JP2019182368A - 乗物用シート - Google Patents
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Abstract
Description
図1(a)に示すように、本実施形態の乗物用シートは、自動車に搭載される車両用シートSであり、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3とを備えて構成されている。車両用シートSは、図1(a)に示す着座状態と、図1(b)に示す格納状態とに切替可能な構成となっている。着座状態は、シートクッションS1に対してシートバックS2が立ち上がった状態、すなわち、人が座るときの状態である。また、格納状態は、シートバックS2が前に倒れてシートクッションS1の上に重なって配置されるとともに、シートクッションS1が着座状態から前側かつ下側に移動して車体(車両)のフロアFLの近くに配置される状態である。
クッションパイプフレーム11は、金属製のパイプを略U字形状に屈曲して形成したフレームであり、略前後に延びる左右のフロントサイドフレーム11Aと、左右のフロントサイドフレーム11Aの前部同士を連結するフロントフレーム11Bとを有している。
リアサイドフレーム12は、板金からなる。リアサイドフレーム12の前部には、フロントサイドフレーム11Aの後部が溶接により接続されている。
リアフレーム13は、パイプからなり、左右のリアサイドフレーム12の後部同士を連結している。
サイドブラケット23は、板金からなり、断面視略U字形状の上下に長い長尺状に形成されている。サイドブラケット23の上部には、左右のサイドフレーム21Aの下部が溶接により接続されている。
バックパネル24は、板金からなり、前側から見て、バックパイプフレーム21と重なって配置されている。バックパネル24は、バックパイプフレーム21およびサイドブラケット23に溶接により接合されている。バックパネル24には、前側に向けて凸となり、後側から見て凹む形状をなす複数のビードや凸部が形成されている。バックパネル24の詳細については後述する。
ベース52は、回動アーム53やコイルバネ55を支持する部材であり、板金からなる。ベース52は、一方の第1ビード241の上端部と、上側の第2ビード242の中央部付近に溶接により固定されている(溶接部W6参照)。これにより、ロック解除機構50は、2つの上下に延びるビード241,242の間に架け渡すように設けられている。
図4(a)に示す着座状態からロック解除機構50(図2参照)を操作してシートバックS2のロックを解除し、シートバックS2をシートクッションS1に対して前に倒していくと、バックフレームF2が第4軸A4を中心に前側に回動する。これにより、第3軸A3が第4軸A4を中心に前側に回動し、クッションフレームF1が前側に移動していく。また、クッションフレームF1が前側に移動すると、第1軸A1が第2軸A2を中心に前側かつ下側に回動することで、リンク30が第2軸A2を中心に前へ倒れるように回動し、クッションフレームF1が前側かつ下側に移動する。そして、図4(b)に示すように、シートバックS2がシートクッションS1の上に重なると、車両用シートSは、格納状態に切り替わる。
例えば、前記実施形態では、バックパネル24(板状フレーム)に設けられた第1ビード241の第1膨出部241A,241Bが左右方向内側に膨出していたが、これに限定されず、例えば、左右方向外側に膨出していてもよい。また、各第1ビードは、第1膨出部を1つだけ有する構成であってもよいし、3つ以上有する構成であってもよい。また、第1膨出部を複数有する場合、一部が左右方向内側に膨出し、残りの一部が左右方向外側に膨出する構成であってもよい。第3ビードの第2膨出部についても同様である。
21B アッパーフレーム
21C ロアフレーム
21D 平面部
24 バックパネル
241 第1ビード
241A,241B 第1膨出部
242 第2ビード
243 第3ビード
243A 第2膨出部
244 第4ビード
244A 第1延在部
244B 第2延在部
245 第1接続凸部
246 第2接続凸部
247 第3接続凸部
249 補強凸部
S 車両用シート
Claims (10)
- 左右方向に離間して配置された左右のサイドフレームと、
前記左右のサイドフレームの一端部同士を連結する第1連結フレームと、
着座者側から見て前記左右のサイドフレームおよび前記第1連結フレームと重なって配置された板状フレームと、を備え、
前記板状フレームは、左右方向に離間して配置され、着座者側または着座者側と反対側に向けて凸となり、左右方向に直交する直交方向に延びる左右の第1ビードを有し、
前記左右の第1ビードは、着座者側から見て左右方向に膨出する第1膨出部をそれぞれ有することを特徴とする乗物用シート。 - 前記第1膨出部は、前記第1ビードの両端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記板状フレームは、前記左右の第1ビードの間で前記直交方向に並んで配置され、前記第1ビードと同じ側に向けて凸となり、前記直交方向に延びる複数の第2ビードを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
- 前記板状フレームは、前記左右の第1ビードの左右方向両側にそれぞれ設けられた、前記第1ビードと同じ側に向けて凸となり、前記直交方向に延びる第3ビードを有し、
前記第3ビードは、着座者側から見て左右方向に膨出する第2膨出部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記板状フレームは、前記左右の第1ビードの左右方向両側、かつ、前記第3ビードの前記直交方向における一方側および他方側の少なくとも一方にそれぞれ設けられた、前記第1ビードと同じ側に向けて凸となる第4ビードを有し、
前記第4ビードは、前記直交方向に延びる第1延在部と、前記第1延在部の前記第3ビードから遠い端部から左右方向に延びる第2延在部とを有することを特徴とする請求項4に記載の乗物用シート。 - 前記板状フレームは、前記第1連結フレームに向けて凸となり、前記第1連結フレームに接続される第1接続凸部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。
- 前記板状フレームは、左右方向に離間して配置され、前記サイドフレームに向けて凸となり、前記サイドフレームに接続される左右の第2接続凸部を有することを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
- 前記板状フレームは、前記第1接続凸部と前記第2接続凸部の間に形成され、前記第1接続凸部および前記第2接続凸部と反対側に向けて凸となる補強凸部を有することを特徴とする請求項7に記載の乗物用シート。
- 前記左右のサイドフレームの他端部同士を連結する第2連結フレームを備え、
前記板状フレームは、前記第2連結フレームに向けて凸となり、前記第2連結フレームに接続される複数の第3接続凸部を有することを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記左右のサイドフレームおよび前記第1連結フレームは、単一のパイプからなり、前記サイドフレームが、円形断面を有し、前記第1連結フレームが、着座者側または着座者側と反対側を向いて、左右方向の一端から他端まで延びる平面部を有することを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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