JP2019180364A - 認知機能改善用食品組成物、認知機能改善剤、及び、これらの製造方法 - Google Patents

認知機能改善用食品組成物、認知機能改善剤、及び、これらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒトに対して有用な認知機能改善用食品組成物、認知機能改善剤及びこれらの製造方法を提供する。【解決手段】認知機能改善用食品組成物は、L−エルゴチオネインを有効成分として含有する。【選択図】なし

Description

本発明は、認知機能を改善するために用いられる組成物に関する。
高齢化社会の到来に伴って脳の健康に注目が集まっており、認知症対策は国にとって重要課題となっている。認知症対策としては、認知症の前段階である軽度認知障害(MCI(Mild Cognitive Impairment))についても、予防の必要性が指摘されている。
ところで、脳の健康を保つためには食生活の改善が有効であると言われている。また、脳の健康を保つための組成物(食品組成物など)について様々な研究が行われている。特許文献1には、3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸と呼ばれるケイ皮酸誘導体を有効成分とする脳の機能改善用飲食品が記載されている。この有効成分は、米、大麦、小麦、大豆、小豆、とうもろこし等の植物から抽出される化合物である。
一方、キノコ類に含まれるL−エルゴチオネインについて、うつ病の予防に有用であることや、カンジダ症予防に有用であることが知られている(特許文献2、特許文献3)。
特許6236185号公報 特許6086568号公報 特許4831711号公報
しかしながら、L−エルゴチオネインが、ヒトの脳の健康に良い影響を与えることは知られていない。本発明の目的は、ヒトに対して有用な認知機能改善用食品組成物、認知機能改善剤及びこれらの製造方法を提供することにある。
本願発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究した結果、L−エルゴチオネインにはヒトの認知機能を改善させる効果があること、認知機能改善用食品組成物や認知機能改善剤の製造のためにL−エルゴチオネインを使用できることを見出した。具体的に、本願発明者らは、L−エルゴチオネインには、上述の認知機能を改善させる効果として、健常者の記憶力を改善させる効果があること、L−エルゴチオネインの血中濃度が低下したヒト(軽度認知症、認知症のヒト)の認知機能(記憶力など)を改善させる効果があること、ヒトの注意力を改善させる効果があることを見つけ出した。そして、これらの知見により、本発明を完成するに至った。なお、後述する比較用組成物(プラセボ組成物)は、健常者に対しては総合記憶力を改善させる効果が見られたが、軽度認知症のヒトに対しては総合記憶力を改善させる効果を確認することはできなかった。
本発明は、L−エルゴチオネインを有効成分として含有する、認知機能改善用食品組成物又は認知機能改善剤(認知機能改善用食品組成物等)である。認知機能改善用食品組成物等は、記憶力の改善に用いることができる。認知機能改善用食品組成物等は、軽度認知症を改善又は予防するために用いることができる。認知機能改善用食品組成物等は、認知症を改善又は予防するために用いることができる。認知機能改善用食品組成物等は、注意力の改善に用いることができる。L−エルゴチオネインの摂取量は、成人1人1日当たり2mg〜30mgとすることができる。L−エルゴチオネインを成人1人1日当たり2mg〜30mg含むように固化又は包装された形態とすることができる。
また、本発明は、タモギタケエキスをフリーズドライする工程を有する、認知機能改善用食品組成物等の製造方法である。
本発明によれば、ヒトに対して有用な認知機能改善用食品組成物、認知機能改善剤及びこれらの製造方法を提供することができる。
図1は、複数の被験者におけるL−エルゴチオネインの血中濃度の変化を示すグラフである。 図2は、複数の被験者における血中濃度と抗酸化力との関係を示すグラフである。 図3は、全被験者における総合記憶力の検査結果を示すグラフである。 図4は、軽度認知症者6名における総合記憶力の検査結果を示すグラフである。 図5は、健常者6名における総合記憶力の検査結果を示すグラフである。 図6は、全被験者における言語記憶力の検査結果を示すグラフである。 図7は、全被験者における視覚記憶力の検査結果を示すグラフである。 図8は、全被験者における認知機能速度の検査結果を示すグラフである。 図9は、全被験者における総合注意力の検査結果を示すグラフである。 図10は、全被験者における認知柔軟性の検査結果を示すグラフである。 図11は、全被験者における実行機能の検査結果を示すグラフである。 図12は、全被験者におけるワーキングメモリーの検査結果を示すグラフである。 図13は、全被験者における持続的注意力の検査結果を示すグラフである。 図14は、全被験者における運動速度の検査結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一例であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
[認知機能改善剤について]
本実施形態は、L−エルゴチオネインを有効成分として含有する認知機能改善剤である。本実施形態の認知機能改善剤(認知機能改善用の食品組成物又は医薬組成物)は、認知機能改善に関し、記憶力の改善に用いることができるし、軽度認知症を改善又は予防するため(例えば、軽度認知症における記憶力低下を改善するため)に用いることができるし、認知症を改善又は予防するためにも用いることができる。つまり、本実施形態の認知機能改善剤は、経口的に摂取させることで、軽度認知症又は認知症など記憶力改善を必要とする患者の記憶力改善方法に用いることができる。また、本実施形態の認知機能改善剤は、注意力の改善に用いることができる。
L−エルゴチオネインは、結晶状態において下記式(1)の化学構造を有するアミノ酸の一種である。
Figure 2019180364
L−エルゴチオネインは、溶液中において、チオール構造との互変異性体となることが知られており、熱や酸に対して安定である。また、L−エルゴチオネインは、アスコルビン酸と同様に抗酸化物質であり、生体内で合成できず外部から摂取する必要がある。本実施形態の認知機能改善剤に含有させるL−エルゴチオネインは、食品用途や医薬品用途での消化性、安全性、味覚等の観点から、L−エルゴチオネインを含むキノコ類からの抽出物を用いることが好ましい。但し、化学合成による市販品のL−エルゴチオネインを用いてもよい。
L−エルゴチオネインを抽出するキノコ類としては、タモギタケ(学名:Pleurotus cornucopiae var.citrinopileatus)、エノキタケ属(Flammulina)に属するエノキタケ(Flammulina velutipes)等、オオイチョウタケ属(Leucopaxillus)に属するオオイチョウタケ(Leucopaxillus giganteus)等、キコブタケ属(Phellinus)に属するメシマコブ(Phellinus linteus)等、キシメジ属(Tricholoma)に属するサウーバ(Tricholoma sp.)等、ササクレヒトヨタケ属(Coprinus)に属するササクレヒトヨタケ(Coprinus comatus)等、サンゴハリタケ属(Hericiaceae)に属するヤマブシタケ(Hericium erinaceum)等、シメジ属(Lyophyllum)に属するホンシメジ(Lyophyllum shimeji)等、ハタケシメジ(Lyophyllum decastes)等、ショウゲンジ属(Rozites)に属するショウゲンジ(Rozites caperata)等、スギタケ属(Pholiota)に属するナメコ(Pholiota nameko)等、ヒラタケ属(Pleurotus)に属するウスヒラタケ(Pleurotus pulmonarius)、ヒラタケ(Pleurotus ostreatus)、エリンギ(Pleurotus eryngii)等、ブナハリタケ属(Mycoleptodonoides)に属するブナハリタケ(Mycoleptodonoides aitchisonii)等、フミツキタケ属(Agrocybe)に属するヤナギマツタケ(Agrocybe cylindracea)等、及び、マイタケ属(Grifola)に属するアンニンコウ(Grifola gargal)等からなる群から少なくとも1種以上を選択することができる。特に、抽出物を長期間に亘って使用した場合の低副作用や安全性の観点から、タモギタケ、エノキタケ、オオイチョウタケ、ササクレヒトヨタケ、ヤマブシタケ、ホンシメジ、ナメコ、ヒラタケ、エリンギ、及び、ブナハリタケが好ましく、これらの中でも、タモギタケは、国内での採取が容易でもある。
また、本実施形態の認知機能改善剤は、L−エルゴチオネインに加えて、飲食品用として一般に用いられる他の成分(ビタミンやミネラルなどの栄養成分、食品素材、又は、食品添加物など)を含有した認知機能改善用食品組成物としてもよい。他の成分としては、溶剤としてエタノールや水、甘味料、香料、調味料、着色料、保存料、増量剤、増粘剤、増粘安定剤、酸化防止剤、苦味料、酸味料、乳化剤、強化剤、製造用剤、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、コーティング剤及び可塑剤などが挙げられる。
また、本実施形態の認知機能改善用食品組成物は、固形、半固形又は液体などの食品とすることができ、例えば、菓子(クッキー、ゼリーなど)、パン類、魚肉加工品、畜肉加工品、麺類、スープ類、ソース類、惣菜等、飲料(乳飲料、乳酸菌飲料、清涼飲料、野菜飲料、粉末飲料、スポーツ飲料、栄養飲料など)として提供することができる。また、本実施形態の認知機能改善用食品組成物は、サプリメント(栄養補助食品)、特定保健用食品、保健機能食品、健康食品、又は機能性表示食品などとして提供することができる。また、本実施形態の認知機能改善剤は、医薬品又は医薬部外品として提供することができる。
また、本実施形態の認知機能改善剤は、固体状、液体状、粉末状、顆粒状、ペースト状、ムース状、ゲル状、ゼリー状、又は、タブレット状などの形態(剤形)にすることができる。また、本実施形態の認知機能改善剤は、袋、容器又はカプセル等に包まれた形態にすることもできる。固体状、タブレット状の場合、後述するL−エルゴチオネインの摂取量が1つ当たりに含まれるようにすることができる。また、液体状、粉末状、顆粒状、ペースト状、ムース状、ゲル状、ゼリー状の場合、後述するL−エルゴチオネインの摂取量が1つの包装に含まれるようにすることができる。
また、本実施形態の認知機能改善剤は、L−エルゴチオネインの摂取量(成人1人1日当たりの摂取量)が2mg〜30mgとなるように用いることができ、3mg〜25mgとなるように用いることがより好ましく、5mg〜25mgとなるように用いることがさらに好ましい。なお、L−エルゴチオネインの摂取量は、例えば、1日の摂取目安量としてパッケージ等に表示することができる。また、1日当たりの摂取量を達成するための1日当たりの摂取回数は、1回にしてもよいし、複数回にしてもよい。
[認知機能改善剤の製造方法について]
本実施形態の認知機能改善剤の製造方法(以下、「本製造方法」と言う場合がある。)について説明する。
本製造方法では、L−エルゴチオネインの原料としてタモギタケを用いる。本製造方法に用いるタモギタケは、天然に自生しているものでもよいし、人工栽培されたものでもよい。また、生のタモギタケを用いてもよいし、採取したタモギタケを加工したものを用いてもよい。タモギタケを加工したものとしては、乾燥させたもの、又は、乾燥後に粉末にしたものなどが挙げられる。なお、L−エルゴチオネインの原料として、タモギタケ以外のキノコ類を用いてもよい。
本製造方法は、タモギタケの水系溶媒抽出物(例えばタモギタケエキス)を製造する抽出物製造工程を行う。タモギタケの水系溶媒抽出物は、水系溶媒によってタモギタケから抽出された成分を含有する液体状、半固体状、若しくは固体状の物質、又は、これらの物質から選択される1又は2以上の物質の混合物である。
抽出物製造工程では、例えば定法に従いタモギタケの水系溶媒抽出物を製造することができる。例えば、水系溶媒にタモギタケを投入し、粉砕・攪拌しながら加熱した後に、濾過などにより固液分離して液体成分を回収することにより、タモギタケの水系溶媒抽出物を製造することができる。
なお、抽出物製造工程において、上述の液体成分を回収した後に、さらに限外濾過又は超音波処理などを行ってもよい。この場合、このような限外濾過物(濾液および濾物)又は超音波処理物が、本工程で最終的に得られるタモギタケの水系溶媒抽出物となる。
また、タモギタケを煮出して得た煮汁をイオン交換樹脂に供した後に、そのイオン交換樹脂から陽イオン性化合物の溶出液を取得し、その溶出液を濃縮させ、その濃縮させた液体を高速液体クロマトグラフィーに通すことでL−エルゴチオネインの分離・精製を行ってもよい。この場合、分離・精製により得られるタモギタケエキスが、本工程で最終的に得られるタモギタケの水系溶媒抽出物となる。
ここで、抽出物製造工程に用いる水系溶媒は、極性溶媒を主体とした溶媒を用いることができる。水系溶媒には、1種類の極性溶媒を用いてもよいし、2種類以上の極性溶媒を混合したものを用いてもよい。本製造方法に適用する極性溶媒としては、水、メタノール、エタノール、酢酸、ギ酸、1−ブタノール、1−プロパノール、2−プロパノールなどが挙げられる。好ましい極性溶媒は水である。
また、水系溶媒は、極性溶媒に溶質を加えずにそのまま用いてもよいし、極性溶媒に予め溶質を混合又は溶解させたものを用いてもよい。溶質を混合又は溶解させた水系溶媒としては、例えば、水にクエン酸を混合または溶解させたクエン酸水溶液、水に重曹を混合または溶解させた重曹水溶液、食塩を酢酸に混合または溶解させた食塩酢酸溶液などを用いることができる。また、水系溶媒の性質は、酸性、中性又は塩基性の何れでもよい。また、水系溶媒の温度は、その機能が損なわれない限り特に限定されず、低温、常温又は高温の何れであってもよく、好適な水系溶媒として熱水を用いることができる。抽出物製造工程における熱水の温度は、例えば90℃に設定することができる。
本製造方法では、抽出物製造工程後に、タモギタケの水系溶媒抽出物から、L−エルゴチオネインの乾燥物(例えば粉末)を製造する乾燥工程を行う。乾燥工程には、フリーズドライ製法を用いることができる。この場合、例えば抽出物製造工程に用いる水系溶媒として熱水を用いて、タモギタケの熱水抽出物(タモギタケの水系溶媒抽出物)をフリーズドライすることで、L−エルゴチオネインの乾燥物を製造することができる。
具体的に、乾燥工程について、フリーズドライ製法を用いてタモギダケエキスからL−エルゴチオネインの乾燥物を製造する場合について説明する。この場合、乾燥工程は、タモギダケエキスにデキストリンを溶解させて材料液を作成する調合工程と、調合工程で得られた材料液を凍結させる予備凍結工程と、低温低圧条件下で予備工程後の材料液を凍結乾燥させる凍結乾燥工程とを有する。
調合工程では、まずタンクにタモギダケエキスを投入する。そして、所定時間に亘ってタンク内のタモギダケエキスを撹拌しながら所定温度で加熱する。タモギダケエキスは加熱により殺菌される。次に、適宜加水しながらタンクに所定量のデキストリンを徐々に投入する。投入終了後にデキストリンが完全溶解したことを確認すると、調合工程は終了する。これにより、タモギダケエキスにデキストリンが溶解した材料液が得られる。
なお、例えば、タモギダケエキスの攪拌時間(上述の所定時間)は30分、加熱温度(上述の所定温度)は90℃とすることができる。また、デキストリンの投入量D(kg)は、以下の式1によって求めることができる。式1において、Eはタモギダケエキスの重量(kg)を表し、BxはタモギダケエキスのBrix(ブリックス)値(%)を表し、αは係数(例えば0.4)を表す。
式1:D=E×Bx×α
例えば、Brix20%のタモギダケエキス10kgをタンクに投入する場合、デキストリンのタンクへの投入量は0.8kgとなる。タモギダケエキスは、例えばBrix20〜25%のものを用いることができ、デキストリンは分子内に環状構造を持つ高分子のクラスターデキストリン(登録商標)を用いることができる。
次に、予備凍結工程では、調合工程により得られた材料液を、透明袋(例えばチャック付き透明袋)に例えば1kgずつ小分けにし、その透明袋を冷凍庫で冷凍する。透明袋は、アルミ等の金属トレイに載置された状態で冷凍庫に入れられる。冷凍庫の庫内温度は例えば−30℃に設定される。また冷凍時間は例えば18時間〜42時間とする。これにより材料液は凍結する。
次に、凍結乾燥工程では、予備凍結工程により凍結させた材料液が入った透明袋の上面をカッター等で切り取る。そして、切り取り後の透明袋を低温低圧の空間(例えば凍結乾燥機内)に設置する。凍結乾燥機内は、スタート時点で棚温度が低温域(−25℃〜−30℃)に設定される。凍結乾燥機内は、スタート時点から減圧が開始され、内圧が切替閾値(例えば133Pa)となるまで棚温度がこの低温域に維持される。そして、内圧が切替閾値になった時点で棚温度が25℃に設定されて加温が開始される。加温が開始されると、庫内がさらに減圧されて内圧が極低圧域(例えば20Pa〜40Pa)に設定されて、凍結状態の材料液は、水分が気化して除去されて凍結乾燥が進んでいく。凍結乾燥時間は、例えば40時間〜50時間とする。これにより、凍結状態の材料液から、低水分の固形状物が得られる。
凍結乾燥工程後は、凍結乾燥工程により得られた固形状物を破砕し、破砕後の固形状物を篩に通す。篩には、例えば30メッシュ(公称目開き600μm)のものが用いられる。これにより、粉末状の認知機能改善剤が得られる。
なお、抽出物製造工程又は乾燥工程の際には、必要とする純度や形状などに応じて、粉砕、精製、濃縮、乾燥、滅菌などを行ってもよい。粉砕方法としては、例えば、ロール式粉砕機などにより押しつぶす方法、フードプロセッサーなどにより切断する方法、ボールミル粉砕機などにより磨り潰す方法、ハンマー式粉砕機などにより打撃を与えて粉砕する方法などを利用することができる。精製方法としては、例えば、濾過法、蒸留法、再結晶法、再沈殿法、各種のクロマトグラフィーを用いた方法などを利用することができる。濃縮方法としては、例えば、煮沸濃縮法、エバポレーターなどによる真空濃縮(減圧濃縮)法、凍結濃縮法、逆浸透膜などを用いた膜濃縮法などを利用することができる。滅菌方法としては、例えば、オートクレーブを用いた方法、高周波法、フィルター濾過法などを利用することができる。
本発明の一例として実施例について説明する。なお、本発明は、実施例によって限定されるものではない。
以下では、L−エルゴチオネインを有効成分として含有する試験用組成物(食品組成物、医薬組成物)について、その試験用組成物を摂取したヒトの血中濃度に関する試験(試験1)と、その試験用組成物を摂取したヒトにおける認知機能改善の効果を確認する臨床試験(試験2)とを行った。
[試験1]
6名の被験者について、1日当たりのL−エルゴチオネインの摂取量10mgの被験者3名と、1日当たりのL−エルゴチオネインの摂取量25mgの被験者3名とに分けた。各被験者は、最初の検査日の翌日から、割り当てられた摂取量の試験用組成物を摂取した。そして、検査のスケジュールについて、最初の検査日を起算日として、摂取0週時(0w:最初の検査日)、摂取2週時(2w:最初の検査日から14日後)、摂取4週時(4w:最初の検査日から28日後)の各々のタイミングで、各被験者の血中濃度(μg/ml)を検査した。なお、各被験者とも、摂取期間中は、キノコ類の多量摂取は控える以外、特に指定はなく自由に食事を行った。
図1には、1日当たりのL−エルゴチオネインの摂取量10mgの被験者3名の血中濃度の変化を波線で示し、1日当たりのL−エルゴチオネインの摂取量25mgの被験者3名の血中濃度の変化を実線で示す。図1では、横軸が検査タイミングを表し、縦軸がL−エルゴチオネインの血中濃度を表す。図1の結果によれば、L−エルゴチオネインの摂取量(用量)が多い被験者(実線)の方がL−エルゴチオネインの血中濃度の増加率が大きくなる傾向が確認できた。
また、血中濃度と抗酸化力との関係についても検査した。抗酸化力は、DPPHラジカル消去活性を指標として測定した。図2では、横軸がL−エルゴチオネインの血中濃度を表し、縦軸が抗酸化力を表す。図2の結果によれば、L−エルゴチオネインの血中濃度が増加するのに従って抗酸化力が上がる傾向が確認できた。
[試験2]
上述の臨床試験としてプラセボ対照ランダム化並行群間二重盲検比較試験を行った。試験用組成物としては、L−エルゴチオネインを4錠当たり5mg含有する認知機能改善剤(1錠当たり1.25mg)を用いた。また、比較用組成物としては、L−エルゴチオネインを含有しない認知機能改善剤(プラセボ組成物)を用いた。具体的に、比較用組成物は、認知機能を改善する効果がある有効成分を含まない、エルゴチオネインを4錠当たり0g含有する錠剤を用いた。
被験者の選定にあたっては、スクリーニング検査により、適格基準(1)〜(11)の全てに該当し、且つ、除外基準(1)〜(4)の全てに該当しない人を選定した。24名に対しスクリーニング検査を行い、被験者12名を選定した。なお、MMSE(ミニメンタルステート検査)とは、30点満点に対して合計点で認知症の進行度合い等を評価する検査であり、20点以下で認知症が疑われるとされている。
<適格基準>
(1)スクリーニング検査によるMMSEの結果が23点以上の者
(2)年齢:20歳以上80歳未満の者
(3)性別:問わない
(4)喫煙習慣のない者
(5)エルゴチオネインを多量に含む食事を摂る習慣がない者(エルゴチオネインを多量に含む食事:キノコ類、レバー、穀類、豆類)
(6)サプリメント・健康食品を常用していない者
(7)生活習慣病(高血圧、糖尿病など)やリウマチ、肝障害、腎障害、その他慢性疾患に罹患していない者
(8)悪性腫瘍、心不全、心筋梗塞の治療の既往歴がない者
(9)エルゴチオネインを多量に含むキノコ類、医薬品にアレルギー既往のない者
(10)治療を目的とした通院、投薬をしていない者
(11)臨床試験の内容を十分に理解し、文書による同意を受けている者
<除外基準>
(1)妊娠しているもしくは授乳中の女性あるいは試験期間中に妊娠意思のある者
(2)他の治験あるいは臨床試験に参加中の者および3ヶ月以内に他の治験あるいは臨床試験に参加した者
(3)担当医師及び医療機関スタッフの指示に従えない者
(4)その他、試験実施担当者により何らかの問題があると判断された者
12名の被験者は、無作為かつ性別と軽度認知症者の割合とが同等となるように、試験対象群6名とプラセボ群6名とに分けた。試験対象群とプラセボ群の何れも、健常者3名と軽度認知症者3名により構成した。試験対象群の各被験者は試験用組成物を摂取し、プラセボ群の各被験者は比較用組成物を摂取した。
各被験者は、最初の検査日の翌日から、割り当てられた組成物を朝食時に2錠、夕食時に2錠をそれぞれ水とともに摂取した。各被験者とも、摂取期間中は、キノコ類の多量摂取は控える以外、特に指定はなく自由に食事を行った。
認知機能改善の効果を確認する検査としては、コグニトラックス(Cognitrax)検査を実施した。この検査のスケジュールについて、上述の最初の検査日を起算日として、摂取0週時(0w:最初の検査日)、摂取4週時(4w:最初の検査日から28日後)、摂取8週時(8w:最初の検査日から56日後)にそれぞれに検査を行った。
なお、コグニトラックス検査とは、米国のCNS Vital Signs社が開発した認知機能検査技術をベースとし、株式会社ヘルス・ソリューションが日本向けにデザインした認知機能検査サービスである。コグニトラックス検査では、言語記憶テスト、視覚記憶テスト、指たたきテスト、符号化テスト(SDCテスト)、ストループテスト、持続処理テスト、及び4パート持続処理テストを行い、総合記憶力、言語記憶力、視覚記憶力、認知機能速度、反応速度、総合注意力、認知柔軟性、処理速度、実行機能、ワーキングメモリー、持続的注意力、単純注意力、及び、運動速度の13つの項目の各々について検査結果が数値化される。
また、コグニトラックス検査と同じタイミングで、全被験者についてL−エルゴチオネインの血中濃度を計測した。表1に試験対象群の全被験者の血中濃度を示し、表2にプラセボ群の全被験者の血中濃度を示す。
Figure 2019180364
Figure 2019180364
図3〜図14には、13つの項目のうち、総合記憶力、言語記憶力、視覚記憶力、認知機能速度、総合注意力、認知柔軟性、実行機能、ワーキングメモリー、持続的注意力、及び運動速度の10つの項目について、実線を試験対象群とし破線をプラセボ群として検査結果を示す。これらのうち、総合注意力は縦軸の数値が小さい方が良好な状態を表し、それ以外の項目は縦軸の数値が大きい方が良好な状態を表す。横軸は検査タイミングを表す。なお、何れの項目においても、摂取0週時には試験対象群とプラセボ群とで有意な差はないことが確認できている。
図3は、全被験者における総合記憶力の検査結果を示す。図4は、軽度認知症者6名における総合記憶力の検査結果を示す。図5は、健常者6名における総合記憶力の検査結果を示す。図3〜図5の結果によれば、試験対象群はプラセボ群に比べて総合記憶力の改善度合いが大きく、また軽度認知症者だけで見た場合に試験対象群の総合記憶力の改善度合いがさらに大きいことが分かる。これにより、L−エルゴチオネインは、健常者か軽度認知症者かに拘わらず記憶力改善に有効であり、特に軽度認知症者の記憶力改善に有効であることが分かる。
また、軽度認知症者について見た場合に、プラセボ群では総合記憶力が改善されなかったのに対し、試験対象群では総合記憶力が改善された。なお、試験対象群では、健常者に比べて軽度認知症者の方が、L−エルゴチオネインの血中濃度が低い(表1参照)。これにより、L−エルゴチオネインの血中濃度が増えることで、記憶力が改善されることが分かる。つまり、L−エルゴチオネインの血中濃度と記憶力との間に相関関係があることが分かった。
この点を踏まえると、試験1において1日当たりのL−エルゴチオネインの摂取量10mgの被験者と、1日当たりのL−エルゴチオネインの摂取量25mgの被験者との何れにおいても、L−エルゴチオネインの血中濃度が増えており、コグニトラックス検査を実施していないが、これらの被験者も記憶力が改善されると言える。成人1人1日当たりのL−エルゴチオネインの摂取量は、2mg〜30mgとすることができる。
なお、図6は、全被験者における言語記憶力の検査結果を示す。図7は、全被験者における視覚記憶力の検査結果を示す。図6〜図7の結果によれば、試験対象群はプラセボ群に比べて言語記憶力と視覚記憶力の何れも改善度合いが大きいことが分かる。
また、図8は、全被験者における認知機能速度の検査結果を示す。図9は、全被験者における総合注意力の検査結果を示す。図10は、全被験者における認知柔軟性の検査結果を示す。図11は、全被験者における実行機能の検査結果を示す。図12は、全被験者におけるワーキングメモリーの検査結果を示す。図13は、全被験者における持続的注意力の検査結果を示す。図14は、全被験者における運動速度の検査結果を示す。図8〜図14の結果によれば、試験対象群はプラセボ群に比べて、認知機能速度、総合注意力、認知柔軟性、実行機能、ワーキングメモリー、持続的注意力の何れも改善度合いが大きいことが分かる。これにより、本実施形態の認知機能改善剤は、認知機能改善、注意力改善、実行機能改善、及びワーキングメモリー改善(作業記憶)にも用いることができる。また、軽度認知症の予防又は改善に有効であり、認知症の予防又は改善に有効である。
本発明は、認知機能を改善するために用いられる組成物に適用可能である。

Claims (15)

  1. L−エルゴチオネインを有効成分として含有する、認知機能改善用食品組成物。
  2. 記憶力の改善に用いられる、請求項1に記載の認知機能改善用食品組成物。
  3. 軽度認知症を改善又は予防するために用いられる、請求項1に記載の認知機能改善用食品組成物。
  4. 認知症を改善又は予防するために用いられる、請求項1に記載の認知機能改善用食品組成物。
  5. 注意力の改善に用いられる、請求項1に記載の認知機能改善用食品組成物。
  6. 前記L−エルゴチオネインの摂取量が、成人1人1日当たり2mg〜30mgである、請求項1乃至5の何れか1つに記載の認知機能改善用食品組成物。
  7. 前記L−エルゴチオネインを成人1人1日当たり2mg〜30mg含むように固化又は包装された形態である、請求項1乃至5の何れか1つに記載の認知機能改善用食品組成物。
  8. L−エルゴチオネインを有効成分として含有する、認知機能改善剤。
  9. 記憶力の改善に用いられる、請求項8に記載の認知機能改善剤。
  10. 軽度認知症を改善又は予防するために用いられる、請求項8に記載の認知機能改善剤。
  11. 認知症を改善又は予防するために用いられる、請求項8に記載の認知機能改善剤。
  12. 注意力の改善に用いられる、請求項8に記載の認知機能改善剤。
  13. 前記L−エルゴチオネインの摂取量が、成人1人1日当たり2mg〜30mgである、請求項8乃至12の何れか1つに記載の認知機能改善剤。
  14. 前記L−エルゴチオネインを成人1人1日当たり2mg〜30mg含むように固化又は包装された形態である、請求項8乃至12の何れか1つに記載の認知機能改善剤。
  15. タモギタケエキスをフリーズドライする工程を有する、請求項1乃至7の何れか1つに記載の認知機能改善用食品組成物、又は、請求項8乃至14の何れか1つに記載の認知機能改善剤の製造方法。

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