JP2019187131A - パラメータ決定支援装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】すべり定数が未知のモータを駆動する際の、駆動パラメータの決定を簡略化することが可能な、パラメータ決定支援装置及びプログラムの提供すること。【解決手段】モータ駆動用のパラメータ決定支援装置は、モータの駆動装置の仕様情報と誘導モータの出力仕様情報とを取得する取得部と、仕様情報及び出力仕様情報に基づいて、試運転用の初期パラメータを決定する初期パラメータ決定部と、出力仕様情報に基づいて、誘導モータの出力を決定するパラメータの調整のために必要なデータを取得するための試運転に用いられる、試運転プログラムを作成するプログラム作成部と、初期パラメータを適用して、試運転プログラムにより、誘導モータの速度を変化させて駆動した際の運転情報として、速度に応じた誘導モータのQ相電圧指令を自動測定する自動測定部と、運転情報に基づいて、誘導モータのすべり定数を推定する推定部と、すべり定数に基づいて、誘導モータの出力仕様に合わせた最適パラメータの計算を行う計算部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、パラメータ決定支援装置及びプログラムに関する。
工作機械、包装機械、産業用ロボット等に用いられる誘導モータを制御するためには、誘導モータを駆動するための駆動パラメータを適切な値に設定する必要がある。その方法の一つとして、誘導モータのすべり定数を調整し、調整されたすべり定数に基づいて、駆動パラメータを適切な値に設定する手段が知られている。
特許文献1では、電動機の逆起電力の指令値と実際値との偏差が零となるようにすべり周波数を修正する手段が開示されている。特許文献2では、制限加速を行い、各回転数において取得したトルク指令と実トルクとの相関から、誘導電動機の最適な定格すべりを自動調整する手段が開示されている。
特公平02−039193号公報 特開平06−105582号公報
しかし、特許文献1の構成は、パラメータを調整するための独立した調整装置ではなくモータの制御装置である。また、特許文献2の構成は、トルク指令と実トルクとの相関を取得する必要があるため、パラメータを決定するまでの処理が煩雑である。さらに、これらの構成では、すべり定数が未知のモータに対して、駆動パラメータを決定することが困難であった。
そこで、本発明は、すべり定数が未知のモータを駆動する際の、駆動パラメータの決定を簡略化することが可能な、パラメータ決定支援装置及びプログラムの提供を目的とする。
(1)本発明に係るモータ駆動用のパラメータ決定支援装置(例えば、後述のパラメータ決定支援装置11)は、モータの駆動装置(例えば、後述のモータ駆動装置31)の仕様情報と誘導モータ(例えば、後述の誘導モータ41)の出力仕様情報とを取得する取得手段(例えば、後述の取得部114)と、前記仕様情報及び前記出力仕様情報に基づいて、試運転用の初期パラメータを決定する初期パラメータ決定手段(例えば、後述の初期パラメータ決定部115)と、前記出力仕様情報に基づいて、前記誘導モータの出力を決定するパラメータの調整のために必要なデータを取得するための試運転に用いられる、試運転プログラムを作成するプログラム作成手段(例えば、後述のプログラム作成部116)と、前記初期パラメータを適用して、前記試運転プログラムにより、前記誘導モータの速度を変化させて駆動した際の運転情報として、前記速度に応じた前記誘導モータのQ相電圧指令を自動測定する自動測定手段(例えば、後述の自動測定部117)と、前記運転情報に基づいて、前記誘導モータのすべり定数を推定する推定手段(例えば、後述の推定部118)と、前記すべり定数に基づいて、前記誘導モータの出力仕様に合わせた最適パラメータの計算を行う計算手段(例えば、後述の計算部119)と、を備える。
(2) (1)に記載のパラメータ決定支援装置は、前記推定手段は、前記自動測定した前記誘導モータの速度に対する前記Q相電圧指令と、理論値との誤差を算出して、前記誤差が最小になるときのすべり定数を、前記誘導モータのすべり定数と推定し、前記計算手段は、前記誤差が最小になるときのすべり定数に基づいて、前記最適パラメータの計算を行ってもよい。
(3) (1)または(2)に記載のパラメータ決定支援装置は、前記仕様情報を検知する検知手段(例えば、後述の検知部112)と、前記出力仕様情報をオペレータが入力する入力手段(例えば、後述の入力部113)と、を更に備え、前記取得手段は、前記検知手段から前記仕様情報を取得し、前記入力手段から前記出力仕様情報を取得してもよい。
(4) 本発明に係るプログラムは、コンピュータを(1)〜(3)のいずれかに記載のパラメータ決定支援装置として動作させる。
本発明によれば、すべり定数が未知のモータを駆動する際の、駆動パラメータの決定を簡略化することが可能な、パラメータ決定支援装置及びプログラムの提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るパラメータ決定支援装置を含むモータ駆動システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示すパラメータ決定支援装置の機能を示すブロック図である。 図1に示す数値制御装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すパラメータ決定支援装置の動作を説明するフローチャートである。 すべり定数毎のモータの速度とQ相電圧指令との関係を示す図である。 すべり定数毎の理論値との誤差を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図7を参照しながら、詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係るパラメータ決定支援装置を含むモータ駆動システム1の全体構成を示す。モータ駆動システム1は、パラメータ決定支援装置11に加えて、数値制御装置21、モータ駆動装置31、及び誘導モータ41を備える。
パラメータ決定支援装置11は、モータ駆動装置31から受信したモータ駆動装置31の仕様と、オペレータがパラメータ決定支援装置11に対して入力した、誘導モータ41の出力仕様情報とに基づいて、誘導モータ41の試運転用の初期パラメータを決定すると共に、仕様情報、出力仕様情報、及び初期パラメータに基づいて試運転を行うための試運転プログラムを作成する。
誘導モータ41のすべり定数を推定するためには、誘導モータ41を略一定回転数(略一定速度)で回転させたり、加減速させたりした時の、駆動電流値、駆動電圧値、及び回転数等のデータ(運転情報)を確認する必要があるが、ここでの「試運転」とは、これらのデータの確認のために誘導モータ41を駆動させる試運転のことである。
また、「駆動電圧値」とは、誘導モータ41を、実際に、ある回転数で駆動するのに必要な電圧であって、大元の電源の電圧や、電圧の指令値を元に算出される。
また、ここでの「初期パラメータ」とは、例えば、誘導モータ41を駆動する最大電流値や、D相電流値、Q相電圧値、誘導モータ41の最高回転数、モータ駆動装置31から取り込んだ電流値のフィードバックを実際の物理量に換算する係数のうち少なくとも一つを含む。
また、ここでの「出力仕様情報」とは、例えば、誘導モータ41の定格出力及び基底回転数のうち少なくとも一つを含む。
更に、パラメータ決定支援装置11は、この初期パラメータと試運転プログラムとを、数値制御装置21に送信する。数値制御装置21は、初期パラメータを適用して試運転プログラムを実行することにより、位置指令値、速度指令値等の指令値を生成し、初期パラメータと共に、モータ駆動装置31に送信する。
モータ駆動装置31は、数値制御装置21から受信した初期パラメータと指令値とに基づいた駆動電流を、誘導モータ41に供給する。
誘導モータ41は、モータ駆動装置31に対し、速度情報、位置情報、回転数等のフィードバック値を送信する。
モータ駆動装置31は、誘導モータ41から受信したフィードバック値、駆動電流値、誘導モータ41への指令値等を含む運転情報を、パラメータ決定支援装置11に送信する。なお、ここでの「運転情報」とは、誘導モータ41の回転数SPEED[rpm]、並びにモータ駆動装置31のDCリンク電圧VDC[V]及びQ相電圧指令VQCMD[%]を含む。
パラメータ決定支援装置11は、モータ駆動装置31から受信した運転情報に基づいて、誘導モータ41のすべり定数を推定する。更に、パラメータ決定支援装置11は、このすべり定数に基づいて、誘導モータ41の出力仕様に合わせた最適パラメータの計算を行い、この最適パラメータを、数値制御装置21に送信する。なお、すべり定数Sとは、一般的にS=(Ns[rpm]−N[rpm])/Ns[rpm]で表される。ここで、Nは誘導モータの実際の回転速度であり、Ns[rpm]は励磁電流の位相と同期した場合の同期回転速度である。
図2は、パラメータ決定支援装置11の機能を示すブロック図である。パラメータ決定支援装置11は、制御部111、検知部112、及び入力部113を備え、更に、制御部111は、取得部114、初期パラメータ決定部115、プログラム作成部116、自動測定部117、推定部118、計算部119、及び表示部120を備える。
制御部111は、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
CPUはパラメータ決定支援装置11を全体的に制御するプロセッサである。該CPUは、ROMに格納されたシステムプログラム及びアプリケーションプログラムを、バスを介して読み出し、該システムプログラム及びアプリケーションプログラムに従ってパラメータ決定支援装置11全体を制御することで、図2に示すように、制御部111が、取得部114、初期パラメータ決定部115、プログラム作成部116、自動測定部117、推定部118、計算部119、及び表示部120の機能を実現するように構成される。RAMには一時的な計算データや表示データ等の各種データが格納される。CMOSメモリは図示しないバッテリでバックアップされ、パラメータ決定支援装置11の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。
取得部114は、モータ駆動装置31の仕様情報と誘導モータ41の出力仕様情報とを取得する。とりわけ、取得部114は、後述の検知部112から、モータ駆動装置31の仕様情報を取得し、後述の入力部113から、誘導モータ41の出力仕様情報を取得する。
初期パラメータ決定部115は、取得部114が取得した仕様情報及び出力仕様情報に基づいて、試運転用の初期パラメータを決定する。
プログラム作成部116は、取得部114が取得した出力仕様情報に基づいて、試運転プログラムを作成する。この試運転プログラムは、誘導モータ41の出力を決定するパラメータの調整に必要なデータを取得するための試運転に用いられる。
自動測定部117は、上記の初期パラメータを適用して、上記の試運転プログラムにより、誘導モータ41を基底速度まで加速させて駆動した際の運転情報を自動測定する。なお、速度の変化は加速又は減速のいずれでも良く、自動測定部117は、誘導モータ41やNC制御装置の特性に応じて加速又は減速の何れかに決定してもよい。
推定部118は、自動測定部117が測定した運転情報に基づいて、誘導モータ41のすべり定数が推定される。すべり定数Sは、運転情報を用いて推定される。
計算部119は、推定部118が推定したすべり定数に基づいて、誘導モータ41の出力仕様に合わせた最適パラメータの計算を行う。
表示部120は、パラメータ決定支援装置11が備える表示器(不図示)に各種情報を表示する。ここでの「各種情報」とは、自動測定部117が測定した運転情報、推定部118が推定したすべり定数、及び計算部119が計算した最適パラメータのうち少なくとも一つを含む。
なお、表示部120は、例えば、オペレータが後述の入力部113を用いて出力仕様情報を入力するためのガイドとなる、ナビゲーション情報を表示してもよい。なお、このナビゲーション情報は、出力仕様情報の入力方法に限らず、例えば、パラメータ決定支援装置11の操作方法等の情報を含んでもよい。
検知部112は、モータ駆動装置31の仕様情報を検知する装置であり、例えばセンサである。また、入力部113は、オペレータが誘導モータ41の出力仕様情報を入力するために用いる装置であり、例えば、キーボードやタッチパネルである。
図3は、数値制御装置21の構成を示す。数値制御装置21は、主として、CPU211、ROM212、RAM213、CMOS214、インタフェース215,218,219、PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)216、I/Oユニット217、軸制御回路230〜234、及びスピンドル制御回路260を備える。
CPU211は、数値制御装置21を全体的に制御するプロセッサである。CPU211は、ROM212に格納されたシステムプログラムを、バス220を介して読み出し、該システムプログラムに従って数値制御装置21全体を制御する。
RAM213には、一時的な計算データや表示データ、及び表示器/MDIユニット270を介してオペレータが入力した各種データが格納される。
CMOSメモリ214は、図示しないバッテリでバックアップされ、数値制御装置21の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。CMOSメモリ214中には、インタフェース215を介して読み込まれた加工プログラムや表示器/MDIユニット270を介して入力された加工プログラム等が記憶される。
ROM212には、加工プログラムの作成及び編集のために必要とされる編集モードの処理や自動運転のための処理を実施するための各種システムプログラムがあらかじめ書き込まれている。
各種加工プログラムは、インタフェース215や表示器/MDIユニット270を介して入力し、COMSメモリ214に格納することができる。
インタフェース215は、数値制御装置21とアダプタ等の外部機器272との接続を可能とするものである。外部機器272側からは、加工プログラムや各種パラメータ等が読み込まれる。また、数値制御装置21内で編集した加工プログラムは、外部機器272を介して外部記憶手段に記憶させることができる。
PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)216は、数値制御装置21に内蔵されたシーケンスプログラムで工作機械の補助装置(例えば、工具交換用のロボットハンドといったアクチュエータ)にI/Oユニット217を介して信号を出力し制御する。また、工作機械の本体に配備された操作盤の各種スイッチ等の信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU211に渡す。
表示器/MDIユニット270は、ディスプレイやキーボード等を備えた手動データ入力装置であり、インタフェース218は、表示器/MDIユニット270のキーボードからの指令やデータを受けてCPU211に渡す。インタフェース219は、手動パルス発生器等を備えた操作盤271に接続されている。
各軸の軸制御回路230〜234は、CPU211からの各軸の移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボアンプ240〜244に出力する。サーボアンプ240〜244は、この指令を受けて、各軸のサーボモータ250〜254を駆動する。各軸のサーボモータ250〜254は、位置・速度検出器を内蔵し、この位置・速度検出器からの位置・速度フィードバック信号を軸制御回路230〜234にフィードバックし、位置・速度のフィードバック制御を行う。なお、図3では、位置・速度のフィードバックについては省略している。
スピンドル制御回路260は、工作機械への主軸回転指令を受け、スピンドルアンプ261にスピンドル速度信号を出力する。スピンドルアンプ261は、このスピンドル速度信号を受けて、工作機械のスピンドルモータ262を指令された回転速度で回転させ、工具を駆動する。スピンドルモータ262には、歯車あるいはベルト等でパルスエンコーダ263が結合され、パルスエンコーダ263が主軸の回転に同期して帰還パルスを出力し、その帰還パルスは、バス220を経由してCPU211によって読み取られる。
なお、サーボアンプ240〜244、及びスピンドルアンプ261は、図1のモータ駆動装置31に対応し、サーボモータ250〜254、及びスピンドルモータ262は、図1の誘導モータ41に対応する。
また、図3に示す数値制御装置21の構成は、あくまで一例であって、これには限定されず、数値制御装置21として、汎用の数値制御装置を用いることが可能である。
図4は、モータ駆動装置31の構成を示す。モータ駆動装置31は、インバータ311、電流検出器312、制御部313、及び速度検出部314を備える。
インバータ311は、誘導モータ41に駆動電流を供給する。電流検出器312は、誘導モータ41に供給している駆動電流を検出する。制御部313は、モータの速度指令と誘導モータ41の速度フィードバックと電流検出器312で検出された電流値を使い、インバータ311をPWM制御する。速度検出部314は、誘導モータ41のフィードバック制御のため、速度を検出し、検出した速度を制御部313に送信する。
図4に示すモータ駆動装置31の構成は、あくまで一例であって、これには限定されず、モータ駆動装置31として、汎用のモータ駆動装置を用いることが可能である。
図5は、パラメータ決定支援装置11の動作を説明するフローチャートである。
ステップS1において、検知部112は、モータ駆動装置31の仕様情報を検知し、取得部114は、検知部112から仕様情報を取得する。
ステップS2において、オペレータは、入力部113から誘導モータ41の出力仕様情報を入力し、取得部114は、入力部113から出力仕様情報を取得する。
ステップS3において、初期パラメータ決定部115は、取得部114が取得した仕様情報及び出力仕様情報に基づいて、試運転用の初期パラメータを決定する。
ステップS4において、プログラム作成部116は、誘導モータ41のすべり定数の推定、及び誘導モータ41の出力を決定するパラメータの調整に必要なデータを取得する試運転のための試運転プログラムを、取得部114が取得した出力仕様情報に基づいて作成する。
ステップS5において、自動測定部117は、試運転プログラムにより、すべり定数を変化させ、各すべり定数において、誘導モータ41の速度を基底速度まで変化させて駆動した際の運転情報として、誘導モータ41の速度[rpm]、及びQ相電圧指令VQCMD[%]を、自動測定する。
図6は、各すべり定数における、誘導モータ41の速度とQ相電圧指令との関係を示すグラフである。欄外の凡例は、すべり定数の変化率を示している。基準となるすべり定数に対応する値が100%であり、数値[%]が小さくなるにつれてすべり定数も小さくなり、数値[%]が大きくなるにつれてすべり定数も大きくなる。グラフ中央に示される破線Cは、逆起電圧特性から算出した、所定のすべり定数における速度[rpm]とQ相電圧指令[%]との関係の理論値を示す関数である。図6では、例えば、すべり定数が50[%]や140[%]のとき、誘導モータ41の速度が上がるにつれて、理論値である破線Cから離れていくことが判る。
ステップS6において、ステップS5で所定数のデータが取得されたか否か判定する。所定数のデータとは、予め定められたすべり定数の数であってもよく、例えば、図6の凡例に示されるように、10種のすべり定数に対してデータが取得されたか否かを判定する。取得されていない場合には、処理はステップS5に戻り、取得されている場合には、処理はステップS7へ進む。
ステップS7において、推定部118は、自動測定部117が自動測定した各すべり定数における、逆起電圧特性から算出した理論値との誤差(図6の破線Cとの乖離を示す値)を算出する。なお、逆起電圧特性から算出した理論値は、Vq[V]=Id[A]*L1[H]*ω[rad/s]で表される。ここで、Vq[V]はQ相電圧指令、Id[A]は励磁電流の値、L1[H]はリアクタンス、ω[rad/s]は角速度である。
図7は、例えば、図6の理論値である破線Cと、各すべり定数における曲線との二乗平均誤差をすべり定数毎に示す図である。図7に示されるように、基準となるすべり定数に対応する値が100%の場合と比較すると、すべり定数に対応する値が90%のとき、理論値との誤差が最も小さいことがわかる。なお、誤差の算出手法は、二乗平均誤差ではなく、他のいかなる算出方法であってもよい。
ステップS8において、推定部118は、自動測定部117が自動測定した運転情報に基づいて、理論値との誤差が最も小さくなるときのすべり定数を自動計算して、誘導モータ41のすべり定数と推定する。
ステップS9において、計算部119は、推定部118が推定したすべり定数に基づいて、誘導モータ41の出力仕様に合わせた最適パラメータを計算し、決定する。
ステップS10において、自動測定部117が自動測定した運転情報、推定部118が推定したすべり定数、及び計算部119が計算した最適パラメータを、表示部120が表示器(不図示)に切替え可能に表示する。これにより、オペレータは、測定データを直接確認しながら、ステップS9で決定されたパラメータが適切か否か、判断することが可能となる。以上により、パラメータ決定支援装置11の動作フローは終了する。
このように、パラメータ決定支援装置11は、すべり定数を網羅的に変化させて理論値と比較することによって、誘導モータ41の適切なすべり定数を推定し、そのすべり定数において誘導モータ41を駆動する場合の、駆動パラメータを自動的に決定する。これにより、すべり定数が未知の誘導モータを駆動する際の、駆動パラメータの決定を簡略化することが可能となる。
また、上記のパラメータ決定支援装置11は、測定した運転情報、推定したすべり定数、及び計算した最適パラメータのうち少なくとも一つを表示する表示部120を更に備える。
これにより、オペレータは、どのようなロジックでパラメータが決定され、その結果どのような出力になるかを確認することにより、パラメータの妥当性を判断した上で、最適パラメータを決定できる。
なお、上記のパラメータ決定支援装置11に含まれる各装置は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せによりそれぞれ実現することができる。また、上記のパラメータ決定支援装置11に含まれる各装置により行われるパラメータ決定方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は、無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、上記実施形態において、自動測定部117が運転情報を複数回自動測定して平均値を用いるようにしてもよい。自動測定部117が自動測定する回数を増やして平均値を用いることで、ノイズや速度変動等での局所的な値での誤差をなくすことができ、ひいては、測定データの統計的な信頼性を上げることができる。また、上述の実施形態では、モータ41の駆動速度は基底速度までであるが、自動測定部117は、誘導モータ41を最高速度まで駆動させて自動測定してもよい。
1 モータ駆動システム
11 パラメータ決定支援装置
21 数値制御装置
31 モータ駆動装置
41 誘導モータ
111 制御部
112 検知部
113 入力部
114 取得部
115 初期パラメータ決定部
116 プログラム作成部
117 自動測定部
118 推定部
119 計算部
120 表示部

Claims (4)

  1. モータの駆動装置の仕様情報と誘導モータの出力仕様情報とを取得する取得手段と、
    前記仕様情報及び前記出力仕様情報に基づいて、試運転用の初期パラメータを決定する初期パラメータ決定手段と、
    前記出力仕様情報に基づいて、前記誘導モータの出力を決定するパラメータの調整のために必要なデータを取得するための試運転に用いられる、試運転プログラムを作成するプログラム作成手段と、
    前記初期パラメータを適用して、前記試運転プログラムにより、前記誘導モータの速度を変化させて駆動した際の運転情報として、前記速度に応じた前記誘導モータのQ相電圧指令を自動測定する自動測定手段と、
    前記運転情報に基づいて、前記誘導モータのすべり定数を推定する推定手段と、
    前記すべり定数に基づいて、前記誘導モータの出力仕様に合わせた最適パラメータの計算を行う計算手段と、を備える、パラメータ決定支援装置。
  2. 前記推定手段は、前記自動測定した前記誘導モータの速度に対する前記Q相電圧指令と、理論値との誤差を算出して、前記誤差が最小になるときのすべり定数を、前記誘導モータのすべり定数と推定し、
    前記計算手段は、前記誤差が最小になるときのすべり定数に基づいて、前記最適パラメータの計算を行う、請求項1に記載のパラメータ決定支援装置。
  3. 前記仕様情報を検知する検知手段と、
    前記出力仕様情報をオペレータが入力する入力手段と、を更に備え、
    前記取得手段は、前記検知手段から前記仕様情報を取得し、前記入力手段から前記出力仕様情報を取得する、請求項1または2に記載のパラメータ決定支援装置。
  4. コンピュータを請求項1〜3のいずれか一項に記載のパラメータ決定支援装置として動作させるプログラム。
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