JP2019182171A - 小型電動車両 - Google Patents

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木田 正吾
Shogo Kida
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Abstract

【課題】障害への接近や自動回避の発動を搭乗者に的確に報知できる小型電動車両を提供する。【解決手段】左右ハンドル(61,62)の操作トルクに応じて操舵する操舵操作装置(6)と、進行方向前方の路面および障害を検出する外界検出部(7)と、前記外界検出部が障害を検知した際に自動操舵回避する制御を行う障害回避制御部(11)と、を備えた小型電動車両(1)において、前記障害回避制御部は、前記自動操舵回避中に、前記ハンドル(61,62)に順操舵となる所定以上の操作トルクが加わった場合(P1)、および、前記障害に接近しない範囲で前記ハンドルに逆操舵となる所定以上の操作トルクが加わった場合(P2)に、自動操舵を停止するオーバーライド機能を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、シニアカーや電動車椅子などの小型電動車両に関し、さらに詳しくは、障害回避機能を備えたハンドル型電動車椅子に関するものである。
シニアカーや電動車椅子などの小型電動車両は、速度や車体サイズなどの規定を満たす場合には法令上歩行者扱いとなり、車道ではなく歩道を走行する。そのため、走路上には他の歩行者などの様々な障害物が存在する。そこで、歩行者などの障害物との衝突を防止するためのシステムが開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−43111号公報
このような小型電動車両は、進行方向前方の障害物を検知した場合に、走行用モータを減速または停止することによって、障害物との衝突を未然に防止するようにしているが、減速や停止による衝突防止のみならず、ステアリング機構に取付けた操舵用モータを制御して、障害物を自動操舵により回避するシステムも検討されている。
ところで、このような障害回避システムにおける自動操舵は、車道走行を前提とした自動車のオートパイロット機能とは異なり、あくまでも障害回避を目的とした限定的なものに過ぎない。そのため、障害回避後の走行経路や進行方向が、小型電動車両の搭乗者(操縦者)が意図する方向と異なる場合や、搭乗者自身の手動操舵による障害回避に移行したい場合もある。したがって、障害回避に係る自動操舵中に搭乗者の操舵介入によって手動操舵に切替わるオーバーライド機能を備えることが好ましい。
本発明は、従来技術の上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、障害回避に係る自動操舵中におけるオーバーライド機能を適切に実施できる小型電動車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、
左右ハンドルの操作トルクに応じて操舵する操舵操作装置と、
進行方向前方の路面および障害を検出する外界検出部と、
前記外界検出部が障害を検知した際に自動操舵回避する制御を行う障害回避制御部と、
を備えた小型電動車両において、
前記障害回避制御部は、前記自動操舵回避中に、前記ハンドルに順操舵となる所定以上の操作トルクが加わった場合、および、前記障害に接近しない範囲で前記ハンドルに逆操舵となる所定以上の操作トルクが加わった場合に、自動操舵を停止するオーバーライド機能を有することを特徴とする。
本発明に係る小型電動車両は、上記のように、自動操舵回避中に、ハンドルに順操舵となる所定以上の操作トルクが加わった場合、および、障害に接近しない範囲でハンドルに逆操舵となる所定以上の操作トルクが加わった場合に、自動操舵を停止するオーバーライド機能を有するので、搭乗者自身が障害を認識して手動操舵(順操舵)により障害回避することを選択する場合や、自動操舵回避により障害から離去する段階で搭乗者が意図する方向に進みたい場合に手動操舵(順操舵、逆操舵)することで、自動操舵を中止でき、搭乗者の意思を反映した障害回避が可能であるとともに、障害に接近するような操舵では直ちにオーバーライドせず、自動操舵が継続されるので、誤操作による障害への接近等を防止できる。
本発明実施形態に係る小型電動車両を示す斜視図である。 本発明実施形態に係る小型電動車両を示す側面図である。 本発明実施形態に係る小型電動車両の操舵機構を示す斜視図である。 本発明実施形態に係る小型電動車両のハンドル操作を示す平面図である。 本発明実施形態に係る小型電動車両の制御系統を示すブロック図である。 本発明第1実施形態に係る小型電動車両の(a)障害領域検出および(b)自動操舵による障害回避を示す概略平面図である。 本発明実施形態に係る小型電動車両の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2において、本発明第1実施形態に係る小型電動車両1は、車体2の前部21に操舵輪である前輪41、後部23に駆動輪である後輪51を備え、後輪51にはギヤボックス52を介して走行用モータ5の動力が伝達されるようになっている。
車体2は、前部21から後部23の周囲に延びるフレーム20を備え、前部21と後部23との間にステップ22が設けられ、後部23のフェアリング内部にはバッテリー8が搭載されている。フレーム20には、後部23の上側を跨ぐようにシートフレーム24が設けられ、このシートフレーム24の中央に立設されたポスト30にシート3が支持されている。
シート3は、シートクッション31、シートバック32、アームレスト33,34を備え、右のアームレスト33の先端には支持アーム35を介して操作部36が設けられている。操作部36には、左右独立したハンドル61,62を有する操舵操作装置6と、左右の外界センサ71,72を含む外界検出部7が設けられ、左右のハンドル61,62にはアクセル53,53が付設されている。
左右のアクセル53,53は、速度コントローラ50に接続されており、左右何れかまたは両方のアクセル53,53を把持する操作に応じて、速度コントローラ50により走行用モータ5の出力が制御され、小型電動車両1が発進し、所定速度(またはアクセル操作量に応じた速度)で走行し、アクセル53,53の(把持を緩めることで減速し)把持を止めることで停止する。
操舵操作装置6は、左右のハンドル61,62からなる操作部と、操舵輪である前輪41の操舵機構4とが機械的に連結されていないステアバイワイヤによる操舵システムを構成している。すなわち、図3に示すように、左右のハンドル61,62は、それぞれの基部が右側操舵反力アクチュエータ63,左側操舵反力アクチュエータ64(モータ)の回動軸に固定され、これらの回動軸には、それぞれハンドル61,62の操作角を検出する右側操作角センサ65,左側操作角センサ66と、それぞれの回動軸のトルクを検出する右側ハンドルトルクセンサ67,左側ハンドルトルクセンサ68が設けられている。
左右の操作角センサ65,66およびハンドルトルクセンサ67,68の検出信号は操舵コントローラ60に送られ、それに応じた制御信号が操舵コントローラ60から操舵反力アクチュエータ63,64に出力され、搭乗者が左右のハンドル61,62を操舵している間は、操作角および操作トルクに応じた制御信号が操舵機構4の操舵角コントローラ40に出力される。
例えば、図4(a)に示すように、左右何れか(この場合は左方向)に操舵されている状態から、搭乗者が操舵反力アクチュエータ63,64による操舵反力に抗して、左右のハンドル61,62の操作角を増し加えるような操舵を行った場合は、操作角および操作トルクに応じた制御信号が操舵機構4の操舵角コントローラ40に出力される。
一方、図4(b)に示すように、左右何れか(この場合は左方向)に操舵されている状態から、搭乗者が操舵力を緩めると、操舵反力アクチュエータ63,64により左右のハンドル61,62の操作角がゼロ復帰する。なお、操舵操作装置6を構成する左右のハンドル61,62と操舵反力アクチュエータ63,64は、後述する障害回避制御部11と連動した振動警報装置の加振手段を兼ねている。
操舵機構4は、左右のサスペンションアーム43の先端に枢支されたナックル42、左右のナックル42の端部を連結するタイロッド44を含み、操舵コントローラ60からの操舵角指令に応じて、操舵角コントローラ40により操舵用アクチュエータ46(モータ)の正逆回転が制御され、ラックピニオン機構45を介してタイロッド44が左方向または右方向に移動し、左右のナックル42に回転自在に支持された前輪41,41が操舵され、搭乗者が操舵力を緩めると、操舵用アクチュエータ46は操舵角ゼロに戻って停止するように構成されている。
なお、左右のナックル42が1つのタイロッド44で連結される代わりに、操舵用アクチュエータ46で駆動されるクランク等の部材と左右のナックル42とが個別のタイロッドで連結される構成や、左右のナックル42が個別の操舵用アクチュエータで操舵される構成とすることもできる。
外界検出部7は、図1および図2に示すように、操作部36前端部に取付けられた左右の外界センサ71,72を含む。外界センサ71,72は、進行方向前方の障害物、歩行者、段差などの存在と相対距離を画像データや点群データとして障害回避制御部11に入力するための検知手段からなり、例えば、路面の3次元的形状を取得できるステレオカメラやレーザーレーダを好適に用いることができる。
障害回避制御部11は、図5に示すように、障害検出部12、障害領域判定部13、回避経路生成部14、警報制御部15を含み、これらの機能を実施するためのコンピュータ、すなわち、プログラム及びデータを記憶したROM、演算処理を行うCPU、前記プログラム及びデータを読出し、動的データや演算処理結果を記憶するRAM、および、入出力インターフェースなどで構成されている。
障害検出部12は、外界検出部7(外界センサ71,72)に取得された画像データや点群データに基づいて進行方向前方の路面形状や建造物などの静止物体と歩行者や自転車などの移動体をパターンマッチングなどの画像処理によって識別する。さらに、時系列フィルタを用いて移動体の現在の状態から未来位置を予測し、自車進路への接近または接触の可能性が推定される場合は、速度コントローラ50により走行用モータ5の出力を制御し、小型電動車両1を減速または減速停止させることで、衝突や接触を未然に回避する。
障害領域判定部13は、障害検出部12で識別された路面形状や建造物などの静止物体の位置情報や形状データから、小型電動車両1が走行不可能な段差(上り段差、下り段差)や溝(進入角度により許容幅が異なる)、走路狭窄部、急坂(上り坂、下り坂)などの障害領域を検出する。
回避経路生成部14は、障害検出部12で識別された路面形状や建造物などの静止物体の位置情報や形状データと現在の車両位置に基づき、障害領域判定部13で検出された障害領域を右方向または左方向の自動操舵によって回避するための回避経路を算出する。すなわち、進行方向前方の障害領域が存在する方向と反対方向への進路変更を行った場合の走行経路を推定し、その走行経路により現在検出されている障害領域を回避でき、かつ、他の障害領域に接近しない場合に、その走行経路を回避経路とする。
警報制御部15は、障害領域判定部13で検出された障害領域の位置に従って、左右別々に動作可能な振動警報装置(操舵コントローラ60、操舵反力アクチュエータ63,64)に振動警報のための制御信号を出力する。
すなわち、左右の操舵反力アクチュエータ63,64は、操舵コントローラ60からの制御信号により、搭乗者のハンドル操作角に応じた操舵反力を左右ハンドル61,62に付与する基本動作に加えて、振動警報時には、警報制御部15から出力される左右何れかの振動警報(制御信号)が、操舵コントローラ60からの制御信号に重畳されることにより、対応するハンドル61,62に微細な振動を付与する加振手段(振動警報装置)として機能する。
次に、上記実施形態に基づく小型電動車両1の障害回避動作について、図6および図7を参照しながら説明する。
小型電動車両1の走行中は、外界検出部7と障害回避制御部11は常に作動しており、外界検出部7は小型電動車両1の進行方向前方のセンシングを行う(ステップ100)。
先ず、障害回避制御部11(障害検出部12)が、外界検出部7に取得された画像データや点群データに基づいて進行方向前方の路面形状や建造物などの静止物体と歩行者や自転車などの移動体等の障害を検出し(ステップ110)、移動体との接触の可能性が推定される場合は、小型電動車両1を減速または減速停止させ、衝突や接触を未然に回避する。
次いで、障害領域判定部13は、障害検出部12で識別された路面形状や建造物などの静止物体の位置情報や形状データから、走行不可能な段差(上り段差、下り段差)や溝、走路狭窄部、急坂(上り坂、下り坂)などの障害領域を検出する(ステップ120)。
例えば、図6(a)に示すように、進行方向右側前方に障害領域として下り段差Dが検出された場合、警報制御部15は、障害領域判定部13の判定に基づいて「右側」振動警報(警報制御信号)を出力し、右側ハンドル61の振動警報を作動させることにより、搭乗者は、進行方向右側前方に障害領域(下り段差D)が存在することを認識できる。
これと並行して、障害回避制御部11(回避経路生成部14)は、図6(b)に示すように、障害領域(下り段差D)を反対方向(ここでは左方向)への自動操舵によって回避するための回避経路Pを生成し、その経路に他の障害領域がない場合に、その走行経路を回避経路Pとする(ステップ130)。
次いで、障害回避制御部11から、回避経路Pに沿って走行すべく、操舵角コントローラ40により操舵用アクチュエータ46が制御され、自動操舵による障害回避が開始される(ステップ140)。この際、図6(b)に示すように、警報制御部15からの制御信号により左側ハンドル62の振動警報が作動することにより、搭乗者は、左方向への自動操舵による障害回避が開始されたことを認識できる。
自動操舵による回避経路Pの走行中(ステップ141)は、前輪41′の操舵角に対応するように左右ハンドル61,62の操作角が制御され、かつ、左右のハンドルトルクセンサ67,68により対応する左右ハンドル61,62に手動操舵により入力される操作トルクが検出される(ステップ142)。
有意な操作トルクの入力が検出された場合は、操作トルクの方向が、自動操舵の操舵方向に対して操舵角を増し加える順操舵であるか否か、すなわち、ハンドルトルクセンサ67,68の入力トルクがプラス方向(順操舵)かマイナス方向(逆操舵)かがチェックされる(ステップ143)。
例えば、図6(b)に符号P1で示すように、ある地点P1において順操舵となるプラスの操作トルクが左右何れかのハンドルトルクセンサ67,68に検出された場合には、入力トルクの値が順操舵オーバーライド閾値1より大きいか否かがチェックされる(ステップ144)。
入力トルク値が順操舵オーバーライド閾値1より大きい場合には、搭乗者が手動操舵に移行する意図をもって操舵したものと判断し、自動操舵による障害回避を終了し、そのまま手動操舵に引き継がれる(ステップ150)。一方、入力トルク値が順操舵オーバーライド閾値1以下の場合には、単にハンドル61,62を把持する操作に付随したものと見做し、そのまま自動操舵による障害回避を継続する。
一方、この地点P1において、逆操舵となる操作トルクが左右何れかのハンドルトルクセンサ67,68に検出された場合には、入力トルクの値が逆操舵オーバーライド閾値2より大きいか否かがチェックされる(ステップ145)。
この逆操舵オーバーライド閾値2は、回避経路Pの初期では十分に大きく設定されており、逆操舵によるオーバーライドは禁止されるようになっている。回避経路Pの初期に逆操舵により手動操舵に移行すると障害領域Dに接近することが予想されるので、逆操舵によるオーバーライドは禁止され、自動操舵による回避経路Pの走行が継続される。
その後、例えば、図6(b)に符号P2で示すように、回避経路Pの終盤の地点P2において、逆操舵となる操作トルクが左右何れかのハンドルトルクセンサ67,68に入力された場合には、回避経路Pの初期よりも十分に小さい値に設定されている後期の逆操舵オーバーライド閾値2と比較される(ステップ145)。
回避経路Pの終盤(P2)では、自動操舵による回避経路Pの走行から、搭乗者が本来目的としていた方向に進行するために、操舵介入することも想定されるので、入力トルク値が後期の逆操舵オーバーライド閾値2より大きい場合には、搭乗者が手動操舵に移行する意図をもって操舵したものと判断し、自動操舵による障害回避を終了し、そのまま手動操舵に引き継がれる(ステップ150)。
入力トルク値が後期の逆操舵オーバーライド閾値2以下の場合、そのまま自動操舵による経路走行が継続され、回避経路Pの終点に達すると(ステップ141)、左右ハンドル61,62の振動警報(または他の告知手段)により自動操舵による経路走行の終了が告知され、手動操舵に引き継がれる(ステップ150)。
経路走行初期および後期の逆操舵オーバーライド閾値2は、経路走行距離に応じて漸次または段階的に小さくなる設定や、経路走行前半(無限大、すなわち、オーバーライド禁止)と後半(所定値)の2段階の設定、経路走行距離に反比例する設定などとすることができる。
また、逆操舵オーバーライドは障害領域への接近を伴う場合があるため、基本的に順操舵オーバーライド閾値1は逆操舵オーバーライド閾値2よりも小さい値とすることが好ましい。
上記実施形態では、左右のハンドル61,62の如何に拘わらず、順操舵、逆操舵の各場合のオーバーライド閾値について述べたが、本実施形態における左右分離式のハンドル61,62では、例えば、図4(a)に示すような左方向への操舵(図6(b)における順操舵)、すなわち、それぞれのハンドル61,62の回動軸61a,62aを中心に左方向に回動させる操舵であっても、右ハンドル61は搭乗者側から押す方向の操作(伸展動作)、左ハンドル62は搭乗者側に引く操作(屈曲動作)となり、異なる動作と見ることもできる。
ステアバイワイヤによる操舵システムでは、操舵トルクは操作が不安定にならない範囲で十分に小さく設定されているため、過大な操舵力を必要とすることはないが、上腕の最大発揮力は屈曲側と伸展側で異なり、屈曲側が大きいという研究もある。そこで、引く操作(屈曲動作)と押す方向の操作(伸展動作)のオーバーライド閾値を異なる値、例えば、押す方向の操作(伸展動作)のオーバーライド閾値よりも引く操作(屈曲動作)のオーバーライド閾値を大きく設定することもできる。
また、引く操作(屈曲動作)と押す方向の操作(伸展動作)の操作力は、利き手や身体能力の低下など、搭乗者の個人的条件により異なる場合もあるので、左右ハンドル61,62を含む操舵操作装置6または障害回避制御部11に、搭乗者の個人的条件を取得するための測定プログラムメニューを用意してもよい。
例えば、小型電動車両1の停止状態で、左右ハンドル61,62それぞれにつき、1回ないしは数回、引く操作(屈曲動作)と押す方向の操作(伸展動作)を行い、操作トルクの基礎データを取得し、オーバーライド閾値や手動操舵の操舵反力に反映させることで、搭乗者の個人的条件の影響を排除できる。
また、左右分離式のハンドル61,62の何れか一方のみで操舵が行えるので、左右分離式でありながら、左右一体型のハンドルやステアリングホイールと同様の操舵が行えることに加えて、左右両方に操舵システムを有する冗長性によって、左右何れかが失陥した場合にも他の一方で走行を継続できる利点もある。
以上、本発明の実施の形態について述べたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいてさらに各種の変形および変更が可能である。
1 小型電動車両
2 車体
3 シート
4 操舵機構
5 走行用モータ
6 操舵操作装置
7 外界検出部
11 障害回避制御部
12 障害検出部
13 障害領域判定部
14 回避経路生成部
15 警報制御部
26,36 操作部
40 操舵角コントローラ
46 操舵用アクチュエータ
50 速度コントローラ
53 アクセル
60 操舵コントローラ
61,62 ハンドル
63,64 操舵反力アクチュエータ
65,66 操作角センサ
67,68 ハンドルトルクセンサ
71,72 外界センサ

Claims (4)

  1. 左右ハンドルの操作トルクに応じて操舵する操舵操作装置と、
    進行方向前方の路面および障害を検出する外界検出部と、
    前記外界検出部が障害を検知した際に自動操舵回避する制御を行う障害回避制御部と、
    を備えた小型電動車両において、
    前記障害回避制御部は、前記自動操舵回避中に、前記ハンドルに順操舵となる所定以上の操作トルクが加わった場合、および、前記障害に接近しない範囲で前記ハンドルに逆操舵となる所定以上の操作トルクが加わった場合に、自動操舵を停止するオーバーライド機能を有することを特徴とする小型電動車両。
  2. 前記左右のハンドルは、左右対称に配置され、それぞれを基端側の回動軸を中心に回動操作する操作トルクに応じて操舵可能であり、前記操舵操作装置は、左右いずれか一方のハンドル操作のみで操舵可能であることを特徴とする請求項1記載の小型電動車両。
  3. 前記自動操舵の停止を判断する前記操作トルクは、前記左右のハンドルを搭乗者側に引く方向のしきい値が、押す方向のしきい値よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の小型電動車両。
  4. 前記自動操舵の停止を判断する前記操作トルクは、逆操舵となる方向のしきい値が、順操舵となる方向のしきい値よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の小型電動車両。
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