JP2018146881A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示品位の劣化を抑制することが可能な表示装置を提供する。【解決手段】表示光を出射する表示部と、入射光の一部を透過及び反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された反射光を再帰反射する再帰反射素子と、前記再帰反射素子を移動させる機構と、を備える、表示装置。【選択図】 図1
Description
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
例えば、偏光フィルタと、再帰反射プリズムとを備えた結像装置が提案されている。この結像装置では、表示画像を表す像である空中像は、表示画像を表す表示光の出射点と、偏光フィルタについて面対称の位置に結像される。また、再帰反射プリズムは、入射光を再帰反射する再帰反射部と、入射光を再帰反射しない非再帰反射部と、を有している。非再帰反射部で散乱された光は空中像の表示に寄与しないため、光利用効率の低下や、解像度の低下を招く恐れがある。
本実施形態の目的は、表示品位の劣化を抑制することが可能な表示装置を提供することにある。
本実施形態によれば、表示光を出射する表示部と、入射光の一部を透過及び反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された反射光を再帰反射する再帰反射素子と、前記再帰反射素子を移動させる機構と、を備える、表示装置が提供される。
本実施形態によれば、表示光を出射する表示部と、入射光の一部を透過及び反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された反射光を再帰反射する再帰反射体を備えた再帰反射素子と、前記再帰反射素子を周期的に振動させる機構と、を備え、前記再帰反射体は、互いに交差する3つの反射面を有し、平面視で3つの頂点を有する三角形であり、前記再帰反射素子の振幅は、前記頂点の1つと前記3つの反射面の交点とを結ぶ線分の長さ以上である、表示装置が提供される。
本実施形態によれば、表示光を出射する表示部と、入射光の一部を透過及び反射させる光学素子と、前記光学素子で反射された反射光を再帰反射する再帰反射部と、非再帰反射部と、を備えた再帰反射素子と、前記再帰反射素子を周期的に移動させる機構と、を備え、前記機構は、所定の位置に、前記再帰反射部と前記非再帰反射部とが交互に位置するように前記再帰反射素子を振動させる、表示装置が提供される。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本実施形態の表示装置1の一構成例を示す図である。すなわち、表示装置1は、表示部DSP、光学素子OE、再帰反射素子20、機構30などを備えている。
表示部DSPは、円偏光である表示光を出射するものであれば、その構成は特に限定されるものではない。図示した例では、表示部DSPは、表示パネルPNL、及び、位相差板RBを備えている。
表示パネルPNLは、一例としては、一対の基板間に液晶層を保持した液晶表示パネルであり、液晶表示パネルの出射側に第1直線偏光を透過する透過軸を有した偏光板を備えている。但し、表示パネルPNLは、有機エレクトロルミネッセンス素子等を有する自発光型の表示パネル、電気泳動素子等を有する電子ペーパ型の表示パネル、マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS)を適用した表示パネル、或いはエレクトロクロミズムを適用した表示パネルなどであっても良い。液晶表示パネルは、光源装置からの光を選択的に透過させることで画像を表示する透過型であっても良いし、外光あるいは光源装置からの光を選択的に反射させることで画像を表示させる反射型であっても良いし、透過型及び反射型の双方の表示機能を備えた半透過型であっても良い。
表示パネルPNLは、表示画像I0を表す表示光を出射する。表示光は、位相差板RBを通る前では例えば、直線偏光である。位相差板RBは、表示パネルPNLと略平行に対向している。図示した例では、位相差板RBは、表示パネルPNLから離れて配置されているが、表示パネルPNLの出射面側に接着されていても良い。このような位相差板RBは、例えば、透過光に約λ/4の位相差を付与するλ/4板である。ここで、λは、透過光の波長である。詳細については省略するが、位相差板RBは、その遅相軸が直線偏光の偏光面に対して45°の角度で交差するように配置される。このような表示部DSPにおいては、表示パネルPNLから出射された表示光(直線偏光)は、位相差板RBを透過することで円偏光に変換される。本実施形態における円偏光とは、楕円偏光も含む。
なお、表示部DSPにおいて、表示パネルPNLからの出射光が円偏光である場合には、位相差板RBは省略される。また、表示部DSPは、表示パネルに代えて、プロジェクタから出射された出射光が投影されるスクリーンを備えていても良いし、照明装置によって照明される表示媒体(ポスターなど)を備えていても良い。
光学素子OEは、図示した例では、偏光素子10、及び、位相差板RAを備えている。偏光素子10は、第1直線偏光を透過する透過軸を有し、透過軸に直交する第2直線偏光を反射する。例えば、第1直線偏光は入射面に平行なP波であり、第2直線偏光は入射面に垂直なS波である。このような偏光素子10は、例えばワイヤグリッド偏光フィルタや、輝度上昇フィルムを適用した反射型偏光フィルムや、この反射型偏光フィルムと直線偏光板とを重ねた多層体などによって構成されている。偏光素子10が上記の多層体によって構成される場合、直線偏光板は、反射型偏光フィルムの上(すなわち位相差板RAと対向する側とは反対側)に配置され、しかも、反射型偏光フィルムの透過軸と平行な透過軸を有する。
位相差板RAは、偏光素子10と略平行に対向している。位相差板RAは、表示部DSPと偏光素子10との間、及び、再帰反射素子20と偏光素子10との間に亘って配置されている。図示した例では、位相差板RAは、偏光素子10から離れて配置されているが、偏光素子10の表示部DSP及び再帰反射素子20と対向する側に接着されていても良い。このような位相差板RAは、例えば、透過光に約λ/4の位相差を付与するλ/4板である。ここで、λは、透過光の波長である。詳細については省略するが、位相差板RAは、その遅相軸が直線偏光の偏光面に対して45°の角度で交差するように配置される。
なお、光学素子OEとしては、入射光の一部を透過及び反射させる光学素子であれば、上記例に限らず、例えばハーフミラー等のビームスプリッタでもよい。この場合には、光学素子OEへの入射光、また光学素子OEからの出射光は、偏光でなくても良い。
なお、光学素子OEとしては、入射光の一部を透過及び反射させる光学素子であれば、上記例に限らず、例えばハーフミラー等のビームスプリッタでもよい。この場合には、光学素子OEへの入射光、また光学素子OEからの出射光は、偏光でなくても良い。
再帰反射素子20は、偏光素子10で反射された反射光を再帰反射する。再帰反射素子20は、偏光素子10と対向する表面20Aと、表面20Aの反対側の裏面20Bと、を有している。図示した例では、表面20Aは、凹部CC及び凸部CVを有する凹凸面である。凸部CVは、偏光素子10側に向かって突出している。再帰反射素子20は、表面20Aにおいて、偏光素子10で反射された反射光を再帰反射する再帰反射部21と、偏光素子10で反射された反射光を再帰反射せずに散乱させる非再帰反射部22と、を備えている。また、裏面20Bは、平坦面である。
再帰反射素子20は、例えば、樹脂材料によって形成されている。樹脂材料と空気との界面において、再帰反射部21及び非再帰反射部22が形成されている。再帰反射素子20に入射した入射光のほとんどは、表面20Aを透過することなく、表面20Aにおいて再帰反射もしくは散乱される。
なお、表面20Aを覆う反射膜が形成されていても良い。このとき、反射膜は、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金などの光反射性を呈する材料によって形成され、略均一の膜厚で形成される。また、反射膜は、その腐食を防止するための表面処理が施されても良いし、シリコン窒化物(SiN)などの無機系材料によってコーティングされても良い。
機構30は、再帰反射素子20と接続されており、再帰反射素子20を移動させる。後述するが、機構30は、例えば、再帰反射素子20を面方向及び法線方向の少なくともどちらか一方に振動させたり、面方向に回転させたりする。ここで、面方向とは、裏面20Bと平行な方向に相当する。また、法線方向とは、裏面20Bの法線Nと平行な方向に相当する。
なお、図中において、空中像(aerial image)I1は、表示画像I0の実像に相当し、偏光素子10について面対称の位置に結像される。空中像I1を構成する光は、偏光素子10を透過した第1直線偏光である。
次に、各構成の具体例について以下に説明する。
図2は、図1に示した表示パネルPNLの一構成例を示す図である。ここでは、表示パネルPNLの一例として、アクティブマトリクス駆動方式の透過型液晶表示パネルについて説明する。すなわち、表示パネルPNLは、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向した第2基板SUB2と、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に保持された液晶層LQと、を備えている。第1基板SUB1と第2基板SUB2とは、これらの間に所定のセルギャップを形成した状態で貼り合わせられている。表示パネルPNLは、画像を表示する表示エリアDAを備えている。表示エリアDAは、マトリクス状に配置された複数のサブピクセルPXを有している。
図2は、図1に示した表示パネルPNLの一構成例を示す図である。ここでは、表示パネルPNLの一例として、アクティブマトリクス駆動方式の透過型液晶表示パネルについて説明する。すなわち、表示パネルPNLは、第1基板SUB1と、第1基板SUB1に対向した第2基板SUB2と、第1基板SUB1と第2基板SUB2との間に保持された液晶層LQと、を備えている。第1基板SUB1と第2基板SUB2とは、これらの間に所定のセルギャップを形成した状態で貼り合わせられている。表示パネルPNLは、画像を表示する表示エリアDAを備えている。表示エリアDAは、マトリクス状に配置された複数のサブピクセルPXを有している。
表示エリアDAは、サブピクセルPXとして、例えば赤色を表示する赤画素PXR、緑色を表示する緑画素PXG、及び、青色を表示する青画素PXBを有している。なお、表示エリアDAは、さらに、赤、緑、青とは異なる色のサブピクセル(例えば白色を表示する白画素)を有していても良い。カラー表示を実現するための画素は、これらの複数の異なる色のサブピクセルPXによって構成されている。すなわち、ここでの画素とは、カラー画像を構成する最小単位である。図示した例では、画素は、赤画素PXR、緑画素PXG、及び、青画素PXBによって構成されている。
赤画素PXRは、赤色カラーフィルタを備え、光源装置からの白色光のうち主として赤色光を透過可能に構成されている。緑画素PXGは、緑色カラーフィルタを備え、光源装置からの白色光のうち主として緑色光を透過可能に構成されている。青画素PXBは、青色カラーフィルタを備え、光源装置からの白色光のうち主として青色光を透過可能に構成されている。なお、詳述しないが、カラーフィルタは、第1基板SUB1に形成されていても良いし、第2基板SUB2に形成されていても良い。
第1基板SUB1は、第1方向D1に沿って延出した複数のゲート配線G、及び、第2方向D2に沿って延出しゲート配線Gと交差する複数のソース配線Sを備えている。各ゲート配線Gは、表示エリアDAの外側に引き出され、ゲートドライバGDに接続されている。各ソース配線Sは、表示エリアDAの外側に引き出され、ソースドライバSDに接続されている。これらのゲートドライバGD及びソースドライバSDは、コントローラCNTに接続されている。コントローラCNTは、映像信号に基づいて制御信号を生成して、ゲートドライバGD及びソースドライバSDを制御する。
各サブピクセルPXは、スイッチング素子SW、画素電極PE、共通電極CEなどを備えている。スイッチング素子SWは、ゲート配線G及びソース配線Sに電気的に接続されている。このようなスイッチング素子SWは、例えば薄膜トランジスタによって構成されている。画素電極PEは、スイッチング素子SWに電気的に接続されている。共通電極CEは、複数の画素電極PEとそれぞれ対向している。
なお、表示パネルPNLの詳細な構成については説明を省略するが、基板主面の法線に沿った縦電界を利用する表示モード、あるいは、基板主面の法線に対して斜め方向に傾斜した傾斜電界を利用する表示モードでは、画素電極PEが第1基板SUB1に備えられる一方で、共通電極CEが第2基板SUB2に備えられる。また、基板主面に沿った横電界を利用する表示モードでは、画素電極PE及び共通電極CEの双方が第1基板SUB1に備えられている。さらには、表示パネルPNLは、上記の縦電界、横電界、及び、傾斜電界を適宜組み合わせて利用する表示モードに対応した構成を有していても良い。なお、基板主面とは、第1方向D1及び第2方向D2によって規定される平面に相当する。
図3は、図2に示した表示パネルPNLの一構成例を示す断面図である。ここでは、横電界を利用する表示モードの一つであるFFS(Fringe Field Switching)モードを適用した表示パネルPNLの断面構造について簡単に説明する。
第1基板SUB1は、第1絶縁基板100、第1絶縁膜110、共通電極CE、第2絶縁膜120、画素電極PE1乃至PE3、第1配向膜AL1などを備えている。共通電極CEは、赤画素PXR、緑画素PXG、及び、青画素PXBに亘って延在している。赤画素PXRの画素電極PE1、緑画素PXGの画素電極PE2、青画素PXBの画素電極PE3のそれぞれは、共通電極CEと対向し、それぞれスリットSLAを有している。図示した例では、共通電極CEは第1絶縁膜110と第2絶縁膜120との間に位置し、画素電極PE1乃至PE3は第2絶縁膜120と第1配向膜AL1との間に位置している。なお、画素電極PE1乃至PE3が第1絶縁膜110と第2絶縁膜120との間に位置し、共通電極CEが第2絶縁膜120と第1配向膜AL1との間に位置していても良い。この場合、スリットSLAは、共通電極CEに形成される。
第2基板SUB2は、第2絶縁基板200、遮光層BM、カラーフィルタCFR、CFG、CFB、オーバーコート層OC、第2配向膜AL2などを備えている。カラーフィルタCFR、CFG、CFBは、それぞれ液晶層LQを挟んで画素電極PE1乃至PE3と対向している。カラーフィルタCFRは赤色のカラーフィルタであり、カラーフィルタCFGは緑色のカラーフィルタであり、カラーフィルタCFBは青色のカラーフィルタである。なお、図示した例では、カラーフィルタCFR、CFG、CFBは、第2基板SUB2に形成されたが、第1基板SUB1に形成されても良い。
液晶層LQは、第1配向膜AL1と第2配向膜AL2との間に封入されている。
光源装置LSは、第1基板SUB1と対向している。光源装置LSとしては、種々の形態が適用可能であるが、詳細な構造については説明を省略する。
第1偏光板PL1を含む第1光学素子OD1は、第1絶縁基板100の外面に配置されている。第2偏光板PL2を含む第2光学素子OD2は、第2絶縁基板200の外面に配置されている。例えば、第1偏光板PL1の第1吸収軸及び第2偏光板PL2の第2吸収軸は、直交している。
赤画素PXR、緑画素PXG、及び、青画素PXBによって構成された画素は、ピッチP1で配列されている。
図4は、図1に示した再帰反射素子20の一構成例を示す平面図である。ここでは、互いに直交する第3方向D3及び第4方向D4によって規定される平面での平面図を図示している。また、図4は、図1に示した再帰反射素子20を表面20A側から見た平面図を示している。
再帰反射素子20は、複数の再帰反射体23によって構成されている。図示した例では、再帰反射体23は、平面視で、3つの頂点を有する三角形状の外形を有する。また、再帰反射体23は、その中心Oが紙面の奥に向かって窪み、図1に示した表面20Aの凹部CCを形成している。また、隣接する再帰反射体23の境界は、図4に点線で示し、表面20Aの凸部CVに相当する。このような再帰反射体23は、第3方向D3に配列されている。また、再帰反射体23は、第4方向D4にピッチP2で配列されている。但し、第3方向D3及び第4方向D4にそれぞれ隣り合う再帰反射体23は、互いに180度反転した形状を有している。
図中の再帰反射体231は、互いに交差する3つの反射面A1,B1,C1を備えている。再帰反射体231は、反射面A1,B1,C1によって囲まれた凹部CC1を備えている。再帰反射体231及び再帰反射体232は、第4方向D4に並んでいる。再帰反射体232は、互いに交差する3つの反射面A2,B2,C2を備えている。再帰反射体232は、反射面A2,B2,C2によって囲まれた凹部CC2を備えている。再帰反射体231の反射面A1と再帰反射体232の反射面A2との交差部は、表面の凸部CVAを形成している。凸部CVAは、第3方向D3と平行な方向に延出している。再帰反射体231及び再帰反射体232は、凸部CVAに対して線対称の位置関係にある。同様に、隣接する再帰反射体23の境界部分は、凸部に相当する。つまり、再帰反射体23の各々の外形(三角形)は、凸部によって規定される。再帰反射体231の外形は、凸部CVA、CVB、CVCによって規定される。凸部CVB及びCVCは、いずれも第3方向D3及び第4方向D4とそれぞれ交差する方向に延出している。例えば、凸部CVBの延出方向は、第3方向D3とのなす角度θB3が60度であり、第4方向D4とのなす角度θB4が30度である。凸部CVCの延出方向は、第3方向D3とのなす角度θC3が60度であり、第4方向D4とのなす角度θC4が30度である。
空中像I1の解像度は、再帰反射体23のピッチP2に依存する。解像度の劣化を抑制するためには、ピッチP2は、図3に示した表示パネルPNLにおける画素のピッチP1よりも小さいことが望ましい。
図5は、図4に示した再帰反射体23の一構成例を示す斜視図である。ここでは、互いに直交するxyz座標系を適用して、再帰反射体23の形状について説明する。
すなわち、再帰反射体23は、xyz座標系において、3つの反射面23A、23B、23Cを有している。これらの反射面23A乃至23Cは、いずれも同一形状であり、直角二等辺三角形である。また、これらの反射面23A乃至23Cは、互いに直交している。このような形状の反射面23A乃至23Cを有する再帰反射体23は、コーナーキューブ、あるいは、コーナーリフレクタなどと称される。
すなわち、再帰反射体23は、xyz座標系において、3つの反射面23A、23B、23Cを有している。これらの反射面23A乃至23Cは、いずれも同一形状であり、直角二等辺三角形である。また、これらの反射面23A乃至23Cは、互いに直交している。このような形状の反射面23A乃至23Cを有する再帰反射体23は、コーナーキューブ、あるいは、コーナーリフレクタなどと称される。
x軸上の点A(α,0,0)、y軸上の点B(0,α,0)、z軸上の点C(0,0,α)としたとき、反射面23Aは、x−y平面に形成され、中心O、点A、及び、点Bによって規定される。反射面23Bは、y−z平面に形成され、中心O、点B、及び、点Cによって規定される。反射面23Cは、x−z平面に形成され、中心O、点A、及び、点Cによって規定される。点A及び点Bを結ぶ線分AB、点B及び点Cを結ぶ線分BC、及び、点A及び点Cを結ぶ線分ACは、上記の凸部に相当する。
再帰反射体23は、3つの点A、点B、及び、点Cによって規定される面を有していない。つまり、3つの反射面23A乃至23Cによって囲まれた内側は、上記の凹部に相当し、空気層である。再帰反射体23では、入射光が3つの反射面23A乃至23Cでそれぞれ反射されることによって入射光とほぼ同一の光路に反射する再帰反射を実現している。中心Oの近傍において3つの反射面が直交する部分は、再帰反射部に相当する。また、
3つの点A、点B、及び、点Cの近傍において2つの反射面が直交する部分は、再帰反射しない(3つの反射面で反射されない)非再帰反射部となりうる。
3つの点A、点B、及び、点Cの近傍において2つの反射面が直交する部分は、再帰反射しない(3つの反射面で反射されない)非再帰反射部となりうる。
なお、再帰反射体23の形状は、図示した例に限られるものではなく、再帰反射体のうち、非再帰反射部をカットした形状であっても良く、このような形状の再帰反射体は、フルキューブと称される。
図6は、表示装置1を構成する各構成の機能を説明するための図である。ここでは、図1を参照して、表示部DSPから出射された表示光の光路について説明する。
まず、表示部DSPは、表示画像I0の表示光に相当する第1直線偏光を出射する。ここでの第1直線偏光は、偏光素子10の透過軸と平行な偏光面を有するものであって、偏光素子10を透過する直線偏光に相当する。この第1直線偏光は、位相差板RBを透過し、円偏光に変換される。
まず、表示部DSPは、表示画像I0の表示光に相当する第1直線偏光を出射する。ここでの第1直線偏光は、偏光素子10の透過軸と平行な偏光面を有するものであって、偏光素子10を透過する直線偏光に相当する。この第1直線偏光は、位相差板RBを透過し、円偏光に変換される。
続いて、円偏光である表示光は、位相差板RAを透過し、第2直線偏光に変換される。ここでの第2直線偏光は、偏光素子10の透過軸に垂直な偏光面を有するものであって、偏光素子10で反射される直線偏光に相当する。この第2直線偏光は、偏光素子10によって反射された後、再び、位相差板RAを透過し、円偏光に変換される。
続いて、円偏光は、再帰反射素子20に入射する。再帰反射素子20の入射光は、表面20Aで再帰反射される。このとき、再帰反射された反射光は、円偏光である。そして、この円偏光は、再び、位相差板RAを透過し、第1直線偏光に変換される。この第1直線偏光は、偏光素子10を透過し、表示画像I0を表す空中像I1として結像される。観察者は、偏光素子10を透過した第1直線偏光の進行方向と対向する方向から空中に浮かぶ空中像I1を観察することができる。
図7は、再帰反射素子20における再帰反射部21及び非再帰反射部22を説明するための平面図である。一例では、図中の点線で囲んだ1個の再帰反射体23に着目すると、再帰反射部21は、中心Oの近傍に形成された六角形の領域に相当し、非再帰反射部22は、再帰反射体23の3つの角部A、B、Cの近傍にそれぞれ形成された三角形の領域に相当する。図中に斜線で示した1個の非再帰反射部22に着目すると、6個の再帰反射体23と隣接し、それぞれの再帰反射体23の非再帰反射部が集合し、第3方向D3及び第4方向D4によって規定される平面において、六角形状に形成されている。なお、図6に示したような正六角形の再帰反射部21及び非再帰反射部22は、例えば、再帰反射体23が図示したような正三角形状である場合に見られ、再帰反射素子20を図1に示した法線Nに沿って平面視した場合の形状である。
非再帰反射部22においては、表示光は1回反射、2回反射もしくは4回以上反射する。このように、非再帰反射部22においては、表示光が3回反射しないため、表示光は再帰反射せずに散乱する。
このような非再帰反射部22が視認されると、空中像I1の表示品位に悪影響を及ぼす恐れがある。すなわち、非再帰反射部22に入射した光は散乱されるため、空中像I1の形成に寄与することはなく、表示品位を低下させてしまう恐れがある。
図8は、図7に示したI−II線で切断した再帰反射素子20の構造を示す断面図である。
表面20Aは、凸部CV11乃至CV13と、凹部CC11乃至CC13と、を有している。凹部CC11、凸部CV11、凹部CC12、凸部CV12、凹部CC13、凸部CV13は、この順に方向D4に沿って並んでいる。図示した例では、凹部CC11乃至CC13と凸部CV12とを含む領域が再帰反射部21に相当し、凸部CV11と凸部CV13とを含む領域が非再帰反射部22に相当する。
表面20Aは、凸部CV11乃至CV13と、凹部CC11乃至CC13と、を有している。凹部CC11、凸部CV11、凹部CC12、凸部CV12、凹部CC13、凸部CV13は、この順に方向D4に沿って並んでいる。図示した例では、凹部CC11乃至CC13と凸部CV12とを含む領域が再帰反射部21に相当し、凸部CV11と凸部CV13とを含む領域が非再帰反射部22に相当する。
1つの凹部CC12に着目すると、水平面Hと表面20Aとで形成される断面は、直角三角形であり、水平面Hが斜辺に相当する。水平面Hと表面20Aとのなす角度θα及びθβは、いずれも鋭角であり、なす角度θβは、なす角度θαよりも小さい。
図9は、再帰反射素子20の振動する方向を示す平面図である。ここでは、機構30が、再帰反射素子20を面方向に振動させる場合を示している。すなわち、再帰反射素子20の振動する方向は、図1に示した裏面20Bと平行であり、図示した例では、方向D3及びD4で規定される平面と平行である。
再帰反射素子20は、方向D3と平行な方向aに沿って振動しても良い。また、再帰反射素子20は、方向D4と平行な方向bに沿って振動しても良い。また、再帰反射素子20は、方向D3及び方向D4と交差する方向cに沿って振動しても良い。
機構30は、例えば、再帰反射素子20を60Hz以上の周期で振動させる。なお、機構30は、再帰反射素子20を100Hz以上の周期で振動させるのが望ましい。
図10は、再帰反射素子20が振動する際の位置の変化を示す図である。
図10(a)は、再帰反射素子20が移動する前の状態を示している。非再帰反射部22aは、領域ARに位置している。再帰反射部21aは、領域ARの周辺で、非再帰反射部22aの方向D4に並んでいる。このとき、再帰反射体23の1つの頂点Dは、領域ARの中心に位置している。
図10(a)は、再帰反射素子20が移動する前の状態を示している。非再帰反射部22aは、領域ARに位置している。再帰反射部21aは、領域ARの周辺で、非再帰反射部22aの方向D4に並んでいる。このとき、再帰反射体23の1つの頂点Dは、領域ARの中心に位置している。
図10(b)は、再帰反射素子20が移動した後の状態を示している。すなわち、図10(a)に示した再帰反射素子20は、方向D4と平行な方向bに沿って移動した。図10(b)に示した例では、再帰反射部21aは、領域ARに移動した。非再帰反射部22aは、領域ARの周辺で、再帰反射部21aの方向D4に並んでいる。このとき、再帰反射体23の3つの反射面A3、B3、C3の交点ISは、領域ARの中心に位置している。
ここで、図10(a)に示される領域ARの位置は、図10(b)に示される領域ARの位置と等しく、図10(a)に示した非再帰反射部22aと図10(b)に示す再帰反射部21aは、同じ領域ARに位置している。例えば、図10(b)に示される再帰反射素子20は、図10(a)に示される再帰反射素子20が振動の2分の1周期移動した後の状態である。さらに2分の1周期後には、再帰反射素子20は、図10(b)に示される位置から図10(a)に示される位置に戻る。すなわち、領域ARにおいては、振動によって、非再帰反射部22a及び再帰反射部21aが交互に入れ替わる。つまり、機構30は、所定の位置に、再帰反射部21と非再帰反射部22とが交互に位置するように再帰反射素子20を振動させる。
また、領域ARの中心に着目すると、再帰反射素子20は、頂点Dから交点ISまでの線分LNの長さL分移動した。本実施形態においては、機構30が再帰反射素子20を振動させる振幅は、1つの頂点Dと交点ISとを結ぶ線分LNの長さL以上である。
本実施形態によれば、表示装置1は、再帰反射素子20を移動させる機構30を備えている。そのため、非再帰反射部22が位置する領域においては、非再帰反射部22と再帰反射部21とが交互に位置する。したがって、空中像I1に非再帰反射部22が黒く視認されてドット状に見えるのを抑制する。よって、空中像I1の輝度の低下を抑制することができる。また、空中像I1の解像度の低下を抑制することができる。
また、例えば、再帰反射体23が上記したフルキューブである場合、再帰反射体23が上記したコーナーキューブである場合と比べて、法線Nに対して傾斜した入射光の利用効率が小さくなる。この場合にも再帰反射素子20が移動することで傾斜した入射光の利用効率を向上することができる。
また、表示部DSPにレーザー光を用いた場合にも、スペックルが視認されるのを抑制することができる。さらに、再帰反射素子20の表面20Aで正反射した光によるゴーストが発生する恐れがあるが、再帰反射素子20を正反射の角度が変わるように振動させることでゴーストの発生を軽減することができる。よって、本実施形態によれば、表示品位の劣化を抑制することが可能な表示装置を得ることができる。
図11は、再帰反射素子20の振動する方向を示す図である。ここでは、機構30が、再帰反射素子20を法線方向に振動させる場合を示している。すなわち、再帰反射素子20の振動する方向は、裏面20Bの法線Nと平行である。
機構30は、例えば、再帰反射素子20を60Hz以上の周期で振動させる。なお、機構30は、再帰反射素子20を100Hz以上の周期で振動させるのが望ましい。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
機構30は、例えば、再帰反射素子20を60Hz以上の周期で振動させる。なお、機構30は、再帰反射素子20を100Hz以上の周期で振動させるのが望ましい。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
図12は、再帰反射素子20の回転を示す図である。図12は、機構30が、再帰反射素子20を第3方向D3及び第4方向D4で規定される面内で回転させる場合を示している。
図示した例では、再帰反射素子20は、中点MPを軸として回転する。図示した例では、再帰反射素子20は、時計回りに回転しているが、再帰反射素子20は、反時計回りに回転しても良い。また、回転の軸の位置は中点MP上でなくても良い。
機構30は、例えば、再帰反射素子20を60Hz以上の周期で回転させる。なお、機構30は、再帰反射素子20を100Hz以上の周期で回転させるのが望ましい。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
図示した例では、再帰反射素子20は、中点MPを軸として回転する。図示した例では、再帰反射素子20は、時計回りに回転しているが、再帰反射素子20は、反時計回りに回転しても良い。また、回転の軸の位置は中点MP上でなくても良い。
機構30は、例えば、再帰反射素子20を60Hz以上の周期で回転させる。なお、機構30は、再帰反射素子20を100Hz以上の周期で回転させるのが望ましい。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
図13は、再帰反射素子20の回転の他の例を示す図である。図13は、機構30が、再帰反射素子20を第3方向D3及び第4方向D4で規定される面内で回転させる場合を示している。
図示した例では、再帰反射素子20は、中点MP1が円を描くように回転する。なお、再帰反射素子20は、中点MP1が楕円を描くように回転しても良い。図示した例では、再帰反射素子20は、時計回りに回転しているが、再帰反射素子20は、反時計回りに回転していても良い。
機構30は、例えば、再帰反射素子20を60Hz以上の周期で回転させる。なお、機構30は、再帰反射素子20を100Hz以上の周期で回転させるのが望ましい。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
図示した例では、再帰反射素子20は、中点MP1が円を描くように回転する。なお、再帰反射素子20は、中点MP1が楕円を描くように回転しても良い。図示した例では、再帰反射素子20は、時計回りに回転しているが、再帰反射素子20は、反時計回りに回転していても良い。
機構30は、例えば、再帰反射素子20を60Hz以上の周期で回転させる。なお、機構30は、再帰反射素子20を100Hz以上の周期で回転させるのが望ましい。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
なお、機構30は、図9、図11、図12、図13に示したような振動及び回転を組み合わせて再帰反射素子20を移動させても良い。
図14は、本実施形態に係る再帰反射素子20の実施例を示す図である。
図示した例では、再帰反射素子20は、4つの再帰反射素子201、202、203、204が接続されて構成されている。すなわち、再帰反射素子20は、再帰反射素子201と再帰反射素子202との間と、再帰反射素子203と再帰反射素子204との間において継ぎ目SEA1を有し、再帰反射素子201と再帰反射素子203との間と、再帰反射素子202と再帰反射素子204との間において継ぎ目SEA2を有している。
上記のように、再帰反射素子20を移動させることによって、継ぎ目SEA1及び継ぎ目SEA2が視認されるのを抑制することができる。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
図示した例では、再帰反射素子20は、4つの再帰反射素子201、202、203、204が接続されて構成されている。すなわち、再帰反射素子20は、再帰反射素子201と再帰反射素子202との間と、再帰反射素子203と再帰反射素子204との間において継ぎ目SEA1を有し、再帰反射素子201と再帰反射素子203との間と、再帰反射素子202と再帰反射素子204との間において継ぎ目SEA2を有している。
上記のように、再帰反射素子20を移動させることによって、継ぎ目SEA1及び継ぎ目SEA2が視認されるのを抑制することができる。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
図15は、本実施形態に係る再帰反射素子20の他の実施例を示す図である。図15に示した例では、再帰反射素子20は、複数のビーズBEによって構成されている。ビーズBEは、例えば、ガラスによって形成されている。
再帰反射素子20がビーズBEによって構成されている場合、再帰反射部21は、方向D3及び方向D4で規定される平面において、ビーズBEが配置された領域に相当し、非再帰反射部22は、ビーズBE間の領域に相当する。
再帰反射素子20がビーズBEによって構成されている場合も同様に、再帰反射素子20を移動させることによって、非再帰反射部22が視認されるのを抑制することができる。例えば、機構30が再帰反射素子20を振動させる振幅は、ビーズBE間の平均ピッチ以上であることが望ましい。
再帰反射素子20がビーズBEによって構成されている場合、再帰反射部21は、方向D3及び方向D4で規定される平面において、ビーズBEが配置された領域に相当し、非再帰反射部22は、ビーズBE間の領域に相当する。
再帰反射素子20がビーズBEによって構成されている場合も同様に、再帰反射素子20を移動させることによって、非再帰反射部22が視認されるのを抑制することができる。例えば、機構30が再帰反射素子20を振動させる振幅は、ビーズBE間の平均ピッチ以上であることが望ましい。
このような実施例においても上記したのと同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、表示品位の劣化を抑制することが可能な表示装置を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、表示品位の劣化を抑制することが可能な表示装置を得ることができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
DSP…表示装置、I0…表示光、DSP…表示部、
10…偏光素子、OE…光学素子、20…再帰反射素子、
30…機構、23…再帰反射体、A1、B1、C1…反射面、A、B、C、D…頂点、
IS…交点、21…再帰反射部、22…非再帰反射部。
10…偏光素子、OE…光学素子、20…再帰反射素子、
30…機構、23…再帰反射体、A1、B1、C1…反射面、A、B、C、D…頂点、
IS…交点、21…再帰反射部、22…非再帰反射部。
Claims (6)
- 表示光を出射する表示部と、
入射光の一部を透過及び反射させる光学素子と、
前記光学素子で反射された反射光を再帰反射する再帰反射素子と、
前記再帰反射素子を移動させる機構と、を備える、表示装置。 - 前記機構は、前記再帰反射素子を面方向、及び、法線方向の少なくともどちらか一方に振動させる、請求項1に記載の表示装置。
- 前記機構は、前記再帰反射素子を回転させる、請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記機構は、前記再帰反射素子を60Hz以上の周期で移動させる、請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示装置。
- 表示光を出射する表示部と、
入射光の一部を透過及び反射させる光学素子と、
前記光学素子で反射された反射光を再帰反射する再帰反射体を備えた再帰反射素子と、
前記再帰反射素子を周期的に振動させる機構と、を備え、
前記再帰反射体は、互いに交差する3つの反射面を有し、平面視で3つの頂点を有する三角形であり、
前記再帰反射素子の振幅は、前記頂点の1つと前記3つの反射面の交点とを結ぶ線分の長さ以上である、表示装置。 - 表示光を出射する表示部と、
入射光の一部を透過及び反射させる光学素子と、
前記光学素子で反射された反射光を再帰反射する再帰反射部と、非再帰反射部と、を備えた再帰反射素子と、
前記再帰反射素子を周期的に移動させる機構と、を備え、
前記機構は、所定の位置に、前記再帰反射部と前記非再帰反射部とが交互に位置するように前記再帰反射素子を振動させる、表示装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7541460B2 (ja) | 2020-09-01 | 2024-08-28 | 株式会社日本触媒 | ディスプレイ用の部材及びそれを備える空中ディスプレイ |
-
2017
- 2017-03-08 JP JP2017043825A patent/JP2018146881A/ja active Pending
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