JP2019183507A - 脚立作業状況判定システム、脚立作業状況判定方法及び脚立作業状況判定プログラム - Google Patents

脚立作業状況判定システム、脚立作業状況判定方法及び脚立作業状況判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】設置された脚立の使用中に計測した平面重心位置のデータを活用して、作業者に対する安全教育や事故分析を行うことが可能な脚立作業状況判定システムを提供する。【解決手段】設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定する脚立作業状況判定システム10であって、複数の危険度に応じて予め定められた閾値と各時刻における平面重心位置とから、複数の危険度ごとの時間を算出する危険度別時間算出手段11と、算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化する危険度点数化手段12と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定する脚立作業状況判定システムに関するものである。
従来、脚立の使用中における転倒や作業者の転落による事故が問題になっている。使用中の脚立は、作業者の体重移動等により傾くことがあり、転倒や作業者の転落の原因となっている。また、脚立の設置場所自体が不安定な場合も多い。
これに対して、特許文献1には、脚立の脚開度の良否及び脚底部の接地状態の良否により警報を発するようにした脚立用転落防止警報装置に関する発明が記載されており、所定開度以外の開度での使用や脚底部が浮いた状態での使用に対して、警報を発するようになっている。また、特許文献2には、脚立の脚部に固定される脚立の転倒防止具に関する発明が記載されており、脚立使用時に回動脚を開いて脚立の転倒を防止するようになっている。
しかしながら、特許文献1に記載された脚立用転落防止警報装置は、いずれかの脚底部が浮いた状態を検知することにより警報を発するようになっているので、傾斜地に設置した場合や、脚立が微妙に傾斜した場合などの転倒に繋がる予兆を捉えて警報することができない。また、作業者への警告や注意喚起にも改善の余地がある。
また、特許文献2に記載された脚立の転倒防止具の場合、脚立の転倒を回動脚で防止するものであって、作業者への警告を目的とするものではなく、また脚立の設置場所の周囲の状況によっては回動脚を開くことができない場合が考えられる。
実公平7−4319号公報 特開2011−202470号公報
そこで本願出願人は、特許文献1及び特許文献2に記載された発明の課題を解決するために、特願2016−208429において、脚立の転倒に繋がる予兆を捉えることにより脚立の使用中における転倒や作業者の転落を防止するとともに、作業者への警告や注意喚起を効果的に行うことの可能な脚立監視装置を提案した。
しかしながら、特願2016−208429における脚立監視装置は、あくまで脚立の使用中における警告や注意喚起を行うものであって、計測したデータを活用して、作業者に対する安全教育や事故分析を行うことはできなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、設置された脚立の使用中に計測した平面重心位置のデータを活用して、作業者に対する安全教育や事故分析を行うことが可能な脚立作業状況判定システム、脚立作業状況判定方法及び脚立作業状況判定プログラムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の脚立作業状況判定システムは、設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定する脚立作業状況判定システムであって、複数の危険度に応じて予め定められた閾値と前記各時刻における平面重心位置とから、前記複数の危険度ごとの時間を算出する危険度別時間算出手段と、前記算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化する危険度点数化手段と、を有することを特徴とする。
また好ましくは、前記危険度点数化手段が、脚立の転倒が発生した場合に減点することを特徴とする。
また、本発明の脚立作業状況判定方法は、設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定する脚立作業状況判定方法であって、複数の危険度に応じて予め定められた閾値と前記各時刻における平面重心位置とから、前記複数の危険度ごとの時間を算出する危険度別時間算出ステップと、前記算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化する危険度点数化ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明の脚立作業状況判定プログラムは、設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定する脚立作業状況判定システムに、複数の危険度に応じて予め定められた閾値と前記各時刻における平面重心位置とから、前記複数の危険度ごとの時間を算出する危険度別時間算出ステップと、前記算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化する危険度点数化ステップと、を実行させるためのものである。
本発明によれば、複数の危険度に応じて予め定められた閾値と各時刻における平面重心位置とから、複数の危険度ごとの時間を算出し、算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化することができる。従って、脚立の平面重心位置データに基づいて作業者の作業状況を点数化して判定し、作業者に対する安全教育や事故分析を行うことができる。
また、脚立の転倒が発生した場合に減点するようにすれば、転倒という重大事故を判定に織り込むことができる。
このように、本発明によれば、設置された脚立の使用中に計測した平面重心位置のデータを活用して、作業者に対する安全教育や事故分析を行うことが可能な脚立作業状況判定システム、脚立作業状況判定方法及び脚立作業状況判定プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る脚立作業状況判定システムのソフトウェア構成図である。 本発明の実施形態に係る脚立作業状況判定のフローチャートである。 実施形態1に係る脚立監視装置の構成図である。 実施形態1に係る脚立を示す斜視図である。 実施形態1に係る脚立を示す側面図である。 実施形態1に係る脚立を示す正面図である。 脚立の垂直方向の傾きの説明図である。 実施形態1に係る脚立監視装置の処理を示すフローチャートである。 脚立の角度の補正及び各閾値の設定処理を示すフローチャートである。 傾斜角度閾値の選択処理を示すフローチャートである。 傾斜角度閾値の選択処理の説明図である。 実施形態2に係る脚立監視装置の構成図である。 実施形態2に係る脚立を示す斜視図である。 実施形態2に係る脚立の重心位置の説明図である。 実施形態2に係る脚立監視装置の処理を示すフローチャートである。
次に、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る脚立作業状況判定システムについて説明する。図1は、本実施形態に係る脚立作業状況判定システム10のソフトウェア構成図である。脚立作業状況判定システム10は、例えば汎用パソコン上で脚立作業状況判定プログラムを稼働させることにより実現することができる。
脚立作業状況判定システム10は、設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定するものである。各時刻における平面重心位置は、図1に示す脚立監視装置200により計測する。脚立監視装置200は、圧力比較部202及びデータ記憶部105を有しており、脚立作業状況監視システム10は、データ記憶部105に保存された各時刻における平面重心位置データを取り込んで、作業状況を判定する。
脚立監視装置100から脚立作業状況判定システム10へのデータ取り込みは、記憶媒体を介して行ってもよいし、ネットワークを介して行ってもよい。また、脚立作業状況判定システム10を脚立監視装置100に組み込むこともできる。
脚立監視装置200は、脚立の平面重心位置について一定時間ごとに計測して保存するようになっている。脚立監視装置200の詳細については、以下の実施形態2において説明する。ただし、脚立作業状況判定システム10にデータを提供する脚立監視装置は、実施形態2に限定されるものではなく、各時刻における平面重心位置を計測して保存するものであればよい。
脚立作業状況判定システム10は、危険度別時間算出手段11及び危険度点数化手段12を有している。危険度別時間算出手段11は、複数の危険度に応じて予め定められた閾値と各時刻における平面重心位置とから、複数の危険度ごとの時間を算出する。危険度点数化手段12は、算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化する。
以下、図2のフローチャートを用いて、本実施形態に係る脚立作業状況判定方法について詳細に説明する。まず、脚立監視装置200から脚立作業状況判定システム10に測定データが取り込まれる(ステップS10)。
脚立監視装置200から取り込まれる平面重心位置データは、各時刻における平面重心位置である。また、平面重心位置に関しては、複数の危険度に応じて予め閾値が定められており、脚立作業状況判定システム10の記憶領域に保存されている。例えば、危険度を大、中、小の3段階とすると、2つの閾値A、B(ただし、A<B)が定められている。2つの閾値は、例えば脚立の平面中心位置からの距離とすることができる。ただし、脚立の平面中心位置から外側に向けて3つのエリアを設定し、3つのエリアの境界部分を閾値として認識するようにしてもよい。
次に、危険度別時間算出手段11は、閾値A、Bと、各時刻における平面重心位置の平面中心位置からの距離Lとから、危険度ごとの時間を算出する(ステップS11)。すなわち、まず距離Lの値によって、次のように危険度のランク分けを行う。
L≦Aの場合 危険度小
A<L≦Bの場合 危険度中
B<Lの場合 危険度大
そして、総作業時間Tのうち、危険度小の時間の合計をt1、危険度中の時間の合計をt2、危険度大の時間の合計をt3とする。
次に、危険度点数化手段12は、算出した危険度ごとの時間t1、t2、t3に基づいいて脚立作業者の作業状況を点数化する(ステップS12)。例えば、危険度小=1点、危険度中=0.5点、危険度大=0点、総作業時間Tとすると、次のように点数化される(100点満点)。
脚立作業者の点数=(1×t1+0.5×t2+0×t3)/T×100
作業状況が危険なほど点数は低くなるので、算出した点数に基づいて各作業員の作業状況の危険度を判定し、安全教育に活用することができる。本脚立作業状況判定システム10は、転倒や音声による警報が発生しておらず、一見すると安全に見える作業であっても、潜在的な危険度の高い作業状況を事前に発見することができる。
なお、作業中に転倒が発生した場合には、危険度点数化手段12が減点するように構成してもよい。例えば、転倒が1回発生するとマイナス30点、転倒が2回以上あった場合はさらにマイナス20点などとすることができる。この場合、転倒してから元に戻るまでの時間(距離Lが転倒距離(=極めて大きな値を設定しておく)より大きくなってから、危険度小の距離に戻るまでの時間)については、危険度大の時間t3に含まれる。
また、事故発生時には、平面重心位置データに基づいて作業状況(作業時の脚立の動き)を視覚的に再現して、事故原因の究明と対策を行うこともできる。
本実施形態に係る脚立作業状況判定システム10によれば、複数の危険度に応じて予め定められた閾値A、Bと各時刻における平面重心位置(平面中心位置からの距離L)とから、複数の危険度ごとの時間t1、t2、t3を算出し、算出した複数の危険度ごとの時間t1、t2、t3に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化することができる。従って、脚立の平面重心位置データに基づいて作業者の作業状況を点数化して判定し、作業者に対する安全教育や事故分析を行うことができる。
また、脚立の転倒が発生した場合に減点するようにすれば、転倒という重大事故を判定に織り込むことができる。
このように、本実施形態に係る脚立作業状況判定システム10によれば、設置された脚立の使用中に計測した平面重心位置のデータを活用して、作業者に対する安全教育や事故分析を行うことができる。
次に、図3乃至図11を参照して、本発明の実施形態1に係る脚立監視装置について説明する。図3は、実施形態1に係る脚立監視装置100の構成図である。
脚立監視装置100は、角度計測部101、角度比較部102、電源給電制御部103、時間計測部104、データ記憶部105、音響警告部106、音響交換器107、発光警告部108、発光器109、送信部110、データ設定部111、表示部112及び電源部113を有している。
角度計測部101は、設置された脚立の傾斜角度を計測し、計測した傾斜角度を角度比較部102に向けて送信するようになっている。角度計測部101による傾斜角度の計測には、例えば加速度センサ等の周知技術を用いることができる。また、角度計測部101で計測された各時刻における傾斜角度は、傾斜角度データとして、データ記憶部105に保存されるようになっている。
角度比較部102は、角度計測部101から送信された傾斜角度とデータ記憶部105に保存された傾斜角度閾値とを比較する。その結果、傾斜角度が傾斜角度閾値を超過した場合に音響警告部106に向けて信号を発信するようになっている。
電源給電制御部103は、脚立の垂直方向の傾きに基づいて、電源部113からの電源給電を制御して、脚立監視装置100を監視状態と待機状態との間で遷移させる。これにより、脚立の使用時と不使用時を判断して省電力化と作業者の切り忘れや入れ忘れを防止することができる。脚立の垂直方向の傾きは、角度計測部101により計測してもよいし、電源給電制御部103に専用の計測器を設けてもよい。
時間計測部104は、角度計測部101が計測した傾斜角度がデータ記憶部105に保存された傾斜角度閾値を超過した時間を計測する。角度比較部102は、時間計測部104の計測時間に基づいて、傾斜角度が傾斜角度閾値を一定時間以上超過した場合に信号を発信する。これにより、脚立昇降時などの適正使用にも関わらず瞬時的に傾斜角度が大きくなって誤検出してしまうのを防止することができる。
データ記憶部105には、傾斜角度閾値が保存されている。そして、前述のように角度比較部102は、角度計測部101が計測した傾斜角度とデータ記憶部105に保存された傾斜角度閾値とを比較し、傾斜角度が傾斜角度閾値を超過した場合に音響警告部106に向けて信号を発信するようになっている。データ記憶部105に保存される傾斜角度閾値は、警告の程度(どの程度傾いたときに警告するか)を調整するためのものである。
音響警告部106は、角度比較部102からの信号を受信し、音響交換器107を介して、音声又は警告音により警告する。音響交換器107としては、例えばスピーカ等を用いることができる。
なお、データ記憶部105に、傾斜角度閾値を複数保存することができる。そして、傾斜角度が超過した傾斜角度閾値の値に応じて、音響警告部106の警告内容を変化させることができる。例えば、超過した傾斜角度閾値の値が大きくなるほど(脚立の傾斜角度が大きくなるほど)、警告音を大きくすることができる。
また、データ記憶部105に、脚立使用時の注意事項に関する音声データを保存することができる。そして、使用開始時に注意事項に関する音声が音響警告部から流れるようにすることができる。
また、データ記憶部105に、角度比較部102から音響警告部106に対して信号が発信されたときの状況(傾斜角度、超過時間等)を保存することができる。これにより、過去の事故データを分析して、再発防止策の検討に役立てることができる。また、傾斜角度閾値をどの程度に設定するかの検討にも役立てることができる。さらに、常時計測を行い、使用者の癖や使用方法の分析を行うこともできる。
発光警告部108は、音響警告部106に連動し、発光器109を介して、発光により視覚的に作業者に警告するようになっている。発光器109としては、例えばLED等の高指向性発光装置を用いることができ、音響警告部106と連動して点灯時間や発光強度を変化させることができる。
送信部110は、音響警告部106による警告を外部端末9に発信する。例えば、外部端末9を作業管理者等が所持しておけば、警告情報を把握して、作業者に対して適正使用の指示や転倒時の駆けつけを行うことができる。
データ設定部111は、脚立監視装置100で使用する各種データを設定するためのものである。設定するデータとしては、電源給電制御部103で使用する状態遷移の基準値、時間計測104で使用する超過時間の基準値、データ記憶部105に保存される傾斜角度の傾斜角度閾値等が挙げられる。
表示部112は、脚立監視装置100における各種データを表示するためのものである。表示するデータとしては、角度計測部101で計測したリアルタイムの傾斜角度、電源給電制御部103で使用する状態遷移の基準値、時間計測104で使用する超過時間の基準値、データ記憶部105に保存される傾斜角度の傾斜角度閾値、脚立監視装置100の遷移状態、音響警告部106による警告の音量調節、発光警告部108による警告の発光時間や強度の調節等が挙げられる。
また、脚立監視装置100の各種データは、外部記憶媒体に保存することもできる。
図4乃至図6は、実施形態1に係る脚立1を示す斜視図、側面図、正面図である。脚立1は、脚底部7を有する4本の脚部2を有している。2本ずつの脚部2,2の間には、複数の踏板5が設けられており、最上段が天板部3,3となっている。また、脚部2が一定の開度で固定されるように、ストッパ4が設けられている。
脚立監視装置100は、図3の構成図に示す機能を実現するハードウェア及びソフトウェアにより構成されて、脚立1の天板部3,3の下方に固定された筐体6の内部に装填されている。なお、音響交換器107や発光器109等の一部の機能は、筐体6とは別体に設けるようにしてもよい。
脚立1が傾く場合、基本的には2本の脚部2,2に荷重が掛かるため、その傾きは2方向に現れる。従って、角度計測部101により計測される傾斜角度は、図5の側面図に示す角度α又は図6の正面図に示す角度βとなる。ただし、1本の脚部2のみに荷重が掛かる場合もあり得るため、その場合には、角度αと角度βの両方が計測されることとなる。
図7は、脚立の垂直方向の傾きの説明図である。上述したように、電源給電制御部103は、脚立の垂直方向の傾きに基づいて、電源部113からの電源給電を制御して、脚立監視装置100を監視状態と待機状態との間で遷移させる。このとき判断基準となる脚立の垂直方向の傾きが、図7に示す角度γである。例えば角度γは、脚立運搬時(A)に約90度、設置途中(B)に徐々に小さくなり、設置完了時(C)に約0度となる。
次に、実施形態1に係る脚立監視装置100の処理について説明する。図8は、脚立監視装置100の処理を示すフローチャートである。なお、以下において「給電判断角度」とは、電源給電供給部103における判断基準となる脚立の垂直方向の傾きであり、図5に示す角度γである。また、「設置角度」及び「傾斜角度」とは、図5及び図6に示す角度α及び角度βであり、このうち「設置角度」は脚立設置後の使用前の角度であり、「傾斜角度」は脚立使用中の角度である。
脚立監視装置100の電源給電制御部103は、給電判断角度を計測し(ステップS101)、給電角度閾値との比較を行う(ステップS102)。給電判断角度が給電角度閾値を超過している場合(ステップS102Yes)、待機状態を継続し(ステップS103)、給電判断角度の計測を続ける(ステップS101)。給電判断角度が給電角度閾値を超過していない場合(ステップS102No)、監視状態へ遷移する(ステップS104)。なお、ステップS102における給電角度閾値は、電源給電の可否を判断する基準値であり、データ記憶部105に保存しておいてもよいし、電源給電制御部103が保持しておいてもよい。
次に、角度計測部101が設置された脚立の設置角度を計測し(ステップS105)、角度比較部102が設置角度閾値との比較を行う(ステップS106)。設置角度が設置角度閾値を超過している場合(ステップS106Yes)、角度比較部102から音響警告部106に信号が発信され、信号を受信した音響警告部106により外部へ警告が出力される(ステップS107)。ステップS107における警告は、脚立が傾斜地等に設置されて傾きが大きく、使用できない状態であることを警告するものである。そして、設置角度の計測(ステップS105)戻り計測を続ける。
設置角度が設置角度閾値を超過していない場合(ステップS106No)、使用できる状態になったと判断し、音響警告部106から音響交換器107を介して、データ記憶部105に保存された注意事項に関する音声を発声し、作業者に対して警戒を促す(ステップS108)。そして、作業者が作業を開始し、脚立が使用中となる。なお、ステップS106における設置角度閾値は、脚立の使用可否を判断する基準値であり、データ記憶部105に保存される。
次に、角度計測部101が設置された脚立の使用中の傾斜角度を計測し(ステップS109)、角度比較部102が傾斜角度閾値との比較を行う(ステップS110)。傾斜角度が傾斜角度閾値を超過している場合(ステップS110Yes)、角度比較部102から音響警告部106に信号が発信され、信号を受信した音響警告部106により外部へ警告が出力される(ステップS111)。ステップS111における警告は、脚立が使用中に傾いて転倒や転落の恐れがあることを警告するものである。そして、傾斜角度の計測(ステップS109)に戻り計測を続ける。なお、ステップS110における傾斜角度閾値は、脚立使用中の転倒や転落の恐れについて判断する基準値であり、データ記憶部105に保存される。
傾斜角度が傾斜角度閾値を超過していない場合(ステップS110No)、電源給電制御部103は、給電判断角度を計測し(ステップS112)、給電角度閾値との比較を行う(ステップS113)。給電判断角度が給電角度閾値を超過している場合(ステップS113Yes)、待機状態へ遷移し(ステップS115)、給電判断角度の計測を続ける(ステップS101)。給電判断角度が給電角度閾値を超過していない場合(ステップS113No)、監視状態を継続し(ステップS114)、傾斜角度の計測を続ける(ステップS109)。
なお、前述したように、データ記憶部105にステップS110における傾斜角度閾値を複数保存することができる。その場合、傾斜角度が傾斜角度閾値を超過したかどうかを多段階で判定して、その判定結果に基づいて、音響警告部106の警告内容を変化させることができる。
また、時間計測部104の計測処理を組み合わせれば、傾斜角度が傾斜角度閾値を一定時間以上超過した場合にのみ、角度比較部102が信号を発信して警告が行われるようにすることができ、昇降時や作業時などの誤報を減らすことができる。
また、外部へ警告を出力(ステップS111)した場合、発光警告部108を音響警告部106に連動させて、視覚的に作業者に警告することができる。また、送信部110から、音響警告部106による警告を外部端末9に発信することにより、作業管理者等に警告情報を伝達することができる。
図9は、脚立の角度の補正及び各閾値の設定処理を示すフローチャートである。脚立の角度の補正は、水平に設置した脚立に対して脚立監視装置を取り付けしたとき、脚立によって装置取付場所が異なるため、取付場所での角度を0度にするための補正の設定処理(ステップS301)である。また、各閾値の設定処理は、上述した給電角度閾値、設置角度閾値、傾斜角度閾値の設定処理(ステップS302)である。
ここで、傾斜角度閾値の設定にあたっては、以下に示すように、予め複数の監視パターンを用意しておいて、その中から選択することもできる。図10及び図11は、傾斜角度閾値の選択処理を示すフローチャート及び傾斜角度閾値の選択処理の説明図である。傾斜角度閾値の選択とは、図8のステップS110において使用される傾斜角度閾値(脚立使用中の転倒や転落の恐れについて判断する基準値)を、脚立の設置角度に応じて複数の候補の中から選択し、監視パターンを決定するものである。例えば、若干傾斜した場所に設置した場合は水平な場所に設置した場合に比べて、厳しい監視パターンとする。この選択処理は、図8のステップS105〜ステップS108において行うことができる。
図10及び図11において、角度θは、図8のステップS106において使用される設置角度閾値であり、脚立の設置角度αもしくはβが角度θを超えると脚立の使用が非常に危険な状態であると判断されて、外部へ警告が出力される(ステップS107)。また、αはY軸方向、βはX軸方向の成分である。角度θ及び角度θは、それぞれ傾斜角度閾値の選択処理の基準値である。角度計測部101が設置された脚立の設置角度を計測すると(ステップS105)、角度比較部102において以下の処理が行われる。
|β|<θかつ|α|<θの場合(ステップS401Yes)、監視パターン1を選択する(ステップS402)。監視パターン1は、図11に示すP1の領域である。該当しなければ(ステップS401No)、次に進む。
|β|<θかつ|α|<θかつ|β|<|α|の場合(ステップS403Yes)、監視パターン2を選択する(ステップS404)。監視パターン2は、図11に示すP2の領域である。該当しなければ(ステップS403No)、次に進む。
|β|<θかつ|α|<θかつ|β|≧|α|の場合(ステップS405Yes)、監視パターン3を選択する(ステップS406)。監視パターン3は、図11に示すP3の領域である。該当しなければ(ステップS405No)、外部へ警告を出力する(ステップS107)。
監視パターン1〜3のいずれかが選択されると、使用可能となり注意事項を発声する(ステップS108)。ここで、監視パターン1〜3の傾斜角度閾値は、監視パターン1→2→3の順に厳しくなる。これは、角度θに近づく程厳しい判定を行うものであり、またθとθとの違いは、脚立の転倒しやすさが前後方向と左右方向で異なることから生じるものである。ただし、θ=θとしてもよい。監視パターンの違いによる傾斜角度閾値の変動は、個別に数値を決定してもよいし、監視パターン間の傾斜角度閾値の比率を定めるようにしてもよい。また、X軸方向の傾斜角度閾値(角度βの基準値)とY軸方向の傾斜角度閾値(角度αの基準値)とは同一でもよいし、異なっていてもよい。
実施形態1に係る脚立監視装置100は、設置された脚立1の使用中の傾斜角度を角度計測部101で計測し、計測した傾斜角度とデータ記憶部105に保存された傾斜角度閾値を角度比較部102で比較して傾斜角度閾値を超過した場合に信号を発信し、音響警告部106で信号を受信すると音声又は警告音により警告するようになっている。従って、データ記憶部105に保存する傾斜角度閾値の設定により、脚立1がどの程度傾いたら警告するかを調整することができ、脚立1の転倒に繋がる予兆を的確に捉えることができる。
また、データ記憶部105に傾斜角度閾値を複数保存しておいて、傾斜角度が超過した傾斜角度閾値に応じて音響警告部106の警告内容を変化させるようにした場合には、作業者に対して危険レベルに合わせた警告を行って、作業の漫然化防止や適正使用を促すことができる。
また、傾斜角度が傾斜角度閾値を超過した時間を時間計測部104で計測し、傾斜角度が傾斜角度閾値を一定時間以上超過した場合に、角度比較部102が信号を発信するようにした場合には、脚立昇降時などの適正使用にも関わらず瞬時的に傾斜角度が大きくなって誤検出してしまうのを防止することができる。
また、発光警告部108を音響警告部106による警告に連動するようにした場合には、周囲の雑音が大きい場所で使用する場合や、作業者に難聴症状がある場合であっても、視覚刺激により警告することができる。
また、脚立の設置角度に応じて使用する傾斜角度閾値を選択するようにした場合には、脚立の設置場所が傾斜地等の転倒しやすい場所であるときに、より厳しい判定をすることができる。
また、脚立の垂直方向の傾きに基づいて監視状態と待機状態とを遷移させる電源給電制御部103を有する場合には、垂直方向の傾きに基づいて脚立の使用時と不使用時を判断して省電力化と作業者の切り忘れや入れ忘れを防止することができる。
また、データ記憶部105に脚立使用時の注意事項に関する音声データを保存し、使用開始前に注意事項に関する音声が音響警告部106から流れるようにした場合には、作業者に対して事前に注意喚起することができる。
また、音響警告部106による警告を送信部110から外部端末9に発信するようにした場合には、作業管理者等が警告情報を把握することができ、作業者に対して適正使用の指示や転倒時の駆けつけを行うことができる。
次に、図12乃至図15を参照して、本発明の実施形態2に係る脚立監視装置について説明する。図12は、実施形態2に係る脚立監視装置200の構成図である。また、図13は、実施形態2に係る脚立1を示す斜視図である。なお、実施形態1に係る脚立監視装置100と同一の部分については、同一の符号を付し説明を省略する。
脚立監視装置200は、脚立監視装置100の構成に加えて、圧力計測部201及び圧力較部202を有している。
圧力計測部201は、設置された脚立1の各脚部2(4本の脚部2)の接地圧力を計測し、計測した接地圧力を圧力比較部202に向けて送信するようになっている。圧力計測部201による接地圧力の計測には、例えば各脚部2の脚底部7に取り付けた圧力センサ8を用いることができる。ただし、圧力センサは脚部2の脚底部7ではなく、脚部2の側面に取り付けることができる補助具の底部と一体的に構成するようにしてもよいし、また脚底部7と一体的に構成するようにしてもよい。
圧力比較部202は、圧力計測部201から送信された接地圧力に基づいて、平面重心位置を算出する。その結果、算出した平面重心位置が予め定めた範囲外となった場合に音響警告部106に向けて信号を発信するようになっている。また、圧力比較部202で算出された各時刻における平面重心位置は、脚立監視装置200で計測した平面重心位置のデータとして、データ記憶部105に保存されるようになっている。
時間計測部104は、圧力比較部202が算出した平面重心位置が予め定めた範囲外となった時間を計測する。圧力比較部202は、時間計測部104の計測時間に基づいて、平面重心位置が一定時間以上予め定めた範囲外となった場合に信号を発信する。これにより、脚立昇降時などの適正使用にも関わらず瞬時的な平面重心位置のズレが大きくなって誤検出してしまうのを防止することができる。
データ記憶部105には、圧力比較部202における判断の基準となる平面重心位置に関する接地圧力閾値が保存されている。データ記憶部105に保存される接地圧力閾値は、警告の程度(どの程度平面重心位置が変位したときに警告するか)を調整するためのものである。
音響警告部106は、圧力比較部202からの信号を受信し、音響交換器107を介して、音声又は警告音により警告する。
なお、データ記憶部105に、接地圧力閾値を複数保存することができる。そして、平面重心位置が超過した接地圧力閾値の値に応じて、音響警告部106の警告内容を変化させることができる。例えば、超過した接地圧力閾値の値が大きくなるほど(平面重心位置の変位が大きくなるほど)、警告音を大きくすることができる。また、発光警告部108を音響警告部106に連動させて、点灯時間や発光強度を変化させることができる。
ここで、平面重心位置の算出について説明する。図14は、実施形態2に係る脚立の重心位置の説明図である。図14において、符号1〜4を付した4つの正方形は、4本の脚部2の平面上の位置を示している(以降、「脚位置1」等という。)。脚位置1〜4は矩形状に配置されており、X軸方向における脚位置1と脚位置3との距離(=脚位置2と脚位置4との距離)はaであり、Y軸方向における脚位置1と脚位置2との距離(=脚位置3と脚位置4との距離)はbである。符号Gは重心位置を示しており、脚位置1〜4の接地圧力が同一であれば、脚位置1〜4の中央になる。
脚位置1〜4の接地圧力をm1〜m4とすると、平面重心位置(Xg=X軸方向、Yg=Y軸方向)は次式で示される。ただし、M=m1+m2+m3+m4とし、算出された値は、脚位置1〜4の中央(X軸及びY軸の原点)からの変位を示す。
Xg=0.5a×|m1+m2−m3−m4|÷M・・・式1
Yg=0.5b×|m1−m2+m3−m4|÷M・・・式2
次に、データ記憶部105に保存される接地圧力閾値(px%=X軸方向、py%=Y軸方向)により、警告を行う場合の平面重心位置の基準位置は、次式で示される。これは、算出した平面重心位置が、脚位置1〜4が形成する矩形の端から接地圧力閾値の位置より外側まで変位した場合を警告の対象とするものである。
Xs=0.5×a−0.5×a×0.01×px・・・式3
Ys=0.5×b−0.5×b×0.01×py・・・式4
例えば、px=20、py=10とすると、式3及び式4により基準となる平面重心位置は、次のようになる。
Xs=0.4a
Ys=0.45b
従って、Xg>0.4a,Yg>0.45bのいずれかもしくは両方の場合に、警告される。
次に、実施形態2に係る脚立監視装置200の処理について説明する。図15は、脚立監視装置200の処理を示すフローチャートである。なお、実施形態1に係る脚立監視装置100の処理と同一の部分については、同一の符号を付し説明を省略する。
実施形態1においては、ステップS109〜ステップS111において、傾斜角度を計測して傾斜角度閾値と比較し外部へ警告を出力するが、これに加えて実施形態2においては、圧力を計測して平面重心位置を算出し接地圧力閾値と比較して外部へ警告を出力する。
傾斜角度が傾斜角度閾値を超過していない場合(ステップS110No)、圧力計測部201が、脚立1の各脚部2の接地圧力を計測する(ステップS201)。次に、圧力比較部202が、接地圧力に基づいて平面重心位置を算出し、算出した平面重心位置が予め定めた範囲外となっているかどうかの判定を行う(ステップS202)。平面重心位置が範囲外(接地圧力閾値超過)となっている場合(ステップS202Yes)、圧力比較部202から音響警告部106に信号が発信され、信号を受信した音響警告部106により外部へ警告が出力される(ステップS203)。そして、接地圧力の計測(ステップS201)に戻り計測を続ける。平面重心位置が範囲外(接地圧力閾値超過)でない場合(ステップS202No)、電源給電制御部103は、給電判断角度を計測し(ステップS112)、給電角度閾値との比較を行う(ステップS113)。
なお、データ記憶部105に接地圧力閾値を複数保存することができる。その場合、平面重心位置が範囲外(接地圧力閾値超過)であるかどうかを多段階で判定して、その判定結果に基づいて、音響警告部106の警告内容を変化させることができる。
また、時間計測部104の計測処理を組み合わせれば、平面重心位置が一定時間以上範囲外となった場合にのみ、圧力比較部202が信号を発信して警告が行われるようにすることができる。
なお、角度比較部102の発信及び圧力比較部202の発信による警告は、いずれか1つの発信に基づいて行うようにしてもよいし、両方の発信に基づいて行うようにしてもよい。
実施形態2に係る脚立監視装置200によれば、脚立1の各脚部2の接地圧力を圧力計測部201で計測し、計測した接地圧力から平面重心位置を圧力比較部202で算出して予め定めた範囲外となった場合に音響比較部106に信号を発信するので、作業者の体重移動による平面重心位置の変化を把握することができ、脚立の転倒に繋がる予兆をより的確に捉えることができる。
このように、本実施形態に係る脚立監視装置によれば、脚立の転倒に繋がる予兆を捉えることにより脚立の使用中における転倒や作業者の転落を防止するとともに、作業者への警告や注意喚起を効果的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態に係る脚立作業状況判定システム及び脚立監視装置について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
1 脚立
2 脚部
3 天板部
4 ストッパ
5 踏板
6 筐体
7 脚底部
8 圧力センサ
9 外部端末
10 脚立作業状況判定システム
11 危険度別時間算出手段
12 危険度点数化手段
100 脚立監視装置
101 角度計測部
102 角度比較部
103 電源給電制御部
104 時間計測部
105 データ記憶部
106 音響警告部
107 音響交換器
108 発光警告部
109 発光器
110 送信部
111 データ設定部
112 表示部
113 電源部

Claims (4)

  1. 設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定する脚立作業状況判定システムであって、
    複数の危険度に応じて予め定められた閾値と前記各時刻における平面重心位置とから、前記複数の危険度ごとの時間を算出する危険度別時間算出手段と、
    前記算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化する危険度点数化手段と、
    を有することを特徴とする脚立作業状況判定システム。
  2. 前記危険度点数化手段が、脚立の転倒が発生した場合に減点することを特徴とする請求項1に記載の脚立作業状況判定システム。
  3. 設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定する脚立作業状況判定方法であって、
    複数の危険度に応じて予め定められた閾値と前記各時刻における平面重心位置とから、前記複数の危険度ごとの時間を算出する危険度別時間算出ステップと、
    前記算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化する危険度点数化ステップと、
    を有することを特徴とする脚立作業状況判定方法。
  4. 設置された脚立の使用中の各時刻における平面重心位置に基づいて脚立作業者の作業状況を判定する脚立作業状況判定システムに、
    複数の危険度に応じて予め定められた閾値と前記各時刻における平面重心位置とから、前記複数の危険度ごとの時間を算出する危険度別時間算出ステップと、
    前記算出した複数の危険度ごとの時間に基づいて脚立作業者の作業状況を点数化する危険度点数化ステップと、
    を実行させるための脚立作業状況判定プログラム。
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