JP2019185180A - 警告処理装置、警告処理方法およびプログラム - Google Patents

警告処理装置、警告処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、適切な警告処理を行う警報処理装置、警報処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】警告装置1において、警告処理装置80は、車両が走行中の道路の種類を示す情報を取得する走行路情報取得部81と、車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識する認識処理部84と、走行中の道路の種類を示す情報が歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であることを示しており、認識処理部84が人物が存在することを認識した場合、車両と認識した人物との距離が所定距離以上であれば、対象道路上に人物が存在することを示す第一警告処理を行い、車両と認識した人物との距離が所定距離未満であれば、第一警告処理より高いレベルの第二警告処理を行う警告処理部85とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、警告処理装置、警告処理方法およびプログラムに関する。
車両の衝突事故の事故処理に有力な証拠となり得る事故前後の状況を時刻データと共に撮影記録することができ、事故処理を正確に判定し得る証拠を保存することができる撮影装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術では、加速度センサで検出した加速度に基づいて、衝突事故が発生したと判断すると、撮影と記録を行う。
特開2015−149697号公報
例えば、高速道路上において、煽られたり、または、前方に割り込まれて急停車させられたりした上で、他車両の乗員とトラブルになることがある。そこで、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、警告を発したり、証拠となり得る映像を記録したりすることが望まれている。ところが、特許文献1に記載の技術のように、衝撃を検出すると、衝撃発生時の映像を記録する方法では、煽られたり、または、前方に割り込んで急停車させられたりした場合、車両が事故に相当する衝撃を受けないので、映像が自動で記録されない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、適切な警告処理を行うことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る警告処理装置は、車両が走行中の道路の種類を示す情報を取得する走行路情報取得部と、前記車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識する認識処理部と、前記走行路情報取得部が取得した走行中の道路の種類を示す情報が歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であることを示しており、前記認識処理部が人物が存在することを認識した場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離以上であれば、対象道路上に人物が存在することを示す第一警告処理を行い、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第一警告処理より高いレベルの第二警告処理を行う警告処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る警告処理方法は、車両が走行中の道路の種類を示す情報を取得する走行路情報取得ステップと、前記車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識する認識処理ステップと、前記走行路情報取得ステップによって取得した走行中の道路の種類を示す情報が歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であることを示しており、前記認識処理ステップによって人物が存在することを認識した場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離以上であれば、対象道路上に人物が存在することを示す第一警告処理を行い、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第一警告処理より高いレベルの第二警告処理を行う警告処理ステップと、を含む。
本発明に係るプログラムは、車両が走行中の道路の種類を示す情報を取得する走行路情報取得ステップと、前記車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識する認識処理ステップと、前記走行路情報取得ステップによって取得した走行中の道路の種類を示す情報が歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であることを示しており、前記認識処理ステップによって人物が存在することを認識した場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離以上であれば、対象道路上に人物が存在することを示す第一警告処理を行い、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第一警告処理より高いレベルの第二警告処理を行う警告処理ステップと、を警告処理装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、適切な警告処理を行うことができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る警告処理装置を有する警告装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、第一実施形態に係る警告処理装置が撮影した映像データの一例を説明する概略図である。 図3は、第一実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、第一実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、第一実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第二実施形態に係る警告処理装置を有する警告装置の構成例を示すブロック図である。 図7は、第二実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第三実施形態に係る警告処理装置を有する警告装置の構成例を示すブロック図である。 図9は、第三実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、第四実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、第五実施形態に係る警告処理装置を有する警告装置の構成例を示すブロック図である。 図12は、第五実施形態に係る警告処理装置が撮影した映像データの一例を説明する概略図である。 図13は、第五実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る警告処理装置、警告処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
図1は、第一実施形態に係る警告処理装置を有する警告処理装置の構成例を示すブロック図である。警告装置1は、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、適切な警告処理を行う。
警告装置1は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。警告装置1は、カメラ20と、表示部30と、スピーカ40と、記録装置50と、通信装置60と、認識辞書記憶部70と、警告処理装置80とを有する。
カメラ20は、前方映像用カメラである。カメラ20は、車両の前方に配置されている。カメラ20は、エンジンが始動してから停止するまでの間、車両の前方を中心とした周辺を常時撮影する。カメラ20は、撮影した映像データを警告処理装置80の認識処理部84の人物認識部841へ出力する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。
表示部30は、一例としてはナビゲーション装置を含む他のシステムと共用した表示装置などである。表示部30は、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、警告表示が表示される。表示部30は、警告表示を確認することができれば、様々な形態をとりうることがでる。表示部30の一例としては、電子ルームミラーを用いたり、インストルメントパネルの機能とすることも可能である。表示部30は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)または有機EL(Organic Electro−Luminescence)ディスプレイなどを含むディスプレイである。表示部30は、運転者から視認容易な位置に配置されている。本実施形態では、表示部30は、車両の運転者前方の、ダッシュボード、インストルメントパネル、センターコンソールなどに配置されている。表示部30は、警告処理装置80の警告処理部85から出力された映像信号に基づき、警告表示を表示する。
スピーカ40は、一例としてはナビゲーション装置を含む他のシステムと共用した音声出力装置などである。スピーカ40は、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、警告音声を出力する。スピーカ40は、警告処理装置80の警告処理部85から出力された音声信号に基づき、警告音声を出力する。
記録装置50は、警告装置1におけるデータの一時記憶などに用いられる。記録装置50は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記録装置である。または、図示しない通信装置を介して無線接続される外部記録装置であってもよい。記録装置50は、カメラ20が撮影した映像データを記憶する。
認識辞書記憶部70は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク、ネットワークを介した外部記憶装置などの記憶装置である。認識辞書記憶部70は、人物認識辞書71を有する。
人物認識辞書71は、映像データから人物を認識するために、人物の様々な形状、構成を機械学習させた辞書である。
警告処理装置80は、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、警告処理を行う。警告処理装置80は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などで構成された演算処理装置(制御装置)である。警告処理装置80は、記録装置50に記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。警告処理装置80は、走行路情報取得部81と、認識処理部84と、警告処理部85と、記録処理部86と、通信処理部87とを有する。警告処理装置80には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは警告処理装置80におけるデータの一時記憶などに用いられる。
走行路情報取得部81は、例えば、ナビゲーション装置からのナビゲーション情報または地図情報に基づいて、車両が走行中の走行路の種類を示す情報である走行路情報を取得する。本実施形態では、走行路情報取得部81は、ナビゲーション装置からのナビゲーション情報に基づいて、車両が走行中の道路の種類を示す情報である走行路情報を取得する。走行路情報取得部81は、取得した走行路情報を警告処理部85に出力する。
道路の種類とは、例えば、高速自動車国道と自動車専用道路とを含む高速道路、一般国道と都道府県道と市町村道とを含む一般道路である。
認識処理部84は、車両の進行方向を撮影した映像に認識処理を行って、撮影されている被撮影物を認識する。認識処理部84は、人物認識部841を有する。
人物認識部841は、車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識する。本実施形態では、人物認識部841は、カメラ20が撮影した映像に、認識辞書記憶部70が記憶した人物認識辞書71を使用して、人物認識処理を行って人物を認識する。人物認識処理は、公知の方法であればよく、限定されない。人物認識部841は、認識結果を警告処理部85に出力する。
また、人物認識部841は、人物を認識するとともに、映像における人物の高さ方向の長さd1と、映像における人物の接地位置と、映像における人物の接地位置と映像の下端部との距離d2とを取得して、認識結果に含める。
映像における人物の高さ方向の長さd1は、映像において人物を認識した範囲、言い換えると、人物の外形を囲む範囲である認識範囲の上下方向の長さである。
映像における人物の接地位置は、映像において人物の足が路面に接地している位置である。または、接地位置は、映像において人物の靴底の位置としてもよい。または、接地位置は、認識範囲の下側の辺の位置としてもよい。
映像における人物の接地位置と映像の下端部との距離d2は、映像において人物の足が路面に接地している位置から映像の下端部までの距離である。または、距離d2は、映像において人物の靴底の位置から映像の下端部までの距離としてもよい。または、距離d2は、認識範囲の下側の辺の位置から映像の下端部までの距離としてもよい。
図2を用いて、人物認識処理について説明する。図2は、第一実施形態に係る警告処理装置が撮影した映像データの一例を説明する概略図である。カメラ20が撮影した映像100には、車両に向かって歩いてくる人物の人物映像110が含まれている。人物認識部841は、映像100に対して人物認識処理を行うと、認識範囲111から、人物映像110を認識する。認識範囲111は、人物の外形を囲む矩形状の範囲である。認識範囲111の下側の辺は、人物の接地位置110aである。
警告処理部85は、走行路情報取得部81が取得した走行路の種類の情報を含む走行路情報が、歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であることを示しており、認識処理部84の人物認識部841が人物が存在することを認識した場合、車両と認識した人物との距離が所定距離以上であれば、対象道路上に人物が存在することを示す第一警告処理を行い、車両と認識した人物との距離が所定距離未満であれば、第一警告処理よりさらに高いレベルの第二警告処理を行う。第二警告処理は第一警告処理を含んでいてもよい。警告処理部85は、表示部30とスピーカ40との少なくともどちらかから警告を出力させるように制御可能である。警告処理部85は、記録処理部86を制御可能である。警告処理部85は、通信処理部87を制御可能である。
歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であり、人物が存在することを認識し、さらに、車両と認識した人物との距離が所定距離未満の場合、異常な状況であり、その人物とのトラブルの発生が予測される。そこで、このような状況であるとき、第一警告処理よりさらに高いレベルの第二警告処理を行う。
対象道路は、通常であれば人物が立ち入ることがない道路、言い換えると、認識処理部84の人物認識部841によって人物が認識されることがない道路である。本実施形態では、対象道路は、高速道路、または、一般道路のうち歩行者および軽車両の通行が禁止されている道路(以下、「自動車専用道路」という。)とする。また、高速道路または自動車専用道路上に配置された施設、例えば、パーキングエリアとサービスエリアとを含む休憩施設などは除いてもよい。
車両と認識した人物との距離は、認識処理部84の人物認識部841が取得した距離d2から、算出可能である。より詳しくは、カメラ20の画角と倍率とを含む撮影条件によって、車両から映像の下端部に相当する路面上の位置までの距離が算出可能である。そして、距離d2によって、映像の下端部に相当する路面上の位置から人物までの位置が算出可能である。このようにして、車両と認識した人物との距離は算出可能である。
所定距離は、車両に近づいてくる人物が、車両を叩いたり、車両の乗員に対して怒鳴ったりしたときに、車両の乗員が車両をロックしたり、窓を閉めたり安全を確保するための対応をとることが可能な距離とする。例えば、所定距離は、車両の前側の端部から10m程度、または、車両の運転席から12m程度としてもよい。
第一警告処理は、高速道路または自動車専用道路上に人物が存在することを示す警告を行う処理である。第一警告処理は、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が存在することを運転者に対して警告する警告報知処理である。第一警告処理は、高速道路と自動車専用道路とで、変えてもよい。例えば、高速道路においては、第一警告処理は、運転者に対する警告報知処理に加えて、記録処理部86によって撮影した映像を記録装置50に記憶させる記憶処理と、通信処理部87によって道路の管理者に対して通報させる通報処理とを含んでもよい。例えば、自動車専用道路においては、第一警告処理は、運転者に対する警告報知処理のみとしてもよい。
第二警告処理は、第一警告処理よりも警告のレベルが高い処理を行う。第二警告処理は、高速道路または自動車専用道路上に人物が存在するだけではなく、その人物とのトラブルの発生が予測されるときに行う。第二警告処理は、通信処理部87による第三者への通報処理または緊急通報処理を含んでもよい。第二警告処理は、高速道路と自動車専用道路とで、変えてもよい。例えば、高速道路においては、第二警告処理は、通信処理部87による警察への通報処理としてもよい。例えば、自動車専用道路においては、第二警告処理は、記録処理部86による撮影した映像を記録装置50に記憶する記憶処理としてもよい。また、第二警告処理は、第一警告処理を含んでいてもよい。
記録処理部86は、警告処理部85から出力された制御信号に基づいて、撮影した映像データを記録装置50に記憶させる。記録処理部86は、例えば、撮影された映像データのうち、人物認識部841が人物を認識したときからの映像データを記録装置50に記憶させてもよい。または、記録処理部86は、例えば、撮影された映像データのうち、人物認識部841が人物を認識したときから所定時間前に遡ったところから映像データを記録装置50に記憶させてもよい。所定時間前に遡ったところから記録することで、トラブルの原因になった出来事が映像に含まれる可能性が高くなる。
通信処理部87は、警告処理部85から出力された制御信号に基づいて、通信装置60を介して、道路の管理会社に対する通報を行わせる。通信処理部87は、警告処理部85から出力された制御信号に基づいて、通信装置60を介して、警察に対する緊急通報を行わせる。通信処理部87は、人物を認識したことと、人物を認識した時間と、人物を認識した時間に対応する位置情報とを提供情報として、道路の管理会社または警察に提供する。
次に、図3ないし図5を用いて、警告処理装置80における処理の流れについて説明する。図3は、第一実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。図4は、第一実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。図5は、第一実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
警告装置1の起動中、カメラ20は、車両の前方を撮影する。警告装置1の起動中、走行路情報取得部81は、車両が走行している走行路の種類を示す走行路種類の情報を含む走行路情報を取得する。警告装置1の起動中、認識処理部84の人物認識部841は、カメラ20で撮影された映像データから人物認識処理によって人物を認識する。ここでは、走行路が高速道路であるものとして説明する。
警告処理装置80は、走行路は高速道路であるかを判定する(ステップS101)。警告処理装置80は、走行路情報取得部81が取得した走行路情報に基づいて、走行路種類が高速道路である場合(ステップS101でYes)、ステップS102に進む。警告処理装置80は、走行路情報取得部81が取得した走行路情報に基づいて、走行路種類が高速道路ではない場合(ステップS101でNo)、ステップS103に進む。
走行路が高速道路であると判定された場合(ステップS101でYes)、警告処理装置80は、第一処理を行う(ステップS102)。警告処理装置80は、ステップS104に進む。
走行路が高速道路ではないと判定された場合(ステップS101でNo)、警告処理装置80は、第二処理を行う(ステップS103)。警告処理装置80は、ステップS104に進む。
警告処理装置80は、終了トリガがあるかを判定する(ステップS104)。
終了トリガは、警告処理部85による警告処理を停止するトリガである。例えば、車両の動作を終了することで終了トリガとなる。例えば、エンジンオフ、ギヤをパーキングに入れた、サイドブレーキを動作させたなどの組合せで終了トリガとなる。
警告処理装置80は、終了トリガがあると判定した場合(ステップS104でYes)、処理を終了する。警告処理装置80は、終了トリガがないと判定した場合(ステップS104でNo)、ステップS105に進む。
終了トリガがないと判定された場合(ステップS104でNo)、警告処理装置80は、走行路種類に変更があるかを判定する(ステップS105)。より詳しくは、警告処理装置80は、走行路情報取得部81によって取得した走行路情報の走行路種類に変更がある場合(ステップS105でYes)、ステップS101に戻って処理を継続する。警告処理装置80は、走行路情報取得部81によって取得した走行路情報の走行路種類に変更がない場合(ステップS105でNo)、ステップS102に戻って処理を継続する。
つづいて、ステップS102における第一処理について説明する。第一処理は、走行路が高速道路であると判定された場合(ステップS101でYes)、実行される。
警告処理装置80は、人物を認識したかを判定する(ステップS111)。より詳しくは、警告処理装置80は、認識処理部84の人物認識部841によって、車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識した場合(ステップS111でYes)、ステップS112に進む。警告処理装置80は、認識処理部84の人物認識部841によって、車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識しなかった場合(ステップS111でNo)、処理を終了する。
人物を認識した場合(ステップS111でYes)、警告処理装置80は、認識した人物までの距離は所定距離未満であるかを判定する(ステップS112)。より詳しくは、警告処理装置80は、認識処理部84の人物認識部841の認識結果に基づいて、車両と認識した人物との距離が所定未満である場合(ステップS112でYes)、ステップS114に進む。警告処理装置80は、認識処理部84の人物認識部841の認識結果に基づいて、車両と認識した人物との距離が所定距離未満ではない場合(ステップS112でNo)、ステップS113に進む。
認識した人物までの距離が所定距離未満ではない場合(ステップS112でNo)、警告処理装置80は、警告処理部85によって、第一警告処理を実行する。より詳しくは、警告処理装置80は、第一警告処理である運転者に対する警告報知処理と、記録処理部86によって撮影した映像を記録装置50に記憶させる記憶処理と、通信処理部87によって道路の管理者に対して通報させる通報処理とを実行する(ステップS113)。このような場合、誤って高速道路に進入してしまった人物、または、路肩に停止した停止車両からおりた人物などである可能性が高く、車両に対して行動を起こす可能性は低いと推定される。警告処理装置80は、処理を終了する。
認識した人物までの距離が所定距離未満である場合(ステップS112でYes)、警告処理装置80は、警告処理部85によって、第一警告処理と第二警告処理とを実行する。より詳しくは、警告処理装置80は、第一警告処理である運転者に対する警告報知処理と、記録処理部86によって撮影した映像を記録装置50に記憶させる記憶処理と、通信処理部87によって道路の管理者に対して通報させる通報処理とに加えて、第二警告処理として通信処理部87による警察への通報処理を実行する(ステップS114)。このような場合、認識された人物が、車両に対して行動を起こす可能性が高いと推定される。警告処理装置80は、処理を終了する。
つづいて、ステップS103における第二処理について説明する。第二処理は、走行路が高速道路ではないと判定された場合(ステップS101でNo)、実行される。
警告処理装置80は、ステップS111と同様に、人物を認識したかを判定する(ステップS121)。警告処理装置80は、人物を認識した場合(ステップS121でYes)、ステップS122に進む。警告処理装置80は、人物を認識しなかった場合(ステップS121でNo)、処理を終了する。
人物を認識した場合(ステップS121でYes)、警告処理装置80は、警告処理部85によって、運転者に対して人物が存在することを警告する警告報知処理を実行する(ステップS122)。
このようにして、高速道路上において、車両からの距離が所定距離未満の人物を検出すると、第一警告処理である運転者に対する警告報知処理と、記録処理部86によって撮影した映像を記録装置50に記憶させる記憶処理とを実行する。さらに、検出した人物が車両からの距離が所定距離未満であると、第二警告処理として通信処理部87による警察への通報処理を実行する。
上述したように、本実施形態は、高速道路上において人物を検出すると、第一警告処理である運転者に対する警告報知処理と、記録処理部86によって撮影した映像を記録装置50に記憶させる記憶処理とを実行することができる。このように、本実施形態によれば、運転者に警告するとともに、証拠となり得る映像を自動で記録することができる。
さらに、本実施形態は、検出した人物が車両からの距離が所定距離未満であると、第二警告処理として通信処理部87による警察への通報処理を実行することができる。
このように、本実施形態によれば、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が認識されると、適切な警告処理を行うことができる。さらに、本実施形態によれば、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上において車両に近い人物が認識されて、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、第三者への通報処理または緊急通報処理を含む、より高いレベルの警告処理を行うことができる。
例えば、高速道路上において、煽られたり、または、前方に割り込まれて急停車させられたりした上で、他車両の乗員が近づいてきたような、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、警告を発したり、証拠となり得る映像を記録したりすることを自動で行うことができる。
[第二実施形態]
図6、図7を参照しながら、本実施形態に係る警告装置1Aについて説明する。図6は、第二実施形態に係る警告処理装置を有する警告装置の構成例を示すブロック図である。図7は、第二実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。警告装置1Aは、基本的な構成は第一実施形態の警告装置1と同様である。以下の説明においては、警告装置1と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。警告装置1Aは、警告処理装置80Aが車両情報取得部83Aを有する点と、警告処理部85Aにおける処理とが、第一実施形態と異なる。
車両情報取得部83Aは、車両の速度または車両が停止していることを判定可能な、車両の状態を示す車両情報を、CAN(Controller Area Network)や車両の状態をセンシングする各種センサなどから取得する。車両情報取得部83Aは、車両情報として、CANや各種センサなどから取得した、車両の速度とギア操作情報とブレーキ操作情報との少なくともいずれかを取得する。車両情報取得部83Aは、取得した車両情報を警告処理部85Aに出力する。
警告処理部85Aは、車両情報取得部83Aが取得した車両情報に基づいて、車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合、車両と認識した人物との距離が所定距離未満であれば、第二警告処理を行う。
歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であり、車両の走行速度が所定速度未満または停止し、さらに、車両と認識した人物との距離が所定距離未満である場合、異常な状況である。このような場合、認識した人物が原因で車両が停車し、トラブルが発生する可能性が高い。そこで、このような状況であるとき、第一警告処理よりさらに高いレベルの第二警告処理を行う。
所定速度は、車両が停止しかけていると判断可能な速度である。所定速度は、車両が徐行している程度の速度である。所定速度は、例えば、10km/h程度とする。
次に、図7を用いて、警告処理装置80Aにおける処理の流れについて説明する。ステップS221、ステップS223ないしステップS225の処理は、図4に示すフローチャートのステップS111、ステップS112ないしステップS114と同様の処理を行う。
人物を認識した場合(ステップS221でYes)、警告処理装置80は、車両が所定速度未満または停止しているかを判定する(ステップS222)。警告処理装置80は、車両情報取得部83Aが取得した車両情報に基づいて、車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合(ステップS222でYes)、ステップS223に進む。警告処理装置80は、車両情報取得部83Aが取得した車両情報に基づいて、車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示していない場合(ステップS222でNo)、ステップS224に進む。
このようにして、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が認識され、車両が所定速度未満または停止していて、認識された人物との距離が近いとき、第二警告処理として通信処理部87による警察への通報処理を実行する。通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が認識されても、車両が所定速度以上であれば、第一警告処理を実行する。
上述したように、本実施形態は、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が認識され、車両が所定速度未満または停止していて、認識された人物との距離が近く、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、第三者への通報処理または緊急通報処理を含む、より高いレベルの警告処理を行うことができる。また、本実施形態によれば、車両が所定速度以上であれば、第一警告処理のみを実行するようにすることができる。これにより、本実施形態は、不用意により高いレベルの警告処理を行うことを抑制することができる。
[第三実施形態]
図8、図9を参照しながら、本実施形態に係る警告装置1Bについて説明する。図8は、第三実施形態に係る警告処理装置を有する警告装置の構成例を示すブロック図である。図9は、第三実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。警告装置1Bは、警告処理装置80Bが交通情報取得部82Bを有する点と、警告処理部85Bにおける処理とが、第二実施形態と異なる。
交通情報取得部82Bは、車両の周囲における交通情報を、ナビゲーション装置などから取得する。交通情報取得部82Bは、取得した交通情報を警告処理部85Bに出力する。
警告処理部85Bは、交通情報取得部82Bが取得した交通情報が渋滞を示す情報を取得しておらず、車両情報取得部83Bが取得した車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合、車両と認識した人物との距離が所定距離未満であれば、第二警告処理を行う。車両の周囲が渋滞していなければ、人物が認識されるということは異常な状況であるので、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測される。
次に、図9を用いて、警告処理装置80Bにおける処理の流れについて説明する。ステップS231、ステップS232、ステップS234ないしステップS236の処理は、図7に示すフローチャートのステップS221、ステップS222、ステップS223ないしステップS225と同様の処理を行う。
車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合(ステップS232でYes)、警告処理装置80は、渋滞中であるかを判定する(ステップS233)。警告処理装置80は、交通情報取得部82Bが取得した交通情報が、車両の周囲が渋滞していることを示している場合(ステップS233でYes)、ステップS235に進む。警告処理装置80は、交通情報取得部82Bが取得した交通情報が、車両の周囲が渋滞していることを示していない場合(ステップS233でNo)、ステップS234に進む。
このようにして、車両の周囲が渋滞しておらず、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が認識され、車両が所定速度未満または停止していて、認識された人物との距離が近いとき、第二警告処理として通信処理部87による警察への通報処理を実行する。通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が認識されても、車両の周囲が渋滞していれば、第一警告処理を実行する。
上述したように、本実施形態は、車両の周囲が渋滞しておらず、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が認識され、車両が所定速度未満または停止していて、認識された人物との距離が近く、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、第三者への通報処理または緊急通報処理を含む、より高いレベルの警告処理を行うことができる。また、本実施形態によれば、車両の周囲が渋滞していれば、第一警告処理のみを実行するようにすることができる。これにより、本実施形態は、不用意により高いレベルの警告処理を行うことを抑制することができる。
[第四実施形態]
図10を参照しながら、本実施形態に係る警告装置1Aについて説明する。図10は、第四実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。警告装置1Aは、警告処理部85Aにおける処理が、第二実施形態と異なる。
警告処理部85Aは、車両情報取得部83Aが取得した車両情報が、車両の走行速度が所定速度未満または停止となった後に、車両のドアが開いてないことを示している場合、車両と認識した人物との距離が所定距離未満であれば、第二警告処理を行う。車両のドアが開いていなければ、認識された人物は、他車両の乗員を含め車両の乗員以外の者になる。
次に、図10を用いて、警告処理装置80Aにおける処理の流れについて説明する。ステップS241、ステップS242、ステップS244ないしステップS246の処理は、図7に示すフローチャートのステップS221、ステップS222、ステップS223ないしステップS225と同様の処理を行う。
車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合(ステップS242でYes)、警告処理装置80は、ドアを開けたかを判定する(ステップS243)。警告処理装置80は、車両情報取得部83Aが取得した車両情報が、車両のドアを開けたことを示している場合(ステップS243でYes)、ステップS245に進む。警告処理装置80は、車両情報取得部83Aが取得した車両情報が、車両のドアを開けたことを示していない場合(ステップS243でNo)、ステップS244に進む。
このようにして、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に車両の乗員以外の人物が認識され、車両が所定速度未満または停止していて、認識された人物との距離が近いとき、第二警告処理として通信処理部87による警察への通報処理を実行する。通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に人物が認識されても、車両のドアが開けられていれば、第一警告処理を実行する。
上述したように、本実施形態は、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上に車両の乗員以外の人物が認識され、車両が所定速度未満または停止していて、認識された人物との距離が近く、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、第三者への通報処理または緊急通報処理を含む、より高いレベルの警告処理を行うことができる。また、本実施形態によれば、車両のドアが開けられていれば、第一警告処理のみを実行するようにすることができる。これにより、本実施形態は、不用意により高いレベルの警告処理を行うことを抑制することができる。
[第五実施形態]
図11ないし図13を参照しながら、本実施形態に係る警告装置1Cについて説明する。図11は、第五実施形態に係る警告処理装置を有する警告装置の構成例を示すブロック図である。図12は、第五実施形態に係る警告処理装置が撮影した映像データの一例を説明する概略図である。図13は、第五実施形態に係る警告処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。警告装置1Cは、認識辞書記憶部70Cが車両認識辞書72Cを有し、認識処理部84Cが車両認識部842Cを有する点と、警告処理部85Cにおける処理が、第二実施形態と異なる。
車両認識辞書72Cは、映像データから車両を認識するために、四輪車、二輪車など様々な車両の形状、構成を機械学習させた辞書である。
車両認識部842Cは、車両の進行方向を撮影した映像から車両認識処理によって他車両を認識する。本実施形態では、車両認識部842Cは、カメラ20が撮影した映像に、認識辞書記憶部70が記憶した車両認識辞書72Cを使用して、車両認識処理を行って他車両を認識する。車両認識処理は、公知の方法であればよく、限定されない。車両認識部842Cは、認識結果を警告処理部85Cに出力する。
また、車両認識部842Cは、他車両を認識するとともに、映像における他車両の高さ方向の長さと、映像における他車両の接地位置と、映像における他車両の接地位置と映像の下端部との距離との少なくともいずれかを取得して、認識結果に含める。
図12を用いて、車両認識処理について説明する。カメラ20が撮影した映像100には、車両に向かって歩いてくる人物の人物映像110と、人物の近くに停車された他車両の他車両映像120とが含まれている。車両認識部842Cは、映像100に対して車両認識処理を行うと、車両認識範囲121から、車両映像120を認識する。車両認識範囲121は、車両の外形を囲む矩形状の範囲である。
警告処理部85Cは、車両情報取得部83Cが取得した車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合、車両の進行方向の第一所定距離未満に他車両が存在し、車両と認識した人物との距離が第二所定距離未満であれば、第二警告処理を行う。
車両と認識した他車両との距離は、映像における他車両の高さ方向の長さと、映像における他車両の接地位置と、映像における他車両の接地位置と映像の下端部との距離とのいずれかから、第一実施形態で車両と認識した人物との距離を算出したのと同様に算出可能である。
第一所定距離は、例えば、高速道路上における車間距離として安全とされている車間距離より大幅に短い距離である。例えば、第一所定距離は、車両の前側の端部から他車両の後端部まで10m程度、または、車両の運転席から他車両の後端部まで12m程度としてもよい。
第二所定距離は、第一実施形態における所定距離と同様である。
次に、図13を用いて、警告処理装置80Cにおける処理の流れについて説明する。ステップS251、ステップS252、ステップS254ないしステップS256の処理は、図7に示すフローチャートのステップS221、ステップS222、ステップS223ないしステップS225と同様の処理を行う。
車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合(ステップS252でYes)、警告処理装置80は、進行方向第一所定距離未満に他車両が存在するかを判定する(ステップS253)。警告処理装置80は、車両認識部842Cが認識した他車両が、進行方向の第一所定距離未満に位置する場合(ステップS253でYes)、ステップS254に進む。警告処理装置80は、車両認識部842Cが認識した他車両が、進行方向の第一所定距離未満に位置していない場合(ステップS253でNo)、ステップS255に進む。
このようにして、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上で、車両が所定速度未満または停止していて、近い距離に他車両が検出されて、近い距離に人物が検出されたとき、第二警告処理として通信処理部87による警察への通報処理を実行する。
上述したように、本実施形態は、通常であれば人物が立ち入ることがない道路上で、車両が所定速度未満または停止していて、近い距離に他車両が検出されて、近い距離に人物が検出されて、他車両の乗員とのトラブルの発生が予測されるとき、第三者への通報処理または緊急通報処理を含む、より高いレベルの警告処理を行うことができる。本実施形態によれば、不用意により高いレベルの警告処理を行うことを抑制することができる。
さて、これまで本発明に係る警告装置1について説明したが、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
図示した警告装置1の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
警告装置1の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
人物を検出して、記録処理部86によって撮影した映像を記録装置50に記憶させる記憶処理を実行する際に、例えば、フラッシュまたは赤色LEDを点灯させてもよい。これにより、車両で警告処理を実行していることを、近くにいる、または、近づいてくる人物に対して報知して、トラブルが発生することを抑制する効果が期待される。
1 警告装置
20 カメラ
30 表示部
40 スピーカ
50 記録装置
60 通信装置
70 認識辞書記憶部
71 人物認識辞書
80 警告処理装置
81 走行路情報取得部
84 認識処理部
841 人物認識部
85 警告処理部
86 記録処理部
87 通信処理部

Claims (9)

  1. 車両が走行中の道路の種類を示す情報を取得する走行路情報取得部と、
    前記車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識する認識処理部と、
    前記走行路情報取得部が取得した走行中の道路の種類を示す情報が歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であることを示しており、前記認識処理部が人物が存在することを認識した場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離以上であれば、対象道路上に人物が存在することを示す第一警告処理を行い、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第一警告処理より高いレベルの第二警告処理を行う警告処理部と、
    を備えることを特徴とする警告処理装置。
  2. 前記車両の状態を示す情報を取得する車両情報取得部をさらに備え、
    前記警告処理部は、前記車両情報取得部が取得した前記車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第二警告処理を行う、
    請求項1に記載の警告処理装置。
  3. 前記車両の周囲における交通情報を取得する交通情報取得部をさらに備え、
    前記警告処理部は、前記交通情報取得部が取得した交通情報が渋滞を示す情報を取得しておらず、車両情報取得部が取得した前記車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第二警告処理を行う、
    請求項2に記載の警告処理装置。
  4. 前記警告処理部は、前記車両情報取得部が取得した車両情報が、前記車両の走行速度が所定速度未満または停止となった後に、前記車両のドアが開いてないことを示している場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第二警告処理を行う、
    請求項2に記載の警告処理装置。
  5. 前記認識処理部は、前記車両の進行方向を撮影した映像から他車両の認識をさらに行い、
    前記警告処理部は、前記車両情報取得部が取得した前記車両の走行速度が所定速度未満または停止していることを示している場合、前記車両の進行方向の所定距離未満に他車両が存在し、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第二警告処理を行う、
    請求項2に記載の警告処理装置。
  6. 前記警告処理部は、前記第二警告処理として、緊急通報処理を行う、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の警告処理装置。
  7. 前記警告処理部は、前記第二警告処理として、前記車両の進行方向を撮影した映像の記録処理を行う、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の警告処理装置。
  8. 車両が走行中の道路の種類を示す情報を取得する走行路情報取得ステップと、
    前記車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識する認識処理ステップと、
    前記走行路情報取得ステップによって取得した走行中の道路の種類を示す情報が歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であることを示しており、前記認識処理ステップによって人物が存在することを認識した場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離以上であれば、対象道路上に人物が存在することを示す第一警告処理を行い、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第一警告処理より高いレベルの第二警告処理を行う警告処理ステップと、
    を含む警告処理方法。
  9. 車両が走行中の道路の種類を示す情報を取得する走行路情報取得ステップと、
    前記車両の進行方向を撮影した映像から人物認識処理によって人物を認識する認識処理ステップと、
    前記走行路情報取得ステップによって取得した走行中の道路の種類を示す情報が歩行者または自転車の通行が規制された対象道路であることを示しており、前記認識処理ステップによって人物が存在することを認識した場合、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離以上であれば、対象道路上に人物が存在することを示す第一警告処理を行い、前記車両と前記認識した人物との距離が所定距離未満であれば、前記第一警告処理より高いレベルの第二警告処理を行う警告処理ステップと、
    を警告処理装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラム。
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