JP2019187088A - モータ、基板ユニット、モータユニット及びモータの組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】前記基板に取り付けられる接続端子の位置精度の低下を抑制することができる基板ユニットを提供する。【解決手段】基板ユニットは、基板と、前記基板に接続される少なくとも1つの接続端子と、を備え、前記基板は、少なくとも1つの第1貫通孔を有し、前記接続端子は、一方側の端部と他方側の端部との間に、前記第1貫通孔に通された状態で当該第1貫通孔の周縁部に接触して前記基板に対して前記接続端子を位置決めする位置規定部を有し、前記一方側の端部及び前記他方側の端部のいずれか一方が前記第1貫通孔に通され、前記位置規定部が前記周縁部に接触した状態で前記基板に対して半田により接続されている。【選択図】図2
Description
本発明は、モータ、モータに取り付けられる基板ユニット、モータユニット及びモータの組立方法に関するものである。
従来、モータには、前記モータに電力を供給するとともに前記モータの回転を制御する電気信号を送受信するための回路基板(以下、基板という)が取り付けられている。この基板には、前記モータのコイルから延びる巻き線を絡げて接続したモータ端子が電気的に接続されている。
一方、前記基板には、当該基板において前記モータと対向する側と反対の側に延びる少なくとも1つのコネクタ端子が設けられている(特許文献1)。特許文献1に記載の前記コネクタ端子には、外部から前記モータに電力を供給するとともに電気信号を送受信させるためのコネクタが着脱可能に装着される。
特許文献1において、前記コネクタ端子は、合成樹脂により成形された端子カバーに接した状態で、前記モータのコイルと電気的に接続されたモータ端子と接続されている。
ところで、このコネクタ端子はL字状に形成され、端子カバーに沿って延設された部分と、当該延設部分に直交し、前記モータと反対の側に延びるコネクタ部分とを備えている。前記コネクタ端子は、端子カバー上に配置された状態で前記延設部分を前記モータ端子と半田付けされる。
この構成では、前記延設部分と前記モータ端子とを同時に半田付けすることから、L字状に形成された前記コネクタ端子のコネクタ部分を治具等で保持することが難しい。その結果、前記コネクタ端子の姿勢が不安定な状態で半田付け作業を行うことから、前記半田付け作業の作業性が低くなるとともに、前記モータ端子と半田付けされた前記コネクタ端子の前記コネクタ部分の位置がバラツキ、前記コネクタ部分の位置精度が低下する虞がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、前記基板に取り付けられる接続端子の位置精度の低下を抑制することができる基板ユニットを提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様に係る基板ユニットは、基板と、前記基板に接続される少なくとも1つの接続端子と、を備え、前記基板は、少なくとも1つの第1貫通孔を有し、前記接続端子は、一方側の端部と他方側の端部との間に、前記第1貫通孔に通された状態で当該第1貫通孔の周縁部に接触して前記基板に対して前記接続端子を位置決めする位置規定部を有し、前記一方側の端部及び前記他方側の端部のいずれか一方が前記第1貫通孔に通され、前記位置規定部が前記周縁部に接触した状態で前記基板に対して半田により接続されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記基板は、少なくとも1つの第1貫通孔を有し、前記接続端子は、一方側の端部と他方側の端部との間に、前記第1貫通孔に通された状態で当該第1貫通孔の周縁部に接触して前記基板に対して前記接続端子を位置決めする位置規定部を有し、前記一方側の端部及び前記他方側の端部のいずれか一方が前記第1貫通孔に通され、前記位置規定部が前記周縁部に接触した状態で前記基板に半田により接続されているので、前記接続端子の端部が前記第1貫通孔に通された状態で前記周縁部に対して前記位置規定部が接する。これにより、前記接続端子の姿勢が前記周縁部と接する前記位置規定部により規定されるので、前記基板に対する前記接続端子の姿勢を安定させた状態で半田付けすることができ、前記接続端子の位置精度が低下することを抑制できる。
本発明の第2の態様に係る基板ユニットは、第1の態様において、前記接続端子は、前記基板において前記位置規定部と接する側と反対の側で前記半田により接続されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記接続端子は、前記基板において前記位置規定部と接する側と反対の側で前記半田により接続されているので、例えば、前記接続端子において半田付けする側と反対側に位置する前記接続端子の部分を治具等で保持した状態で、半田付け作業をすることができ、前記半田付け作業の作業性を容易にすることができる。
本発明の第3の態様に係る基板ユニットは、第1の態様において、前記接続端子は、前記基板において前記位置規定部と接する側で前記半田により接続されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記接続端子は、前記基板において前記位置規定部と接する側で前記半田により接続されているので、前記基板と前記位置規定部とを半田付けすることになり、前記基板と戦記位置規定部との接続強度、ひいては前記基板に対する前記接続端子の接続強度を高めることができる。
本発明の第4の態様に係る基板ユニットは、第2または第3の態様において、前記接続端子において前記位置規定部は、前記一方側の端部寄りに位置し、前記第1貫通孔に前記一方側の端部が通されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、上述した、第1から第3の態様のいずれか一の態様における作用効果を得ることができる。
本態様によれば、上述した、第1から第3の態様のいずれか一の態様における作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様に係る基板ユニットは、第2または第3の態様において、前記接続端子において前記位置規定部は、前記一方側の端部寄りに位置し、前記第1貫通孔に前記他方側の端部が通されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、上述した、第1から第3の態様のいずれか一の態様における作用効果を得ることができる。
本態様によれば、上述した、第1から第3の態様のいずれか一の態様における作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様に係る基板ユニットは、第1から第5のいずれか一の態様において、前記接続端子における前記一方側の端部と他方側の端部とを結ぶ方向と交差する方向において、前記位置規定部の寸法が、前記一方側の端部の寸法及び前記他方側の端部の寸法より大きい、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記接続端子における前記一方側の端部と他方側の端部とを結ぶ方向と交差する方向において、前記位置規定部の寸法が、前記一方側の端部の寸法及び前記他方側の端部の寸法より大きい。例えば、前記接続端子の一部をプレス加工等により押し潰して形成することにより、前記接続端子における前記一方側の端部と他方側の端部とを結ぶ方向と交差する方向において、前記位置規定部の寸法を、前記一方側の端部の寸法及び前記他方側の端部の寸法より大きくすることができる。つまり、プレス加工等により前記位置規定部を容易に形成することができるので、前記接続端子における部品コストを低減できる。
本発明の第7の態様に係るモータは、モータ本体と、前記モータ本体の外周に取りつけられた、請求項1又は請求項2に記載の基板ユニットと、を備え、前記モータ本体から延びるモータ端子が前記基板に接続されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、上述した、第1または第2の態様における作用効果を得ることができる。
本態様によれば、上述した、第1または第2の態様における作用効果を得ることができる。
本発明の第8の態様に係るモータは、第7の態様において、前記基板において前記位置規定部と接する側の面と反対側の面が前記モータ本体と対向し、前記基板は、少なくとも1つの第2貫通孔を有し、前記接続端子は、前記基板に対して前記反対側の面で前記半田により接続され、前記モータ端子は、前記第2貫通孔に通されて、前記基板における前記位置規定部と接する側の面で前記半田により接続される、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記基板は、少なくとも1つの第2貫通孔を有し、前記接続端子は、前記基板に対して前記反対側の面で前記半田により接続され、前記モータ端子は、前記第2貫通孔に通されて、前記基板における前記位置規定部と接する側の面で前記半田により接続されるので、例えば、前記基板に予め前記接続端子を前記半田により半田付けした状態で、前記基板を前記モータ本体に取り付けて前記モータ端子と前記基板とを半田付けにより接続できるので、前記基板に対する前記接続端子及び前記モータ端子の半田付け作業の作業性を向上させることができる。
本発明の第9の態様に係るモータは、第8の態様において、前記基板を平面視した際、前記基板において第1の方向に沿って適宜間隔をおいて前記第1貫通孔が複数設けられ、前記第1の方向と交差する第2の方向において前記第1貫通孔に対して一方の側及び他方の側の少なくとも一方に前記第2貫通孔が前記第1の方向に間隔をおいて複数設けられている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記基板を平面視した際、前記基板において第1の方向に沿って適宜間隔をおいて前記第1貫通孔が複数設けられ、前記第1の方向と交差する第2の方向において前記第1貫通孔に対して一方の側及び他方の側の少なくとも一方に前記第2貫通孔が前記第1の方向に間隔をおいて複数設けられている。つまり、前記基板において前記第1の貫通孔が設けられた部位の外側の部位に前記第2貫通孔が設けられることになる。その結果、前記第1貫通孔に前記接続端子が取り付けられた状態において前記第2貫通孔に前記モータ端子を通して半田付け作業を行う際、前記基板において前記第1貫通孔が設けられた部の外側で作業することになる。その結果、前記半田付け作業時に前記接続端子が干渉して作業性が低下することを抑制できる。
本発明の第10の態様に係るモータは、第9の態様において、前記第2貫通孔は、前記第1の方向において隣り合う前記第1貫通孔の間に位置している、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記第2貫通孔は、前記第1の方向において隣り合う前記第1貫通孔の間に位置しているので、第2の方向における第1貫通孔と第2貫通孔との間隔を短くでき、ひいては前記基板を小型化することができる。
本態様によれば、前記第2貫通孔は、前記第1の方向において隣り合う前記第1貫通孔の間に位置しているので、第2の方向における第1貫通孔と第2貫通孔との間隔を短くでき、ひいては前記基板を小型化することができる。
本発明の第11の態様に係るモータユニットは、第7から第10のいずれかの態様におけるモータが取り付けられる第1部材と、前記第1部材に取り付けられ、前記モータを覆う第2部材と、を備え、前記基板は、前記第1部材と係合し、前記モータの軸線方向における位置決めが成される第1位置決め部と、前記第2部材と係合し、前記モータの軸線周り方向における位置決めが成される第2位置決め部と、を備える、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記基板は、前記第1部材と係合し、前記モータの軸線方向における位置決めが成される第1位置決め部と、前記第2部材と係合し、前記モータの軸線周り方向における位置決めが成される第2位置決め部とを備えているので、前記第1部材及び前記第2部材に前記モータが取りつけられた際の前記モータの軸線方向及び軸線周り方向における位置決めを容易にすることができる。
本発明の第12の態様に係るモータの組立方法は、モータ本体に基板を組み付ける組立方法であって、少なくとも1つの第1貫通孔及び第2貫通孔が設けられた前記基板に対して、一方側の端部と他方側の端部との間に、前記第1貫通孔に通された状態で当該第1貫通孔の周縁部に接触して前記基板に対する位置決めを行う位置規定部を有する接続端子の前記一方側の端部及び前記他方側の端部のいずれか一方を前記第1貫通孔に通して、前記位置規定部が前記周縁部に接触した状態で前記基板において前記位置規定部と接する側と反対の側で前記接続端子を半田により接続する工程と、前記モータ本体から延びるモータ端子を前記基板に対して前記反対の側から前記第2貫通孔に通し、前記位置規定部と接する側で前記半田により前記モータ端子を前記基板に接続する工程と、を備える、ことを特徴とする。
本態様によれば、少なくとも1つの第1貫通孔及び第2貫通孔が設けられた前記基板に対して、一方側の端部と他方側の端部との間に、前記第1貫通孔に通された状態で当該第1貫通孔の周縁部に接触して前記基板に対する位置決めを行う位置規定部を有する接続端子の前記一方側の端部及び前記他方側の端部のいずれか一方を前記第1貫通孔に通して、前記位置規定部が前記周縁部に接触した状態で前記基板において前記位置規定部と接する側と反対の側で前記接続端子を半田により接続する工程と、前記モータ本体から延びるモータ端子を前記基板に対して前記反対の側から前記第2貫通孔に通し、前記位置規定部と接する側で前記半田により前記モータ端子を前記基板に接続する工程と、を備えるので、例えば、前記基板に前記接続端子を前記半田により半田付けした状態で、前記基板を前記モータ本体に取り付けて前記モータ端子と前記基板とを半田付けにより接続できるので、前記モータ本体に対する前記基板の取付作業を容易にすることができ、前記モータの組立作業の作業性を向上させることができる。
本発明によれば、前記接続端子の姿勢が前記周縁部と接する前記位置規定部により規定されるので、前記基板に対する前記接続端子の姿勢を安定させた状態で半田付けすることができ、前記接続端子の位置精度が低下することを抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係るモータ及び基板ユニットの斜視図であり、図2は本発明に係る基板ユニットの斜視図であり、図3は基板の平面図であり、図4は接続端子の斜視図であり、図5は基板と接続端子との半田付け部分を示す斜視図である。
図6は基板ユニットの接続端子へのコネクタの取り付け動作を説明する側面図であり、図7は基板ユニットの接続端子からコネクタを取り外す動作を説明する側面図であり、図8は基板ユニットにおいて基板への接続端子の取付を説明する側面図である。
図9は基板ユニットにおいて基板と接続端子との半田付けを説明する側面図であり、図10はモータへの基板ユニットの取付を説明する側面図であり、図11は第1部材及び第2部材に取り付けられたモータを示す断面図である。
図12は基板における第1位置決め部及び第2位置決め部と第1部材及び第2部材との関係を示す断面図であり、図13は基板と接続端子との接続関係の第1の変更形態を示す側面図であり、図14は基板と接続端子との接続関係の第2の変更形態を示す側面図である。
図15は基板と接続端子との接続関係の第3の変更形態を示す側面図であり、図16は接続端子の変更形態を示す斜視図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が第1の方向、かつ基板の長手方向であり、Y軸方向が第2方向、かつ基板の短手方向、加えてモータの駆動軸の軸線方向であり、Z軸方向が接続端子の延びる方向、かつモータの駆動軸の軸線方向と直交する方向である。
<<<実施形態>>>
図1、図10及び図11を参照して、本実施形態に係るモータ10の構成について説明する。モータ10は、モータ本体12と、基板ユニット14とを備えている。本実施形態において基板ユニット14は、モータ本体12の外周に取り付けられている。
図1、図10及び図11を参照して、本実施形態に係るモータ10の構成について説明する。モータ10は、モータ本体12と、基板ユニット14とを備えている。本実施形態において基板ユニット14は、モータ本体12の外周に取り付けられている。
モータ本体12は、本実施形態において一例としてステッピングモータとして構成されているが、この構成に限定されるものではなくDCモータ等で構成してもよい。モータ本体12は、モータケースを構成するステータ12aと、ステータ12aの内側に配置されたロータ12bとを備えている。ロータ12bは、駆動軸12cと、駆動軸12cに固定された永久磁石12eとを備えている。ステータ12aには駆動コイル12fが設けられている。
本実施形態において駆動軸12cの先端部には、一例としてピニオンギヤ16が取り付けられている。ピニオンギヤ16は駆動軸12cと一体に回転するように構成されており、図示しない歯車等を備える動力伝達手段を介して駆動対象にモータ本体12の駆動力を伝達する。
モータ本体12は、ステータ12aから円周方向外側に向かって突出する複数のモータ端子12dを備えている。本実施形態において、モータ端子12dには、駆動コイル(不図示)の巻線端部が絡げられている。複数のモータ端子12dは、本実施形態ではZ方向側、すなわち基板ユニット14の側に向けて突出している。本実施形態において駆動コイルの巻線端部が絡げられたモータ端子12dは、基板ユニット14に電気的に接続されている。
<<<基板ユニットについて>>>
図2ないし図5を参照して、基板ユニット14について説明する。基板ユニット14は、基板18と、複数の接続端子20とを備えている。本実施形態において基板18は、平板状の部材として構成されている。本実施形態における基板18は、一例としてモータ本体12に電力を供給する給電基板として構成されている。本実施形態におけるモータ本体12は、モータ端子12dを介して基板18から電力の供給を受ける様に構成されている。
図2ないし図5を参照して、基板ユニット14について説明する。基板ユニット14は、基板18と、複数の接続端子20とを備えている。本実施形態において基板18は、平板状の部材として構成されている。本実施形態における基板18は、一例としてモータ本体12に電力を供給する給電基板として構成されている。本実施形態におけるモータ本体12は、モータ端子12dを介して基板18から電力の供給を受ける様に構成されている。
尚、本実施形態における基板とは、給電機能を設けずに、モータ本体12の制御信号のみを送受信する制御基板等も含んでいる。本実施形態において基板ユニット14はステッピングモータに電力を供給する基板として構成したが、例えば、モータをステッピングモータ以外のモータで構成した場合、基板ユニット14はモータ本体12への電力供給だけでなく、モータ本体12の制御信号も送受信可能に構成してもよく、モータ本体12への制御信号の送受信のみを可能とする構成としてもよい。
図2及び図3を参照するに、基板18には、少なくとも1つの第1貫通孔22と、少なくとも1つの第2貫通孔24と、第1位置決め部26と、第2位置決め部28とが形成されている。本実施形態では、第1貫通孔22及び第2貫通孔24は基板18において6箇所形成されている。尚、第1位置決め部26及び第2位置決め部28については後述する。
本実施形態において第1貫通孔22の周縁部22aは、一例として導電材質、例えば、銅などの導電性の金属箔が露出したランドを形成している。尚、本実施形態において第1貫通孔22の周縁部22aに形成されるランドは、図3及び図5に示すように基板18の第1面18a及び第2面18bの双方に形成されている。本実施形態において第1貫通孔22の径寸法はd1である。
第2貫通孔24の周縁部24aも、一例として導電材質、例えば、銅などの導電性の金属箔が露出したランドを形成している。本実施形態において第1貫通孔22の周縁部22aに形成されるランドは、図3及び図5に示すように基板18の第1面18aに形成されている。尚、本実施形態において基板18の第1面18aは、基板ユニット14がモータ本体12に取り付けられた状態で、モータ本体12と反対側に向く面であり、第2面18bは、モータ本体12と対向する側に向く面である。
図3において、基板18を平面視した際、複数の第1貫通孔22は、基板18のY軸方向における中央部から−Y軸方向側端部寄りに位置し、+X軸方向に向かって2列に並んで配置されている。各列には、3つの第1貫通孔22が形成されている。各第1貫通孔22はX軸方向において適宜間隔をおいて設けられている。
本実施形態において、第2貫通孔24は、Y軸方向において、第1貫通孔22よりも外側、つまり−Y軸方向側および+Y軸方向側の端部寄りにそれぞれ3箇所ずつ設けられている。本実施形態において、少なくとも2箇所の第2貫通孔24は、X軸方向において互いに隣り合う第1貫通孔22の間、つまり第1貫通孔間の領域W1内に少なくとも一部が入り込むように形成されている。このように構成することで、Y軸方向において第1貫通孔22と近接する第2貫通孔24とを近づけ、第1貫通孔22と第2貫通孔24との間隔を短くできるので、基板18をY軸方向に小型化することができる。
<<<接続端子の構成について>>>
次いで、図4を参照して、接続端子20について説明する。接続端子20は、一方側の端部20aと、他方側の端部20bと、位置規定部20cとを備えている。本実施形態において位置規定部20cは、一方側の端部20aと他方側の端部20bとの間に配置されている。より具体的には、位置規定部20cは一方側の端部20a寄りに配置されている。
次いで、図4を参照して、接続端子20について説明する。接続端子20は、一方側の端部20aと、他方側の端部20bと、位置規定部20cとを備えている。本実施形態において位置規定部20cは、一方側の端部20aと他方側の端部20bとの間に配置されている。より具体的には、位置規定部20cは一方側の端部20a寄りに配置されている。
本実施形態において、一方側の端部20a及び他方側の端部20bにおけるX軸方向及びY軸方向の寸法は、第1貫通孔22を通り抜けることができる寸法に設定されている。本実施形態において、接続端子20は、一例として角柱状に形成され、一方側の端部20a及び他方側の端部20bにおけるX軸方向及びY軸方向の寸法はd2に設定されている。
本実施形態において寸法d2は、第1貫通孔22の径寸法d1よりも小さく設定されている。また、本実施形態において位置規定部20cと一方側の端部20a及び他方側の端部20bとの境目は、段差となるように構成されている。本実施形態では、この段差部分が第1貫通孔22の周縁部22aと接する。
一方、位置規定部20cにおけるX軸方向及びY軸方向の少なくとも一方の寸法は、第1貫通孔22の径寸法d1よりも大きく、第1貫通孔22を通り抜けできないように設定されている。本実施形態では、位置規定部20cにおけるY軸方向の寸法d3がd1よりも大きく設定されている。したがって、Y軸方向において位置規定部20cの寸法d3は、一方側の端部20a及び他方側の端部20bの寸法d2よりも大きい。
また、本実施形態において位置規定部20cと一方側の端部20aとの境目には、段差部20dが形成されている。段差部20dは、Y軸方向に延びる面を有している。同様に、位置規定部20cと他方側の端部20bとの境目には、段差部20eが形成されている。段差部20eは、Y軸方向に延びる面を有している。本実施形態では、段差部20dが第1貫通孔22の周縁部22aと接する。
本実施形態において、位置規定部20cは、例えば、接続端子20において一方側の端部20aと他方側の端部20bとの間でその一部をプレス加工等により押し潰して形成することができる。例えば、図5におけるX軸方向に接続端子20の一部を押し潰して位置規定部20cを形成すると、押し潰された部分のY軸方向における寸法をd2よりも大きくすることができる。したがって、プレス加工等により接続端子20に位置規定部20cを容易に形成することができるので、接続端子20における部品コストを低減できる。
尚、本実施形態において接続端子20の位置規定部20cを、一例としてプレス加工で形成したが、この構成に限定されるものではなく、例えば、旋盤等で位置規定部が一方側の端部及び他方側の端部よりも径が太くなるような円柱状の接続端子を成形してもよい。
図2及び図5を参照するに、本実施形態では、接続端子20の一方側の端部20aが、基板18の第1面18aの側から第1貫通孔22に挿入されている。第1貫通孔22に挿入された接続端子20は、位置規定部20cの段差部20dが第1貫通孔22の周縁部22aと接することで、Z軸方向における位置決めが成される。接続端子20の基板18に対する位置決めが成された状態において、基板18の第2面側において第1貫通孔22内に挿入された接続端子20の一方の側の端部20aと第1貫通孔22の周縁部22aに形成されたランドとが半田付けされて、基板18と接続端子20とが接続されている。尚、図5において基板18と接続端子20との半田付け部分は符号30を付している。
本実施形態では、基板18の第1面18aに位置規定部20cの段差部20dが接した状態で、第2面18b側において基板18と接続端子20とは半田により接続されている構造である。この構成に基づいて、図6及び図7において基板18及び接続端子20に対して着脱可能なコネクタ32を着脱する際の効果について説明する。
図6を参照して、コネクタ32を接続端子20に装着する際の説明を行う。図6において、コネクタ32には、接続端子20に対応した凹部32aが形成されている。凹部32a内に接続端子20の他方側の端部20bが入り込むようにコネクタ32を基板18に対して矢印A1に示すように−Z方向側に移動させて取りつけようとすると、凹部32aと接続端子の他方側の端部20bとの間に摩擦力が発生する。この摩擦力により、コネクタ32を−Z方向側に移動させようとすると、接続端子20を−Z方向側に押圧される。尚、本実施形態において接続端子20の他方側の端部20bは、コネクタ32が基板ユニット14に取り付けられる際、コネクタ32と電気的に接続される端子として構成されている。
ここで、接続端子20において位置規定部20cが基板18の第1面18a側と接していない場合、接続端子20を−Z方向側に押圧する押圧力F1が半田付け部30に作用する。この押圧力F1は、半田付け部30に対して基板18の第2面18b側から半田付け部30を剥離する方向に作用する。
本実施形態では、接続端子20の位置規定部20cの段差部20dが基板18の第1面18a側と接する構造であるので、押圧力F1が接続端子20に作用すると位置規定部20cが基板18の第1面18aを押圧することになる。その結果、基板18の第1面18aが、押圧力F1に抗して位置規定部20cを支持する。これにより、押圧力F1が半田付け部30に作用することを低減でき、半田付け部30の基板18から剥離、ひいては基板18から接続端子20が脱落することを低減できる。したがって、基板18に対する接続端子20の接続強度を高めることができる。
次いで、図7を参照して、コネクタ32を接続端子20から取り外す際の説明を行う。凹部32a内に接続端子20の他方側の端部20bが入り込んだ状態において、コネクタ32を基板18に対して矢印A2に示すように+Z方向側に移動させて取り外そうとすると、凹部32aと接続端子の他方側の端部20bとの間に摩擦力が発生する。この摩擦力により、コネクタ32を+Z方向側に移動させようとすると、接続端子20を基板18から引き剥がそうと接続端子20は+Z方向側に引っ張られる。
本実施形態では、接続端子20の一方の側の端部20aが、基板18の第2面18b側と半田付け部30により接続されているので、接続端子20に引っ張り力F2が作用すると、半田付け部30が基板18の第2面18bに押し付けられる。その結果、半田付け部30が、引っ張り力F2に抗して基板18から接続端子20が引き抜かれることを低減できる。したがって、基板18に対する接続端子20の接続強度を高めることができる。
<<<モータの組立工程について>>>
図8ないし図10を参照して、基板ユニット14のモータ本体12への取り付け工程について説明する。図8において、接続端子20は治具34にセットされている。具体的には、治具34には、接続端子20の他方の側の端部20bを収容する凹部34aが形成されている。凹部34aに接続端子20の他方の側の端部20bが収容された状態で、治具34の上面34bに接続端子20の位置規定部20cの段差部20eが接した状態となる。つまり、治具34の上面34bにより、接続端子20の長手方向(Z軸方向)の位置が規定された状態となる。
図8ないし図10を参照して、基板ユニット14のモータ本体12への取り付け工程について説明する。図8において、接続端子20は治具34にセットされている。具体的には、治具34には、接続端子20の他方の側の端部20bを収容する凹部34aが形成されている。凹部34aに接続端子20の他方の側の端部20bが収容された状態で、治具34の上面34bに接続端子20の位置規定部20cの段差部20eが接した状態となる。つまり、治具34の上面34bにより、接続端子20の長手方向(Z軸方向)の位置が規定された状態となる。
この状態で、図9に示すように、治具34にセットされた接続端子20の鉛直方向上方側から基板18を接近させて、基板18の第1貫通孔22内に接続端子20の一方側の端部20aを挿入する。基板18の第1面18aを接続端子20の位置規定部20cの段差部20dに当接させた状態において、基板18の第2面18b側から第1貫通孔22の周縁部22aと接続端子20の一方の側の端部20aとを半田付けして基板18と接続端子20とを接続する。これにより基板ユニット14が形成される。
尚、本実施形態の治具34の各凹部34a内には不図示のバネ部材が配置されており、接続端子20の一方側の端部20aと基板18とを半田付けする際、接続端子20を基板18側に付勢するように構成されている。これにより、接続端子20と基板18とを確実に接触させた状態で半田付け作業をすることができ、半田付け作業の作業性を向上させることができる。
本実施形態では、治具34により接続端子20の姿勢及び位置決めを行った状態で基板18に接続することができるので、基板18に対して接続端子20を安定した状態で半田付けすることができ、接続端子20の位置精度が低下することを抑制できる。
その後、治具34から基板ユニット14を取り外す。次いで図10に示すように、基板18の第2面18b側をモータ本体12の外周面側に向けながら、基板18の第2貫通孔24にモータ端子12dを通す。この状態で、基板18の第1面18aの側から第2貫通孔24の周縁部24aとモータ端子12dとを半田付けして基板ユニット14とモータ本体12とを接続する。尚、基板18とモータ端子12dとは、半田付け部36において接続されている。
この際、図3に示すように第2貫通孔24は基板18において第1貫通孔22の外側、すなわち、+Y軸方向側及び−Y軸方向側に位置しているので、接続端子20の他方の側の端部20bに干渉しないように第2貫通孔24の周縁部24aとモータ端子12dとの半田付けを行うことができる。その結果、基板ユニット14をモータ本体12に取り付ける際の半田付け作業の作業性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、基板18に接続端子20を予め半田付けにより接続した状態、つまり基板ユニット14を完成させた状態で、基板18をモータ本体12に対して取りつけて半田付けにより接続するので、基板18に対する接続端子20及びモータ端子12dの半田付け作業の作業性を向上させることができる。さらに、基板ユニット14を完成させた状態でモータ本体12に基板ユニット14を取り付けるので、モータ本体12に対する基板18の取付作業を容易にすることができ、モータ10の組立性を向上させることができる。
<<<モータユニットについて>>>
図11及び図12を参照して本発明に係るモータ10を備えるモータユニット38について説明する。図11において、モータユニット38は、モータ10と、第1部材40と、第2部材42とを備えている。
図11及び図12を参照して本発明に係るモータ10を備えるモータユニット38について説明する。図11において、モータユニット38は、モータ10と、第1部材40と、第2部材42とを備えている。
第1部材40には、凹状のモータ収容部40aが形成されており、モータ収容部40aの中心には貫通孔40bが形成されている。モータ収容部40aには、モータ10、具体的には、モータ本体12のモータケースを構成するステータ12aが挿入されている。さらに、貫通孔40bには、モータ本体12の駆動軸12cが第1部材40のモータ収容部40aから+Y軸方向に向かって突出するように駆動軸12cが挿入されている。
第2部材42は、第1部材40に対して不図示の係合部により着脱可能に取り付けられている。第2部材42は、第1部材40のモータ収容部40aに収容されたモータ10を覆うように構成されている。第2部材42においてモータ収容部40aと対向する部位には、+Y方向側に突出してモータ本体12と接触する接触部42aが少なくとも1つ以上設けられている。本実施形態において、接触部42aは、モータ本体12を第1部材40の側に押圧するように構成されている。
第1部材40及び第2部材42は、第1部材40に第2部材42が取り付けられた状態において、モータ10の基板ユニット14を収容するとともに、第1部材40及び第2部材42の外側に向かって開放する空間であるコネクタ装着部44を形成する。図11において、コネクタ装着部44は+Z方向に向けて開口しており、開口部分からコネクタ32(図6及び図7参照)をコネクタ装着部44内に挿入し、基板ユニット14の接続端子20に接続可能に構成されている。
ここで、コネクタ32を装着する際に、基板ユニット14の接続端子20の位置と、コネクタ装着部44との位置がずれていると、コネクタ32を接続端子20に正常に接続することができない場合がある。
本実施形態では、基板18に設けられた第1位置決め部26及び第2位置決め部28により基板ユニット14とコネクタ装着部44との位置決めを行っている。以下、図3及び図12を参照して、第1位置決め部26及び第2位置決め部28について説明する。
図3に示すように、第1位置決め部26は、基板18の−Y方向側端部に設けられ、+Y方向側に凹む凹部として形成されている。本実施形態では、第1位置決め部26はX軸方向に間隔をおいて2箇所設けられている。第2位置決め部28は、基板18の+Y方向側端部に設けられ、−Y方向側に凹む凹部として形成されている。本実施形態では、第2位置決め部28はX軸方向に間隔をおいて2箇所設けられている。
図12に示すように、第1部材40においてコネクタ装着部44に対応する部位に+Y方向側に突出する第1被位置決め部40cが設けられている。第1被位置決め部40cは基板18の第1位置決め部26内に入り込んで係合するように構成されている。
具体的には、第1部材のモータ収容部40aにモータ本体12が取り付けられ、第2部材42の接触部42aがモータ本体12を押圧する状態で、第1被位置決め部40cは、第1位置決め部26内に入り込み、第1位置決め部26の+Y方向側端部に突き当たるように構成されている。したがって、第1被位置決め部40cと第1位置決め部26とが係合した状態では、モータ10が接触部42aにより第1部材40側に押し付けられた状態であるので、コネクタ装着部44においてY軸方向における位置決めがなされる。
第2部材42においてコネクタ装着部44に対応する部位に−Y方向側に突出する第2被位置決め部42bが設けられている。第2被位置決め部42bは基板18の第2位置決め部28内に入り込んで係合するように構成されている。本実施形態では、第2位置決め部28内に第2被位置決め部42bが入り込んだ際、第2位置決め部28と第2被位置決め部42bとは、+X軸方方向及び−X軸方向の両側面で係合するように構成されている。
つまり、基板18は、第2部材42の第2被位置決め部42bによりX軸方向への変位を規制されている。具体的には、基板18は、第2被位置決め部42bによりモータ本体12の駆動軸12cの軸線方向周りの変位を規制される。
したがって、基板18の第1位置決め部26によりコネクタ装着部44に対するY軸方向の位置決めが行われ、第2位置決め部28によりコネクタ装着部44に対するX軸方向の位置決めが行われることから、基板ユニット14の接続端子20とコネクタ装着部44との位置を容易に位置決めでき、コネクタ32を接続端子20に正常に取り付けることができる。
<<<実施形態の変更形態>>>
(1)本実施形態では、基板18に対して接続端子20の位置規定部20cの段差部20dを第1面18a側に接触させて、第2面18b側に基板18と接続端子20とを半田付けする構成としたが、この構成に代えて、例えば、図13に示すように、接続端子20の位置規定部20cの段差部20d(図4参照)を第1面18a側に接触させて、第1面18a側において基板18と接続端子20とを半田付けする構成としてもよい。この構成では、位置規定部20cの周辺に半田付け部46を形成でき、接続端子20と基板18との接続強度を高めることができる。
(1)本実施形態では、基板18に対して接続端子20の位置規定部20cの段差部20dを第1面18a側に接触させて、第2面18b側に基板18と接続端子20とを半田付けする構成としたが、この構成に代えて、例えば、図13に示すように、接続端子20の位置規定部20cの段差部20d(図4参照)を第1面18a側に接触させて、第1面18a側において基板18と接続端子20とを半田付けする構成としてもよい。この構成では、位置規定部20cの周辺に半田付け部46を形成でき、接続端子20と基板18との接続強度を高めることができる。
(2)本実施形態では、基板18に対して接続端子20の位置規定部20cの段差部20dを第1面18a側に接触させて、第2面18b側に基板18と接続端子20とを半田付けする構成としたが、この構成に代えて、例えば、図14に示すように、基板18の第1貫通孔22に接続端子20の他方側の端部20bを第2面18b側から通して、位置規定部20cの段差部20eを第2面18bと接触させた状態で、接続端子20と基板18の第1面18a側とを半田付けする構成としてもよい。
この構成では、位置規定部20cと接する第2面18b側と反対野側である第1面18a側に半田付け部48を形成できるので、位置規定部20cの段差部20dを第1面18a側に接触させて、第2面18b側に基板18と接続端子20とを半田付けする構成と同様の作用効果を得ることができる。
(3)本実施形態では、基板18に対して接続端子20の位置規定部20cの段差部20dを第1面18a側に接触させて、第2面18b側に基板18と接続端子20とを半田付けする構成としたが、この構成に代えて、例えば、図15に示すように、基板18の第1貫通孔22に接続端子20の他方側の端部20bを第2面18b側から通して、位置規定部20cの段差部20eを第2面18bと接触させた状態で、接続端子20と基板18の第2面18b側とを半田付けする構成としてもよい。この構成では、位置規定部20cの周辺に半田付け部50を形成でき、接続端子20と基板18との接続強度を高めることができる。
(4)接続端子20において、一方の側の端部20aと他方の側の端部20bとの間に形成される位置規定部20cの形状を適宜変更してもよく、例えば、図16に示すように接続端子52の一方の側の端部52aと他方の側の端部52bとの間に形成される位置規定部52cの形状を段差部を設ける構成ではなく、Y軸方向に突出しつつ、一方の側の端部20aと他方の側の端部20bとを繋ぐ緩やかなR形状としてもよい。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 モータ、12 モータ本体、12a ステータ、12b ロータ、12c 駆動軸、
12d モータ端子、12e 永久磁石、12f 駆動コイル、14 基板ユニット、16 ピニオンギヤ、18 基板、18a 第1面、18b 第2面、
20、52 接続端子、20a、52a 一方の側の端部、
20b、52b 他方の側の端部、20c、52c 位置規定部、
20d、20e 段差部、22 第1貫通孔、22a、24a 周縁部、
24 第2貫通孔、26 第1位置決め部、28 第2位置決め部、
30、36、46、48、50 半田付け部、32 コネクタ、32a、34a 凹部、34 治具、34b 上面、38 モータユニット、40 第1部材、
40a モータ収容部、40b 貫通孔、40c 第1被位置決め部、42 第2部材、42a 接触部、42b 第2被位置決め部、44 コネクタ装着部、A1、A2 矢印、F1 押圧力、F2 引っ張り力、W1 領域、d1 径寸法、
d2、d3 寸法
12d モータ端子、12e 永久磁石、12f 駆動コイル、14 基板ユニット、16 ピニオンギヤ、18 基板、18a 第1面、18b 第2面、
20、52 接続端子、20a、52a 一方の側の端部、
20b、52b 他方の側の端部、20c、52c 位置規定部、
20d、20e 段差部、22 第1貫通孔、22a、24a 周縁部、
24 第2貫通孔、26 第1位置決め部、28 第2位置決め部、
30、36、46、48、50 半田付け部、32 コネクタ、32a、34a 凹部、34 治具、34b 上面、38 モータユニット、40 第1部材、
40a モータ収容部、40b 貫通孔、40c 第1被位置決め部、42 第2部材、42a 接触部、42b 第2被位置決め部、44 コネクタ装着部、A1、A2 矢印、F1 押圧力、F2 引っ張り力、W1 領域、d1 径寸法、
d2、d3 寸法
Claims (12)
- 基板と、
前記基板に接続される少なくとも1つの接続端子と、
を備え、
前記基板は、少なくとも1つの第1貫通孔を有し、
前記接続端子は、
一方側の端部と他方側の端部との間に、前記第1貫通孔に通された状態で当該第1貫通孔の周縁部に接触して前記基板に対して前記接続端子を位置決めする位置規定部を有し、
前記一方側の端部及び前記他方側の端部のいずれか一方が前記第1貫通孔に通され、前記位置規定部が前記周縁部に接触した状態で前記基板に対して半田により接続されている、
ことを特徴とする基板ユニット。 - 請求項1に記載の基板ユニットにおいて、前記接続端子は、前記基板において前記位置規定部と接する側と反対の側で前記半田により接続されている、
ことを特徴とする基板ユニット。 - 請求項1に記載の基板ユニットにおいて、前記接続端子は、前記基板において前記位置規定部と接する側で前記半田により接続されている、
ことを特徴とする基板ユニット。 - 請求項2又は請求項3に記載の基板ユニットにおいて、前記接続端子において前記位置規定部は、前記一方側の端部寄りに位置し、前記第1貫通孔に前記一方側の端部が通されている、
ことを特徴とする基板ユニット。 - 請求項2又は請求項3に記載の基板ユニットにおいて、前記接続端子において前記位置規定部は、前記一方側の端部寄りに位置し、前記第1貫通孔に前記他方側の端部が通されている、
ことを特徴とする基板ユニット。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の基板ユニットにおいて、前記接続端子における前記一方側の端部と他方側の端部とを結ぶ方向と交差する方向において、前記位置規定部の寸法が、前記一方側の端部の寸法及び前記他方側の端部の寸法より大きい、
ことを特徴とする基板ユニット。 - モータ本体と、
前記モータ本体の外周に取りつけられた、請求項1又は請求項2に記載の基板ユニットと、
を備え、
前記モータ本体から延びるモータ端子が前記基板に接続されている、
ことを特徴とするモータ。 - 請求項7に記載のモータにおいて、前記基板において前記位置規定部と接する側の面と反対側の面が前記モータ本体と対向し、
前記基板は、少なくとも1つの第2貫通孔を有し、
前記接続端子は、前記基板に対して前記反対側の面で前記半田により接続され、
前記モータ端子は、前記第2貫通孔に通されて、前記基板における前記位置規定部と接する側の面で前記半田により接続される、
ことを特徴とするモータ。 - 請求項8に記載のモータにおいて、前記基板を平面視した際、前記基板において第1の方向に沿って適宜間隔をおいて前記第1貫通孔が複数設けられ、前記第1の方向と交差する第2の方向において前記第1貫通孔に対して一方の側及び他方の側の少なくとも一方に前記第2貫通孔が前記第1の方向に間隔をおいて複数設けられている、
ことを特徴とするモータ。 - 請求項9に記載のモータにおいて、前記第2貫通孔は、前記第1の方向において隣り合う前記第1貫通孔の間に位置している、
ことを特徴とするモータ。 - 請求項7から請求項10のいずれか一項に記載のモータが取り付けられる第1部材と、前記第1部材に取り付けられ、前記モータを覆う第2部材と、
を備え、
前記基板は、
前記第1部材と係合し、前記モータの軸線方向における位置決めが成される第1位置決め部と、
前記第2部材と係合し、前記モータの軸線周り方向における位置決めが成される第2位置決め部と、
を備える、
ことを特徴とするモータユニット。 - モータ本体に基板を組み付ける組立方法であって、少なくとも1つの第1貫通孔及び第2貫通孔が設けられた前記基板に対して、一方側の端部と他方側の端部との間に、前記第1貫通孔に通された状態で当該第1貫通孔の周縁部に接触して前記基板に対する位置決めを行う位置規定部を有する接続端子の前記一方側の端部及び前記他方側の端部のいずれか一方を前記第1貫通孔に通して、前記位置規定部が前記周縁部に接触した状態で前記基板において前記位置規定部と接する側と反対の側で前記接続端子を半田により接続する工程と、前記モータ本体から延びるモータ端子を前記基板に対して前記反対の側から前記第2貫通孔に通し、前記位置規定部と接する側で前記半田により前記モータ端子を前記基板に接続する工程と、
を備える、
ことを特徴とするモータの組立方法。
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CN113078756A (zh) * | 2021-04-21 | 2021-07-06 | 深圳市泓之发机电有限公司 | 一种连接电板及具有该连接电板的步进电机 |
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