JP2019192168A - 読取システム、読取方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

読取システム、読取方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】丸型計器において指示された数値の読み取り精度を向上できる、読取システム、読取方法、プログラム、及び記憶媒体を提供する。【解決手段】実施形態に係る読取システムは、算出部と、判定部と、を備える。前記算出部は、回転軸を中心に回転する指針と、表示盤と、前記表示盤上において前記回転軸の周りに周方向に沿って配された複数の目盛りと、を有する計器が撮影された画像の少なくとも一部を、前記計器の中心を基準に極座標変換する。前記算出部は、前記周方向に対応する第1方向の各点において、前記中心から前記目盛りに向かう径方向に対応する第2方向の少なくとも一部における輝度の合計値と、前記第2方向の少なくとも一部における輝度のばらつきと、を算出する。前記判定部は、前記合計値及び前記ばらつきを用いて、前記指針が存在する位置を判定する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、読取システム、読取方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
丸型計器において指示された数値を読み取るシステムがある。このシステムにおいて、数値の読み取りの精度は、高いことが望ましい。
特開2017−126187号公報
本発明が解決しようとする課題は、丸型計器において指示された数値の読み取り精度を向上できる、読取システム、読取方法、プログラム、及び記憶媒体を提供することである。
実施形態に係る読取システムは、算出部と、判定部と、を備える。前記算出部は、回転軸を中心に回転する指針と、表示盤と、前記表示盤上において前記回転軸の周りに周方向に沿って配された複数の目盛りと、を有する計器が撮影された画像の少なくとも一部を、前記計器の中心を基準に極座標変換する。前記算出部は、前記周方向に対応する第1方向の各点において、前記中心から前記目盛りに向かう径方向に対応する第2方向の少なくとも一部における輝度の合計値と、前記第2方向の少なくとも一部における輝度のばらつきと、を算出する。前記判定部は、前記合計値及び前記ばらつきを用いて、前記指針が存在する位置を判定する。
実施形態に係る読取システムの構成を表すブロック図である。 実施形態に係る読取システムによる処理を例示する図である。 実施形態に係る読取システムの動作を表すフローチャートである。 輝度に関する算出結果の一例を表すグラフである。 実施形態に係る読取システムの別の動作を表すフローチャートである。 実施形態の第1変形例に係る読取システムの構成を表すブロック図である。 実施形態の第2変形例に係る読取システムの構成を表すブロック図である。 実施形態の第2変形例に係る読取システムによる処理を例示する図である。 実施形態の第3変形例に係る読取システムの構成を表すブロック図である。 実施形態の第3変形例に係る読取システムによる処理を例示する図である。 実施形態の第4変形例に係る読取システムの構成を表すブロック図である。 実施形態の第4変形例に係る読取システムによる処理を例示する図である。 実施形態に係る読取システムを実現するためのハードウェア構成を表すブロック図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る読取システムの構成を表すブロック図である。
実施形態に係る読取システム1は、計器が撮影された画像から、計器内の指針で指示された数値を読み取るために用いられる。実施形態に係る読取システム1は、回転軸を中心に回転する指針と、回転軸の周りに周方向に沿って配された複数の目盛りと、を有する計器に対して好適に用いられる。読み取り対象の計器において、複数の目盛りは、円状に配列されていても良いし、円弧状に配列されていても良い。また、計器は、複数の目盛りが記された表示盤と、複数の目盛りの少なくとも一部に対応して記された数値と、を含む。このような計器において、表示盤の外縁、外枠などは、典型的には円形である。以降の実施形態の説明では、このような計器を丸型計器と呼ぶ。
図1に表したように、実施形態に係る読取システム1は、撮像部11、計器抽出部12、補正部13、算出部14、判定部15、相対角度算出部16、変換部17、及び記憶部19を備える。
図2は、実施形態に係る読取システムによる処理を例示する図である。図2を参照しつつ、実施形態に係る読取システム1による処理を具体的に説明する。
撮像部11は、丸型計器を撮影し、静止した画像を取得する。撮像部11は、取得した画像を計器抽出部12に出力する。撮像部11は、画像を記憶部19に記憶しても良い。撮像部11により動画が撮影される場合は、その動画から静止画像を切り出して計器抽出部12に出力する。撮影される画像には、丸型計器以外のものが写っていても良い。
計器抽出部12は、撮像部11により取得された画像から、丸型計器が撮影されている部分を抽出する。計器抽出部12は、抽出した部分を補正部13へ出力する。図2(a)は、抽出された部分の一例を表す。
具体的な一例として、計器抽出部12は、輪郭抽出部12a及び選定部12bを有する。ここでは、説明のために、撮像部11で撮影され、計器抽出部12へ入力された画像を、入力画像と呼ぶ。
輪郭抽出部12aは、例えば、入力画像における明度差に基づき、入力画像に含まれる輪郭を抽出する。輪郭を抽出する際に、輪郭抽出部12aは、画像に適宜処理を加えても良い。例えば、輪郭抽出部12aは、入力画像をグレイスケールに変換した後に二値化し、この二値画像から白色で表されている領域の輪郭を抽出する。
選定部12bは、輪郭で囲まれた領域の面積を算出する。複数の輪郭が抽出された場合は、それぞれの領域の面積を算出する。選定部12bは、算出された各面積と所定の閾値とを比較し、面積が閾値以上の領域のみを選定する。これにより、面積が小さすぎる領域が除外され、丸型計器が撮影されている可能性の高い領域のみが選定される。選定部12bは、入力画像から、選定された領域に対応する一部を抽出する(切り出す)。選定部12bは、抽出した部分を補正部13へ出力する。
補正部13は、入力された画像が歪んでいる場合に、その画像を正面から見た画像に補正する。補正部13は、例えば、射影変換を行うことで画像を補正する。図2(a)に表した画像の例では、表示盤の外縁は楕円状である。補正部13により補正されることで、図2(a)に表した画像は、図2(b)に表した画像に補正される。これにより、表示盤の外縁が真円に近づく。補正部13は、補正した画像を算出部14へ出力する。
算出部14は、例えば、極座標変換部14a、第1算出部14b、及び第2算出部14cを有する。
極座標変換部14aは、変換後の画像に含まれる丸型計器の中心を検出する。
例えば、算出部14は、画像における輝度差に基づき、丸型計器の表示盤の外縁を検出する。表示盤の外縁が円状である場合、算出部14は、その外縁を真円に近似する。算出部14は、その真円の中心を、丸型計器の中心とする。
表示盤の外縁が円形では無い場合、算出部14は、表示盤に記された複数の目盛りを用いて丸型計器の中心を検出しても良い。具体的には、目盛りが直線状である場合、算出部14は、それぞれの目盛りに沿った仮想の直線を生成する。算出部14は、それらの直線の交点を検出し、複数の交点の重心の位置を、丸型計器の中心とする。
極座標変換部14aは、検出した丸型計器の中心を基準に、画像を極座標変換する。極座標変換には、例えば以下の式(1)及び式(2)が用いられる。画像は、極座標変換を行う前に、適宜、グレイスケール化又は二値化されても良い。例えば、図2(b)に表した画像が極座標変換され、図2(d)に表した画像が生成される。図2(c)に表した丸型計器の周方向(角度)θは、図2(d)に表したX方向(第1方向)に対応する。丸型計器の半径方向Rは、X方向と直交するY方向(第2方向)に対応する。
X=Rcosθ (1)
Y=Rsinθ (2)
なお、丸型計器における角度は、所定の線を基準として算出される。例えば、極座標変換部14aは、丸型計器の中心から、水平に右側方に延ばした仮想の半直線を生成する。画像中のある点の角度を算出する際、極座標変換部14aは、その点と頂点(丸型計器の中心)とを結ぶ別の半直線を生成する。極座標変換部14aは、基準となる半直線と、別の半直線と、の間の角度を、当該点の角度として算出する。
第1算出部14bは、極座標変換された結果を用いて、X方向の各点におけるY方向の輝度の合計値を算出する。第2算出部14cは、X方向の各点におけるY方向の輝度のばらつきを算出する。第1算出部14b及び第2算出部14cは、算出した結果を、判定部15へ出力する。
画素の輝度が0から255の256階調で表される場合、Y方向に並んだ全画素の輝度の階調を合計し、その値を輝度の合計値とする。画像が二値で表される場合も同様である。Y方向に並んだ全画素について、輝度を表す「0」又は「1」を合計し、その値を輝度の合計値とする。合計値が大きいほど、Y方向において、より明るい画素がより多く並んでいることを示す。
輝度のばらつきは、例えば以下の方法により算出される。まず、Y方向における輝度の平均値を算出する。次に、その平均値を用いて、Y方向における輝度の標準偏差を算出する。その標準偏差を、輝度のばらつきとする。または、Y方向における輝度の分散、二乗平均平方根、コントラスト比、四分位範囲(Interquartile Range:IQR)などが輝度のばらつきとして用いられても良い。
なお、コントラスト比CRは、例えば以下の式(3)により表される。Imaxは、Y方向における輝度の最大値である。Iminは、Y方向における輝度の最小値である。
CR=(Imax−Imin)/(Imax+Imin) (3)
例えば、図2(d)に表した画像について、X方向の各点における輝度の合計値及び輝度のばらつきを算出する。図2(e)は、その算出結果を表す。図2(e)のグラフにおいて、丸のプロットは輝度の合計値を表し、四角のプロットは標準偏差(輝度のばらつき)を表す。また、横軸は、X方向における位置(すなわち角度)を表す。左側の縦軸は、輝度の合計値を表す。右側の縦軸は、輝度のばらつきを表す。なお、図2(e)の横軸には、便宜的に、各位置に対応する角度が記載されている。
判定部15は、輝度の合計値及び輝度のばらつきを用いて、丸型計器の指針が存在するX方向における位置を判定する。極座標変換後の画像において、X方向における位置は、極座標変換前の画像において、丸型計器の中心を頂点とする角度を表す。すなわち、指針が存在するX方向における位置を判定することで、指針が存在する角度が得られる。
具体的な一例として、判定部15は、抽出部15a及び判別部15bを有する。ここでは、読み取り対象の丸型計器において、表示盤の色が相対的に明るく、指針の色が相対的に暗い場合について説明する。
抽出部15aは、算出部14による算出結果を用いて、極座標変換後の画像において、輝度が極小となるX方向における位置を抽出する。抽出される位置は、複数であっても良い。抽出された位置は、指針が存在する位置の候補である。指針の色が表示盤の色よりも暗い場合、指針が存在する位置では、Y方向の輝度の合計値が他の位置よりも低くなるためである。
判別部15bは、抽出されたそれぞれの位置における輝度のばらつきを参照する。例えば、判別部15bは、それぞれの輝度のばらつきを、第1閾値と比較する。判別部15bは、抽出された位置の中から、第1閾値以下のばらつきが得られた位置を、指針が存在する位置と判別する。
抽出部15aにより抽出された候補には、複数の位置が含まれる場合がある。それらの位置には、例えば、指針の一端部の位置と、指針の他端部の位置と、が含まれる。一端部と他端部は、指針が延在する方向における端部である。指針の一端部は、目盛りが配された領域を指し示す部分であり、指針の他端部は、回転軸を挟んで一端部と反対の位置にある。一端部は、他端部よりも、目盛りが配された領域に近接して位置する。また、一端部と回転軸との間の距離は、他端部と回転軸との間の距離よりも長い。以降では、指針の上記一端部を「先端」と言い、上記他端部を「後端」と言う。
丸型計器によっては、指針の後端が、表示盤の中心よりも、先端と反対側に突き出ている。この場合、指針先端の位置と、指針後端の位置と、が指針の存在する位置の候補として抽出されうる。
ただし、その場合でも、指針の先端と中心との間の距離は、後端と中心との間の距離よりも長い。そのため、指針の先端が存在する位置では、指針の後端が存在する位置よりも、Y方向において、表示盤の色の画素が少ない。すなわち、指針の先端が存在する位置では、指針の後端が存在する位置よりも、輝度が低い画素が多く、輝度が高い画素が少ない。この結果、指針の先端が存在する位置では、指針の後端が存在する位置よりも、Y方向における輝度のばらつきが小さい。従って、輝度のばらつきを用いることで、指針が存在する位置を判別できる。
図2(d)に表した例の場合、抽出部15aにより、輝度が極小である複数の位置P0〜P9が抽出される。位置P4及びP9では、輝度の合計値が、他の位置に比べて顕著に小さい。これは、位置P4及びP9の一方に指針の先端が存在し、他方に指針の後端が存在することを示している。抽出された複数の位置から、判別部15bは、輝度のばらつきが第1閾値th1以下である位置P4を、指針が存在する位置として判別する。
極座標変換後の画像において、X方向における位置は、図2(d)の横軸に示したように、丸型計器の中心を頂点とする角度を表す。従って、指針は、判別された位置に対応する角度に存在することが分かる。
記憶部19は、丸型計器の目盛りに関する情報を記憶する。具体的には、指針の角度と指針によって指示された数値との対応を示すテーブル、目盛りに付された数値の最大値及び最小値などが記憶部19に記憶される。変換部17は、記憶部19の情報を基に、指針が存在する角度を数値に変換する。これにより、指針によって指示された数値が得られる。変換部17は、例えば、変換された数値を外部に出力する。
なお、記憶部19のテーブルは、丸型計器がある基準となる位置に配された状態における、指針の角度と数値との対応を示す。例えば、撮像部11により撮影された丸型計器が、基準の位置に対して、ある角度だけ回転している場合がある。この場合、テーブルを参照して指針が存在する角度を数値に変換すると、その角度の分の誤差が生じる。
そこで、判定部15により取得された角度は、相対角度算出部16により、上記角度について補正されることが望ましい。相対角度算出部16は、丸型計器の基準の位置と、撮影された丸型計器と、の間の相対的な回転角度(相対角度)を算出する。
例えば、記憶部19には、読み取る対象の丸型計器について、最小値に対応する目盛りと最大値に対応する目盛りの位置関係が記憶されている。一般的な丸型計器では、最小値の目盛りから最大値の目盛りに向けて、ある方向に連続して目盛りが付されている。そして、その反対の方向では、最小値の目盛りと最大値の目盛りが離間している。記憶部19には、最小値の目盛りと最大値の目盛りが離間している方向と、これらの目盛り同士の間の距離と、が位置関係の情報として記憶されている。相対角度算出部16は、補正された画像から、最小値の目盛りと最大値の目盛りとの位置関係を検出する。相対角度算出部16は、検出した位置関係を記憶部19に記憶された位置関係と比較し、相対角度を算出する。
又は、相対角度算出部16は、補正された画像から、相対角度を算出しても良い。例えば、相対角度算出部16は、OCR(Optical Character Recognition)、パターンマッチングなどの技術を用いて、表示盤に記された複数の数値を認識する。次に、相対角度算出部16は、認識した複数の数値の傾きを検出し、それらの傾きの平均を丸型計器の傾き(相対角度)とする。
相対角度算出部16は、判定部15により取得された角度に、算出された回転角度を加算又は減算する。変換部17は、相対角度算出部16により算出された角度を、数値に変換する。これにより、数値の読み取り精度が向上する。
図3は、実施形態に係る読取システムの動作を表すフローチャートである。
まず、撮像部11が丸型計器を撮影し、画像を取得する(ステップS11)。次に、輪郭抽出部12aが、その画像における輪郭を抽出する(ステップS12a)。選定部12bは、所定の面積以上の輪郭を選定する(ステップS12b)。補正部13は、選定された輪郭に対応する画像が歪んでいる場合、その歪みを補正する(ステップS13)。極座標変換部14aは、補正された画像を極座標変換する(ステップS14a)。第1算出部14bは、X方向の各点について、Y方向における輝度の合計値を算出する(ステップS14b)。第2算出部14cは、X方向の各点について、Y方向における輝度のばらつきを算出する(ステップS14c)。
抽出部15aは、輝度の合計値が極小となるX方向における位置を抽出する(ステップS15a)。判別部15bは、抽出されたそれぞれの位置について、輝度のばらつきを第1閾値と比較する。これにより、ばらつきが第1閾値以下の位置が判別される(ステップS15b)。相対角度算出部16は、撮影された丸型計器と、記憶部19に記憶された丸型計器の状態と、の間の相対角度を算出する(ステップS16)。変換部17は、算出された相対角度を用いて、判別された位置に対応する角度を数値に変換する(ステップS17)。
なお、上述したステップの順序は、適宜変更可能である。例えば、輝度のばらつきの算出(ステップS14c)は、位置の抽出(ステップS15a)の後に行われても良い。相対角度の算出(ステップS16)は、画像の極座標変換(ステップS14a)の前、又は位置の抽出(ステップS15a)の前に行われても良い。複数の数値の傾きから相対角度を算出する場合、それらの傾きの算出は、画像の極座標変換(ステップS14a)の前に行われても良い。
以下で、実施形態の効果を説明する。
最初に、参考例に係る読取システムを説明する。参考例に係る読取システムでは、丸型計器が撮影された画像を極座標変換する。X方向の各点において、Y方向における輝度の合計値を算出する。この合計値を基に、指針が検出される。この方法によれば、画像が不鮮明な場合でも、指針を精度良く検出できる。また、丸型計器にシールなどが貼られ、指針の一部が見えない場合でも、指針を精度良く検出できる。
しかし、上述した通り、輝度の合計値に基づく検出では、指針の先端と後端を判別することが困難な場合がある。指針の回転範囲が180度以上である場合、指針の先端と後端が判別できないと、指針によって指示された数値を読み取ることができない。
そこで、実施形態に係る読取システム1では、さらに輝度のばらつきを用いて指針が存在する位置を判別する。上述した通り、指針の先端が存在する位置と、指針の後端が存在する位置では、輝度のばらつきが異なる。輝度のばらつきを用いることで、指針の先端を精度良く判別できる。
従って、実施形態に係る読取システム1によれば、特に指針の回転範囲が180度以上の丸型計器に対して、指示された数値の読み取りの精度を向上させることができる。
なお、指針の形状、撮影された画像の解像度などによっては、指針の回転軸部分又は目盛り部分に暗い画素が多く含まれる場合がある。この場合、算出部14は、それらの部分を除いて、Y方向における輝度の合計値又は輝度のばらつきを算出しても良い。
例えば、第1算出部14bは、極座標変換された画像から、指針の回転軸を含む部分及び目盛りを含む部分の少なくともいずれかを除いて、Y方向における輝度の合計値を算出する。第2算出部14cは、極座標変換された画像から、指針の回転軸を含む部分及び目盛りを含む部分の少なくともいずれかを除いて、Y方向における輝度のばらつきを算出する。
又は、極座標変換部14aは、指針の回転軸を含む部分及び目盛りを含む部分の少なくともいずれかを除いて、画像を極座標変換しても良い。ただし、極座標変換された画像では、除外される部分が矩形となるため、処理を高速にできる。処理の高速化のためには、上述した、第1算出部14b及び第2算出部14cにおける計算において、回転軸部分及び目盛り部分を除外することが望ましい。
また、丸型計器の前面には、シールなどが貼られている場合がある。輝度の合計値及び輝度のばらつきを算出する際に、計算にシールが貼られている部分の輝度が含まれると、指針の位置を誤検出する可能性がある。特に、シールが黒色や赤色など反射率が低い色である場合、誤検出の可能性が高くなる。従って、丸型計器にシールが貼られている場合、算出部14は、画像からシールが写った部分を除いてY方向における輝度の合計値又は輝度のばらつきを算出しても良い。
例えば、極座標変換部14aは、シールが貼られた部分を除いて、画像を極座標変換する。シールが貼られた部分は、予め記憶部19に記憶される。第1算出部14b及び第2算出部14cは、シールが除外して極座標変換された画像から、輝度の合計値及び輝度のばらつきを算出する。
又は、第1算出部14b及び第2算出部14cは、極座標変換された画像から、シールを含む部分を除いて、輝度の合計値及び輝度のばらつきを算出しても良い。ただし、処理の高速化のためには、シールを除外して画像を極座標変換することが望ましい。典型的には、このようなシールの外形は、矩形である。シールを含む部分が極座標変換されると、その部分が矩形では無くなり、処理が煩雑となるためである。
また、上述した例では、表示盤の色が相対的に明るく、指針及び目盛りの色が相対的に暗い場合を説明したが、実施形態に係る読取システム1で読取可能な丸型計器は、この例に限定されない。読み取り対象の丸型計器において、表示盤の色が相対的に暗く、指針及び目盛りの色が相対的に明るくても良い。この場合、極座標変換後の画像において、指針が存在する位置では、他の位置に比べて、明るい画素が多くなる。従って、抽出部15aは、Y方向における輝度の合計値が極大となる位置を抽出する。判別部15bは、抽出された位置から、Y方向における輝度のばらつきを用いて、指針が存在する位置を抽出する。
また、判別部15bは、抽出部15aにより複数の位置が抽出された場合に、以下の処理により指針が存在する位置を判別しても良い。判別部15bは、複数の位置に、計器の対角に対応する2つの位置が含まれているか調べる。計器の対角に対応する2つの位置とは、一方の位置に対応する角度と、他方の位置に対応する角度と、の差が実質的に180度であるものを指す。これらの角度の差については、撮像部11の性能、画像の解像度などに基づいて、許容差が設定されても良い。対角に対応する2つの位置が存在する場合、それらの位置に、指針の先端及び後端が存在することを示す。判別部15bは、それらの位置における輝度のばらつきを比較し、ばらつきが小さい方に指針が存在すると判別する。
上述した説明では、判定部15が、抽出部15a及び判別部15bを有する場合を説明した。判定部15における処理は、この例に限定されない。例えば、判定部15は、輝度の合計値が極値である位置の抽出と、輝度のばらつきが第1閾値以下である位置の抽出と、を並列に行っても良い。判定部15は、両方の条件を満たす位置を、指針が存在する位置と判定する。又は、判定部15は、輝度のばらつきが第1閾値以下である位置の範囲を抽出し、その範囲において輝度の合計値が極値である位置を判別しても良い。すなわち、輝度の合計値が極小値又は極大値であり、且つ輝度のばらつきが第1閾値以下である位置を見つけることができれば、判定部15における具体的な処理は、適宜変更可能である。
上述した説明では、読取システム1が、撮像部11、計器抽出部12、及び補正部13を備える例について説明したが、読取システム1は、これらの構成要素を備えていなくても良い。例えば、読取システム1に対して、歪みが補正された画像が入力される場合は、これらの構成要素は不要である。
実施形態に係る読取システム1の望ましい形態及び変形例について説明する。以下で説明する、変形例を含む各形態は、適宜、相互に組み合わせて実施することが可能である。
図4(a)及び図4(b)は、輝度に関する算出結果の一例を表すグラフである。
図4(a)及び図4(b)のグラフは、図2(d)のグラフに対応する。図4(a)は、図2(c)に表した画像について、X方向における位置と、Y方向の黒色の強さの合計値と、の関係を表す。
黒色の強さの合計値は、輝度の合計値に対応する。黒色の強さの合計値は、以下の方法により算出される。まず、Y方向における輝度の最大値の合計を算出する。例えば、輝度が255階調で表される場合は、255が輝度の最大値である。255に、Y方向における画素数を掛けた値が、輝度の最大値の合計となる。次に、Y方向における輝度の合計値を算出する。最大値の合計から輝度の合計値を減じた値が、黒色の強さの合計値である。
図4(a)に表したように、黒色の強さの合計値に対して、第2閾値th2が設定されることが望ましい。まず、抽出部15aは、黒色の強さの合計値が第2閾値th2を超える、X方向の範囲Ra1及びRa2を抽出する。次に、抽出部15aは、範囲Ra1及びRa2の中で、黒色の強さの合計値が極大となるX方向の位置を抽出する。この方法によれば、合計値が極大である位置を絞り込むことができ、計算量を低減できる。
また、抽出部15aにより抽出される位置が多いと、判別部15bで位置を1つのみに判別出来ない可能性も生じる。例えば、図4(b)に表したように第1閾値th1が設定されている場合、位置P0、P2〜P8において、輝度のばらつきは第1閾値th1以下である。従って、判別部15bで位置を1つのみに判別できない。
しかし、抽出される位置が絞り込まれることで、判別部15bで位置が1つのみに判別され易くなる。例えば、図4(a)に表したように、範囲Ra1及びRa2のみが探索されることで、位置P4及びP9のみが抽出される。この結果、図4(b)に表した第1閾値th1の場合でも、位置P4のみを判別できる。
従って、上記方法によれば、数値の読み取りの精度をさらに向上させることができる。
第1閾値th1及び第2閾値th2は、ユーザにより予め設定されても良いし、黒色の強さの合計値及び輝度のばらつきの算出結果に基づいて設定されても良い。例えば、抽出部15aは、輝度の合計値の最大値の70%を第2閾値th2とする。判別部15bは、輝度のばらつきの最大値の70%を第1閾値th1とする。閾値が算出結果に基づいて設定されることで、閾値が予め固定されている場合に比べて、指針が存在する位置をより精度良く判別できる。この結果、数値の読み取りの精度をさらに向上させることができる。
なお、ここでは、算出した輝度の合計値を黒色の強さの合計値に変換し、黒色の強さの合計値に対して第1閾値th1を設定する場合について説明した。第1閾値は、輝度の図2(e)に表したように、輝度の合計値の算出結果に対して設定されても良い。その場合、第1閾値は、例えば、最も大きい輝度の合計値の30%の値に設定される。
上述した例では、輝度の合計値に対応する、黒色の強さの合計値を用いて、黒色の強さの合計値が極大となる位置を抽出した。このように、指針の位置の候補は、輝度の合計値に対応する別の数値を用いて行っても良い。そのような方法も、実質的に、輝度の合計値の極小となる位置を抽出しているものと見なすことができる。
図5は、実施形態に係る読取システム1の別の動作を表すフローチャートである。
図5は、輝度の合計値と第2閾値とを比較する場合の読取システム1の動作を表している。図5のフローチャートにおいて、ステップS15a1及びS15a2以外の処理は、図3のフローチャートと同様である。
抽出部15aは、X方向の各点における輝度の合計値を第2閾値と比較し、合計値が第2閾値以下であるX方向の範囲を抽出する(ステップS15a1)。抽出部15aは、抽出された範囲において、輝度の合計値が極小となる位置を抽出する(ステップS15a2)。判別部15bは、抽出された位置の中から、輝度のばらつきが第1閾値以下の位置を判別する(ステップS15b)。
(第1変形例)
図6は、実施形態の第1変形例に係る読取システムの構成を表すブロック図である。読取システム1aでは、算出部14における処理が、読取システム1と異なる。
極座標変換部14aは、補正された画像が入力されると、輝度が低い画素のみを抽出し、抽出された画素を極座標変換する。例えば、輝度が255階調で表される場合、輝度が127階調以下の画素のみが極座標変換される。輝度が二値で表される場合、黒色の画素のみが極座標変換される。
第1算出部14bは、極座標変換された結果に基づき、X方向の各点において、Y方向の輝度の合計値を算出する。本変形例の場合、極座標変換された画素の輝度のみが計算に用いられる。
抽出部15aは、輝度の合計値が極小となるX方向の位置を抽出する。抽出部15aは、その抽出結果を第2算出部14cへ出力する。第2算出部14cは、極座標変換された結果について、抽出された位置における輝度のばらつきを算出する。
なお、本変形例では、輝度が低い画素のみが極座標変換されるため、Y方向の一部のみしか輝度の情報が存在しない。このため、第2算出部14cは、輝度の情報が存在しない点については、例えば輝度が最大(白色)とみなして、輝度のばらつきを算出する。第2算出部14cは、その算出結果を判別部15bに出力する。
判別部15bは、抽出部15aにより抽出された位置のうち、輝度のばらつきが最小である位置を、指針が存在する位置として判別する。
本変形例に係る読取システム1aによれば、輝度が低い画素のみが極座標変換される。また、抽出部15aによる抽出結果に基づき、特定の位置についてのみ輝度のばらつきが算出される。このため、読取システム1に比べて、計算量を低減でき、数値の読み取り速度を向上させることができる。
(第2変形例)
図7は、実施形態の第2変形例に係る読取システムの構成を表すブロック図である。
図8は、実施形態の第2変形例に係る読取システムによる処理を例示する図である。
図8(a)は、丸型計器を表す正面図である。図8(a)に表したように、1つの丸型計器90が2つの指針91及び92を有する場合がある。図8(a)の例では、表示盤の左側は圧力を表し、右側は温度を表している。すなわち、指針91が指示する範囲と、指針92が指示する範囲とは、互いに分離され、それぞれ独立している。第2変形例に係る読取システム1bは、このような丸型計器について、それぞれの指針で指示された数値を読み取る。
読取システム1bにおける撮像部11、計器抽出部12、補正部13、及び算出部14による処理は、読取システム1と同様である。例えば、2つの指針を有する丸型計器の画像を極座標変換することで、図8(b)に表した画像が生成される。
第1算出部14b及び第2算出部14cは、それぞれ、極座標変換後の画像について、輝度の合計値及び輝度のばらつきを算出する。図8(c)は、図8(b)に表した画像における輝度の合計値及び輝度のばらつきの算出結果を表す。図8(c)のグラフにおいて、丸のプロットは輝度の合計値を表し、四角のプロットは標準偏差(輝度のばらつき)を表す。また、横軸は、X方向における位置(すなわち角度)を表す。左側の縦軸は、輝度の合計値を表す。右側の縦軸は、輝度のばらつきを表す。なお、図8(c)の横軸には、便宜的に、各位置に対応する角度が記載されている。
抽出部15aは、第1算出部14bによる算出結果を基に、Y方向の輝度の合計値が極小となるX方向の位置を抽出する。例えば、図8(c)に表したように、位置P0〜P9が抽出される。
例えば、記憶部19には、丸型計器90に関して、指針91及び92のそれぞれが存在する角度範囲が記憶されている。図8(a)〜図8(c)に表した例では、半直線Lを基準として、指針91は、0度以上90度未満及び270度以上360度未満の範囲に存在する。指針92は、90度以上270度未満の範囲に存在する。
判別部15bは、記憶部19に記憶された上記情報を参照し、それぞれの指針が存在する範囲において、輝度のばらつきが第1閾値th1を下回る位置を判別する。図8(c)に表した例では、指針91が存在する範囲において位置P0が判別され、指針92が存在する範囲において位置P2が判別される。すなわち、指針91は、位置P0に対応する角度に存在し、指針92は、位置P2に対応する角度に存在すると判定される。
判別されたそれぞれの位置(角度)に対する以降の処理は、読取システム1と同様である。相対角度算出部16は、画像の丸型計器の回転角度を検出し、それぞれの角度に対して、相対角度を適加算又は減算する。変換部17は、補正されたそれぞれの角度を数値に変換する。
図8では、指針が2つの丸型計器を例に説明した。実施形態に係る読取システム1bは、3つ以上の指針を有する丸型計器にも適用可能である。その場合、記憶部19には、3つ以上の指針のそれぞれが存在する範囲が記憶される。判定部15は、それぞれの範囲において、指針が存在する位置を判定する。
本変形例によれば、複数の指針を有する丸型計器について、それぞれの指針により指示された数値を、より精度良く読み取ることが可能である。
(第3変形例)
図9は、実施形態の第3変形例に係る読取システムの構成を表すブロック図である。
図10は、実施形態の第3変形例に係る読取システムによる処理を例示する図である。
図10(a)は、丸型計器を表す正面図である。図10(a)に表したように、1つの丸型計器90が複数の指針を有し、複数の指針の指示範囲が同じであり、且つ指針の色が互いに異なる場合がある。図10(a)の例では、丸型計器90は、赤色の指針RD、緑色の指針GR、及び青色の指針BLを有する。
例えば、丸型計器90は、温度計である。指針BLは、現在の温度を表す。指針GRは、計測中に記録した最高の温度を表す。指針RDは、警報が発せられる温度を表す。指針BLにより指示された数値が、指針RDにより指示された数値を超えると、警報が発せられる。
第3変形例に係る読取システム1cでは、算出部14が、指針分割部14dをさらに有する。指針分割部14dは、補正部13から画像が入力されると、特定の色相範囲の色を有する画素を抽出する。色相範囲は、指針の色を含むように設定される。抽出されなかった画素の色は、例えば、白色に設定される。この処理をそれぞれの指針の色について行うことで、指針ごとに色空間又は色差平面を生成できる。
色空間は、RGB(Red Green Blue)の成分、又はHSV(Hue Saturation Value)の成分からなる空間である。色差平面は、例えば、RGB色空間に対して、R平面、G平面、B平面の間で引き算を行って得られる平面である。この場合、生成される色差平面は、6種類ある。読み取り対象の各指針に対して、最も感度が高い色差平面を割り当てることで、各指針の角度が判定される。
例えば、指針分割部14dによる処理により、図10(b)〜図10(d)に表したように、指針BLだけを有する丸型計器90の画像、指針GRだけを有する丸型計器90の画像、及び指針RDだけを有する丸型計器90の画像が生成される。
なお、指針ごとの色空間又は色差平面を生成する際に、指針分割部14dは、入力された画像に対して、HSV変換などを行っても良い。HSV変換を行うことで、例えば、色相(Hue)から色を判定し、色相が赤である領域の輝度(Value)を抽出することで、赤のみの画像データを作成できる。それぞれの指針の色に応じて画像をHSV処理することで、指針の検出精度を向上できる。
指針分割部14dにより指針ごとの画像が生成されると、それぞれの画像に対して、読取システム1、1a、又は1bと同様の処理が行われる。本変形例によれば、丸型計器が複数の指針を有し、且つ複数の指針の指示範囲が同じ場合でも、指針ごとに指示された数値を読み取ることが可能となる。
(第4変形例)
図11は、実施形態の第4変形例に係る読取システムの構成を表すブロック図である。
図12は、実施形態の第4変形例に係る読取システムによる処理を例示する図である。
第4変形例に係る読取システム1dは、相対角度算出部16及び記憶部19に代えて、認識部18を備える。認識部18は、補正部13により補正された画像から、丸型計器の目盛りと数値との関係を認識する。具体的には、認識部18は、分割部18a、目盛り認識部18b、数字認識部18c、及び目盛り接合部18dを有する。
例えば、分割部18aに、図12(a)に表した丸型計器の画像Aが入力される。分割部18aは、画像から線成分を抽出し、その中からHough変換により最も円らしいものを抽出する。分割部18aは、図12(b)に表したように、抽出された円の外周部の領域を目盛り領域B1とする。また、典型的には、表示盤の背景は、相対的に明るい色(例えば白色)であり、指針及び数字は、相対的に暗い色(例えば黒色)である。さらに、指針は、目盛り及び数字よりも表示盤の中心側に設けられる。これらの点を利用し、分割部18aは、目盛り領域B1以外の領域から、数字領域B2を抽出する。これにより、表示盤から目盛りと数字が分割される。
目盛り認識部18bは、例えば、目盛り領域B1における輝度差から、図12(b)に表したように、表示盤の目盛りCを認識する。目盛り認識部18bは、さらに、認識した目盛りCに基づき、画像Aが適切に補正されているか判定しても良い。例えば、目盛り認識部18bは、周方向に配列された目盛りCを、極座標変換することで一方向に沿って配列させる。次に、目盛り認識部18bは、目盛りC同士の間隔の偏差量、目盛りCの幅の偏差量、及び目盛りCの形状の偏差量の少なくともいずれかを算出する。目盛り認識部18bは、算出した偏差量を予め設定された閾値と比較する。
偏差量が閾値未満の場合は、丸型計器を読み取るための処理が続けて行われる。上記判定を行うことで、より歪みが小さい表示盤領域Bに対してのみ読み取り処理を行うことができ、丸型計器で指示された値の読み取り精度を向上させることができる。
偏差量が閾値以上である場合、目盛り認識部18bは、その判定結果を補正部13に出力する。補正部13は、判定結果が入力されると、画像を補正するための条件を変更し、別の補正された画像を生成する。この別の画像に対して、分割部18aによる処理が再度行われる。
例えば、補正部13による別の画像の生成は、上記偏差量が閾値未満となるまで繰り返される。又は、別の複数の画像が生成されても、いずれの偏差量も閾値未満とならない場合がある。この場合、認識部18は、極小の偏差量が得られた画像Aに対して処理を行う。
目盛り認識部18bにおいて、偏差量が閾値未満と判定されると、数字認識部18cは、数字領域B2から数字を切り出す。例えば、図12(c)に表したように、数字認識部18cは、数字領域B2から数字を含む長方形Dを切り出す。数字認識部18cは、その長方形Dに含まれる数字を認識する。
目盛り接合部18dは、図12(d)に表したように、それぞれの目盛りCを延長した直線Eと、半直線Lと、の間の角度を、それぞれの目盛りの位置情報として抽出する。また、目盛り接合部18dは、認識された各目盛りCに対応する数字を決定する。以上の処理により、撮影された丸型計器について、目盛りの位置、目盛りと数値との対応関係が認識される。
変換部17は、判定部15から出力された指針が存在する位置を角度に変換すると、認識部18によって取得された情報を用いて、角度を数値に変換する。
本変形例によれば、目盛りの位置、及び目盛りの位置と数値との関係が記憶部19に記憶されていない場合でも、指針によって指示された数値を読み取ることが可能となる。なお、本変形例の場合、目盛り及び数値の認識に用いられる画像と、指針の角度算出に用いられる画像と、が同じである。従って、相対角度算出部16は不要となる。
図13は、実施形態に係る読取システムを実現するためのハードウェア構成を表すブロック図である。
例えば、実施形態に係る読取システムは、図13に表した読取装置5及び撮像装置6から構成される。読取装置5は、例えばコンピュータであり、ROM(Read Only Memory)51、RAM(Random Access Memory)52、CPU(Central Processing Unit)53、およびHDD(Hard Disk Drive)54を有する。
ROM51は、コンピュータの動作を制御するプログラムを格納している。ROM51には、コンピュータを、上述した実施形態における、計器抽出部12、補正部13、算出部14、判定部15、相対角度算出部16、変換部17、認識部18などとして機能させるために必要なプログラムが格納されている。
RAM52は、ROM51に格納されたプログラムが展開される記憶領域として機能する。CPU53は、ROM51に格納された制御プログラムを読み込み、当該制御プログラムに従ってコンピュータの動作を制御する。また、CPU53は、コンピュータの動作によって得られた様々なデータをRAM52に展開する。HDD54は、読み取りに必要な情報や、読み取りの過程で得られた情報を記憶する。
また、読取装置5は、HDD54に代えて、eMMC(embedded Multi Media Card)、SSD(Solid State Drive)、SSHD(Solid State Hybrid Drive)などを有していても良い。
撮像装置6は、被写体(丸型計器)を撮影し、取得した画像を読取装置5へ送信する。撮像装置6は、例えば、カメラである。
出力装置7は、読取装置5から出力されたデータ(読み取られた丸型計器の指示値)を、ユーザが認識できるように出力する。出力装置7は、例えば、モニタ、プリンタ、またはスピーカなどである。
読取装置5、撮像装置6、及び出力装置7は、例えば、有線又は無線で相互に接続される。または、これらはネットワークを介して相互に接続されていても良い。あるいは、読取装置5、撮像装置6、及び出力装置7の少なくとも2つが、1つの装置に組み込まれていても良い。例えば、読取装置5が、撮像装置6の画像処理部などと一体に組み込まれていても良い。
以上で説明した実施形態に係る読取システム及び読取方法を用いることで、丸型計器において指示された数値を、より高精度に読み取ることが可能となる。同様に、コンピュータを、読取システムとして動作させるためのプログラムを用いることで、丸型計器で指示された数値を、より高精度にコンピュータに読み取らせることが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1、1a、1b、1c、1d 読取システム、 5 読取装置、 6 撮像装置、 7 出力装置、 11 撮像部、 12 計器抽出部、 12a 輪郭抽出部、 12b 選定部、 13 補正部、 14 算出部、 14a 極座標変換部、 14b 第1算出部、 14c 第2算出部、 14d 指針分割部、 15 判定部、 15a 抽出部、 15b 判別部、 16 相対角度算出部、 17 変換部、 18 認識部、 18a 分割部、 18b 目盛り認識部、 18c 数字認識部、 18d 接合部、 19 記憶部、 90 丸型計器、 91、92 指針、 A 画像、 B 表示盤領域、 B1 領域、 B2 数字領域、 BL 指針、 C 目盛り、 D 長方形、 E 直線、 GR 指針、 L 半直線、 R 半径方向、 RD 指針、 Ra1,Ra2 範囲、 th1 第1閾値、 th2 第2閾値

Claims (19)

  1. 回転軸を中心に回転する指針と、表示盤と、前記表示盤上において前記回転軸の周りに周方向に沿って配された複数の目盛りと、を有する計器が撮影された画像の少なくとも一部を、前記計器の中心を基準に極座標変換し、前記周方向に対応する第1方向の各点において、前記中心から前記目盛りに向かう径方向に対応する第2方向の少なくとも一部における輝度の合計値と、前記第2方向の少なくとも一部における輝度のばらつきと、を算出する算出部と、
    前記合計値及び前記ばらつきを用いて、前記指針が存在する位置を判定する判定部と、
    を備えた読取システム。
  2. 前記判定部は、
    前記合計値が極値となる前記第1方向における位置を抽出し、
    抽出された前記位置から、前記ばらつきを用いて、前記指針が存在する前記位置を判別する、
    請求項1記載の読取システム。
  3. 前記表示盤の色は、前記指針の色よりも明るく、
    前記判定部により抽出された前記位置において、前記合計値は極小となる請求項2記載の読取システム。
  4. 前記表示盤の色は、前記指針の色よりも暗く、
    前記判定部により抽出された前記位置において、前記合計値は極大となる請求項2記載の読取システム。
  5. 前記判定部は、抽出された前記位置における前記ばらつきを第1閾値と比較し、前記ばらつきが前記第1閾値以下の前記位置に、前記指針が存在すると判別する請求項2〜4のいずれか1つに記載の読取システム。
  6. 前記判定部は、前記第1閾値を、前記ばらつきの算出結果に基づいて設定する請求項5記載の読取システム。
  7. 前記判定部は、抽出されたそれぞれの前記位置における前記ばらつきを互いに比較し、前記ばらつきが最小である前記位置に前記指針が存在すると判別する請求項2〜4のいずれか1つに記載の読取システム。
  8. 前記判定部は、抽出された前記位置の2つが、前記計器における対角に対応する位置に存在する場合、前記位置の前記2つにおける前記ばらつきを比較し、前記ばらつきが小さい方に前記指針が存在すると判別する請求項2〜4のいずれか1つに記載の読取システム。
  9. 前記抽出部は、前記第1方向の各点における前記合計値を第2閾値と比較することで、前記合計値が前記第2閾値を上回る前記第1方向の範囲を抽出し、前記範囲において前記位置を抽出する請求項2〜8のいずれか1つに記載の読取システム。
  10. 前記抽出部は、前記第2閾値を、前記合計値の算出結果に基づいて設定する請求項9記載の読取システム。
  11. 前記計器が複数の前記指針を有し、前記複数の指針の指示範囲が互いに分離されている場合、前記判定部は、前記複数の指示範囲において、抽出された前記位置からそれぞれの前記指針が存在する位置を判別する請求項1〜10のいずれか1つに記載の読取システム。
  12. 前記計器が複数の前記指針を有し、前記複数の指針の色が互いに異なる場合、前記判定部は、それぞれの前記指針について色空間又は色差平面を生成し、それぞれの色空間又は色差平面において、抽出された前記位置から前記指針が存在する位置を判別する請求項1〜10のいずれか1つに記載の読取システム。
  13. 前記計器の回転角度を算出する相対角度算出部と、
    角度を数値に変換し、外部に出力する変換部と、
    をさらに備え、
    前記変換部は、算出された前記回転角度を用いて、判別された前記位置に対応する角度を数値に変換する請求項1〜12のいずれか1つに記載の読取システム。
  14. 前記計器における、前記目盛りの位置及び前記目盛りと数値との関係を認識する認識部と、
    角度を数値に変換し、外部に出力する変換部と、
    をさらに備え、
    前記変換部は、前記認識部による認識結果を用いて、判別された前記位置に対応する角度を数値に変換する請求項1〜12のいずれか1つに記載の読取システム。
  15. 前記指針の回転範囲は、180度以上である請求項1〜14のいずれか1つに記載の読取システム。
  16. 回転軸を中心に回転する指針と、表示盤と、前記表示盤上において前記回転軸の周りに周方向に沿って配された複数の目盛りと、を有する計器が撮影された画像の少なくとも一部を、前記計器の中心を基準に極座標変換し、前記周方向に対応する第1方向の各点において、前記中心から前記目盛りに向かう径方向に対応する第2方向の少なくとも一部における輝度の合計値と、前記第2方向の少なくとも一部における輝度のばらつきと、を算出する算出部と、
    前記合計値が極値であり、前記ばらつきが第1閾値以下である前記第1方向の位置に前記指針が存在すると判定する判定部と、
    を備えた読取システム。
  17. 回転軸を中心に回転する指針と、表示盤と、前記表示盤上において前記回転軸の周りに周方向に沿って配された複数の目盛りと、を有する計器が撮影された画像の少なくとも一部を、前記計器の中心を基準に極座標変換し、
    前記周方向に対応する第1方向の各点において、前記中心から前記目盛りに向かう径方向に対応する第2方向の少なくとも一部における輝度の合計値と、前記第2方向の少なくとも一部における輝度のばらつきと、を算出し、
    前記合計値及び前記ばらつきを用いて、前記指針が存在する位置を判定する読取方法。
  18. コンピュータに、
    回転軸を中心に回転する指針と、表示盤と、前記表示盤上において前記回転軸の周りに周方向に沿って配された複数の目盛りと、を有する計器が撮影された画像の少なくとも一部を、前記計器の中心を基準に極座標変換させ、
    前記周方向に対応する第1方向の各点において、前記中心から前記目盛りに向かう径方向に対応する第2方向の少なくとも一部における輝度の合計値と、前記第2方向の少なくとも一部における輝度のばらつきと、を算出させ、
    前記合計値及び前記ばらつきを用いて、前記指針が存在する位置を判定させる、
    プログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
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