JP2019184510A - 腐食試験方法および腐食試験装置 - Google Patents

腐食試験方法および腐食試験装置 Download PDF

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Abstract

【課題】塗料の腐食試験に要する時間を短縮する。【解決手段】試験槽11に、試料(塗装鋼板)116とともに、試料116と同じ塗装仕様で測定面に塗膜を形成した塗装ファイバプローブ115を設置する。試料116および塗装ファイバプローブ115に対して塩水噴霧、乾燥、湿潤という3つの工程からなるサイクルを繰り返す。このサイクルにおける乾燥工程において、塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜の特定波長の吸光度を定間隔で測定し、この測定される吸光度が所定の条件を満たした時、乾燥を終了する。例えば、測定される吸光度の値が所定値以下となった時に乾燥を終了したり、測定される吸光度の単位時間当たりの変化量が所定値以下となった時に乾燥を終了したりする。【選択図】図1

Description

本発明は、塗料の耐腐食性を評価する腐食試験方法および腐食試験装置に関する。
従来より、屋外で長時間使用される鋼材や塗膜の腐食に対する耐性の評価をするために、JISやISO等に定められた複合サイクル試験が広く適用されてきた。この試験において、塗料の耐腐食性を評価する際には、塗料が塗装された鋼材(塗装鋼材)を試料とし、この試料に対して、塩水噴霧、乾燥、湿潤という3つの工程からなるサイクルを繰り返す(非特許文献1参照)。以下、本明細書では、この塗装鋼材を試料とする試験を塗料の腐食試験ともいう。
JIS K5600-7-9 サイクル腐食試験方法、[平成30年4月9日検索]、インターネット<URL:http://kikakurui.com/k5/K5600-7-9-2006-01.html> 須賀蓊、自動車用材料、部品の腐食試験方法及びその応用による新しい試験方法、防錆管理、1994-4、p.26〜36、1994 [14] 三輪貴志, 竹下幸俊, 石井梓, "塗装鋼板を用いた各種促進腐食試験・屋外暴露試験による腐食挙動の比較", 防錆管理, 61(12), 449-455 (2017)
しかしながら、従来の塗料の腐食試験では、屋外で長時間使用される環境を模擬するため、試験に長時間を要するという問題がある。例えば、上記のJIS K5600-7-9のサイクルAにおいて、試料に対する、塩水噴霧工程(2時間)、乾燥工程(4時間)、湿潤工程(2時間)という3つの工程からなるサイクルを長時間(数百〜数千時間程度)にわたり繰り返す必要があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、塗料の腐食試験に要する時間を短縮することが可能な腐食試験方法および腐食試験装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、塗料が塗装された鋼材を試料(116)とし、この試料と同じ塗装仕様で測定面(1152)に塗膜(1153)が形成されたファイバプローブ(1151)を塗装ファイバプローブ(115)とし、前記試料と前記塗装ファイバプローブとを試験槽(11)に設置して前記塗料の耐腐食性を評価する腐食試験を行う腐食試験方法であって、前記試料および前記塗装ファイバプローブに塩水を噴霧する塩水噴霧工程(S1)と、前記塩水噴霧工程の後、前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を行う乾燥工程(S2)と、前記乾燥工程の後、前記試料および前記塗装ファイバプローブを湿潤状態にする湿潤工程(S3)とを備え、前記乾燥工程は、前記塗装ファイバプローブに形成されている前記塗膜の特定波長の吸光度を定間隔で測定し、この測定される吸光度が所定の条件を満たした時、前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を終了することを特徴とする。
この発明では、乾燥工程において、塗装ファイバプローブに形成されている塗膜の特定波長の吸光度を定間隔で測定し(例えば、FT−IR(フーリエ変換赤外分光)、ラマン分光、紫外・可視・近赤外分光等を含む分光測定法で測定し)、この測定される吸光度が所定の条件を満たした時、試料および塗装ファイバプローブの乾燥を終了する。
例えば、測定される吸光度の値が所定値以下となった時、試料および塗装ファイバプローブの乾燥を終了したり、測定される吸光度の単位時間当たりの変化量が所定値以下となった時、試料および塗装ファイバプローブの乾燥を終了する。これにより、乾燥工程の時間を短くし、塗料の腐食試験に要する時間を短縮することが可能となる。
なお、上記説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の構成要素を、括弧を付した参照符号によって示している。
以上説明したように、本発明によれば、試料と同じ塗装仕様で測定面に塗膜が形成されたファイバプローブを塗装ファイバプローブとし、試料および塗装ファイバプローブの乾燥中、塗装ファイバプローブに形成されている塗膜の特定波長の吸光度を測定し、この測定される吸光度が所定の条件を満たした時、試料および塗装ファイバプローブの乾燥を終了するようにしたので、乾燥工程の時間を短くし、塗料の腐食試験に要する時間を短縮することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係る腐食試験装置の構成例を示す図である。 図2は、この腐食試験装置に用いる塗装ファイバプローブの構成例を示す図である。 図3は、この腐食試験装置の動作手順を説明する図である。 図4は、腐食試験の試験条件を示す図である。 図5は、銅と亜鉛の腐食試験の試験結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔実施の形態〕
図1に、本実施形態の腐食試験装置10の構成を示す。この腐食試験装置10は、試験槽11と、空気供給部12と、塩水タンク13と、制御部14と、加湿部15と、加熱部16と、測定部17とを備えている。
この腐食試験装置10において、試験槽11には、試料ホルダ111と、塩水噴霧部112と、温湿度センサ114とが設けられ、試料ホルダ111には、試料(塗料が塗装された鋼材)116とともに、塗装ファイバプローブ115が設置される。
塗装ファイバプローブ115は、図2に示すように、ファイバプローブ1151の測定面(プローブ先端中央)1152に試験対象である試料116と同じ塗装仕様(膜厚も同じ)で塗膜1153を形成したものであり、ファイバ1154を通して測定部17に接続されている。この塗装ファイバプローブ115を用いることにより、直接塩水がかかる塗膜1153の表面ではなく、塗膜1153中を浸透し、ファイバプローブ1151まで到達した水分による塗膜1153の吸光度を測定することができる。
また、腐食試験装置10には純水供給部20が接続される。なお、図示を省略しているが、試験槽11には、試料116に噴霧された塩水を排水するための排水口や、試験槽11内に供給された空気を排気するための排気口が設けられている。また、図1中破線で示す空気濃度センサ113は、腐食試験装置10に装備される場合と装備されない場合とがある。
試験槽11は、試料116に対する腐食試験(試料116に塗装されている塗料の腐食試験)を行うための槽である。腐食試験は、試料116に対し、塩水噴霧、乾燥、湿潤の3つの工程からなるサイクルを繰り返すことにより行われる。
この腐食試験装置10において、空気供給部12は、試験槽11内に空気の供給を行う。塩水タンク13は、塩水噴霧部112に対し塩水を供給する。この塩水タンク13は、例えば、腐食試験装置10の外部に設置された純水供給部20から供給される水に塩化ナトリウム(NaCl)を添加して塩水を供給する。また、この塩水タンク13にはヒータ131が設置され、このヒータ131により塩水の温度が調整される。
また、制御部14は、腐食試験装置10全体の制御を司り、ここでは主に、試料116の塩水噴霧工程→乾燥工程→湿潤工程の順で行われる各工程の制御を行う。
まず、制御部14は、塩水噴霧工程を行う。つまり、制御部14は、塩水タンク13から塩水噴霧部112に所定温度の塩水を供給させ、塩水噴霧部112に、所定時間、試料116に塩水を噴霧させる。この塩水は塗装ファイバプローブ115にも噴霧される。
次に、制御部14は、乾燥工程を行う。つまり、制御部14は、加熱部16および加湿部15を用いて試験槽11内の温度および湿度を調整し、試料116を乾燥させる。具体的には、制御部14は、試験槽11内の温度および湿度を温湿度センサ114によりモニタリングし、試験槽11内の温度および湿度が所定値となるよう加熱部16および加湿部15を制御する。この乾燥は塗装ファイバプローブ115に対しても行われる。
また、制御部14は、試料116の乾燥開始後、所定時間ごとに測定部17から、塗装ファイバプローブ115と測定部17を用いて測定した吸光度測定結果(塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度)を得る。
なお、本実施の形態では、FT−IR(フーリエ変換赤外分光)によって塗膜1153の特定波長の吸光度の測定を行うが、ラマン分光、紫外・可視・近赤外分光等の他の分光測定法を用いて、塗膜1153の水分量変化に由来する特定波長の吸光度を測定することをもって置き換えても良い。
そして、制御部14は、測定部17からの塗膜1153の特定波長の吸光度の値が所定値以下になったと判断したとき、加熱部16および加湿部15を停止させる。つまり、制御部14は、試料116の乾燥の開始後、塗膜1153の特定波長の吸光度の値が所定値以下となった場合、試料116の乾燥が完了したと判断して、乾燥工程を終了させる。
本実施の形態において、塗装ファイバプローブ115に用いるファイバプローブ1151は、ATR(Attenuated Total Reflection:減衰全反射法)ファイバプローブ、反射ファイバプローブが好適である。透過ファイバプローブ、ベアファイバプローブも用いることができるが、透過ファイバプローブ、ベアファイバプローブは塗膜中にプローブを埋設する必要があり、あまり適していないのに対し、ATRファイバプローブ、反射ファイバプローブといった反射型のプローブは、試料116と同様の塗装仕様でその先端の測定面を塗装するだけで良いため利便性に優れる。
次に、制御部14は、湿潤工程を行う。つまり、制御部14は、加熱部16および加湿部15を用いて試験槽11内の温度および湿度を調整し、試料116を湿潤状態に移行させる。具体的には、制御部14は、試験槽11内の湿度を温湿度センサ114によりモニタリングし、試験槽11内の温度および湿度が所定値となるよう加熱部16および加湿部15を制御し、所定時間、試料116を湿潤状態にする。この場合、塗装ファイバプローブ115も湿潤状態とされる。制御部14は、上記の塩水噴霧工程、乾燥工程、湿潤工程の3つの工程からなるサイクルを繰り返す。
なお、上記の塩水噴霧工程、乾燥工程、湿潤工程の3つの工程それぞれにおける、所要時間、塩水の濃度、試験槽11内の温度および湿度等の試験条件については、試験条件記憶部141に記憶されている試験条件を用いるものとする。なお、この試験条件は、腐食試験装置10の管理者等により入力される。
加湿部15は、制御部14からの指示に基づき、試験槽11内の加湿を行う。加熱部16は、制御部14からの指示に基づき試験槽11内の加熱を行う。測定部17は、塗装ファイバプローブ115を用いて塗膜1153の特定波長の吸光度の測定を行う。この測定部17は、例えば、FT−IR装置が用いられる。
試料ホルダ111は、試料116および塗装ファイバプローブ115を収納するホルダである。塩水噴霧部112は、制御部14からの指示に基づき、塩水タンク13から供給された塩水を試料ホルダ111上の試料116および塗装ファイバプローブ115に噴霧する。温湿度センサ114は、試験槽11内の温度および湿度を測定する。
次に、図3を用いて、腐食試験装置10の動作手順を説明する。
〔塩水噴霧工程〕
まず、腐食試験装置10は、所定時間(例えば、35℃で2時間)、塩水噴霧部112により試料116および塗装ファイバプローブ115に塩水を噴霧する(ステップS1:塩水噴霧工程)。
例えば、制御部14は、塩水噴霧部112に塩水噴霧の開始信号を送信し、これを受けた塩水噴霧部112は試料116および塗装ファイバプローブ115への塩水噴霧を開始する。
このとき、制御部14は温湿度センサ114から試験槽11内の温度情報を得ながら、加熱部16および塩水タンク13内のヒータ131の出力を調整し、試験槽11内の温度を所定の設定値(例えば、35℃等)に制御する。そして、制御部14は、塩水噴霧の開始から所定時間(例えば、2時間)経過後、塩水噴霧部112の塩水噴霧を停止させる。
〔乾燥工程〕
ステップS1の後、腐食試験装置10は、試料116および塗装ファイバプローブ115を乾燥させる(ステップS2:乾燥工程)。
例えば、制御部14は、温湿度センサ114から、試験槽11内の温度情報および湿度情報を得ながら、加熱部16および加湿部15の出力を調整し、試験槽11内の温度および湿度を乾燥環境の設定値(例えば、温度:60℃、湿度:20〜30%等)に制御することで、試料116および塗装ファイバプローブ115を乾燥させる。
また、制御部14は、この試料116および塗装ファイバプローブ115の乾燥後、所定時間ごとに測定部17から、塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度を得る。
そして、制御部14は、この所定時間ごとに得られる塗膜1153の特定波長の吸光度の値が、すなわち定間隔で得られる塗膜1153の特定波長の吸光度の値が、予め設定しておいた所定値(例えば、湿度50%RHの大気と平衡になった塗膜1153の特定波長の吸光度を予め測定しておいた値)以下になった場合、試料116の乾燥が完了したとみなして加熱部16および加湿部15による乾燥を停止させる。
なお、制御部14において、塗膜1153の特定波長の吸光度の単位時間当たりの変化量が所定値以下になった場合(例えば、10分間での吸光度の値の変化が0.001以下になった場合)、試料116の乾燥が完了したとみなして加熱部16および加湿部15による乾燥を停止させるようにしてもよい。ここで、特定波長は水による吸収がある波長であればどの波長でも好適に用いられるが、塗膜の水の吸収・乾燥による吸光度の変化が大きい1640cm-1が好適に用いられる。
発明者らの実験によると、鋼構造物用の市販のエポキシ樹脂塗料において、1640cm-1の吸光度は、飽和含水時(水没させ長時間経過)の0.09から乾燥時(50%RHの大気と平衡)には0.05まで低下した。そのため、例えば、10分間あたりの吸光度の変化量が0.001以下になった場合に、塗膜1153が乾燥したとみなしても良い。
なお、上記のステップS2の乾燥工程において、腐食試験装置10は、塗装ファイバプローブ115と測定部17との組み合わせを複数用意し、制御部14において、すべての測定部17で特定波長の吸光度の値や単位時間あたりの変化量が所定値以下になったとき、試料116の乾燥が完了したとみなして乾燥工程を終了させてもよい。
また、上記のステップS2の工程において、試料116の乾燥の開始から所定時間(例えば、30分間)経過するまでの塗膜1153の吸光度の変化量を初期吸光度変化量として測定し、その後の所定時間ごと(例えば、10分間ごと)の塗膜1153の吸光度の変化量を測定し、初期吸光度変化量に対して所定時間ごとの塗膜1153の吸光度変化量が、所定の割合以下(例えば、最初の30分の吸光度変化に対して1/20以下)となったとき、試料116の乾燥が完了したとみなして乾燥工程を終了させるようにしてもよい。
また、塗装ファイバプローブ115と試料116とは、膜厚の個体差がある上、塗装基材がファイバプローブ(プラスチック)と鋼材(亜鉛めっき鋼材や鋼材)で異なり、塗膜/塗装基材界面に存在する水の乾燥時の挙動がやや異なることから、試料116を完全に乾燥させるためには塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の吸光度が、乾燥したと判断された後すぐではなく、乾燥したと判断された後、一定時間経過後(例えば、10分後)に乾燥工程を終了させてもよい。
〔湿潤工程〕
ステップS2の後、制御部14は、所定時間(例えば、2時間)、試料116および塗装ファイバプローブ115を湿潤状態にする(ステップS3:湿潤工程)。
例えば、制御部14は、温湿度センサ114から試験槽11内の温度情報および湿度情報を得ながら、加熱部16および加湿部15の出力を調整し、試験槽11内の温度および湿度を湿潤環境の設定値(例えば、温度:50℃、湿度:98%など)に制御する。
そして、制御部14は、試験槽11内の温度および湿度を湿潤環境の設定値に設定してから、所定時間(例えば、2時間)経過後に、ステップS3の湿潤工程を終了させる。
その後、制御部14は、試験開始から所定時間経過したか否かを判断し(ステップS4)、まだ所定時間経過していなければ(ステップS4のNo)、ステップS1の塩水噴霧工程に戻る。制御部14は、このステップS1〜S3の工程を繰り返すことによって、試料116の腐食を進行させる。
制御部14は、試験開始から所定時間が経過すれば(ステップS4のYes)、試験を終了させる。なお、ステップS1〜S3の工程からなるサイクルを所定回数実行したときに試験を終了させてもよい。
このように、本実施の形態の腐食試験装置10では、ステップS2の乾燥工程において、塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度の値が所定値以下となったときに乾燥を終了させるので、乾燥工程に要する時間を短縮することができる。
つまり、従来の腐食試験(非特許文献1参照)では、乾燥しにくい試料が用いられることも考慮し、乾燥工程において長めの乾燥時間(4時間)が設定されているが、実際には4時間以内に試料の乾燥が完了する場合もある。
そこで、本実施の形態の腐食試験装置10では、乾燥工程において、塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度を測定し、塗膜1153の特定波長の吸光度の値が所定値以下になったら、試料116の乾燥が完了したと判断して、乾燥工程を終了させ、次の湿潤工程に移る。したがって、腐食試験装置10は、様々な試料116について確実に乾燥させつつ、短い乾燥時間で次の湿潤工程に移ることができる。
また、ステップS2の乾燥工程のように、腐食試験装置10が、塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度の値が所定値以下になったら、試料116の乾燥を終了させることにより、乾燥時間は、例えば、100〜200μm程度の塗膜(下塗り・中塗り:エポキシ樹脂塗料、上塗り:ポリウレタン樹脂塗料)の場合、4時間→1時間程度に短縮される。
その結果、例えば、従来技術(非特許文献1参照)では、厚さ100〜200μm程度の塗装鋼材に対し、塩水噴霧工程(温度:35℃、時間:2時間)→乾燥工程(温度:60℃、時間:4時間)→湿潤工程(温度:50℃、湿度95%以上、時間:2時間)というサイクルであったところ、本実施の形態の腐食試験装置10では、塩水噴霧工程(温度:35℃、時間:2時間)→乾燥工程(温度:60℃、時間:1時間)→湿潤工程(温度:50℃、湿度95%以上、時間:2時間)というサイクルになる。
つまり、1サイクルに要する時間が8時間→5時間に短縮されるので、従来技術と同程度に試料116の腐食が進行するまでの試験時間を約5/8にまで短縮することができる。また、試験時間が短縮される結果、腐食試験装置10の加熱部16、ヒータ131等の使用時間も短縮されるので、腐食試験に要する消費電力を低減することもできる。
(実験結果)
次に、本実施形態の腐食試験装置10を用いた試験方法の効果を検証するため、従来技術の試験方法(非特許文献1参照)との比較を行った。試験条件を図4に示す。
なお、本発明は塗料が塗装された鋼材を試料とし、この試料に対して塩水噴霧、乾燥、湿潤という3つの工程からなるサイクルを繰り返す試験方法であるが、腐食速度を従来技術の試験方法と比較するために、試料としては塗料が塗装されていない鋼と亜鉛の2種類の鋼材を用いて、その単位面積・単位時間あたりの腐食速度を比較した。
従来技術による試験方法では、図4に「従来技術」として示すように、塩水噴霧工程における塩水のNaCl濃度:5wt%、試験槽11内の温度:35℃、時間:2hとした。また、乾燥工程における試験槽11内の温度:60℃、時間:4hとし、湿潤工程における試験槽11内の温湿度:50℃95%RH、時間:2hとした。
また、本発明による試験方法では、乾燥工程において塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度の単位時間あたりの変化量が所定値以下になったとき、乾燥を終了させることとし、乾燥工程以外の塩水噴霧工程・湿潤工程の条件は図4に「本発明」として示すように、従来技術と同じ条件とした。本発明の乾燥工程において、塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度の単位時間あたりの変化量が所定値以下となるまでの時間は、乾燥工程の開始から1時間程度であった。
図4に示した試験条件による試験結果を図5に示す。従来技術の試験方法では、鋼の腐食速度は80(g/m2/day)であり、亜鉛の腐食速度は、15(g/m2/day)であった。一方、本発明の試験方法の場合、鋼の腐食速度は127(g/m2/day)であり、亜鉛の腐食速度は23(g/m2/day)であった。つまり、乾燥工程に要する時間が従来技術においては4時間であったところ、本発明では1時間に短縮できたので、それに伴い腐食試験の1サイクルに要する時間も8時間→5時間に短縮でき、試料の腐食速度が向上した。すなわち、乾燥工程において、塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度の単位時間あたりの変化量が所定値以下になったとき、試料の乾燥を終了させることにより、試料の腐食試験の時間を短縮することができた。
なお、非特許文献2には、腐食試験の信頼性の確保のためには、塩水噴霧工程、乾燥工程、湿潤工程の全工程に要する時間に対し、試料が濡れている状態(つまり、塩水噴霧工程および湿潤工程)の時間比率を50%とすることが条件として記載されている。これは試料が濡れている状態の時間比率をより高く(50%超)した場合、試料の腐食はより促進されるが、実環境で生じる腐食とは大幅に様相の異なる腐食が生じてしまい、腐食試験の信頼性が確保できなくなるという実験結果に基づくものである。このことから、従来、非特許文献1に記載のJISの試験条件、例えば、1サイクルあたり塩水噴霧工程(2時間)→乾燥工程(4時間)→湿潤工程(2時間)という試料が濡れている状態の時間比率50%の試験条件が用いられてきた。
これに対して、「試料が濡れている状態の時間比率」よりも「試料に水が過剰に浸み込みすぎないこと」が重要であり、「試料が連続で濡れている状態の温度・時間」を所定値以下(本実施形態においては湿潤工程50℃2時間+塩水噴霧工程35℃2時間)にすれば、「試料が濡れている状態の時間比率」を高くして促進性を高めても実環境で生じる腐食と近似性の高い腐食を再現でき、試験の信頼性を確保できることが報告されている(非特許文献3)。
そのため、腐食試験装置10において、「連続で試料が濡れている時間(湿潤工程+塩水噴霧工程)を4時間」と設定した上で、腐食試験の乾燥工程において、塗装ファイバプローブ115に形成されている塗膜1153の特定波長の吸光度の単位時間あたりの変化量が所定値以下となり、乾燥が完了したと判断したときに乾燥工程を終了させた場合、多くの試料では30分〜2時間程度で乾燥が終了するため試料が濡れている状態の時間比率は50%超となり試料の腐食がより促進されると同時に「連続で試料が濡れている時間は所定時間以下」となるため、腐食の信頼性も確保しつつ、乾燥工程に要する時間を短縮することができる。よって、試料の腐食試験の時間を短縮することができる。
実際に、従来技術の試験方法(非特許文献1参照)と本発明の試験方法で、同じ塗料により塗装を施した鋼材に対して試験したところ、本発明の試験方法では、従来技術の試験方法(非特許文献1参照)と同様の結果(ふくれ、錆びの発生)を、従来技術の試験方法と比較して、2/3程度の短時間で再現できることがわかった。
FT−IRのような分光測定装置とダイヤモンドATRのような反射測定用のアタッチメントを用いて、試料表面の水分量やその変化を分析する研究例は数多く行われている。しかし、それらは通常、試料の外界へ露出している側(表面)を測定している。そのため、塗膜内部に水分が残っていても表面が乾燥したら試料が乾燥したとみなしてしまう恐れがある。
一方、本発明は図2のようにファイバプローブ1151の測定面1152を塗装することにより、試料の外界側(表面)ではなく、ファイバプローブ1151の先端と接した部分の塗膜1153の水分量を測定できるため、塗装ファイバプローブ115と同じ仕様で塗装した塗装ファイバプローブ115以外の試料(塗装鋼板)について、塗膜と被塗物の境界が乾燥しているかを正確に判断することができる。これは容易には類推できない。
本発明のほかに、塗膜が乾燥したことを検出する方法としては、例えば一定間隔で塗膜の重量を測定し、重量が所定値以下になったことや、単位時間あたりの重量変化が少なくなったことをもって乾燥したと判断する方法や、塗膜中に電極を配置し、インピーダンスもしくは塗膜抵抗を測定し、これらの値が所定値以下になったことや、単位時間あたりの変化量が少なくなったことをもって乾燥したと判断する方法が考えられるが、前者は塩水を噴霧する腐食試験装置の中に、塗膜の乾燥を判断できる精度で塗膜の重量測定を実施できる機構を実現するのが難しく、後者は絶縁性が高い塗膜の場合にはインピーダンスもしくは塗膜抵抗の変化を測定するのが困難といった問題がある。一方、本発明では塗膜を透過してきた水分による特定波長の吸光度を測定するため、前述したような問題を回避できる。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10…腐食試験装置、11…試験槽、12…空気供給部、13…塩水タンク、14…制御部、15…加湿部、16…加熱部、17…測定部、20…純水供給部、111…試料ホルダ、112…塩水噴霧部、113…空気濃度センサ、114…温湿度センサ、115…塗装ファイバプローブ、1151…ファイバプローブ、1152…測定面、1153…塗膜、1154…ファイバ、116…試料、131…ヒータ、141…試験条件記憶部。

Claims (8)

  1. 塗料が塗装された鋼材を試料とし、この試料と同じ塗装仕様で測定面に塗膜が形成されたファイバプローブを塗装ファイバプローブとし、前記試料と前記塗装ファイバプローブとを試験槽に設置して前記塗料の耐腐食性を評価する腐食試験を行う腐食試験方法であって、
    前記試料および前記塗装ファイバプローブに塩水を噴霧する塩水噴霧工程と、
    前記塩水噴霧工程の後、前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を行う乾燥工程と、
    前記乾燥工程の後、前記試料および前記塗装ファイバプローブを湿潤状態にする湿潤工程とを備え、
    前記乾燥工程は、
    前記塗装ファイバプローブに形成されている前記塗膜の特定波長の吸光度を定間隔で測定し、この測定される吸光度が所定の条件を満たした時、前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を終了する
    ことを特徴とする腐食試験方法。
  2. 請求項1に記載された腐食試験方法において、
    前記乾燥工程は、
    前記測定される吸光度の値が所定の条件を満たした時、前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を終了する
    ことを特徴とする腐食試験方法。
  3. 請求項1に記載された腐食試験方法において、
    前記乾燥工程は、
    前記測定される吸光度の単位時間当たりの変化量が所定の条件を満たした時、前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を終了する
    ことを特徴とする腐食試験方法。
  4. 請求項1に記載された腐食試験方法において、
    前記乾燥工程は、
    前記乾燥の開始から所定時間が経過するまでの前記吸光度の変化量を初期吸光度変化量とし、その後の所定時間ごとの吸光度の変化量が前記初期吸光度変化量に対して所定の割合以下となった時、前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を終了する
    ことを特徴とする腐食試験方法。
  5. 請求項1に記載された腐食試験方法において、
    前記乾燥工程は、
    前記測定される吸光度が所定の条件を満たした後、所定時間経過後、前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を終了する
    ことを特徴とする腐食試験方法。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載された腐食試験方法において、
    前記ファイバプローブは、
    反射型のファイバプローブである
    ことを特徴とする腐食試験方法。
  7. 塗料が塗装された鋼材を試料とし、この試料と同じ塗装仕様で測定面に塗膜が形成されたファイバプローブを塗装ファイバプローブとし、前記試料と前記塗装ファイバプローブとを試験槽に設置して前記塗料の耐腐食性を評価する腐食試験を行う腐食試験装置であって、
    前記試料および前記塗装ファイバプローブに塩水を噴霧する塩水噴霧部と、
    前記試験槽内に空気を供給する空気供給部と、
    前記試験槽内の加熱を行う加熱部と、
    前記試験槽内の加湿を行う加湿部と、
    前記塗装ファイバプローブに形成されている前記塗膜の特定波長の吸光度を測定する測定部と、
    前記塩水噴霧部に、所定時間、前記試料および前記塗装ファイバプローブへ塩水を噴霧させ、前記塩水の噴霧を終了した後、前記加熱部に前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を開始させ、前記測定部から定間隔で得られる前記塗膜の特定波長の吸光度が所定の条件を満たした時、前記加熱部による前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を終了させ、前記加熱部および前記加湿部により、所定時間、前記試料および前記塗装ファイバプローブを湿潤状態にさせる制御部と
    を備えることを特徴とする腐食試験装置。
  8. 請求項7に記載された腐食試験装置において、
    前記制御部は、
    前記測定部から定間隔で得られる前記塗膜の特定波長の吸光度の値もしくは単位時間当たりの変化量が所定の条件を満たした時、前記加熱部による前記試料および前記塗装ファイバプローブの乾燥を終了させる
    ことを特徴とする腐食試験装置。
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