合、VCSELに流す電流を増やすことにより、対処できる。
要はVCSELに流す電流をマイクロコンピュータでコントロールできるプログラムがあれば対処できる。
このようにすればセンサーを設置後、問題が発生してもAGC回路により、最適条件を自動的に検出し、対処することも可能となる。
(実施例1)
発光素子にVCSELを使用する。受光素子には市販のリモコン受光素子を使用する。
発光素子1と受光素子3とは図3に示す如く並べられ、赤外線を通さない遮光ケース6の中に入っている。発光素子1、受光素子3が接続される駆動回路、検出回路、等の従来からのセンサーに周知の構造部分は図示を省略している。
遮光ケース6には図3に示す如く開口部があり、ここで発光・受光の指向角が決められている。
発光範囲A線からB線と受光範囲C線からD線が重なった部分、すなわちEFGHで囲まれた部分が、理論上の検出範囲となる。
実際に使用する場合は、防塵や外観上の問題で、通常、センサーの前面(すなわち、センサーの検知対象物側)に、フィルター7が配備される。フィルター7の材料として、赤外線を透すポリカーボネイト・アクリルなどのアクリル系のフィルターがよく使われる。
図3に示す反射型センサーでは、このフィルターの影響を大きく受ける。すなわち発光側の光がフィルター7で反射され、受光側に入る影響である。これが検出のS/Nを悪くする。
また、発光側と受光側の開口部の寸法誤差等も検出範囲の誤差として現れるので、多少マージンを入れた形で検出範囲を定めることになる。
例えば、30cmで検知しない仕様の場合、図3の検出範囲のF点を30cmよりももっと内側(図3における下方向側)に入れて余裕を持たせることで対処できる。
発光側の駆動は、リモコン送信機と同じ原理で、受光側と同じキャリア周波数に変調をかけて送信する。
VCSELの光は直進性が強く、距離に比べて光の減衰は少ないで、流す電流はIR・LEDに比べ、少なくて済む。
リモコン用IR・LEDは500mA〜1Aのパルス電流を流すが、VCSELは2mA〜100mAのパルス駆動で使用できるので、電池での駆動にも適している。
図3図示の実施形態では、センサーの検知対象物側に遮光物8を介してフィルター7が配備されている。遮光物8は弾性素材製でフィルター7と遮光物8との間及び遮光物8とセンサーの検知対象物側面との間で密着を図り、発光素子1からの発光がフィルター7に反射して受光素子3に入ることを防止する位置に配備されている。
遮光物8による反射光を遮光する遮光特性をよくするには、遮光物8が、センサー側とフィルター7側に密着していることが重要となる。通常、フィルター7と遮光ケース6からなるセンサーは別々のものである。そこで、実際に取り付けする場合にフィルター7とセンサーを構成する遮光ケース6との間の距離に誤差が出ることがある。この点を考慮し、遮光物8は、弾性素材製にすることが望ましい。例えば、ゴム状の弾性のある物質で作った方がよい。一例として、赤外線を通さないカーボンブラックが入った黒色ゴムを遮光物8として使用し、ゴムの弾性で、フィルター7と遮光物8との間及び、遮光物8とセンサーの検知対象物側面との間に隙間がないように調整し、密着させる。
(実施例2)
発光素子を2個使用した例を図8に示す。
図8図示の実施形態では、受光素子3を中にして、発光素子1と2を左右に配置している。必要に応じて2個の発光素子を一方側に並べてもよい。
この実施形態でも発光素子1、2はVCSELであり、受光素子はリモコン受光素子である。
発光素子を2個使用すると論理演算の例えば、ANDまたはORで、検出範囲を狭めたり広げたりすることができる。
すなわち、検出範囲の設定の選択肢が増える利点がある。
少し詳しく述べると発光素子1の発光範囲はA線とB線に囲まれた部分、発光素子2の発光範囲はJ線とK線に囲まれた部分である。
受光素子3の受光範囲はC線とD線に囲まれた範囲である。
よって、論理演算ANDで検出される範囲はこれらの範囲が重なる部分、すなわち、図8のYQGXREで囲まれた範囲となる。
図8は発光素子2個を使用した一例であるが、必要であればもっと発光素子を増すことにより、論理演算を応用して、様々な検出範囲の設定が可能となる。
(実施例3)
実施例1及び実施例2は、一体型のセンサーについて述べたが、図9に一例を示す実施例3は、発光素子と受光素子が別々の場合のセンサーである。
一体型は、発光素子と受光素子間の距離が短いため、センサーから離れた検出物を検出するのにあまり適さない。
センサーから離れている検出物を検出するためには、受光素子と発光素子を切り離して使用するのがよい。例えば、ドアの開閉や1.5m以上離れたところの検出物の通過等の検出は図9のごとく、発光素子と受光素子を切り離して使用する方が適している。
図9で示す例では、検出範囲はEFGHで囲まれた部分となる。
様式トイレに使う人感センサーの場合、人感センサーは便座の臀部の後ろに配備される。便座に人が座ったことを検知し、弾性が便座の前に立って用を足しているときは反応しないことが要求される。また使用する人は、大人から子供まで、太った人や痩せた人などがおり、座り方も様々で、服装も様々である。
また、人感センサーに対する要求の一例として、黒い服(反射率>20%)を着た状態で、センサーに密着しても感知し、白色の服(反射率<90%)を着た状態で30cm以上離れたら、検知しないことを要求される。
従来のPSD利用のセンサーでは、センサーに密着した場合は感知できないことがあった。
この発明のセンサーを人感センサーとして使用する場合には、このような要求に対応できる人感センサーとして提供することができる。
1 発光素子(VCSEL)
2 受光素子(リモコン受光素子)
3 発光素子(VCSEL)
4 発光素子チップ(VCSELチップ)
5 樹脂凹レンズ
6 遮光樹脂ケース
7 フィルター
8 遮光物
9 チップLED型発光素子(チップLED型VCSEL)
10 チップLED型受光素子(チップLED型リモコン受光素子)
11 ガラスエポキシ基板(黒基板)
12 ガラスエポキシ基板の切り欠き部
13 遮光樹脂ケース
14 ガラスエポキシ基板の配線
15 発光素子チップ(VCSELチップ)
16 リモコン受光素子チップ
17 ガラスエポキシ基板(黒基板)
18 トランスファーモールド透光樹脂
19 2次モールド遮光樹脂
20 はめ込み部
A〜Y 発光または受光の光が通範囲及びその交点を表す

Claims (7)

  1. 発光素子と受光素子とを備えて構成されるセンサーであって、前記発光素子がVCSELからなり、前記受光素子がリモコン受光素子からなるセンサー。
  2. 前記発光素子の検知対象物に対向する側に凹レンズが配備され、前記VCSELからの発光の指向角が広げられている請求項1記載のセンサー。
  3. 前記発光素子を構成するVCSELが複数個配備されている請求項1記載のセンサー。
  4. 検出範囲を論理演算により設定する請求項3記載のセンサー。
  5. 前記センサーの検知対象物側に遮光物を介してフィルターが配備されており、前記遮光物は弾性素材製で前記フィルターと前記遮光物との間及び、前記遮光物と前記センサーの検知対象物側面との間で密着を図り、前記VCSELからの発光が前記フィルターに反射して前記リモコン受光素子に入ることを防止する位置に配備されている請求項1記載のセンサー。
  6. 前記センサーの検知対象物側面に前記遮光物が挿脱されるはめ込み部が形成されている請求項5記載のセンサー。
  7. 前記VCSELから発光させる回路をマイクロコンピュータで制御し、前記回路にAGC回路を用いることで前記VCSELからの発光出力を制御する請求項1記載のセンサー。
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