JP2019191699A - プログラム更新装置およびプログラム更新システム - Google Patents

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謙介 塩谷
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Abstract

【課題】不正なリプロ要求の可能性がある場合に、リプロ要求に従うことを防止することができるプログラム更新装置およびプログラム更新システムを提供する。【解決手段】プログラム更新装置1は、取得部22と、書換部23とを備える。取得部22は、車両の制御プログラムの書き換え要求を送信してくる車載装置11が搭載された車両の位置情報を取得する。書換部23は、取得部22によって取得される位置情報に応じて、車載装置11に対する制御プログラムの書き換え処理の態様を変更し、遠隔地から書き換え処理を行う。【選択図】図2

Description

開示の実施形態は、プログラム更新装置およびプログラム更新システムに関する。
従来、車載装置に新たな車両制御機能を追加する場合や、車両制御の不具合を解消する場合に、車載装置に記憶された車両の制御プログラムを最新の制御プログラムに書き換えるプログラム更新装置がある(例えば、特許文献1参照)。
プログラム更新装置は、例えば、車両の所有者によって持ち込まれる車両の車載装置とコネクタを介して有線で接続された状態で制御プログラムの書き換え処理、所謂リプログラミング(以下、「リプロ」と記載する)を行うことが一般的である。
また、近年では、リプロ要求を送信してくる車載装置と、例えば、インターネット等の通信ネットワークを介して接続し、無線通信によって遠隔地から車載装置に対してリプロを行うプログラム更新装置がある。
特開2016−103155号公報
しかしながら、無線通信によって遠隔地からリプロを行うプログラム更新装置は、車両の所有者以外の悪意のある第3者が不正なリプロ要求を送信してきた場合に、不正なリプロ要求に応じてリプロを行うおそれがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、不正なリプロ要求の可能性がある場合に、リプロ要求に従うことを防止することができるプログラム更新装置およびプログラム更新システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係るプログラム更新装置は、取得部と、書換部とを備える。取得部は、車両の制御プログラムの書き換え要求を送信してくる車載装置が搭載された車両の位置情報を取得する。書換部は、前記取得部によって取得される前記位置情報に応じて、前記車載装置に対する前記制御プログラムの書き換え処理の態様を変更し、遠隔地から前記書き換え処理を行う。
実施形態の一態様に係るプログラム更新装置およびプログラム更新システムは、不正なリプロ要求の可能性がある場合に、リプロ要求に従うことを防止することができる。
図1は、実施形態に係るプログラム更新システムの概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係るプログラム更新装置の構成の一例を示す説明図である。 図3は、実施形態に係る車両情報の一例を示す説明図である。 図4Aは、実施形態に係るプログラム更新装置1の具体的な動作の一例を示す説明図である。 図4Bは、実施形態に係るプログラム更新装置の具体的な動作の一例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係るプログラム更新装置がリプロを行う場合の判断処理および判断処理結果に応じて送受信する情報を示す説明図である。 図6は、実施形態に係るプログラム更新装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、プログラム更新装置およびプログラム更新システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図1は、実施形態に係るプログラム更新システムの概要を示す説明図である。
図1に示すように、実施形態に係るプログラム更新システム100は、プログラム更新装置1と、車両10に設けられる車載装置11とを含む。車載装置11は、記憶している車両の制御プログラムを実行することによって車両10の動作を制御する車両制御装置である。
プログラム更新装置1は、車載装置11に新たな車両制御機能を追加する場合や、車両制御の不具合を解消する場合に、車載装置11に記憶された車両の制御プログラムを最新の制御プログラムに書き換える制御プログラムの書き換え処理を行うサーバ装置である。
以下では、制御プログラムの書き換え処理、所謂リプログラミングを略してリプロと称する。プログラム更新装置1は、例えば、インターネット等の通信ネットワークNを介して車載装置11と無線通信可能に接続される。
プログラム更新装置1は、リプロ要求を送信してくる車載装置11と、通信ネットワークNを介して接続し、無線通信によって遠隔地から車載装置11に対してリプロを行う。ここで、無線通信によって遠隔地からリプロを行う一般的なプログラム更新装置は、車両10の所有者以外の悪意のある第3者が不正なリプロ要求を送信してきた場合に、不正なリプロ要求に従ってリプロを行うおそれがある。
そこで、プログラム更新装置1は、車載装置11からリプロ要求を受信する場合に、車載装置11が搭載された車両10の位置情報を取得し(ステップS1)、位置情報に応じて車載装置11に対するリプロの態様を変更し、遠隔地からリプロを行う。これにより、プログラム更新装置1は、不正なリプロ要求に従うことを防止することができる。
具体的には、プログラム更新装置1は、車両の位置情報を取得すると、車両の位置情報に問題があるか否かを判定する。このとき、プログラム更新装置1は、例えば、位置情報の示す位置が車両10の正当な所有者であれば明らかにいるはずがない位置であった場合に、位置情報に問題ありと判定し、それ以外の場合には、位置情報に問題なしと判定する。
そして、プログラム更新装置1は、位置情報に問題なしと判定した場合(ステップS2)、車両10が正常に動作する最新の制御プログラムに書き換える正常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信する(ステップS3)。
これに対して、プログラム更新装置1は、位置情報に問題ありと判定した場合(ステップS4)、車両10が正常に動作しない制御プログラムに書き換える異常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信する(ステップS5)。
このように、プログラム更新システム100によれば、プログラム更新装置1が車両10の位置情報に応じて車載装置11に対するリプロの態様を変更してリプロを行うので、不正なリプロ要求に従うことを防止することができる。
次に、図2を参照し、実施形態に係るプログラム更新装置1の構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係るプログラム更新装置1の構成の一例を示す説明図である。図2に示すように、プログラム更新装置1は、通信ネットワークNを介して車載装置11およびユーザ端末12と無線通信可能に接続される。
ユーザ端末12は、車両10の正当な所有者が使用する端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末装置、およびスマートフォン等である。なお、ここでは、車載装置11およびユーザ端末12を1台ずつ図示しているが、プログラム更新装置1は、複数台の車載装置11およびユーザ端末12と接続して双方向の情報通信を行うことができる。
かかるプログラム更新装置1は、制御部2と記憶部3とを備える。記憶部3は、例えば、データフラッシュ等の情報記憶デバイスであり、リプロ用プログラム31と、車両情報32とを記憶する。
リプロ用プログラム31は、前述した正常リプロ用プログラムと、異常リプロ用プログラムとを含む。なお、正常リプロ用プログラムには、正常リプロ用プログラムの提供開始日が対応付けられている。
車両情報32は、車両10を特定可能な各車両10に関する固有の情報である。ここで、図3を参照し、車両情報32の一例について説明する。図3は、実施形態に係る車両情報32の一例を示す説明図である。
図3に示すように、車両情報32は、車体番号、登録国情報、本拠地情報、および所有者情報を含む。車体番号は、例えば、車両10の車体に刻印される車体の識別番号である。登録国情報は、車両10が登録された国を示す情報である。
本拠地情報は、車両10の使用の本拠の位置となる使用本拠地を示す情報である。また、所有者情報は、車両10の正当な所有者の住所、氏名、生年月日、および電話番号等を示す情報である。かかる車両情報32は、車両10が登録された時点の情報である。
図2へ戻り、制御部2の説明を続ける。制御部2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
制御部2は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することにより機能する通信部21、取得部22、および書換部23を備える。なお、制御部2は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
通信部21、取得部22、および書換部23は、それぞれ以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部2の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
通信部21は、通信ネットワークNを介して無線によって、車載装置11およびユーザ端末12と通信可能に接続される。取得部22は、リプロ要求を送信してくる車載装置11が搭載された車両10の位置情報を取得する。
取得部22は、車載装置11がGPS機能を備えている場合や、車載装置11がカーナビゲーション装置と接続されている場合には、車載装置11から位置情報を取得する。また、制御部2は、リプロ要求の送信に使用されたアクセスポイント(中継局)の位置を位置情報として取得することもできる。
なお、取得部22は、車載装置11がプログラム更新装置1へリプロ要求と共に位置情報を送信するように予め設定されている場合、リプロ要求と共に車両10の位置情報を取得することができる。
なお、取得部22は、位置情報と合わせて、車載装置11から車両10のユーザに関する個人情報や車体番号等も取得する。そして、取得部22は、取得した情報を書換部23へ出力する。
書換部23は、車載装置11からリプロ要求が送信されてくる場合に、取得部22から入力される車両10に関する情報と、記憶部3に記憶された車両10の車両情報32とを照合し、リプロ要求の正当性(問題の有無)を判定する。
例えば、書換部23は、車両10の位置情報に問題なしと判定した場合に、記憶部3に記憶されたリプロ用プログラム31のうち、正常リプロ用プログラムを通信部21を介して車載装置11へ送信する。
また、書換部23は、車両10の位置情報に問題ありと判定した場合には、記憶部3に記憶されたリプロ用プログラム31のうち、異常リプロ用プログラムを通信部21を介して車載装置11へ送信する。
このように、プログラム更新装置1は、車両10の位置情報に応じて車載装置11に対するリプロの態様を変更してリプロを行うので、不正なリプロ要求に従うことを防止することができる。
また、書換部23は、車載装置11から取得されたユーザに関する個人情報と、記憶部3に記憶された車両情報32とが一致しない場合にも、異常リプロ用プログラムを通信部21を介して車載装置11へ送信する。
これにより、プログラム更新装置1は、例えば、車両10が盗難に遭い、正当な所有者ではない第3者から不正なリプロ要求が送信されてくる場合に、不正なリプロ要求に従うことを防止することができる。
また、書換部23は、車両10の位置情報について問題のありなしの判定を確定できない場合には、ユーザ端末12へ本人確認情報を送信する。そして、書換部23は、本人確認に成功した場合には、正常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信し、本人確認に失敗した場合には、異常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信する。
これにより、書換部23は、車両10の位置情報からリプロ要求の正当性を判定できない場合であっても、車両10の所有者の本人確認の結果に応じてリプロの態様を変更してリプロを行うので、不正なリプロ要求に従うことを防止することができる。
また、書換部23は、例えば、リプロ要求が送信されてきた日時が、記憶部3に記憶された最新の正常リプロ用プログラムの提供開始日から所定期間(例えば、1年間)を超えている場合にも、異常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信する。
これにより、プログラム更新装置1は、例えば、車両10が盗難に遭い、長期間放置された後、正当な所有者ではない第3者から不正なリプロ要求が送信されてくる場合に、不正なリプロ要求に従うことを防止することができる。
また、書換部23は、取得部22から入力される情報に基づいて、明らかに不正なリプロ要求であると判定した場合には、不正なリプロ要求が送信されてきたことを示す警告を車両10の正当な所有者のユーザ端末12へ送信することもできる。また、かかる場合、書換部23は、車両10の位置情報が示す位置付近の警察へ通報することもできる。
次に、図4Aおよび図4Bを参照し、プログラム更新装置1の具体的な動作の一例について説明する。図4Aおよび図4Bは、実施形態に係るプログラム更新装置1の具体的な動作の一例を示す説明図である。
図4Aに示すように、プログラム更新装置1は、例えば、A国で登録された車両10に搭載された車載装置11から、リプロ要求とB国を示す位置情報とが送信されてくる場合がある(ステップS6)。
かかる場合、車両10は、A国で盗難されてB国へ転売された可能性が高い。このため、プログラム更新装置1は、B国からリプロ要求を送信してきた車載装置11へ異常リプロ用プログラムを送信する(ステップS7)。これにより、プログラム更新装置1は、盗難された車両10をB国で正常に動作しないようにできる。
また、図4Bに示すように、プログラム更新装置1は、例えば、車両10の使用本拠地Pから所定距離L(例えば、800km)を超える遠隔地から車両10に搭載された車載装置11よりリプロ要求と位置情報とが送信されてくる場合がある(ステップS8)。
かかる場合、車両10の正当な所有者13が遠隔地まで車両10を運転し、遠隔地からリプロ要求を送信した可能性もあるが、車両10が盗難された可能性もある。このため、かかる場合には、プログラム更新装置1は、所有者13のユーザ端末12へ本人確認情報を送信し(ステップS9)、本人確認を行う。
これにより、プログラム更新装置1は、リプロ要求が正当なリプロ要求か不当なリプロ要求かを確実に判定することができ、正当なリプロ要求である場合に限り、正常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信することができる。
次に、図5を参照し、プログラム更新装置1がリプロを行う場合の判断処理および判断処理結果に応じて送受信する情報について説明する。図5は、実施形態に係るプログラム更新装置1がリプロを行う場合の判断処理および判断処理結果に応じて送受信する情報を示す説明図である。
図5に示すように、プログラム更新装置1は、車載装置11からリプロ要求を受信すると(ステップS11)、車載装置11から車両10の位置情報を取得する(ステップS12)。このとき、プログラム更新装置1は、車載装置11から車両10のユーザに関する個人情報や車体番号等も取得する。
そして、プログラム更新装置1は、車載装置11から取得した全ての情報と、記憶部3に記憶された車両情報32との照合結果、および、最新の正常リプロ用プログラムの提供開始日からの経過日数等に基づいてリプロ要求の正当性を判定する(ステップS13)。
そして、プログラム更新装置1は、リプロ要求の正当性を「高」と判定した場合(ステップS14)、正常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信する(ステップS15)。また、プログラム更新装置1は、リプロ要求の正当性を「低」と判定した場合(ステップS16)、異常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信する(ステップS17)。
さらに、プログラム更新装置1は、不正なリプロ要求を受信したことを警察へ通報し(ステップS18)、車両10の正当な所有者13のユーザ端末12へ警告を送信する(ステップS19)。
また、プログラム更新装置1は、リプロ要求の正当性を「中」と判定した場合(ステップS20)、ユーザ端末12へ本人確認情報を送信する(ステップS21)。そして、プログラム更新装置1は、本人確認に成功したと判定した場合には(ステップS22)、リプロ要求の正当性を「高」と判定した場合(ステップS14)と同様に、正常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信する(ステップS15)。
また、プログラム更新装置1は、本人確認に失敗したと判定した場合には(ステップS23)、リプロ要求の正当性を「低」と判定した場合(ステップS16)と同様に、異常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信する(ステップS17)。
次に、図6を参照し、実施形態に係るプログラム更新装置1の制御部2が実行する処理の一例について説明する。図6は、実施形態に係るプログラム更新装置1の制御部2が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
制御部2は、電源が投入されている期間に図6に示す処理を繰り返し実行する。なお、前述した制御部2が警察へ通報する処理、および車両10の所有者13のユーザ端末12へ警告を送信する処理は、制御部2が行う必須の処理ではない。このため、図6に示すフローチャートでは、警察への通報処理およびユーザ端末12への警告送信処理を省略している。
図6に示すように、制御部2は、まず、車載装置11からリプロ要求を受信したか否かを判定する(ステップS101)。そして、制御部2は、リプロ要求を受信していないと判定した場合(ステップS101,No)、リプロ要求を受信するまでステップS101の判定処理を繰り返す。
また、制御部2は、リプロ要求を受信したと判定した場合(ステップS101,Yes)、リプロ要求を送信してきた車載装置11が搭載されている車両10の位置情報を取得する(ステップS102)。
その後、制御部2は、位置情報の示す位置が車両10の登録国内か否かを判定する(ステップS103)。そして、制御部2は、登録国内でないと判定した場合(ステップS103,No)、車両が正常に動作しない異常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信し(ステップS109)、処理を終了する。
また、制御部2は、位置情報の示す位置が車両10の登録国内であると判定した場合(ステップS103,Yes)、位置情報の示す位置が使用本拠地Pから所定距離内か否かを判定する(ステップS104)。
そして、制御部2は、使用本拠地Pから所定距離内でないと判定した場合(ステップS104,No)、処理をステップS107へ移す。また、制御部2は、使用本拠地Pから所定距離内であると判定した場合(ステップS104,Yes)、最新の制御プログラムの提供開始日から所定期間内か否かを判定する(ステップS105)。
制御部2は、提供開始日から所定期間内でないと判定した場合(ステップS105,No)車両10の所有者13へ確認する(ステップS107)。そして、制御部2は、車両10を使用中の所有者本人と確認できたか否かを判定する(ステップS108)。
制御部2は、所有者本人と確認できたと判定した場合(ステップS108,Yes)処理をステップS106へ移す。また、制御部2は、所有者本人と確認できないと判定した場合(ステップS108,No)、異常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信して(ステップS109)、処理を終了する。
また、制御部2は、最新の制御プログラムの提供開始日から所定期間内であると判定した場合(ステップS105,Yes)、車両10が正常に動作する正常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信し(ステップS106)、処理を終了する。
なお、ここでは、位置情報の示す位置が登録国内、位置情報の示す位置が使用本拠地Pから所定距離内、および最新のプログラムの提供開始日から所定期間内という3つの条件が全て成立した場合に、正常リプロ用プログラムを送信したが、これは一例である。
制御部2は、位置情報の示す位置が登録国内である場合に、正常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信してもよい。また、制御部2は、位置情報の示す位置が使用本拠地Pから所定距離内でない場合に、異常リプロ用プログラムを車載装置11へ送信してもよい。
プログラム更新装置1は、車両情報32に車両10の盗難届が提出されているか否かの情報を追加して記憶部3に記憶させてもよい。かかる場合、プログラム更新装置1は、盗難届が提出されている車両10の車載装置11からリプロ要求を受信する場合に、車載装置11へ異常リプロ用プログラムを送信する。これにより、プログラム更新装置1は、盗難されたことが明白な車両10を正常に動作しないようにできる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
100 プログラム更新システム
1 プログラム更新装置
2 制御部
21 通信部
22 取得部
23 書換部
3 記憶部
31 リプロ用プログラム
32 車両情報
10 車両
11 車載装置
12 ユーザ端末

Claims (4)

  1. 車両の制御プログラムの書き換え要求を送信してくる車載装置が搭載された車両の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得される前記位置情報に応じて、前記車載装置に対する前記制御プログラムの書き換え処理の態様を変更し、遠隔地から前記書き換え処理を行う書換部と
    を備えることを特徴とするプログラム更新装置。
  2. 前記車両の登録国を記憶する記憶部
    を備え、
    前記書換部は、
    前記位置情報の示す位置が前記記憶部に記憶された前記車両の登録国外であると判定する場合に、前記車両が正常動作しない前記制御プログラムに書き換える
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム更新装置。
  3. 前記記憶部は、
    前記車両の使用の本拠の位置を示す使用本拠地をさらに記憶し、
    前記書換部は、
    前記位置情報の示す位置が前記記憶部に記憶された前記車両の登録国内であり、且つ前記記憶部に記憶された前記使用本拠地から所定距離以上離れた遠隔地を示すと判定する場合に、前記車両の所有者に確認して前記書き換え処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム更新装置。
  4. 車両の制御プログラムの書き換え要求を送信する車載装置と、
    前記車載装置に対する前記制御プログラムの書き換え処理を行うサーバ装置と
    を含み、
    前記サーバ装置は、
    前記書き換え要求を送信してくる前記車載装置が搭載された車両の位置情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得される前記位置情報に応じて、前記車載装置に対する前記制御プログラムの書き換え処理の態様を変更し、遠隔地から前記書き換え処理を行う書換部と
    を備えることを特徴とするプログラム更新システム。
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