JP2019183813A - 熱エネルギー回収装置及び油検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】油分離器から膨張機に潤滑油が供給されているかどうかを判別することができる熱エネルギー回収装置を提供することである。【解決手段】油分離器7で分離されて膨張機2に供給される潤滑油の有無を検出する油検出装置8は、油分離器7から膨張機2に潤滑油を供給する油供給管10の内外に光を透過させる第1及び第2光透過部11、12と、第1光透過部11に向けて光を出射する光出射器14と、光出射器14から出射された光を第2光透過部12を通して受光する受光器15と、を有する。光出射器14は、当該光出射器14から出射された光が第1光透過部11を通して潤滑油に入射するときに屈折する向きに配置される。受光器15は、光出射器14から出射された光の屈折の有無に基づいて光の受光の有無が左右される位置に配置される。油検出装置8は、受光器15による受光の有無に基づいて、膨張機2に供給される潤滑油の有無を検出する。【選択図】図2

Description

本発明は、熱エネルギー回収装置及び油検出方法に関する。
熱エネルギー回収装置としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1の熱エネルギー回収装置は、膨張機と、凝縮器と、作動媒体を加圧するポンプと、蒸発器と、蒸発器で蒸発した作動媒体に混入している液状の潤滑油を作動媒体から分離する油分離器と、油分離器の潤滑油を前記膨張機の軸受に供給するための油供給配管と、を備える。
特開2011−122568号公報
上記熱エネルギー回収装置では、前記油分離器から前記膨張機の前記軸受に供給される潤滑油は前記油供給配管を流れるため、作業者は、前記潤滑油が前記膨張機の前記軸受に実際に供給されているかどうかを確認することができないという問題がある。そこで、作業者が前記膨張機の前記軸受に供給される潤滑油を確認できるように、前記油供給配管の一部を透明にすることが考えられる。しかしながら、特に、前記油分離器から前記膨張機の前記軸受に供給される潤滑油が透明である場合や、潤滑油の供給量が少ない場合には、前記油供給配管内の潤滑油の有無を目視のみにて確認することは、作業者にとって困難であるという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記の課題に基づいてなされたものであり、その目的は、油分離器から膨張機に潤滑油が供給されているかどうかを判別することができる熱エネルギー回収装置および油検出方法を提供することである。
本発明に係る熱エネルギー回収装置は、ガス状の作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機で膨張した作動媒体を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器で凝縮した作動媒体を加圧するポンプと、前記ポンプで加圧された作動媒体を熱源媒体の熱で加熱する加熱器と、作動媒体に混入している潤滑油を作動媒体から分離する油分離器と、前記油分離器で分離されて前記膨張機に供給される潤滑油の有無を検出する油検出装置と、を備える。前記油検出装置は、前記油分離器から前記膨張機に潤滑油を供給する油供給管の内外に光を透過させる第1光透過部及び第2光透過部と、前記第1光透過部に向けて光を出射する光出射器と、前記光出射器から出射された光を前記第2光透過部を通して受光する受光器と、を有する。前記光出射器は、当該光出射器から出射された光が前記第1光透過部を通して潤滑油に入射するときに屈折する向きに配置されている。前記受光器は、前記光出射器から出射された光の前記屈折の有無に基づいて前記光の受光の有無が左右される位置に配置されている。前記油検出装置は、前記受光器による受光の有無に基づいて、前記膨張機に供給される潤滑油の有無を検出するように構成されている。
この構成によれば、受光器は、光出射器から出射された光が第1光透過部を通して潤滑油に入射するときの屈折の有無に基づいて光の受光の有無が左右される位置に配置されている。そのため、受光器は、例えば、光出射器から出射された光が潤滑油に入射して屈折した場合には、光を受光せず、前記光が前記潤滑油に入射せず屈折しなかった場合には、光を受光する。また、逆に、受光器は、光出射器から出射された光が潤滑油に入射して屈折した場合には光を受光し、前記光が前記潤滑油に入射せず屈折しなかった場合には光を受光しない。油検出装置では、受光器が受光した場合には、油分離器から膨張機に潤滑油が供給されていないと判断し、受光器が受光しなかった場合には、前記潤滑油が供給されていると判断する。このように、油検出装置により、油分離器から膨張機に潤滑油が供給されているかどうかが判別される。さらに、受光器の受光の有無は、光出射器から出射された光が潤滑油に入射するときに生じる屈折の有無に左右されるため、潤滑油が透明であっても、油検出装置は、油分離器から膨張機に供給される潤滑油の有無を検出することができる。また、作動媒体に混入している潤滑油は、油分離器において作動媒体から分離されるため、油分離器から膨張機に供給される潤滑油には作動媒体が混入しにくい。そのため、油分離器から膨張機に供給される潤滑油内に作動媒体の気泡が存在しにくくなり、光出射器から出射された光は、気泡の影響を受けることなく進むことができる。そのため、光出射器から出射された光の進路が気泡の影響によってずれてしまうことにより、例えば、潤滑油が供給されているにも関わらず、受光器が、光出射器から出射された光を受光してしまう誤検知を防ぐことができる。
上記構成において、前記油分離器は、前記加熱器と前記膨張機との間に配置されていてもよい。
この構成によれば、作動媒体は、油分離器で潤滑油と分離される際に、加熱器による加熱によって高温になっているため、油分離器において液化しにくい。そのため、油分離器において作動媒体の一部が液化して膨張機に供給される潤滑油に混入しにくくなるので、光出射器から出射された光の進路が作動媒体の影響によってずれにくくなる。
上記構成において、前記受光器は、前記光出射器から出射された光が潤滑油によって屈折しないときの前記光の進路上に配置されていてもよい。
この構成によれば、油供給管内に潤滑油のない状態で受光器の位置合わせを行うことができるので、光出射器に対する受光器の位置合わせが容易になる。
上記構成において、前記油検出装置は、前記油供給管において下方に凹んだ油溜まりを有してもよい。前記光出射器は、前記光出射器から出射された光が前記油溜まりによって規定される凹空間を通過するように配置されていてもよい。
この構成によれば、油供給管において下方に凹んだ油溜まりを有するので、潤滑油の供給量が少なくても、油分離器から膨張機に潤滑油が供給されている間は、潤滑油の一部が油溜まりによって規定される凹空間に留まるようになる。さらに、光出射器は、光出射器から出射された光が油溜まりによって規定される凹空間を通過するように配置されているので、光出射器から出射された光は、凹空間において潤滑油に入射しやすくなる。そのため、油分離器から膨張機に潤滑油が供給されているにも関わらず、光出射器から出射された光が潤滑油を通過しないことを防止することができる。
上記構成において、前記油検出装置は、前記光出射器から出射され前記第1光透過部を透過した光を反射する反射板を有してもよい。
この構成によれば、光出射器から出射され第1光透過部を透過した光は、反射板で反射するので、光出射器から受光器までの光路長が大きくなる。そのため、潤滑油に入射して屈折した光の進路は、潤滑油に入射せず屈折しない場合の光の進路に対して大きくずれる。そのため、油検出装置は、受光器の受光の有無に基づいて潤滑油の供給の有無を検出しやすくなる。さらに、反射板の存在により、光出射器から出射された光の第1光透過部に対する入射角を大きくしても、その光は、第2光透過部を通して油供給管から抜け出せるようになる。そのため、光出射器から出射された光が潤滑油に入射するときに屈折する向きに光出射器を配置しつつ、光出射器から出射された光が第2光透過部を通して油供給管から抜け出せるようにすることが容易になる。すなわち、光出射器の位置合わせが容易になる。
上記構成において、前記反射板は、前記光出射器から出射された光を複数回反射するように複数配置されていてもよい。
この構成によれば、光出射器から出射された光は、複数の反射板で複数回反射するので、光出射器から受光器までの光路長がより大きくなる。そのため、光出射器から出射された光の進路は、さらに大きくずれるので、潤滑油に入射して屈折した光の進路は、潤滑油に入射せず屈折しないときの光の進路に対してより大きくずれるようになる。したがって、油検出装置は、受光器の受光の有無に基づいて潤滑油の供給の有無をより検出しやすくなる。さらに、複数の反射板の存在により、光出射器から出射された光の第1光透過部に対する入射角をさらに大きくしても、その光は、第2光透過部を通して油供給管から抜け出せるようになる。そのため、光出射器から出射された光が潤滑油に入射するときに屈折する向きに光出射器を配置しつつ、光出射器から出射された光が第2光透過部を通して油供給管から抜け出せるようにすることがより容易になる。すなわち、光出射器の位置合わせがより容易になる。
上記構成において、前記光出射器から出射される光は、レーザ光であってもよい。
この構成によれば、光出射器から出射される光の指向性が高くなるので、例えば、光出射器から出射された光が潤滑油に入射して屈折したにも関わらず、受光器が受光してしまうことを防止しやすくなる。
上記構成において、前記油検出装置は、前記第1及び第2光透過部と前記光出射器と前記受光器とを覆う囲いを備えてもよい。
この構成によれば、第1及び第2光透過部と光出射器と受光器とが囲いによって囲まれているので、油検出装置の周囲の埃が囲いの内部に侵入して光透過部に付着するのを防ぐことができる。そのため、光出射器から出射された光が第1及び第2光透過部に付着した埃によって反射してしまうことにより、例えば、潤滑油が供給されていないにも関わらず、受光器が受光できないことを防止することができる。
本発明に係る油検出方法は、熱エネルギー回収装置の油分離器において作動媒体に混入している潤滑油を作動媒体から分離する油分離工程と、前記油分離器において分離された潤滑油を前記油分離器から膨張機に供給する油供給工程と、前記油分離器から前記膨張機に潤滑油を供給する油供給管の内部へ光を透過させる光透過部に向けて光出射器から光を出射し、その出射された光が前記油供給管の内部の潤滑油に入射するときに生じる屈折の有無に基づいて受光器の前記光の受光の有無が左右され、この受光の有無に基づいて前記膨張機に供給される潤滑油の有無を検出する油検出工程と、を含む。
この構成によれば、光透過部に向けて出射された光が油供給管の内部の潤滑油に入射するときに生じる屈折の有無に基づいて光の受光の有無が左右され、この受光の有無に基づいて膨張機に供給される潤滑油の有無が検出される。そのため、膨張機に供給される潤滑油の有無が判別される。さらに、受光器の受光の有無は、光出射器から出射された光が潤滑油に入射するときに生じる屈折の有無により左右されるので、潤滑油が透明であっても、膨張機に供給される潤滑油の有無を検出することができる。さらに、油分離工程において作動媒体に混入している潤滑油が作動媒体から分離されるので、油分離器から膨張機に供給される潤滑油には、作動媒体が混入しにくい。そのため、油分離器から膨張機に供給される潤滑油内に作動媒体の気泡が存在しにくくなり、光透過部に向けて出射された光は、作動媒体の気泡の影響を受けることなく進むことができる。そのため、光透過部に向けて出射された光の進路が気泡の影響によってずれてしまうことにより、例えば、潤滑油が供給されているにも関わらず、受光器が、光出射器から出射された光を受光してしまう誤検知を防ぐことができる。
本発明によれば、油分離器から膨張機に潤滑油が供給されているかどうかを判別することができる。
第1の実施形態に係る熱エネルギー回収装置を示す概略構成図である。 第1の実施形態に係る熱エネルギー回収装置の油検出装置を示す概略構成図である。 第1の実施形態に係る熱エネルギー回収装置の油検出装置の油溜まりを示す図である。 第1の実施形態に係る熱エネルギー回収装置の油検出装置の光出射器から出射された光の進路を示す図である。 第1の実施形態に係る熱エネルギー回収装置の油検出装置の光出射器から出射された光の進路を示す他の図である。 第2の実施形態に係る熱エネルギー回収装置の油検出装置を示す図である。 第2の実施形態に係る熱エネルギー回収装置の油検出装置の光出射器から出射された光の進路を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る熱エネルギー回収装置の油検出装置を示す図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の各実施形態に係る熱エネルギー回収装置1を説明するために必要となる主要な構成要素を簡略化して示したものである。したがって、本発明の各実施形態に係る熱エネルギー回収装置1は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成要素を備え得る。以下、図1を参照しながら、第1実施形態の熱エネルギー回収装置1について説明する。
熱エネルギー回収装置1は、図1に示すように、膨張機2と、動力回収機3と、凝縮器4と、ポンプ5と、加熱器6と、油分離器7と、油検出装置8と、を有する。熱エネルギー回収装置1は、膨張機2と凝縮器4とポンプ5と加熱器6と油分離器7とをこの順で接続し、作動媒体を循環させる作動媒体循環管9と、油分離器7から膨張機2に潤滑油を供給する油供給管10と、を更に有する。
油供給管10は、第1油供給管10aと第2油供給管10bと流路部19とを有する。第1油供給管10aは、油分離器7の下部と流路部19とを接続している。第2油供給管10bは、流路部19と膨張機2とを接続している。流路部19は、第1油供給管10aと第2油供給管10bとの間に設けられている。流路部19は、中空状に形成され、その内部空間19aは、第1油供給管10a内の通路と第2油供給管10b内の通路と連通している。そのため、流路部19の内部空間19aは、第1油供給管10a内の通路と第2油供給通路10b内の通路とともに潤滑油が流れる油供給通路を構成している。流路部19としては、例えば、配管に接続され、管内を流れる流体を作業者が目視するために使用されるサイトグラスを用いることができる。
潤滑油は、例えば、膨張機2のスクリュロータのロータ軸を支持する軸受に供給するために用いることができる。
膨張機2は、ガス状の作動媒体を膨張させる。作動媒体としては、有機冷媒(例えば、HFC245fa)が用いられる。
動力回収機3は、膨張機2に接続されている。動力回収機3は、例えば、膨張機2において膨張するガス状の作動媒体の膨張エネルギーにより回転駆動される発電機として用いられることができる。
凝縮器4は、作動媒体循環管9における膨張機2の下流側の部位に設けられている。凝縮器4は、膨張機2から流出した気相の作動媒体と冷却源から供給される冷却媒体(冷却水等)とを熱交換させることによって作動媒体を凝縮させる。
ポンプ5は、作動媒体循環管9における凝縮器4の下流側の部位に設けられている。ポンプ5は、凝縮器4で凝縮された液相の作動媒体を所定の圧力まで加圧して加熱器6に送る。
加熱器6は、作動媒体循環管9におけるポンプ5の下流側の部位に設けられている。過熱器6は、ポンプ5で加圧された液相の作動媒体と熱源から供給される熱源媒体(温水、排ガス等)とを熱交換させることによって作動媒体を加熱する。第1実施形態では、液相の作動媒体を蒸発させる蒸発器が用いられる。
油分離器7は、作動媒体循環管9における加熱器6の下流側であって加熱器6と膨張機2との間に設けられている。油分離器7は、作動媒体に混入している潤滑油を比重差によって作動媒体から分離する。作動媒体から分離された潤滑油は、油分離器7内の下方に貯まる。一方、潤滑油が分離された気相の作動媒体は、油分離器7内の潤滑油の上方に移動する。尚、油分離器7は、作動媒体循環管9における膨張機2の下流側であって膨張機2と凝縮器4との間に設けられてもよい。
以下、図2、3を参照しながら、油検出装置8について説明する。油検出装置8は、第1光透過部11と、第2光透過部12と、油溜まり13と、光出射器14と、受光器15と、作動器17と、囲い16と、を有し、油分離器7から膨張機2に供給される潤滑油の有無を検出する。
第1及び第2光透過部11、12は、流路部19において油供給管10に沿う方向の壁面の一部を透明かつ円形に形成したものであり、光を流路部19の内外へ透過させる。第1及び第2光透過部11、12は、流路部19の壁面において互いに略水平方向に対向するように配置されている。第1及び第2光透過部11、12は、平板状に形成されている。つまり、第1及び第2光透過部11、12を通して、潤滑油の有無が分かる。尚、第1及び第2光透過部11、12は、流路部19としてサイトグラスを用いた場合には、サイトグラスの透明な窓を第1及び第2光透過部11、12とすることができる。また、油供給管10は、一本の管として構成されてもよい。この場合、油供給管10の壁面は、断面四角形状の通路を形成し、かつ、全体を透明に形成したものであってもよい。そして、第1及び第2光透過部11、12は、油供給管10の壁面の透明部分において互いに略水平方向に対向する部位とされる。尚、油供給管10の壁面は、その一部を透明に形成したものでもよい。
油溜まり13は、図3に示すように、流路部19において第1及び第2油供給通路10a、10bの下端よりも下方に凹んだ部位である。そのため、流路部19の内部空間19aは、油溜まり13によって規定される凹空間13aを有し、その凹空間13aには、第1油供給管10aから潤滑油が流入して留まる。油溜まり13と凹空間13aは、第1光透過部11に隣接する位置から第2光透過部12に隣接する位置まで延びるように形成されている。尚、油溜まり13は、省略されていてもよい。
光出射器14は、第1光透過部11に向けて第1光透過部11の外側から光を出射する。光出射器14から出射される光は、第1及び第2光透過部11、12を透過できるものであれば特に限定されないが、例えば、レーザ光を用いることができる。光出射器14は、第1光透過部11を通して油溜まり13によって規定される凹空間13aを光が通過し、かつ、凹空間13aを通過した光が第2光透過部12を通して凹空間13aから抜け出せる向きに配置されている。さらに、光出射器14は、光出射器14から出射された光が凹空間13aにおいて潤滑油に入射するときに屈折する向きに配置されている。具体的には、光出射器14は、図2に示すように、光出射器14から出射された光が第1光透過部11を斜めに通過するように配置されている。尚、油溜まり13が省略される場合には、光出射器14は、光出射器14から出射された光が第1光透過部11を通して流路部19の内部空間19aを通過し、かつ、第2光透過部12を通して内部空間19aから抜け出せる向きに配置される。
受光器15は、第2光透過部12の外側側方であって、光出射器14から出射された光が油溜まり13によって規定される凹空間13aおいて潤滑油に入射するときに生じる屈折の有無に基づいて前記光の受光の有無が左右される位置に配置されている。具体的には、受光器15は、凹空間13aに潤滑油が溜まっていないときの光出射器14から出射された光の進路上であって(図4の実線矢印、図5の破線矢印参照)、凹空間13aに潤滑油が溜まっているときの光出射器14から出射された光が凹空間13aの潤滑油に入射することによって屈折したときの光の進路上からずれた位置に配置されている(図5の実線矢印参照)。これにより、光出射器14から出射された光が凹空間13aの潤滑油を通過しなかった場合には、受光器15は、光出射器14から出射された光を受光する。一方、光出射器14から出射された光が凹空間13aの潤滑油を通過して屈折が生じた場合には、受光器15は、光出射器14から出射された光を受光しない。尚、受光器15は、光出射器14から出射された光が凹空間13aの潤滑油を通過して屈折したときの光の進路上であって、凹空間13aに潤滑油が溜まっていないときの光の進路からずれた位置に配置されてもよい。受光器15は、作動器17と電気的に接続されており、光出射器14から出射された光を受光すると、作動器17に信号を送信するように構成されている。
作動器17は、図2に示すように、囲い16の外側に設置されており、受光器15から信号を受信すると点灯するように構成されている。尚、作動器17の作動は、例えば、音が鳴るように構成されてもよいが、これに限定されることはない。作動器17の作動は、油分離器7から膨張機2へ供給される潤滑油がなくなったことを作業者が知ることができるように作動すればよく、いずれの方法で知らせてもよい。
囲い16は、第1及び第2光透過部11、12と光出射器14と受光器15とを覆うように箱型に形成され、内部に埃や光が侵入しないように内部を密閉している。尚、囲い16は、省略されていてもよい。
上記のように構成された熱エネルギー回収装置1を用いて油分離器7から膨張機2に供給される潤滑油の油検出方法について説明する。
上記熱エネルギー回収装置1が駆動されると、ポンプ5の吐出圧力によって作動媒体が作動媒体循環管9を加熱器6と油分離器7と膨張機2と凝縮器4とを順に循環し、熱源媒体の熱エネルギーが作動媒体を介して動力回収機3で回収される。このとき、油分離器7において作動媒体に混入している潤滑油が作動媒体から分離される油分離工程と、油分離工程において分離された潤滑油を油分離器7から膨張機2に供給する油供給工程と、油分離器7から膨張機2に供給される潤滑油の有無を検出する油検出工程と、が行われる。
油分離工程では、油分離器7において、加熱器6で蒸発した気相の作動媒体と混ざり合っている潤滑油が比重差によって作動媒体から分離される。作動媒体から分離された潤滑油は、気相の作動媒体よりも比重が大きいので、油分離器7内の下方に貯められる。一方、気相の作動媒体は、潤滑油よりも比重が小さいので、油分離器7内の潤滑油の上方に移送される。
油供給工程では、油分離器7に貯められた潤滑油が油供給管10を通して膨張機2に供給される。
油検出工程では、まず、光出射器14から第1光透過部11を通して油溜まり13によって規定される凹空間13a向けて光を出射させる。このとき、光出射器14から出射された光は、凹空間13aにおいて潤滑油に入射すると、図5の実線に示すように屈折する。この光は、第2光透過部12を通して凹空間13aから抜け出し、受光器15に対してずれるように進行する。受光器15は、光出射器14から出射された光を受光せず、作動器17に信号を送信しない。その結果、作動器17は、作動しない。作業者は、作動器17が作動していないことを確認することにより、潤滑油が膨張機2に供給されていることを知ることができる。
一方、凹空間13aに潤滑油が存在しない場合は、光出射器14から出射された光は、潤滑油に入射しないため、潤滑油を通過することによる光の屈折は生じず、前記光は、図5の破線矢印に示すように進行する。このとき、受光器15は、光出射器14から出射された光を受光し、信号を作動器17に送信する。作動器17は、受光器15からの信号を受信すると、作動する。作業者は、作動器17が作動していることを確認することにより、油分離器7から膨張機2に潤滑油が供給されていないことを知ることができる。
第1実施形態の熱エネルギー回収装置1によれば、受光器15は、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射しないときの光の進路上であって、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射して屈折したときの光の進路上からずれた位置に配置されている。そのため、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射せず屈折しなかった場合には、受光器15は、光を受光する。一方、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射して屈折した場合には、受光器15は、光を受光しない。このように、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射して屈折する場合と潤滑油に入射せず屈折しない場合との間で受光器15の受光の有無が変化する。そのため、油検出装置8は、受光器15の受光の有無に基づいて油分離器7から膨張機2に潤滑油が供給されているかどうかを判別することができる。
さらに、受光器15の受光の有無は、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射するときに生じる屈折の有無に左右されるため、潤滑油が透明であっても、油検出装置8は、油分離器7から膨張機2に供給される潤滑油の有無を検出することができる。
また、作動媒体に混入している潤滑油は、油分離器7において作動媒体から分離されるため、油分離器7から膨張機2に供給される潤滑油には作動媒体が混入しにくい。そのため、油分離器7から膨張機2に供給される潤滑油内に作動媒体が存在しにくくなり、光出射器14から出射されて潤滑油に入射した光は、作動媒体の影響を受けることなく進むことができる。そのため、光出射器14から出射された光の進路が作動媒体の影響によってずれることにより、受光器15が、油分離器7から膨張機2に潤滑油が供給されているにも関わらず、光出射器14から出射された光を受光してしまう誤検知を防ぐことができる。
第1実施形態の熱エネルギー回収装置1によれば、油分離器7は、作動媒体循環管9における加熱器6の下流側であって加熱器6と膨張機2との間に設けられている。そのため、作動媒体は、油分離器7で潤滑油と分離される際に、加熱器6による加熱によって高温になっているため、作動媒体は、油分離器7において液化しにくい。したがって、油分離器7において作動媒体の一部が液化して潤滑油に混入することが少なくなるので、光出射器14から出射された光の進路における潤滑油内の作動媒体の影響が小さくなる。
第1実施形態の熱エネルギー回収装置1によれば、受光器15は、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射しないときの光の進路上に配置されているので、流路部19の内部空間19aに潤滑油のない状態で受光器の位置合わせを行うことができる。そのため、光出射器14に対する受光器15の位置合わせが容易になる。
第1実施形態の熱エネルギー回収装置1によれば、油検出装置8は、流路部19において潤滑油が溜まる下方に凹んだ油溜まり13を有するので、油分離器7から膨張機2に供給される潤滑油の供給量が少なくても、潤滑油が供給されている間は、潤滑油の一部が油溜まり13によって規定される凹空間13aに留まるようになる。さらに、光出射器14は、光出射器14から出射された光が凹空間13aを通過するように配置されているので、光出射器14から出射された光は、潤滑油の供給量が少なくても、潤滑油に入射するようになる。そのため、潤滑油が供給されているにも関わらず、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射しないことを防止することができる。
第1実施形態の熱エネルギー回収装置1によれば、油検出装置8は、第1及び第2光透過部11、12と光出射器14と受光器15とを覆う囲い16を備えるので、油検出装置8の周囲の埃が囲い16の内部に侵入し、第1及び第2光透過部11、12に付着してしまうことを防ぐことができる。そのため、光出射器14から出射された光が、第1及び第2光透過部11、12に付着した埃によって反射することが防止されるので、凹空間13aに油が存在しないにも関わらず、光出射器14から出射された光を受光器15が受光しないことを防止することができる。
第1実施形態の熱エネルギー回収装置1によれば、光出射器14から出射される光は、レーザ光であるので、指向性が高い。そのため、光出射器14から出射された光が、油溜まり13において潤滑油に入射して屈折したにも関わらず、受光器15が受光してしまうことを防止しやすくなる。
以上に説明した熱エネルギー回収装置1は、本発明の一実施形態であり、その具体的構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、第1実施形態の変形例について説明する。
上記熱エネルギー回収装置1では、加熱器6は、ポンプ5で加圧された液相の作動媒体を蒸発させる蒸発器が用いられたが、上記蒸発器と、上記蒸発器で蒸発した気相の作動媒体を過熱する過熱器と、を備えてもよい。
また、加熱器6は、ポンプ5で加圧された液相の作動媒体を予熱する予熱器と、予熱器により予熱された液相の作動媒体を蒸発させる蒸発器と、蒸発器で蒸発した気相の作動媒体を過熱する過熱器と、を備えてもよい。
以下、第2実施形態の熱エネルギー回収装置について説明する。尚、第1実施形態の熱エネルギー回収装置1と対応する要素については、第1実施形態と同様の符号を付して、その説明を省略する。
第2実施形態の熱エネルギー回収装置では、油検出装置8は、図6、7に示すように、光出射器14から出射された光を反射する反射板18を油溜まり13によって規定される凹空間13aに更に有する点で、第1実施形態と相違する。反射板18は、凹空間13aにおける潤滑油の流れ方向の上流側に配置され、潤滑油の流れ方向の下流側を向いている。尚、反射板18の配置は、凹空間13aに限定されるものではなく、流路部19の内部空間19a内であればよい。また、反射板18は、凹空間13aにおける潤滑油の流れ方向の下流側に配置されてもよい。この場合は、反射板18は、潤滑油の流れ方向の上流側を向くように設置される。反射板18は、例えば、金属の表面を鏡面仕上げしたものや、反射鏡を用いることができるが、これらに限定されない。反射板18は、光出射器14から出射された光を反射できるものであればいずれのものでもよい。
第2実施形態の熱エネルギー回収装置では、光出射器14から出射された光は、図7に示すように、反射板18で反射するので、光出射器14から受光器15までの光路長が大きくなる。そのため、潤滑油に入射して屈折した光の進路は、潤滑油に入射せず屈折しないときの光の進路に対して大きくずれる。そのため、油検出装置8は、受光器15の受光の有無に基づいて潤滑油の供給の有無を検出しやすくなる。
さらに、反射板18の存在により、光出射器14から出射された光の第1光透過部11に対する入射角を大きくしても、その光は、第2光透過部12を通して流路部19の内部空間19aにおける凹空間13aから抜け出せるようになる(図7参照)。そのため、光出射器14から出射された光が凹空間13aにおいて潤滑油に入射するときに屈折する向きに光出射器14を配置しつつ、光出射器14から出射された光が第2光透過部12を通して流路部19の凹空間13aから抜け出せるようにすることが容易になる。すなわち、光出射器14の位置合わせが容易になる。
第2実施形態の熱エネルギー回収装置では、図8に示すように、光出射器14から出射された光を複数回反射するように複数個の反射板18が油溜まり13によって規定される凹空間13aに配置されてもよい。図8の例では、2つの反射板18が、凹空間13aにおける潤滑油の流れ方向の上流側と下流側にそれぞれ配置されている。このようにすると、光出射器14から出射された光は、2つの反射板18で少なくとも2回反射するので、光出射器14から受光器15までの光路長が反射板18で1回反射する場合と比べて大きくなる。そのため、潤滑油に入射して屈折した光の進路は、潤滑油に入射せず屈折しない場合の光の進路に対してより大きくずれるので、油検出装置8は、受光器15の受光の有無に基づいて潤滑油の供給の有無をより検出しやすくなる。
さらに、複数の反射板18の存在により、光出射器14から出射された光の第1光透過部11に対する入射角をさらに大きくしても、その光は、第2光透過部12を通して流路部19の内部空間19aにおける凹空間13aから抜け出せるようになる。そのため、光出射器14から出射された光が潤滑油に入射するときに屈折する向きに光出射器14を配置しつつ、光出射器14から出射された光が第2光透過部12を通して凹空間13aから抜け出せるようにすることがより容易になる。すなわち、光出射器14の位置合わせがより容易になる。
1 熱エネルギー回収装置
2 膨張機
4 凝縮器
5 ポンプ
6 加熱器
7 油分離器
8 油検出装置
10 油供給管
11 第1光透過部
12 第2光透過部
13 油溜まり
13a 凹空間
14 光出射器
15 受光器
16 囲い
18 反射板

Claims (9)

  1. ガス状の作動媒体を膨張させる膨張機と、
    前記膨張機で膨張した作動媒体を凝縮させる凝縮器と、
    前記凝縮器で凝縮した作動媒体を加圧するポンプと、
    前記ポンプで加圧された作動媒体を熱源媒体の熱で加熱する加熱器と、
    作動媒体に混入している潤滑油を作動媒体から分離する油分離器と、
    前記油分離器で分離されて前記膨張機に供給される潤滑油の有無を検出する油検出装置と、を備え、
    前記油検出装置は、前記油分離器から前記膨張機に潤滑油を供給する油供給管の内外に光を透過させる第1光透過部及び第2光透過部と、前記第1光透過部に向けて光を出射する光出射器と、前記光出射器から出射された光を前記第2光透過部を通して受光する受光器と、を有し、
    前記光出射器は、当該光出射器から出射された光が前記第1光透過部を通して潤滑油に入射するときに屈折する向きに配置され、
    前記受光器は、前記光出射器から出射された光の前記屈折の有無に基づいて前記光の受光の有無が左右される位置に配置され、
    前記油検出装置は、前記受光器による受光の有無に基づいて、前記膨張機に供給される潤滑油の有無を検出するように構成されている、熱エネルギー回収装置。
  2. 前記油分離器は、前記加熱器と前記膨張機との間に配置されている、請求項1に記載の熱エネルギー回収装置。
  3. 前記受光器は、前記光出射器から出射された光が潤滑油によって屈折しないときの前記光の進路上に配置されている請求項1又は2に記載の熱エネルギー回収装置。
  4. 前記油検出装置は、前記油供給管において下方に凹んだ油溜まりを有し、
    前記光出射器は、前記光出射器から出射された光が前記油溜まりによって規定される凹空間を通過するように配置されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱エネルギー回収装置。
  5. 前記油検出装置は、前記光出射器から出射され前記第1光透過部を透過した光を反射する反射板を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱エネルギー回収装置。
  6. 前記反射板は、前記光出射器から出射された光を複数回反射するように複数配置されている請求項5に記載の熱エネルギー回収装置。
  7. 前記光出射器から出射される光は、レーザ光である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱エネルギー回収装置。
  8. 前記油検出装置は、前記第1及び第2光透過部と前記光出射器と前記受光器とを覆う囲いを備える、請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱エネルギー回収装置。
  9. 熱エネルギー回収装置の油分離器において作動媒体に混入している潤滑油を作動媒体から分離する油分離工程と、
    前記油分離器において分離された潤滑油を前記油分離器から膨張機に供給する油供給工程と、
    前記油分離器から前記膨張機に潤滑油を供給する油供給管の内部へ光を透過させる光透過部に向けて光出射器から光を出射し、
    その出射された光が前記油供給管の内部の潤滑油に入射するときに生じる屈折の有無に基づいて受光器の前記光の受光の有無が左右され、この受光の有無に基づいて前記膨張機に供給される潤滑油の有無を検出する油検出工程と、を含む、油検出方法。
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