JP2019181763A - 記録媒体識別装置、画像形成装置及び記録媒体識別プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
そして、通常の場合、記録媒体の設定は画像形成装置の画面を操作して行うことが一般的であり、このような操作に起因して人的ミスが発生し得る。また、テストプリントや本プリントの検品で自動検知する手段が公知技術として存在する。しかし、記録媒体の厚みと平面性を識別するには、異なるパターンと識別方法の組合せが用いられている。
以上の特許文献3は、2つのセンサで記録媒体上に形成された異なるパターンを読み、その距離から記録媒体厚の検出を行うようにしている。また、記録媒体平面性の検出は、特許文献3に記載はなされていないが、記録媒体厚と異なる方法により別途行う必要がある。
本発明は以上の課題を解決するためになされたものであって、記録媒体の厚みと平面性とを検出する際に、複数の異なる検出作業を不要にし、手動設定によるミスを抑制することが可能な記録媒体識別装置、画像形成装置及び記録媒体識別プログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明の一側面が反映された記録媒体識別装置は、記録媒体の第1面に形成された所定パターンの読み取り結果から前記所定パターンの周波数特性を算出する演算部を備え、前記演算部は、前記周波数特性の代表値から前記記録媒体の厚みを算出し、前記周波数特性のばらつきから前記記録媒体の平面性を算出する、ことを特徴とする。
(3)以上の(1)−(2)において、前記演算部は、所定パターンに対応する位置の第2面の全部の領域にベタパターンが形成された前記記録媒体における第1面の所定パターンの読み取り結果から、前記所定パターンの周波数特性を算出する、ことを特徴とする。
(1)本発明の一側面が反映された記録媒体識別装置、画像形成装置及び記録媒体識別プログラムでは、記録媒体の第1面に形成された所定パターンの読み取り結果から所定パターンの周波数特性を算出し、周波数特性の代表値から記録媒体の厚みを算出し、周波数特性のばらつきから記録媒体の平面性を算出する。すなわち、1つのパターンを用いて共通した演算により記録媒体の厚みと平面性とを求めているため、厚みと平面性とを一連の処理で自動検知することができ、厚みと平面性とを検出する際に、複数の異なる検出作業を不要にし、手動設定によるミスを抑制することが可能になる。また、1つのパターンを用いて共通した演算であるため、パターンの簡易化と小サイズ化が可能になり、演算回路の簡素化も可能になる。また、1枚の記録媒体に印字したパターンを読み取って演算により処理するため、各部の装置の構成に制約が無い。
図1と図3とを参照して画像形成装置100の構成を説明する。なお、図1と図3に示す画像形成装置100は、内部に記録媒体識別装置を含んだ状態で構成される。
画像形成装置100は、制御部101と、通信部102と、操作表示部103と、記憶部104と、給紙部105と、搬送部107と、搬送部107と、読み取り部110と、判定パターン保持部120と、画像データ記憶部130と、画像処理部140と、画像形成部150と、出力物読み取り部170と、演算部180と、を備えて構成されている。
ここで、図4のフローチャートを参照して、本実施形態の記録媒体識別装置を包含する画像形成装置100の動作説明を行う。
画像形成装置100に対して、操作表示部103の操作や、通信部102を介した外部からの指示により、制御部101に対して記録媒体識別の指示が与えられる(図4中のステップS100)。また、画像形成の開始前の設定として、制御部101が記録媒体識別を実行するようにしても良い。すなわち、ここで使用される記録媒体は、テストプリント用の記録媒体、または本プリントの記録媒体のいずれかである。
図5に示すように、第1面に周波数特性を測定するためのラインペアから構成される所定パターンを形成し(図5(a)中のP1)、第2面のうち第1面に形成された所定パターンと同じ位置(対応する位置)にベタパターンを形成する(図5(b)中のP2)。なお、記録媒体の表裏(第1面と第2面)の所定パターンとベタパターンとの対応関係は、図5(c)、(d)のようになる。なお、第2面のベタパターンは、後述する濃度差を求める際に、測定対象である第1面の所定パターン内の白線部分の濃度に変化を生じさせるものである。
ここで記録媒体の識別に使用される所定パターンは、画像形成装置において画像形成の解像力や再現力を判断するために用いられる縦線や横線のラインペア(黒線と白線の交互の線)によるMTFパターンと類似したものである。このMTFパターンでは、画像形成によりトナー等の色材が塗布された黒線と未塗布状態の白線との濃度の比率から、解像力や再現力の判断が行われる。
演算部180は、読み取り結果について各種演算を実行する前や実行する際にエラー判定を行う(図5中のステップS103)。
すなわち、演算部180は、図9(a)の読み取り画像データから、図9(b)のようにMTF_1〜MTF_7の部分MTFを算出する。ここで、図9(a)は、記録媒体の厚みが中程度であり、若干の裏映りがある状態の一例を示している。なお、この部分MTFの値としては、例えば、予め基準となる記録媒体で測定された部分MTFの標準値MTF_stdと比較した相対値(単位は%)として算出する。
以上のような動作により、記録媒体の厚みと平面性とを検出する際に、複数の異なる検出作業を不要にし、手動設定によるミスを抑制することが可能になる。そして、制御部101は、正しく判定された記録媒体種類に応じて画像形成のパラメータを設定することで、それぞれの記録媒体の特性に合致した適正な画像形成を実行することができる。
以上の記録媒体厚の算出では、裏映りの影響を受けた部分MTFの値を参考にしているが、実際には白色度の異なる記録媒体によって、白色度の違いに応じて白線部分の信号レベルも変化する。よって、記録媒体の白色度の違いが記録媒体厚の算出に影響を与えると考えられる。
そして、このようにして、1つの所定パターンにおいて、白線に対してベタパターンの裏映りの影響がある部分の測定と、白線に対してベタパターンの裏映りの影響がない部分の測定と、を実行する。この2種類の測定結果の差分から、記録媒体の白色度の違いを相殺した状態で、厚みの算出が可能になる。
例えば、図11では、A部(白色度=高、ベタパターン=なし)、B部(白色度=高、ベタパターン=あり)、C部(白色度=低、ベタパターン=なし)、D部(白色度=低、ベタパターン=あり)、としたものを示す。なお、ここでは、B部(白色度=高、ベタパターン=あり)より、C部(白色度=低、ベタパターン=なし)のほうが白色度が低いとする。
以上の実施形態の説明では、記録媒体識別装置が画像形成装置100の内部に包含されているとしたが、記録媒体識別装置200として独立して存在して画像形成装置100に対して算出した記録媒体の情報を通知するようにしても良い。
101 制御部
102 通信部
103 操作表示部
104 記憶部
107 搬送部
110 読み取り部
120 判定パターン保持部
130 データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
170 出力物読み取り部
180 演算部
Claims (8)
- 記録媒体の第1面に形成された所定パターンの読み取り結果から前記所定パターンの周波数特性を算出する演算部を備え、
前記演算部は、
前記周波数特性の代表値から前記記録媒体の厚みを算出し、
前記周波数特性のばらつきから前記記録媒体の平面性を算出する、
ことを特徴とする記録媒体識別装置。 - 前記演算部は、複数の読み取り位置から得られる複数の周波数特性の平均値を前記代表値として用いて前記記録媒体の厚みを算出する、
ことを特徴とする請求項1記載の記録媒体識別装置。 - 前記演算部は、所定パターンに対応する位置の第2面の全部の領域にベタパターンが形成された前記記録媒体における第1面の所定パターンの読み取り結果から、前記所定パターンの周波数特性を算出する、
ことを特徴とする請求項1−2のいずれか一項に記載の記録媒体識別装置。 - 前記演算部は、所定パターンに対応する位置の第2面の一部の領域にベタパターンが形成された前記記録媒体における第1面の所定パターンの読み取り結果を参照し、
周波数特性の算出は、第2面のベタパターンの無い領域と有る領域とに対応する第1面の所定パターンの2ヵ所で行い、
記録媒体の厚みの算出は、第2面のベタパターンの無い領域と有る領域とに対応する第1面の所定パターンの2ヵ所の差分で行う、
ことを特徴とする請求項1−2のいずれか一項に記載の記録媒体識別装置。 - 演算部は、所定パターンの読み取り結果から前記所定パターンの周波数特性を算出できない場合は、前記記録媒体が透明であると推定する、
ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の記録媒体識別装置。 - 記録媒体に形成された画像を読み取る読み取り部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の記録媒体識別装置。 - 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記記録媒体に形成された画像を読み取る読み取り部と、
上記請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載された記録媒体識別装置と、
を備えた画像形成装置であって、
前記画像形成部により前記記録媒体の第1面に所定パターンの画像を形成し、
前記読み取り部により前記記録媒体の第1面に形成された所定パターンを読み取り、
前記記録媒体識別装置により前記読み取り部の読み取り結果から前記所定パターンの周波数特性を算出し、前記周波数特性の代表値から前記記録媒体の厚みを算出し、前記周波数特性のばらつきから前記記録媒体の平面性を算出する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記記録媒体に形成された画像を読み取る読み取り部と、
上記請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載された記録媒体識別装置と、
を備えた画像形成装置において記録媒体を識別する記録媒体識別プログラムであって、
前記画像形成装置に前記記録媒体の第1面に所定パターンの画像を形成させ、
前記読み取り部に前記記録媒体の第1面に形成された所定パターンを読み取らせ、
前記記録媒体識別装置に前記読み取り部の読み取り結果から前記所定パターンの周波数特性を算出させ、前記周波数特性の代表値から前記記録媒体の厚みを算出し、前記周波数特性のばらつきから前記記録媒体の平面性を算出させる、
ように画像形成装置のコンピュータを機能させることを特徴とする記録媒体識別プログラム。
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