JP2019186505A - 発光装置、照明装置、及び、シリコーン樹脂 - Google Patents

発光装置、照明装置、及び、シリコーン樹脂 Download PDF

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Abstract

【課題】使用による出射光の色度の変化が抑制された発光装置を提供する。【解決手段】発光装置10は、基板11と、基板11上に配置されたLEDチップ12と、シリコーン樹脂を基材18とし、LEDチップ12を封止する封止部材13とを備える。封止部材13は、ゼオライト19、及び、LEDチップ12が発する光によって励起される蛍光体を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、発光装置、発光装置を用いた照明装置、及び、シリコーン樹脂に関する。
従来、LED(Light Emitting Diode)チップを、蛍光体を含有する封止部材で封止することにより白色光を出射する発光装置が知られている。このような発光装置として、特許文献1には、いわゆるSMD(Surface Mount Device)構造の発光装置が開示されている。
特開2010−56398号公報
上記のような発光装置は、長期間使用することで出射光の色度が変化してしまう場合がある。
本発明は、使用による出射光の色度の変化が抑制された発光装置及び照明装置等を提供する。
本発明の一態様に係る発光装置は、基板と、前記基板上に配置された発光素子と、シリコーン樹脂を基材とし、前記発光素子を封止する封止部材とを備え、前記封止部材は、ゼオライト、及び、前記発光素子が発する光によって励起される蛍光体を含む。
本発明の一態様に係る照明装置は、前記発光装置と、前記発光装置に、当該発光装置を点灯させるための電力を供給する点灯装置とを備える。
本発明の一態様に係るシリコーン樹脂は、ゼオライト、及び、蛍光体を含む。
本発明によれば、使用による出射光の色度の変化が抑制された発光装置及び照明装置等が実現される。
図1は、実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る発光装置の平面図である。 図3は、実施の形態1に係る発光装置の内部構造を示す平面図である。 図4は、図2のIV−IV線における発光装置の模式断面図である。 図5は、260℃環境下における、実施の形態1に係る封止部材及び比較例に係る封止部材の重量変化を示す図である。 図6は、比較例に係る発光装置の色度座標上の色度の変化を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る発光装置の色度座標上の色度の変化を示す図である。 図8は、比較例に係る発光装置及び実施の形態1に係る発光装置の色度座標のx軸方向の色度の初期値からの変化を示す図である。 図9は、実施の形態2に係る発光装置の断面図である。 図10は、第一層の構造を示す模式図である。 図11は、第二層の構造を示す模式図である。 図12は、実施の形態3に係る照明装置の断面図である。 図13は、実施の形態3に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。
以下、実施の形態に係る発光装置等について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[発光装置の構成]
まず、実施の形態1に係る発光装置の構成について図面を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る発光装置の平面図である。図3は、実施の形態1に係る発光装置の内部構造を示す平面図である。図4は、図2のIV−IV線における模式断面図である。
なお、上記の図3は、図2において封止部材13及びダム材15を取り除き、LEDチップ12の配列及び配線パターンなどの内部の構造を示した平面図である。図4においては、緑色蛍光体14g、赤色蛍光体14r、及び、ゼオライト19の、形状及び粒径などは、模式的に図示されており、正確ではない。
図1〜図4に示されるように、実施の形態1に係る発光装置10は、基板11と、複数のLEDチップ12と、封止部材13と、ダム材15とを備える。
発光装置10は、基板11にLEDチップ12が直接実装された、いわゆるCOB(Chip On Board)構造のLEDモジュールである。
基板11は、配線16が設けられた配線領域を有する基板である。なお、配線16(並びに、電極16a及び電極16b)は、LEDチップ12に電力を供給するための金属により形成される。基板11は、例えば、メタルベース基板またはセラミック基板である。また、基板11は、樹脂を基材とする樹脂基板であってもよい。
セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板または窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板等が採用される。また、メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板または銅合金基板等が採用される。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板等が採用される。
なお、基板11として、例えば光反射率が高い(例えば光反射率が90%以上の)基板が採用されてもよい。基板11として光反射率の高い基板が採用されることで、LEDチップ12が発する光を基板11の表面で反射させることができる。この結果、発光装置10の光取り出し効率が向上される。このような基板としては、例えばアルミナを基材とする白色セラミック基板が例示される。
また、基板11として、光の透過率が高い透光性基板が採用されてもよい。このような基板としては、多結晶のアルミナや窒化アルミニウムからなる透光性セラミック基板、ガラスからなる透明ガラス基板、水晶からなる水晶基板、サファイアからなるサファイア基板または透明樹脂材料からなる透明樹脂基板が例示される。
なお、実施の形態1では基板11は矩形であるが、円形などその他の形状であってもよい。
LEDチップ12は、発光素子の一例であって、青色光を発する青色LEDチップである。LEDチップ12としては、例えばInGaN系の材料によって構成された、中心波長(発光スペクトルのピーク波長)が430nm以上470nm以下の窒化ガリウム系のLEDチップが採用される。なお、発光装置10は、少なくとも1つのLEDチップ12を備えればよい。
基板11上には、複数のLEDチップ12からなる発光素子列が複数設けられている。図3に示されるように、構造的には、円形状に対応して発光素子列が7列、基板11上に設けられている。
電気的には、12個の直列接続されたLEDチップ12からなる発光素子列が5列、基板11上に設けられている。これら5列の発光素子列は並列接続され、電極16aと電極16bとの間に電力が供給されることにより発光する。
また、直列接続されたLEDチップ12同士は、主に、ボンディングワイヤ17によってChip To Chipで電気的に接続される(一部のLEDチップ12については、配線16を介して電気的に接続される)。ボンディングワイヤ17は、LEDチップ12に電気的及び構造的に接続される給電用のワイヤである。なお、ボンディングワイヤ17、並びに、上述の配線16、電極16a、及び電極16bの金属材料としては、例えば、金(Au)、銀(Ag)、または銅(Cu)等が採用される。
ダム材15は、基板11上に設けられた、封止部材13をせき止めるための部材である。ダム材15には、例えば、絶縁性を有する熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂等が用いられる。より具体的には、ダム材15には、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂、またはポリフタルアミド(PPA)樹脂などが用いられる。
ダム材15は、発光装置10の光取り出し効率を高めるために、光反射性を有することが望ましい。そこで、実施の形態1では、ダム材15には、白色の樹脂(いわゆる白樹脂)が用いられる。なお、ダム材15の光反射性を高めるために、ダム材15の中には、TiO、Al、ZrO、及びMgO等の粒子が含まれてもよい。
発光装置10においては、ダム材15は、上面視した場合、複数のLEDチップ12を囲むように円環状に形成される。そして、ダム材15に囲まれた領域には、封止部材13が設けられる。なお、ダム材15は、外形が矩形の環状に形成されてもよい。
封止部材13は、複数のLEDチップ12を封止する封止部材である。封止部材13は、より具体的には、複数のLEDチップ12、ボンディングワイヤ17、及び配線16の一部を封止する。封止部材13は、基材18と、緑色蛍光体14gと、ゼオライト19とを含む。
封止部材13の基材18は、透光性樹脂材料である。透光性樹脂材料としては、例えば、付加型のシリコーン樹脂が用いられるが、縮合型のシリコーン樹脂が用いられてもよい。シリコーン樹脂には、主剤、硬化剤、及び、白金触媒が含まれる。主剤は、例えば、ケイ素原子(Si)に結合するアルケニル基を有するポリオルガノシロキサンである。硬化剤は、SiH基をもつポリオルガノシロキサンである。
封止部材13は、緑色蛍光体14g、赤色蛍光体14r、及び、ゼオライト19(図4において図示)を含有する。緑色蛍光体14g、赤色蛍光体14r、及び、ゼオライト19のそれぞれは、基材18中に分散配置される。また、図示されないが、封止部材13は、シリカ粒子などのフィラーが含まれてもよい。このようなフィラーによれば、緑色蛍光体14g、及び、赤色蛍光体14rの沈降が抑制される。
緑色蛍光体14gは、LEDチップ12の発する光で励起されて発光する。緑色蛍光体14gは、例えば、発光ピーク波長が515nm以上550nm以下の緑色光を発する。緑色蛍光体14gは、具体的には、Y(Al,Ga)12:Ce3+蛍光体、LuAl12:Ce3+蛍光体、βサイアロン蛍光体などである。
赤色蛍光体14rは、LEDチップ12の発する光で励起されて発光する。赤色蛍光体14rは、例えば、発光ピーク波長が610nm以上620nm以下の赤色光を発する。赤色蛍光体14rは、具体的には、例えば、CaAlSiN:Eu2+蛍光体、(Sr,Ca)AlSiN:Eu2+蛍光体、または、KSiF:Mn4+蛍光体などである。CaAlSiN:Eu2+蛍光体、及び、(Sr,Ca)AlSiN:Eu2+蛍光体は、窒化物蛍光体である。
LEDチップ12が発した青色光の一部は、封止部材13に含まれる緑色蛍光体14gによって緑色光に波長変換される。また、LEDチップ12が発した青色光の他の一部は、封止部材13に含まれる赤色蛍光体14rによって赤色光に波長変換される。そして、黄色蛍光体14に吸収されなかった青色光と、緑色蛍光体14gによって波長変換された緑色光と、赤色蛍光体14rによって波長変換された赤色光とは、封止部材13中で拡散及び混合される。これにより、封止部材13からは、白色光が出射される。
ゼオライト19は、結晶性ゼオライトである。結晶性ゼオライトの一般式は、MO・Al・xSiO・yHO(M:金属カチオン、n:原子価)である。封止部材13には、ゼオライト19として、いわゆる13X型のゼオライトが用いられる。13X型のゼオライトは、例えば、Na86〔(AlO86(SiO106〕・276HOの化学式で表される。なお、化学式中のナトリウムイオンは他の金属カチオンとイオン交換されてもよい。
なお、封止部材13に含まれるゼオライト19は、13X型に限定されず、その他のゼオライトであってもよい。例えば、ゼオライト19として4A型のゼオライトが用いられてもよい。4A型のゼオライトは、例えば、Na12〔(AlO12(SiO12〕・27HOの化学式で表される。化学式中のナトリウムイオンは他の金属カチオンとイオン交換されてもよい。
ゼオライト19の粒径は、特に限定されない。しかしながら、ゼオライト19の粒径が大きくなると光の取り出し効率が低下する懸念がある。そこで、ゼオライト19の粒径は、例えば、200nm以下とされる。これにより、光の取り出し効率の低下を抑制することができる。
なお、封止部材13は、緑色蛍光体14gに加えて、または、緑色蛍光体14gに代えて黄色蛍光体を含んでもよい。黄色蛍光体は、LEDチップ12の発する光で励起されて発光する。黄色蛍光体は、例えば、発光ピーク波長が550nm以上570nm以下の黄色光を発する。黄色蛍光体は、具体的には、Y(Al,Ga)12:Ce3+蛍光体、(Ba,Sr)SiO:Eu2+蛍光体、または、LaSi11蛍光体などである。
[ブルーシフトの抑制効果]
発光装置10においては、製造後に長期間使用されることで出射光の色度が変化してしまう場合がある。例えば、封止部材13の発光装置10の発光時に生じる熱負荷によって封止部材13が収縮すると、LEDチップ12の発光強度が相対的に強くなるため、発光装置10の出射光の青色成分が相対的に増える(以下、ブルーシフトとも記載される)。
ここで、封止部材13が収縮する原因は、シリコーン樹脂の酸化劣化である。ゼオライト19は、酸素を吸着する性質を有するため、シリコーン樹脂の酸化劣化を抑制することができる。この結果、封止部材13の収縮が抑制され、発光装置10の出射光のブルーシフトが抑制される。
図5は、260℃環境下における、封止部材13及び比較例に係る封止部材の重量変化を示す図である。比較例に係る封止部材は、ゼオライト19が含まれないことを除いて封止部材13と同様の構成である。封止部材13については、ゼオライト19の含有量が1.2wt%、2.4wt%、及び、4.8wt%である場合のそれぞれについて試験が行われている。
封止部材13の酸化劣化が進行すると、シリコーン樹脂に側鎖として含まれる炭化水素が減少し、シリコーン樹脂の重量が減少する。ここで、図5に示されるように、封止部材13は、ゼオライト19が含まれることで、比較例に係る封止部材よりも重量の減少が抑制されている。つまり、ゼオライト19によれば、シリコーン樹脂の酸化劣化が抑制される。
なお、図5に示されるように、封止部材13にはゼオライト19が1.2wt%以上含まれれば、酸化劣化の抑制効果に大きな差は無い。つまり、封止部材13にゼオライト19が少なくとも1.2wt%含まれれば、酸化劣化を抑制する十分な効果が得られると考えられる。
[グリーンシフトの抑制効果]
また、発光装置10が長期間使用されると、赤色蛍光体14rとシリコーン樹脂との剥離が進行する。赤色蛍光体14rとシリコーン樹脂とが剥離すると、赤色蛍光体14rが発する赤色光の光取り出し効率が低下する。そうすると、緑色蛍光体14gの緑色光の強度が相対的に強くなるため、発光装置10の出射光の緑色成分が相対的に増える(以下、グリーンシフトとも記載される)。
特に、窒素はシリコーン樹脂に含まれる白金触媒の触媒毒に相当するため、赤色蛍光体14rが窒化物蛍光体である場合、赤色蛍光体14rとシリコーン樹脂はなじみにくく、使用により赤色蛍光体14rとシリコーン樹脂との剥離が進行しやすい。つまり、グリーンシフトが生じやすい。
ここで、封止部材13にゼオライト19が含まれれば、発光装置10の出射光のグリーンシフトを抑制することができることが発明者らの実験により明らかとなった。実験においては、25℃環境下で発光装置10及び比較例に係る発光装置のそれぞれを定常的に発光させ、1時間ごとに出射光の色度の計測を行った。比較例に係る発光装置は、封止部材にゼオライト19が含まれないことを除いて発光装置10と同様の構成である。図6は、比較例に係る発光装置の色度座標上の色度の変化を示す図である。図7は、発光装置10の色度座標上の色度の変化を示す図である。図8は、比較例に係る発光装置及び発光装置10の色度座標のx軸方向の色度の初期値からの変化を示す図である。
図6の矢印、及び、図8の(a)に示されるように、比較例に係る発光装置の出射光の色度は時間の経過とともに一方向に変化し続ける。具体的には、比較例に係る発光装置の出射光の色度は時間の経過とともにx軸マイナス方向に変化し続ける。
図7の矢印、及び、図8の(b)に示されるように、発光装置10の出射光の色度は、x軸マイナス方向へ向かう変化と、x軸プラス方向へ向かう変化とを繰り返す。したがって、発光装置10の出射光の色度は、初期値から大幅にずれにくくグリーンシフトが抑制される。これは、ゼオライト19が赤色蛍光体14rに付着していた水分を吸着することに起因すると予想される。
なお、図7及び図8の実験結果が得られた際の封止部材13に含まれるゼオライト19の量は、4.8wt%であるが、4.80±4.75wt%の範囲であれば同様の効果が得られると考えられる。封止部材13に含まれるゼオライト19の量は、グリーンシフトを抑制する効果が得られる範囲で経験的または実験的に適宜定められるとよい。
このように、封止部材13にゼオライトが含まれば、発光装置10の出射光のブルーシフト及びグリーンシフトが抑制される。つまり、使用による色度の変化が抑制された発光装置10が実現される。
[配線の腐食の抑制効果]
上述のように、ゼオライト19は、水分を吸着する性質を有する。したがって、封止部材13にゼオライト19が含まれることで、配線16の封止部材13によって覆われた部分には水分が到達しにくくなる。この結果、水分を原因として配線16が腐食することが抑制される。
[その他の添加材]
封止部材13には、ゼオライト19以外の添加材が含まれてもよい。例えば、封止部材13には、遷移金属元素の酸化物が含まれてもよい。遷移金属元素の酸化物は、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化チタン(TiO)、酸化鉄(Fe)、酸化セリウム(CeO)、酸化イットリウム(Y)、または、酸化ガドリニウム(Gd)などである。封止部材13に遷移金属元素の酸化物が含まれることにより、封止部材13の耐熱性を向上させることができる。なお、封止部材13に酸化セリウムが含まれる場合、封止部材13に含まれるセリウムの濃度は、例えば、5ppm以上50000ppm以下である。
封止部材13には、遷移金属元素のカルボン酸塩が含まれてもよい。遷移金属元素のカルボン酸塩は、例えば、ジルコニウムの金属石鹸、または、オクチル酸金属石鹸などである。封止部材13は、オクチル酸金属石鹸以外の金属石鹸を含んでもよいし、ジルコニウム以外の遷移金属の金属石鹸を含んでもよい。封止部材13に遷移金属元素のカルボン酸塩が含まれることにより、封止部材13の耐熱性を向上させることができる。
封止部材13には、遷移金属元素の有機錯体が含まれてもよい。遷移金属元素の有機錯体は、例えば、ジルコニウムのアセチルアセトン錯体である。封止部材13は、アセチルアセトン錯体以外の有機錯体を含んでもよいし、ジルコニウム以外の遷移金属の有機錯体を含んでもよい。封止部材13に遷移金属元素の有機錯体が含まれることにより、封止部材13の耐熱性を向上させることができる。
なお、遷移金属元素の酸化物、遷移金属元素のカルボン酸塩、または、遷移金属元素の有機錯体が封止部材13に含まれる場合、遷移金属元素とシリコーン樹脂中のポリオルガノシロキサンとは、Si−O−M(M:Metal)結合する。これにより、封止部材13の耐熱性が向上される。
[まとめ]
以上説明したように、発光装置10は、基板11と、基板11上に配置されたLEDチップ12と、シリコーン樹脂を基材18とし、LEDチップ12を封止する封止部材13とを備える。LEDチップ12は、発光素子の一例である。封止部材13は、ゼオライト19、及び、LEDチップ12が発する光によって励起される蛍光体を含む。
このように封止部材13にゼオライト19が含まれることで、使用による発光装置10の出射光の色度の変化が抑制される。
また、例えば、上記蛍光体は、窒化物蛍光体である。
これにより、シリコーン樹脂との剥離が比較的発生しやすい窒化物蛍光体を用いた発光装置10の出射光の色度の変化が抑制される。
また、例えば、上記蛍光体は、LEDチップ12が発する光によって励起されて赤色光を発する赤色蛍光体14rである。
これにより、赤色蛍光体14rとシリコーン樹脂との剥離によって生じる色度の変化が抑制される。
また、例えば、発光装置10の連続発光中に発光装置10が出射する光の色度は、色度座標上でx軸プラス側に向かって動いた後、x軸マイナス側に向かって動く。
これにより、発光装置10の出射光の色度が一方向にずれ続けることが抑制される。
また、例えば、封止部材13は、さらに、LEDチップ12が発する光によって励起されて黄色光を発する黄色蛍光体、及び、LEDチップ12が発する光によって励起されて緑色光を発する緑色蛍光体14gの少なくとも一方を含む。
これにより、LEDチップ12が青色光を発する場合には、発光装置10は、白色光を出射することができる。
また、封止部材13に含まれる前記ゼオライトの濃度は、5ppm以上50000ppm以下である。
これにより、使用による発光装置10の出射光の色度の変化が抑制される。
また、封止部材13は、粒径が200nm以下のゼオライトを含む。
これにより、光の取り出し効率の低下を抑制することができる。
また、封止部材13は、さらに、遷移金属元素の酸化物を含む。
これにより、封止部材13の耐熱性が向上される。
また、遷移金属元素は、セリウムであり、封止部材13に含まれるセリウムの濃度は、5ppm以上50000ppm以下である。
これにより、封止部材13の耐熱性が向上される。
また、封止部材13は、さらに、遷移金属元素のカルボン酸塩を含む。
これにより、封止部材13の耐熱性が向上される。
また、封止部材13は、さらに、遷移金属元素の有機錯体を含む。
これにより、封止部材13の耐熱性が向上される。
また、シリコーン樹脂には、ポリオルガノシロキサンが含まれ、遷移金属元素とポリオルガノシロキサンとは、Si−O−M結合する。
これにより、封止部材13の耐熱性が向上される。
また、封止部材13は、さらに、シリカ粒子を含む。
これにより、封止部材13に含まれる蛍光体の沈降が抑制される。
また、封止部材13の基材18として用いられるシリコーン樹脂は、ゼオライト19、及び、蛍光体を含む。
このようなシリコーン樹脂は、封止部材13に用いられることで、使用による発光装置10の色度の変化を抑制することができる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2に係る発光装置について説明する。なお、実施の形態2に係る発光装置は、封止部材以外の構成については、実施の形態1に係る発光装置10と同様であるため、封止部材の構造を中心に断面図を用いて説明が行われる。発光装置10と実質的に同一の構成については、同一の符号が付されて説明が省略される。図9は、実施の形態2に係る発光装置の断面図である。なお、図9は、図2のIV−IVにおける断面に対応する断面図である。
実施の形態2に係る発光装置10aは、封止部材13cが2層構造であることが特徴である。封止部材13cは、具体的には、第一層13aと、第二層13bとを有する。
まず、第一層13aについて、図10をさらに用いて説明する。図10は、第一層13aの構造を示す模式図である。
第一層13aは、LEDチップ12を封止する封止層である。図10に示されるように、第一層13aは、基材18、緑色蛍光体14g、及び、赤色蛍光体14rを含む。第一層13aは、ゼオライト19を含まない。第一層13aは、フィラーを含んでもよい。なお、図10は、模式図であり、緑色蛍光体14g、及び、赤色蛍光体14rの、形状及び粒径などは正確に図示されていない。
基材18は、透光性樹脂材料であり、具体的には、付加型のシリコーン樹脂であるが、縮合型のシリコーン樹脂などが用いられてもよい。
第一層13aは、LEDチップ12に加えて、ボンディングワイヤ17を封止している。つまり、第一層13aは、LEDチップ12及びボンディングワイヤ17を塵芥、水分、または外力等から保護する機能を有する。
また、第一層13aは、波長変換材としても機能し、LEDチップ12が発した青色光の一部は、第一層13aに含まれる緑色蛍光体14gによって緑色光に波長変換される。また、LEDチップ12が発した青色光の他の一部は、第一層13aに含まれる赤色蛍光体14rによって赤色光に波長変換される。そして、緑色蛍光体14gに吸収されなかった青色光と、緑色蛍光体14gによって波長変換された緑色光と、赤色蛍光体14rによって波長変換された赤色光とは、第一層13a中で拡散及び混合される。これにより、第一層13a(封止部材13c)からは、白色光が出射される。
次に、第二層13bについて図11をさらに用いて説明する。図11は、第二層13bの構造を示す模式図である。
第二層13bは、第一層13aの上方に位置する封止層であり、第一層13aを覆う。図11に示されるように、第二層13bは、基材18、及び、ゼオライト19を含む。第二層13bは、蛍光体を含まない。第二層13bは、フィラーを含んでもよい。なお、図11は、模式図であり、ゼオライト19の、形状及び粒径などは正確に図示されていない。
実施の形態2では、第二層13bに含まれる基材18は、第一層13aに含まれる基材18と同じ材料(同じ封止材)によって形成される。この場合、第一層13a用の封止材と第二層13b用の封止材とが塗布後に一斉に硬化されれば、第一層13aと第二層13bとの間に界面が形成されない。そうすると、界面が形成されることによる光のロスが低減されるため、光取り出し効率の低下を抑制できる利点がある。
なお、第一層13aの基材18と第二層13bの基材18とは、異なる材料によって形成されてもよい。例えば、第一層13aがメチル系のシリコーン樹脂によって形成され、第二層13bがフェニル系のシリコーン樹脂によって形成されてもよい。
第二層13bは、封止部材13のうち大気に接触する部分であり、第一層13aの保護層として機能する。
なお、封止部材13cにおいては、第一層13aにはゼオライト19が含まれなかったが、ゼオライトが含まれてもよい。この場合、第二層13bに含まれるゼオライト19の濃度は、第一層13aに含まれるゼオライト19の濃度よりも高い。同様に、第二層13bには、蛍光体が含まれてもよい。この場合、第二層13bに含まれる蛍光体の濃度は、第一層13aに含まれる蛍光体の濃度よりも低い。
[実施の形態2の効果等]
以上説明したように、発光装置10aにおいて、封止部材13cは、LEDチップ12を封止する第一層13a、及び、第一層13aの上方に位置する第二層13bを有し、第一層13aには、蛍光体及びゼオライト19のうち蛍光体のみが含まれ、第二層13bには、蛍光体及びゼオライト19のうちゼオライト19のみが含まれる。
これにより、使用による発光装置10aの出射光の色度の変化が抑制される。
なお、発光装置10aが有する封止部材13cの積層構造は、一例である。例えば、第一層13aと第二層13bとの層間に別の層が設けられてもよい。また、実施の形態2では、発光装置10aが有する積層構造の各層を構成する主たる材料について例示しているが、積層構造の各層には、上記発光装置10aと同様の機能を実現できる範囲で他の材料が含まれてもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る照明装置について、図12及び図13を用いて説明する。図12は、実施の形態3に係る照明装置の断面図である。図13は、実施の形態3に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。
図12及び図13に示されるように、実施の形態3に係る照明装置200は、例えば、住宅等の天井に埋込配設されることにより下方(廊下または壁等)に光を照射するダウンライト等の埋込型照明装置である。
照明装置200は、発光装置10を備える。照明装置200はさらに、基部210と枠体部220とが結合されることで構成される略有底筒状の器具本体と、当該器具本体に配置された、反射板230及び透光パネル240とを備える。
基部210は、発光装置10が取り付けられる取付台であるとともに、発光装置10で発生する熱を放熱するヒートシンクである。基部210は、金属材料を用いて略円柱状に形成されており、実施の形態3ではアルミダイカスト製である。
基部210の上部(天井側部分)には、上方に向かって突出する複数の放熱フィン211が一方向に沿って互いに一定の間隔をあけて設けられている。これにより、発光装置10で発生する熱を効率よく放熱させることができる。
枠体部220は、内面に反射面を有する略円筒状のコーン部221と、コーン部221が取り付けられる枠体本体部222とを有する。コーン部221は、金属材料を用いて成形されており、例えば、アルミニウム合金等を絞り加工またはプレス成形することによって作製することができる。枠体本体部222は、硬質の樹脂材料または金属材料によって成形されている。枠体部220は、枠体本体部222が基部210に取り付けられることによって固定されている。
反射板230は、内面反射機能を有する円環枠状(漏斗状の)反射部材である。反射板230は、例えばアルミニウム等の金属材料を用いて形成することができる。なお、反射板230は、金属材料ではなく、硬質の白色樹脂材料によって形成してもよい。
透光パネル240は、光拡散性及び透光性を有する透光部材である。透光パネル240は、反射板230と枠体部220との間に配置された平板プレートであり、反射板230に取り付けられている。透光パネル240は、例えばアクリルやポリカーボネート等の透明樹脂材料によって円盤状に形成することができる。
なお、照明装置200は、透光パネル240を備えなくてもよい。透光パネル240を備えないことで、照明装置200から出射される光の光束を向上させることができる。
また、図13に示されるように、照明装置200には、発光装置10に、当該発光装置10を点灯させるための電力を供給する点灯装置250と、商用電源からの交流電力を点灯装置250に中継する端子台260とが接続される。点灯装置250は、具体的には、端子台260から中継される交流電力を直流電力に変換して発光装置10に出力する。
点灯装置250及び端子台260は、器具本体とは別体に設けられた取付板270に固定される。取付板270は、金属材料からなる矩形板状の部材を折り曲げて形成されており、その長手方向の一端部の下面に点灯装置250が固定されるとともに、他端部の下面に端子台260が固定される。取付板270は、器具本体の基部210の上部に固定された天板280と互いに連結される。
以上説明したように、照明装置200は、発光装置10と、発光装置10に、当該発光装置10を点灯させるための電力を供給する点灯装置250とを備える。これにより、使用による照明装置200の出射光の色度の変化が抑制される。
なお、照明装置200は、発光装置10に代えて、発光装置10aを備えてもよい。この場合も、使用による照明装置200の出射光の色度の変化が抑制される。
なお、実施の形態3では、照明装置として、ダウンライトが例示されたが、本発明は、スポットライトなどの他の照明装置として実現されてもよい。
(他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る発光装置、及び、照明装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、COB構造の発光装置について説明したが、本発明は、SMD構造の発光装置にも適用可能である。SMD構造の発光装置(発光素子)は、例えば、凹部を有する樹脂製の容器と、凹部の中に実装されたLEDチップと、凹部内に封入された封止部材(蛍光体含有樹脂)とを備える。
また、上記実施の形態では、基板に実装されたLEDチップは、他のLEDチップとボンディングワイヤによって、Chip To Chipで接続された。しかしながら、LEDチップは、ボンディングワイヤによって基板上に設けられた配線(金属膜)に接続され、当該配線を介して他のLEDチップと電気的に接続されてもよい。
また、上記実施の形態では、発光装置に用いる発光素子としてLEDチップが例示された。しかしながら、半導体レーザ等の半導体発光素子、または、有機EL(Electro Luminescence)もしくは無機EL等の固体発光素子が、発光素子として採用されてもよい。
また、発光装置には、発光色が異なる2種類以上の発光素子が用いられてもよい。例えば、発光装置は、演色性を高めるなどの目的で、青色光を発するLEDチップに加えて赤色光を発するLEDチップを備えてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、10a 発光装置
11 基板
12 LEDチップ(発光素子)
13、13c 封止部材
13a 第一層
13b 第二層
14g 緑色蛍光体
14r 赤色蛍光体(蛍光体)
18 基材
19 ゼオライト
200 照明装置
250 点灯装置

Claims (16)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置された発光素子と、
    シリコーン樹脂を基材とし、前記発光素子を封止する封止部材とを備え、
    前記封止部材は、ゼオライト、及び、前記発光素子が発する光によって励起される蛍光体を含む
    発光装置。
  2. 前記蛍光体は、窒化物蛍光体である
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記蛍光体は、前記発光素子が発する光によって励起されて赤色光を発する赤色蛍光体である
    請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記発光装置の連続発光中に、前記発光装置が出射する光の色度は、色度座標上でx軸プラス側に向かって動いた後、x軸マイナス側に向かって動く
    請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記封止部材は、さらに、前記発光素子が発する光によって励起されて黄色光を発する黄色蛍光体、及び、前記発光素子が発する光によって励起されて緑色光を発する緑色蛍光体の少なくとも一方を含む
    請求項3または4に記載の発光装置。
  6. 前記封止部材に含まれる前記ゼオライトの濃度は、5ppm以上50000ppm以下である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記封止部材は、粒径が200nm以下の前記ゼオライトを含む
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記封止部材は、さらに、遷移金属元素の酸化物を含む
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記遷移金属元素は、セリウムであり、
    前記封止部材に含まれる前記セリウムの濃度は、5ppm以上50000ppm以下である
    請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記封止部材は、さらに、遷移金属元素のカルボン酸塩を含む
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の発光装置。
  11. 前記封止部材は、さらに、遷移金属元素の有機錯体を含む
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の発光装置。
  12. 前記シリコーン樹脂には、ポリオルガノシロキサンが含まれ、
    前記遷移金属元素と前記ポリオルガノシロキサンとは、Si−O−M結合する
    請求項8〜11のいずれか1項に記載の発光装置。
  13. 前記封止部材は、さらに、シリカ粒子を含む
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の発光装置。
  14. 前記封止部材は、前記発光素子を封止する第一層、及び、前記第一層の上方に位置する第二層を有し、
    前記第一層には、前記蛍光体及び前記ゼオライトのうち前記蛍光体のみが含まれ、
    前記第二層には、前記蛍光体及び前記ゼオライトのうち前記ゼオライトのみが含まれる
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の発光装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の発光装置と、
    前記発光装置に、当該発光装置を点灯させるための電力を供給する点灯装置とを備える
    照明装置。
  16. ゼオライト、及び、蛍光体を含むシリコーン樹脂。
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