JP2019191254A - 表示装置 - Google Patents

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健夫 小糸
中西 貴之
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貴之 中西
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Abstract

【課題】 装置の大型化及び輝度の低下を抑制し、複数の画像を重ねて表示することができる表示装置を提供する。【解決手段】 本実施形態に係る表示装置は、第1表示光を出射する第1表示部と、第1表示部と対向し、第2表示光を出射する第2表示部と、第1表示部と第2表示部との間に位置し、第1表示部と対向する第1面と第2表示部と対向する第2面とを有する第1光学素子と、第1面と対向する第3面を有する第2光学素子と、を備えている。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
複数の画像を重ねて表示する表示装置が開発されている。このような表示装置の一例として、表示パネルから出射された表示光が、一方向に沿って配置された複数のハーフミラーによって反射される構成が知られている。しかしながら、このような構成では、重ねて表示する画像の数が増えるにしたがって、表示装置のサイズが大きくなるとともに輝度が低下する傾向がある。
特開2007−187863号公報 特開2008−42745号公報 特開2009−53539号公報 特開2004−291731号公報
本実施形態の目的は、装置の大型化及び輝度の低下を抑制し、複数の画像を重ねて表示することができる表示装置を提供することにある。
一実施形態によれば、
第1表示光を出射する第1表示部と、前記第1表示部と対向し、第2表示光を出射する第2表示部と、前記第1表示部と前記第2表示部との間に位置し、前記第1表示部と対向する第1面と前記第2表示部と対向する第2面とを有する第1光学素子と、前記第1面と対向する第3面を有する第2光学素子と、を備える表示装置が提供される。
図1は、第1実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。 図2は、図1に示す表示装置1を観察者OBの側から見た図である。 図3は、第2実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。 図4は、図3に示す表示部10及び20、及び光学素子40から出射された表示光の光路を示す図である。 図5は、第3実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。 図6は、図5に示す表示部10及び20、及び光学素子40から出射された表示光の光路を示す図である。 図7は、第4実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。 図8は、図7に示す表示部10及び20、及び光学素子40から出射された表示光の光路を示す図である。 図9は、第5実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。 図10は、表示パネル11、21、41に適用される液晶表示パネルの構成例を示す断面図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、第1実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。図に示す第1方向X、第2方向Y、及び第3方向Zは、互いに直交している。なお、第1方向X、第2方向Y、及び第3方向Zは、90度以外の角度で交差していてもよい。本明細書において、第3方向Zを示す矢印の先端に向かう方向を「上」と称し、矢印の先端から逆に向かう方向を「下」と称する。
表示装置1は、表示部(第1表示部)10、表示部(第2表示部)20、光学素子(第1光学素子)30、及び光学素子(第2光学素子)40を備えている。
表示部10と表示部20とは、第3方向Zに沿って並んでいる。表示部10及び20は、表示光を出射するものであれば、その構成は、特に限定されない。表示部10及び20は、一例では、液晶表示装置であり、液晶層を有する表示パネル11及び21をそれぞれ備えている。なお、表示部10及び20は、有機エレクトロルミネッセンス素子等を有する自発光型の表示装置、電気泳動素子等を有する電子ペーパ型の表示装置、マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)を適用した表示装置、あるいは、エレクトロクロミズムを適用した表示装置などであってもよい。
表示パネル11は、表示光L1を出射する表示面P1を有している。表示パネル21は、表示光L2を出射する表示面P2を有している。表示面P1と表示面P2とは、互いに対向している。表示面P1及びP2は、一例では、第1方向X及び第2方向Yによって規定されるX−Y平面と平行な面である。図示した例では、第2方向Yにおける表示面P1の位置と表示面P2の位置とは、一致している。すなわち、表示面P1の全面と表示面P2の全面とは、第3方向Zに重なっている。
光学素子30は、表示部10と表示部20との間に位置している。光学素子30は、入射光の少なくとも一部を反射するとともに、入射光の一部を透過する。光学素子30は、一例では、ハーフミラーである。光学素子30は、平板状であり、第1面30Aと、第1面30Aと反対側の第2面30Bとを有している。第1面30Aは、表示部10と対向している。第2面30Bは、表示部20と対向している。図示した例では、第1面30Aと第2面30Bとは、略平行である。第1面30Aと表示面P1とがなす角度θ1、及び第2面30Bと表示面P2とがなす角度θ2は、一例では、45度である。第1面30Aは、表示面P1から出射された表示光L1の少なくとも一部を反射する反射面として機能する。第2面30Bは、表示面P2から出射された表示光L2の少なくとも一部を反射する反射面として機能する。
光学素子40は、表示部20よりも上方に位置し、光学素子30及び表示部10と対向している。光学素子30と光学素子40とは、第2方向Yに沿って並んでいる。より具体的には、光学素子40は、第1面30A及び表示面P1と対向する第3面40Aを有している。本実施形態において、光学素子40は、表示光L3を出射する表示パネル41を備えている。表示パネル41は、一例では、液晶層を有する液晶表示パネルである。第3面40Aは、入射光の少なくとも一部を反射する反射面として機能するとともに、表示パネル41の表示面P3に相当する。図示した例では、第3面40Aは、第1方向X及び第3方向Zによって規定されるX−Z平面と平行である。第3面40Aと第1面30Aとがなす角度θ3は、一例では、45度である。
なお、光学素子40は、入射光の少なくとも一部を反射する第3面40Aを有していれば、その構成は、特に限定されない。光学素子40は、後述するように、例えばハーフミラーであってもよく、全反射ミラーであってもよい。
図2は、図1に示す表示装置1を観察者OBの側から見た図である。図示した例では、表示パネル11と表示パネル21の大きさは、ほぼ等しい。第1方向Xにおいて、表示面P1の位置と表示面P2の位置は、一致している。すなわち、表示面P1の全面と表示面P2の全面とは、第3方向Zに重なっている。このような構成によれば、観察者OBは、像I1の全体と像I2の全体とが重なった様子を視認する。
なお、図において破線で示すように、第1方向Xにおいて、表示パネル11の位置と表示パネル21の位置とが一致していなくてもよい。つまり、第3方向Zにおいて、表示面P1と表示面P2とは、部分的に重なっていてもよく、重なっていなくてもよい。第1方向Xにおける表示パネル11の位置と表示パネル21の位置とを調整することにより、像I1と像I2の第1方向Xの位置を調整することができる。
以下では、図1に戻り、表示部10及び20、及び光学素子40から出射された表示光の光路について説明する。
表示面P1から出射された表示光L1の一部は、第1面30Aによって光学素子40に向かって反射される。第1面30Aによって反射された表示光L1の一部は、第3面40Aによって反射される。その後、この表示光L1の一部は、光学素子30を透過し、観察者OBへ到達する。観察者OBは、第3面40Aから第2方向Yに沿って距離D1の位置に、表示面P1に表示される表示画像に対応した像I1を視認する。ここで、距離D1は、表示面P1と第1面30Aとの距離aと、第1面30Aと第3面40Aとの距離bとの和に等しい。図1は、表示面P1の中心から法線方向に出射した光によって距離a及び距離bを示している。
表示面P2から出射された表示光L2の一部は、第2面30Bによって観察者OBへ向かって反射される。観察者OBは、第2面30Bから第2方向Yに沿って距離D2の位置に、表示面P2に表示される表示画像に対応した像I2を視認する。ここで、距離D2は、表示面P2と第2面30Bとの距離cに等しい。図1は、表示面P2の中心から法線方向に出射した光によって距離cを示している。
表示面P3から出射した表示光L3の一部は、光学素子30を透過し、観察者OBへ到達する。観察者OBは、表示面P3に表示される像I3を視認する。図示した例では、観察者OBは、第1面30Aから第2方向Yに沿って距離bの位置に像I3を視認する。本実施形態において、像I3の表示面P3は、像I1を作る表示光L1の反射面にも相当するため、像I3は、像I1よりも観察者OB側に位置する。図示した例では、像I3、I2、及びI1は、この順で第2方向Yに沿って並んでいる。すなわち、観察者OBは、手前側に像I3を視認し、奥側に像I1を視認し、像I3と像I1との間に像I2を視認する。
なお、距離a、b、及びcを調整することにより、像I2の位置は、適宜に変更することができる。例えば、距離cが距離bより小さい場合、観察者OBは、像I2を像I3より手前側に視認する。例えば距離cが距離aと距離bとの和より大きい場合、観察者OBは、像I2を像I1よりも奥側に視認する。
本実施形態によれば、表示部10と表示部20との間にハーフミラーである光学素子30が設けられている。一例では、表示部10と表示部20とは、第3方向Zに沿って並んでいる。表示部10と表示部20からそれぞれ出射される表示光L1と表示光L2とは、共通の光学素子30によって反射される。このような構成によれば、表示装置1の第2方向Yに沿った大きさを表示部10の大きさ程度に維持したまま、第2方向Yに沿って奥行のある画像、すなわち第2方向Yに沿って重なった像I1と像I2とを表示することができる。
さらに、光学素子40は、表示光L1の反射面として機能する第3面40Aに表示画像を表示させている。したがって、表示装置1の第2方向Yに沿った大きさを大型化することなく、像I1、I2、及びI3を重ねて表示することができる。
また、上記のような構成によれば、表示パネル11、21、及び41の各々に対してハーフミラーを設ける必要がない。すなわち、観察者OBは、1つの光学素子30越しに像I3を視認する。例えば第2方向Yに沿って複数のディスプレイと、これらのディスプレイとそれぞれ対向する複数のハーフミラーとが配置され、複数のハーフミラーによって表示光を反射することで第2方向Yに沿って重なった複数の像を表示する場合、表示光がハーフミラーを透過する回数に応じて像の輝度は低下する。一方、本実施形態によれば、表示光L3は、光学素子30を1回透過した後、観察者OBに到達する。したがって、輝度の低下を抑制しつつ、複数の像I1、I2、及びI3を表示することができる。
以上のことから、第1実施形態によれば、装置の大型化及び輝度の低下を抑制し、複数の画像を重ねて表示することができる表示装置を提供することができる。
図3は、第2実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。第2実施形態は、光学素子40が偏光素子(第1偏光素子)42を備えている点で、第1実施形態と相違している。偏光素子42は、表示パネル41よりも光学素子30に近接し、光学素子30及び表示部10と対向している。偏光素子42は、一例では、表示面P3に接着されている。本実施形態において、偏光素子42は、反射面としての第3面40A有している。
偏光素子42は、第1直線偏光を透過する透過軸を有し、第2直線偏光を反射する。したがって、光学素子40は、表示パネル41から出射された表示光のうち第1直線偏光を表示光L31として出射する。第1直線偏光は、例えば入射面に垂直なS波であり、第2直線偏光は、例えば入射面に平行なP波である。
本実施形態において、少なくとも表示部10から出射される表示光L12は、第2直線偏光である。図示した例では、表示部10は、表示パネル11に加えて偏光素子(第2偏光素子)12を備えている。偏光素子12は、一例では、表示面P1に接着されている。偏光素子12の透過軸は、光学素子40が備える偏光素子42の透過軸と直交している。すなわち、偏光素子12は、第2直線偏光を透過する透過軸を有し、第1直線偏光を反射する。したがって、表示部10は、表示パネル11から出射される表示光のうち第2直線偏光を表示光L12として出射する。
図示した例では、表示部20は、表示パネル21に加えて偏光素子22を備えている。偏光素子22は、一例では、表示面P2に接着されている。偏光素子22は、一例では、偏光素子12と同様の偏光素子である。すなわち、偏光素子22は、第2直線偏光を透過する透過軸を有し、第1直線偏光を反射する。したがって、表示部20は、表示パネル21から出射される表示光のうち第2直線偏光を表示光L22として出射する。なお、偏光素子22は、偏光素子42と同様に第1直線偏光と透過する透過軸を有し、第2直線偏光を反射してもよい。あるいは、偏光素子22は、省略されてもよい。
偏光素子42、12、及び22は、例えばワイヤグリッド偏光フィルタや、輝度上昇フィルムを適用した反射型偏光フィルムや、この反射型偏光フィルムと直線偏光板とを重ねた多層体などによって構成されている。
図4は、図3に示す表示部10及び20、及び光学素子40から出射された表示光の光路を示す図である。
表示部10から出射された表示光L12は、第2直線偏光である。表示光L12の一部は、光学素子30によって反射される。光学素子30によって光学素子40に向かって反射された表示光L12は、そのほとんどが偏光素子42の第3面40Aによって反射される。偏光素子42によって反射された表示光L12の一部は、光学素子30を透過し、観察者OBに到達する。表示部10から出射された表示光L12の強度を1とすると、ハーフミラーである光学素子30によって1回反射され、光学素子30を1回透過した後の表示光L12の強度は、約1/4になる。
表示部20から出射された表示光L22は、一例では、第2直線偏光である。表示光L22の一部は、光学素子30によって観察者OBに向かって反射される。表示部20から出射された表示光L22の強度を1とすると、ハーフミラーである光学素子30によって1回反射された後の表示光L22の強度は、約1/2になる。
光学素子40から出射された表示光L31は、第1直線偏光である。表示光L31の一部は、光学素子30を透過し、観察者OBに到達する。光学素子40から出射された表示光L31の強度を1とすると、ハーフミラーである光学素子30を1回透過した後の表示光L31の強度は、約1/2になる。
本実施形態においても、表示部10と表示部20との間に光学素子30が設けられ、且つ、光学素子40の第3面40Aが光学素子30と対向しているため、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第3面40Aにおける表示光L12の反射率がほぼ1となるため、像I1の輝度を向上することができる。
図5は、第3実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。第3実施形態は、表示装置1が位相差板(第1位相差板)R1及び位相差板(第2位相差板)R2を備え、且つ、光学素子30が偏光素子(第3偏光素子)31及び偏光素子(第4偏光素子)32を備えている点で、第2実施形態と相違している。
偏光素子31及び32は、光学素子40が備える偏光素子42と同様の偏光素子である。すなわち、偏光素子31及び32は、第1直線偏光を透過する透過軸を有し、第2直線偏光を反射する。偏光素子31は、表示部10側に配置され、反射面としての第1面30Aを有している。偏光素子32は、表示部20側に配置され、反射面としての第2面30Bを有している。図示した例では、光学素子30は、支持基板33を有している。支持基板33は、偏光素子31と偏光素子32との間に位置し、これらと接着されている。支持基板33は、例えばガラスや樹脂によって形成されている。支持基板33の屈折率は、偏光素子31及び32を形成する材料と同等であることが望ましい。
位相差板R1及びR2は、透過光に約λ/4の位相差を付与する。ここで、λは、透過光の波長である。位相差版R1と位相差版R2とは、表示部10と光学素子30との間に配置され、互いに対向している。位相差板R1は、表示部10と重なっている。位相差板R1は、一例では、偏光素子12と接着されている。位相差板R2は、光学素子30と重なっている。位相差板R2は、一例では、偏光素子31と接着されている。
本実施形態において、表示部10が備える偏光素子(第2偏光素子)12の透過軸と表示部20が備える偏光素子(第5偏光素子)22の透過軸とは、直交している。偏光素子12は、偏光素子42と同様である。すなわち、偏光素子12は、第1直線偏光を透過する透過軸を有し、第2直線偏光を反射する。したがって、表示部10は、表示パネル11から出射される表示光のうち第1直線偏光を表示光L11として出射する。一方、偏光素子22は、第2直線偏光を透過する透過軸を有し、第1直線偏光を反射する。したがって、表示部20は、表示パネル21から出射される表示光のうち第2直線偏光を表示光L22として出射する。
図6は、図5に示す表示部10及び20、及び光学素子40から出射された表示光の光路を示す図である。
表示部10から出射された表示光L11は、第1直線偏光である。表示光は、位相差版R1と透過し、円偏光に変換される。円偏光は、位相差版R2を透過し、第2直線偏光に変換される。この第2直線偏光は、偏光素子31の第1面30Aによって反射された後、再度位相差版R2を透過する。これにより、第2直線偏光は、円偏光に変換される。円偏光は、偏光素子42の第3面40Aによって反射される。このとき、円偏光の成分のうち第2直線偏光が偏光素子42によって反射される。したがって、偏光素子42によって反射された円偏光の強度は、反射前の約1/2となる。その後、この円偏光は、位相差版R2を透過し、第1直線偏光に変換される。第1直線偏光は、偏光素子31、支持基板33、及び偏光素子32を透過し、観察者OBに到達する。表示部10から出射された表示光L11の強度を1とすると、光学素子30を透過した後の表示光L11の強度は、約1/2になる。
表示部20から出射された表示光L22は、第2直線偏光である。第2直線偏光は、偏光素子32の第2面30Bによって反射され、観察者OBに到達する。表示部20から出射された表示光L22の強度を1とすると、偏光素子32によって反射された後の表示光L22の強度は、ほぼ1のままである。
光学素子40から出射された表示光L31は、第1直線偏光である。第1直線偏光は、位相差板R2を透過し、円偏光に変換される。この円偏光の成分のうち、第1直線偏光は、偏光素子31、支持基板33、及び偏光素子32を透過する。換言すると、光学素子30を透過した後の円偏光の強度は、光学素子30を透過する前の円偏光の強度の約1/2になる。したがって、光学素子40から出射された表示光L31の強度を1とすると、光学素子30を透過した後の表示光L31の強度は、約1/2になる。
本実施形態においても、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態によれば、偏光素子31及び32を設けることで、表示部10から出射された表示光の第1面30Aにおける反射率と、表示部20から出射された表示光の第2面30Bにおける反射率をほぼ1とすることができる。この結果、像I1及び像I2の輝度を上昇することができる。
図7は、第4実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。第4実施形態は、表示装置1が位相差板(第3位相差板)R3をさらに備えている点で、第3実施形態と相違している。位相差板R3は、透過光に約λ/4の位相差を付与する。ここで、λは、透過光の波長である。位相差板R3は、光学素子30と表示部20との間に設けられている。位相差板R3は、表示部20と重なり、一例では、偏光素子22に接着されている。
図8は、図7に示す表示部10及び20、及び光学素子40から出射された表示光の光路を示す図である。表示部10から出射された表示光L11の光路、及び光学素子40から出射された表示光L31の光路は、図5に示す例と同様であるため、説明を省略する。
表示部20から出射された表示光L22は、第2直線偏光である。第2直線偏光は、位相差板R3を透過し、円偏光に変換される。この円偏光の成分のうち、第2直線偏光は、偏光素子32の第2面30Bによって反射される。換言すると、偏光素子32によって反射された後の円偏光の強度は、偏光素子32によって反射される前の円偏光の強度の約1/2となる。したがって、表示部20から出射された表示光L22の強度を1とすると、偏光素子32によって反射された後の表示光L22の強度は、約1/2になる。
本実施形態によれば、光学素子30を透過した後の表示光L11の強度、光学素子30によって反射された後の表示光L22の強度、及び光学素子30を透過した後の表示光L31の強度は、表示部10から出射された表示光L11の強度、表示部20から出射された表示光L22の強度、及び光学素子40から出射された表示光L31の約1/2である。したがって、像I1、I2、及びI3の輝度を揃えることができる。
図9は、第5実施形態に係る表示装置1の構成例を示す図である。第5実施形態は、光学素子40が表示パネル41を備えていない点で、第1実施形態と相違している。すなわち、光学素子40は、表示光を出射しない。光学素子40は、一例では、ハーフミラーである。
なお、光学素子40は、全反射ミラーでもよい。あるいは、光学素子40は、ハーフミラーに加え、プロジェクタから出射された出射光が投影されるスクリーンを備えていてもよく、照明装置によって照明されるポスターや、立体的なオブジェクトなどの表示媒体を備えていてもよい。上記の場合において、観察者OBは、出射光が投影されたスクリーン、ポスター、あるいは立体的なオブジェクト等が像I1及びI2と重なっている様子を視認することができる。
本実施形態においても、表示部10と表示部20との間に光学素子30が設けられ、且つ、光学素子40の第3面40Aが光学素子30と対向しているため、第1実施形態と同様に、表示装置1の第2方向Yに沿った大きさを大型化することなく、像I1と像I2とを重ねて表示することができる。
図10は、上記の各実施形態の表示パネル11、21、41に適用される液晶表示パネルの構成例を示す断面図である。ここでは、横電界を利用する表示モードの一つであるFFS(Fringe Field Switching)モードを適用した表示パネルPNLの断面構造について簡単に説明する。表示パネルPNLは、一例では、その背面側に配置された照明装置LSからの光を選択的に透過させることで画像を表示する透過型の液晶表示パネルである。なお、表示パネルPNLは、外光あるいは照明装置LSからの光を選択的に反射させることで画像を表示させる反射型であってもよいし、透過型及び反射型の双方の表示機能を備えた半透過型であってもよい。
表示パネルPNLは、第1基板SUB1、第2基板SUB2、及び液晶層LCを備えている。第1基板SUB1と第2基板SUB2とは、互いに対向している。液晶層LCは、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に保持されている。
第1基板SUB1は、第1絶縁基板100、第1絶縁膜110、共通電極CE、第2絶縁膜120、画素電極PE1乃至PE3、第1配向膜AL1などを備えている。共通電極CEは、赤画素PXR、緑画素PXG、及び、青画素PXBに亘って延在している。赤画素PXRの画素電極PE1、緑画素PXGの画素電極PE2、青画素PXBの画素電極PE3のそれぞれは、共通電極CEと対向し、それぞれスリットSLAを有している。図示した例では、共通電極CEは第1絶縁膜110と第2絶縁膜120との間に位置し、画素電極PE1乃至PE3は第2絶縁膜120と第1配向膜AL1との間に位置している。なお、画素電極PE1乃至PE3が第1絶縁膜110と第2絶縁膜120との間に位置し、共通電極CEが第2絶縁膜120と第1配向膜AL1との間に位置していても良い。この場合、スリットSLAは、共通電極CEに形成される。
第2基板SUB2は、第2絶縁基板200、遮光層BM、カラーフィルタCFR、CFG、CFB、オーバーコート層OC、第2配向膜AL2などを備えている。カラーフィルタCFR、CFG、CFBは、それぞれ液晶層LCを挟んで画素電極PE1乃至PE3と対向している。カラーフィルタCFRは赤色のカラーフィルタであり、カラーフィルタCFGは緑色のカラーフィルタであり、カラーフィルタCFBは青色のカラーフィルタである。なお、図示した例では、カラーフィルタCFR、CFG、CFBは、第2基板SUB2に形成されたが、第1基板SUB1に形成されても良い。
液晶層LCは、第1配向膜AL1と第2配向膜AL2との間に封入されている。図示した例では、第1絶縁基板100の外面に偏光素子PLが配置されている。偏光素子PLの透過軸は、偏光素子12、22、及び42の透過軸と直交している。なお、第2絶縁基板200の表面は、表示パネル11、21、及び42における表示面P1、P2、及びP3に相当する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記の第1乃至第5実施形態において、図示した例では、第3面40Aは、平面であるが、曲面であってもよい。例えば、第3面40Aを観察者OBに対して凹面状に形成することにより、第3面40Aにおける反射によって形成される像I1を拡大することができる。また、図1に示す角度θ1、θ2、θ3は、45度以外でもよい。例えば、表示パネル11の表示面P1と表示パネル21の表示面P2とを観察者OBから視認しづらくするために、表示パネル11及び21を観察者OBと反対側に傾けてもよい。すなわち、角度θ1を45度より大きくし、角度θ2を45度より小さくしてもよい。
1…表示装置、10…表示部、11…表示パネル、12…偏光素子、20…表示部、21…表示パネル、22…偏光素子、30…光学素子、30A…第1面、30B…第2面、31,32…偏光素子、33…支持基板、40…光学素子、40A…第3面、41…表示パネル、42…偏光素子、P1,P2…表示面、R1,R2,R3…位相差板。

Claims (8)

  1. 第1表示光を出射する第1表示部と、
    前記第1表示部と対向し、第2表示光を出射する第2表示部と、
    前記第1表示部と前記第2表示部との間に位置し、前記第1表示部と対向する第1面と前記第2表示部と対向する第2面とを有する第1光学素子と、
    前記第1面と対向する第3面を有する第2光学素子と、
    を備える表示装置。
  2. 前記第2光学素子は、前記第3面を有する第1偏光素子を含み、
    前記第1光学素子は、第1直線偏光を透過する透過軸を有し、前記第1直線偏光と交差する第2直線偏光を反射する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1表示部は、前記第2直線偏光を透過する透過軸を有し前記第1直線偏光を反射する第2偏光素子を含む、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第1光学素子は、前記第1面と有する第3偏光素子と、前記第2面を有する第4偏光素子と、を含み、
    前記第3偏光素子と前記第4偏光素子とは、前記第1直線偏光を透過する透過軸を有し、前記第2直線偏光を反射する、請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記第1表示部は、前記第1直線偏光を透過する透過軸を有し前記第2直線偏光を反射する第2偏光素子を含み、
    前記第2表示部は、前記第2直線偏光を透過する透過軸を有し前記第1直線偏光を反射する第5偏光素子を含んでいる、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記第1表示部と重なり、透過光に位相差を付与する第1位相差板と、
    前記第1光学素子と重なり、透過光に位相差を付与する第2位相差板と、
    をさらに備え、
    前記第1位相差板と前記第2位相差板とは、互いに対向している、請求項4又は5に記載の表示装置。
  7. 前記第2表示部と重なり、透過光に位相差を付与する第3位相差板をさらに備える、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記第2光学素子は、第3表示光を出射する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024041192A1 (zh) * 2022-08-24 2024-02-29 华为技术有限公司 显示设备和音响设备

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