JP2019184061A - 開閉弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉弁の開閉操作を容易とするとともに、取付位置に関わりなく取り付けが可能となる開閉弁を提供する。【解決手段】弁室261内に弁体26を収容し、弁体26に接続された回動軸3を回動させることによって、排出路231と流入212との液体の流通を開閉操作する開閉弁において、容器流出口に接続される接続部材7が挿通する収納部27の構成を、接続部材7の挿入方向を正逆に変更可能な構成とし、開閉弁の取り付け姿勢を180度切換可能とした。【選択図】図1

Description

この発明は、流体の流通を開閉操作する開閉弁に係り、詳しくは容器への取付部分に特徴を有する開閉弁に関するものである。
従来出願人は、液体容器の排出口に取り付けられる開閉弁を提案している。この開閉弁は、特許文献1に記載されているように、容器内液体の流入口を有する基端部と、開閉操作する操作レバーと、操作レバーの回動操作によって開閉させられる弁体と、開放時に流入口に連通する排出口を備えている。そして、基端に流入口が形成された基端部には、容器の排出口に形成されている雌ネジに螺号する雄ネジが形成されている。
実開平05−83560号 特開2017−36828号
容器の排出口に従来の開閉弁を装着した場合、容器の形状や排出口の位置によって、開閉弁の操作レバーが操作できない場合があるという欠点があった。例えば、図20に示されているように、排出口の周囲に隆起部などがあり、操作レバーが干渉して、開閉弁が取り付けられず、又は取り付けられたとしても、隆起部によって操作レバーの操作に支障をきたす、といった問題があった。
また、特許文献2に記載されている開閉弁のように、取付姿勢を任意の方向に設定できる構成の開閉弁も提案されている。しかし、特許文献2に記載の開閉弁では、排出口の方向を所望の位置に設定すれば、操作レバーの向きは決まってしまうため、排出口の方向と、操作レバーの方向とを同時に所望の向きに固定させることはできないといった問題があった。
さらに、操作レバーは弁本体から突出しているので、機器の外側に露出して開閉弁が取り付けられている場合には、外部と接触して操作レバーが折れる等の不都合があった。
この発明は、開閉弁の開閉操作を容易とするとともに、取付位置に関わりなく、取り付けが可能となる開閉弁を提供することを目的とするものである。
以上のような問題を解決する本発明は以下の構成を備える。
(1)本体内の弁体収容部に収容され、開放位置と閉鎖位置とに切り替え可能な弁体と、
前記弁体に接続された回動軸と、
該回動軸に接続されており、回動操作によって、前記弁体を開放位置と閉鎖位置とに切り替える操作部材と、
一端が前記本体の弁室に連通し、前記本体の排出口に他端が連通する排出路と、
容器の流出口に接続され、前記流体容器内の流体を本体内へ導く導入路を有する接続部材と、
前記本体に設けられ、前記接続部材が回動自在に貫通する収納部と、
一端が前記本体の弁室に連通し、他端が前記収納部に連通する流通路とを備え、
開放位置においては、前記排出口と前記流通路との間の流通が可能となり、閉鎖位置においては前記排出口と前記流通路との間の流通が遮断される開閉弁であって、
前記接続部材は、前記収納部の一端開口部から突出して、前記流出口に接続される接続部を先端に、前記収納部の他端開口部を閉鎖する蓋部を基端に、それぞれ有し、
前記収納部は、一端開口部及び他端開口部のいずれも前記蓋部より小さく形成され、前記蓋部によって閉鎖され得る形状となっており、前記接続部材がいずれの開口部からも挿入し得る構成となっており、
前記導入路は、容器流出口へ接続部材が接続された状態で、一端が容器内に連通し、他端が前記流通路に連通し、
前記接続部材の蓋部によって、前記収納部と前記接続部材とを連結することを特徴とする開閉弁。
(2)前記接続部材の接続部は、雄ネジが形成され、容器流出口へ接続部材が接続された状態では、該流出口に螺合していることを特徴する上記(1)に記載の開閉弁。
(3)前記接続部材の接続部が容器流出口へ螺合することによって、蓋部が収納部を容器に締着する上記(2)に記載の開閉弁。
(4)前記接続部材は、接続部の基端に設けられた大径部と、前記接続部材本体の基端部に螺合する蓋部材とを有し、前記大径部と前記蓋部材とによって前記収納部を固定する上記(1)又は(2)に記載の開閉弁。
(5)前記操作部材の回動軸に直交する断面における形状が、前記回動軸を中心とした点対称形状である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の開閉弁。
(6)前記操作部材と回動軸との接続位置は、前記操作部材の回動軸に直交する断面形状において、その図心の位置の近傍である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の開閉弁。
(7)前記操作部材の形状は、回動軸の軸線を中心とする回転体形状である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の開閉弁。
請求項1に記載の発明によれば、接続部材を収納部に対して1方向と、その逆の方向の2つの方向に装着することができるので、従来よりもより多くの向きに開閉弁を装着できる。
請求項2に記載の発明によれば、接続部材の接続部は雄ネジであって、収納部に対して回動自在に貫通するので、雄ネジの回転量に関わりなく、容器に対する開閉弁本体の姿勢を所望の位置で取付固定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、雄ネジを容器流出口に螺合させると同時に、開閉弁本体を容器に締着固定することができるので、取付手順を簡略化することができる。
請求項4に記載の発明によれば、接続部材の接続部を容器流出口に螺合させて固定し、その後開閉弁本体を取り付け、蓋部材を締着して本体の取付姿勢を固定させることができる。
請求項5乃至7に記載の発明によれば、操作部材の外周形状は、回動軸を回転させる作用点が、回動軸を中心とした対称位置に2つとなり、回転操作をする際に操作部材に作用させるトルクを従来のレバー型よりも小さくできるので、操作が容易となる。また、従来のレバー型の操作部材に比較して、腕の長さ(操作部材の径)を小さくできるので、小型化を図ることができる。更に、操作レバーが外側に突出しないので、レバーの破損などの不都合も生じない。
本発明の開閉弁の分解斜視図である。 弁体が開放位置にある開閉弁の断面側面図である。 弁体が開放位置にある開閉弁の断面正面図である。 弁体が閉鎖位置にある開閉弁の断面平面図である。 本発明の開閉弁の全体斜視図である。 本発明の開閉弁の全体斜視図である。 回動軸の全体斜視図である。 規制部材の底面図である。 操作ダイヤルの側面図および底面図である。 収納空間の内部を示す平面図である。 収納空間の内部を示す平面図である。 収納空間の内部を示す平面図である。 弁体が閉鎖位置にある開閉弁の断面側面図である。 弁体が閉鎖位置にある開閉弁の断面正面である。 本発明の開閉弁の他の実施形態の全体斜視図である。 本発明の開閉弁の他の実施形態における、弁体が閉鎖位置にある断面側面図である。 本発明の開閉弁の他の実施形態における、弁体が開放位置にある断面側面図である。 本発明の開閉弁の他の実施形態における、部分斜視図である。 本発明の開閉弁の他の実施形態における、収納部と接続部材の構成を示す部分の平面図である。 従来の開閉弁の容器への取り付け状況を示す斜視図である。
以下、本発明の好適実施形態について、添付図面に基づいて詳説する。図1は、本発明の開閉弁の分解斜視図、図2は、開放状態における側面断面図、図3は同じく正面断面図、図4は閉鎖状態における平面断面図である。
開閉弁1は、本体2と、回動軸3と、規制部材4と、スプリング5と操作部材としての操作ダイアル6を有している。この実施形態では、本体2、規制部材4、操作ダイアル6は、樹脂製であって、他の回動軸3、スプリング5は、金属製であるが、特にこのような構成材料に限定されるものではない。
本体2は、略直方体形状の弁体収納部21Aと、弁体収納部21A内に形成された弁室211に連通する開口部に嵌入された開口ネジ部22と、該開口ネジ部22に螺入された蓋体23と、弁室211を中心として蓋体23の反対側に形成された収納部27と、本体21内において収納部27から弁室211に向けて形成された流入路212と、流入路212の軸線に対して直角方向に形成された軸収容部24とを有している。
本体2の弁体収納部21Aには、流出側に金属製開口ネジ部22が嵌入されており、この開口ネジ部22の内側に形成されている雌ネジに、金属製の蓋体23が螺入されている。蓋体23の軸線方向には流出路232が形成されており、流出路232の一端は弁室211側に開口し、他端は液体の排出口231となっている。また、流出路232の一端に設けられた弁室211側開口部には、その周囲において、弁体26との間にシール部材211aが介挿されている。
流入路212の一端は、弁室211に開口し、該開口部の周囲には、弁体26との間にシール部材211bが介挿されている。流入路212の他端は、収納部27内に開口する。
図4に示されているように、収納部27は、接続部材7を回動自在に保持する。収納部27内には、貫通孔271が形成されている。貫通孔271は、流入路212、流出路232を通る軸線Mと、軸収容部24の軸線のそれぞれに対して、直交する方向に貫通孔271が形成されている。貫通孔271は、全長において孔径が一定であり、一端の開口部271aと、他端の開口部271bは、同じ径であり、かつ各開口部周端部には、同じ径で同じ深さの段部が形成されている。即ち、貫通孔271は、図4において、軸線Mに対して対称の形状となっている。そして、貫通孔271内には、弁室211との間に流入路212が形成されている。
このような貫通孔271には、接続部材7が挿通している。接続部材7は、軸部材71と、蓋部材72とを有している。軸部材71は、先端部に雄ネジが形成された接続部716を有し、貫通孔271内に収納される基端部711とを有している。基端部711と接続部716の間には、基端部711や接続部716よりも大径となっている大径部715が設けられ、大径部715の外周部は、6角ボルトに形成されている。基端部711の先端側外周部と、基端側外周部には、それぞれシール部材712a、712bが埋設されており、貫通孔271の内壁との間に挟まって、密閉状態が維持される。
シール部材712a、712bの間には溝713が周方向に形成されている。軸部材71の軸方向において、軸心部分に導入路714が形成されており、導入路714の一端は、接続部716の先端に開口し、他端は基端部711内に達している。溝713の底部には、複数の流通孔713aが開口し、溝713内と導入路714が連通している。貫通孔271内において、溝713と貫通孔271とによって形成された空間によって輪状の流路が形成され、該流路と流入路212が連通している。
軸部材71の基端面の中心には、雌ネジが形成された穴が形成されており、この穴に蓋部材72が螺合されている。蓋部材72は、雄ネジが形成された円柱部722と、円柱部722の基端部周端に張り出したフランジ部721と、円柱部722の基端面中心部形成されたボトル穴723とを有している。
フランジ部721の外径は、開口部271a、271bの開口周端に形成された段部の外径と同じに形成されており、蓋部材72によって開口部271a、271bを覆い塞ぐことができるように構成されている。
一方、軸部材71において、基端部713と大径部715との間の外周にも、凸状の段部が周方向に形成されており、この段部の外径も、開口部271a、271bの開口周端に形成された段部の外径と同じに形成されている。
このように、接続部材7と収納部27を構成することによって、収納部27に対して、接続部材7を、開口部271a、271bのいずれの側に取り付けることが可能となる。例えば、図4及び図5に示されているように、開口部271a側に蓋部材72を設け、開口部271b側に接続部716を突出させる構成と、逆に、図6に示されているように、開口部271b側に蓋部材72を設け、開口部271a側に接続部716を突出させる構成との間で、構成を切り替えることが可能となる。
このような構成とすることで、後述する操作部材6の位置を上側に向けた状態で、排出口231の向きを180度変えることができる。また、このように、排出口231の向きを180度変更しても、操作部材6が円形であるので、レバー方式と異なり、操作部材6の回動操作に支障が生じにくい。操作部材が一方向に突出するレバー方式である場合には、排出口231の向きを180度変更すると、レバーの向きが変わってしまうので、レバー操作が困難となる恐れがある。
接続部材7による、容器への取り付け作業について説明する。接続部材7の接続部716を、容器の流出口に螺合せさせる。この際、ボルト部715を用いて接続部716を回転させて、螺合させる。次に、接続部材7を中心として、本体2を回転させ、所望の姿勢に保持し、蓋部材72を軸部材71に螺入して、収納部27を締着し、本体2を所望の姿勢で固定する。収納部27の締着は、蓋部材72と、軸部材71の大径部715の基端部との間によって行われる。
弁室211内には、弁体26が収容されている。弁体26は球形であって、中心部には孔が形成されて流通路261が設けられている。図2及び図3に示されているように、弁体26が開放位置にある場合、流通路261の両端は、流入路212と流出路232に接続され、流入路212、流通路261、流出路232が連通した状態となっている。この状態で、液体容器内の液体は、開閉弁1を介して外部に排出される。弁体26が開放位置となったとき、流入路212、流通路261、流出路232で構成される通直な排出流路に対して、直交する方向に、円筒形状の軸収容部24が形成され、その内側に回動軸3を収容する収容空間25が設けられている。
収容空間25の底部には、弁室211との間に連通孔253が形成されている。連通孔253を挟んで流出口231側と、流入口271側には、係止部251a、251bが設けられている。係止部251a、251bは、排出流路の軸線に対して直交する方向に配置され、対向する平面が互いに平行に立設されている。各係止部251a、251bは、両側の側端辺が相互に平行に構成された案内レールとして作用する。各係止部251a、251bの外側面は、収容空間25の内周面に沿った円弧状周面に構成されており、収容空間25と各係止部251a、251bとの間の隙間には、付勢部材であるスプリング5が挿入される。
連通孔253には、回動軸3が回動自在に嵌合されている。回動軸3の基端には、係合凸部34が突出しており、該係合凸部34は横断面が矩形に形成され、弁体26の係合溝262に係合されている。係合溝262は、球体である弁体26の回動軸線に対して直交する方向に形成されており、回動軸線に沿って回動軸3が接続される構成となっている。係合溝262と係合凸部34との係合は、回動軸線を中心として、回動軸3と弁体26とが一体として回動できる係合となっている。
図7に示されているように、回動軸3は、横断面が円形の軸部31と、軸部31の基端側に形成された円盤状の鍔部32と、鍔部32の基端側に設けられた保持部35と、保持部35の基端側端面に形成された係合凸部34と、軸部31の先端側に設けられた嵌合部33と、嵌合部33の先端側に設けられた先端軸部36とを有している。保持部35は、周方向に形成された溝で構成され、この保持部35には、軸シール部材351が保持されている。係合凸部34、保持部35、鍔部32、軸部31、嵌合部33、先端軸部36は、直線状に連続して配置された形状となっている。
保持部35が軸シール部材351を保持した状態で、連通孔253に嵌め込まれる。また、鍔部32は、収納空間25の底部に当接し、軸部31と嵌合部33の下部は、収納空間25内に収納される。嵌合部33は、回動軸3の回動を規制するための被規制部となっており、嵌合部33を構成する相互に平行な2平面33a、33bは、回動軸3の回動を規制する被規制面となっている。嵌合部33の横断面形状は、多角形、楕円形、回動軸3の回動中心から中心が外れている円形などである。嵌合部33の横断面形状の大きさと形は、軸方向に向けて一定に構成されている。なお、軸部31及び先端軸部36の直径は、嵌合部33の厚さ(2平面33a、33bの間隔)以下の長さに構成されている。先端軸部36の外周面には溝が形成され、ストッパ取付部361が設けられている。ストッパ取付部361には、リング状のストッパ63が嵌め込まれる。
回動軸3の嵌合部33には、規制部材4の第1嵌合孔422が摺動自在に嵌合される。図8に示されているように、規制部材4は、筒状部42と、筒状部42の底部に形成された第1嵌合孔422と、筒状部42の上部開口周端に形成されたフランジ部41と、筒状部42の外周面において、対向する反対側の位置に形成された案内溝部421a、421bとを有している。
フランジ部41の外周は、収納空間25の内周径よりも大きく形成されており、フランジ部41の下側にスプリング5の上端が当接する。筒状部42の外周に設けられた一対の案内溝部421a、421bには、係止部251a、251bがそれぞれ係合し、案内溝部421a、421bと係止部251a、251bとの各係合によって、回動軸線を中心とする規制部材4の回動駆動が規制される。そして各案内溝部421a、421bは、各係止部251a、251bに対して、回動軸線方向に移動自在に係合しているので、規制部材4は、回動軸3に対して軸方向移動自在に設けられている。規制部材4が回動軸線方向に移動すると、第1嵌合孔422の形状は、嵌合部33の横断面形状と同じ形状に形成されているので、第1嵌合孔422と嵌合部33が嵌合している状態では、回動軸3と規制部材4とは一体として回動する。即ち、規制部材4は、回動駆動が規制されているので、第1嵌合孔422と嵌合部33が嵌合している状態では、規制部材4が回動軸3の回動をロックする構成となっている。
さらに、図2及び図3に示されているように、規制部材4が回動軸3の基端方向に移動し、第1嵌合孔422と嵌合部33との嵌合が外れ、第1嵌合孔422が軸部31の位置に移動すると、規制部材4による回動軸3に対する回動規制が解除され、回動軸3は回動可能となる。
内部に回動軸3、規制部材4、スプリング5とを収納した収納空間25の先端開口部には、操作部材である操作ダイヤル6が被せられる。図9に示されているように、操作ダイヤル6は、円筒形状のダイヤル本体61と、ダイヤル本体61内に埋設され金属製の埋設部材62とを有している。ダイヤル本体61は、下側に開口を有する円筒形であって、天井部内には埋設部材62が埋設されている。埋設部材62には、孔622が複数設けられ、ダイヤル本体61との一体性が担保されている。天井部の上面中心部には外側穴611が形成され、その反対側の内側には、内側穴612が形成されている。外側穴611と内側穴612の間には、埋設部材62の中心に形成された第2嵌合孔621が形成されている。第2嵌合孔621の形状は、回動軸3の嵌合部33の横断面形状と同一の形状となっている。
ダイヤル本体61の下側開口部の内径は、軸収容部24の外径と略同一に形成されている。軸収容部24の上端外周部には、外側に突出した係合凸部252a、252bが相互に対抗する位置に形成されている。ダイヤル本体61の内周面において、相互に対抗する位置には、溝状の係合凹部613a、613b、及び係合凹部614a、614bが形成されている。係合凹部613a、613bは、開口端部から天井部へ向けて軸方向に形成され、さらに、天井部に達した係合凹部613a、613bは、周方向に形成された係合凹部614a、614bが接続されている。
係合凸部252a、252bは、それぞれ幅が異なる大きさに形成されており、これらの大きさに合わせて、係合凹部613a、613bの横断面形状が形成されている。即ち、係合凸部252aには、係合凹部613aが係合し、係合凸部252bには、係合凹部613bが係合する構成となっており、組み立ての際に、操作ダイヤル6を間違った向きに取り付けないように構成されている。このような構成とすることによって、係合凸部252aが係合凹部613a内に、係合凸部252bが係合凹部613b内に、それぞれ位置する場合には、操作ダイヤル6を回動操作することができない構成となっており、操作ダイヤル6を本体2方向へ押し込んで、係合凸部252aを係合凹部614a内に、係合凸部252bを係合凹部614b内に、位置させることで、係合凹部614a、614bが形成されている範囲内で回動操作できる構成となっている。図示の構成では、45度の範囲内で回動させることができるように構成されている。
一方、第2嵌合孔621内を挿通する回動軸3は、先端軸部36が、操作ダイヤル6の外側に突出し、操作ダイヤル6の軸方向の移動によって、第2嵌合孔621が、嵌合部33に嵌合し、或いは嵌合が解除された状態となる。第2嵌合孔621が嵌合部33に嵌合している状態で、操作ダイヤル6と回動軸3とが一体として回動できる状態となる。
操作ダイヤル6の外側に突出している回動軸3のストッパ取付部361には、リング状のストッパ63が取り付けられ、回動軸3から操作ダイヤル6が抜けないように構成されている。操作ダイヤル6と規制部材4は、スプリング5によって、常時回動軸3の先端方向へ付勢されており、ストッパ63がスプリング5の付勢力を受けている。
回動軸3を本体2の収納空間25内に装着する際、軸シール部材351が装着された保持部35を、連通孔253内に挿入する。収納空間25の底部には、連通孔253の開口部周囲に、内側に円弧状に突出した突出部253a、253bが形成されている。回動軸3の鍔32は、突出部253a、253bの下側に位置することで、スプリング5の付勢力によって、収納空間25の外側に抜け出ないように構成されている。
図10〜図12は、収納空間25の平面図である。図7に示されているように、鍔部32の外周端辺には、対向する位置に、突出部253a、253bと同じ形状に切り欠かれた円弧状の凹部32a、32bが形成されている。保持部35を連通孔253内に挿入する際には、図10に示されているように、突出部253a、253bに凹部32a、32bが合致する位置に回動軸3の回動位置を調節する。この回動位置は、弁体26が、液体の流通方向に対して45度になる、半開放位置となる回動位置である。この回動位置で、回動軸3を連通孔253内に挿入し、係合凸部34が弁体26の係合溝262に係合し、鍔部32が突出部253a、253bの下側に達するまで押し込む。そして、弁体26が閉鎖位置となる向きに回動軸3を45度回転させると(図11の状態)、突出部253a、253bの位置から凹部32a、32bが外れ、鍔部32の端部が突出部253a、253bの下側に入り込んだ状態となる。この状態で、スプリング5、規制部材4の順番で、収納空間25内に装填し、更に操作ダイヤル6を被せる。操作ダイヤル6は、係合凹部613a、613bが、係合凸部252a、252bに対応する回動位置とすることで、同時に嵌合部33に第2嵌合孔621が嵌るように構成されている。第2嵌合孔621から回動軸3の先端軸部36を突出させた状態で、ストッパ取付部361にストッパ63を装着し、組み立てが完成する。
操作ダイヤル6に形成された係合凹部614a、614bによって、組み上げられた状態での操作ダイヤル6の回動範囲は規制されており、操作ダイヤル6の開閉操作のための回動範囲は45度となっている。そして、この回動範囲において、鍔部32の凹部32a、32bは、突出部253a、253bと重ならない範囲(図11の位置と図12の位置の45度の範囲)で回動するので、常時鍔部32の周端部は、突出部253a、253bの下側に位置するように構成されている。このように組み上げられた状態では、回動軸3は、収納空間25の外側に抜け出ない構成となっている。
図13は、弁体26が閉鎖位置にある場合の側面断面図、図14は、同じく正面断面図である。開閉弁1が組み上がった状態では、弁体26は閉鎖位置にあり、操作ダイヤル6及び規制部材4は、本体2から最も遠い位置にある。つまり、操作ダイヤル6の第2嵌合孔621は、嵌合部33から外れて、先端軸部36の位置にあり、操作ダイヤル6は回動軸3に対して回動フリー状態となっている。また、規制部材4は規制位置にあって、第1嵌合孔422が嵌合部33と嵌合し、回動軸3の回動を規制(ロック)している状態となっている。従って、開閉弁1に外部から振動や、その他の外力が加わっても、回動軸3はロックされているので、弁体26が開放位置方向に回動することが抑制される。
また、係合凸部252a、252bは、操作ダイヤル6の係合凹部613a、613b内に位置するので、操作ダイヤル6の回動方向も操作もロックされている。また、万一、操作ダイヤル6に対して強いトルクを加え、係合凸部252a、252bと係合凹部613a、613bとの係合によるロックを壊し、強引に操作ダイヤル6を回してしまった場合にも、規制部材4が操作ダイヤル6の回動に対してフリーとなっているので、規制部材4によって閉鎖状態が維持される。
弁体26が閉鎖位置にある場合、圧縮状態のスプリング5によって、規制部材4と操作ダイヤル6が、本体2から離れる方向に常時付勢されている構成となっている。また、スプリング5の付勢力は、ストッパ63を介して回動軸3に伝達され、最終的に鍔部32の外周端に重なる突出部253a、253bが、付勢力を受ける構成となっている。
弁体26を開放位置に切り替えるには、操作ダイヤル6を本体2方向に押し込み、係合凸部252a、252bを、係合凹部613a、613b内に移動させる。操作ダイヤル6の押し込みによって、規制部材4も押されて、弁体26の方向に移動する。規制部材4は、案内溝部421a、421bと係止部251a、251bとの係合によって、軸方向に平行移動するように案内される。操作ダイヤル6が回動可能な位置まで移動すると、規制部材4の第1嵌合孔422は、嵌合部33から外れて、軸部31の位置まで移動し非規制位置となり、規制部材4による回動軸3に対する回動規制が解除される。また、操作ダイヤル6は、第2嵌合孔621が嵌合部33に嵌合し、操作ダイヤル6と回動軸3が一体回動する一体回動状態となる。
以上のような状態において、係合凸部252a、252bが、係合凹部614a、614b内を相対移動するように、操作ダイヤル6を回転させると、弁体26が45度回転し、図2、図3に示されているように、開放位置に切り替わる。
以上のように、係合凸部252a、252bと、係合凹部613a、613bによって、回動規制手段が構成される。操作ダイヤル6の内周開口部の内側に係合凸部を設け、軸収容部24の外側に、溝状の係合凹部を縦方向と、円周方向に設けた構成としてもよい。
本発明の開閉弁1の取り付け位置は、上記説明した液体容器の排出口に限られず、流体の流通経路に設けて使用することもできる。開閉弁1における流体の流通方向は逆でもよい。また、弁体26の閉鎖位置において規制部材4による回動軸3のロックが作用する構成ではなく、開放位置において、規制部材4による回動軸3のロックが作用する構成としてもよい。
また、操作ダイアルの形状は、図15に示されているように、横断面形状が円形にものに限らず、回動軸36Bの接続点を中心として、反対方向に伸びた縦長形状の操作部材6Bとしてもよい。この操作部材6Bは、中心部に横断面が矩形の回動軸36Bが嵌合する接続孔621Bを有する接続本体61Bと、接続本体61Bから、接続孔621Bを中心として反対方向にそれぞれ延設された突出羽部62aB、62bBとを有している。この突出羽部62aB、62bBにそれぞれ指を掛けて回すことによって、開閉操作をすることができる。
このような操作部材の形状も、操作部材6Bを指で摘まんで回動し易い形状である。この他、操作部材の形状としては、回動軸に対して直交する断面の輪郭形状が、回動軸心を中心として点対称となる形状、或いは、同じく断面の輪郭形状が、回動軸の接続位置が輪郭形状の図心の近傍であるものが挙げられる。図15に示されている形状は、回転体形状ではないが、図心の位置に回動軸が接続されており、また回動軸を中心として点対称となる形状である。この他、断面形状の例としては、多角形、楕円などがある。
次に、本発明の他の実施形態について、添付図面に基づいて詳説する。図16は、本発明の開閉弁の閉鎖状態における断面側面図、図17は同じく開放状態を示す断面側面図、図18は、部分斜視図である。開閉弁1Aは、本体2Aと、接続部材7と、蓋体23Aと、弁体26Aと、回動軸としての操作軸3Aと、操作部材6Aとを備えている。本体2Aは、弁体26Aを収納する弁体収納部21Aと、接続部材7を収納する収納部22と、弁体26Aを開閉操作するための操作軸6と付勢部材としてのスプリング9が収納されている操作軸収容部23とを有している。
弁体収納部21A内には弁体26Aを内側に収納する弁室211Aが設けられ、弁室211Aの最奥部には、後述する収納部27に連通する流通路212Aが設けられており、流通路212Aに対向する反対側には、開口部213Aが形成され、内周面には雌ネジが形成されている。流通路212A、弁室211A、開口部213Aは、それぞれ横断面形状が円形であって、同一軸線上に配置される。これらの軸線に対して、直交する方向に軸線が位置するように形成されているのが、収納部27である。
弁室211Aには球状の弁体26Aが収容されており、弁体26Aの中央には軸線に沿って形成された通路261Aが形成され、該通路261Aの軸線に対して直交する軸線上には、係合凹部262Aが形成されている。また、通路261Aの両端に形成された孔の周囲には、リング状のパッキン211aA、211bAがそれぞれ配置されており、弁室211Aの内壁と弁体26Aの外周面の間に介挿されている。弁体26Aは、パッキン211aA、211bAに挟まれた状態で、回動自在に保持されている。そして、通路261Aの両端開口部が流通路212Aと、開口部213Aに臨む位置が開放位置、開放位置における通路261Aの軸線に対して、通路261Aの軸線が直角の角度をなす位置が閉鎖位置となっており、開放位置と閉鎖位置との間で、回動角度90度の範囲で回動する構成となっている。弁体26Aの回動は、通路261Aの軸線に対して直角に交差する軸線を有する操作軸3Aの回動によって実現される。
筒状に形成された操作軸収容部23Aは、内側に操作軸3Aやスプリング9Aを収容する収容空間231Aを有し、この収容空間231A下端部は弁室211Aに連通している。収容空間231Aの軸線に沿って配置されている操作軸3Aは、前記弁体26Aの係合凹部262Aに係合する係合凸部31Aを有し、軸部32Aを介して、接続部33Aを有している。
係合凸部31Aと係合凹部262Aの係合によって、操作軸3Aと弁体26Aは一体として回動する。接続部33Aの先端部には、操作部材6Aが接続される接続端となっており、接続端には操作部材6Aが着脱自在に接続される。接続部33Aは、横断面が多角形状、或いは少なくとも一対の平行な辺を有する形状に形成さている(図示の例では、相互に平行な面を一対有する軸)。
操作部材6Aは、円盤状に形成された操作部本体62Aと、操作部本体62Aの外周端から本体2A側に延設された円筒部と、円筒部の内側に形成された内部61Aとを備え、操作部本体62Aの中心部には、接続部33Aの横断面形状と同形状の断面形状を有する挿入部621Aが設けられている。この挿入部621Aに接続部33Aの接続端が接続されると、操作軸3Aと操作部材6Aは一体として回動できる構成となっている。また、内部61A内において挿入部621Aの周囲には、円筒部と同心円の溝が形成されて、スプリング受け部が設けられている。
図18は、操作部材6Aの全体斜視図であり、弁体26Aは閉鎖位置にある状態を示すものである。円筒部には、中心軸を挟んで相互に対向する位置において、円筒部の軸方向に形成された縦溝641AA、641BAが形成されている。縦溝641AA、641BAは、一端が円筒部の開口端側に開放されており、他端には、横溝642AA、642BAの一端がそれぞれ接続されている。横溝642AA、642BAは、円周方向に形成されており、円筒部の軸線上を中心とする扇の角度が90度となる範囲の円弧上に形成されている。この明細書では、溝とは、あい対する1対の案内面を有し、少なくとも片側が開放されたものであって、片側のみならず両側が開放されたもの(いわゆるスリット)も含むものとする。図16〜図18に示されている例では、スリット形状の溝(両側(内側と外側)が開放されている)が示されている。
縦溝641AAと横溝642BA及び縦溝641BAと横溝642BAとによって、それぞれ案内部が構成される。円筒部の開口端の内周面には、内側に向けて突出する係合部が全内周に渡って形成されている。係合部の先端側面には、内側に向けて厚さが漸減するように傾斜部が形成されている。円筒部は、図16、図17、に示されているように、内側に操作軸収容部23Aが挿入される。円筒部の内周面に、操作軸収容部23Aの外周面が対向して重なる。円筒部の内側に挿入される操作軸収容部23Aの外周面には、軸線を中心として反対側の位置において、外側へ向けて突出した一対の凸部235AA、235BAが形成されている。
この凸部235AA、235BAの径は、上記各案内部において、平行に対向する一対の案内面の間隔より若干小さく形成され、円筒部の内周面に操作軸収容部23Aが挿入された状態では、案内部内に収容される。縦溝641AA、641BA内に凸部235AA、235BAが位置している状態では、挿入部621Aと接続端631とが嵌合可能な向きとなるように、挿入部621Aの向きや、操作軸3Aの向きが設定されている。操作部材6Aを本体2Aの方向へ押し込むと、挿入部621Aに接続端631が嵌入され、同時に凸部235AA、235BAが、縦溝641AA、641BAと横溝642AA、642BAの接続端に相対的に移動する。これにより、操作部材6Aは、回転可能となり、図18において右回転が可能となる。凸部235AA、235BAが、横溝642AA、642BAの他端に位置するまで、操作部材6Aを回転させる(図18において、右回転)ことにより、操作部材6Aは90度回転し、弁体26Aも、閉鎖位置(図16)から開放位置(図17)へ切り替わる。
収容空間231A内には、操作軸3Aを中心に位置させた付勢部材としてのコイルスプリング9Aが収容されている。コイルスプリング9Aの一端は、収容空間231Aの底部に当接し、他端は操作部材6Aのスプリング受け部711の底部に当接しており、操作軸収容部23Aと操作部材6Aと間に圧縮状態で収容されている。このため、操作部材6Aは、コイルスプリング9Aによって、操作軸収容部23Aから離れる方向に常時付勢されている。
収納部27と、接続部材7の構成については、図4に示されている構成と同様であるので同一符号を付し、説明を省略し、図19に基づいて、他の構成例について説明する。
収納部27Cは、接続部材7Cを回動自在に保持する。収納部27C内には、貫通孔271Cが形成されている。貫通孔271Cは、流入路212A、流出路232Aを通る軸線Mと、軸収容部231Aの軸線のそれぞれに対して、直交する方向に貫通孔271Cが形成されている。貫通孔271Cは、全長において孔径が一定であり、一端の開口部271aCと、他端の開口部221bCは、同じ径である。即ち、貫通孔271Cは、図19において、軸線Mに対して対称の形状となっている。そして、貫通孔271C内には、弁室211Aとの間に流入路212Aが形成されている。
このような貫通孔271Cには、接続部材7Cが挿通している。接続部材7Cは、先端側に軸部71Cを、基端側に蓋部72Cを有している。軸部71Cは、先端部に雄ネジが形成された接続部716Cを有し、貫通孔271C内に収納される基端部分には、外周面にシール部材712aC、712bCが埋設されている。シール部材712aC、712bCの間には、溝713Cが周方向に形成されている。シール部材712aC、712bCが貫通孔271Cの内壁との間に挟まって、密閉状態が維持される。
軸部71Cの軸方向において、軸心部分に導入路714Cが形成されており、導入路714Cの一端は、接続部716Cの先端に開口し、他端は溝713Cの位置に達している。溝713Cの底部には、複数の流通孔713aCが開口し、溝713C内と導入路714Cが連通している。貫通孔271C内において、溝713Cと貫通孔271Cとによって形成された空間によって輪状の流路が形成され、該流路と流入路212Aが連通している。
蓋部72Cは、他の部分よりも大径に形成されたボルト部721Cとなっており、中心部にはボトル穴723Cを有している。蓋部72Cによって開口部271aC、221bCを覆い塞ぐことができるように構成されている。
以上のような構成によって、接続部材7Cを、容器流出口に接続することによって、収納部27Cを容器側に締着固定できるとともに、液漏れを防止できる。また、接続部材7Cを収納部27Cに対して、開口部271aC、221bCに対して、いずれを選択して挿入固定することができ、開閉弁の向きを所望の向きに設定することができる。
1 開閉弁
2 本体
21 弁体収容部
211 弁室
211a、211b シール部材
212 流入路
214 取付フランジ部
22 開口ネジ部
23 蓋体
231 流出口
232 流出路
24 軸収容部
25 収納空間
251a、251b 係止部
252a、252b 係合凸部
253 連通孔
253a、253b 突出部
26 弁体
261 流通部
262 係合溝
27 取付部
271 流入口
272 溝
273 取付部シール材
3 回動軸
31 軸部
32 鍔部
32a、32b 凹部
33 嵌合部(被規制部)
33a、33b 被規制面
34 係合凸部
35 保持部
351 軸シール部材
36 先端軸部
361 ストッパ取付部
4 規制部材
41 フランジ部
42 筒状部
421a、421b 案内溝部
422 第1嵌合孔
5 スプリング(付勢部材)
6 操作部材(操作ダイヤル)
61 ダイヤル本体
610 開口内部
611 外側穴
612 内側穴
613a、613b 係合凹部(縦)
614a、614b 係合凹部(横)
62 埋設部材
621 第2嵌合孔
622 孔
63 ストッパ

Claims (7)

  1. 本体内の弁体収容部に収容され、開放位置と閉鎖位置とに切り替え可能な弁体と、
    前記弁体に接続された回動軸と、
    該回動軸に接続されており、回動操作によって、前記弁体を開放位置と閉鎖位置とに切り替える操作部材と、
    一端が前記本体の弁室に連通し、前記本体の排出口に他端が連通する排出路と、
    容器の流出口に接続され、前記流体容器内の流体を本体内へ導く導入路を有する接続部材と、
    前記本体に設けられ、前記接続部材が回動自在に貫通する収納部と、
    一端が前記本体の弁室に連通し、他端が前記収納部に連通する流通路とを備え、
    開放位置においては、前記排出口と前記流通路との間の流通が可能となり、閉鎖位置においては前記排出口と前記流通路との間の流通が遮断される開閉弁であって、
    前記接続部材は、前記収納部の一端開口部から突出して、前記流出口に接続される接続部を先端に、前記収納部の他端開口部を閉鎖する蓋部を基端に、それぞれ有し、
    前記収納部は、一端開口部及び他端開口部のいずれも前記蓋部より小さく形成され、前記蓋部によって閉鎖され得る形状となっており、前記接続部材がいずれの開口部からも挿入し得る構成となっており、
    前記導入路は、容器流出口へ接続部材が接続された状態で、一端が容器内に連通し、他端が前記流通路に連通し、
    前記接続部材の蓋部によって、前記収納部と前記接続部材とを連結することを特徴とする開閉弁。
  2. 前記接続部材の接続部は、雄ネジが形成され、容器流出口へ接続部材が接続された状態では、該流出口に螺合していることを特徴する請求項1に記載の開閉弁。
  3. 前記接続部材の接続部が容器流出口へ螺合することによって、蓋部が収納部を容器に締着する請求項2に記載の開閉弁。
  4. 前記接続部材は、接続部の基端に設けられた大径部と、前記接続部材本体の基端部に螺合する蓋部材とを有し、前記大径部と前記蓋部材とによって前記収納部を固定する請求項1又は2に記載の開閉弁。
  5. 前記操作部材の回動軸に直交する断面における形状が、前記回動軸を中心とした点対称形状である請求項1〜4のいずれかに記載の開閉弁。
  6. 前記操作部材と回動軸との接続位置は、前記操作部材の回動軸に直交する断面形状において、その図心の位置の近傍である請求項1〜4のいずれかに記載の開閉弁。
  7. 前記操作部材の形状は、回動軸の軸線を中心とする回転体形状である請求項1〜4のいずれかに記載の開閉弁。
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