JP2019182690A - ガラス物品の製造方法及びその製造設備 - Google Patents

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【課題】横搬送部や巻取部などのガラスロールを製作するための下流側製造設備を容易に精度よく調整する。【解決手段】ガラス物品の製造方法であって、成形部2から供給されたガラスリボン5を横搬送部22で横方向に搬送しながら巻取部24でロール状に巻き取る第一巻取工程と、成形部2から横搬送部22へのガラスリボン5の供給を停止した状態で、ガラスロール49からガラスリボン51を巻き出すと共に、巻き出されたガラスリボン51を横搬送部22で搬送しながら巻取部24で巻き取る第二巻取工程とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ガラス物品の製造方法及びその製造設備に関する。
近年、ガラス板の薄板化が推進されており、その特性を利用した種々のガラス物品が提案又は実用化されている。その中にガラスロールがある。ガラスロールは、ガラスリボン(長尺なガラスフィルム)をロール状に巻き取ったものである。
ガラスロールを製造する方法としては、オーバーフローダウンドロー法、スロットダウンドロー法、リドロー法等のダウンドロー法や、フロート法が使用される。詳しくは、成形部にてダウンドロー法やフロート法によりガラスリボンを連続的に成形した後、成形部から供給されるガラスリボンを横搬送部で横方向に搬送しながら搬送方向下流端にて巻取部でロール状に巻き取る場合がある(例えば、特許文献1及び2を参照)。
特開2012−240883号公報 特開2015−174744号公報
ところで、ガラス物品の製造設備のうち、横搬送部や巻取部などのガラスロールを製作するための下流側製造設備は、ガラスロールの安定的な製作を実現するために、定期又は不定期で調整する必要がある。
しかしながら、成形部で成形されたガラスリボンをそのまま横搬送部に供給しながら、横搬送部や巻取部などの下流側製造設備を適正に調整することは非常に難しい。その理由は、下流側製造設備を調整する際にガラスリボンが予期せず割れると、成形部に連続するガラスリボンを介して成形部などの上流側製造設備にまでその影響が及ぶおそれがあるためである。
一方、成形部から横搬送部へのガラスリボンの供給を停止した状態で、下流側製造設備を調整しようとすると、調整時にガラスリボンへの直接的な影響を観察できない。そのため、ガラスロールを製作するために、成形部から横搬送部にガラスリボンを供給した段階で、下流側製造設備の調整不良による不具合が生じるおそれがある。
本発明は、横搬送部や巻取部などのガラスロールを製作するための下流側製造設備を容易に精度よく調整することを課題とする。
上記の課題を解決するために創案された本発明は、成形部から供給された第一ガラスリボンを、横搬送部で横方向に搬送しながら搬送方向下流端にて巻取部でロール状に巻き取る第一巻取工程を備えたガラス物品の製造方法において、成形部から横搬送部への第一ガラスリボンの供給を停止した状態で、第二ガラスリボンを含むガラスロールから第二ガラスリボンを巻き出すと共に、巻き出された第二ガラスリボンを横搬送部で搬送しながら巻取部で巻き取る第二巻取工程を備えていることを特徴とする。このような構成によれば、成形部から横搬送部への第一ガラスリボンの供給を停止した状態で、ガラスロールから巻き出された第二ガラスリボンが、横搬送部で搬送されながら搬送方向下流端にて巻取部で巻き取られる。そのため、第二ガラスリボンへの直接的な影響を観察しながら横搬送部や巻取部などの下流側製造設備を精度よく調整することができる。また、このような調整時に第二ガラスリボンが割れても、第二ガラスリボンは成形部と連続していないため、その影響が成形部などの上流側製造設備まで及ぶことがない。そのため、横搬送部や巻取部などの下流側製造設備を容易に調整することができる。
上記の構成において、横搬送部のうち、第一ガラスリボンの通過領域と第二ガラスリボンの通過領域とが重複する部分に、第一ガラスリボンを長手方向に沿って切断する時と第二ガラスリボンを長手方向に沿って切断する時とで共用する切断部が配置されていることが好ましい。このようにすれば、第二ガラスリボンを用いて切断部を調整することができる。また、ガラスロールから巻き出された第二ガラスリボンを長手方向に切断した後に再び巻取部でロール状に巻き取ることができるため、下流側製造設備の調整が必要ない場合は、ロール・ツー・ロール(Roll to Roll)方式で第二ガラスリボンに加工を行うこともできる。
上記の構成において、横搬送部は、第一ガラスリボンに搬送面から流体を噴射することにより、第一ガラスリボンの少なくとも一部を前記搬送面から浮上させた状態で搬送する浮上搬送部を備え、ガラスロールを保持する保持部が浮上搬送部の搬送面に載置されることが好ましい。このようにすれば、既存の設備を用いてガラスロールを安定した姿勢で配置できる。
上記の構成において、横搬送部と巻取部とが配置され、第一巻取工程と第二巻取工程とを行うための第一製造エリアと、第一ガラスリボンを長手方向所定長さに切断してガラスフィルムを得る第二製造エリアとを、上下に区分して配置させると共に、第一ガラスリボンを第一製造エリアと第二製造エリアとに択一的に供給可能とした状態で、第二製造エリアにて、第一ガラスリボンからガラスフィルムを得ながら、第一製造エリアにて、第二巻取工程を行うことが好ましい。このようにすれば、第二製造エリアにて、第一ガラスリボンからガラスフィルムを得ながら、第二ガラスリボンを用いて第一製造エリア内の製造設備(例えば、横搬送部や巻取部など)を調整することができる。つまり、成形部で成形された第一ガラスリボンの供給先を第二製造エリアから第一製造エリアに変更する時には、第一製造エリア内の製造設備が既に調整された状態とできるため、第一ガラスリボンを含むガラスロールの製作をスムーズに開始することができる。
上記の課題を解決するために創案された本発明は、第一ガラスリボンを成形する成形部と、成形部から供給された第一ガラスリボンを横方向に搬送する横搬送部と、横搬送部で搬送された第一ガラスリボンを搬送方向下流端にてロール状に巻き取る巻取部とを備えたガラス物品の製造設備において、第二ガラスリボンを含むガラスロールを保持する保持部を備え、成形部から横搬送部への第一ガラスリボンの供給を停止した状態で、ガラスロールから第二ガラスリボンを巻き出すと共に、巻き出された第二ガラスリボンを横搬送部で搬送しながら巻取部で巻き取るように構成されていることを特徴とする。このような構成によれば、冒頭で説明した本発明に係るガラス物品の製造方法と実質的に同一の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、横搬送部や巻取部などのガラスロールを製作するための下流側製造設備を精度よく調整することができる。
第一実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す概略側面図である。 第一実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す概略側面図である。 第一実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す概略側面図である。 第一実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す概略正面図である。 第一実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す要部概略側面図である。 第一実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す概略側面図である。 第一実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す要部概略側面図である。 ガラスロールを保持する保持部を示す要部概略正面図である。 ガラスロールを保持する保持部の変形例を示す要部概略正面図である。 ガラスロールを保持する保持部の変形例を示す要部概略側面図である。 第二実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す概略側面図である。 第三実施形態に係るガラス物品の製造方法及びそれを実施するための製造設備を示す概略側面図である。
以下、本発明の実施形態に係るガラス物品の製造方法及びその方法を実施するための製造設備について添付図面を参照して説明する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係るガラス物品の製造方法を実施するための製造設備を示す概略側面図である。同図に示すように、この製造設備1は大別すると、成形部2と、ガラスロール製造ライン3と、ガラスフィルム製造ライン4とを備えている。
成形部2は、オーバーフローダウンドロー法を用いてガラスリボン(第一ガラスリボン)5を成形する。
ガラスロール製造ライン3は、成形部2から下降するガラスリボン5を横方向に方向変換し且つロール状に巻き取ってガラスロール6を製作する。
ガラスフィルム製造ライン4は、成形部2から下降するガラスリボン5を長手方向所定長さに切断してガラスフィルム7(詳細には、図4に示すように、有効部となるガラスフィルム7a)を製作する。ガラスフィルム7は、例えば、矩形状のガラス板である。
ガラスロール製造ライン3は、第一製造エリア8に配列され、ガラスフィルム製造ライン4は、第二製造エリア9に配列されると共に、この両エリア8、9は、上下に区分して配置される。この実施形態では、第一製造エリア8が、第二製造エリア9の上側に配置される。換言すれば、ガラスロール製造ライン3は、上階の第一フロア10上に配列され、ガラスフィルム製造ライン4は、下階の第二フロア11上に配列される。そして、これら両ライン3、4の一方と他方とは、択一的に使用される。
成形部2は、上側から順に、断面が楔形をなす成形体12と、冷却ローラ13と、上下複数段(図例では上下四段)に配列されたアニーラローラ14と、上下二段(一段でもよい)に配列された第一支持ローラ15とを備えている。これらのうち、成形体12、冷却ローラ13及びアニーラローラ14は、成形炉16や徐冷炉17を構成するケーシング18の内部空間に収容されている。冷却ローラ13は、成形体12から溢流して流下した溶融ガラス19を冷却しつつその幅方向の収縮を抑制する。アニーラローラ14は、冷却ローラ13を通過して徐冷されるガラスリボン5の下降を案内する。第一支持ローラ15は、アニーラローラ14を通過してケーシング18の下方に抜け出たガラスリボン5に張りを持たせる等のために用いられる。なお、以上の構成要素を備えた成形部2は、第一製造エリア8の更に上階(例えば最上階)の上端側フロア20上に配列されている。
この実施形態では、上端側フロア20と第一フロア10との間の空間が第一製造エリア8に対応し、第一フロア10と第二フロア11との間の空間が第二製造エリア9に対応している。なお、上端側フロア20及び第一フロア10には、下降するガラスリボン5を通過させるための貫通孔20a、10aがそれぞれ形成されている。
ガラスロール製造ライン3は、成形部2から下降するガラスリボン5を横方向に方向変換する方向変換部21と、方向変換部21を通過したガラスリボン5を横方向に搬送する横搬送部22と、横方向に搬送されるガラスリボン5を長手方向(搬送方向)に沿って切断する切断部23と、横方向に搬送されるガラスリボン5を搬送方向下流端でロール状に巻き取る巻取部24とを備えている。
方向変換部21は、ガラスリボン5を下側から支持する複数のローラ25を有し、これら複数のローラ25は、滑らかに凹状に湾曲した方向変換経路を形成するように並列に配置された状態で、筐体26に組み付けられている。筐体26は、上方と前方(横搬送部22側)とが開放されている。筐体26の下部に車輪27が装着されることによって、方向変換部21が横方向に移動可能とされている。なお、車輪27は、第一フロア10における貫通孔10aから離間した位置を転動するように構成されている。
横搬送部22は、搬送方向の上流側から順に、ベルトコンベア28と、浮上搬送部29と、搬送台30とを備えている。なお、この実施形態では、横搬送部22は、ガラスリボン5を水平方向に搬送するように構成されているが、水平方向に対して上下にそれぞれ45°未満の範囲内(好ましくは30°未満の範囲内)で傾斜していてもよい。また、横搬送部22の構成は、ガラスリボン5を横方向に搬送できれば、特に限定されない。
ベルトコンベア28は駆動コンベアであり、ガラスリボン5を接触支持する。
浮上搬送部29は、搬送方向で3つに分割された支持板31、32、33を備えている。各支持板31、32、33は、ガラスリボン5の裏面(下面)と対向する搬送面(上面)を有する。各支持板31、32、33の搬送面には、この搬送面の上を通過するガラスリボン5に向けてガス(例えば空気)などの流体を噴射するための多数の噴射口(図示略)が形成されている。この流体による圧力により、ガラスリボン5が各支持板31、32、33の搬送面から浮上した状態で搬送される。なお、各支持板31、32、33の搬送面は、ガラスリボン5の幅方向の一部領域(例えば幅方向両端部)をローラ(例えばボールローラ)等によって接触支持しながら、ガラスリボン5の残りの領域を浮上させるようにしてもよい。
この実施形態では、浮上搬送部29を構成する一枚の支持板32が、図1に鎖線で示すように、その上端を支点として回動可能となっている。これにより、支持板32の上端の開放部を通じて不要なガラスリボン(ガラス片等)を下方に案内して廃棄できるようになっている。
搬送台30は、ガラスリボン5に直接搬送力を付与しない停止台である。搬送台30の搬送面(上面)とガラスリボン5の裏面(下面)との間には、搬送用シート34が介在されている。搬送用シート34は搬送台30の搬送面を摺動しながら移動可能とされている。この搬送用シート34の移動によって、ガラスリボン5が搬送される。搬送用シート34は、搬送台30の下方に配置されたシートロール35から上方に向かって巻き出された後、搬送台30の搬送面とガラスリボン5の裏面との間を通過し、搬送台30の搬送方向下流端から下方に向かって送り出される。この際、搬送用シート34は、駆動部(図示略)によって、閉ループ状又は開ループ状の軌道に沿って送られる。搬送用シート34は、樹脂製(特に発泡樹脂)であることが好ましい。
切断部23は、搬送台30の上方に配置されている。切断部23は、ガラスリボン5の幅方向両端部の非有効部5bをレーザー割断により切断除去する。切断部23は、レーザー36と冷媒(例えば水)37とによる熱応力を利用してレーザー割断を行うものである。切断された非有効部5bは、有効部となるガラスリボン5aから上下及び/又は幅方向(左右)に分離された後に廃棄される。図1は、非有効部5bが搬送方向前方に対して斜め下方に向かって送られて廃棄される場合を例示している。
なお、切断部23は、レーザー割断を行うものに限定されず、例えば、曲げ応力割断(スクライブ割断)やレーザー溶断を行うものであってもよい。
巻取部24は、横搬送部22を通過したガラスリボン5、つまり有効部となるガラスリボン5aを、シートロール38から巻き出される保護シート39に重ねられながら巻芯40の周りにロール状に巻き取る。ガラスリボン5の巻き取り量が所要量になった時点で、ガラスリボン5及び保護シート39が幅方向に沿って切断され、所要巻き取り半径のガラスロール6が得られる。保護シート39としては、例えば、合紙、不織布、樹脂シート(特に発泡樹脂シート)などを用いることができる。
ここで、図1では、横搬送部22と接触するガラスリボン5aの裏面(下面)が外側に位置するように、ガラスリボン5aが巻芯40の周りに巻き取られている場合を例示しているが、横搬送部22と接触するガラスリボン5aの裏面が内側に位置するように、ガラスリボン5aが巻芯40の周りに巻き取られていてもよい。
また、図1では、ガラスリボン5aを巻芯40の周りに巻き取る際に、保護シート39をガラスリボン5aの外側に重ねる場合を例示しているが、保護シート39をガラスリボン5aの内側に重ねてもよい。
更に、保護シート39の先端部(巻き始め側)は、ガラスリボン5aの先端部(巻き始め側)よりも先に巻芯40の周りに一周以上巻回されていることが好ましい。これにより、予め巻芯40に巻き取られた保護シート39の一部とそれに連続する保護シート39の残りの一部との間に、ガラスリボン5aを挟み込みながら、ガラスリボン5aを巻芯40の周りに巻き取ることができる。従って、破損しやすいガラスリボン5aに過度な張力を付与することなく、ガラスリボン5aを保護シート39で巻芯40側に押え付けながら巻き締めることができる。この場合、ガラスリボン5aに作用する張力が、保護シート39に作用する張力よりも小さくなる。なお、ガラスリボン5aに作用する張力をより小さくする観点からは、巻芯40に至る直前(例えば、搬送台30と巻芯40との間)で、ガラスリボン5aが滑らかに凹状に湾曲した軌道を移動するように、ガラスリボン5aをたるませるようにしてもよい。
ガラスフィルム製造ライン4は、成形部2から下降するガラスリボン5を縦姿勢のままで長手方向所定長さ毎に切断する切断部41を備えている。
切断部41は、複数段(図例では上下二段)に配列されたチャック機構42と、ガラスリボン5に対して幅方向(搬送方向と直交する方向)に沿うスクライブ線を形成するスクライブ線形成手段(図示略)と、ガラスリボン5に裏面側から当接可能な折割支持部材43とを備えている。なお、切断部41は、曲げ応力割断(スクライブ割断)を行うものに限定されず、例えば、レーザー割断やレーザー溶断を行うものであってもよい。
チャック機構42は、第一製造エリア8を通過して第二製造エリア9に至ったガラスリボン5を縦姿勢のままで把持する。チャック機構42は、ガラスリボン5の幅方向一端部と他端部とのそれぞれを、上下方向の複数箇所(図例では上下方向の二箇所であって計四箇所)で把持するように構成されている(図4を参照)。
スクライブ線形成手段は、チャック機構42による把持部の上方で、ガラスリボン5にスクライブ線を形成するものであって、カッタ(直動刃やホイールカッタ)或いはレーザー照射器等で構成される。
折割支持部材43は、チャック機構42の上方に配置されて、ガラスリボン5のスクライブ線形成箇所に裏面側から当接する当接位置と、ガラスリボン5の下降経路と干渉しない退避位置との間で移動可能とされている。折割支持部材43は、棒状体であって、その長手方向両端がガラスリボン5の幅方向両端から食み出している(図4を参照)。
ガラスフィルム製造ライン4は、切断部41の上方に、ガラスリボン5に張りを持たせる等のための第二支持ローラ44を更に備えている。第二支持ローラ44は、上下二段(一段でもよい)に配列されている。
次に、上階のガラスロール製造ライン3が使用され、下階のガラスフィルム製造ライン4が使用されない場合のガラス物品の製造方法について、図2を参照して説明する。なお、ガラスロール製造ライン3に成形部2から下降してくるガラスリボン5の厚み(幅方向中央部の有効部となるガラスリボン5aの厚み)は、例えば200μm未満である。
図2に示すように、成形部2から下降して第一製造エリア8に進入したガラスリボン5は、正規の位置に保持されている方向変換部21によって横方向に方向変換された後、横搬送部22によって横方向に搬送される。
ガラスリボン5の幅方向両端部の非有効部5bは、横搬送部22の搬送方向下流側部位の上方位置に設置された切断部23によって、レーザー割断されて廃棄される。この切断部23は、レーザー36と冷媒37とによる熱応力を利用してレーザー割断を行うものである。
横搬送部22を通過したガラスリボン5、つまり有効部となるガラスリボン5aは、巻取部24において、シートロール38から巻き出された保護シート39に重ねられながら巻芯40の周りにロール状に巻き取られていく。ガラスリボン5aの巻き取り量が所要量になった時点で、ガラスリボン5a及び保護シート39が幅方向に沿って切断され、所要巻き取り半径のガラスロール6が得られる。
一方、下階の第二製造エリア9では、チャック機構42、スクライブ線形成手段及び折割支持部材43で構成される切断部41と、第二支持ローラ44とが、所定の位置で待機した状態にある。この場合、切断部41のチャック機構42、折割支持部材43は、第一フロア10の貫通孔10aを通過して下降するガラスリボン5の下降経路と干渉しない退避位置でそれぞれ待機していることが好ましい。
なお、この実施形態では第一製造エリア8に、複数のガイドローラ45が配列されており、これらガイドローラ45は、ガラスロール製造ライン3(特に方向変換部21)と干渉しない退避位置で待機した状態にある。
このような状態で、ガラスロール6が必要な数量だけ製作された後は、図3に示すように、下階の第二製造エリア9に配列されているガラスフィルム製造ライン4が使用され、上階の第一製造エリア8に配列されているガラスロール製造ライン3が使用されない状態に変更される。以下、この変更された場合のガラス物品の製造方法について説明する。なお、ガラスフィルム製造ライン4に成形部2から下降してくるガラスリボン5の厚み(幅方向中央部の有効部となるガラスフィルム7aの厚み)は、例えば200μm以上である。
図3に示すように、この変更後の使用態様では、ガラスロール製造ライン3の方向変換部21が、成形部2から下降するガラスリボン5の下降経路と干渉しない退避位置に移動して待機状態とされる。そして、成形部2から下階の第二製造エリア9に至ったガラスリボン5は、第二支持ローラ44を通過して更に下降し、チャック機構42と、スクライブ線形成手段と、折割支持部材43との関連動作によって、長手方向所定長さに切断される。
詳しくは、この使用態様では、図4に示すように、成形部2から第二製造エリア9に至るまでの距離が長くなるため、ガラスリボン5が切断部41に至るまでの間に、ガラスリボン5に揺れが生じ易くなる。そこで、切断部41の上側で且つ成形部2の下側の領域(この実施形態では第一製造エリア8)に、ガラスリボン5の下降を案内するガイドローラ45が、上下複数段(図例では三段)に設けられている。これらガイドローラ45は、図4に実線で示す下降案内位置と、同図に鎖線で示す退避位置(ガラスリボン5の下降経路から両側に離間した位置)との間で移動可能とされている。なお、この実施形態では、ガラスリボン5に生じ得る上記の揺れが、ガイドローラ45と第二支持ローラ44との相乗効果によって適切に抑止される。
成形部2から下降して第二製造エリア9に進入したガラスリボン5は、所定位置まで下降した時点でチャック機構42によって把持され、スクライブ線形成手段によって幅方向に沿うスクライブ線が形成される。チャック機構42は、ガラスリボン5の下降に追随して下降すると共に、スクライブ線形成手段は、ガラスリボン5の幅方向に対して下降傾斜するように移動しつつガラスリボン5の下降に追随して下降する。
ガラスリボン5の下端が所定位置に達した時点で、図5に示すように、スクライブ線46の裏面側に折割支持部材43が当接し、その当接部を支点としてチャック機構42がガラスリボン5を回動させることで、幅方向に沿う折り割りが行われ、矩形のガラスフィルム7が得られる。矩形のガラスフィルム7は、図5に鎖線で示すように、チャック機構42によってガラスフィルム7の厚み方向(矢印A方向)に搬送された後、上端を吊支部材47によって把持される。この後、矩形のガラスフィルム7は、吊支部材47によって、図4に示すように、ガラスフィルム7の面方向(矢印B方向)に沿って、ガラスリボン5の下降経路と干渉しない位置まで搬送される。その後、矩形のガラスフィルム7は、縦方向に沿って形成された一対のスクライブ線48に沿って折り割りにより切断される。その結果、矩形のガラスフィルム7の幅方向両端部の非有効部7bが切断除去され、幅方向中央部の有効部となるガラスフィルム7aが得られる。このような動作は、ガラスリボン5の下降に伴って繰り返し行われ、その結果、有効部となるガラスフィルム7aが複数枚得られる。
ガラスフィルム7aが必要な数量だけ製作された後は、図2に示す既述の使用態様に再び変更することもできる。すなわち、ガラスロール製造ライン3とガラスフィルム製造ライン4との一方と他方とが択一的に使用されるため、ガラスロール6を必要な数量だけ製造した後に、ガラスフィルム7aを必要な数量だけ製造するという事を繰り返し行うことが可能となる。
図6に示すように、第二製造エリア9でガラスフィルム7を製作している状態で、第一製造エリア8に配列されている製造設備を調整するために、第一製造エリア8にガラスロール49が配置される。ガラスロール49は、巻芯50の周りに、ガラスリボン(第二ガラスリボン)51と保護シート52とを重ねて巻き取ったものである。保護シート52としては、例えば、合紙、不織布、樹脂シート(特に発泡樹脂シート)などを用いることができる。
詳しくは、図7及び図8に示すように、ガラスロール49を保持する保持部53が、横搬送部22の浮上搬送部29のうちの一枚の支持板32に、ゴム板などの緩衝シート54を介して載置される。保持部53及び緩衝シート54は支持板32に対して着脱可能であり、第一製造エリア8でガラスロール6を製作する際には支持板32から取り除くことができる。なお、保持部53は、浮上搬送部29に載置する場合に限定されず、横搬送部22の他の構成要素(例えば、ベルトコンベア28や搬送台30)に載置してもよい。
この実施形態では、保持部53は、ガラスロール49の幅方向一端部と他端部とのそれぞれに配置された一対の脚部55と、一対の脚部55の間に架設された状態でガラスロール49の巻芯50の内部に挿通された支持軸56とを備えている。脚部55は、緩衝シート54を介して支持板32に載置されている。支持軸56は、巻芯50を回転可能に支持している。なお、この実施形態では、巻芯50は、搬送用シート34及び/又は巻取部24によるガラスリボン51の牽引力で従動回転するようになっているが、巻芯50は、保持部53によって駆動回転するようにしてもよい。
このようにガラスロール49を配置した状態で、ガラスリボン51及び保護シート52がガラスロール49から巻き出された後に、保護シート52が巻芯57の周りに巻き取られてガラスリボン51から分離する。一方、保護シート52と分離したガラスリボン51は、横搬送部22(この実施形態では、支持板32よりも下流側の搬送部)によって横方向に搬送される。ガラスリボン51の幅方向両端部51bは、横搬送部22の上方位置に設置された切断部23によってレーザー割断されて廃棄される。横搬送部22を通過したガラスリボン51の幅方向中央部51aは、巻取部24において、シートロール38から巻き出された保護シート39に重ねられながら巻芯40の周りにロール状に巻き取られていく。これにより、巻取部24においてガラスロール58が製作される。
このようにガラスロール49から巻き出されたガラスリボン51を用いて、第一製造エリア8に配列された製造設備を実際に動作させることで、ガラスリボン51に対する影響を観察しながら、第一製造エリア8に配列された製造設備を精度よく調整することができる。
また、このような調整の際、ガラスリボン51は成形部2に連続していないため、ガラスリボン51の割れなどの不具合が生じても成形部2にその影響が及ばない。従って、第一製造エリア8に配列された製造設備の調整が容易になる。
更に、第二製造エリア9でガラスフィルム7を製作している間に、第一製造エリア8に配列された製造設備の調整を行うことができる。そのため、上階の第一製造エリア8に配列されているガラスロール製造ライン3が使用され、下階の第二製造エリア9に配列されているガラスフィルム製造ライン4が使用されない状態に再び変更される時には、第一製造エリア8内の製造設備が既に調整された状態とすることができる。従って、このような使用態様の変更直後からガラスロール6の製作をスムーズに開始することができる。
ここで、第一製造エリア8に配列された製造設備の調整は、横搬送部22、切断部23及び巻取部24のうちの少なくとも一つの調整を含む。横搬送部22の調整には、搬送速度の調整、横搬送部22を構成する各搬送部の搬送方向に対する平行度の調整などがある。切断部23の調整には、レーザー36の出力やスポット径の調整、冷媒37の噴射圧や噴射範囲の調整、レーザー36と冷媒37との間の搬送方向の離間距離の調整などがある。巻取部24の調整には、巻芯40の回転速度(巻取速度)の調整、上下方向位置の調整などがある。
ガラスロール49に含まれるガラスリボン51の厚み、幅、ガラス組成のうちの少なくとも一つが、成形部2からガラスロール製造ライン3に供給されるガラスリボン5と実質的に同じであることが好ましい。従って、図1に示した使用態様で製作されたガラスロール6を第一製造エリア8に配列された製造設備の調整用ガラスロール49として使用することが好ましい。もちろん、別の成形部で成形されたガラスリボンを用いて製作されたガラスロールを使用してもよい。また、ガラスリボン51は、幅方向両端部51bに耳部を有していてもよいし、有していなくてもよい。
ガラスロール49の配置位置は、横搬送部22の少なくとも一部にガラスリボン51を供給できる位置であれば、浮上搬送部29に対応する位置に限定されない。しかしながら、ガラスロール49の配置位置が巻取部24に近接しすぎると、ガラスリボン51を用いて調整できる範囲が小さくなるため、ガラスロール49の配置位置は、切断部23よりも搬送方向上流側で横搬送部22にガラスリボン51を供給できる位置であることが好ましい。また、図示は省略するが、横搬送部22の搬送面よりも下方にガラスロール49を配置した状態で、ガラスロール49からガラスリボン51を上方(例えば斜め上方)に巻き出し、横搬送部22の搬送面にガラスリボン51を供給するようにしてもよい。
ガラスロール49の保持態様は特に限定されない。例えば、図9に示すように、保持部53が一対の脚部55と支持軸56とを備えている場合に、一対の脚部55を支持板32の幅方向両端部の外側で下方に延ばして第一フロア10に載置してもよい。また、図10に示すように、ガラスロール49の巻芯50を上端側フロア20から吊り下げた状態で保持してもよい。この場合、上端側フロア20に滑車59などの昇降装置を介して巻芯50を吊り下げることで、同図に鎖線で示すように、ガラスロール49を使用しないときは、ガラスロール製造ライン3と干渉しない退避位置(ガラスロール製造ライン3から上方に離間した位置)に移動可能としてもよい。
<第二実施形態>
図11に示すように、本発明の第二実施形態に係るガラス物品の製造方法を実施するための製造設備1が、上述の第一実施形態に係る製造設備と主として相違している点は、第一製造エリア8に配列された製造設備を調整するためのガラスロール49の配置位置にある。したがって、以下の説明に際して、第一実施形態と共通の構成要素については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する(後述する第三実施形態も同様)。
第二実施形態では、ガラスロール49が、横搬送部22の搬送方向上流端、つまりベルトコンベア28の搬送方向上流端よりも上流側に配置されている。これにより、ガラスロール49から巻き出されたガラスリボン51が、横搬送部22の搬送方向全域を使用して搬送される。そのため、横搬送部22の搬送方向全域の任意位置で、ガラスリボン51を用いて横搬送部22の調整を行うことができる。もちろん、この状態で、切断部23や巻取部24などを調整してもよい。
<第三実施形態>
図12に示すように、本発明の第三実施形態に係るガラス物品の製造方法を実施するための製造設備1が、上述の第一実施形態及び第二実施形態に係る製造設備と主として相違している点は、成形部2におけるガラスリボン5の成形を停止した状態で、第一製造エリア8に配列された製造設備を調整するために、ガラスロール49からガラスリボン51を巻き出している点である。
図12では、ガラスロール49を第一実施形態と同様に支持板32に配置した状態を例示しているが、ガラスロール49を第二実施形態と同様に横搬送部22の搬送方向上流側に配置してもよい。ガラスロール49の配置位置は、横搬送部22の少なくとも一部にガラスリボン51を供給できる位置であれば特に限定されない。
本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、更に種々なる形態で実施し得る。
上記の実施形態では、ガラスロール製造ライン3でのガラスリボン5の厚みが、ガラスフィルム製造ライン4でのガラスリボン5の厚みよりも小さくされているが、この両者の厚みの関係が逆であってもよく、或いは両者の厚みが同一であってもよい。
上記の実施形態では、ガラスロール製造ライン3が配列された第一製造エリア8が、ガラスフィルム製造ライン4が配列された第二製造エリア9の上側に配置されている場合を説明したが、ガラスロール製造ライン3が配列された第一製造エリア8が、ガラスフィルム製造ライン4が配列された第二製造エリア9の下側に配置されていてもよい。
上記の実施形態では、ガラスロール製造ライン3とガラスフィルム製造ライン4とを有する製造設備を説明したが、本発明はガラスロール製造ライン3のみを有する製造設備および製造方法にも適用できる。
上記の実施形態では、第一製造エリア8で、切断部23によってガラスリボン5、51の幅方向両端部の非有効部5b、51bを切断除去する場合を説明したが、切断部23によってガラスリボン5、51を複数の有効部に分割してもよい。この場合、成形部2から供給されるガラスリボン5及び/又はガラスロール49から供給されるガラスリボン51から、サイズの異なる複数のガラスロールを新たに製作することができる。
上記の実施形態では、オーバーフローダウンドロー法によってガラスリボン5を成形する製造設備を説明したが、本発明は、スロットダウンドロー法、リドロー法などの他のダウンドロー法や、フロート法によってガラスリボン5を成形する製造設備及び製造方法にも適用できる。
上記の実施形態では、第一製造エリア8にガラスロール49を配置すると共に、そのガラスロール49から巻き出したガラスリボン51を用いて、第一製造エリア8に配列された製造設備を調整する場合を説明したが、第一製造エリア8に配列された製造設備の調整が不要な場合は、横搬送部22、切断部23及び巻取部24を、ガラスロール49に含まれるガラスリボン51に対して加工を行うためのロール・ツー・ロール(Roll to Roll)装置として利用することもできる。この場合、第二製造エリア9でガラスフィルム7を製作しつつ、第一製造エリア8でガラスロール58を製作することができるため、設備の有効利用を図ることができる。
1 ガラス物品の製造設備
2 成形部
3 ガラスロール製造ライン
4 ガラスフィルム製造ライン
5 ガラスリボン(第一ガラスリボン)
6 ガラスロール
7 ガラスフィルム
8 第一製造エリア
9 第二製造エリア
21 方向変換部
22 横搬送部
23 切断部
24 巻取部
25 ローラ
28 ベルトコンベア
29 浮上搬送部
30 搬送台
49 ガラスロール(調整用ガラスロール)
51 ガラスリボン(第二ガラスリボン)
53 保持部

Claims (5)

  1. 成形部から供給された第一ガラスリボンを、横搬送部で横方向に搬送しながら搬送方向下流端にて巻取部でロール状に巻き取る第一巻取工程を備えたガラス物品の製造方法において、
    前記成形部から前記横搬送部への前記第一ガラスリボンの供給を停止した状態で、第二ガラスリボンを含むガラスロールから前記第二ガラスリボンを巻き出すと共に、巻き出された前記第二ガラスリボンを前記横搬送部で搬送しながら前記巻取部で巻き取る第二巻取工程を備えていることを特徴とするガラス物品の製造方法。
  2. 前記横搬送部のうち、前記第一ガラスリボンの通過領域と前記第二ガラスリボンの通過領域とが重複する部分に、前記第一ガラスリボンを長手方向に沿って切断する時と前記第二ガラスリボンを長手方向に沿って切断する時とで共用する切断部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
  3. 前記横搬送部は、前記第一ガラスリボンに搬送面から流体を噴射することにより、前記第一ガラスリボンの少なくとも一部を前記搬送面から浮上させた状態で搬送する浮上搬送部を備え、
    前記ガラスロールを保持する保持部が、前記浮上搬送部の前記搬送面に載置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス物品の製造方法。
  4. 前記横搬送部と前記巻取部とが配置され、前記第一巻取工程と前記第二巻取工程とを行うための第一製造エリアと、前記第一ガラスリボンを長手方向所定長さに切断してガラスフィルムを得る第二製造エリアとを、上下に区分して配置させると共に、前記第一ガラスリボンを前記第一製造エリアと前記第二製造エリアとに択一的に供給可能とした状態で、
    前記第二製造エリアにて、前記第一ガラスリボンから前記ガラスフィルムを得ながら、前記第一製造エリアにて、前記第二巻取工程を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のガラス物品の製造方法。
  5. 第一ガラスリボンを成形する成形部と、前記成形部から供給された前記第一ガラスリボンを横方向に搬送する横搬送部と、前記横搬送部で搬送された前記第一ガラスリボンを搬送方向下流端にてロール状に巻き取る巻取部とを備えたガラス物品の製造設備において、
    第二ガラスリボンを含むガラスロールを保持する保持部を備え、
    前記成形部から前記横搬送部への前記第一ガラスリボンの供給を停止した状態で、前記ガラスロールから前記第二ガラスリボンを巻き出すと共に、巻き出された前記第二ガラスリボンを前記横搬送部で搬送しながら前記巻取部で巻き取るように構成されていることを特徴とするガラス物品の製造設備。
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