JP2019188854A - 内装用表面材 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有すると共に、光安定剤を添加しない、あるいは添加量を低減した場合であっても、耐光性に優れる内装用表面材の提供を目的とする。【解決手段】互いに反対色の関係を有する有機系顔料を含んだ内装用表面材であるため、色合いが単調とならず、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有する内装用表面材である。そして、互いに反対色の関係を有する有機系顔料がフタロシアニングリーンを含有していることによって、耐光性に優れる内装用表面材を提供できる。そのため、本発明により、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有すると共に、耐光性に優れる内装用表面材を提供できる。【選択図】なし

Description

本発明は、各種内装材の表面材、特に、天井、ドアーサイド、ピラーガーニッシュ、リヤパッケージなどの車両用内装材の表面材として使用できる、内装用表面材に関する。
従来から自動車などの車両用内装材を調製可能な内装用表面材として、装飾性に優れる内装材を提供できるよう着色されたものが提案されている。特に、黒色系に着色された内装用表面材は、室内や車内空間を落ち着いた雰囲気にできる内装材を調製できるため需要がある。
このような黒色系で着色された内装用表面材を製造する場合、特許文献1にも開示されているように、単一の呈色成分(ペリレン系有機化合物あるいはカーボンブラック)で黒色を表現可能な顔料が使用されている。
特開2016−222135号公報
しかし、単一の呈色成分で黒色を表現可能な顔料を用いてなる内装用表面材は、色合いが単調であり高級感に劣るものであった。そのため、従来技術では、高級感に富む黒色系の色合いを有する内装用表面材を実現するのは困難であった。
本願出願人は、高級感に富む黒色系の色合いを有する内装用表面材を提供するため検討を続けた結果、互いに反対色の関係を有する有機系顔料を混合してなる黒色系の混合顔料を用いることで、具体的には、フタロシアニンブルー(青系の色をなす有機系顔料)とキナクリドン(青系の色と反対色の関係を有する赤系の色をなす有機系顔料)を混合してなる黒色系の混合顔料を用いることで、色合いが単調とならず、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有する内装用表面材を実現できることを見出した。なお、本効果が発揮される理由として、有機系顔料であることにより発色が良いと共に、互いに反対色の関係を有する有機系顔料が存在していることで、補色調和と呼ばれる互いの色を引き立て合う相乗効果も発揮されるためだと考えられた。
しかし、上述の構成を備える内装用表面材を用いて調製された内装材は、耐光性に劣り変色し易いという問題を有していた。特に、自動車などの車両は高温下で日光にさらされることから、上述の構成を備える内装用表面材を用いて調製された車両用内装材では、変色がより発生し易くなるものであり耐光性の向上が求められた。
有機系顔料を有する内装用表面材の耐光性を向上する方法として、例えば低分子量HALSや高分子量HALS、反応型HALS、紫外線吸収剤などの光安定剤(耐光性向上剤)を有機系顔料に添加する方法が行われている。しかし、内装用表面材において光安定剤の存在は本来必須なものではない。そのため、添加された光安定剤が有機系顔料と反応するなどして有機系顔料の色合いや発色が意図せず変化し、内装用表面材の意匠性が低下する恐れがあった。
そのため、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有すると共に、光安定剤を添加しない、あるいは添加量を低減した場合であっても、耐光性に優れる内装用表面材の提供が求められていた。
本発明は「有機系顔料を有する内装用表面材であって、前記有機系顔料はフタロシアニングリーンと前記フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料を含有している、内装用表面材。」である。
本発明の内装用表面材は、互いに反対色の関係を有する有機系顔料を含んだ内装用表面材である。そのため、色合いが単調とならず、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有する内装用表面材である。
そして本願出願人は、互いに反対色の関係を有する有機系顔料がフタロシアニングリーンを含有していることによって、耐光性に優れる内装用表面材を提供できることを見出した。
そのため、本発明により、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有すると共に、耐光性に優れる内装用表面材を提供できる。
本発明では、例えば以下の構成など、各種構成を適宜選択できる。
本発明の内装用表面材は、後述にて詳細に説明する有機系顔料を有していれば、その態様は適宜選択できるものであるが、一例として、フィルム(多孔フィルムあるいは無孔フィルム)や布帛(例えば、繊維ウエブや不織布、あるいは、織物や編み物など)を備える基材の表面や内部に有機系顔料を有する内装用表面材であることができる。
以降、本発明を説明するため内装用表面材として、基材と有機系顔料を備える内装用表面材を例示し説明する。
本発明にかかる内装用表面材を構成可能な基材は、フィルムや布帛を備えているのが好ましい。特に、布帛(特に、不織布)を備えている基材であることによって、柔軟であり、ソフトな風合と優れた外観を有する内装材を提供できると共に、柔軟で金型への追従性に優れる内装材を提供でき好ましい。
フィルムや布帛は、例えば、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、炭化水素の一部をシアノ基またはフッ素或いは塩素といったハロゲンで置換した構造のポリオレフィン系樹脂など)、スチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリエーテル系樹脂(例えば、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアセタール、変性ポリフェニレンエーテル、芳香族ポリエーテルケトンなど)、ポリエステル系樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、全芳香族ポリエステル樹脂など)、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド系樹脂(例えば、芳香族ポリアミド樹脂、芳香族ポリエーテルアミド樹脂、ナイロン樹脂など)、二トリル基を有する樹脂(例えば、ポリアクリロニトリルなど)、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリスルホン系樹脂(例えば、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンなど)、フッ素系樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなど)、セルロース系樹脂、ポリベンゾイミダゾール樹脂、アクリル系樹脂(例えば、アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルなどを共重合したポリアクリロニトリル系樹脂、アクリロニトリルと塩化ビニルまたは塩化ビニリデンを共重合したモダアクリル系樹脂など)など、公知の有機樹脂を用いて構成できる。
なお、これらの有機樹脂は、直鎖状ポリマーまたは分岐状ポリマーのいずれからなるものでも構わず、また有機樹脂がブロック共重合体やランダム共重合体でも構わず、また有機樹脂の立体構造や結晶性の有無がいかなるものでも、特に限定されるものではない。更には、多成分の有機樹脂を混ぜ合わせたものでも良い。
なお、内装用表面材に難燃性が求められる場合には、フィルムや布帛が難燃性の有機樹脂を含んでいるのが好ましい。このような難燃性の有機樹脂として、例えば、モダアクリル樹脂、ビニリデン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ノボロイド樹脂、ポリクラール樹脂、リン化合物を共重合したポリエステル樹脂、ハロゲン含有モノマーを共重合したアクリル樹脂、アラミド樹脂、ハロゲン系やリン系又は金属化合物系の難燃剤を練り込んだ樹脂などが挙げられる。
布帛の構成繊維は、例えば、溶融紡糸法、乾式紡糸法、湿式紡糸法、直接紡糸法(メルトブロー法、スパンボンド法、静電紡糸法など)、複合繊維から一種類以上の樹脂成分を除去することで繊維径が細い繊維を抽出する方法、繊維を叩解して分割された繊維を得る方法など公知の方法により得ることができる。
構成繊維は、一種類の有機樹脂から構成されてなるものでも、複数種類の有機樹脂から構成されてなるものでも構わない。複数種類の有機樹脂から構成されてなる繊維として、一般的に複合繊維と称される、例えば、芯鞘型、海島型、サイドバイサイド型、オレンジ型、バイメタル型などの態様であることができる。
また、構成繊維は、略円形の繊維や楕円形の繊維以外にも異形断面繊維を含んでいてもよい。なお、異形断面繊維として、中空形状、三角形形状などの多角形形状、Y字形状などのアルファベット文字型形状、不定形形状、多葉形状、アスタリスク形状などの記号型形状、あるいはこれらの形状が複数結合した形状などの繊維断面を有する繊維であってもよい。
布帛が構成繊維として熱融着性繊維を含んでいる場合には、繊維同士を熱融着することによって布帛に強度と形態安定性を付与でき、更に、毛羽立ちや繊維の飛散を抑制して、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材となり好ましい。このような熱融着性繊維は、全融着型の熱融着性繊維であっても良いし、上述した複合繊維のような一部融着型の熱融着性繊維であっても良い。熱融着性繊維の熱融着性を発揮する成分の種類は適宜選択するが、例えば、低融点ポリオレフィン系樹脂や低融点ポリエステル系樹脂などを使用できる。
布帛が捲縮性繊維を含んでいる場合には、伸縮性が増して金型への追従性に優れ、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材となり好ましい。このような捲縮性繊維として、例えば、潜在捲縮性繊維の捲縮を発現した捲縮性繊維やクリンプを有する繊維などを使用できる。
布帛の構成繊維の繊度は特に限定するものではないが、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材であるように、1デニール以上であることができ、1.5デニール以上であることができ、2デニール以上であることができる。他方、均質な地合いであることで優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材であるように、100デニール以下であることができ、50デニール以下であることができ、30デニール以下であることができ、10デニール以下であることができる。
また、布帛の構成繊維の平均繊維長も特に限定するものではないが、均質な地合いであることで優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材であるように、20mm以上であるのが好ましく、25mm以上であるのがより好ましく、30mm以上であるのが更に好ましい。他方、平均繊維長が110mmを超えると、布帛の調製時に繊維塊が形成される傾向があり地合が均質とならず、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材を提供できなくなる恐れがあることから、110mm以下であるのが好ましく、60mm以下であるのがより好ましい。
なお、「平均繊維長」は、JIS L1015(2010)、8.4.1c)直接法(C法)に則って測定した値をいう。
布帛が繊維ウエブや不織布である場合、例えば、上述の繊維をカード装置やエアレイ装置などに供することで繊維を絡み合わせる乾式法、繊維を分散媒に分散させシート状に抄き繊維を絡み合わせる湿式法、繊維の紡糸を行うと共にこれを捕集する直接紡糸法(メルトブロー法、スパンボンド法、静電紡糸法、紡糸原液と気体流を平行に吐出して紡糸する方法(例えば、特開2009−287138号公報に開示の方法)など)などによって、繊維シートを調製できる。
上述のようにして調製した繊維ウエブの構成繊維を、絡合および/または一体化させることで不織布を調製できる。構成繊維同士を絡合および/または一体化させる方法として、例えば、ニードルや水流あるいは水蒸気流などの気体流によって絡合する方法、バインダあるいは接着繊維によって繊維ウエブの構成繊維同士を接着により一体化させる方法などを挙げることができる。
加熱処理によってバインダや接着繊維の一部あるいは全てを溶融させて、構成繊維同士を溶融接着により一体化させてもよい。その際の加熱処理の方法は適宜選択できるが、例えば、ロールにより加熱または加熱加圧する方法、オーブンドライヤー、遠赤外線ヒーター、乾熱乾燥機、熱風乾燥機などの加熱機へ供し加熱する方法、無圧下で赤外線を照射して含まれている有機樹脂を加熱する方法などを用いることができる。
使用可能なバインダの種類は適宜選択するが、例えば、ポリオレフィン(変性ポリオレフィンなど)、エチレンビニルアルコール共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体などのエチレン−アクリレート共重合体、各種ゴムおよびその誘導体[スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、フッ素ゴム、ウレタンゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)など]、セルロース誘導体[カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなど]、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルブチラール(PVB)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVdF−HFP)、アクリル系樹脂などを使用できる。特に、バインダがアクリル系樹脂を含有していると、金型を用いたヒートプレス等の熱成型時に適度に軟化するため、金型への追従性に優れ、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材となり好ましい。
また、バインダには上述した樹脂以外にも、例えば、難燃剤、香料、顔料(無機顔料および/または有機系顔料)、抗菌剤、抗黴材、光触媒粒子、乳化剤、分散剤、増粘剤、消泡剤などの添加剤を含有していてもよい。なお、バインダはフタロシアニングリーンと前記フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料、および/または、他の有機系顔料や無機系顔料などを含有していてもよい。
基材に含まれるバインダ量は適宜選択するが、バインダ量が多いほど主面が平滑であるなど、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材となり好ましいことから、基材に含まれるバインダ量は、2g/m以上であるのが好ましい。一方、バインダ量が過剰に多い場合には、基材の柔軟性が劣ることで、金型への追従性に劣り、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材を提供し難くなる恐れがあることから、バインダ量は、20g/m以下であるのが好ましく、10g/m以下であるのが好ましい。
布帛が織物や編物である場合、上述のようにして調製した繊維を織るあるいは編むことで、織物や編物を調製できる。
なお、繊維ウエブ以外にも不織布あるいは織物や編物などを、上述した構成繊維同士を絡合および/または一体化させる方法へ供しても良い。
フィルムの調製方法は適宜選択でき、上述したバインダや添加剤を備えていても良い。
基材の、例えば厚さや目付などの諸構成は、特に限定されるべきものではなく適宜選択するが、例えば布帛の厚さは、0.5〜5mmであることができ、1〜3mmであることができ、1.1〜1.9mmであることができる。また、基材の目付は、50〜500g/mであることができ、80〜300g/mであることができ、100〜250g/mであることができる。
なお、本発明において厚さとは、測定対象物の最も広い面積を有する面(主面)と垂直をなす方向へ20g/cm圧縮荷重をかけた時の、測定対象物における該垂直方向の長さをいい、目付とは測定対象物の主面における1mあたりに換算した質量をいう。
本発明の内装用表面材は、一例として、上述した基材が有機系顔料を備えた構造をしている。基材が有機系顔料を備える態様は適宜選択できるが、基材の表面および/または内部にバインダを介して有機系顔料が担持されている態様であっても、基材の構成成分(例えば繊維やフィルムなど)に有機系顔料がめり込むようにして担持されている態様であっても、有機系顔料と有機樹脂の混合物を用いて調製された構成成分(例えば繊維やフィルムなど)により構成されている基材であってもよい。
特に、構成成分自体が本発明に係る有機系顔料(フタロシアニングリーンと前記フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料)によって着色されていることで、より高級感に富む黒色系の色合いを有すると共に、より耐光性に優れる内装用表面材を提供できることから、本発明に係る有機系顔料と有機樹脂の混合物を用いて調製された構成成分(例えば原着繊維や原着フィルムなど)により構成されている基材からなる内装用表面材であるのが好ましい。また、合わせて他の有機系顔料や無機系顔料などを含有していてもよい。
このとき、有機系顔料に必要であれば耐光性向上剤を配合することで、一層耐光性に優れる内装用表面材を提供してもよい。耐光性向上剤の種類は適宜選択できるが、例えば低分子量HALSや高分子量HALS、反応型HALS、紫外線吸収剤などの光安定剤(耐光性向上剤)を採用できる。また、有機系顔料に対する耐光性向上剤の配合比率は適宜選択できるが、有機系顔料の固形分質量:耐光性向上剤の固形分質量は、30質量部:1質量部〜10質量部:3質量部であることができる。
内装用表面材が備える有機系顔料の乾燥重量は、本発明にかかる課題を解決可能な内装用表面材を提供できるよう適宜選択するものであるが、より効果的に課題が解決されるよう、0.05g/m以上であるのが好ましく、0.1g/m以上であるのが好ましく、0.3g/m以上であるのが好ましい。一方、上限値も適宜選択するものであるが、1g/m以下であるのが現実的である。
本発明にかかる内装用表面材は、フタロシアニングリーンと前記フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料を含有している。前述した通り本発明の内装用表面材は、互いに反対色の関係を有する有機系顔料を含んでいるため、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有すると共に、有機系顔料としてフタロシアニングリーンを含有していることによって、耐光性に優れる。
ここでいうフタロシアニングリーンとは、置換基に塩素原子や臭素原子などを備えたフタロシアニン骨格を有する有機化合物の銅錯体であり、高塩素化銅フタロシアニンやフタロシアニン緑あるいはピグメントグリーン7(CAS番号:1328−53−6)、銅化合物ピグメントグリーン36(CAS番号:14302−13−7)などと称される有機系顔料である。
また、フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料とは、色相を尺度化したJIS Z 8721−1993「色の表示方法−三属性による表示」の「図1 色相環の分割」に記載されている色相環において、フタロシアニングリーンの色と反対の色(前記色相環の中心に対しフタロシアニングリーンの色を示す記号範囲と対称をなす記号範囲の色)およびそれに隣接する色(前記対称をなす記号範囲と隣接する記号範囲の色)の有機系顔料を指す。
なお、JIS Z 8721−1993「色の表示方法−三属性による表示」の「図1 色相環の分割」を表1に転記する。
Figure 2019188854
具体的に説明すると、フタロシアニングリーンは緑みの黄色(色相環の記号:GY)〜緑色(色相環の記号:G)〜青みの緑色(色相環の記号:BG)の範囲を呈色可能な有機系顔料であることから、
・緑みの黄色(色相環の記号:GY)を呈色するフタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料として、紫みの青色(色相環の記号:PB)〜紫色(色相環の記号:P)〜赤みの紫色(色相環の記号:RP)を呈色する有機系顔料を採用でき、
・緑色(色相環の記号:G)を呈色するフタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料として、紫色(色相環の記号:P)〜赤みの紫色(色相環の記号:RP)〜赤色(色相環の記号:R)を呈色する有機系顔料を採用でき、
・青みの緑色(色相環の記号:BG)を呈色するフタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料として、赤みの紫色(色相環の記号:RP)〜赤色(色相環の記号:R)〜黄みの赤色(色相環の記号:YR)を呈色する有機系顔料を採用できる。
フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料として、(紫色(色相環の記号:P)〜赤みの紫色(色相環の記号:RP)〜赤色(色相環の記号:R))の範囲を呈色可能なキナクリドン(CAS番号:1047−16−1)や縮合アゾ顔料などを採用できる。
内装用表面材に占める、フタロシアニングリーンとフタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料の固形分質量の比率は、高級感に富む黒色系の色合いを有する内装用表面材を提供できるよう、適宜選択するが、フタロシアニングリーン:フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料は、0.05質量部:0.2質量部〜0.15質量部:0.27質量部であることができ、0.15質量部:0.4質量部〜0.25質量部:0.5質量部であることができ、0.05質量部:0.12質量部〜0.25質量部:0.6質量部であることができる。
内装用表面材の有する有機系顔料の質量もまた、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有する内装用表面材を提供できるよう、適宜選択するが、0.15g/m以上であることができ、0.45g/m以上であることができ、0.75g/m以上であることができる。一方、上限値も適宜選択するものであるが、10g/m以下であるのが現実的である。
また、内装用表面材は本発明に係る有機系顔料にも、他の有機系顔料や無機系顔料などを含有していても良く、その含有量は適宜調整できる。
本発明の内装用表面材は、その少なくとも一方の主面上にプリント層を備えていてもよい。なお、ここでいうプリント層とは、内装用表面材の主面上に存在する樹脂層を指すものであり、樹脂層はバインダとして採用可能であるとして上述した樹脂を採用できる。また、プリント層は樹脂以外にも、上述した添加剤を含有していてもよい。なお、プリント層はフタロシアニングリーンと前記フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料、および/または、他の有機系顔料や無機系顔料などを含有していてもよい。
プリント層の態様は適宜選択でき、該主面全面を覆うように存在している態様、あるいは、線状やドット状あるいは不定形状などの柄を形成するように該主面の一部を覆い存在している態様であることができる。なお、該主面全面を覆うようにプリント層が存在している態様において、プリント層は通気性を有する態様で存在していても、通気性を有していないフィルム状の態様で存在していてもよいが、金型への追従性に優れ、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材となり好ましいことから、プリント層は通気性を有する態様で存在しているのが好ましい。
プリント層は一種類あるいは複数種類の樹脂を含有する層を一層だけ備えるものであっても、数種類の樹脂を含有する層を複数備えるものであっても良い。また、複数の層が含有する上述の添加剤の種類は互いに異なるものであっても良い。
なお、プリント層は内装用表面材における少なくとも一方の主面上に存在するのであれば、内装用表面材の一方の主面上や内装用表面材の両主面上、あるいは、内装用表面材の表面全面にプリント層が存在していても良い。また、プリント層は内装用表面材の表面のみに存在する態様以外にも、前述の態様に加えプリント層を構成する樹脂などの成分が内装用表面材の内部に侵入している態様であってもよい。
プリント層の質量は適宜選択するが、その質量が多過ぎると金型への追従性に劣り、優れた外観を有する内装材を提供可能な内装用表面材を提供し難くなる恐れがあることから、プリント層の質量は50g/m以下であるのが好ましく、30g/m以下であるのが好ましい。内装用表面材がプリント層を備えている場合、その下限値は適宜選択できるが、2g/m以上であることができ、10g/m以上であることができる。
内装用表面材の厚さは適宜選択するが、2.5mm以下であることができ、2.0mm以下であることができ、1.4mm以下であることができる。一方、厚さの下限値は適宜調整するが、0.5mm以上であるのが現実的である。
内装用表面材の目付は適宜選択するが、300g/m以下であることができ、250g/m以下であることができる。一方、目付の下限値は適宜調整するが、100g/m以上であるのが現実的である。
内装用表面材の通気度は適宜選択するが、吸音効果が期待される周波数領域の範囲が広い内装用表面材を提供できるように、通気度は5cm/cm・s以上であるのが好ましい。上限値は適宜選択できるが、吸音効果に優れるよう、通気度は100cm/cm・s以下であるのが好ましい。なお、この「通気度」はJIS L1913:2010「一般不織布試験方法」に規定される6.8.1(フラジール形法)によって測定される値をいう。
本発明の内装用表面材は、更に別の多孔体、フィルム、発泡体などの構成部材を備えていてもよい。これらの構成部材は内装用表面材における、プリント層が存在する主面とは異なる主面側に積層して備えていてもよい。
更に、本発明の内装用表面材をリライアントプレス処理などの、表面を平滑とするために加圧処理する工程へ供してもよい。
また、用途や使用態様に合わせて形状を打ち抜くなどして加工するなどの、各種二次工程へ供してもよい。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
(短繊維の調製方法)
ポリエチレンテレフタレート(PET)と表2に記載の顔料を配合してなる混合物を用意した。この混合物を紡糸し繊維を製造した後、繊維を同じ長さにカットすることで各種短繊維A〜H(繊度:2デニール、平均繊維長:38mm)を調製した。
使用したPETと顔料の固形分質量部は以下の通りである。なお、配合していない顔料の項目については、表2において「−」印を記載した。
・カーボンブラック:C.I.PigNo.BLACK7、色:黒色
・フタロシアニンブルー:C.I.PigNo.BLUE15:3、色:青色(色相環の記号:B)
・フタロシアニングリーン:C.I.PigNo.GREEN7、色:緑色(色相環の記号:G)
・キナクリドン:C.I.PigNo.RED122、色:赤色(色相環の記号:R)
Figure 2019188854
(実施例1)
短繊維Gをカード機へ供し開繊し繊維ウエブを調製した後、クロスレイヤーにより繊維ウエブの進行方向に対して交差させて、交差ウエブを形成した。形成した交差ウエブの片面からニードルパンチを実施した後、温度150℃に設定されたロールと接触するように、加熱ロールと非加熱ロールとからなる一対のロール間(スリット:0.5mm)へニードルパンチ処理を施した交差ウエブを通過させて、加熱加圧絡合繊維ウエブ(目付:180g/m)を形成した。
次いで、加熱加圧絡合繊維ウエブのニードリングを施した面とは反対の面から、アクリル系樹脂バインダエマルジョン(固形分質量:50質量%、Tg:−40℃、アクリル系樹脂バインダの架橋温度:160℃)を泡立てた状態で塗布した。そして、ギャップ間隔を調整したロール間へ供した後、温度160℃のキャンドライヤーで乾燥することで、バインダ接着不織布(目付:185g/m(小数点以下は四捨五入)、厚さ:1.6mm、アクリル系樹脂バインダの固形分質量:5g/m(小数点以下は四捨五入)、色:黒色)を調製した。
このようにして調製したバインダ接着不織布を、そのまま内装用表面材とした。
(実施例2、参考例1〜4、比較例1〜2)
表3に記載の短繊維を使用したこと以外は実施例1と同様にして、実施例2、参考例1〜4、比較例1〜2の内装用表面材を調製した。
上述のようにして調製した各種内装用表面材を、以下に説明する(色合いの評価)および(耐光性の評価)へ供することで評価し、表3にまとめた。
(色合いの評価)
調製した参考例1と比較例2の内装用表面材が示す黒色を基準(表3において「普通」と記載)として、比較例1と実施例1〜2の内装用表面材がより、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いであるか否か、被験者5名の目視により評価した。なお、参考例2〜4の内装用表面材は評価しなかった。
評価の結果、被験者5名のうち4名以上の者が、色合いが単調とならず、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有すると判断した内装用表面材は、表3において「良い」と記載した。
(耐光性の評価)
調製した各内装用表面材から、縦4cm×横5cmの長方形形状の試料を各々切り出した。
切り出した各試料の一方の主面が露出するようにして試験台上に置いた後、紫外線オートフェードメーターを用いて各試料の露出している各主面へ紫外線を照射すると共に、各試料を83℃の条件下に200時間暴露した。
各試料の各主面における前記暴露前後の色差ΔEを求めた。なお、「色差」とは、CIE1976L*a*b*表色系で表される色差であり、次の式から算出される値である。具体的には、積分球分光光度計(エックスライト(株)製、Color i5)を用い、反射測定径10mmの測定範囲で測定して算出した。
ΔE=√[(ΔL)+(Δa)+(Δb)
ここで、ΔEは色差、ΔLは明度差、Δaは赤み差、Δb黄み差、をそれぞれ意味する。
算出されたΔEの値が小さいほど、紫外線および熱に暴露される前後で色の変化が少ない内装用表面材であり、ΔEの値が大きいほど、紫外線および熱に暴露される前後で色の変化が多い内装用表面材であることを意味する。
また、算出されたΔEの値を、JIS L 0804:2004(変退色用グレースケール)の「表1 各号色票の色差(ΔE ab)」にあてはめることで色票(号)を求め、耐光性の優劣を判断した。具体的には、色票(号)が3号以上(3号、3−4号、4号、4−5号、5号)の内装用表面材を、耐光性に優れるものであると判断し、表3の耐光性の項目において「優れる」と記載した。一方、色票(号)が3号未満(2−3号、2号、1−2号、1号)の内装用表面材を、耐光性に劣るものであると判断し、表3の耐光性の項目において「劣る」と記載した。
なお、JIS L 0804:2004(変退色用グレースケール)の「表1 各号色票の色差(ΔE ab)」を表4に転記する。
Figure 2019188854
Figure 2019188854
参考例1および比較例2と、比較例1および実施例1〜2を比較した結果、互いに反対色の関係を有する有機系顔料(キナクリドンとフタロシアニンブルー、および、キナクリドンとフタロシアニングリーン)を含有することで、色合いが単調とならず高級感に富む黒色系の色合いを有する内装用表面材を実現できた。
また、参考例1〜4を比較した結果、顔料としてカーボンブラックを含有する参考例1の内装用表面材は、比較した中で最もΔEが低かった。また、顔料としてフタロシアニンブルーを含有する参考例2の内装用表面材、および、顔料としてフタロシアニングリーンを含有する参考例3の内装用表面材は、参考例1の内装用表面材に次いで同等にΔEが低かった。そして、顔料としてキナクリドンを含有する参考例4の内装用表面材は、比較した中で最もΔEが高かった。
そして、比較例1ならびに実施例1の内装用表面材は、カーボンブラックよりもΔEが高い内装用表面材を提供したフタロシアニンブルーあるいはフタロシアニングリーンを含有していると共に、最もΔEが高い内装用表面材を提供したキナクリドンの配合量が、比較例2の内装用表面材よりも多い内装用表面材である。
そのため、比較例1および実施例1の内装用表面材は比較例2の内装用表面材よりも、ΔEの値が大きくなり(紫外線および熱に暴露される前後で色の変化が多くなり)耐光性に劣るものであると予想された。
予想通り比較例1の内装用表面材は比較例2の内装用表面材よりも、ΔEの値が大きく耐光性に劣っていた。しかし、予想に反し、実施例1の内装用表面材は比較例2の内装用表面材(および比較例1の内装用表面材)よりも、ΔEの値が小さく耐光性に優れていた。
この理由として、実施例1の内装用表面材は、有機系顔料としてフタロシアニングリーンを含有しているためだと考えられた。
また、実施例2の内装用表面材は比較例1の内装用表面材よりも、ΔEの値が小さく耐光性に優れていた。
この理由として、実施例2の内装用表面材は実施例1の内装用表面材と同様に、有機系顔料としてフタロシアニングリーンを含有しているためだと考えられた。
以上から、実施例1〜2の内装用表面材のように、フタロシアニングリーンと前記フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料を含有していることで、発色が良く高級感に富む黒色系の色合いを有すると共に、耐光性に優れる内装用表面材を提供できる。
本発明の内装用表面材は、各種内装材の表面材、特に、天井、ドアーサイド、ピラーガーニッシュ、リヤパッケージなどの車両用内装材の表面材として使用できる。

Claims (1)

  1. 有機系顔料を有する内装用表面材であって、前記有機系顔料はフタロシアニングリーンと前記フタロシアニングリーンの反対色をなす有機系顔料を含有している、内装用表面材。
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