JP2019188325A - 塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント配線基板等のワークの孔部端面、外周縁部端面に確実に塗膜を形成することができるとともに、簡素な構造で、安価な塗布装置を提供すること。【解決手段】ワーク10の孔部端面及び外周縁部端面を除き、ワークの上面をマスキングする上面マスキング板21と、ワークの下面をマスキングする下面マスキング板26とを備え、ワークを挟み、上面マスキング板と、下面マスキング板とによりワークマスキングセット20が構成され、膜形成液の供給部32を備えた上型31、及び膜形成液の排出部37を備えた下型36により、ワークマスキングセットを囲み、膜形成液充填部39が形成されるように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は塗布装置及び塗布方法に関し、より詳細には、プリント配線基板などの基板、板状の樹脂成形品、ガラス成形品などのワークに形成された孔部端面や外周縁部端面に、膜形成液を塗布することができる塗布装置及び塗布方法に関する。
電子部品の実装用基板としてガラスエポキシ部材、コンポジット部材、紙フェノール部材などを使用したプリント配線基板が一般的に使用されている。ガラスエポキシ部材は、ガラス繊維布を重ねたものにエポキシ樹脂を含浸させたものである。コンポジット部材は、表面にガラス布、芯材にセルロース紙や不織布を利用したものである。紙フェノール部材は、クラフト紙にフェノール樹脂を含浸させたものである。そのためガラスエポキシ部材、コンポジット部材、紙フェノール部材に対して切断加工やプレス加工を行うと、切断部や孔部に、エポキシ樹脂又はガラス繊維などからなる細かい塵埃が発生する。このような細かい塵埃は基板回路の接触不良や品質の低下などを引き起こすおそれがある。そのため、基板の切断時に生じた塵埃はプリント配線基板の製造時に除去しておく必要がある。
しかし、プリント配線基板の端面から塵埃を取り除いたとしても、プリント配線基板の端面部分は脆いため、崩壊して更なる塵埃が発生するおそれがあるという課題があった。
そこで本発明者は先に、プリント配線基板の端面に膜形成液を塗布して膜を形成することで、端面部分の崩壊を防止することのできる塗布装置を提案した(特許文献1)。
特許文献1記載の塗布装置により、塗布円盤によってプリント配線基板の両側端面に膜形成液が塗布され、プリント配線基板の両端面に塗膜を形成することが可能となった。
さらに本発明者らは、基板の端面のほか、基板の孔部内面に膜形成液を塗布する塗布装置及び塗布方法を提案した。(特許文献2)
そのほか、板状の樹脂成形品、ガラス成形品などのワークの孔部端面、外周縁部端面に塗膜を形成することも求められている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記した塗布装置では、基板の上面及び下面の塗布部周縁部に膜形成液の飛沫が残ることがあり、後のプリント配線基板等の製造において、特に孔部周縁部の配線不良等を皆無にすることが難しいという課題があった。また、板状の樹脂成形品、ガラス成形品などのワークの孔部端面、外周縁部端面に塗膜を形成するための簡素な構造で、安価な塗布装置も求められていた。
国際公開第2010/137418号 特開2018−008210
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、プリント配線基板等の基板において、塗膜の形成に起因する孔部周縁部の配線不良を防止することができるとともに、板状の樹脂成形品、ガラス成形品などのワークの孔部端面、外周縁部端面に塗膜を形成することが可能で、簡素な構造で安価な装置により、低いコストで、塗布面に確実、かつ効率的に膜形成液を塗布することができる塗布装置、及び塗布方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る塗布装置(1)は、
ワークの孔部端面及び外周縁部端面を除き、前記ワークの上面をマスキングする上面マスキング板と、前記ワークの下面をマスキングする下面マスキング板とを備え、
前記ワークを挟み、前記上面マスキング板と、前記下面マスキング板とによりワークマスキングセットが構成され、
膜形成液の供給部を備えた上型、及び前記膜形成液の排出部を備えた下型により、前記ワークマスキングセットを囲み、膜形成液充填部が形成されるように構成されていることを特徴としている。
上記塗布装置(1)によれば、塗布装置の構造が簡素であるとともに、ワークマスキングセットが膜形成液充填部内の膜形成液に浸漬された状態で、ワークの孔部端面及び外周縁部端面に対し、膜形成液の塗布が行われる。そのため、低コストで、効率的、確実、かつ迅速に膜形成液を塗布することができる。さらに、孔部周縁の上面及び下面に膜形成液が塗布されることを防止することができるため、特に、プリント配線基板等の基板において、孔部周縁部の配線不良の防止に極めて効果的である。
また、本発明に係る塗布装置(2)は、上記塗布装置(1)において、
前記下面マスキング板が前記下型に固定され、前記上面マスキング板が前記上型に支持されていることを特徴とている。
上記塗布装置(2)によれば、下型に固定された下面マスキング板上にワークを載置し、上型に支持された上面マスキング板でワークのマスキングを行うことができるので、下型と上型との間へのワークの搬入と搬出を繰り返す方法で、ワークの各端面への膜形成液の塗布を行うことができる。そのため、極めて効率的にワークへの膜形成液の塗布を行うことができる。
また、本発明に係る塗布装置(3)は、上記塗布装置(1)又は(2)において、
前記上面マスキング板、及び前記下面マスキング板における前記ワーク側の面の孔部周縁部、及び外周縁部に、マスキング用ガスケットを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(3)によれば、ワークの孔部周縁部、及び外周縁部に対応する位置に、マスキング用ガスケットを備えているので、ワーク上面、及び下面への膜形成液の浸み込みを確実に防止することができる。そのため、特に、プリント配線基板等の基板において、孔部周縁部の配線不良を効果的に防止することができる。
また、本発明に係る塗布装置(4)は、上記塗布装置(1)又は(2)において、
前記上面マスキング板、及び前記下面マスキング板における前記ワーク側の面に、前記ワークの孔部に対応する開口部を有するシート状ガスケットを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(4)によれば、シート状ガスケットを備えているので、ワーク上面、及び下面への膜形成液の浸み込みを確実に防止することができる。そのため、特に、プリント配線基板等の基板において、孔部周縁部の配線不良を効果的に防止することができる。また、ガスケットの交換が容易という長所がある。
また、本発明に係る塗布装置(5)は、上記塗布装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、
さらに、前記供給部に設けられた開閉バルブ、該開閉バルブに接続された膜形成液タンク又は吸気部への切り替えコックを備えるとともに、前記排出部に設けられた開閉バルブ、該開閉バルブに接続された気液分離タンク、及び該気液分離タンクに接続された吸引装置を備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(5)によれば、吸引装置を利用して、膜形成液の塗布前に系内の塵埃を除去すること、塗布装置に膜形成液を導入すること、ワークに塗布された不要な膜形成液の除去や乾燥を早めることなどが可能なため、ワークの各端面への質の良い膜形成液の塗布を行うことができるとともに、効率的に膜形成液の塗布を行うことができる。
また、本発明に係る塗布装置(6)は、上記塗布装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、
さらに、前記供給部に設けられた開閉バルブ、該開閉バルブに接続された膜形成液タンク及び送気部、前記膜形成液タンク及び送気部に接続された切り替えコック、該切り替えコックに接続された加圧装置を備えるとともに、前記排出部に設けられた開閉バルブ、該開閉バルブに接続された排液タンクを備えていることを特徴としている。
上記塗布装置(6)によれば、加圧装置を利用して、膜形成液の塗布前に系内の塵埃を除去すること、塗布装置に膜形成液を導入すること、塗布装置に導入された膜形成液の加圧が可能なこと、ワークに塗布された不要な膜形成液の除去や乾燥を早めることなどが可能なため、ワークの各端面への質の良い膜形成液の塗布を行うことができるとともに、効率的に膜形成液の塗布を行うことができる。
また、本発明に係る上面マスキング板、及び/又は下面マスキング板は、上記塗布装置(1)〜(6)いずれかで用いられるものであることを特徴としている。
上記上面マスキング板、及び/又は下面マスキング板によれば、上面マスキング板、及び/又は下面マスキング板の損耗等に応じて、マスキング板を随時交換することができるので、効率的、かつ確実な膜形成液の塗布を行うことができる。
また、本発明に係るシート状ガスケットは、上記塗布装置(4)で用いられるものであることを特徴としている。
上記シート状ガスケットによれば、シート状ガスケットの損耗等に応じて、ガスケットを随時交換することができるので、効率的、かつ確実な膜形成液の塗布を行うことができる。
本発明に係る塗布方法(1)は、
上記塗布装置(1)〜(6)のいずれかを用いる塗布方法であって、
前記下型内に配置された前記下面マスキング板上に、前記ワークを載置し、
前記ワーク上に、前記上型に支持された前記上面マスキング板を載置することにより、前記ワークマスキングセットを構成するとともに、前記上型と前記下型とにより、前記膜形成液充填部を形成し、
前記供給部から前記膜形成液を導入することにより、前記膜形成液充填部内に前記膜形成液を充填し、前記ワークの各端面に前記膜形成液を塗布した後、前記排出部から前記膜形成液を排出し、
前記上型を上昇させ、前記ワークを取り出すことを特徴としている。
上記塗布方法(1)によれば、ワークごとに、上面マスキング板及び下面マスキング板を交換することなく、上面マスキング板及び下面マスキング板を繰り返し使用することができる。そのため、連続的に、かつ高い効率で、ワークへの膜形成液の塗布を行うことができる。
また、本発明に係る塗布方法(2)は、上記塗布方法(1)において、
前記膜形成液の排出後、さらに、前記供給部を介して、前記膜形成液充填部内に乾燥用空気を流し、前記排出部からを排出することを特徴としている。
上記塗布方法(2)によれば、膜形成液の塗布・排出後、塗布装置内の不要な膜形成液の除去・乾燥を、速やか、かつ効果的に行うことができるという長所がある。
本発明が対象とするワークの一例である電子部品実装用のプリント配線基板の一例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。 実施の形態に係る塗布装置の基本的構成を示す断面図である。 実施の形態に係る塗布装置における膜形成液の流れを説明する図である。 実施の形態に係る塗布装置を構成するマスキング板の一例を示す斜視図である。 実施の形態に係る塗布装置を用いることにより、連続的に膜形成液の塗布を行う工程の一例を示す断面図であり、(a)はワークが塗布装置に搬入される前の状態、(b)はワークマスキングセットが形成され、膜形成液が導入される前の状態、(c)は膜形成液が塗布装置内に充填された状態を示している。 実施の形態に係る塗布装置を用いる膜形成液の塗布工程を示す断面図であり、(d)は膜形成液が塗布装置内から排出された状態、(e)はワークが塗布装置から搬出される前の状態、(f)はワークが塗布装置から搬出された後の状態を示している。 実施の形態に係る塗布装置を用いる塗布システムの一例を示すシステム構成図である。 実施の形態に係る塗布装置を用いる塗布システムの別の一例を示すシステム構成図である。
以下、本発明の実施の形態に係る塗布装置を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明が対象とするワークの一例である電子部品実装用のプリント配線基板(以下、ワークと表記する)の一例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)に示したX−X線における断面図である。
ワーク10には、6つの孔部11、12、13、14、15、16があり、それぞれの孔部端面11a、12a、13a、14a、15a、16a、及び外周縁部17の端面17aに膜形成液が塗布される。
図2は、実施の形態に係る塗布装置の基本的構成を示す断面図である。塗布装置1は、ワーク10の孔部端面11a、12a、13a、14a、15a、16a、及び外周縁部端面17aを除き、ワーク10の上面をマスキングする上面マスキング板21と、ワーク10の孔部端面11a、12a、13a、14a、15a、16a、及び外周縁部17の端面17aを除き、ワーク10の下面をマスキングする下面マスキング板26とを備えている。
さらに、ワーク10を挟み、上面マスキング板21と、下面マスキング板26とによりワークマスキングセット20が構成され、膜形成液の供給部32を備えた上型31、及び膜形成液の排出部37を備えた下型36により、ワークマスキングセット20を囲み、膜形成液充填部39が形成されることによって塗布装置1が構成されている。
なお、符号28、29は、図4を参照して説明する外周縁ガスケット、孔部周縁ガスケットである。
また、図5を参照して説明するように、下面マスキング板26は下型36に固定され、上面マスキング板21は上型31に支持されていることが好ましい。
図3は、実施の形態に係る塗布装置1における膜形成液の流れを説明する図であり、ワーク10への膜形成液の塗布の仕組みを示す模式的断面図である。膜形成液は、上型31の供給部32側から塗布装置1内に導入され、塗布装置1の膜形成液充填部39に充填される。ワーク10の各端面への膜形成液の塗布が行われた後、下型36の排出部37側から排出される。
膜形成液充填部39内に膜形成液が充填されている間に、ワークマスキングセット20内に配置されたワーク10に対し、膜形成液が塗布される。すなわち、膜形成液が、ワーク10の孔部端面11a、12a、13a、14a、15a、16a、及び外周縁部端面17aのそれぞれに接することになり、それによって、膜形成液が塗布される。
膜形成液が、塗布装置1の膜形成液充填部39に充填されている間に、膜形成液充填部39内の膜形成液を加圧することにより、膜形成液の塗布効果をいっそう高めることもできる。
上面マスキング板21、及び下面マスキング板26は、ワーク10側の面の孔部11、12、13、14、15、16の周縁部、及び外周縁部17に、後に説明するように、マスキング用ガスケットを備えていることが好ましい。
図4は、実施の形態に係る塗布装置を構成するマスキング板の一例を示す斜視図であり、下面マスキング板26を示している。下面マスキング板26は、ワーク10と同じ大きさであり、ワーク10の孔部11、12、13、14、15、16に対応する開口部を備えている。また、下面マスキング板26は、押さえ板27と、押さえ板27面に形成された外周縁ガスケット28と、孔部周縁ガスケット29とで構成されている。
押さえ板27は、押さえ板27の開口部を介して膜形成液がワーク10の各端面に流れるようにするとともに、下面マスキング板26を、ワーク10の面に隙間なく接触させる押さえ部材としての働きをするものである。その効果を得るために、押さえ板27は、変形性の低い材料であるアルミニウムなどの金属、ポリカーボネート、アクリル、ABSなどの樹脂を用いることが好ましく、その厚さも、ワーク10の大きさに合わせて適宜選択することが好ましい。
また、押さえ板27に設けられた外周縁ガスケット28、及び孔部周縁ガスケット29は、ワーク10の外周縁部端面、及び孔部端面以外の面への膜形成液の浸み込みを防止することに大きな効果を発揮する。
外周縁ガスケット28、及び孔部周縁ガスケット29は、一般的に用いられている合成ゴム、天然ゴムなどであり、ガスケット塗布装置により形成することができる。
図4には、下面マスキング板26の例を示したが、上面マスキング板21についても、上下が逆であるだけであり、その他の構成は同じである。
また、図4には、押さえ板27、外周縁ガスケット28、及び孔部周縁ガスケット29で構成された下面マスキング板26の例を示したが、上面マスキング板21、及び下面マスキング板26については、外周縁、孔部周縁のみにガスケットが形成されたタイプ以外のガスケットでもよい。
例えば、ワークマスキングセット20が、上面マスキング板21とワーク10との間、及び下面マスキング板26とワーク10との間に、ワーク10の孔部に対応する開口部を有するシート状ガスケットを備えているものであってもよい。すなわち、上面マスキング21、及び下面マスキング板26が、押さえ板27とシート状のガスケットとの組合せで構成されているタイプである。
この場合のガスケットは、押さえ板27と同じ開口部、すなわち、ワーク10と同じ孔部が形成された、合成ゴム、天然ゴムなどの弾性を有するシート状のものである。シート状のガスケットは、打ち抜き加工などにより容易に作製することができる。
上型31、下型36については、後に説明するように、膜形成液充填部39内の膜形成液が加圧される場合があること、膜形成液充填部39内が減圧される場合があることなどの観点から、加圧、減圧に耐える強度を備えているとともに、上型31の下端と下型36の上端が接する部分には、空気や膜形成液の漏れを防止することができるガスケットを備えていることが好ましい。
また、上型31、下型36は、内部が観察できるように透明性を有しているもので、ポリカーボネート、アクリル、透明なABS樹脂などの樹脂で構成されていることが好ましい。
図5、図6は、実施の形態に係る塗布装置を用いることにより、連続的に膜形成液の塗布を行う工程の一例を示す断面図であり、図5(a)はワークが塗布装置に搬入された状態、図5(b)はワークマスキングセットが形成され、膜形成液が導入される前の状態、図5(c)は膜形成液が塗布装置内に充填された状態、図6(d)は膜形成液が塗布装置内から排出された状態、図6(e)はワークが塗布装置から搬出される前の状態、図6(f)はワークが塗布装置から搬出された後の状態を示している。
図5(a)に示したように、上面マスキング板21は、上型31の内側天井部に固定された上面マスキング板支持部材22aによって上型31に支持されている。また、下面マスキング板26は、上面マスキング板21と位置合わせされた状態で、下型36の底部に固定された下面マスキング板支持部材22bによって支持されている。
上型31が下型36の上方に離れて位置する状態で、ワーク10が、図5(a)の右方向から塗布装置1内に搬入され、下面マスキング板26上にセットされる。
次に、図5(b)に示したように、上型31が下降し、上面マスキング板21と、ワーク10と、下面マスキング板26とでワークマスキングセット20が形成される。それとともに、上型31と下型36とで囲まれることにより、膜形成液充填部39が形成された塗布装置1が構成される。
塗布装置1としての形態が整った後、図5(c)に示したように、排出部37側の開閉バルブ37aを閉じた状態で、供給部32側の開閉バルブ32aを開き、塗布装置1内に膜形成液を導入し、膜形成液充填部39を膜形成液で満たす。この場合、膜形成液の導入前又は導入時に、膜形成液充填部39の空気抜きを行う。
この空気抜きは、後に説明するように、膜形成液の導入が減圧方式の場合は、膜形成液充填部39内を真空状態としておけばよく、膜形成液の導入が加圧方式の場合は、上型31の上部に空気抜き用の開閉バルブを設けておけばよい。
膜形成液が、ワーク10の孔部の各端面、及び外周縁部の端面に十分塗布された後、図6(d)に示したように、供給部32側の開閉バルブ32aを閉じ、排出部37側の開閉バルブ37aを開き、塗布装置1内から膜形成液を排出する。
塗布装置1から膜形成液を排出した後、図6(e)に示したように、上型31を上昇させ、ワーク10から上面マスキング板21を取り外す。
次に、図6(f)に示したように、塗布装置1内からワーク10を搬出し、ワーク10の各端面への膜形成液の塗布を完了する。
上記の工程によって、ワークマスキングセット20を含む塗布装置1によるワーク10の各端面への膜形成液の塗布を行うことが可能である。特に、ワーク10ごとに、上面マスキング板21、及び下面マスキング板26を交換することなく、上面マスキング板21、及び下面マスキング板26を繰り返し使用することができる。そのため、上記の工程(a)〜(f)により、連続的に、高い効率で、ワーク10への膜形成液の塗布を行うことができる。
塗布装置1によって膜形成液の塗布を行う場合、ワークマスキングセット20は、下面マスキング板26が、下型36に固定された下面マスキング板支持部材22bに支持され、上面マスキング板21が、上型31に固定された上面マスキング板支持部材22aによって支持されている。
ワーク10は、そのように支持された下面マスキング板26と、上面マスキング21とに挟まれてマスキングされている。したがって、ワーク10面を確実にマスキングするためには、上面マスキング板21と下面マスキング板26との間が、ワーク10の上面及び下面への膜形成液の浸み込みを防止できる程度に押圧されることが好ましい。
そのために、上面マスキング板支持部材22a、及び下面マスキング板支持部材22bの両者、又は少なくとも一方は弾性を有するゴムなどで構成することが好ましい。なお、上面マスキング板支持部材22a、及び下面マスキング板支持部材22bは、上面マスキング板21、下面マスキング板26を、それぞれ4点で支持する程度のブロック状のものでもよい。
塗布装置1内の膜形成液充填部39には、膜形成液が満たされる。また、ワーク10の各端面に膜形成液が確実に塗布されるように、膜形成液充填部39の膜形成液が加圧される場合もある。そのために、上型31の外枠部31aと下型36の外枠部36bとの間は、膜形成液が塗布装置1から漏れない程度に、ガスケットを介して押圧されていることが好ましい。
塗布装置1内の膜形成液充填部39を膜形成液で満たす場合には、排出部37側の開閉バルブ37aを閉じた状態で、供給部32側から膜形成液が導入される。この場合、膜形成液充填部39内の空気を抜く必要がある。
その方法のひとつとしては、上型31の上部に空気抜き用のバルブを設ける方法がある。すなわち、膜形成液充填部39内への膜形成液の充填が終わるまで、膜形成液充填部39内の空気を抜く方法である。
また、別の方法として、膜形成液充填部39内を真空排気する方法がある。この場合には、排出部37に真空排気系を接続し、供給部32側の開閉バルブ32aを閉じ、排出部37側から真空排気する。膜形成液充填部39が真空排気された状態で、排出部37側の開閉バルブ37aを閉じ、供給部32側の開閉バルブ32aを開き、膜形成液充填部39に膜形成液を導入する。
図5、図6には図示していないが、塗布装置1内の下面マスキング板26上へのワーク10の搬入とセット、膜形成液の塗布後の塗布装置1内からのワーク10の搬出には、例えば、吸着保持タイプの搬入、搬出装置を用いることができる。その一例として、先端部に真空吸着式のパッドを備えたアームがある。そのようなアームを操作することにより、塗布装置1内へのワーク10の搬入、搬出を行うことができる。
図5、図6では、下面マスキング板26が下型36に固定され、上面マスキング板21が上型31に支持されている例を示したが、下面マスキング板26が下型36、上面マスキング板21が上型31に固定、又は支持されていなくてもよい。
予め、下面マスキング板26、ワーク10、及び上面マスキング21によりワークマスキングセット20を構成しておき、ワークマスキングセット20を下型36に載置した後、上型31を下型36に重ね合わせることにより、塗布装置1としてもよい。
この場合には、複数のワークマスキングセット20を準備しておき、下型36と上型31との間に、ワークマスキングセット20の搬入、搬出を繰り返すことにより、連続的にワーク10の各端部への膜形成液の塗布を行う。
図7は、実施の形態に係る塗布装置を用いる塗布システムの一例を示すシステム構成図である。
図7に示した塗布システム40の場合には、塗布装置1の供給部32に設けられた開閉バルブ32a、開閉バルブ32aに接続された膜形成液タンク41又は吸気部42への切り替えコック43を備えるとともに、排出部37に設けられた開閉バルブ37a、開閉バルブ37aに接続された気液分離タンク44、及び気液分離タンク44に接続された吸引装置45を備えている。
塗布システム40によりワーク10への膜形成液の塗布を行う場合には、塗布装置1内を真空吸引することにより、供給部32から導入される膜形成液を膜形成液充填部39に満たし、ワーク10の各端面への膜形成液の塗布を行う。その後、排出部37で膜形成液を吸引し排出する。
塗布システム40は、塗布装置1、膜形成液タンク41、吸気部42、三方コック43、トラップタンク44、吸引装置45を備えており、膜形成液タンク41と三方コック43との間、吸気部42と三方コック43との間、三方コック43と塗布装置1との間、塗布装置1とトラップタンク44との間、トラップタンク44と吸引装置45との間は、それぞれホース46a、46b、46c、46d、46eによって接続されている。吸引装置45は、例えば、真空ポンプ、エジェクタなどである。
膜形成液タンク41には、膜形成液が保存されている。吸気部42は、大気の吸い込み部であり、空気清浄化用のフィルタを備えている。三方コック43は、塗布装置1へ送り込む膜形成液と空気とを切り替える働きをする。トラップタンク44は、吸引装置45に膜形成液が流れ込まないようにする気液分離作用を備え、膜形成液をトラップするタンクである。なお、塗布装置1は、図5(b)に示した状態となっている。
塗布装置1にセットされたワーク10の各端面に膜形成液を塗布する際には、はじめに、供給部32及び排出部37を開いた状態で、吸引装置45を稼働させ、三方コック43を吸気部42側にセットすることにより、系内の塵埃等を吸い出す。次に、三方コック43を閉じ、真空吸引することにより、塗布装置1の膜形成液充填部39を含む排気系を真空排気する。その後、排出部37を閉じ、三方コック43を膜形成液タンク41側にセットし、膜形成液を塗布装置1の膜形成液充填部39内に導入する。膜形成液充填部39に膜形成液が満たされた状態を維持することにより、ワーク10の各端面に膜形成液を塗布する(図5(c)参照)。
ワーク10の各端面に膜形成液が塗布された後、三方コック43を吸気部42側にセットし、排出部37を開き吸引を行い、系内の膜形成液をトラップタンク44に流し込むことによって、膜形成液充填部39内の膜形成液を排出する(図6(d)参照)。
さらに、真空ポンプなどの吸引装置45により真空引きを続けるようにしてもよい。それにより、塗布装置1内に残留している可能性のある不要な膜形成液を排出するとともに、ワーク10の各端面の塗膜の乾燥を早めることができる。
このように、塗布システム40を用いることによって、供給部32から供給される膜形成液を排出部37側で吸引することにより、ワーク10の各端面に膜形成液を塗布することができる。
図8は、実施の形態に係る塗布装置を用いる塗布システムの別の一例を示すシステム構成図である。
図7には、真空ポンプなどの吸引装置45を利用し、真空吸引することにより、塗布装置1内に膜形成液を導入する例を示したが、図8に示したように、加圧することにより、塗布装置1内に膜形成液を導入してもよい。
図8に示した塗布システム50の場合には、供給部32に設けられた開閉バルブ32a、開閉バルブ32aに接続された膜形成液タンク51及び送気部55、膜形成液タンク51及び送気部55に接続された切り替えコック53、切り替えコック53に接続された加圧装置52を備えるとともに、排出部37に設けられた開閉バルブ37a、開閉バルブ37aに接続された排液タンク54を備えている。
塗布システム50によるワーク10への膜形成液の塗布を行う場合には、塗布装置1の供給部32から膜形成液を圧入することにより、膜形成液を膜形成液充填部39に満たし、ワーク10の各端面への膜形成液の塗布を行う。
塗布システム50は、塗布装置1、膜形成液タンク51、加圧装置52、三方コック53、排液タンク54、送気部55を備えており、加圧装置52と三方コック53との間、三方コック53と膜形成液タンク51との間、三方コック53と送気部55との間、膜形成液タンク51と塗布装置1との間、送気部55と塗布装置1との間、塗布装置1と排液タンク54との間は、それぞれホース56a、56b、56c、56d、56e、56fによって接続されている。
膜形成液タンク51には、膜形成液が保存されている。加圧装置52は、膜形成液タンク51内を加圧する装置であり、膜形成液を塗布装置1に送り込むことができる程度に加圧することができるエアコンプレッサなどの圧縮装置である。また、加圧装置52は、空気清浄化用のフィルタ、吸気用の弁(図示省略)を備えた送気部55を介して、塗布装置1に空気を送り込む働きも担うものである。三方コック53は、塗布装置1への膜形成液の導入と、空気の導入とを切り替える働きをする。排液タンク54は、塗布装置1から排出された膜形成液を受けるタンクである。なお、塗布装置1は、図5(b)に示した状態となっている。
塗布装置1にセットされたワーク10の各端面に膜形成液を塗布する際には、はじめに、供給部32の開閉バルブ32a及び排出部37の開閉バルブを開いた状態で、三方コック53を送気部55側にセットし、加圧装置52を稼働させ、送気部55内の空気を圧縮することにより、系内の塵埃等を排出する。次に、排出部37の開閉バルブ37aを閉じ、三方コック53を膜形成液タンク51側にセットし、膜形成液タンク51内を加圧する。加圧により押し出された膜形成液を塗布装置1の膜形成液充填部39内に導入する。膜形成液充填部39に膜形成液が満たされた状態を維持することにより、ワーク10の各端面に膜形成液を塗布する(図5(c)参照)。
ワーク10の各端面に対し、十分に膜形成液を塗布するために、一定時間膜形成液が充填された状態で、かつ加圧状態を維持することが好ましい。
なお、塗布装置1には、膜形成液を導入する際に膜形成液充填部39内の空気を排出するための空気抜き用のバルブが設けられている。
塗布装置1内のワーク10の各端面に膜形成液が塗布された後、塗布装置1の排出部37の開閉バルブ37aを開き、三方コック53を送気部55側に切り替えて、送気部55を介して、塗布装置1内に空気を送り込み、膜形成液充填部39内の膜形成液を排出する(図6(d)参照)。さらに送気を続けることにより、ワーク10の各端面に塗布された膜形成液の乾燥を促進するようにしてもよい。
図8に示した塗布システム50の場合には、塗布装置1の膜形成液充填部39に満たされた膜形成液を加圧することができる。そのため、ワーク10の各端面への膜形成液の塗布をより確実に行うことができるという長所がある。
上記のように、塗布装置1により、ワーク10の各端面に塗布する方法にはいくつかの方法がある。ワーク10の大きさ、塗布装置1内の流路の長さ、大きさ、処理するワーク10の量などの条件を考慮して、適宜選択することが好ましい。
以上、図1に示したワーク10を対象に、実施の形態に係る塗布装置について説明した。ワークに関してはプリント配線基板なども含まれ、ワークの形態については、大きさ、厚さ、孔部の数及び形状等、様々である。また、ワークの対象についても、通常用いられているガラスエポキシ樹脂、コンポジット部材、紙フェノール部材等のプリント配線基板のほか、板状の樹脂製、ガラス製などの様々な成形品もあり、そのようなものも本発明が対象とするワークに含まれる。
さらに、小型の対象物の場合には、1組のワークマスキングセットに複数の対象物であるワークをセットすることにより、複数のワークに対し、同時に膜形成液を塗布することもできる。
図5〜図8を参照して説明したように、塗布装置1を用いる塗布方法を要約すると、次のとおりである。
すなわち、下型36内に配置された下面マスキング板26上に、ワーク10を載置し、ワーク10上に、上型31に支持された上面マスキング板21を載置することにより、ワークマスキングセット20を構成するとともに、上型31と下型36とにより、膜形成液充填部39を形成し、供給部32から膜形成液を導入することにより、膜形成液充填部39内に膜形成液を充填し、ワーク10の各端面に膜形成液を塗布した後、排出部37から膜形成液を排出し、上型31を上昇させ、ワーク10を取り出す。
膜形成液の排出後、さらに、供給部32を介して、膜形成液充填部39内に乾燥用空気を流し、排出部37からを排出することが好ましい。
上記のように、本発明の実施の形態に係る塗布装置、塗装方法によれば、ワークマスキングセットが、塗布装置の膜形成液充填部内の膜形成液に浸漬された状態となり、その状態でワークの孔部端面及び外周縁部端面への膜形成液の塗布が行われる。そのため、効率的、確実、かつ迅速に膜形成液が塗布される。また、ワークマスキングセットにより、孔部周縁の上面及び下面に膜形成液が塗布されることが防止されるので、特に、プリント配線基板等の基板において、孔部周縁部の配線不良の防止に効果的である。
さらに、ワークごとに、上面マスキング板及び下面マスキング板を交換することなく、上面マスキング板及び下面マスキング板を繰り返し使用することができる。そのため、連続的に、かつ高い効率で、ワークへの膜形成液の塗布を行うことができるという長所がある。
このほか、本発明の実施の形態に係る塗布装置は、構成が簡素であり、価格が安いという長所がある。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明したが、上記の説明は本発明の例示にすぎない。本発明の範囲を逸脱することなく、種々の改良や変更を行うことができ、それらも本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
1 塗布装置
10 ワーク
11、12、13、14、15、16 孔部
11a、12a、13a、14a、15a、16a 孔部端面
17 外周縁部
17a 外周縁部端面
20 ワークマスキングセット
21 上面マスキング板
22a 上面マスキング板支持部材
22b 下面マスキング板支持部材
26 下面マスキング板
27 押さえ板
28 外周縁ガスケット
29 孔部周縁ガスケット
31 上型
31a、36a 外枠部
32 供給部
32a、37a 開閉バルブ
36 下型
37 排出部
39 膜形成液充填部
40、50 塗布システム
41、51 膜形成液タンク
42 吸気部
43、53 三方コック
44 トラップタンク
45 吸引装置
46a、46b、46c、46d、46e、56a、56b、56c、56d、56e、56f ホース
52 加圧装置
54 排液タンク
55 送気部

Claims (10)

  1. ワークの孔部端面及び外周縁部端面を除き、前記ワークの上面をマスキングする上面マスキング板と、前記ワークの下面をマスキングする下面マスキング板とを備え、
    前記ワークを挟み、前記上面マスキング板と、前記下面マスキング板とによりワークマスキングセットが構成され、
    膜形成液の供給部を備えた上型、及び前記膜形成液の排出部を備えた下型により、前記ワークマスキングセットを囲み、膜形成液充填部が形成されるように構成されていることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記下面マスキング板が前記下型に固定され、前記上面マスキング板が前記上型に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記上面マスキング板、及び前記下面マスキング板における前記ワーク側の面の孔部周縁部、及び外周縁部に、マスキング用ガスケットを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布装置。
  4. 前記上面マスキング板、及び前記下面マスキング板における前記ワーク側の面に、前記ワークの孔部に対応する開口部を有するシート状ガスケットを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布装置。
  5. さらに、前記供給部に設けられた開閉バルブ、該開閉バルブに接続された膜形成液タンク又は吸気部への切り替えコックを備えるとともに、前記排出部に設けられた開閉バルブ、該開閉バルブに接続された気液分離タンク、及び該気液分離タンクに接続された吸引装置を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の塗布装置。
  6. さらに、前記供給部に設けられた開閉バルブ、該開閉バルブに接続された膜形成液タンク及び送気部、前記膜形成液タンク及び送気部に接続された切り替えコック、該切り替えコックに接続された加圧装置を備えるとともに、前記排出部に設けられた開閉バルブ、該開閉バルブに接続された排液タンクを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の塗布装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの項に記載の塗布装置に用いられるものであることを特徴とする上面マスキング板、及び/又は下面マスキング板。
  8. 請求項4に記載の塗布装置に用いられるものであることを特徴とするシート状ガスケット。
  9. 請求項1〜6のいずれかの項に記載の塗布装置を用いる塗布方法であって、
    前記下型内に配置された前記下面マスキング板上に、前記ワークを載置し、
    前記ワーク上に、前記上型に支持された前記上面マスキング板を載置することにより、前記ワークマスキングセットを構成するとともに、前記上型と前記下型とにより、前記膜形成液充填部を形成し、
    前記供給部から前記膜形成液を導入することにより、前記膜形成液充填部内に前記膜形成液を充填し、前記ワークの各端面に前記膜形成液を塗布した後、前記排出部から前記膜形成液を排出し、
    前記上型を上昇させ、前記ワークを取り出すことを特徴とする塗装方法。
  10. 前記膜形成液の排出後、さらに、前記供給部を介して、前記膜形成液充填部内に乾燥用空気を流し、前記排出部からを排出することを特徴とする請求項9に記載の塗装方法。
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