JP2019190543A - クラッチ機構およびコアドリル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定以上のトルクが発生した際に瞬間的にモータなどを停止させることができず、モータやコアビットが摩耗、破損したり、使用者がケガをするおそれがある。【解決手段】クラッチ機構40は、入力軸32aと連結してモータの駆動力が入力、伝達されるギヤ42と、ギヤと同軸である伝達軸32b上に配置されて駆動力を出力するクラッチケース44と、を備えている。ギヤ42、クラッチケース44は重畳され、ギヤと対向するクラッチケースの面に複数の収納孔44bが形成され、各収納孔にねじりばね46、鋼球48が、ねじりばねの偏倚力をもって収納されている。所定未満のトルクが発生した際にはねじりばねの偏倚力により、ギヤ42の面に鋼球48が接触し、摩擦力によりギヤ、クラッチケースが一体化し、駆動力が伝達される。所定以上のトルクが発生した際にギヤ42はクラッチケース44に対して空転する。【選択図】図3

Description

本発明は、コンクリート製構造物の壁面や床体などに穿孔を行うコアドリル装置に用いられるクラッチ機構および(クラッチ機構を用いた)コアドリル装置に関する。
コンクリート製構造物の壁面、床体などに小径孔を形成(穿孔)する際に使用されるドリルビットの一つとして、たとえばコアドリル装置が知られている。コアドリル装置として、たとえばダイヤモンド粒等を固結してなる切削用のビットを円筒形状のコアビットの先端部に一体的に配したものが、一般的に知られている。ダイヤモンド粒を固結したコアビットは、ダイヤモンドコアビットと呼ばれている。
コアドリル装置では、コンクリート製の壁面などにコアビットのビットを回動させながら擦り付けることで壁面の表面を削り、壁面に孔を穿つことができる。
コアドリル装置は、コアビットを回動させるための駆動手段であるモータと、コアビットなどに大きな負荷がかかった場合にその負荷をモータなどに伝達させないためのクラッチ機構とを内蔵している(たとえば、特開2005−240982号公報、特開2002−273722号公報)。クラッチ機構には、たとえばスリップクラッチ、電磁クラッチなどがある。
特開2005−240982号公報には、スリップクラッチが開示されている。モータ(駆動モータ)はその駆動軸(入力軸)にギヤやスリップクラッチを有し、コアビットを回動させる回動軸(出力軸)に、ギヤやスリップクラッチを介して間接的に連結されている。
具体的に、特開2005−240982号公報のコアドリル装置は、概略、モータ、クラッチ板、第一、第二、第三のギヤを備えており、クラッチ板、第一、第二のギヤがユニット化されてスリップクラッチの機能を有している。
モータの駆動軸はピニオンギヤ付きの軸、すなわちピニオン軸とされ、このピニオンギヤにより第一のギヤに連結されている。
第一のギヤの回動中心となる伝達軸には、第一のギヤを挟むように変速用の第二のギヤと、クラッチ板とが配置されている。言い替えると、同軸(同一の伝達軸)上に、クラッチ板、第一、第二のギヤが順に配置されている。
第二のギヤは、コアビットの回動軸に取り付けられた第三のギヤに連結されている。
つまり、モータの駆動力は、順に、第一のギヤ、(第一のギヤと同軸の)第二のギヤ、(コアビットの回動軸上の)第三のギヤに伝達され、最終的にコアビットの回動軸に伝達される。
第一のギヤには、その中心となる伝達軸の周囲に貫通孔が等間隔に形成されている。また、第一のギヤは複数の摩擦部材を有し、摩擦部材は、平面上の摩擦面を有する略円筒形形状の大径部と、大径部よりも径の小さい略円筒形形状の小径部とが一体化された段付きの部材とされている。
複数の摩擦部材は、その小径部が、第一のギヤにおいて第二のギヤと対向する面(表面)、クラッチ板と対向する面(裏面)の双方向から複数の貫通孔にそれぞれ挿入されている。摩擦部材の小径部が貫通孔に挿入されると、大径部が第一のギヤの面から突出する。
つまり、クラッチ板、(クラッチ板と対向する面(裏面)から挿入された)摩擦部材、第一のギヤ、(第二のギヤと対向する面(表面)から挿入された)摩擦部材、第二のギヤの順で組み立てられ(ユニット化され)、これらのユニットをナット、駆動軸上のねじ部で一体的に締め付けて、クラッチ機構(スリップクラッチ)としている。このとき、第一のギヤの面から突出した摩擦部材の大径部と、大径部と対向するクラッチ板の面または第二のギヤの面とが互いに接触している。
特開2002−273722号公報には、電磁クラッチが開示されている。特開2002−273722号公報には2種類のモータ、すなわち駆動モータ、移動モータが開示されている。駆動モータは、上下方向に延びる支柱に取り付けられている。また、移動モータは支柱上部に取り付けられ、駆動モータは移動モータにより支柱に沿って上下方向に移動可能とされる。電磁クラッチは移動モータに配置されているが、以下では電磁クラッチを駆動モータに転用した場合の構成を述べる。なお、以下、駆動モータを単にモータという。
モータの駆動軸は、磁力により結合するいわゆる電磁クラッチを介して、コアビットを回動させる回動軸に連結されている。
電磁クラッチは、モータの駆動軸に連結された円盤状のインナー部材(回転体)と、コアビットの回動軸に連結されたアウター部材(ケース)とを備えている。インナー部材はアウター部材の内部に回動自在に収納されている。アウター部材の外周には電磁コイルが設けられるともに、インナー部材、アウター部材の間には磁粉が設けられている。
特開2005−240982号公報 特開2002−273722号公報
特開2005−240982号公報では、摩擦力を超えない所定未満のトルクが発生した場合、モータが駆動されると、第一のギヤに設けられた摩擦部材の大径部と、クラッチ板の面または第二のギヤの面との接触により摩擦力が発生する。特に、大径部と第二のギヤの面との摩擦力により第一、第二のギヤが一体化される。モータの駆動力は、モータの駆動軸から、一体化した第一、第二のギヤにまず伝達される。そして、第二のギヤと連結された第三のギヤを介してコアビットの回動軸に伝達される。
摩擦力を超える所定以上のトルクが発生すると、摩擦部材の大径部がスリップし、第一のギヤと、第二のギヤまたはクラッチ板との結合が解除される。特に、第一のギヤが第二のギヤに対して空転(スリップ)するとモータの駆動力がコアビットの回動軸に伝達されず、コアビットの回動が停止する。
特開2005−240982号公報のスリップクラッチは、ねじなどの締め付けによりユニット化されている。すなわち、摩擦部材との摩擦力を超える所定以上のトルクが発生した場合にクラッチ機構が機能するためには、締め付けのトルク管理が重要となる。しかし、たとえば同じ材料により形成された摩擦部材であってもその摩擦係数にはバラツキがあり、クラッチ機構として機能するための締め付けのトルク管理そのものが難しい。
そして、一度摩擦部材の大径部がスリップすると摩耗、破損するため、摩擦部材を再使用することができない。
また、大径部、小径部を備える摩擦部材は貫通孔に対応した形状とされるとともに、適切な摩擦係数を確保しなければならず、摩擦部材の構成が複雑である。
特開2002−273722号公報では、アウター部材の電磁コイルに給電すると電磁コイルの磁力により磁粉が帯電し、磁粉の結合力によりインナー部材、アウター部材が結合して一体化される。そのため、モータの駆動力が駆動軸、電磁クラッチ、回動軸を介してコアビットに伝達される。
磁粉の結合力を超える所定以上のトルクが発生すると給電が停止され、インナー部材、アウター部材の結合が解除される。インナー部材がアウター部材の内部で空転するため、モータの駆動力が回動軸に伝達されず、コアビットの回動が停止する。
しかし、所定以上のトルクが発生した場合、給電を停止して磁粉の結合力が解除されるまでにタイムラグが発生する。タイムラグの間もインナー部材、アウター部材が一体化されており、モータの駆動力が電磁クラッチを介してコアビットの回動軸に伝達され続ける。そのため、電磁クラッチの場合、所定以上のトルクが発生した際に瞬間的にインナー部材、アウター部材の結合を解除することができない。結合を解除してモータの駆動力の伝達を瞬間的に停止することができなければ、モータやコアビットの摩耗、破損を防止することができないばかりか、コアドリルを操作している使用者に大きな反力がかかり使用者がケガをするおそれも否定できない。
本発明は、締め付けのトルク管理が不要とされ、複数回の使用が可能であり、かつ、所定以上のトルクが発生した場合であってもモータの駆動力の伝達を瞬間的に停止することのできる、構成の簡単なクラッチ機構の提供を目的としている。
また、締め付けのトルク管理が不要とされ、複数回の使用が可能であり、かつ、所定以上のトルクが発生した場合であってもモータの駆動力の伝達を瞬間的に停止することのできる、構成の簡単なクラッチ機構を用いたコアドリル装置の提供を別の目的としている。
上記目的を達成するために本発明では、クラッチ機構は、モータの駆動力を出力するクラッチケースを備え、クラッチケースの面に形成された収納孔にねじりばね、鋼球が収納されている。
すなわち、請求項1に係る本発明によれば、モータの駆動力が入力、伝達されるギヤと、ギヤと同軸に配置されてギヤから伝達された駆動力を出力するクラッチケースと、を備えるクラッチ機構であって、ギヤと対向するクラッチケースの面に複数の収納孔が形成され、各収納孔にねじりばね、鋼球が、ねじりばねの偏倚力をもって収納されている。
請求項1に係る本発明では、クラッチケースと対向するギヤの面に、ねじりばねの偏倚力をもって鋼球が接触している。所定未満のトルクが発生した場合、ギヤの面、鋼球の摩擦力によりギヤ、クラッチケースが一体化(ユニット化)して回動し、ギヤに入力された駆動力が出力される。クラッチ機構に所定以上のトルクが発生した場合、鋼球がギヤの面を空転(スリップ)し、駆動力の伝達が瞬間的に停止される。
また、鋼球はそのものが回転可能であるから、同じ面(部分)のみがギヤの面と接触し摩耗することはなく、クラッチケース、ギヤなどを複数回の使用することができる。また、クラッチ機構にねじなどを使用していないため、ギヤ、クラッチケースの締め付けのトルク管理は不要である。
本発明の一実施例に係るクラッチ機構が設けられたコアドリル装置の斜視図を示す。 クラッチ機構が設けられたコアドリル装置の分解斜視図を示す。 図1の線X−Xに沿ったコアドリル装置の部分断面図を示す。簡単のため、コアビット、給水ノズルは省略されている。 (A)はクラッチ機構のギヤの斜視図、(B)はクラッチケース、ねじりばね、鋼球の分解斜視図、(C)はクラッチ機構の側面図をそれぞれ示す。
モータの駆動力が入力、伝達されるギヤと、ギヤと同軸に配置されてギヤから伝達された駆動力を出力するクラッチケースと、を備えるクラッチ機構であって、ギヤと対向するクラッチケースの面に複数の収納孔が形成され、各収納孔にねじりばね、鋼球が、ねじりばねの偏倚力をもって収納されている。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るクラッチ機構が設けられたコアドリル装置の斜視図、図2はクラッチ機構が設けられたコアドリル装置の分解斜視図、図3は、図1の線X−Xに沿ったコアドリル装置の部分断面図をそれぞれ示す。図3では、簡単のため、コアビット、給水ノズルは省略されている。なお、前後上下左右は、明示の場合を除いてコアドリル装置の使用者から見た方向をいい、Fr、Rr、Up,Lw、L、Rで示す。
コアドリル装置10は、コンクリート製構造物の壁面や床体などに穿孔を行う中空の略円筒形形状のコアビット20と、コアビットを回動させ支持するためのドリル本体30とを備えている。
コアビット20は、その先端(前端)にたとえばダイヤモンド粒等を固結してなる切削用のビット(たとえばダイヤモンドビット)22が等間隔に配置されるとともに、その他端(後端)の内部がねじ切りされて内径ねじ部20’が形成されている。コアビット20の回動中心となる回動軸24の先端(後述する外径ねじ部24’)に、コアビットの後端の内径ねじ部20’が係合することで、所望の孔の大きさに応じたコアビットが回動軸の先端に取り付けられる。
ドリル本体30は、その内部に駆動手段32(図示しない)、後述する回動軸のギヤ(以下、回動ギヤ)24b、クラッチ機構40、電源機構(図示しない)などを内蔵している。ドリル本体30には、電源のオンオフを設定するスイッチ34aが取り付けられている。
コアドリル装置10を使用するためには、まず、コンクリート製の壁面などにビット22を垂直に押し当ててからスイッチ34aにより電源をオンにして電源機構(図示しない)を作動させ、駆動手段(モータ)32を駆動させる。モータ32の駆動力が、クラッチ機構40、回動ギヤ24bなどを介して、回動軸24からコアビット20に伝達される。そして、コアビット20が回動軸24を中心に回動し、ビット22によりコンクリート製の壁面が削られて孔を穿つことができる。つまり、コアビットの回動軸24はモータの駆動力の出力軸とされる。
スイッチ34aにより電源をオフにすると、モータ32の駆動が停止してコアビットの回動が停止する。
ドリル本体30は、さらに、モータ32やクラッチ機構40を内蔵するハンドル34’付のハウジング34、ハウジングの前部を覆うとともにその先端(前端)にコアビット20が接続されるカバー36、着脱可能な取り付けハンドル38などを有している。カバー36、取り付けハンドル38は、たとえばボルトによりハウジング34にそれぞれ固定される。
カバー36はその前部に開口36aを持ち、回動軸24はその先端部(前部)24−1が開口から突出するように回動軸が設けられる。なお、図2を見ると、カバー36はコアビット20(ビット22)の温度上昇の防止を主な目的とする冷却水を供給する給水口36bを持ち、給水口に給水ノズル36cが接続されるが、本発明の趣旨ではないため、ここでは詳細な説明を省略する。
図2を見るとわかるように、コアビットの回動軸24は、コアビット20を着脱可能に取り付ける先端部(前部)24−1、後述する取付部材25’により回動軸をカバー36に取り付ける中央部24−2、先端部や中央部よりも細い軸状に形成されて回動ギヤ24bを取り付ける後部24−3に大別される。
回動軸の先端部(前部)24−1は、コアビットの後端の内径ねじ部20’と係合可能な形状に、外径ねじ部24’がねじ切りにより形成されている。
中央部24−2には、後方から取付部材25’が外挿されている。図2に示すように、取付部材25’は、たとえばCリング25’a、2個のベアリング25’b、カラー25’c、3個のオイルシール25’dとされ、これらの取付部材により回動軸24がカバー36に対して回動可能に取り付けられている。
回動軸の後部24−3には、上下1か所ずつの凹部24aが形成されている。凹部24aにはキー24a−1がそれぞれ嵌め込まれ、キーを介して回動ギヤ24bが取り付けられる。
回動ギヤ24bは、その中心に回動軸24(詳細には回動軸の後部24−3)の挿通される略円形形状の軸支孔24b’が形成されている。さらに、軸支孔24b’には、その上下2か所をそれぞれ一部切り欠いた2か所の切欠孔24b’−1が形成されている。回動ギヤの軸支孔24b’に形成された2か所の切欠孔24b’−1と、回動軸の後部24−3に形成された上下2か所の凹部24aとは、それぞれ位置が対応している。つまり、上の切欠孔24b’−1、上の凹部24aが対応し、そして、下の切欠孔、下の凹部がそれぞれ対応して位置している。
なお、図2では凹部24a、切欠孔24b’−1は上下2か所とされているが、個数や位置はこれに限定されない。
たとえば、カバー36の後方から取付部材25’を取り付けるとともに、回動軸24をカバーの開口36aに挿通させる。そして、回動軸の上下の凹部24aにそれぞれキー24a−1を挿入し、回動軸24を軸支孔24b’に挿通させてキーを上下の切欠孔24b’−1にそれぞれ嵌め込むと、回動軸、回動ギヤが一体化されてカバー36に取り付けられ、ハウジング34に内蔵される。回動軸24に着目して言い替えると、回動軸の前部24−1がカバーの開口36aから前方に延ばされ、その中央部24−2から後部24−3までは取付部材25’、回動ギヤ24bとともにハウジング34に内蔵され、カバー36で覆われて隠される。
図2と併せて図3を見るとわかるように、ハウジング34内には、コアビットの回動軸24と平行な2本の軸、すなわち入力軸32a、伝達軸32bが設けられている。入力軸32aは、モータ32(図示しない)に直接連結されてモータの駆動力が直接入力される軸である。伝達軸32bは、入力軸32aから伝達された駆動力を回動軸24に伝達する軸である。クラッチ機構40は伝達軸32bに取り付けられている。
なお、図3では、回動軸24、伝達軸32bの回動中心がそれぞれ一点鎖線で表されている。
入力軸32aは、その周囲に歯(図示しない)が切られており、後述するクラッチ機構のギヤ42を介して伝達軸32bと連結(噛合)している。
実施例では、入力軸32aは、モータ32に直接連結されてモータの駆動力が直接入力される軸としたが、直接間接を問わず、クラッチ機構40に対してモータの駆動力を入力する軸であればよい。たとえば、入力軸32aはそのほかのギヤ、軸と連結され、これらのギヤなどを介してモータ32の駆動力をクラッチ機構40へ間接的に入力するものであってもよい。
図2を見るとわかるように、伝達軸32bはピニオンギヤ付きの軸、すなわちピニオン軸とされる。詳細に述べると、伝達軸32bはその先部(前部)にピニオンギヤ32b−1を有し、また、その中央部左側面には凹部32b−2が形成されている。伝達軸のピニオンギヤ32b−1は、その歯が回動軸の回動ギヤ24bの歯と噛合し、回動ギヤと連結している。凹部32b−2には、後述するクラッチケースの切欠孔44a−1(図4(B)参照)とともにキー32b’−2が嵌め込まれる。
クラッチ機構40の構成について説明する。
図4(A)はクラッチ機構のギヤの斜視図、(B)はクラッチケース、ねじりばね、鋼球の分解斜視図、(C)はクラッチ機構の側面図をそれぞれ示す。
クラッチ機構40は、入力軸32aと連結してモータ32の駆動力が入力、伝達されるギヤ42と、ギヤと同軸(伝達軸32b上)に配置されてギヤから伝達された駆動力を出力するクラッチケース44と、を備えている。
クラッチ機構40の構成を詳細に述べると、図2、3を見るとわかるように、前方からクラッチケース44、ギヤ42の順に、隣り合わせに配置されている。図4(A)(B)を見ると、ギヤ42、クラッチケース44の中心には略円形形状の軸支孔42a、44aがそれぞれ形成されている。さらに、図4(C)を見るとわかるように、ギヤ42、クラッチケース44は面合わせに配置(重畳)されて、その中心となる軸支孔42a、44aに伝達軸32bが挿通(貫通)されている。
ギヤ42は、その中心の軸支孔42aに挿通された伝達軸32bに対して固定されず、回動可能に軸支されている。また、ギヤ42はモータの入力軸32aと連結され、連動可能とされている(図3参照)。
伝達軸32bの前部のピニオンギヤ32b−1は、その歯が伝達軸から突出して段形状とされている。そのため、伝達軸32bの後方からクラッチケース44が挿通されると、クラッチケースの前面が伝達軸の歯(段)に突き当てられて、クラッチケースの挿通(前進)が阻まれる。
また、クラッチケースの軸支孔44aには、その左面を一部切り欠いて切欠孔44a−1が形成されている。クラッチケースの切欠孔44a−1は伝達軸の凹部32b−2と対応する位置に形成され、クラッチケースの切欠孔、伝達軸の凹部にキー32b’−2が嵌め込まれ、キーにより伝達軸32b、クラッチケース44が一体化されている。
図4(A)に示すように、クラッチ機構のギヤ42は、クラッチケース44と対向する面42Fr(図2、3では前面)上において、後述するクラッチケースの収納孔44bに対応する位置で、軸支孔42aの周囲に等間隔で接触孔42bが複数形成されている。接触孔42bは、たとえばギヤ42の面上に座ぐり加工により形成された略逆円錐形形状、または略円錐台形形状の孔とされている。図4(A)では、接触孔42bは略円錐台形形状)の孔とされている。
図4(A)では接触孔42bは6個形成されているが、この個数に限定されず、後述するねじりばね46、鋼球48などに対応する個数、位置であればよい。
図4(B)に示すように、クラッチケース44は、ギヤ42と対向する面44Rr(図2、3では後面)上において、軸支孔44aの周囲に等間隔で収納孔44bが複数形成されている。複数の収納孔44bは、たとえばクラッチケースの面44Rrから略円筒形形状に形成された止まり孔とされている。図4(B)では収納孔44bは6個形成されているが、この個数、位置に限定されない。
各収納孔44bには、その底面(前面)から順にねじりばね46、鋼球48、各1個の組み合わせが配置、収納されている。すなわち、収納孔44bは、その内部にねじりばね46、鋼球48を配置、収納可能な大きさに形成された孔(止まり孔)とされている。
まず、ねじりばね46について述べると、図3を見るとわかるように、ねじりばねは収納孔44b内に隠されるように収納孔に配置、収納されている。なお、収納孔44bの底面(前面)、ねじりばねの先端(前端)は固定してもよいし、していなくてもよい。
図3と併せて図4(B)を見るとわかるように、収納孔44bに挿入されたねじりばね46の他端(後端)に接するように(図4(B)を見るとねじりばねに乗せられるように)、鋼球48が収納孔内に配置、収納されている。図4(C)では、ねじりばね46に支持された鋼球48は、その一部(図3では後部)がクラッチケースの面(後面44Rr)からわずかに突出するように配置されている。
なお、図4(B)では、わかりやすさのため、ねじりばね46、鋼球48の組み合わせを3個しか記載していないが、接触孔42b、収納孔44bなどの個数に併せて実際には6個設けられている。しかし、個数はこれに限定されない。ねじりばね46、鋼球48の個数や、接触孔、収納孔の大きさ、深さなどを変更すれば、トルクを調節することができる。
クラッチ機構40の組み立てについて説明する。
クラッチ機構40は概略、図2、図4(C)に示すように、ギヤ42、クラッチケース44(詳細には、ギヤの前面42Fr、クラッチケースの後面44Rr)が面合わせで前後に重畳され、それらの軸支孔42a、44aに伝達軸32bが挿通されて一体化され、クラッチケースが組み立てられる。
詳細を述べると、まず、クラッチケースの中心の軸支孔44aに伝達軸32bを挿通し、クラッチケースの切欠孔44a−1、伝達軸の凹部32b−2にキー32b’−2を嵌め込み、キーにより伝達軸、クラッチケースを一体化する。次に、クラッチケースの収納孔44bに、その底面から順にねじりばね46、鋼球48を順に挿入、収納する。ギヤの軸支孔42aに伝達軸32bを挿通させて、ギヤの前面42Fr、クラッチケースの後面44Rrが面合わせとなるようにギヤ、クラッチケースを同軸上(伝達軸32b上)で前後に重畳させる。
このとき、クラッチケースの面(後面44Rr)から突出した鋼球48の一部(後部)は、ギヤの接触孔42b(詳細にはギヤの接触孔の内面42b−1)に接触して押圧される(図3、4(C)参照)。そのため、ねじりばね46の偏倚力のもとで、ねじりばね、鋼球48が収納孔44bに押し込まれる。言い変えると、各収納孔44bにねじりばね46、鋼球48が、ねじりばねの偏倚力をもって収納されている。
組み立てられたクラッチ機構40は、クラッチ機構を収納可能な形状にあらかじめ形成されたハウジング34内に内蔵される。
詳細を述べると、図2、3を見るとわかるように、伝達軸32bに前方からベアリング52が、そして、後方からクラッチ機構40(ギヤ42、クラッチケース44)、シムリング54a、ベアリング54bがそれぞれ外挿され、一体としてハウジング34内に収納、内蔵されている。伝達軸32bは、その前後に設けられるベアリング52、54bにより、ハウジング34内で回動可能とされる。また、伝達軸32bに対して、クラッチケース44はキー32b’−2によって一体化、固定されているため、伝達軸と一体として回動する。しかし、ギヤ42は伝達軸32bに固定されておらず、伝達軸に対して回動可能に軸支されている。
なお、図4(C)ではわかりやすさのため、ギヤ42、クラッチケース44の間がわずかに空いており、鋼球48の一部が視認されている。しかし、ハウジング34内では、たとえば、ギヤ42、クラッチケース44の間の隙間がほぼないようにギヤ、クラッチケースが重畳されて収納されている(図3参照)。
クラッチ機構40の動作について説明する。
まず、所定未満のトルクが発生した場合のクラッチ機構40の動作について述べる。
モータの入力軸32aから伝達された駆動力は、入力軸と連結したギヤ42に伝達される。所定未満のトルクが発生した場合、ねじりばね46の偏倚力により、クラッチケースの鋼球48がギヤ42の接触孔の内面42b−1を押し付けられる。この押し付け(接触)によって、鋼球48、ギヤ42の接触孔の内面42b−1の間に摩擦力が発生する。この摩擦力によりギヤ42、クラッチケース44が一体化(ユニット化)し、クラッチ機構40全体として伝達軸32bを中心に回動する。つまり、ギヤ42に伝達された駆動力は、クラッチ機構40を介して伝達軸32bに伝達され、さらに、伝達軸のピニオンギヤ32b−1と連動する回動ギヤ24bに伝達される。回動ギヤ24bはその中心に挿通された回動軸24と一体化されているため、回動軸を介してモータ32の駆動力が出力されてコアビット20が回動する。そして、コアビットの先端のビット22が回動されて、コンクリートなどの壁面に穿孔することができる。
次に、所定以上のトルクが発生した場合のクラッチ機構40の動作について述べる。
モータの入力軸32aから伝達された駆動力は、入力軸と連結したギヤ42に伝達されるが、クラッチケースの鋼球48がギヤの接触孔の内面42b−1を滑り、クラッチケース44に対してギヤ42が空転する(スリップ)する。すなわち、鋼球48(詳細には、鋼球の一部(後部))と、ギヤの接触孔の内面42b−1の間に発生していた摩擦力を超える所定以上のトルクが発生すると、ねじりばね46の偏倚力に抗して鋼球48が収納孔44b内に押し込まれ、鋼球の後部がギヤの接触孔の内面42b−1を滑り、クラッチケース44に対してギヤ42が空転する(スリップ)する。そのため、ギヤ42、クラッチケース44の結合が解除され、モータ32の駆動力は伝達軸32bに伝達されない。
このように、ギヤ42、クラッチケース44を備えたクラッチ機構40であって、ギヤと対向するクラッチケースの面に形成された収納孔44b内にねじりばね46、鋼球48が順に収納されていれば、所定未満のトルクが発生した場合にギヤの面(詳細には接触孔の内面42b−1)と鋼球(鋼球の一部(後部))との間の摩擦力によりギヤ、クラッチケースが一体化(ユニット化)されてモータ32の駆動力を十分伝達することができる。そして、摩擦力を越える所定以上のトルクが発生した場合には、クラッチケース44に対してギヤ42が空転して駆動力の伝達を瞬間的に停止することができる。このように、簡単な構成でクラッチ機構40として作動させることができる。
鋼球48は回転自在に収納孔44bに収納されている。そのため、ギヤの面(接触孔の内面42b−1)に接触する鋼球の面は一定ではなく、鋼球の同じ面のみが摩耗することはない。よって、一度スリップすると部品(摩擦部材)が摩耗、破損して再使用できない従来のスリップクラッチと比較して、クラッチ機構40を複数回使用することができる。
クラッチ機構40(ギヤ42、クラッチケース44)はハウジング34に内蔵されれば足り、ボルトなどによる締め付けは不要とされる。そのため、ギヤ42、クラッチケース44のトルク管理は不要である。
鋼球48の一部がクラッチケースの面(後面44Rr)から突出し、ねじりばね46の偏倚力のもとでクラッチケースと対向するギヤの面(前面42Fr。詳細には接触孔の内面42b−1)に接触することで、鋼球がギヤの面(接触孔の内面42b−1)に適切に押圧される。また、クラッチケースの面(後面44Rr)から突出した鋼球48の形状に対応して接触孔42bが略逆円錐形形状または略逆円錐台形形状に形成され、この接触孔が鋼球に対応する位置でギヤ42に複数形成されていれば、鋼球がより適切に接触孔の内面42b−1に押し付けられる(押圧される)。そのため、ギヤ42の回転により鋼球48の位置がずれることはない。そして、所定未満のトルクが発生した場合においては、鋼球48、接触孔の内面42b−1の摩擦によってクラッチ機構40が一体化して回動しうる。
上記のように、所定以上のトルクが発生した場合であってもモータの駆動力の伝達を瞬間的に停止することができる。
上述した実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明を何など限定するものでなく、本発明の技術範囲内で変形、改造などの施されたものも全て本発明に包含されることはいうまでもない。
本発明は、コンクリート製構造物の壁面や床体などに穿孔を行うコアドリル装置に用いられるクラッチ機構および(クラッチ機構を用いた)コアドリル装置に限定されず、コアドリル装置以外の分野におけるクラッチ機構やそのクラッチ機構を用いた機器にも広範囲に応用できる。
10 コアドリル装置
32 駆動手段(モータ)
40 クラッチ機構
42 ギヤ
42b 接触孔
42Fr ギヤの面(前面)
44 クラッチケース
44b 収納孔
44Rr クラッチケースの面(後面)
46 ねじりばね
48 鋼球

Claims (6)

  1. モータの駆動力が入力、伝達されるギヤと、
    ギヤと同軸に配置されてギヤから伝達された駆動力を出力するクラッチケースと、
    を備えるクラッチ機構であって、
    ギヤと対向するクラッチケースの面に複数の収納孔が形成され、
    各収納孔にねじりばね、鋼球が、ねじりばねの偏倚力をもって収納されているクラッチ機構。
  2. 鋼球の一部がクラッチケースの面から突出し、クラッチケースと対向するギヤの面と接触している請求項1記載のクラッチ機構。
  3. 収納孔は、クラッチケースの面から略円筒形形状に形成された止まり孔であって、
    収納孔の底面から順にねじりばね、鋼球がそれぞれ配置、収納されている請求項1または2記載のクラッチ機構。
  4. 鋼球に対応する位置でギヤに接触孔が複数形成され、
    クラッチケースの面から突出した鋼球の一部が、ギヤの接触孔に接触している請求項1〜3いずれか記載のクラッチ機構。
  5. 接触孔が略逆円錐形形状または略逆円錐台形形状である請求項4記載のクラッチ機構
  6. 請求項1〜5いずれか記載のクラッチ機構が設けられたコアドリル装置。
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