JP2019183721A - 圧縮機システム - Google Patents

圧縮機システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019183721A
JP2019183721A JP2018074091A JP2018074091A JP2019183721A JP 2019183721 A JP2019183721 A JP 2019183721A JP 2018074091 A JP2018074091 A JP 2018074091A JP 2018074091 A JP2018074091 A JP 2018074091A JP 2019183721 A JP2019183721 A JP 2019183721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
heat insulating
accumulator
insulating member
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018074091A
Other languages
English (en)
Inventor
小川 真
Makoto Ogawa
真 小川
創 佐藤
So Sato
創 佐藤
央幸 木全
Hisayuki Kimata
央幸 木全
郁男 江崎
Ikuo Ezaki
郁男 江崎
将成 宇野
Masanari Uno
将成 宇野
紘史 島谷
Hirofumi Shimaya
紘史 島谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems Ltd
Priority to JP2018074091A priority Critical patent/JP2019183721A/ja
Priority to EP19167395.3A priority patent/EP3550224B1/en
Publication of JP2019183721A publication Critical patent/JP2019183721A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B43/00Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
    • F25B43/006Accumulators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/11Reducing heat transfers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/12Sound
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/13Vibrations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】断熱性を確保しつつ、容易かつ安全にメンテナンスを行う。【解決手段】圧縮機システム100は、冷媒を液相成分と気相成分とに分離するアキュムレータと、冷媒を液相成分と気相成分とに分離するアキュムレータ24と、一端がアキュムレータ24に接続され、気相成分が流通する吸入管26A,26Bと、吸入管26A,26Bの他端に接続され、気相成分を圧縮する圧縮機10と、アキュムレータ24及び圧縮機10の少なくとも一方の全体を外側から覆う断熱部材32と、を備える。断熱部材32は、当接面Stを介して互いに当接する一対の分割体32Hを少なくとも有する。【選択図】図2

Description

本発明は、圧縮機システムに関する。
例えば空調装置における冷媒の圧縮に用いられる装置として、アキュムレータと、圧縮機と、を備えるものが知られている。アキュムレータは、圧縮機への導入に先立って冷媒を気液分離する。圧縮機は、アキュムレータから供給された気相冷媒のみを圧縮して、高圧の気相冷媒を生成する。
圧縮機で生成された高圧の気相冷媒は、アキュムレータ内を流通する冷媒よりも高温となるため、圧縮機とアキュムレータとの間では温度に差が生じている。特に、近年では飽和温度の高い冷媒を用いることが主流となっている。その結果、圧縮機とアキュムレータとの温度差がさらに大きくなる傾向にある。圧縮機とアキュムレータとの間に温度差があると、高温の圧縮機から低温のアキュムレータに向かって熱が伝わってしまうことがある。熱が伝わることで、アキュムレータ内に蓄積されている圧縮前の冷媒が加熱され、圧縮機の効率が低下してしまう可能性がある。
そのため、圧縮機システムとして、例えば特許文献1には、圧縮機及びアキュムレータを外側から覆う被覆断熱部材と、これら圧縮機及びアキュムレータと被覆断熱部材との間の空間に充填された断熱材と、圧縮機とアキュムレータとの間を仕切る仕切断熱部材と、を備える冷凍装置が記載されている。断熱材としてはグラスウールやロックウール等の不定形の材料が用いられている。この冷凍装置によれば、断熱材及び仕切断熱部材によって圧縮機とアキュムレータとが熱的に絶縁されている。
特開2008−175413号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、例えば圧縮機やアキュムレータのメンテナンスを行う場合に、被覆断熱材を取り外した後、断熱材を取り除く必要がある。さらに、メンテナンスの終了後には、断熱材で圧縮機及びアキュムレータの周囲をそれぞれ覆い直し、その後に被覆断熱材を取り付ける工程が生じる。このように、上記特許文献1に係る構成では、装置のメンテナンスを行う際の作業性が損なわれてしまう。加えて、断熱材としてグラスウールやロックウールが用いられることから、作業時にこれらグラスウールやロックウールから微細な粒子が大量に発生して、作業環境が汚損される可能性もある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、断熱性を確保しつつ、容易かつ安全に組み立てることが可能な圧縮機システムを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、圧縮機システムは、冷媒を液相成分と気相成分とに分離するアキュムレータと、一端が前記アキュムレータに接続され、前記気相成分が流通する吸入管と、前記吸入管の他端に接続され、前記気相成分を圧縮する圧縮機と、前記アキュムレータ及び前記圧縮機の少なくとも一方の全体を外側から覆う断熱部材と、を備え、前記断熱部材は、当接面を介して互いに当接する一対の分割体を少なくとも有する。
この構成によれば、断熱部材によって、圧縮機とアキュムレータとの間で熱の授受と、これに伴う過熱損失が低減される。さらに、例えば圧縮機及びアキュムレータのメンテナンスを行う際には、これら分割体を当接面で分離することで、圧縮機及びアキュムレータに容易に到達することができる。さらに、メンテナンスの終了後には、これら分割体同士を、当接面を介して当接させることで、圧縮機及びアキュムレータが断熱部材に覆われた状態に戻すことができる。
本発明の第二の態様によれば、前記断熱部材の内面は、前記アキュムレータ及び前記圧縮機の外面の少なくとも一方に沿う形状であってもよい。
この構成によれば、断熱部材をアキュムレータ及び圧縮機に取り付ける際には、断熱部材の内面の形状をガイドとすることで、断熱部材を容易に位置決めすることができる。
本発明の第三の態様によれば、前記断熱部材の内面は、前記アキュムレータ及び前記圧縮機の外面の少なくとも一方に当接していてもよい。
この構成によれば、圧縮機で生じた熱を断熱部材によってさらに効率的に吸収するとともに、アキュムレータと圧縮機との間の熱の授受をさらに低減することができる。
本発明の第四の態様によれば、前記断熱部材は、前記アキュムレータ及び前記圧縮機の両方を覆っていてもよい。
本発明の第五の態様によれば、前記断熱部材は、前記アキュムレータのみを覆っていてもよい。
本発明の第六の態様によれば、前記断熱部材は、前記圧縮機のみを覆っていてもよい。
この構成によれば、アキュムレータ及び圧縮機の双方が断熱部材に覆われている場合に比べて、装置の寸法体格を小さく抑えることができる。
本発明の第七の態様によれば、前記断熱部材は、定形を保持することが可能な材料で形成されていてもよい。
この構成によれば、アキュムレータ及び圧縮機から取り外した場合であっても、断熱部材は定形を保持した状態となる。したがって、例えば断熱部材を不定形の材料で形成した場合に比べて、アキュムレータ及び圧縮機に断熱部材を再び取り付ける際の作業性を向上させることができる。
本発明の第八の態様によれば、前記当接面は、前記吸入管が延びる方向を含む平面であってもよい。
この構成によれば、分割体の当接面が、吸入管の延びる方向を含む平面であることから、吸入管に干渉させることなく円滑に分割体を取り外したり、取り付けたりすることができる。
本発明によれば、断熱性を確保しつつ、容易かつ安全にメンテナンスを行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る圧縮機システムの構成を示す縦断面図である。 本発明の第一実施形態に係る圧縮機システムの構成を示す横断面図である。 本発明の第二実施形態に係る圧縮機システムの構成を示す縦断面図である。 本発明の第二実施形態に係る圧縮機システムの構成を示す横断面図である。 本発明の第三実施形態に係る圧縮機システムの構成を示す縦断面図である。 本発明の第三実施形態に係る圧縮機システムの構成を示す横断面図である。 本発明の各実施形態に係る圧縮機システムの変形例を示す縦断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、図1と図2を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る圧縮機システム100は、アキュムレータ24と、吸入管26A,26B(第一吸入管26A、第二吸入管26B)と、圧縮機10と、断熱容器30と、を備えている。本実施形態に係る圧縮機10は、2気筒タイプのロータリ圧縮機である。圧縮機10は、外部電源によって駆動されるモータ18と、モータ18によって駆動されることで冷媒(流体)を圧縮する圧縮機構部10Aと、モータ18及び圧縮機構部10Aを覆うハウジング11と、を備えている。
圧縮機構部10Aは、モータ18によって回転されるクランクシャフト16と、クランクシャフト16の回転に伴って偏心回転するピストンロータ13A,13B(第一ピストンロータ13A、第二ピストンロータ13B)と、ピストンロータ13A,13Bを収容する圧縮室が内部に形成されたシリンダ12A、12B(第一シリンダ12A、第二シリンダ12B)と、を備えている。
圧縮機構部10Aは、円筒形状のハウジング11内に、ディスク状の第一シリンダ12A及び第二シリンダ12Bが上下2段に設けられている。ハウジング11は、第一シリンダ12A及び第二シリンダ12Bを囲うことで、圧縮された冷媒が排出される吐出空間Vを形成する。第一シリンダ12A及び第二シリンダ12Bの内部には、各々、その内壁面の内側よりも小さな外形を有する円筒状の第一ピストンロータ13A及び第二ピストンロータ13Bが配置されている。第一ピストンロータ13A及び第二ピストンロータ13Bは、各々、後述する偏心軸部14A、14Bに挿入固定されている。
上段側のシリンダの第一ピストンロータ13Aと、下段側の第二ピストンロータ13Bとは、その位相が互いに180°だけ異なっている。上下の第一シリンダ12A及び第二シリンダ12Bの間には、ディスク状の仕切板15が設けられている。仕切板15により、上段側の第一シリンダ12A内の空間Rと、下段側の第二シリンダ12B内の空間Rとが互いに連通せずに圧縮室R1と下段側の圧縮室R2とに仕切られている。
クランクシャフト16は、第一シリンダ12Aに固定された上部軸受部17A、及び第二シリンダ12Bに固定された下部軸受部17Bにより、軸線O回りに回転可能に支持されている。クランクシャフト16は、クランクシャフト16の中心線である第一軸線O1に直交する方向にオフセットした偏心軸部14A、14Bを有している。これら偏心軸部14A、14Bがクランクシャフト16の中心軸線回りに旋回することで、上下の第一ピストンロータ13A及び第二ピストンロータ13Bがこの旋回に追従して第一シリンダ12A及び第二シリンダ12B内で、それぞれ偏心回転する。
クランクシャフト16は、上部軸受部17Aから上方(すなわち、圧縮機構部10Aから見てモータ18が位置する方向)に突出している。クランクシャフト16の上部軸受部17Aから上方に突出している部分には、クランクシャフト16を回転駆動させるためのモータ18のロータ19Aが一体に設けられている。ロータ19Aの外周部に対向して、ステータ19Bが、ハウジング11の内周面に固定されて設けられている。
圧縮機10には、圧縮機10への供給に先立って冷媒を気液分離するアキュムレータ24がステー25を介してハウジング11に固定されている。アキュムレータ24には、圧縮前の冷媒が貯留されている。アキュムレータ24と圧縮機10との間には、アキュムレータ24内の冷媒を圧縮機10に吸入させるための第一吸入管26A及び第二吸入管26Bが設けられている。第一吸入管26A及び第二吸入管26Bの一端は、アキュムレータ24の下部に接続されている。第一吸入管26A及び第二吸入管26Bの他端は、ハウジング11に形成された開口22A、22B(第一開口22A及び第二開口22B)を通して、第一シリンダ12A及び第二シリンダ12Bにそれぞれ形成された吸入ポート23A、23B(第一吸入ポート23A、第二吸入ポート23B)に接続されている。詳しくは後述するが、第一吸入管26A及び第二吸入管26Bの中心軸は、互いに同一の仮想平面に沿うように延びている。具体的には、第一吸入管26A及び第二吸入管26Bは、圧縮機10の第一軸線O1とアキュムレータ24の第二軸線O2とを含む仮想平面上で延びている。
圧縮機10は、アキュムレータ24の吸入口24aからアキュムレータ24の内部に冷媒を取り込む。具体的には、アキュムレータ24内で冷媒を液相成分と気相成分とに分離する。分離された気相成分は、第一吸入管26A及び第二吸入管26Bから、第一吸入ポート23A及び第二吸入ポート23Bを介し、第一シリンダ12A及び第二シリンダ12Bの内部空間である圧縮室R1、R2に供給される。
第一ピストンロータ13A及び第二ピストンロータ13Bが偏心回転することにより、圧縮室R1、R2の容積が徐々に減少して冷媒が圧縮される。この冷媒は、モータ18の周囲を通過してから、上部に設けられた吐出口を経由して冷凍サイクルを構成する配管27に排出される。
このように、圧縮機10中では、圧縮されて高温高圧となった冷媒(気相成分)が流通している。これにより、圧縮機10は、アキュムレータ24に比べて高温となる。ここで、圧縮機10とアキュムレータ24は互いに近接していることから、両者の間で熱の授受が生じることがある。具体的には、高温の圧縮機10から低温のアキュムレータ24に向かって熱が伝わる可能性がある。この場合、アキュムレータ24内に貯留されている圧縮前の冷媒が加熱され、圧縮機10の効率が低下してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態に係る圧縮機システム100は、アキュムレータ24及び圧縮機10の少なくとも一方の全体を外側から覆う断熱容器30を備えている。本実施形態では、断熱容器30はアキュムレータ24及び圧縮機10の両方を覆っている。断熱容器30は、容器本体31と、断熱部材32と、台板35とを有している。
容器本体31は、アキュムレータ24及び圧縮機10の両方を外側から覆う直方体状をなしている。容器本体31は、床面に固定された台板35上に配置されている。容器本体31の内側の空間は、内部空間31Vとされている。即ち、内部空間31Vは、容器本体31の内面(容器内面31A)と、アキュムレータ24、第一吸入管26A、第二吸入管26B、及び圧縮機10の外面(装置外面S1)との間の空間である。なお、ここで言う装置外面S1とは、アキュムレータ24、第一吸入管26A、第二吸入管26B、及び圧縮機10における外側に露出する表面の全体を指す。断熱容器30には、上述の配管27及び吸入口24aが挿通される貫通孔H1,H2が形成されている。断熱容器30内において、圧縮機10は台板35に固定部材30Fを介して固定されている。
内部空間31Vは、断熱部材32によって隙間なく埋められている。断熱部材32は、例えばウレタン樹脂や発泡スチロール樹脂のように、定形を保持することができるとともに、金属材料等に比べて断熱性の高い多孔質材料で形成されている。なお、ここで言う「定形を保持できる」とは、例えばグラスウールやロックウールのように容易に変形してしまう材料とは異なり、外力等が加わってもこれに抗して安定的に形状を保持することができる性質を指す。
図2に示すように、本実施形態では、断熱部材32の内面(断熱部材内面32A)は、装置外面S1に沿った形状をなしている。さらに、断熱部材内面32Aと装置外面S1とは互いに隙間なく当接している。断熱部材32は、圧縮機10とアキュムレータ24との間を区画するように広がっている。
断熱容器30は、当接面Stを境界として2つの部材に分割されている。より具体的には、断熱容器30は、当接面Stを介して互いに当接する一対の断熱容器半体30Hを有している。各断熱容器半体30Hは、容器本体分割体31Hと、断熱部材分割体32H(分割体)と、を有している。断熱部材分割体32Hは、容器本体分割体31Hの内面(容器内面31A)に対して脱落不能に固定されている。
当接面Stは、上述の第一吸入管26A及び第二吸入管26Bが延びる方向を含む平面である。上述のように、当接面Stは、圧縮機10の第一軸線O1とアキュムレータ24の第二軸線O2とを含む平面である。
次に、本実施形態に係る圧縮機システム100の動作について説明する。圧縮機システム100を運転すると、上述した冷媒の圧縮に伴って圧縮機10は熱を発する。ここで、アキュムレータ24は圧縮機10に近接して配置されていることから、圧縮機10で生じた熱はアキュムレータ24に伝わる可能性がある。しかしながら、本実施形態では断熱部材32によって圧縮機10とアキュムレータ24とが熱的に絶縁されている。したがって、圧縮機10とアキュムレータ24との間で熱の授受と、これに伴う過熱損失が低減される。その結果、圧縮機10の効率低下を回避することができる。さらに、圧縮機システム100の運転中には、モータ18の駆動に伴って駆動音(放射音)が生じる。しかしながら、断熱部材32として上述のような多孔質材料が用いられていることから、駆動音を外部に到達させることなく断熱部材32中で減衰させることができる。
しかも、上述の構成によれば、断熱部材32が一対の断熱部材分割体32Hによって構成されている。したがって、例えば圧縮機10及びアキュムレータ24のメンテナンスを行う際には、これら断熱部材分割体32Hを当接面Stで分離することで、圧縮機10及びアキュムレータ24に容易に到達することができる。さらに、メンテナンスの終了後には、これら断熱部材分割体32H同士を、当接面Stを介して当接させることで、圧縮機10及びアキュムレータ24が断熱部材32に覆われた状態に戻すことが容易にできる。このように、上述の構成によれば、断熱性を確保しつつ、圧縮機システム100のメンテナンスを容易かつ安全に行うことができる。
また、上述の構成によれば、断熱部材内面32Aが、アキュムレータ24及び圧縮機10の外面(装置外面S1)に隙間なく接触している。そのため、圧縮機10で生じた熱を断熱部材32によってさらに効率的に吸収するとともに、アキュムレータ24と圧縮機10との間の熱の授受をさらに低減することができる。
加えて、上述の構成によれば、断熱部材32の内面(断熱部材内面32A)が、アキュムレータ24及び圧縮機10の外面(装置外面S1)に沿う形状となっている、そのため、断熱部材32をアキュムレータ24及び圧縮機10に取り付ける際には、断熱部材内面32Aの形状をガイドとすることで、断熱部材32を容易に位置決めすることができる。
さらに、上述の構成によれば、断熱部材32が定形を保持することが可能な材料で形成されていることから、アキュムレータ24及び圧縮機10から取り外した場合であっても、断熱部材32は定形を保持した状態となる。したがって、例えば断熱部材32をグラスウールやロックウール等の不定形の材料で形成した場合に比べて、アキュムレータ24及び圧縮機10に断熱部材32を再び取り付ける際の作業性を向上させることができる。
加えて、上述の構成によれば、断熱部材分割体32H(断熱容器半体30H)の当接面Stが、第一吸入管26A及び第二吸入管26Bの延びる方向を含む平面であることから、第一吸入管26A及び第二吸入管26Bに干渉させることなく円滑に断熱容器半体30Hを取り外したり、取り付けたりすることができる。
以上、本発明の第一実施形態について説明した。なお、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、上記の構成に種々の変更や改修を施すことが可能である。例えば上記実施形態では、容器本体31が直方体状をなしている例について説明した。しかしながら、容器本体31の形状は上記に限定されず、他の例として容器本体31が装置外面S1に沿った外郭形状をなしている構成を採ることも可能である。この構成によれば、圧縮機システム100の寸法体格をさらに小さく抑えることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について図3と図4を参照して説明する。なお、上記の第一実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施形態では、断熱容器230が、アキュムレータ24のみを外側から覆っている。断熱容器230は、容器本体231と、断熱部材232と、を有している。
容器本体231は、アキュムレータ24を外側から覆う直方体状をなしている。容器本体231の内側の空間は、内部空間231Vとされている。即ち、内部空間231Vは、容器本体231の内面(容器内面231A)と、アキュムレータ24の外面(装置外面S2)との間にかけて広がっている。なお、ここで言う装置外面S2とは、アキュムレータ24のみにおける外側に露出する表面の全体を指す。断熱容器230には、上述の吸入口24aが挿通される貫通孔H3が形成されている。
内部空間231Vは、断熱部材232によって隙間なく埋められている。断熱部材232は、例えばウレタン樹脂や発泡スチロール樹脂のように、定形を保持することができるとともに、金属材料等に比べて断熱性の高い多孔質材料で形成されている。
本実施形態では、断熱部材232の内面(断熱部材内面232A)は、装置外面S2に沿った形状をなしている。さらに、断熱部材内面232Aと装置外面S2とは互いに隙間なく当接している。
断熱容器230は、当接面Stを境界として2つの部材に分割されている。より具体的には、断熱容器230は、当接面Stを介して互いに当接する一対の断熱容器半体230Hを有している。各断熱容器半体230Hは、容器本体分割体231Hと、断熱部材分割体232H(分割体)と、を有している。断熱部材分割体232Hは、容器本体分割体231Hの内面(容器内面231A)に対して脱落不能に固定されている。当接面Stは、上述の第一吸入管26A及び第二吸入管26Bが延びる方向及びアキュムレータ24の第二軸線O2を含む平面である。
上述の構成によれば、アキュムレータ24が断熱容器230(断熱部材232)によって覆われていることにより、圧縮機10が発する熱のアキュムレータ24への伝播を低減できる。さらに、断熱部材232がアキュムレータ24のみを覆っていることから、アキュムレータ24及び圧縮機10の双方が断熱部材232に覆われている場合に比べて、装置の寸法体格を小さく抑えることができる。
[第三実施形態]
続いて、本発明の第三実施形態について図5と図6を参照して説明する。なお、上記の各実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施形態では、断熱容器330が、圧縮機10のみを外側から覆っている。断熱容器330は、容器本体331と、断熱部材332と、を有している。
容器本体331は、圧縮機10を外側から覆う直方体状をなしている。容器本体331の内側の空間は、内部空間331Vとされている。即ち、内部空間331Vは、容器本体331の内面(容器内面331A)と、圧縮機10の外面(装置外面S3)との間にかけて広がっている。なお、ここで言う装置外面S3とは、圧縮機10のみにおける外側に露出する表面の全体を指す。断熱容器330には、上述の配管27が挿通される貫通孔H4が形成されている。
内部空間331Vは、断熱部材332によって隙間なく充填されている。断熱部材332は、例えばウレタン樹脂や発泡スチロール樹脂のように、定形を保持することができるとともに、金属材料等に比べて断熱性の高い多孔質材料で形成されている。
本実施形態では、断熱部材332の内面(断熱部材内面332A)は、装置外面S3に沿った形状をなしている。さらに、断熱部材内面332Aと装置外面S3とは互いに隙間なく当接している。
断熱容器330は、当接面Stを境界として2つの部材に分割されている。より具体的には、断熱容器330は、当接面Stを介して互いに当接する一対の断熱容器半体330Hを有している。各断熱容器半体330Hは、容器本体分割体331Hと、断熱部材分割体332H(分割体)と、を有している。断熱部材分割体332Hは、容器本体分割体331Hの内面(容器内面331A)に対して脱落不能に固定されている。当接面Stは、上述の第一吸入管26A及び第二吸入管26Bが延びる方向及び、圧縮機10の第一軸線O1を含む平面である。
上述の構成によれば、圧縮機10が断熱容器330(断熱部材332)によって覆われていることにより、圧縮機10が発する熱のアキュムレータ24への伝播を低減できる。さらに、断熱部材332が圧縮機10のみを覆っていることから、アキュムレータ24及び圧縮機10の双方が断熱部材332に覆われている場合に比べて、装置の寸法体格を小さく抑えることができる。
(実施形態の他の変形例)
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、各実施形態に共通する変形例として、図7に示す構成を採ることも可能である。同図の例では、断熱部材内面32Aと装置外面S1との間に隙間Gが形成されている。この構成によれば、隙間Gが形成されていることによって、装置外面S1の形状に誤差や公差が生じた場合であってもこれを許容することができる。即ち、断熱容器30の汎用性を高めることができる。
100・・・圧縮機システム
10・・・圧縮機
10A・・・圧縮機構部
11・・・ハウジング
12A・・・第一シリンダ(シリンダ)
12B・・・第二シリンダ(シリンダ)
R1、R2・・・圧縮室
13A・・・第一ピストンロータ(ピストンロータ)
13B・・・第二ピストンロータ(ピストンロータ)
14A,14B・・・偏心軸部
16・・・クランクシャフト
17A・・・上部軸受部
17B・・・下部軸受部
18・・・モータ
19A・・・ロータ
19B・・・ステータ
22A・・・第一開口(開口)
22B・・・第二開口(開口)
23A・・・第一吸入ポート(吸込ポート)
23B・・・第二吸入ポート(吸込ポート)
24・・・アキュムレータ
24a・・・吸入口
25・・・ステー
26A・・・第一吸入管(吸入管)
26B・・・第二吸入管(吸入管)
27・・・配管
30,230,330・・・断熱容器
30F・・・固定部材
30H,230H,330H・・・断熱容器半体
31,231,331・・・容器本体
31A,231A,331A・・・容器内面
31H,231H,331H・・・容器本体分割体
31V,231V,331V・・・内部空間
32,232,332・・・断熱部材
32A,232A,332A・・・断熱部材内面
32H,232H,332H・・・断熱部材分割体
35・・・台板
O1・・・第一軸線
O2・・・第二軸線
S1,S2,S3・・・装置外面
St・・・当接面
V・・・吐出空間

Claims (8)

  1. 冷媒を液相成分と気相成分とに分離するアキュムレータと、
    一端が前記アキュムレータに接続され、前記気相成分が流通する吸入管と、
    前記吸入管の他端に接続され、前記気相成分を圧縮する圧縮機と、
    前記アキュムレータ及び前記圧縮機の少なくとも一方の全体を外側から覆う断熱部材と、
    を備え、
    前記断熱部材は、当接面を介して互いに当接する一対の分割体を少なくとも有する圧縮機システム。
  2. 前記断熱部材の内面は、前記アキュムレータ及び前記圧縮機の外面の少なくとも一方に沿う形状である請求項1に記載の圧縮機システム。
  3. 前記断熱部材の内面は、前記アキュムレータ及び前記圧縮機の外面の少なくとも一方に当接している請求項1又は2に記載の圧縮機システム。
  4. 前記断熱部材は、前記アキュムレータ及び前記圧縮機の両方を覆っている請求項1から3のいずれか一項に記載の圧縮機システム。
  5. 前記断熱部材は、前記アキュムレータのみを覆っている請求項1から3のいずれか一項に記載の圧縮機システム。
  6. 前記断熱部材は、前記圧縮機のみを覆っている請求項1から3のいずれか一項に記載の圧縮機システム。
  7. 前記断熱部材は、定形を保持することが可能な材料で形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載の圧縮機システム。
  8. 前記当接面は、前記吸入管が延びる方向を含む平面である請求項1から7のいずれか一項に記載の圧縮機システム。
JP2018074091A 2018-04-06 2018-04-06 圧縮機システム Pending JP2019183721A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018074091A JP2019183721A (ja) 2018-04-06 2018-04-06 圧縮機システム
EP19167395.3A EP3550224B1 (en) 2018-04-06 2019-04-04 Compressor system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018074091A JP2019183721A (ja) 2018-04-06 2018-04-06 圧縮機システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019183721A true JP2019183721A (ja) 2019-10-24

Family

ID=66092243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018074091A Pending JP2019183721A (ja) 2018-04-06 2018-04-06 圧縮機システム

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3550224B1 (ja)
JP (1) JP2019183721A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023282163A1 (ja) * 2021-07-06 2023-01-12 株式会社富士通ゼネラル 密閉型圧縮機

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01159476A (ja) * 1987-09-18 1989-06-22 Mitsubishi Electric Corp 圧縮機の防音装置
JP2004360622A (ja) * 2003-06-06 2004-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 多気筒圧縮機用アキュームレータ
US7398855B2 (en) * 2004-05-14 2008-07-15 Emerson Climate Technologies, Inc. Compressor sound attenuation enclosure
JP2008133758A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2008175413A (ja) 2007-01-16 2008-07-31 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2013068386A (ja) * 2011-09-26 2013-04-18 Daikin Industries Ltd 室外機
JP6161923B2 (ja) * 2013-03-12 2017-07-12 三菱重工業株式会社 ロータリー圧縮機
JP2015160581A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社デンソー 圧縮機および車両用空調装置
JP2016205344A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 ダイキン工業株式会社 空気調和機用圧縮機の防音カバー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023282163A1 (ja) * 2021-07-06 2023-01-12 株式会社富士通ゼネラル 密閉型圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
EP3550224B1 (en) 2021-12-08
EP3550224A1 (en) 2019-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01208593A (ja) 吸込アキュムレータをもつ双子回転圧縮機
KR101870179B1 (ko) 두 개의 편심부를 갖는 로터리 압축기
JP2019183721A (ja) 圧縮機システム
JP6674223B2 (ja) ロータリ圧縮機、ロータリ圧縮機の製造方法
JP7012843B2 (ja) 密閉型圧縮機、及び、密閉型圧縮機の製造方法
JP6548915B2 (ja) 圧縮機
JP5217909B2 (ja) 圧縮機
KR101487820B1 (ko) 압축기용 어큐뮬레이터
WO2015025449A1 (ja) 多段圧縮機及び冷凍サイクル装置
JP2003166472A (ja) 圧縮機
WO2014141331A1 (ja) ロータリー圧縮機
JP6625864B2 (ja) ロータリ式圧縮機
JP6204867B2 (ja) 電動圧縮機
JP2003161280A (ja) 回転式圧縮機
WO2012141949A2 (en) Noise attenuation system
JP6619658B2 (ja) 回転式圧縮機及び冷凍サイクル装置
EP3617513B1 (en) Compressor and refrigeration cycle device
EP3550147B1 (en) Compressor system
JP2019183702A (ja) 圧縮機システム
JP6400389B2 (ja) 密閉型電動圧縮機
JP2012246782A (ja) スクロール型流体機械
JP2003176796A (ja) 回転式圧縮機
JP2007092738A (ja) 圧縮機
JP2008082294A (ja) 圧縮機および冷媒回路装置
JP6391816B2 (ja) ロータリ圧縮機および蒸気圧縮式冷凍サイクル装置