JP2019188665A - 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】優先的に確認すべきページを印刷することができる画像形成装置等を提供すること。【解決手段】制御部と、印刷データに基づいて画像を形成する画像形成部と、を備えた画像形成装置において、前記印刷データの属性及び/又は要素の条件を特定条件として記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記印刷データの内容が、前記特定条件を満たすページを特定し、前記画像形成部は、前記特定されたページの画像を形成する、ことを特徴とする画像形成装置。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置等に関する。
従来から、パーソナルコンピュータで作成した原稿やコピー原稿を画像形成装置によって出力する場合において、仕上がりを確認するための機能を備えた画像形成装置や情報処理装置が使用されている。
例えば、出力イメージをプレビュー表示する情報処理装置であって、プレビュー表示において印刷データに含まれる小さい文字を検出し矩形表示する情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−116734号公報
しかしながら、操作パネル上でのプレビュー表示と、印刷画像とでは解像度が異なり、実際に出力される文字の大きさを把握しづらかった。
また、複数の部数を出力する場合、1部目のみを印刷して、印刷結果を確認することで文字の大きさを把握することができるが、原稿のページ数が多いと用紙を大量に消費してしまうという問題があった。
上述した課題に鑑み、本発明は、優先的に確認すべきページを印刷することができる画像形成装置等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、
制御部と、印刷データに基づいて画像を形成する画像形成部と、を備えた画像形成装置において、
前記印刷データの属性及び/又は要素の条件を特定条件として記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記印刷データの内容が、前記特定条件を満たすページを特定し、
前記画像形成部は、前記特定されたページの画像を形成する、
ことを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、
印刷データに基づいて画像を形成する画像形成ステップを含む画像形成方法であって、
前記印刷データの属性及び/又は要素の条件を特定条件として記憶する記憶ステップと、
前記印刷データの内容が、前記特定条件を満たすページを特定する特定ステップと、
を含み、
前記画像形成ステップは、前記特定ステップによって特定されたページの画像を形成する、
ことを特徴とする。
本発明のプログラムは、
コンピュータに、
印刷データに基づいて画像を形成する画像形成機能と、
前記印刷データの属性及び/又は要素の条件を特定条件として記憶する記憶機能と、
前記印刷データの内容が、前記特定条件を満たすページを特定する特定機能と、
を実現させるプログラムであって、
前記画像形成機能は、前記特定機能によって特定されたページの画像を形成する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置において、特定条件を満たすページであると判定された印刷データが出力されることとなる。したがって、原稿のページ数が多い場合であっても、印刷結果の確認に必要となるページのみ印刷をすることができ、利用者は、用紙を大量に消費してしまうといったことを回避することが可能となる。
第1実施形態における印刷システムの全体構成を説明するための図である。 第1実施形態における画像形成装置と情報処理装置の機能構成図である。 第1実施形態におけるPDLデータを説明するための図である。 第1実施形態における特定ページ条件のデータ構造の一例を示した図である。 第1実施形態における印刷ページ番号のデータ構造の一例を示した図である。 第1実施形態における印刷システムの処理を説明するための動作フロー図である。 第1実施形態における特定お試し印刷処理を説明するための動作フロー図である。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第1実施形態における動作例を説明するための図である。 第2実施形態における画像形成装置の機能構成図である。 第2実施形態における特定お試し印刷処理を説明するための動作フロー図である。 第3実施形態における画像形成装置の機能構成図である。 第3実施形態における特定お試し印刷処理を説明するための動作フロー図である。 第3実施形態における動作例を説明するための図である。 第5実施形態における特定ページ条件のデータ構造の一例を示した図である。 第5実施形態における特定お試し印刷処理を説明するための動作フロー図である。 第5実施形態における動作例を説明するための図である。 第6実施形態における画像形成装置の機能構成図である。 第6実施形態における特定ページ条件のデータ構造の一例を示した図である。 第6実施形態における特定お試し印刷処理を説明するための動作フロー図である。 第7実施形態における画像形成装置の機能構成図である。 第7実施形態における特定ページ条件のデータ構造の一例を示した図である。 第7実施形態における定お試し印刷処理を説明するための動作フロー図である。 第9実施形態における特定ページ条件のデータ構造の一例を示した図である。 第9実施形態における特定お試し印刷処理を説明するための動作フロー図である。 第10実施形態における特定お試し印刷処理を説明するための動作フロー図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明をデジタル複合機(MFP)に適用した画像形成装置を含む印刷システムについて説明する。
[1.第1実施形態]
第1実施形態について説明する。第1実施形態は情報処理装置から画像形成装置に入力されたPDL(Page Description Language)データから、文字サイズを指定するコマンドを検出し、所定の文字サイズ以下の文字が現れるページを印刷する実施形態である。
ここで、本実施形態では、画像形成装置は、画像形成装置に記憶された印刷データに基づいて画像を形成することとして説明する。また、印刷データにはPDL(Page Description Language)により示されたPDLデータや、画像形成装置に備えられたスキャナ等から入力された画像データが含まれることとして説明する。
[1.1 全体構成]
まず、印刷システム1の概要について、図1を参照して説明する。印刷システム1は、デジタル複合機や、プリンタ等により構成される画像形成装置10に、コンピュータ等の情報処理装置20が接続されたシステムである。画像形成装置10と、情報処理装置20とは、ネットワークNWを介して接続されているが、例えばUSB(Universal Serial Bus)等により直接接続されてもよい。
[1.2 構成]
[1.2.1 画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置10の構成について、図1と図2とを参照して説明する。図1は印刷システム1の全体構成図であり、図2は画像形成装置10及び情報処理装置20の機能構成図である。
画像形成装置10は、制御部100と、画像入力部110と、画像形成部120と、画像処理部130と、記憶部140と、操作入力部150と、表示部160と、通信部170とを備えて構成されている。
制御部100は、画像形成装置10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
画像入力部110は、画像データを入力するための機能部である。画像入力部110の一例としては、例えば、図1の原稿読取部112である。原稿読取部112は、例えば、原稿を読み取るスキャナである。スキャナはCCD(Charge Coupled Device)や、CIS(Contact Image Sensor)の方式により実現される。
また、後述する通信部170を介して他の端末からの画像データが入力(受信)されたり、他にもUSBメモリや、SDカード等の記憶媒体から画像データが入力され(読み取られ)たりしてもよい。入力された画像データは、画像データ1422として出力される。
画像形成部120は、印刷データ142に基づいて、記録媒体(例えば記録用紙)に画像を形成するための機能部である。例えば、図1の給紙トレイ122から給紙された記録用紙は、画像形成部120により記録用紙の表面に画像が形成された後に、排紙トレイ124から排紙される。画像形成部120は、例えば電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成されている。
画像処理部130は、画像データ1422に各種画像処理を施す機能部である。例えば、画像データの鮮鋭化処理をしたり、色変換処理をしたりする。
また、画像処理部130は、記憶部140に記憶されたプログラムを実行することにより、コマンド認識部132の機能が実現される。コマンド認識部132は、印刷データ142に含まれるPDLデータ1421からコマンドを認識し、画像を形成する。また、認識したコマンドから文字サイズを指定するコマンドや、文字を出力するコマンドを検出することができる。
記憶部140は、画像形成装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部140は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。
記憶部140には、印刷データ142と、特定ページ条件144と、印刷ページ番号146とが記憶される。また、印刷データ142には、PDLデータ1421と、画像データ1422とが記憶される。
PDLデータ1421には、情報処理装置20から受信したPDLデータが記憶される。PDLデータ1421は、例えば、コンピュータ等の情報処理装置の印刷ドライバから、印刷コマンドとして出力されたコマンド(コマンド群)である。また、画像データ1422には、画像入力部110が受け付けた画像データ等が記憶される。
ここで、PDLデータ1421の一例を、図3を参照して説明する。図3に示すように、PDLデータ1421は、ページを識別するためのページ番号(例えば、「1」)と、画像形成装置10が画像形成時に使用するコマンド(例えば、「文字サイズ:12pt、文字列:ABCDEFG、文字列:HIJKLMN、改ページ」)とが含まれている。なお、コマンドとしては、文字(文字列)自体を示すコマンド、書式を示すコマンド、線図の描画を示すコマンド(ベクトルデータ)等、画像を形成するのに必要なものが含まれている。また、情報処理装置20から印刷ドライバを介して画像データを印刷する場合は、画像データをコマンドとして表すことも可能である。
特定ページ条件144は、印刷データ142から、特定ページを特定するための条件(特定条件)(以下、「特定ページ条件」という)である。ここで、特定ページとは、印刷データ142のうち、特定ページ条件に合致するページであり、後述する特定お試し印刷処理において、画像形成装置10が印刷(出力)するページである。また、特定ページ条件として、利用者が優先的に確認をする必要のあるページの印刷データに含まれる属性又は要素が記憶される。このようにすることで、画像形成装置10は、特定お試し印刷処理において出力するページを、ページ番号ではなく、印刷データの内容よって特定する。特定ページ条件144は、予め設定されていてもよいし、利用者の操作によって設定されてもよい。
図4は、特定ページ条件144の一例を示す図である。特定ページ条件144には、特定ページか否かを判定するために用いる印刷データに含まれる属性又は要素(例えば、「文字サイズ」)と、特定ページと判定する条件を示した設定値(例えば、「8pt以下」)とが記憶される。なお、本実施形態では、設定値は属性又は要素に応じた値が設定されるものとし、数値、割合、要素として含む文字列や画像、ON又はOFFといった値が記憶される。また、特定ページ条件の判断には考慮しない属性又は要素は、設定値に「−」が記憶される。
特定ページ条件としては、例えば、以下の条件が設定可能である。
(1)文字サイズ:印刷データに設定値に示された文字サイズが属性として設定された文字が含まれるページを特定ページにすることを設定できる
(2)カラーページ:印刷データのカラーモードの属性がカラーページ又はモノクロページであるページを特定ページにすることを設定できる
(3)文字列:設定値に示された文字列を要素として含んでいるページを特定ページにすることを設定できる
(4)図表領域:設定値に示された割合を図表領域の要素として含んでいるページを特定ページにすることを設定できる
(5)図形パターン:設定値に示された図形を要素として含んでいるページを特定ページにすることを設定できる
上述した条件以外にも、種々の条件を特定ページ条件として設定可能である。また、これらの特定ページ条件は、1つだけ設定可能で有ってもよいし、複数組み合わせ可能で有ってもよい。また、1つの属性又は要素の条件が印刷データの内容に含まれるページを特定ページとしてもよいし、複数の属性及び要素の条件が印刷データの内容に含まれるページを特定ページとしてもよい。
図4は複数の条件を組み合わせた場合の例であり、文字サイズとして8pt以下の文字が含まれているページと、カラーページがOFFであるページ、すなわち、モノクロのページとを特定ページ条件とすることを示している。
本実施形態では、印刷データに含まれる印刷内容に「文字サイズが8pt以下の文字」が含まれるページを特定ページとする。この場合は、特定ページ条件144に、属性「文字サイズ」に対して設定値として「8pt以下」を、文字サイズ以外の属性又は要素に対して、設定値として「−」を記憶する。このようにすることで、特定お試し印刷処理において、印刷データ142のうち、文字サイズが8pt以下の文字が含まれるページが、特定ページとして画像形成装置10から出力される。
印刷ページ番号146は、印刷データ142のうち、印刷対象となるページのページ番号(印刷対象ページ番号)である。図5は、印刷ページ番号146の一例を示す図である。図5に示すように、印刷対象ページ番号として「3、10、12」が記憶されている場合は、ページ番号が3、10、12である印刷データが印刷対象であることを示す。
操作入力部150は、利用者が動作を指示したり、設定を指示したりするための機能部であり、ハードウェアである操作キーや、タッチパネル等により入力を検出するソフトウェアキーにより実現される。また、表示部160は、利用者に各種情報を表示するための機能部であり、例えばLCD(liquid crystal display)や有機EL(organic electro-luminescence)等により構成されている。なお、操作入力部150と、表示部160とを一体に形成することで、タッチパネルとして実現されてもよい。この場合において、タッチパネルの入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。
通信部170は、画像形成装置10が他の装置と通信を行うための機能部である。例えば、通信部170は、USBインタフェースにより情報処理装置20と接続したり、有線/無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)や、3G/LTE回線に接続可能な通信モジュールによりネットワークを介して他の情報処理装置や中継装置に接続したりする。
[1.2.2 情報処理装置]
また、情報処理装置20の構成について図2を参照して説明する。情報処理装置20は、制御部200と、少なくとも記憶部240と、通信部270とを備えている。
制御部200は、情報処理装置20の全体を制御するための機能部である。制御部200は、記憶部240に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えばCPU(Central Processing Unit)等により構成されている。
また、制御部200は、印刷ドライバ部210の機能を実現する。印刷ドライバ部210は、記憶部240に記憶された印刷ドライバ(画像形成装置の機種、種類毎に記憶されている)を読み出して実行することにより、画像形成装置10において印刷を実行することができる。このとき、印刷ドライバ部210は、記憶部240に記憶された原稿データ242から画像形成装置10に送信するPDLデータを生成する。また、印刷ドライバ部210は、生成したPDLデータを、通信部270を介して画像形成装置10に送信する。
記憶部240は、情報処理装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶されている機能部である。記憶部240は、例えば、半導体メモリであるSSDや、HDD等により構成されている。
また、記憶部240には、原稿データ242が記憶されている。原稿データ242には、例えば、テキストファイル、PDFファイル、ドキュメントファイル等の各種ファイル(コンテンツ)が記憶されている。また、コンテンツは画像形成装置10で印刷できるデータであればよく、例えば静止画であってもよい。静止画などのコンテンツについても、印刷ドライバ部210によってPDLデータが生成され、画像形成装置10に送信される。
通信部270は、情報処理装置20が他の装置と通信を行うための機能部である。例えば、通信部270は、USBインタフェースにより画像形成装置10と接続したり、有線/無線LANで利用されるNICや、3G/LTE回線に接続可能な通信モジュールによりネットワークを介して他の情報処理装置や中継装置に接続したりする。
[1.3 処理の流れ]
つづいて、図6を参照して、本実施形態における印刷システム1の処理の流れを説明する。
まず、画像形成装置10(制御部100)は、情報処理装置20から印刷データとしてPDLデータを受信する(ステップS102)。PDLデータは情報処理装置20により生成される。なお、受信したPDLデータは、画像形成装置10の記憶部140にPDLデータ1421として記憶される。
つづいて、利用者により印刷条件が設定される(ステップS104)。印刷条件とは、画像形成装置10の動作に関する条件であり、例えば、カラーモードで原稿を読取り/記録用紙に印刷する、両面に印刷をする、1枚の記録用紙に複数のページを印刷する(N in 1)等、印刷に関する設定である。これらの印刷条件は、利用者により情報処理装置20上で指定され、印刷データとして送信されてもよい。また、印刷データが一度画像形成装置10に記憶され、印刷データを出力するときに、利用者によって画像形成装置10上で指定されてもよい。
つづいて、利用者により印刷の実行が指示された場合、制御部100は、利用者によりお試し印刷を行う指示がされたか否かを判定する(ステップS106;Yes→ステップS108)。制御部100は、利用者によりお試し印刷を行う指示がされなかったと判定した場合は、ステップS116に進む(ステップS108;No→ステップS116)。
お試し印刷の指示は、印刷設定時に利用者によって情報処理装置20上で行われてもよいし、印刷データを出力するときに、利用者によって画像形成装置10上で行われてもよい。
なお、利用者から印刷実行の指示がされない場合(ステップS106;No)、特定お試し印刷処理又はお試し印刷処理を開始してから所定時間経過したことを条件に、あるいは、利用者の指示により、制御部100は、本処理を中止してもよい。また、利用者により印刷実行以外の操作がされた場合には、制御部100は、利用者による操作に応じた処理を実行してもよい。
ステップS106において、制御部100が、利用者によりお試し印刷を行う指示がされたと判定した場合、つづいて制御部100は、特定ページのみを印刷する指示が利用者によりされたか否かを判定する(ステップS108;Yes→ステップS110)。制御部100は、利用者により特定ページのみを印刷する指示がされたと判定した場合は、特定お試し印刷処理を実行する(ステップS110;Yes→ステップS112)。
特定お試し印刷処理の詳細を、図7を参照して説明する。図7は、画像形成装置10において、印刷データが全て記憶されている場合に実行される処理である。はじめに、制御部100は、ページ番号を記憶するための変数nに「1」を代入して初期化する(ステップS152)。
つづいて、コマンド認識部132は、PDLデータ1421からnページ目のPDLデータを読み出し、書式指定のコマンドに基づき、画像形成部120がnページ目に出力する文字サイズを認識する(ステップS154)。
つづいて、制御部100は、コマンド認識部132によって認識された文字サイズと、特定ページ条件144に設定された文字サイズとを比較し、特定ページ条件144に記憶された条件と合致するか否かを判定する(ステップS156)。特定ページ条件144に記憶された条件と合致した場合は、制御部100は、nページ目を特定ページとして特定する。そして、制御部100は、変数nの値を印刷ページ番号146に記憶する(ステップS156;Yes→ステップS158)。
ここで、文字サイズの比較は種々の方法が考えられる。例えば、ページに含まれる文字の文字サイズの中で、最小のサイズと比較してもよいし、所定の割合以上の文字の文字サイズと比較してもよい。
つづいて、制御部100は、変数nの値と、印刷データ142に記憶されたページ番号で最も大きい番号、すなわち、最終ページのページ番号とが一致するか否かを判定する(ステップS160)。変数nの値と最終ページのページ番号とが一致しない場合は、制御部100は印刷データ142に記憶されている印刷データを全て読み出していない。この場合は、制御部100は、変数nの値に1を加算して、ステップS154へ戻る(ステップS160;No→ステップS162→ステップS154)。
変数nの値が最終ページのページ番号と一致する場合は、制御部100は、印刷データ142に記憶されている印刷データを全て読み出したこととなる(ステップS160;Yes)。この場合は、制御部100は、印刷ページ番号146に記憶されたページ番号と対応する印刷データを、印刷データ142から読み出す。また、制御部100は、読み出した印刷データについて、画像形成部120を介して画像を形成することで、特定ページを印刷する(ステップS164)。
図6に戻り、ステップS110において、制御部100が、利用者によって特定ページのみ印刷を印刷する指示がされたと判定しなかった場合は、制御部100はお試し印刷処理を行う(ステップS110;No→ステップS114)。ステップS114におけるお試し印刷処理とは、制御部100が特定ページを決定する処理をせず、印刷データの全ページを1部印刷したり、利用者によって指定されたページを印刷したりする処理である。
ステップS112の特定お試し印刷処理又はステップS114のお試し印刷処理が完了したら、制御部100は、利用者により操作入力部150から通常印刷の開始指示がされたか否かを判定する(ステップS116)。通常印刷処理とは、ステップS104で設定された印刷条件に従って、印刷データ142を、画像形成部120を介して画像形成する処理である。利用者によって通常印刷の開始指示がされた場合は、制御部100は、印刷条件に従って印刷データ142を通常印刷する(ステップS118)。このとき、ステップS114のお試し印刷処理において、印刷データの全ページを1部印刷する処理がなされていた場合は、画像形成部120は、ステップS104で設定された印刷部数から1差し引いた部数を出力してもよい。
通常印刷処理が完了した場合や、通常印刷が中止される等の理由により通常印刷の開始指示がされなかった場合(ステップS116;No)は、メイン処理を終了する。
[1.4 動作例]
本実施形態における動作例について、図を参照して説明する。図8(a)は印刷データによって表現される画像である。例えば、図8(a)の印刷データa1は文字サイズが「12pt」の文字が、図8(a)の印刷データa2は文字サイズが「9pt」の文字が、図8(a)の印刷データa3には文字サイズが「6pt」の文字がそれぞれ配置されている。
しかし、出力される段階において、画像形成装置10によって印刷データが用紙サイズに合わせて縮小印刷される等により、利用者は、図8(b)に示すような出力データを得る場合がある。なお、出力データとは、印刷データに基づく出力結果をいう。例えば、記録媒体として紙に出力される場合、PDFファイル等の電子ファイルに出力される場合等、出力データには、種々の出力先に対する出力結果が含まれる。
ここで、当初の印刷データである図8(a)の印刷データa1に対応する出力データは図8(b)の出力データb1である。同様に、図8(a)の印刷データa2に対応する出力データは図8(b)の出力データb2であり、図8(a)の印刷データa3に対応する出力データは図8(b)の出力データb3である。このように、小さい文字が画像形成装置10によってさらに縮小されて出力されることで、利用者は小さい文字を視認しづらくなってしまう。
ここで、利用者は、優先的に確認すべきページの条件として、特定ページ条件144の属性「文字サイズ」に対して、設定値を「8pt以下」と設定する。印刷データa1と印刷データa2とは、ともに印刷データに含まれる文字の文字サイズが「12pt」及び「9pt」であり、8ptよりも大きい。したがって、印刷データa1と印刷データa2とは、画像形成装置10によって特定ページであると判定されない。一方で、印刷データa3の印刷データに含まれる文字の文字サイズは8pt以下の「6pt」である。したがって、画像形成装置10によって特定ページであると判定される。利用者は特定お試し印刷処理を実行することで、画像形成装置10によって特定ページであると判定された図8(a)の印刷データa3に示した印刷データに基づく出力データである図8(b)の出力データb3のみを得ることができる。また利用者は、図8(b)の出力データb3を見ながら印刷条件の倍率を調整したり、印刷データを修正したりすることが可能である。このように、特定ページ条件に基づいて画像形成装置10によって出力される出力データを確認することで、利用者は、どのページも読みやすい文字サイズで印刷データを出力することが可能となる。
つづいて、印刷データの出力時に、利用者が画像形成装置10上でお試し印刷の指示を行う場合の動作例を、図9を参照して説明する。はじめに、利用者が画像形成装置10上でお試し印刷の機能を呼び出すときに、画像形成装置10の表示部160に表示される表示画面W100の一例を、図9(a)を参照して説明する。表示画面W100には、印刷条件を設定するためのボタンが表示された領域E100と、印刷部数が表示された領域E102と、通常印刷を開始する指示を受け付けるためのスタートボタンB102とが表示される。ここで、領域E100には、お試し印刷を行う指示を受け付けるためのボタンB100が表示される。
図9(a)において、利用者がボタンB100を選択したときに、画像形成装置10の表示部160に表示される表示画面W110の一例を、図9(b)を参照して説明する。表示画面W110には、特定お試し印刷処理(文字の小さいページのみを印刷する)を行うか、全ページ又は指定ページのみを印刷するかを指定するためのラジオボタンR110と、ページ番号を指定するための領域E112と、印刷を行う指示を受け付けるためのOKボタンB110と、表示画面W100へ戻るためのキャンセルボタンB112とを含んだ領域E110が表示される。
利用者は、領域E110に表示された「文字の小さいページのみ印刷する」を選択し、OKボタンB110を選択することで、画像形成装置10に対して、特定お試し印刷処理を実行させることができる。画像形成装置10において特定お試し印刷処理が実行されることにより、利用者は特定ページ条件144に基づいた出力データを得ることができる。
また、利用者は、「全ページ印刷をする」「指定ページのみ印刷する」を選択し、OKボタンB110を選択することで、画像形成装置10に対して、お試し印刷処理を実行させることができる。この場合は、印刷部数の設定に関わらず、全ページ又は利用者が指定したページが、画像形成装置10によって1部印刷される。なお、領域E110の例は、指定ページとして、ページ番号を利用者に入力させる表示を行っている。指定ページは、先頭又は末尾からのページ数を利用者に入力させてもよいし、制御部100が印刷データ142に基づくプレビュー画像を表示部160に表示し、利用者に指定ページを選択させてもよい。
図9(b)において、利用者がOKボタンB110を選択したときに、画像形成装置10の表示部160に表示される表示画面W120の一例を、図9(c)を参照して説明する。表示画面W120は、通常印刷を開始する指示を受け付けるためのスタートボタンB120と、印刷条件を設定するための表示画面W100へ戻るためのキャンセルボタンB122とが表示される。利用者は出力データを確認した上で、印刷条件に従って印刷を行う場合には、スタートボタンB120を選択する。また、利用者は、通常印刷を所望しない場合はキャンセルボタンB122を選択する。
なお、利用者は、出力データを確認した後、印刷データや印刷条件設定を調整し、再度特定お試し印刷又はお試し印刷を行う場合がある。このため、制御部100は、前回に印刷対象となったページ番号を記憶してもよい。この場合において、再度利用者によって特定お試し印刷又はお試し印刷を行う操作がされたら、制御部100は、前回に印刷対象となったページ番号に対応する印刷データ142のページ番号を再度の特定お試し印刷又はお試し印刷の印刷対象のページ番号の初期値として設定とする。ここで、印刷対象となったページ番号とは、特定ページのページ番号や、利用者によって出力が指定されたページのページ番号である。
さらに、制御部100は、前回特定お試し印刷又はお試し印刷をしたときの印刷データを記憶し、再度利用者によって印刷データが入力された場合、記憶した印刷データと入力された印刷データとを比較してもよい。この場合は、制御部100は、前回の印刷データと再度の印刷データとが略同一であると判断したら、前記印刷対象となったページ番号を、再度の特定お試し印刷又はお試し印刷のページ番号の初期値として設定する。印刷データが同じであるか否かの判定は、画像入力部110に入力された印刷データの内容(ファイル名、ヘッダ情報、ページ数等)や、印刷指示した利用者が一致するか否かに基づいて行えばよい。また、所定時間以内(例えば、5分以内)に利用者によって再度特定お試し印刷又はお試し印刷が指示されたか否かといった時間の情報も、同じ印刷データか否かの判定に用いてもよい。この場合は、特定お試し印刷又は所定時間以内にお試し印刷の指示がされた場合に、同じ印刷データが入力されたと判定する。
利用者が、印刷設定時にお試し印刷の指示を情報処理装置20で行う場合の動作例を、図10を参照して説明する。はじめに、情報処理装置20において、利用者がお試し印刷の機能を呼び出したときに、情報処理装置20に接続された表示装置に表示される表示画面W130の一例を、図10(a)を参照して説明する。表示画面W130は、印刷条件を設定する画面である。ここで利用者が「お試し印刷」のタブを選択することにより、お試し印刷の方法を指定する画面が表示される。
お試し印刷の方法を指定する画面には、特定お試し印刷処理(文字の小さいページのみを印刷する)を行うか、全ページ又は指定ページのみを印刷するかを指定するためのラジオボタンR130と、ページ番号を指定するための領域E130とが表示される。
利用者が印刷ボタンB130を選択することにより、情報処理装置20によって、PDLデータと表示画面W130で指定された設定とが画像形成装置10へ送信される。画像形成装置10は、利用者によって指定されたお試し印刷の条件に従って、お試し印刷処理又は特定お試し印刷処理を実行する。
図10(a)において、利用者が印刷ボタンB130を選択したときに、情報処理装置20に接続された表示装置に表示される表示画面W140の一例を、図10(b)に示す。表示画面W140には、画像形成装置10に出力された印刷結果(出力データ)の確認を促す旨のポップアップメッセージが表示される。利用者は「OK」ボタンを選択することで、画像形成装置10に通常印刷処理を開始させることができる。なお、利用者は「キャンセル」ボタンを選択することで、図10(a)の画面に戻ることができる。そして、利用者は、お試し印刷の条件を設定し直すことができる。
また、図10(a)において、利用者が印刷ボタンB130を選択したときに、画像形成装置10の表示部160に表示される画面表示W150の一例を、図10(c)に示す。表示画面W150には、画像形成装置10に出力された印刷結果(出力データ)を確認する旨のポップアップメッセージが表示される。利用者は「印刷」ボタンを選択することで、画像形成装置10に通常印刷処理を開始させることができる。なお、利用者は「キャンセル」ボタンを選択することで、通常印刷処理を開始させることなく、ポップアップメッセージを非表示にすることができる。
本実施形態によれば、印刷データに含まれるPDLデータのコマンドに基づいて、所定のサイズ以下の文字が含まれる特定ページのみを印刷することが可能である。利用者は、印刷された特定ページを確認することで、印刷される文字の大きさを把握することが可能となる。
また、利用者はどのページが特定ページであるかといったことを意識したり、特定ページのページ番号を指定したりする必要がない。したがって、利便性の向上が期待できる。
[2.第2実施形態]
つづいて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、コピー原稿など、画像形成装置10が直接文字を認識することができない画像データが利用者によって印刷データとして入力された場合に、文字認識処理を行い、文字サイズを推定する実施形態である。
本実施形態は、第1実施形態の図2に示した画像形成装置10の機能構成を図11に示した画像形成装置12の機能構成に置き換え、特定お試し印刷処理のフローを示した図7を図12に置き換えた実施形態である。なお、第1実施形態と同一の機能部及び同一の処理については、同一の符号を付し、説明を省略する。
[2.1 機能構成]
本実施形態における画像形成装置12の機能構成を、図11を参照して説明する。画像形成装置2の画像処理部130は、第1実施形態と異なり、文字認識部134を含む。
文字認識部134は、画像データから文字部分を認識し、認識した文字部分に対して光学文字認識(Optical Character Recognition)(一般的にOCRと略される)を施して、コンピュータが認識可能な文字データに変換する機能部である。
[2.2 特定お試し印刷処理の流れ]
本実施形態における特定お試し印刷処理を、図12を参照して説明する。はじめに、制御部100は、ページ番号を記憶するための変数nに「1」を代入することで初期化する(ステップS152)。
つづいて、文字認識部134は、画像データ1422からnページ目の画像データを読み出し、文字部分とその文字部分に対応する文字データに変換する(ステップS252)。また、制御部100は、文字認識部134によって認識された文字部分から、文字の大きさを推定する(ステップS254)。例えば、制御部100は、nページ目の画像データの解像度と、文字認識部134によって1文字と認識された画像の領域の高さのピクセル数との関係から、文字のサイズを推定する。具体的な例として、A4サイズで300dpiの画像データに対して、文字認識部134によって1文字と認識された画像の領域の高さが50ドットであれば、その文字のサイズは約12ポイントであると求めることができる。
制御部100は、推定した文字サイズと、特定ページ条件144に設定された文字サイズとを比較し、特定ページ条件144に記憶された条件と合致するかを判定する(ステップS256)。制御部100は、nページ目の画像データに特定ページ条件144に記憶した条件として設定された文字サイズ以下の文字が含まると判定した場合は、nページ目を特定ページとして特定する。
以降の処理は第1実施形態のステップS158〜ステップS164を実行することにより、特定ページを印刷することが可能となる。
本実施形態によれば、画像データから文字サイズを推定することで、所定の文字サイズ以下の文字が含まれるページを特定ページとして決定することが可能である。
[3.第3実施形態]
つづいて、第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態と同様に、画像形成装置10が直接文字を認識することができない画像データが利用者によって印刷データとして入力された場合の実施形態である。本実施形態は、第2実施形態とは異なり、画像データから文字領域と図表領域とを認識し、文字領域の高さ等に基づいて文字サイズを推定する。
本実施形態は、第1実施形態の図2に示した画像形成装置10の機能構成を図13に示した画像形成装置14の機能構成に置き換え、特定お試し印刷処理のフローを示した図7を図14に置き換えた実施形態である。なお、第1実施形態と同一の機能部及び同一の処理については、同一の符号を付し、説明を省略する。
[3.1 機能構成]
本実施形態における画像形成装置14の機能構成を、図13を参照して説明する。画像形成装置14の画像処理部130は、第1実施形態と異なり、領域認識部136を含む。
領域認識部136は、印刷データから、文字が描画される領域である文字領域と、写真や図や表が描画される図表領域とを認識する機能部である。
例えば、印刷データとしてPDLデータが入力された場合は、記録用紙に形成する画像に含まれるオブジェクト(描画オブジェクト)を構成するためのデータ及びそのオブジェクトの属性(描画オブジェクトの種類、領域等)を特定する。そして、領域認識部136は、オブジェクトの属性が文字である領域を文字領域として、また、オブジェクトの属性がベクタグラフィックやイメージである領域を図表領域として、それぞれ認識する。
また、印刷データとして画像データが入力された場合は、画像データの画素の情報から、文字領域と図表領域とを認識する。例えば、領域認識部136は、画素が連結している部分を抽出し、連結している画素の外接矩形が所定のサイズ(例えば、解像度が300dpiの場合において、2×2画素以上で、かつ、縦横いずれかの画素が150画素を超えていないサイズ)である部分を文字領域として認識する。また、連結している画素の外接矩形が所定のサイズとは異なる部分を図表領域として認識する。
なお、本実施形態では、領域認識部136は、印刷データとして入力された画像データから文字領域と図表領域とを認識することとして説明する。
[3.2 特定お試し印刷処理の流れ]
本実施形態における特定お試し印刷処理を、図14を参照して説明する。はじめに、制御部100は、ページ番号を記憶するための変数nに「1」を代入することで初期化する(ステップS152)。
つづいて、領域認識部136は、画像データ1422からnページ目の画像データを読み出し、文字領域と図表領域とを特定する(ステップS352)。また、制御部100は、領域認識部136によって文字領域として認識された領域から文字のサイズを推定する(ステップS354)。例えば、文字領域が横長の領域であれば、文字領域の高さを文字の高さとして、文字の大きさを推定する。また、文字領域が縦長の領域の場合は、横書きの文章を縦置きしたと見做して、文字領域の幅を文字の高さとして、文字の大きさを推定する。すなわち、文字列の方向性を考慮せずに、文字領域の短辺を文字の高さとして、文字の大きさを推定する。
つづいて、制御部100は、推定した文字サイズと、特定ページ条件144に設定された文字サイズとを比較し、特定ページ条件144に記憶された条件と合致するかを判定する(ステップS356)。制御部100は、nページ目の画像データに特定ページ条件144に記憶した条件として設定された文字サイズ以下の文字が含まると判定した場合は、nページ目を特定ページとして特定する。
以降の処理は第1実施形態のステップS158〜ステップS164を実行することにより、特定ページを印刷することが可能となる。
なお、上述した説明では、文字列の方向を推定しないこととして説明したが、画像データとして、文字が縦書きになっている画像データが入力される場合がある。この場合に対応するために、領域認識部136は文字列の方向を判定した上で文字を認識し、認識した文字の高さから、文字の大きさを推定してもよい。
[3.3 動作例]
本実施形態における動作例を、図15を用いて説明する。図15は、領域認識部136が画像データP300から検出した文字領域E300とE302とを示している。図14に示すように、一般的に文字は一列に連なって並べて配置されるため、文字領域は細長い矩形領域となる。この文字領域E300及び文字領域E302の高さに基づいて文字サイズを推定する。
[4.第4実施形態]
第4実施形態は、印刷データのうち、文字が多く含まれるページを特定ページとする実施形態である。
例えば、印刷データとしてPDLデータが入力された場合において、文字が多く含まれるページを決定するには、はじめに、画像形成装置10のコマンド認識部132において、文字を出力するコマンドを認識し、出力する文字を抽出する。つづいて、制御部100は、コマンド認識部132によって抽出された文字の文字数をページ毎に算出し、最も多く文字を出力するページを特定ページとして決定する。なお、文字数が所定の閾値(例えば、700文字)を超えるページを文字が多いページとみなして、特定ページとしてもよい。
また、印刷データとして画像データが入力された場合において、文字が多く含まれるページを決定するには、画像形成装置12の文字認識部134によって、画像データの認識結果に基づいて、ページ毎に出力する文字の文字数を算出する。つづいて、制御部100は、最も多く文字を出力するページを特定ページとして決定する。なお、文字数が所定の閾値(例えば、700文字)を超えるページを文字が多いページとみなして、特定ページとしてもよい。
また、印刷データとして画像データが入力された場合は、画像形成装置14の領域認識部136において、画像データに含まれる文字領域を認識し、制御部100が、文字領域の面積(面積、幅、高さ)が最も大きいページを、文字が多いページとみなして、特定ページとしてもよい。なお、文字領域の面積が所定の閾値(比率といった割合や、絶対値)を超えるページを文字が多いページとみなしてもよい。閾値の例としては、例えば割合であれば、文字領域がページ全体の40%、50%、60%といった値が考えられる。また、絶対値であれば、A4サイズの画像データについて文字領域の面積が300cm、350cm、400cmといった値が考えられる。閾値は、予め定められていてもよいし、特定ページ条件144に記憶されてもよい。
本実施形態は、印刷データに含まれる文字の文字サイズが均一であることが予め分かっていて、1ページだけを確認すれば済む場合に有効である。例えば、全てのページにおいて文字サイズが均一である場合、文字サイズを特定ページ条件とすると、全てのページが特定ページとなる場合と、ならない場合とのいずれかになってしまう。しかし、本実施形態では、最も多くの文字が含まれるページや文字数又は文字領域が所定の閾値を超えるページを特定お試し印刷処理において印刷することが可能となる。
[5.第5実施形態]
つづいて、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、印刷データを文字領域と図表領域に分割し、図表領域が一定の割合以上含まれるページを特定ページとする実施形態である。
第5実施形態は、印刷システム1に画像形成装置14を含める。また、第1実施形態の特定お試し印刷処理のフローを示した図7を図17に置き換えた実施形態である。なお、第1実施形態と同一の機能部及び同一の処理については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図16は、本実施形態における特定ページ条件144の例である。図16は、ページ全体の面積に対して「図表領域が20%以上」存在するページを特定ページとすることを示す。
[5.1 特定お試し印刷処理の流れ]
本実施形態における特定お試し印刷処理を、図17を参照して説明する。はじめに、制御部100は、ページ番号を記憶するための変数nに「1」を代入することで初期化する(ステップS152)。
つづいて、領域認識部136は、印刷データ142からnページ目の印刷データを読み出し、文字領域と図表領域とを認識する(ステップS352)。
づづいて、制御部100は、領域認識部136によって図表領域として認識された領域の面積の和を計算して、nページ目に含まれる図表領域の面積を求める(ステップS552)。つづいて、制御部100は、図表領域の面積の和がページ全体の面積に対して占める割合を求める(ステップS554)。
つづいて、制御部100は、nページ目の印刷データに含まれる図表領域がページ全体に占める割合が、特定ページ条件144に記憶した条件として設定された割合以上であるか否かを判定する(ステップS556)。図表領域がページ全体に占める割合が設定された割合以上であれば、制御部100は、nページ目を特定ページとして特定する。
以降の処理は第1実施形態のステップS158〜ステップS164を実行することにより、特定ページを印刷することが可能となる。
なお、本実施形態では特定ページ条件144としてページ全体の面積に対する比率を指定しているが、面積の絶対値によって特定ページ条件144を設定してもよい。
[5.2 動作例]
本実施形態における動作例として、印刷データとして画像データが入力された場合について、図18を用いて説明する。図18は、領域認識部136が画像データP400から検出した文字領域E400と、図表領域E402及びE404とを示している。制御部100は、図表領域の面積の和を求めた上で、図表領域がページ全体に占める割合を求める。
本実施形態によれば、印刷データに図面や写真が含まれているページが特定ページとなる。図面や写真が含まれているページは、図面に本文よりも小さい文字が使用される場合や、縮小されることにより写真の内容が判別できなくなってしまう場合が考えられる。印刷データに図面や写真が含まれているページを特定ページとすることで、文字のみのページよりも優先して見栄えを確認することが可能となる。
[6.第6実施形態]
つづいて、第6実施形態について説明する。第6実施形態は、印刷データに所定の文字パターンが含まれるページを特定ページとする実施形態である。
本実施形態は、第1実施形態の図2に示した画像形成装置10の機能構成を図19に示した画像形成装置16の機能構成に置き換え、特定お試し印刷処理のフローを示した図7を図21に置き換えた実施形態である。なお、第1実施形態と同一の機能部及び同一の処理については、同一の符号を付し、説明を省略する。また、文字認識部134は第2実施形態の文字認識部134と同一である。
図20は、本実施形態における特定ページ条件144の例である。図20は、印刷データに「重要」「CONFIDENTIAL」の文字が含まれるページを特定ページとすることを示す。
本実施形態における特定お試し印刷処理を、図21を参照して説明する。はじめに、制御部100は、ページ番号を記憶するための変数nに「1」を代入することで初期化する(ステップS152)。
つづいて、制御部100は、印刷データ142からnページ目の印刷データを読み出し、nページ目の印刷データがPDLデータ1421に基づくデータであるか否かを判定する(ステップS652→ステップS654)。
nページ目の印刷データがPDLデータ1421に基づくデータであれば、制御部100はコマンド認識部132に印刷データを入力する。そして、コマンド認識部132は、印刷データから出力データに出力される文字を抽出する(ステップS654;Yes→ステップS656)。
nページ目のデータが画像データ1422に基づくデータであれば、制御部100は文字認識部134に印刷データを入力する。そして、文字認識部134は、入力された画像データから文字を認識する(ステップS654;No→ステップS658)。
つづいて、制御部100は、ステップS656又はステップS658によって抽出又は認識された文字の中に、特定ページ条件144に記憶された文字パターンが存在するか否かを判定する(ステップS660)。ステップS660で、所定の文字パターンが存在すると判定した場合は、制御部100は、nページ目を特定ページとして特定する。
以降の処理は第1実施形態のステップS158〜ステップS164を実行することにより、特定ページを印刷することが可能となる。
なお、ステップS656において、制御部100は、印刷データのうち、透かし指定の文字を抽出し、透かし文字の文字パターンに限って、文字パターンの検出を行ってもよい。また、印刷データが画像データである場合は、文字認識部134が画像データから文字を認識することとして説明したが、画像データから直接文字パターンを認識してもよい。画像データから直接文字パターンを認識することで、処理にかかる時間を短縮することができる。
本実施形態によれば、利用者が指定した特定の文字パターンを含むページが特定ページとして決定される。したがって、文字サイズ等に関わらず、例えば、内容の重要度が高いページを確認のために印刷することが可能である。また、利用者は、印刷データのうちどのページに所定の文字パターンが含まれるかを把握しなくてもよい。
[7.第7実施形態]
つづいて、第7実施形態について説明する。本実施形態は、コピー原稿といった直接文字を認識することができない画像データが印刷データとして入力された場合に、特定の図形(以下、特定図形という)が現れるページを特定ページとする実施形態である。
本実施形態は、第1実施形態の図2に示した画像形成装置10の機能構成を図22に示した画像形成装置18の機能構成に置き換え、特定お試し印刷処理のフローを示した図7を図24に置き換えた実施形態である。なお、第1実施形態と同一の機能部及び同一の処理については、同一の符号を付し、説明を省略する。
[7.1 機能構成]
本実施形態における画像形成装置18の機能構成を、図22を参照して説明する。画像形成装置18の画像処理部130は、第1実施形態と異なり、画像判定部138を含む。
画像判定部138は、画像データに特定図形が含まれるか否かを判定し、判定の結果を出力する機能部である。例えば、画像認識処理によって画像データに含まれる図形の特徴点を検出し、検出した特徴点と特定図形の特徴点とが類似する場合は、画像データに特定図形が含まれると判定する。
なお、画像判定部138は、判定結果の代わりに、画像データに含まれる図形と、特定図形との類似度を出力してもよい。また、画像判定部138は、図形の色、大きさ、位置といった特徴に基づいて判定してもよい。
図23は、本実施形態における特定ページ条件144の例である。例えば、「CONFIDENTIAL」といった文字がスタンプで押されているページは重要であると考えられる。また、回覧書面では、押印欄のあるページが本文で、押印欄のないページは補足資料であることが考えられる。したがって、文字の周囲に枠が存在する図形を特定図形として特定ページ条件144の図形パターンに記憶する。また、制御部100は、特定ページ条件144に記憶された特定図形が含まれるページを重要であると判定し、特定ページとして特定お試し印刷処理において印刷するページとする。
[7.2 特定お試し印刷処理の流れ]
本実施形態における特定お試し印刷処理を、図24を参照して説明する。はじめに、制御部100は、ページ番号を記憶するための変数nに「1」を代入することで初期化する(ステップS152)。
つづいて、画像判定部138は、画像データ1422からnページ目の画像データを読み出し、画像データに含まれる図形を認識する(ステップS752)。そして、画像判定部138は、画像データに含まれる図形と、特定ページ条件144に記憶された画像とを比較して、画像データに特定ページ条件144に記憶された画像が含まれるか否かを判定する。
つづいて、制御部100は、ステップS752で画像判定部138によって判定された結果に基づき、nページ目の画像データに特定ページ条件144に記憶された画像が含まれるか否かを判定する(ステップS754)。nページ目の画像データに特定ページ条件144に記憶した画像が含まると判定した場合は、nページ目を特定ページであると決定する。
なお、ステップS752において、画像判定部138は類似度を出力してもよい。この場合は、制御部100は、画像判定部138によって出力された類似度が所定の閾値を超えた場合に、nページ目の印刷データに特定ページ条件144に記憶された画像が含まれるとして、nページ目を特定ページとして特定する。
以降の処理は第1実施形態のステップS158〜ステップS164を実行することにより、特定ページを印刷することが可能となる。
本実施形態によれば、画像データに含まれる図形に基づいて特定ページを決定することが可能である。
[8.第8実施形態]
第8実施形態は、印刷データの一部に、特定の色が現れるページを特定ページとする実施形態である。
はじめに、印刷データが画像データ1422に基づくデータであるときに、画像データ1422の一部に特定の色が現れるか否かを判定する場合について説明する。本実施形態では、特定ページ条件144には、特定ページとするページに含まれる色を設定する。例えば、黄色を含むページを特定ページとする場合は、特定ページ条件144に、要素「色」に対して、設定値「C=0%、M=0%、Y=100%、K=0%」を記憶する。色の設定値は、CMYK、Lab、XYZ、RGB等、特定の色を指定できる表現方法によって表された値を記憶する。
また、印刷システム1に画像形成装置18を含める。ここで、本実施形態では、画像判定部138は画像データに含まれる図形の特徴として色を認識し、認識した色と特定ページ条件144に記憶された色とが一致又は類似するか否かを判定する。
特定お試し印刷処理においては、画像判定部138は、画像データ1422からnページ目の画像データを読み出し、読み出した画像データから色分布を調査し、画像データに含まれる色を認識する。そして、画像判定部138は、認識した色と特定ページ条件144に記憶された色とが一致又は類似するか否かを判定する。
そして、制御部100は、画像判定部138の判定に基づき、特定ページ条件144に記憶された色と、画像判定部138が認識した色とが一致又は類似する場合は、nページ目を特定ページとする。
なお、特定ページ条件144には、色以外にも、その色が占める領域の大きさといった条件が記憶されてもよい。例えば、「短辺が3cm以上、長辺が5cm以上である黄色い矩形の領域が存在する場合」という条件を特定ページ条件144に含めてもよい。
つづいて、印刷データがPDLデータ1421に基づくデータであるときに、PDLデータ1421の一部に特定の色が現れるか否かを判定する場合について説明する。この場合は、印刷システム1に画像形成装置10を含める。コマンド認識部132は、PDLデータ1421からnページ目の印刷データを読み出し、文字色や図形の境界線又は塗りつぶしの色を指定するコマンドを抽出し、コマンドで指定されている色を認識する。また、制御部100は、コマンド認識部132によって認識された色と、特定ページ条件144に記憶された色とが一致又は類似するか否かを判定する。
そして、制御部100は、特定ページ条件144に記憶された色と、コマンド認識部132によって認識された色とが一致又は類似する場合は、nページ目を特定ページとする。
なお、印刷データとして、画像データが入力される場合と、PDLデータが入力される場合とのいずれにも対応できるように、画像形成装置10にコマンド認識部132と画像判定部138とを含めた画像形成装置10を印刷システム1に含めてもよい。
本実施形態によれば、出力データを回覧した際に、コメントが付箋に貼られて返却される場合において、コメントで指摘された内容を修正し、再度回覧をするとき、付箋が貼られたページだけを特定お試し印刷処理において印刷することができる。また、コメントが赤字といった色付きの文字で記入される場合においても対応することが可能である。
[9.第9実施形態]
第9実施形態は、特定ページ条件144に複数の条件を設定する実施形態である。なお、複数の条件を設定した場合、全ての条件に合致するページを特定ページとしてもよいし、複数の条件のうち少なくとも一つの条件に合致するページを特定ページとしてもよい。どのように条件を結合させるかは、利用者によって決められてもよいし、画像形成装置10に予め設定されていてもよい。
本実施形態の説明では、特定ページ条件144に設定された複数の条件のうち少なくとも一つの条件に合致するページを特定ページとするとして説明する。
本実施形態における特定ページ条件144には、一例として、図25に示すように、要素「文字サイズ」に対して設定値「8pt以下」が、属性「文字列」に対して設定値「「重要」「CONFIDENTIAL」を含む」が記憶される。このように、本実施形態では、特定ページ条件144には複数の条件が記憶される。
図25の例では、文字サイズが8pt以下のページ又は「CONFIDENTIAL」「重要」という文字パターンが含まれるページを特定ページとする。
また、画像形成装置の画像処理部130には、特定ページ条件144に応じて、必要な機能部を追加する。例えば、文字サイズと文字パターンとを特定ページ条件に含める場合は、コマンド認識部132と、文字認識部134とを画像処理部130に含める。
また、本実施形態の特定お試し印刷処理は、第1実施形態の特定お試し印刷処理のフローを示した図7を図26に置き換える。なお、第1実施形態と同一の処理については、同一の符号を付し、説明を省略する。
制御部100は、ページ番号を記憶させるための変数nに「1」を代入することで初期化し(ステップS152)、印刷データ142からnページの印刷データを読み出す(ステップS952)。
つづいて、制御部100は、特定ページ条件144に応じて、画像処理部130に含まれる機能部に対して印刷データを入力し、画像処理を行う(ステップS954)。
つづいて、制御部100は、画像処理の結果に基づき、nページのデータが特定ページ条件144に設定された条件のうち、少なくとも1つの条件と合致するか否かを判定する(ステップS956)。nページ目の印刷データに特定ページ条件144に設定した条件のうち少なくとも1つの条件が合致する場合は、nページ目を特定ページとして特定する。
以降の処理は第1実施形態のステップS158〜ステップS164を実行することにより、特定ページを印刷することが可能となる。
なお、画像形成装置10は、特定ページ条件144に設定された複数の条件のうち使用する条件として、1又は複数条件を利用者に選択させてもよい。この場合は、制御部100は特定ページ条件144に設定された条件を一覧表示する表示画面を表示部160に表示させ、操作入力部150からの入力に基づき、特定ページ条件144に設定された複数の条件のうち、使用する条件を決定すればよい。
本実施形態によれば、特定ページとして複数の条件を指定することで、特定ページとして複雑な条件を設定することが可能となる。本実施形態は、印刷データ142について、1ページの中に文字と画像とが含まれる場合や、ページによって文字を多く含むページと図表を多く含むページとに分かれている場合に有効である。すなわち、複数の種類の内容を含む印刷データが記憶される場合は、含まれる内容の種類に応じて特定ページを特定することができる。
[10.第10実施形態]
第10実施形態は、印刷データが特定ページ条件に合致した場合は、そのまま印刷をする実施形態である。
本実施形態は、第1実施形態の特定お試し印刷処理のフローを示した図7を図27に置き換えた実施形態である。なお、第1実施形態と同一の機能部及び同一の処理については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図27は、情報処理装置20で文字サイズが小さいページを判定する場合の処理フローである。この場合、印刷データは画像形成装置10に送信されていなくてもよい。すなわち、条件設定された文字サイズ以下の文字が含まれているページについてのみ、印刷データを画像形成装置10に送信する。この結果、画像形成装置10は、情報処理装置20から受信したページ(nページ)を特定ページとして印刷することとなる(ステップS1050)。
また、図27に示した処理を、画像形成装置10で実行してもよい。この場合は、制御部100は、印刷データ142を順次読み出し、特定ページ条件144に合致した印刷データを印刷することとなる。
このように本実施形態によれば、情報処置装置20又は画像形成装置10は、全ての印刷データが揃わなくても、特定ページの印刷を行うことが可能である。したがって、特定ページの印刷を効率よく行うことが可能となる。
[11.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD(Blu-ray Disk)等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の
何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
10、12、14、16、18 画像形成装置
100 制御部
110 画像入力部
112 原稿読取部
120 画像形成部
122 給紙トレイ
124 排紙トレイ
130 画像処理部
132 コマンド認識部
134 文字認識部
136 領域認識部
138 画像判定部
140 記憶部
142 印刷データ
1421 PDLデータ
1422 画像データ
144 特定ページ条件
146 印刷ページ番号
150 操作入力部
160 表示部
170 通信部
20 情報処理装置
200 制御部
210 印刷ドライバ部
240 記憶部
242 原稿データ
270 通信部

Claims (9)

  1. 制御部と、印刷データに基づいて画像を形成する画像形成部と、を備えた画像形成装置において、
    前記印刷データの属性及び/又は要素の条件を特定条件として記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記印刷データの内容が、前記特定条件を満たすページを特定し、
    前記画像形成部は、前記特定されたページの画像を形成する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、前記特定されたページの画像を形成後に、前記印刷データの画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷データは、PDL(Page Description Language)データであって、
    前記記憶部は、前記属性が文字サイズを示すときは、当該文字サイズが所定の文字サイズ以下であることを特定条件として記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷データは、画像データであって、
    前記記憶部は、前記要素が文字列を示すときは特定の文字列を特定条件として記憶し、前記要素が図形パターンを示すときは特定の画像データを特定条件として記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記印刷データは、画像データであって、
    前記画像データから文字の認識を行う文字認識部を更に備え、
    前記記憶部は、前記要素が文字列を示すときは特定の文字列を特定条件として記憶し、
    前記制御部は、前記文字認識部により認識された前記文字の中に、前記特定の文字列が含まれているページを、前記特定条件を満たすページとして特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶部は、前記要素が文字の割合を示すときは、ページに含まれる当該文字の割合が所定の割合以上であることを条件として記憶することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記印刷データから文字領域及び図形領域を認識する領域認識部を更に備え、
    前記記憶部は、前記要素が図表領域の割合を示すときは、ページに含まれる当該図表領域の割合が所定の割合以上であることを条件として記憶し、
    前記制御部は、ページに含まれる前記領域認識部により認識された前記図表領域の割合が、前記所定の割合以上であるページを、前記特定条件を満たすページとして特定することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 印刷データに基づいて画像を形成する画像形成ステップを含む画像形成方法であって、
    前記印刷データの属性及び/又は要素の条件を特定条件として記憶する記憶ステップと、
    前記印刷データの内容が、前記特定条件を満たすページを特定する特定ステップと、
    を含み、
    前記画像形成ステップは、前記特定ステップによって特定されたページの画像を形成する、
    ことを特徴とする画像形成方法。
  9. コンピュータに、
    印刷データに基づいて画像を形成する画像形成機能と、
    前記印刷データの属性及び/又は要素の条件を特定条件として記憶する記憶機能と、
    前記印刷データの内容が、前記特定条件を満たすページを特定する特定機能と、
    を実現させるプログラムであって、
    前記画像形成機能は、前記特定機能によって特定されたページの画像を形成する、
    ことを特徴とするプログラム。
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