JP2019184546A - 地図情報連携支援装置、地図情報連携支援方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】配信される動画の内容に関連する位置情報を、視認性を失うことなく地図情報に容易に連携して表示することが可能な地図情報連携支援装置、地図情報連携支援方法及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】本1発明に係る地図情報連携支援装置は、外部から動画データを取得して再生し、地図情報とリンクさせて位置情報を表示する。取得した動画データを再生し、動画データの再生中に、少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付ける。指示を受け付けた時点で、関連情報を動画データから抽出する。抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、地図情報内に位置情報を重ね合わせて表示する。【選択図】図3
Description
本発明は、配信される動画中に連携する地図情報を埋め込むこと、あるいは地図情報に連携する動画に関連する情報を埋め込むことにより、視認性を向上させることが可能な地図情報連携支援装置、地図情報連携支援方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来、インターネットを用いる動画配信の手法は、プログレッシブダウンロードとストリーミングとに大別される。プログレッシブダウンロードは、動画データをクライアント側のコンピュータにダウンロードしてから再生する方式であるのに対して、ストリーミングは、転送してきた動画データを逐次画面表示し、表示する都度削除していく方式である。
また、地図情報に表示されたスポットにリンクさせて、様々な関連情報を表示させるシステムも多々開発されている。例えば特許文献1には、観光名所やイベント等の情報を、時期や気候に対応付けて事前に記憶しておき、ユーザの目的地、旅行期間、天候等に基づいて最適な観光名所や情報を表示する旅行情報管理システムが開示されている。特許文献1では、観光名所やイベントと地図情報をリンクさせることで、例えば食事イベントならイベントの開催場所となる店舗を地図情報として表示させることもできる。
しかし、特許文献1では、地図情報から動画等を再生することは可能であるものの、再生している動画から関連する地図情報を表示することはできない。例えば、再生されている動画に含まれているコンテンツに興味がわき、実際に見るためにはどこへ行けばいいのか、位置を含めた地図情報を得ようとした場合であっても、別のアプリケーションを起動させて検索する等の手間が発生する。また、地図情報が表示される画面も異なる画面となるので、画面の切り替え等をしながら交互に確認する必要が生じる。
ユーザの観点からは、動画を再生している途中に、動画中に登場している場所がどこであるのかを確認したいという潜在ニーズが存在する。例えばカフェの広告動画が再生されている場合には、そのカフェの場所がどこか確認したいという欲求が生じる。従来であれば、例えば別のウインドウを開いて、カフェの名前等をキー情報として該当するカフェの位置を検索する。したがって、画面を切り替えて別の処理として検索処理を実行することになる。また、例えば動画中に登場した商品の名前を忘れた場合には、今一度動画の再生からやり直す必要があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、配信される動画の内容に関連する位置情報を、視認性を失うことなく地図情報に容易に連携して表示することが可能な地図情報連携支援装置、地図情報連携支援方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る地図情報連携支援装置は、外部から動画データを取得して再生し、地図情報とリンクさせて位置情報を表示する地図情報連携支援装置であって、取得した動画データを再生する動画再生手段と、前記動画データの再生中に、少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付ける指示受付手段と、該指示受付手段で指示を受け付けた時点で、前記関連情報を前記動画データから抽出する関連情報抽出手段と、抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、地図情報内に該位置情報を重ね合わせて表示する位置情報表示手段とを備えることを特徴とする。
また、第2発明に係る地図情報連携支援装置は、第1発明において、前記動画データは、複数のボックスで構成されたボックスタイプのデータブロックからなる動画データであり、所定のデータブロックに、少なくとも位置情報を含む関連情報が記憶された状態で取得するようにしてあることが好ましい。
また、第3発明に係る地図情報連携支援装置は、第1又は第2発明において、前記地図情報を外部から取得する地図情報取得手段を備えることが好ましい。
また、第4発明に係る地図情報連携支援装置は、第1乃至第3発明のいずれか1つにおいて、前記位置情報表示手段は、前記地図情報に重ね合わせて、抽出した前記位置情報を示す位置表示画像を表示するようにしてあることが好ましい。
また、第5発明に係る地図情報連携支援装置は、第4発明において、表示されている前記位置表示画像の選択を受け付ける選択受付手段と、該選択受付手段で前記位置表示画像の選択を受け付けた場合、前記位置情報以外の関連情報を表示する関連情報表示手段を備えることが好ましい。
次に、上記目的を達成するために第6発明に係る地図情報連携支援方法は、外部から動画データを取得して再生し、地図情報とリンクさせて位置情報を表示するコンピュータで実行することが可能な地図情報連携支援方法であって、前記コンピュータが、取得した動画データを再生するステップと、前記動画データの再生中に、少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付けるステップと、指示を受け付けた時点で、前記関連情報を前記動画データから抽出するステップと、抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、地図情報内に該位置情報を重ね合わせて表示するステップとを含むことを特徴とする。
また、第7発明に係る地図情報連携支援方法は、第6発明において、前記動画データは、複数のボックスで構成されたボックスタイプのデータブロックからなる動画データであり、前記コンピュータは、所定のデータブロックに、少なくとも位置情報を含む関連情報が記憶された状態で取得することが好ましい。
また、第8発明に係る地図情報連携支援方法は、第6又は第7発明において、前記コンピュータは、前記地図情報を外部から取得することが好ましい。
また、第9発明に係る地図情報連携支援方法は、第6乃至第8発明のいずれか1つにおいて、前記コンピュータは、前記地図情報に重ね合わせて、抽出した前記位置情報を示す位置表示画像を表示することが好ましい。
また、第10発明に係る地図情報連携支援方法は、第9発明において、前記コンピュータは、表示されている位置表示画像の選択を受け付けた場合、前記位置情報以外の関連情報を表示することが好ましい。
次に、上記目的を達成するために第11発明に係るコンピュータプログラムは、外部から動画データを取得して再生し、地図情報とリンクさせて位置情報を表示するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、取得した動画データを再生する動画再生手段、前記動画データの再生中に、少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付ける指示受付手段、該指示受付手段で指示を受け付けた時点で、前記関連情報を前記動画データから抽出する関連情報抽出手段、及び抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、地図情報内に該位置情報を重ね合わせて表示する位置情報表示手段として機能させることを特徴とする。
また、第12発明に係るコンピュータプログラムは、第11発明において、前記動画データは、複数のボックスで構成されたボックスタイプのデータブロックからなる動画データであり、前記コンピュータを、所定のデータブロックに、少なくとも位置情報を含む関連情報が記憶された状態で取得する手段として機能させることが好ましい。
また、第13発明に係るコンピュータプログラムは、第11又は第12発明において、前記コンピュータを、前記地図情報を外部から取得する地図情報取得手段として機能させることが好ましい。
また、第14発明に係るコンピュータプログラムは、第11乃至第13発明のいずれか1つにおいて、前記位置情報表示手段を、前記地図情報に重ね合わせて、抽出した前記位置情報を示す位置表示画像を表示する手段として機能させることが好ましい。
また、第15発明に係るコンピュータプログラムは、第14発明において、前記コンピュータを、表示されている前記位置表示画像の選択を受け付ける選択受付手段、及び該選択受付手段で前記位置表示画像の選択を受け付けた場合、前記位置情報以外の関連情報を表示する関連情報表示手段として機能させることが好ましい。
上記発明によれば、配信される動画の内容に関連する位置情報を、視認性を失うことなく地図情報に容易に連携して表示することができ、動画に関連する場所を探すために他のアプリケーションを起動させることなく、地図情報として視認することが可能となる。また、地図情報に重ね合わせて表示されている位置情報に基づいて、関連する情報を表示し、あるいは連携された元の動画を再生することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置について、図面に基づいて具体的に説明する。以下の実施の形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、実施の形態の中で説明されている特徴的事項の組み合わせの全てが解決手段の必須事項であるとは限らないことは言うまでもない。
また、本発明は多くの異なる態様にて実施することが可能であり、実施の形態の記載内容に限定して解釈されるべきものではない。実施の形態を通じて同じ要素には同一の符号を付している。
以下の実施の形態では、コンピュータシステムにコンピュータプログラムを導入した地図情報連携支援装置について説明するが、当業者であれば明らかな通り、本発明はその一部をコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムとして実施することができる。したがって、本発明は、配信される動画の内容に関連する位置情報を、視認性を失うことなく地図情報に容易に連携して表示することが可能な地図情報連携支援装置というハードウェアとしての実施の形態、ソフトウェアとしての実施の形態、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせの実施の形態をとることができる。コンピュータプログラムは、ハードディスク、DVD、CD、光記憶装置、磁気記憶装置等の任意のコンピュータで読み取ることが可能な記録媒体に記録することができる。
本発明の実施の形態によれば、配信される動画の内容に関連する位置情報を、視認性を失うことなく地図情報に容易に連携して表示することができ、場所を探すために他のアプリケーションを起動させることなく、目的地を視認することが可能となる。また、地図情報に重ね合わせて表示されている位置情報に基づいて、関連する情報を表示し、あるいは連携された元の動画を再生することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置を用いた動画配信システムの構成を模式的に示すブロック図である。本実施の形態に係る地図情報連携支援装置1は、ユーザが所持して携帯することが可能な携帯型端末装置であることが好ましい。GPS等によりユーザの現在位置を示すことができるからである。
地図情報連携支援装置1は、インターネット等のネットワーク網2を介して相互にデータ通信することが可能に接続されているとともに、動画を配信する動画サーバ3及び地図情報を配信する地図情報サーバ4ともデータ通信することが可能に接続されている。動画サーバ3の動画配信手法は、プログレッシブダウンロードでもストリーミングでも構わない。地図情報サーバ4から取得する地図情報の種類は、特に限定されるものではない。
図2は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1の構成を模式的に示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1は、少なくともCPU(中央演算装置)11、メモリ12、記憶装置13、I/Oインタフェース14、ビデオインタフェース15、可搬型メモリドライブ16、通信インタフェース17及び上述したハードウェアを接続する内部バス18で構成されている。
CPU11は、内部バス18を介して地図情報連携支援装置1の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部の動作を制御するとともに、記憶装置13に記憶されているコンピュータプログラム100に従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。メモリ12は、SRAM、SDRAM等の揮発性メモリで構成され、コンピュータプログラム100の実行時にロードモジュールが展開され、コンピュータプログラム100の実行時に発生する一時的なデータ等を記憶する。
記憶装置13は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)、ROM等で構成されている。記憶装置13に記憶されたコンピュータプログラム100は、プログラム及びデータ等の情報を記録したDVD、CD−ROM、USBメモリ、SDカード等の可搬型記録媒体90から、可搬型メモリドライブ16によりダウンロードされ、実行時には記憶装置13からメモリ12へ展開して実行される。もちろん、通信インタフェース17を介して接続されている外部コンピュータからダウンロードされたコンピュータプログラムであっても良い。
記憶装置13は、動画データ記憶部131と、地図情報記憶部132と、関連情報記憶部133とを備えている。動画データ記憶部131は、配信される動画をプログレッシブダウンロードで取得した場合に、取得した動画データが記憶される。地図情報記憶部132は、表示時間の短縮、通信容量の節約等の観点から、一定範囲を表示するに足りる地図情報をダウンロードする場合に使用される。
関連情報記憶部133は、動画データから抽出される位置情報(緯度、経度、高さ等)及び動画データの内容に関するその他の情報、例えば動画データがカフェの紹介動画であった場合には、カフェのHPのURL、電話番号等の関連する情報が含まれる。もちろん、動画データのURL、あるいは再生開始時間及び再生終了時間を含めることで、関連情報を表示した後に今一度動画を再生することも可能となる。
通信インタフェース17は内部バス18に接続されており、インターネット、LAN、WAN等の外部のネットワークに接続されることにより、外部コンピュータ等とデータ送受信を行うことが可能となっている。
I/Oインタフェース14は、キーボード、マウス等の入力装置と接続され、データの入力を受け付ける。本実施の形態では、地図情報連携支援装置1を構成するのが、可搬可能な携帯型の端末装置(スマートフォン、タブレット等)であることを前提として説明しているので、入力装置はタッチディスプレイ21としている。ビデオインタフェース15は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示装置と接続されている。本実施の形態ではタッチディスプレイ21と接続され、例えば再生される動画を表示するとともに、地図情報に重ね合わせて動画データに対応する目的地の位置情報を表示する。
図3は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1の機能ブロック図である。図3において、地図情報連携支援装置1の動画データ取得部301は、外部に設けられている動画サーバ3から動画データを取得する。取得する動画データは、プログレッシブダウンロードで取得しても良いし、ストリーミングで取得しても良い。プログレッシブダウンロードで取得した場合、動画データは、記憶装置13の動画データ記憶部131に記憶される。
取得する動画データは、複数のボックスで構成されたボックスタイプのデータブロックからなる動画データである。図4は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1が取得する動画データのデータフォーマットの例示図である。
取得する動画データは、インデックスファイル41とメディアファイル42とで構成されている。インデックスファイル41とメディアファイル42とは一対をなし、それぞれヘッダにボックスサイズと、識別するためのボックス名とを含んでいる。
本実施の形態では、動画データ再生中に必要な情報を読み出すことができるように、ボックスタイプのデータ構造を有するインデックスデータに、任意のデータを組み込むことができる。インデックスデータにどのようなデータを組み込んでも、動画データの再生自体には影響しない。
そこで、本実施の形態に係る地図情報連携支援装置1で再生するための動画データ作成者は、インデックスファイル41中のインデックスデータ(ボックス)に、少なくとも位置情報を含む関連情報を記憶させ、その状態で動画データを配信する。図5は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1のインデックスデータのデータフォーマットの例示図である。
図5に示すように、インデックスデータも、ヘッダにボックスサイズと、識別するためのボックス名とを含んでいる。すなわち、ヘッダにボックスサイズと、識別するためのボックス名とを含む限り、何重にも入れ子状態でデータを記憶させることができる。本実施の形態に係る関連情報は、インデックスデータ中の所定の1ボックスに、あるいは複数ボックスに記憶させれば良い。
図6は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1の関連情報のデータフォーマットの例示図である。図6に示すように、関連情報は、少なくとも位置を示す位置情報61として緯度62及び経度63を含むデータ構造となっている。
「ユーザID」は、動画作成者を識別する情報である。「地図表示」は、動画の内容に関係するスポットを地図に表示させる場合の適切な地図に関する情報である。「ズーム」は地図の表示倍率を、「カメラ位置」は地図を表示させるカメラの位置を、「表示範囲」は地図の表示範囲を、それぞれ示している。なお、「カメラ位置」は緯度、経度、仰角等で指定することが好ましい。
「位置情報」は、ポイントごとに少なくとも緯度、経度を含んでいる。ポイントが複数記憶されているのは、1つの動画で複数のスポットを紹介するものもあるからである。ポイントごとに、ポイントを識別する「ポイントID」、ポイントの位置を示す「緯度、経度、高さ」を含んでいる。
「動画情報」は、ポイントを紹介する動画に関する情報である。つまり、地図情報にリンクする、取得した動画に関する情報である。「動画ID」は動画を識別する情報である。「URL」は配信される動画のURLを、「タグ」は動画を検索するための検索キーワードを、それぞれ示している。
「タイムライン」は、動画の開始時刻と終了時刻とを含んでいる。これにより、動画がストリームで配信される場合であっても、今一度、スポットと関連する部分を再生することが可能となる。
なお、動画配信手法がストリーミングによるライブ配信では、インデックスデータは一定時間間隔で定期的に更新される。それに対して、プログレッシブダウンロードの場合、インデックスデータは配信前に生成して記憶しておく。すなわち、インデックスデータに含まれる関連情報についても、ストリーミングによるライブ配信では一定時間間隔で定期的に更新される。それに対して、プログレッシブダウンロードの場合、関連情報も配信前に生成して記憶しておくことになる。
図3に戻って、動画再生部302は、取得した動画データを再生する。指示受付部303は、再生している動画データから少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付ける。
図7は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1の指示受付部303の例示図である。図7は、再生する動画を表示する動画表示領域71と、地図情報を表示する地図情報表示領域72とを並列に並べて表示している。もちろん、これに限定されるものではなく、縦方向に並べて表示しても良いし、タグを付与して、表示画面を容易に切り替えることができるようにしても良い。
図7に示すように、動画表示領域71内に、リンク(LINK)ボタン73を設けている。図7では、スマートフォン等の画面が比較的小さい端末装置を想定しているので、リンクボタン73を動画表示領域71内に設けているが、特にこれに限定されるものではなく、動画表示領域71の近傍に設けていれば良い。ユーザが、リンクボタン73を選択した場合、その時点で配信され、再生されている動画から、図6に示す関連情報が抽出される。
すなわち、図3の関連情報抽出部304は、指示受付部303で指示を受け付けた時点で、図6に示す関連情報を動画データから抽出する。これにより、再生されている動画データの内容に関連した、少なくとも位置を示す位置情報を含む関連情報を得ることができる。
地図情報取得部305は、外部の地図情報サーバ4から地図情報を取得し、記憶装置13の地図情報記憶部132に記憶する。地域単位でもいいし、取得する地図の緯度の範囲及び経度の範囲を指定しても良い。なお、地図で表示する地域が限定されている場合、事前に地図情報を読み込んでおき地図情報記憶部132に記憶しておいても良い。
地図情報表示部306は、取得した地図情報を表示する。位置情報表示部307は、抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、表示されている地図情報内に位置情報を重ね合わせて表示する。具体的には、取得した位置情報に含まれる緯度及び経度を示す位置表示画像、例えばアイコンを、表示されている地図上に重ね合わせて表示する。
図8は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1の位置情報がリンクされた動画データ及び地図情報の表示画面の例示図である。リンクボタン73がハッチングされているのは、リンクボタン73がユーザにより選択されたことを意味する。
リンクボタン73が選択された時点で、再生されている動画データから関連情報が抽出される。そして、抽出された関連情報に含まれる位置情報に基づいて、ピン状の位置表示画像81が表示される。これにより、再生されている動画の内容と地図情報とをリンクすることができる。例えばカフェの紹介動画が再生されている場合にリンクボタン73が選択されると、紹介されているカフェの位置が地図情報上に位置表示画像81で表示される。
図3に戻って、選択受付部308は、ユーザによる位置表示画像81の選択を受け付ける。具体的には、タッチディスプレイ21の場合は、タッチディスプレイ21自体が選択受付部308として機能する。一般的なコンピュータのようにタッチディスプレイで構成されていない場合には、マウス等の動作を示すカーソル等により位置表示画像81を選択する。
関連情報表示部309は、地図上に表示されている位置表示画像81をユーザが選択した場合、位置情報に対応付けて記憶されている関連情報を表示する。「関連情報の表示」としては、例えば位置表示画像81が選択された場合、今一度、対応する紹介動画を再生表示する、対応するHPを表示する等が想定される。
図9は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1の関連情報の表示画面の例示図である。選択受付部308により位置表示画像81の選択を受け付けた時点で、対応する動画データを特定することができる。すなわち、抽出されている関連情報から、動画のURL、動画の開始時刻と終了時刻とを抽出することで、再生する動画がストリーム配信されている場合であっても、対応する動画データを再生することができる。
図9の例では、わかりやすいように指型のカーソル91により位置表示画像81の選択を受け付けている。もちろん、本実施の形態ではスマートフォンを用いているので、ユーザは、タッチディスプレイ21上で直接指により位置表示画像81を選択する。ピン状の位置表示画像81が選択された時点で、例えば元の動画が動画表示領域71において再生される。
図10は、本発明の実施の形態に係る地図情報連携支援装置1の地図情報へのリンク処理を示すフローチャートである。図10において、本実施の形態に係る地図情報連携支援装置1のCPU11は、外部に設けられている地図サーバ4から地図情報を取得する(ステップS1001)。地域単位でもいいし、取得する地図の緯度の範囲及び経度の範囲を指定しても良い。なお、地図で表示する地域が限定されている場合、事前に地図情報を読み込んでおき地図情報記憶部132に記憶しておいても良い。CPU11は、取得した地図情報を表示する(ステップS1002)。
CPU11は、外部に設けられている動画サーバ3から動画データを取得する(ステップS1003)。取得する動画データは、プログレッシブダウンロードで取得しても良いし、ストリーミングで取得しても良い。
CPU11は、取得した動画データを再生し(ステップS1004)、再生している動画データから少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付ける(ステップS1005)。
CPU11は、少なくとも位置情報が含まれている関連情報を抽出し(ステップS1006)、抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、表示されている地図情報内に位置情報を重ね合わせて表示する(ステップS1007)。具体的には、取得した位置情報に含まれる緯度及び経度を示すアイコンを、表示されている地図上に表示する。
以上のように本実施の形態によれば、配信される動画の内容に関連する位置情報を、視認性を失うことなく地図情報に容易に連携して表示することができ、場所を探すために他のアプリケーションを起動させることなく、目的地を視認することが可能となる。また、地図情報に重ね合わせて表示されている位置情報に基づいて、関連する情報を表示し、あるいは連携された元の動画を再生することが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変更、改良等が可能である。例えば表示される関連情報として、元になった動画の再生だけではなく、いわゆる「お気に入りリスト(ブックマーク)」を作成しても良いし、ショップのHPへ画面遷移しても良い。
また、複数の位置情報を表示する場合、別個に近傍の地図情報を表示しても良いし、1枚の地図情報内に表示できるよう地図情報の縮尺を自動的に変更するようにしても良い。位置情報が1つだけ表示される場合に表示される地図情報の縮尺は、固定でも良いし、ユーザの操作により可変であっても良い。
さらに、地図情報自体を再生中の動画に重ね合わせて表示しても良い。具体的には、動画表示領域71の左上、左下、右上、右下のいずれかに地図情報を表示しても良いし、半透過状態で背景表示のように地図情報を表示しても良い。
1 地図情報連携支援装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 I/Oインタフェース
15 ビデオインタフェース
16 可搬型メモリドライブ
17 通信インタフェース
18 内部バス
90 可搬型記録媒体
100 コンピュータプログラム
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 I/Oインタフェース
15 ビデオインタフェース
16 可搬型メモリドライブ
17 通信インタフェース
18 内部バス
90 可搬型記録媒体
100 コンピュータプログラム
Claims (15)
- 外部から動画データを取得して再生し、地図情報とリンクさせて位置情報を表示する地図情報連携支援装置であって、
取得した動画データを再生する動画再生手段と、
前記動画データの再生中に、少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付ける指示受付手段と、
該指示受付手段で指示を受け付けた時点で、前記関連情報を前記動画データから抽出する関連情報抽出手段と、
抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、地図情報内に該位置情報を重ね合わせて表示する位置情報表示手段と
を備えることを特徴とする地図情報連携支援装置。 - 前記動画データは、複数のボックスで構成されたボックスタイプのデータブロックからなる動画データであり、
所定のデータブロックに、少なくとも位置情報を含む関連情報が記憶された状態で取得するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の地図情報連携支援装置。 - 前記地図情報を外部から取得する地図情報取得手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の地図情報連携支援装置。
- 前記位置情報表示手段は、前記地図情報に重ね合わせて、抽出した前記位置情報を示す位置表示画像を表示するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の地図情報連携支援装置。
- 表示されている前記位置表示画像の選択を受け付ける選択受付手段と、
該選択受付手段で前記位置表示画像の選択を受け付けた場合、前記位置情報以外の関連情報を表示する関連情報表示手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の地図情報連携支援装置。 - 外部から動画データを取得して再生し、地図情報とリンクさせて位置情報を表示するコンピュータで実行することが可能な地図情報連携支援方法であって、
前記コンピュータが、
取得した動画データを再生するステップと、
前記動画データの再生中に、少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付けるステップと、
指示を受け付けた時点で、前記関連情報を前記動画データから抽出するステップと、
抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、地図情報内に該位置情報を重ね合わせて表示するステップと
を含むことを特徴とする地図情報連携支援方法。 - 前記動画データは、複数のボックスで構成されたボックスタイプのデータブロックからなる動画データであり、
前記コンピュータは、所定のデータブロックに、少なくとも位置情報を含む関連情報が記憶された状態で取得することを特徴とする請求項6に記載の地図情報連携支援方法。 - 前記コンピュータは、前記地図情報を外部から取得することを特徴とする請求項6又は7に記載の地図情報連携支援方法。
- 前記コンピュータは、前記地図情報に重ね合わせて、抽出した前記位置情報を示す位置表示画像を表示することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の地図情報連携支援方法。
- 前記コンピュータは、表示されている位置表示画像の選択を受け付けた場合、前記位置情報以外の関連情報を表示することを特徴とする請求項9に記載の地図情報連携支援方法。
- 外部から動画データを取得して再生し、地図情報とリンクさせて位置情報を表示するコンピュータで実行することが可能なコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータを、
取得した動画データを再生する動画再生手段、
前記動画データの再生中に、少なくとも位置情報を含む関連情報を取得するタイミングの指示を受け付ける指示受付手段、
該指示受付手段で指示を受け付けた時点で、前記関連情報を前記動画データから抽出する関連情報抽出手段、及び
抽出した関連情報に含まれる位置情報に基づいて、地図情報内に該位置情報を重ね合わせて表示する位置情報表示手段
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記動画データは、複数のボックスで構成されたボックスタイプのデータブロックからなる動画データであり、
前記コンピュータを、所定のデータブロックに、少なくとも位置情報を含む関連情報が記憶された状態で取得する手段として機能させることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータを、前記地図情報を外部から取得する地図情報取得手段として機能させることを特徴とする請求項11又は12に記載のコンピュータプログラム。
- 前記位置情報表示手段を、前記地図情報に重ね合わせて、抽出した前記位置情報を示す位置表示画像を表示する手段として機能させることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
- 前記コンピュータを、
表示されている前記位置表示画像の選択を受け付ける選択受付手段、及び
該選択受付手段で前記位置表示画像の選択を受け付けた場合、前記位置情報以外の関連情報を表示する関連情報表示手段
として機能させることを特徴とする請求項14に記載のコンピュータプログラム。
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JP2018079118A Pending JP2019184546A (ja) | 2018-04-17 | 2018-04-17 | 地図情報連携支援装置、地図情報連携支援方法及びコンピュータプログラム |
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