JP2019185357A - 画像表示装置 - Google Patents

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雅司 野口
Masashi Noguchi
雅司 野口
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Abstract

【課題】撮影画像の見やすさを確保しつつ、支援情報を表示させる。【解決手段】画像表示装置1は、車両の周囲の画像を撮影するカメラ11、12と、カメラ11、12の撮影画像P1を表示する撮影画像表示領域201と、運転者に対する警告ALを表示する警告表示領域202とに分割された表示画像200を生成する表示画像生成部32と、表示画像生成部32が生成した表示画像200を表示するディスプレイ21、22と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、画像表示装置に関する。
運転者が車両を運転する際に、車両の周囲を確認するのを支援するために、車両はドアミラーを備えている。ドアミラーに代えて、またはドアミラーと併用して、画像表示装置を用いることが提案されている。画像表示装置は、車両の周囲をカメラで撮影し、撮影した画像を車内に設置したディスプレイで表示させる。
ディスプレイに撮影画像を表示すると共に、運転者の運転を支援するための支援情報を表示させることが提案されている。例えば、運転者が車両の走行レーンを変更する際に、変更先のレーンにおいて車両に接近する他車両が居た場合に、運転者に対する警告を、支援情報として表示させる。画像表示装置は、例えば、撮影画像に支援情報を重畳させた合成画像を生成して、ディスプレイに表示させる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−116723号公報
撮影画像に支援情報を重畳させた場合、撮影画像の支援情報が重なっている部分が見えなくなるため、撮影画像において運転者が確認すべき部分まで隠してしまうおそれがあった。
車両の周囲の撮影画像を表示する画像表示装置において、撮影画像の見やすさを確保しながら、支援情報を表示させることが求められている。
本発明に係る画像表示装置は、
車両の周囲の画像を撮影する撮像部と、
前記撮像部の撮影画像を表示する撮影画像表示領域と、運転者に対する支援情報を表示する支援情報表示領域とに分割された表示画像を生成する表示画像生成部と、
前記表示画像生成部が生成した表示画像を表示する表示部と、を備える。
本発明によれば、画像表示装置は、撮影画像の見やすさを確保しながら、支援情報を表示させることができるので、運転の快適性を向上させることができる。
実施の形態に係る画像表示装置を設置した車両を示す図である。 画像表示装置の構成を示すブロック図である。 カメラの撮影画像の一例を示す図である。 ディスプレイの表示画像の一例を示す図である。 画像表示装置の処理を示すフローチャートである。 (a)は、撮影範囲、実際の車幅および車間距離の関係を説明する模式図であり、(b)は画像における車幅と画像の水平方向幅の関係を説明する模式図である。 画像における車幅Wと車間距離Dの関係の一例を示すグラフである。 ディスプレイの表示画像の別の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像表示装置を、図面を参照して説明する。
[構成]
図1は、実施の形態に係る画像表示装置を設置した車両を示す図である。
図2は、画像表示装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像表示装置1は、車両100の周囲を撮影するカメラ11、12と、車内に設置されたディスプレイ21、22と、ECU(Electronic Control Unit)30と、を備える。
カメラ11、12は、例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)カメラで構成されている。
カメラ11、12は、それぞれ車両100の左方および右方のフロントドアに、レンズを車両100の後方に向けて設置される。図1に、カメラ11、12それぞれの撮影範囲を点線で示しているが、カメラ11は、車両100の左側方および後方を撮影する。カメラ12は、車両100の右側方および後方を撮影する。カメラ11、12は、車両100の走行中は常時撮影を行う。カメラ11、12が撮影した画像は、順次ECU30に入力され、ECU30によってディスプレイ21、22に表示される。
ディスプレイ21、22は、例えば、車両100の内部の運転席のダッシュボードに設置する。ディスプレイ21、22は、それぞれ画像を映す矩形の画面を備えている。ディスプレイ21はカメラ11が撮影した画像を表示し、ディスプレイ22はカメラ12が撮影した画像を表示する。車両100の運転者は、例えば車両100の走行レーンを変更する際に、ドアミラーに代えて、またはドアミラーと併用して、ディスプレイ21、22の表示画像を見て車両の周囲の確認を行う。
ECU30は、制御装置として、カメラ11、12の撮影画像をディスプレイ21、22にそれぞれ表示させるための制御を行う。ECU30は、画像取得部31、表示画像生成部32、レーン変更判定部33、ライン検出部34、車両検出部35、距離測定部36、相対速度算出部37、TTC算出部38および警告判定部39を備える。
ECU30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等のメモリ、入出力インターフェース、ならびにコンピューター間通信部等で構成される。
CPUがメモリに記憶させた各種アプリケーションを実行することによって、各部の機能を実現する。メモリには、ECU30の処理に必要な各種の情報が格納されると共に、各部の処理結果が一時的に記憶される。
ECU30は、カメラ11、12、ディスプレイ21、22、車速センサ7、ターンシグナルスイッチ8と、CAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続し、相互に情報の授受を行う。
車速センサ7は、車両100の走行速度を検出するセンサである。
ターンシグナルスイッチ8は、車両100に設置された方向指示器(不図示)を作動させるためのスイッチである。運転者は、右折、左折、または走行レーンの変更の進路変更の際に、進行方向に応じてターンシグナルスイッチ8を操作する。ターンシグナルスイッチ8は、操作に応じて右方向又は左方向を示す方向信号を方向指示器に入力する。方向指示器は入力された方向信号に応じて作動する。ターンシグナルスイッチ8は、この方向信号をECU30にも入力する。
画像取得部31は、カメラ11、12が撮影した画像を取得する。前記したように、カメラ11、12は、車両100の走行中は常時撮影を行っている。画像取得部31は、カメラ11、12が撮影を行っている間、撮影した各フレームの画像を順次取得する。
図3は、カメラ11の撮影画像の一例を示す図である。
図3に示すように、カメラ11の撮影画像P1には、車両100の左方および後方が映っている。撮影画像P1には、たとえば、車両100の左側面、車両100の走行レーンS1と隣接するレーンS2を分けるラインL、隣接するレーンS2を走行する他車両500等が映る。
表示画像生成部32は、画像取得部31が取得したカメラ11、12の撮影画像P1を用いて、ディスプレイ21、22に表示させる表示画像を生成する。表示画像生成部32は、ディスプレイ21、22の矩形の画面に合わせた矩形の表示画像を生成する。
図4は、ディスプレイ21の表示画像の一例を示す図である。
図4に示すように、表示画像200は、撮影画像表示領域201と警告表示領域202とに分割されている。撮影画像表示領域201は、カメラ11の撮影画像P1を反転させた画像を表示する。ドアミラーは実際の像を反転した虚像を映すため、ディスプレイ21の画像がドアミラーの虚像と同じ見え方になるように、撮影画像P1を反転させる。
撮影画像表示領域201と警告表示領域202は共に矩形の領域である。警告表示領域202は撮影画像表示領域201の下端側に配置する。すなわち、表示画像200をディスプレイ21に表示したときに、撮影画像表示領域201がディスプレイ21の上端側、警告表示領域202はディスプレイ21の下端側に位置する。
なお、ここでは、警告表示領域202は撮影画像表示領域201の下端側に配置する例を説明したが、警告表示領域202は撮影画像表示領域201の高さ方向の一端側に配置すれば良く、下端側に限定されない。すなわち、警告表示領域202は撮影画像表示領域201の上端側に配置しても良い。
警告表示領域202には背景画像BGを常に表示させておき、後述する警告判定部39において警告ALが必要と判定された場合に、背景画像BG上に警告ALを表示させる。警告ALは、例えば、警告ALの内容を通知する文字情報とすることができる。文字情報は、例えば、運転者が走行レーンS1から隣接するレーンS2にレーン変更する際に、変更先のレーンS2の他車両500の接近を知らせる内容とすることができる。図4の一例では、警告ALとして「後続車接近注意」と表示する。
背景画像BGは特定の色に限定されないが、警告ALを表示しないときに警告表示領域202が目に付きにくくなるように、黒色等の目立ちにくい色としても良い。
警告表示領域202は、運転者が警告ALを視認できる程度であり、かつ撮影画像P1の見易さの妨げにならない程度の大きさを備える。撮影画像表示領域201と警告表示領域202の大きさは固定であり、二つの領域は重畳しない。
表示画像生成部32は、画像取得部31が取得したカメラ11の撮影画像P1(図3参照)を反転する。説明は省略するが、表示画像生成部32は、トリミング等の他の画像処理を適宜行っても良い。表示画像生成部32は、反転画像P2の下端側に背景画像BGを配置して合成し、表示画像200を生成する。表示画像生成部32は、生成した表示画像200を、ディスプレイ21に出力する。表示画像生成部32は、警告判定部39において警告ALが必要と判定された場合には、反転画像P2と警告AL内容の文字情報を表示した背景画像BGを合成して、表示画像200を生成する。
なお、ディスプレイ22の表示画像200の図示は省略するが、ディスプレイ21の表示画像200も同様に、撮影画像表示領域201および警告表示領域202を有する。表示画像生成部32は、画像取得部31が取得したカメラ12の撮影画像P1を反転等の処理を行い、反転画像P2と背景画像BGを合成してディスプレイ22に出力する。
レーン変更判定部33は、ターンシグナルスイッチ8から方向信号が入力されると、車両100の運転者がレーン変更を行う状態であるかを判定する。レーン変更判定部33が、運転者がレーン変更を行う状態であると判定した場合、ライン検出部34は画像取得部31が取得した画像から、車両100の走行レーンS1と変更先レーンS2を区分するラインLを検出する。
車両検出部35は、変更先レーンS2を走行する他車両500を検出する。距離測定部36は、車両検出部35が検出した他車両500と車両100との車間距離Dを測定する。相対速度算出部37は、距離測定部36が測定した車間距離Dに基づいて、他車両500の車両100に対する相対速度Vrを算出する。TTC算出部38は、車間距離と相対速度に基づいて、TTC(Time to Collision衝突余裕時間)を算出する。
警告判定部39は、各部の処理結果に基づいて警告ALの要否を判定する。警告判定部39は、警告ALが必要と判定した場合には、表示画像生成部32に警告指示を入力する。前記したように、表示画像生成部32は警告判定部39から警告指示の入力があった場合は、警告表示領域202に警告ALを表示させた表示画像200を生成する。
[動作]
画像表示装置1の各部の処理を説明する。
図5は、画像表示装置の処理を示すフローチャートである。
車両の運転が開始されると、カメラ11、12が撮影を開始する。図5に示すように、ECU30の画像取得部31がカメラ11、12の撮影画像P1を順次取得する(ステップS01)。
ターンシグナルスイッチ8が操作されなければ(ステップS02:No)ステップS03に進み、表示画像生成部32が警告ALを表示しない表示画像200を生成する。すなわち、表示画像生成部32は、カメラ11の撮影画像P1を反転し、反転画像P2と背景画像BGのみを合成して、表示画像200を生成する。表示画像生成部32は、生成した画像をディスプレイ21、22に出力して表示させる。
ターンシグナルスイッチ8が操作されると(ステップS02:Yes)、レーン変更判定部33は、車両100の運転者がレーン変更を行う状態であるかを判定する(ステップS04)。
ターンシグナルスイッチ8が入力する方向信号は、運転者が右方向または左方向へ進路変更をする状態であることを示すものである。ただし、前記したように、運転者はレーン変更の場合のみではなく、右左折を行う場合にもターンシグナルスイッチ8を操作する。運転者は、右左折を行う場合には車両100を減速または一時停止させるが、レーン変更の場合は車両100の走行速度を維持する傾向がある。そこで、レーン変更判定部33は、車速センサ7が検出する走行速度Vを用いて、運転者がレーン変更を行う状態であるかを判定する。
レーン変更判定部33は、ターンシグナルスイッチ8から方向信号の入力があった場合に、車速センサ7が検出する走行速度Vを取得して、走行速度Vの減速値ΔVを算出する。メモリには、車両100が減速しているか否かを判断するための減速値ΔVの閾値STvを予め決定して記憶させておく。レーン変更判定部33は、算出した減速値ΔVが閾値STv未満である場合、すなわち車両100が走行速度を維持している場合は、運転者がレーン変更を行う状態であると判定する。
レーン変更判定部33が、減速値ΔVが閾値ST以上である場合、すなわち運転者がレーン変更を行う状態ではない判定した場合(ステップS04:No)、表示画像生成部32には警告指示が入力されない。ステップS03に進み、表示画像生成部32は警告ALを表示しない表示画像200を生成する。
レーン変更判定部33が、運転者がレーン変更を行う状態であると判定した場合(ステップS04:Yes)、ライン検出部34は、画像取得部31から撮影画像P1を取得する。ライン検出部34は、撮影画像P1から、車両100の走行レーンS1と変更先レーンS2を区分するラインLを検出する(ステップS05)。
ライン検出部34は、カメラ11、12の撮影画像P1のうち、方向信号が示す進行方向、すなわち車両100がレーン変更する方向を映す画像を用いる。具体的には、ライン検出部34は、方向信号が左方向を示す場合は、カメラ11の撮影した画像を用いる。ライン検出部34は、方向信号が右方向を示す場合、カメラ12の撮影した画像を用いる。
ここでは、一例として、ターンシグナルスイッチ8の入力信号が左方向を示し、ライン検出部34が図3に示したカメラ11の撮影画像P1を用いて処理を行う場合を説明するが、カメラ12の撮影画像P1を用いる場合も同様の処理を行う。
図3に示すように、撮影画像P1には車両100の走行レーンS1と変更先レーンS2を区分する路面上のラインLが表示されている。ラインLの検出には公知の方法を用いることができるが、例えば、画像にフィルタ処理を行ってエッジを検出し、検出したエッジに対してテンプレートマッチングを行うことにより、ラインLを検出する。画像に複数のラインが表示されている場合には、車両100に最も近いライン、すなわち画像の右端側に近いラインを、走行レーンS1と変更先レーンS2を区分するラインLと特定する。
ライン検出部34が、画像からラインLを検出しなかった場合は(ステップS05:No)、表示画像生成部32には警告指示が入力されない。ステップS03に進み、表示画像生成部32は警告ALの無い表示画像200を生成する。
ライン検出部34が、画像からラインLを検出した場合は(ステップS05:Yes)、車両検出部35が、画像から変更先レーンS2を走行する他車両500を検出する(ステップS06)。
車両検出部35は、図3に示すカメラ11の撮影画像P1の場合、ライン検出部34が検出したラインLより右側の領域を、変更先レーンS2として特定し、特定した領域から他車両500を検出する。なお、図示は省略しているが、カメラ12の撮影画像P1の場合は、車両検出部35はラインより右側の領域を、変更先レーンS2として特定する。
他車両500の検出は、ライン検出と同様には公知の方法を用いることができるが、例えば、画像にフィルタ処理を行ってエッジを検出し、検出したエッジに対してテンプレートマッチングを行うことにより、他車両500を検出する。
図5に示すように、車両検出部35は、画像から他車両500を検出した場合は(ステップS06:Yes)、画像上における他車両500の車幅Wを測定し、検出結果として距離測定部36に入力する。車両検出部35が画像から他車両500を検出しなかった場合(ステップS06:No)、表示画像生成部32には警告指示が入力されない。ステップS03に進み、表示画像生成部32は警告ALを表示しない表示画像200を生成する。
なお、車両検出部35が、同じ画像で、複数の他車両を検出する場合は、各他車両の位置を測定して、車両100との距離が最も近い車両100を選択し、選択した他車両500の車幅Wと位置を距離測定部36に入力する。
車両検出部35が、画像から他車両500を検出した場合は(ステップS06:Yes)、ステップS07に進む。距離測定部36は他車両500と車両100との車間距離Dを測定し、相対速度算出部37が他車両500の相対速度Vrを算出し、TTC算出部38がTTCを算出する(ステップS07)。
距離測定部36は、車両検出部35が入力した他車両500の撮影画像P1における車幅Wを用いて、車両100と他車両500の車間距離Dを測定する。
図6の(a)は、撮影範囲S、実際の車幅Wcarおよび車間距離Dの関係を説明する模式図である。図6の(b)は撮影画像P1における車幅Wと画像の水平方向幅Wcの関係を説明する模式図である。
図6の(a)に示すように、他車両500がカメラ11の撮影範囲Sに入ると、他車両500は撮影画像P1に表示される。カメラ11の撮影範囲S[m]と他車両500の実際の車幅Wcar[m]の関係は、画像全体の水平方向幅[px]と画像における車幅W[px]の関係に対応するため、次式(1)が成り立つ。
Figure 2019185357
一方、カメラ11の水平画角をθ[°]としたとき、他車両500とカメラ11との距離、すなわち他車両500と車両100との車間距離D[m]と、撮影範囲S[m]の関係については、次式(2)が成り立つ。
Figure 2019185357
式(1)および式(2)より、以下の関係式(3)が導き出される。
Figure 2019185357
実際の車幅Wcar、カメラ11の撮影範囲S、画像の水平方向幅Wc、カメラ11の水平画角θは予め決定してメモリに記憶させる。実際の車幅Wcarは、例えば、車両100の幅の平均値等としても良い。あるいは、普通乗用車、大型車、二輪車等の車種に応じて異なる実際の車幅Wcarを設定しても良い。その場合は、車両検出部35において車両100を検出する際に、普通乗用車、大型車、二輪車等の車種も特定する。距離測定部36は、車両検出部35が特定した車種に合わせた実際の車幅Wcarを用いるようにしても良い。距離測定部36は、車両検出部35が入力した画像における車幅Wを式(3)に代入して演算することにより、車間距離Dを算出する。距離測定部36は、算出した車間距離Dを相対速度算出部37に入力する。
図7は、画像における車幅Wと車間距離Dの関係の一例を示すグラフである。図7では、実際の車幅Wcarを2m、画像の水平解像度を1280px、カメラ11の水平画角を50°とする。図7のグラフに示すような、画像における車幅Wと車間距離Dの対応をリストにしたテーブルをメモリに記憶させても良い。距離測定部36は、前記した式(3)の演算を行う代わりに、テーブルを参照して車間距離Dを決定しても良い。
相対速度算出部37は、距離測定部36が入力した車間距離Dに基づいて、他車両500の車両100に対する相対速度Vrを算出する。
相対速度算出部37は、距離測定部36が時間的に連続して入力した二つの車間距離Dの差と、画像の各フレームの撮影時間差ΔTfを用いて相対速度Vrを算出する。前記したように、カメラ11、12は車両100の走行中に常時撮影を行っている。車両検出部35があるフレームの画像について他車両500を検出した場合は、後のフレームの画像でも順次他車両500を検出し、それぞれの車幅Wを測定して距離測定部36に入力する。距離測定部36も順次車間距離Dの測定を行い、相対速度算出部37に入力する。
時間的に連続したフレームの画像において、車両100と他車両500の車間距離Dは変化する。例えば、他車両500が車両100に接近している状態であれば、あるフレームの画像について測定した車間距離Dcは、その一つ前の画像について測定した車間距離Dpよりも短くなる。二つの車間距離Dp、Dcの差と、各フレームの画像の撮影時間差ΔTfから、以下の式(4)により他車両500の相対速度Vrが求められる。
Figure 2019185357
撮影時間差ΔTfは、予め決定してメモリに記憶させる。相対速度算出部37は、距離測定部36が時間的に連続して入力した二つの車間距離Dp、Dcを用いて式(4)の演算を行うことにより、相対速度Vrを算出する。なお、ある車間距離が入力された場合、それより前に入力された車間距離が無い場合は、次の車間距離の入力を待ってから、処理を開始する。
TTC算出部38は、距離測定部36が測定した車間距離Dと、相対速度算出部37が算出した相対速度Vrを用いてTTCを算出する。
TTCは、車両100と他車両500が同じレーン上を走行している状態で、他車両500が相対速度Vrを維持して走行すると何秒で車両100に衝突するかを表す指標である。すなわちTTCが小さくなるほど、レーン変更を行った場合に車両100が他車両500と衝突する危険性が高くなる。
TTCは、TTCの値をTcとしたとき、以下の式(5)により求められる。
Figure 2019185357
TTC算出部38は、算出したTTCを、警告判定部39に入力する。
図5に戻り、警告判定部39は、TTCを閾値TTvと比較する(ステップS08)。閾値TTvは、レーン変更の際に車両100と他車両500の衝突の可能性が生じることを示す数値である。閾値TTvは予め決定してメモリに記憶させておく。TTCは、例えば、車両100が乗用車であれば1.4秒とし、大型車であれば、1.6秒とすることができる。
警告判定部39は、TTCが閾値TTvを超えていれば(ステップS08:Yes)、警告ALが必要であると判定して、表示画像生成部32に警告指示を入力する。表示画像生成部32は、警告指示に従って、撮影画像P1の反転画像P2と、警告ALを表示した背景画像BGを合成して、警告ALのある表示画像200を生成し(ステップS09)、ディスプレイ21に出力する。なお、警告ALのある表示画像200の生成は、他車両500を表示するカメラ11の撮影画像P1に対してのみ行う。他車両500を表示しないカメラ12の撮影画像P1に対応する表示画像200は、ステップS03と同様に警告AL無しの表示画像200を生成する。
TTCが閾値TTvを超えていなければ(ステップS08:Yes)、警告判定部39は表示画像生成部32に警告指示を入力しない。ステップS03に進み、表示画像生成部32は警告ALを表示しない表示画像200を生成する。
以降、ステップS01に戻り、車両100の運転中はステップS01〜S09の処理を繰り返す。
以上の通り、実施の形態に係る画像表示装置1は、
(1)車両の周囲の画像を撮影するカメラ11、12(撮像部)と、
カメラ11、12の撮影画像P1を表示する撮影画像表示領域201と、運転者に対する警告AL(支援情報)を表示する警告表示領域202(支援情報表示領域)とに分割された表示画像200を生成する表示画像生成部32と、
表示画像生成部32が生成した表示画像200を表示するディスプレイ21、22(表示部)と、を備える。
表示画像200における撮影画像P1を表示する領域と警告ALを表示する領域を分けることによって、警告ALが撮影画像P1に重畳することがないため、撮影画像P1の視認性を確保しながら、運転を支援する情報を提供することができ、利便性を向上させることができる。
(2)表示画像生成部32は、警告表示領域202を、撮影画像表示領域201の上端側または下端側(高さ方向の一端側)に配置する。
カメラ11、12の撮影画像P1の左端側または右端側(幅方向の一端側)には、車両100自体の側面が表示されることが多い。そのため、撮影画像P1の左端側または右端側に他車両500の接近の警告ALを表示すると、運転者は自分の運転する車両100の側面に目が行きやすく、撮影画像P1の中の他車両500に注目しにくい可能性がある。そこで、警告表示領域202を撮影画像表示領域201の上端側または下端側に表示することによって、運転者は警告ALを見てから撮影画像P1の中の他車両500をスムーズに確認しやすくなる。
(3)表示画像生成部32は、警告表示領域202を撮影画像表示領域201の下端側に配置する。
警告表示領域202は、警告ALが不要の場合は背景画像BGのみが表示される。よって、撮影画像表示領域201の下端側に警告表示領域202を配置することで、警告ALが表示されないときには運転者が警告表示領域202を意識しにくくなり、撮影画像P1に目が向きやすくなる。
[変形例1]
前記した実施の形態では、警告ALを文字情報とする例を説明したが(図4参照)、これに限られない。警告ALを、例えば、車の形を模したアイコンや、矢印等の記号としても良い。
また、警告表示領域202内で、警告ALを表示する位置を固定しても良いが、撮影画像P1における他車両500の位置に応じて変更しても良い。
図8は、ディスプレイの表示画像の別の例を示す図である。
図8では、警告ALを矢印の記号と車のアイコンで構成した例を示している。さらに、警告ALを、撮影画像P1における他車両500に近い位置に表示させる。図8では、他車両500に近い位置として、警告表示領域202における、他車両500の下方に警告ALを表示している。
車両検出部35が撮影画像P1から他車両500を検出した際に、他車両500の撮影画像P1上における位置をメモリに記憶させる。他車両500の位置は、水平方向の位置および高さ方向の位置から特定されるが、メモリに記憶させるのは、水平方向の位置のみでも良い。表示画像生成部32は、表示画像200を生成する際に、メモリに記憶された他車両500の水平方向の位置を参照し、反転画像P2における他車両500の水平方向の位置を算出する。表示画像200装置は、警告表示領域202における、他車両500と同じ水平方向の位置に警告ALを表示させる。これによって、警告ALは、他車両500の下方に表示される。
他車両500は走行しているため、順次取得する撮影画像P1において、他車両500の位置は移動する。図8の例では、他車両500は撮影画像が進むごとに左方向へ移動していくことになる。そのため、表示画像200上の警告ALの位置も、他車両500の移動に応じて移動する。
以上の通り、変形例1に係る画像表示装置1は、
(4)車両が走行レーンS1の変更を行う際に、変更先のレーンS2を走行する他車両500を検出する車両検出部35と、車両100と他車両500との車間距離を測定する距離測定部36と、他車両500の車両100に対する相対速度を算出する相対速度算出部37と、車間距離と相対速度に基づいて、他車両500の接近を通知する警告ALの要否を判定する警告判定部39と、を備え、
警告判定部39が警告ALを必要と判定した場合に、表示画像生成部32は、支援情報表示領域における、撮影画像表示領域201に表示される他車両500の画像に近い位置に、警告ALを表示した表示画像200を生成する。
警告ALを、他車両500に近い位置に警告ALを表示させることで、運転者が他車両500に注目しやすい。また、他車両500の移動に伴って警告ALの位置も移動するため、運転者は他車両500の接近をリアルに感じることができる。
なお、「他車両500の近い位置」は、他車両500の垂直方向下方に限定されるものではない。警告ALは、例えば、撮影画像P1におけるラインLの傾きに合わせて、他車両500の斜め下方に表示しても良い。その場合は、ライン検出部34がラインLを検出する際に、ラインLの傾きの角度も検出してメモリに記憶させる。表示画像生成部32は、他車両500の位置とラインLの傾きの角度を参照して、反転画像P2における他車両500の位置とラインLの傾きを算出し、他車両500の斜め下方の位置に、警告ALを表示させる。
[変形例2]
前記した実施の形態では、表示画像200に、レーン変更の際の他車両500の接近を通知する警告ALを表示させる例を示したが、警告ALの種類はこれに限られない。表示画像200に、例えば、車両100が左折する際に、車両100の左方の自転車や歩行者の巻き込みの警告ALを表示させても良い。
また、警告表示領域202は支援情報表示領域として、警告ALに限らず、運転者を支援する他の情報を適宜表示させることができる。
1 画像表示装置
11、12 カメラ
21、22 ディスプレイ
23 操作部
30 ECU
31 画像取得部
32 表示画像生成部
33 レーン変更判定部
34 ライン検出部
35 車両検出部
36 距離測定部
37 相対速度算出部
38 TTC算出部
39 警告判定部
100 車両
200 表示画像
201 撮影画像表示領域
202 警告表示領域
500 他車両
P1 撮影画像
P2 反転画像
AL 警告
BG 背景画像
L ライン
S1 走行レーン
S2 隣接レーン(変更先のレーン)

Claims (4)

  1. 車両の周囲の画像を撮影する撮像部と、
    前記撮像部の撮影画像を表示する撮影画像表示領域と、運転者に対する支援情報を表示する支援情報表示領域とに分割された表示画像を生成する表示画像生成部と、
    前記表示画像生成部が生成した表示画像を表示する表示部と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示画像生成部は、前記支援情報表示領域を、前記撮影画像表示領域の高さ方向の一端側に配置することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記表示画像生成部は、前記支援情報表示領域を、前記撮影画像表示領域の下端側に配置することを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 車両が走行レーンの変更を行う際に、変更先のレーンを走行する他の車両を検出する車両検出部と、
    前記車両と前記他の車両との車間距離を測定する距離測定部と、
    前記他の車両の前記車両に対する相対速度を算出する相対速度算出部と、
    前記車間距離と前記相対速度に基づいて、前記他車両の接近を通知する警告の要否を判定する警告判定部と、を備え、
    前記警告判定部が前記警告を必要と判定した場合に、前記表示画像生成部は、前記支援情報表示領域における、前記撮影画像表示領域に表示される前記他車両の画像に近い位置に、前記警告を表示した前記表示画像を生成することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
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